リリス(Fate)

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リリス(Fate) - (2025/10/26 (日) 20:36:09) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2025/08/25 Mon 00:24:53
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:&font(#cc66ff,b){約 10 分で読めるよ〜♪}

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&tags()
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#center(){&font(#cc66ff,b){やっほー。}}
#center(){&font(#cc66ff,b){いやー、アテシにまで召喚の手が伸びるとは。}}
#center(){&font(#cc66ff,b){カルデア、なかなか邪悪な組織だね?}}

#center(){&font(#cc66ff,b){アテシはリリス。}}
#center(){&font(#cc66ff,b){メソポタミアに出てくる……んー、精霊的な感じのアレ。 }}
#center(){&font(#cc66ff,b){ま、ここは一つよろしくニャー!}}


『[[Fate/Grand Order]]』に登場するサーヴァント。
クラスは[[バーサーカー>バーサーカークラス(Fate)]]。

ILLUST:nipi
CV:[[諸星すみれ]]


◆プロフィール
身長:159cm
体重:45kg
出典:古代メソポタミア神話
地域:中東及びヨーロッパ全域
属性:混沌・悪


◆ステータス
|筋力|耐久|敏捷|魔力|幸運|[[宝具>宝具(Fate)]]|
|D+|B+|B|A+|B|EX|

◆スキル
〇クラス別スキル
狂化:EX

神性:B

憎悪:C


〇保有スキル
・輝く夜のように:EX
リリスは夜の魔女の異名を持つ。荒野を彷徨って男を誘い、赤子を喰らう。
夜に響く彼女の叫びで、人々は恐怖に震え上がった。

敵単体に魅了状態を付与(1T)&クリティカル威力耐性をダウン+スターを大量獲得

・踊る翼のように:A
リリスは梟(フクロウ)の化身である、という説は古くから提唱されている。
嵐の悪霊という側面も持つ彼女は、自在に空を飛ぶ黒翼を持つ。

自身のQuickカード性能をアップ&Artsカード性能をアップ&回避状態を付与(2回・3T)

・醜い恋のように:C+
リリスを語る上で避けて通れない、中世の文書『ベン・シラのアルファベット』(著者不明)において、彼女はアダムの前妻として登場する。
彼女にとって愛も恋も理解できないもの。故にそれを醜いと断ずる他ない。

自身に無敵貫通状態を付与(3T)	&攻撃力をアップ(3T)&NPを増やす(最大50)&精神異常耐性をダウン(3T)【デメリット】

***【宝具】
○&bold(){『&ruby(イシャー・ラーアー){虚妄は闇の娘}』}

ランク:B++ 種別:対人宝具 レンジ:1~10 最大捕捉:1人


#center(){&font(#cc66ff,b){吹けよ嵐、夜を呼ぶよ!}}

#center(){&font(#cc66ff,b){律法は無に、穏健は闘争に、平らな大地は山岳に。全て溶けて混沌と化せ!}}

#center(){&font(#cc66ff,b){真実こそ時の娘、ならば虚妄は闇の娘。チクタクチクタク、逆巻く時間は嵐の様に!}}

#center(){&font(#cc66ff,b,20){『&ruby(イシャー・ラーアー){虚妄は闇の娘}』!!}}


ヘブライ語では『אישה רעה』(訳すと「邪悪な女」)。
因果律を歪め、対象を闇に貶める。善は悪へ、秩序は混沌へ。
同時にそれら(秩序・善)への特効性を有する攻撃。
ケイオスタイドにも似たその『泥』は、触れればあらゆるバッドステータスが付与される。

ゲーム的には自身に〔秩序〕特攻状態を付与(1T)&〔善〕特攻状態を付与(1T)し〔魅了〕状態特攻<OC:特攻威力UP> の敵単体に超強力な攻撃Q属性攻撃。
その後毒状態を付与(3T&呪い状態を付与(3T)&防御力をダウン(3T)&〔混沌〕特性を付与(3T)&〔悪〕特性を付与(3T)。


○&bold(){『&ruby(フォア・リリン){悍ましきは愛し子たちよ}』}

ランク:EX 種別:対軍宝具 レンジ:50 最大捕捉:99人

魔力で生成したリリンを弾丸、己を砲身として撃ち出す最悪宝具。
第一宝具『虚妄は闇の娘』と同じく、善性への特攻を持つ。
『FGO』では基本的に使用されない。


*◆真名:[[リリス>リリス(悪魔)]]
メソポタミア神話、及び[[ユダヤ・>ユダヤ教]][[キリスト教]]における悪霊ないし女悪魔。
夢魔や悪霊の母であり、同時に赤子や母親に死をもたらす存在として怖れられた。

元々はメソポタミアにおける「リリートゥ」という夜と嵐の怪異であったが、旧約聖書に[[悪魔]]として取り入れられたことに加え、死海文書やタルムードなどに少ないながらも彼女への言及が見られ、後世のユダヤ教伝承の中で徐々にその土地の伝承に定着していった。

創世記においては、原初の人類の男・アダムの前妻であるともされている。

そんなアダムとリリスの物語の集大成が、8~11世紀頃に成立したとされる文学作品『ベン・シラのアルファベット』である。
その作中においてリリスはアダムと対立し、ついには彼の下から飛び去ってしまう。
三人の天使が取りなしたものの、リリスの意志は固く、彼女の子である悪霊(リリン)が100人死ぬだろう、という神からのメッセージに対しても、逆にこれから生まれゆく人類の赤子を殺すと脅迫で返した。

赤子に病と死をもたらす悪霊リリスは、男ならば8日、女なら20日の間、
赤子を支配する権能があるとされる───
即ち、生殺与奪の権を握っているのだ。

帰還を懇願する天使たちに対して、リリスは三人の天使の名前(セノイ、サンセノイ、セマンゲロフ)やその姿を護符に見たならば、自分の力を赤子に及ぼさないことに同意した。

かくしてリリスは人間の赤子を殺し、己の子すらも殺す、言うなれば、死の母(デス・マザー)として君臨したのである。

なお、本作におけるリリスはメソポタミアの怪異要素の方が強く、アダムとの面識は無いので&font(#cc66ff,b){「バツイチじゃない」}と主張している。


*◆人物
メインストーリー奏章Ⅳ『人類裁決法廷 トリニティ・メタトロニオス』開催から1週間後に実装されたサーヴァントで、同章の主要サーヴァントとして登場する。

容姿は悪魔の角と翼の生えた、銀髪ツインテールの美少女。
平常時はフードの上着を着けており、武器として大鋏を用いる。

主な能力として娘である「リリン」を形成する事が可能。マスコットのような小さな個体から、自分の容姿・能力・人格・記憶を完全にコピーした分身体まで種類は多岐に渡る。
なお、娘ではあるが一日しか命が保たない事もあって、基本的に使い魔や兵器として割り切っている。
バトルモーションでは泣いてるリリンをなぐさめたり、リリンを掴んで下がらせたりと可愛らしい場面も。

一人称は&font(#cc66ff,b){「アテシ」「&ruby(アタシ){私}」}。
言動を一言で表すと、外見通り陽気なギャルという感じで自由奔放かつ享楽的な態度が目立つ。
しかし、悪魔だけあって他者の心情の機微にはかなり聡く、常に相手を見定めよう、という観察眼が光っている。

基本的には人類に仇をなす反英雄であり、カルデア召喚に対しても内心では反発している。
一方、他者の感情を察知出来るだけあって結構面倒見が良く、約束事や義理には誠実に対応してくれる。
悪霊達の母である故か、料理にも長けており本編中では主人公達にカツ丼を自作して振る舞う場面も。
&s(){ただし、朝食であったため全員胃もたれしてしまったが……}

人類全体の事はそれなりに好みではあり、全体的に&bold(){「良くも悪くも人間らしい人間」}を好む傾向にある。
それに該当しつつ、なおかつ誠実さを忘れない主人公の事はかなり気に入っており&font(#cc66ff,b){「マスターが殺されたりしたら、その場で即自分の霊核砕いて死ぬから」「私が手助けしたいのは(カルデア陣営の中で)○○だけ」}と断言するぐらいには好意を向けている。
&s(){そして、自称:恋人、[[娘>ジャック・ザ・リッパー(Fate)]]、[[母>源頼光(Fate)]]、[[姉>ジャンヌ・ダルク(Fate)]]、[[妻/夫>モルガン(Fate)]]、[[妹>マーリン(Fate)]]、[[家>トラロック(Fate)]]を煽っている。}

第3再臨になると、母親属性&s(){と胸}が強調され、敬語口調になるが、人格自体には変化がない。

総じて、その言動は「ヤンママ」に近く、ビジュアルに反してメスガキ属性は殆どない。


……そして、彼女を語るうえで何よりも重要な点は&bold(){それら全てを超越したところにメインヒロインである[[マシュ>マシュ・キリエライト]]に対する異様なまでの&font(red,black){敵意と憎悪}が存在する。}
普段は揶揄ったり挑発したりはすれど、誰かを根本から否定したりはしないリリスだが、マシュに対してだけは心を抉るような言葉の刃を容赦なく放っており、[[カレン>カレン・オルテンシア]]曰く&bold(){「マシュの存在全てを否定したがっている目」}を向けるほど。
主人公や[[天草>シロウ・コトミネ]]、アショカ王に威圧されたり釘を刺されたりしても(一応、その場では抑えているが)&font(#cc66ff,b){「これだけは譲れない」「マシュを殺した結果として、主人公に倒されることも覚悟の上(意訳)」}と断言するレベルでその憎悪は強烈。

しかし、マシュとは本編時点が初対面だと自分で明言しており、主人公やカドック、[[若き日のモリアーティ>新宿のアーチャー]]、[[ダンテ>ダンテ・アリギエーリ(Fate)]]からも疑問に思われている。
それでいて、カルデアそのものには協力する気満々であるというスタンスから、カドックは&bold(){「カルデアの味方だが、マシュの敵」}と称している。

その他にも、&bold(){カルデア陣営がこれまで辿ってきた来歴や戦いについて、異様なまでに熟知}しており……? ((トラオムでも召喚されているヨハンナやモリアーティと比較すると明らかに異質。))

なお、人理側に協力する気は特に無い上に、願いも持っておらず、聖杯戦争には一度も召喚された事が無いらしい。


*◆ゲーム的な性能
「奏章Ⅳ 人類裁決法廷 トリニティ・メタトロニオス」PU2以降実装された期間限定サーヴァント。
ATK偏重型で同クラスの中でもATKが非常に高い。
B1A2Q2のやや変わり種のバーサーカー。
クラススキルは「狂化 EX」、「神性 B」、「憎悪 C」。
「憎悪」によって「今を生きる人類」特性に僅かだが特攻がついている。&s(){マシュ以外の人類も嫌いじゃん}

「悪魔」特性を持つ数少ないサーヴァント。「神性」「魔性」「魔獣型」「ケモノ科」「豚化無効」とそのほかの特性も多い。

特筆すべきはやはり宝具。
Quick単体で幅広い特攻と魅了特攻で特大ダメージを叩き出す。
魅了は自身のスキル1による成功率が150%と非常に高いためほぼ無問題。
さらにはスキル3でのNP50追加が非常に大きく、サポートなしで2連打することも難しくない。
Q宝具とスキル1のクリティカル威力耐性ダウンとスター獲得によりクリ殴りも容易。

単体火力に優れたバーサーカーの代表格としては、
・Buster宝具の[[金時>坂田金時(Fate)]]
・Arts宝具の[[アルトリア・キャスター(水着)>アルトリア・キャスター]]
・Quick宝具の[[謎のヒロインX(オルタ)]]
がいたものの、Quick枠の謎のヒロインXオルタは特効対象の縛りがあることやNPチャージがないなどの点で比較的存在感が薄かった ((アルトリア・キャスターも特効範囲がやや狭いが、こちらは耐久能力や連射性がかなり高い。金時は特効抜きでも火力が高い汎用性と演出の短さなどの点で差別化されている。)) 。
魅了付与で弾かれなければ誰でも特効対象にでき、自身もNPチャージ、スター補充もできるリリスは、Quick単体バーサーカー枠でも一段抜けた性能という評価が多い。

自己完結した非常に強力なアタッカーだが、継続戦闘力が総じて低いのが難点。
特性の多さも、ただでさえ脆いバーサーカーが敵の特効に引っかかりやすいと言う結果にもなる。
カードは星出しは優秀だが、NP回収率が意外と低めでほぼスキルに頼っている。
自身で発生させる魅了もスキル1での1ターンのみであるため極大ダメージも自分だけならそこまで狙えない。
そもそも魅了が効かない相手には決定力が大幅に落ちてしまう。
防御面も弱く、スキル2の2回回避以外はからっきし。

Qサポートのエキスパートであるスカサハ=スカディとは防御面やNPを補えるため好相性。本来のスカディはもちろん、水着との相性も抜群である。
魅了付与できるサーヴァントも自身の特攻発動機会が補える。自前の魅了付与の上、次に相方を使うことで宝具連射を前提にする運用が狙えるだろう。
基本的には強敵相手に長く戦うよりも宝具ぶっぱで速攻をかけるのが基本的な使い道となる。


*◆本編での活躍
ルーラークラスの清算たる煉獄特異点において、主人公、マシュ、カドックが裁判長のメタトロンによって追放刑を科され、天使達に追われているところを助ける形で初登場。
当初は「ホームズを出し抜いた女」として有名な「[[ボヘミアの醜聞>ボヘミアの醜聞(小説)]]」に登場するオペラ女優「アイリーン・アドラー」を名乗っていた。&s(){でも、信じられてはいなかった。}

自分が間借りしている賃貸物件「グラナート」に3人を誘い、色々と特異点のルールについてレクチャーしてくれるなど世話を焼く反面、マシュに対しては言葉の端々に棘を見せつけていた。

その後、マシュが&bold(){&color(deepskyblue){「貴方に憎まれている」}}という答えを出した際に真名を明かしつつ、マシュに対しての憎悪をブチ撒けた後に宣戦布告をする。


#center(){&font(#cc66ff,b){これは私とお前の勝負だ。互いに存在を許さない。交渉なしの殺し合い。}}
#center(){&font(#cc66ff,b){──受ける?}}

#center(){&bold(){&color(deepskyblue){……はい。}}}


それ以降、マシュに対して(カルデアの邪魔をしない範囲で)様々な挑発や妨害を仕掛けていき……










#center(){&font(red,b){以下、奏章Ⅳ『人類裁決法廷 トリニティ・メタトロニオス』のネタバレ注意!}}


彼女の正体は、&bold(){異星の配下・円卓の騎士ギャラハッドと契約したサーヴァント}。
第2部開始直後、人理に弾かれて白紙化地球と化した南極に召喚された彼女はそのままでは魔力切れで消滅する運命であったが、それを見つけたギャラハッドに契約を持ちかけられたことで生き延びた ((本来、サーヴァントがサーヴァントのマスターになるのは不可能(但し例外もある)だが、ギャラハッドはゲートキーパーとしての性質を持つため、特例でマスターになれた。)) 。

それ以降は、何の目的も当も無くフラフラしていたが、ある日&font(b){ギャラハッドとのリンク ((このギャラハッドはマシュと一体化したのとは別召喚された個体だが、何らかのつながりが生じた模様。)) によって彼の力を宿した人間であるマシュの記憶を追憶することになった} ((カルデアの旅路を把握しているのも、これによるもの。あくまでマシュの視点から見ているため、彼女が同行できていない奏章Ⅰや奏章Ⅱについては知らない。そして記憶から消されている奏章Ⅲも知らないと予想される。)) 。

そこで見たのは、ギャラハッドの依代のデザインベビーとして作られ、実験動物のような扱いをされていながらも、その境遇や周囲の人間を憎んだり恨んだりせずに、ただ人間の幸福を願っている無垢な少女の姿だった。

それを目の当たりにしたリリスは……&bold(){マシュに&font(red,black){強烈な嫌悪感}を抱いた}。

マシュは無垢である故に公平性に満ち溢れているが、それは&bold(){「[[根底に負の感情が無いために、理不尽に晒されたり、大切な人を殺されても、論理的な非難や戦おうとは思えても、心の底からは相手を嫌ったり憎めない>ジャンヌ・ダルク(Fate)]]」}ということ。
好悪の天秤に何を載せても動かない、そんな天秤を持つ者はもはや人間とは呼べない。

人間の善悪のあやふやさを好み、悪魔として多くの人間を見てきたリリスにとっては、マシュは&bold(){「[[人間のフリをしているだけの自動人形>衛宮士郎]]」}にしか見えなかったのだ。

それに加えて&bold(){「カルデアの旅路で多くの経験をしてきたのに、なお無垢であり続ける(もしくは無垢で無くなった事に気づこうとしない)マシュへの苛立ち ((ギャラハッドの盾を使えている限り、無垢であるという証明になるため。)) 」「人間に成りたくても成れなかった自分に対して、人間から外れた精神性なのに自他共に人間と認められているマシュへの嫉妬」「怪異の自分が産まれて初めて強烈な感情を抱けた事への歓喜」}とも内混ぜになり、最終的には最早当初の理由などおかまいなしにマシュを&font(red,black,b){「自分の全てを犠牲にしてでも打倒するべき宿敵」}と定めたのであった ((リリス第3スキルの「醜い恋のように」のスキル文から、彼女のこの理屈を超えた憎悪をソレとしてみるかは諸兄の手に委ねられる。)) 。

ちなみにマシュ以外だとカドックを「無し寄りのアリ」と評したり、召喚後マイルームではダンテの思い人である天使性の強いベアトリーチェをディスっているあたり、理不尽に怒れない、理不尽を憎もうとしない人間がとにかく性に合わない模様。
マスターであるギャラハッドも、自覚はあるものの公正を第一とする天使性の持ち主ゆえ相性はかなり悪いと思われる。主従、というより協力者として一定の関係は維持していたが、後述のやり取りからもそれがうかがえる。

マシュとの対立しつつもカルデアを付かず離れずで援護し、最後の審理を前に姿を消したリリスだが、汎人類史及びカルデアの裁判が終了した直後に気の緩んだメタトロンを不意打ちする形で再登場。天使を制御する宝具を破壊して特異点を大混乱に陥れる。
そして、天国でギャラハッドと合流し、天使達をルーラー達、モリアーティ、ダンテ、アショカ王に任せて追いかけてきた主人公&罪を自覚し新形態『シールダー・パラディーン』となったマシュと最後の決戦に挑むことになる。

ここでギャラハッドとのやり取りがフルボイスで聞けるのだが、&bold(){チートを使おうとするリリスがギャラハッドに令呪で妨害されるという漫才のようになっている} ((最後だけ、真面目に支援を頼んだので、支援された。)) 。


#openclose(show=漫才集){
#center(){&font(#cc66ff,b){よーしマスター、アテシにガンガン盛っちゃって!}}
#center(){&bold(){それは許可できない。無法にも限度がある。}}
#center(){&font(#cc66ff,b){ぎゃあ、アテシのマスターうざすぎ!}}

#center(){&font(#cc66ff,b){こっちはクソみたいなチート使い放題さ!}}
#center(){&bold(){言うまでもなく違法行為だ。真面目に、真剣に生きろ。}}
#center(){&font(#cc66ff,b){保護観察のおっさんかってーの! もう!}}

#center(){&font(#cc66ff,b){マスター、支援お願い。}}
#center(){&bold(){僕は目をつぶる。本性を出すがいい、リリス。}}
#center(){&font(#cc66ff,b){やっと来た! さあ、ブッ殺しの時間だよ!}}}


戦いの末に宝具をマシュに防がれたギャラハッドは魔力切れもあって負けを認めるが、リリスは特異点で貯めた大量の聖杯の雫を使って、宝具『悍ましきは愛し子たちよ』を改竄するという最後の手段に出る。


#center(){&font(#cc66ff,b){今、この場で全てを捧げれば。自分の生命までも惜しみなく捧げれば。}}
#center(){&font(#cc66ff,b){私はあの盾を、きっと、きっと、きっと。──打ち砕ける。}}


○&bold(){『&ruby(フォア・キリエライト){彷徨える儚き祈りを君へ}』}

ランク:EX 種別:対?宝具 レンジ:一定条件で無限 最大捕捉:1人


#center(){&font(#cc66ff,b){これが最後……これで最後!}}
#center(){&font(#cc66ff,b){アテシの、&ruby(アタシ){私}の全てを、ぶつけてやる!}}

#center(){&font(#cc66ff,b,20){第二宝具改竄、}}
#center(){&font(#cc66ff,b,20){『&ruby(フォア・キリエライト){彷徨える儚き祈りを君へ}』!!}}


カテゴリ上は対人宝具であるが、実質的には対マシュ宝具と考えて良い。

改竄前と異なり、自分自身を弾丸とする。
マシュへのささやかな祈り。
あるいは心臓に撃ち出す氷の弾丸。
二人が相互理解することはない。
すれ違い続けることも確定している。
どれほど願っても、私はきっと貴女を憎むでしょう。
貴女が、私を憎むのと同じように。
そんなマシュ・キリエライトへの贈り物。


自身を弾丸とした渾身の一撃で盾ごとマシュを貫こうとするが、正面から立ち向かったマシュに防がれ、マシュの第二宝具『希望証す人理の剣』による反撃で致命傷を負って敗北。


#center(){&bold(){&color(deepskyblue){わたしはあなたが嫌いです。}}}

#center(){&font(#cc66ff,b){ああ、それは………………気が合うね。}}


そのまま消えゆく彼女の元に現れたのは主人公。
マシュを殺そうとした事は許せずとも&bold(){「最後ぐらいは誰かがいた方がいい」}と最期を看取る事にしたのだ。
そのお人好しっぷりに呆れつつ、消滅した。
仮にカルデアで「リリス」が召喚され、やはりマシュを嫌うことになっても、今の憎悪だけは今の自分のものにしたい、そう思いながら。

だが……


#center(){&font(#cc66ff,b){やっほー、アテシだよー!}}
#center(){&font(#cc66ff,b){地獄以来じゃん! 元気してたー!}}

#center(){&font(#cc66ff,b){……なーんて、ね。}}
#center(){&font(#cc66ff,b){まあ、あれだけ強い縁ができたら嫌でも引き寄せられるかー。}}
#center(){&font(#cc66ff,b){いいよ。それじゃあ……}}

#center(){&font(#cc66ff,b){嵐と夜の化身、リリス。私のことは紹介不要ですよね。}}
#center(){&font(#cc66ff,b){では、よろしくお願いします。}}
#center(){&font(#cc66ff,b){ああ、キリエライトとは距離を取るようにするので。}}

#center(){&font(#cc66ff,b){その方がいいでしょ? マスターの心労的にもさ。}}


たまに誤解されているが、リリスとマシュの関係性は「生死を賭した殴り合いの果てに解決する」タイプの代物&bold(){ではない}。
これについてはリリス本人も奏章IVクリア後追加ボイスで&font(#cc66ff,b){「キリエライトとは距離を取る」「嫌われたままでも構わない」「召喚後は既に奏章IV当時に嫌っていた理由は分からないが、嫌いであるという感情を大事にしたいから嫌っているのかもしれない」}と発言しており、実際に解決していない。
コレについてはもはや言語化できる領域を超越しているのかもしれない。

マシュの側も「嫌いなものは言える」というマイルームボイスが増え、リリスを指しているとみられている。
他方で「嫌いだからといって、敵対する必要はない」ともいい、お互いに嫌いなりの折り合いはつけているようだ。


*◆余談
-声優について
演者の諸星すみれ氏は『[[Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ]]』のエリカ・エインズワースと『[[Fate/strange Fake]]』のティーネ・チェルクを演じている。
年端も行かない幼女や穏やかな少女役に定評がある方なので、ギャルママ系のリリスは本人としても新鮮な役柄であったらしい。
なお、&bold(){出演済みの『Fateシリーズ』3作品全てで[[小西克幸]]氏と共演している}という意外な共通点もある ((エリカとダリウス、ティーネとハンザ、リリスとアショカ王。)) 。

-冠位戴冠戦:Berserkerにて
リリス実装から1ヶ月と少し経過した時期に解放された冠位戴冠戦:Berserkerでは[[敵>バーサーカー(Fate)]]が自身の精神異常耐性アップ130%を引っ提げてきたため、リリス宝具の魅了状態特攻が不安定になるという事態になりマスターが悲鳴を上げた。
……が、W[[わし様>ドゥリーヨダナ(Fate)]]編成で弱体耐性を下げて突破したり、リリス自前の火力やクリティカルで強引にブチ抜いたりするマスターも出た。リリスのスペックを感じさせる話である。

-「いろいろな意味でビックリする」
ファミ通インタビューで奈須きのこが口にしていた「奏章Ⅲ(アーキタイプ・インセプションが入ってⅣに横滑りする前の名義)は、いろいろな意味でビックリすると思いますよ。それをやっていいんだ、って」はマシュに対して異様なまでの敵意と憎悪を抱くリリスが登場したこと ((それ以前では、強いて言えば[[オベロン>オベロン(Fate)]]がマシュに対して何かと雑な対応をしているぐらい。)) を指す……&bold(){わけではない}。
どうも「それをやっていいんだ」は&bold(){「奏章Ⅳの世界観において急にどう見ても日本の安アパートであるグラナートが登場し、真面目なメインストーリー内で露骨な[[めぞん一刻]]パロが始まる」}ことを指しており、リリスのことではなかったらしい。そっちなんだ……&s(){というか、ガチモンの天使の登場とか、[[彼>アヴェンジャー(Fate)]]の『FGO』本編登場とか、緊急避難の是非とか、カドック退場とか、アニメ逆輸入とか、ギャラハッド登場とか、Aチーム復活とか、色々該当するんだが……世代によっては伝わらないぞ……}

-愛称遍歴
奏章開始のビジュアルに奏章Ⅲの代表として登場していた彼女だが、長らく真名が不明であった。
ビジュアルで飴を舐めていたために&bold(){「飴ちゃん」}と呼ばれていたが、&bold(){本編に出て以降は一度も飴を舐めていない} ((一応、リリンの一体が舐めているが。)) 。
また、初めはPVから東京を舞台にした奏章Ⅱへの登場が予想されており、&bold(){「東京ちゃん」}と呼ばれていたが、実際には奏章Ⅲ担当のサーヴァントだと判明してからは&bold(){「都落ちちゃん」}というあんまりなあだ名がつけられた。
その後、奏章Ⅲがイタリア舞台の奏章Ⅳへと横滑りしたために&bold(){「奏章Ⅲ落ちちゃん」「南欧ちゃん」「イタリアちゃん」}とも呼ばれるように。

本編に登場して以降も、公式からの実装の発表までは&bold(){「アイリーン」「アテシちゃん」「カツ丼ちゃん」}等と呼ばれていた。

&s(){&font(#cc66ff,b){「あだ名多すぎだっつーの!」}}

-「私は公式絵師…」
リリスのイラストを担当したnipi氏だが、マシュにリリスの魅了が入ってしまったことに強く興奮することを呟いてしまった。
>それとマシュにリリスの魅了が入ったことに大変興奮してしまいこれだけで本が一冊出せるが?と思いましたが私は公式絵師、私は公式絵師、と唱えることでなんとか心を落ち着かせています
その後、&bold(){そのシチュエーションのファンアートが大量に投稿された}のはいうまでもない。


追記・修正は無垢を捨ててからお願いします(でも優しさは捨てないで!)。

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- 本来はこの辺、ベリルの役目だったんだろうな  -- 名無しさん  (2025-08-25 06:56:58)
- いつもの設定変更の皺寄せかな?  -- 名無しさん  (2025-08-25 07:58:59)
- ベリルとバーヴァンシーにも、それ以前ならコロンブスにも、さらにそれ以前ならランスロットにも、マシュとしての怒りや憎悪を抱いてなかったと考えると、なんか途端に薄ら寒くなってくるんだよな…人を憎む事が出来ないってのは  -- 名無しさん  (2025-08-25 10:06:12)
- バツイチでないと言ってる割にリリンを産んだりリンゴや蛇がバトルモーションにあったりと創世記要素も割とあるにはある  -- 名無しさん  (2025-08-25 11:32:51)
- マシュの絆がここまで9で打ち止めだったのは、主人公に抱く正の感情すら一線引いちゃってたからだという考察もある。  -- 名無しさん  (2025-08-25 11:33:51)
- あれかサモンナイト3の主人公みたいなキャラがダメな感じかな?ただあちらはまた別な理由だったけど  -- 名無しさん  (2025-08-25 11:54:29)
- リリスの考えもわからなくはないのよね。間違いなく現実にいたら自分も同じになりそうだし普通はキレていいやつよあれは  -- 名無しさん  (2025-08-25 11:55:58)
- もうちょっと付け加えるとびっくりするというのは安アパートが出てくるというよりも、そこでめぞん一刻展開をするということについて  -- 名無しさん  (2025-08-25 12:34:03)
- エルキに対してイケメン泥人形発言してたけど大丈夫かな?ギルキレないよね  -- 名無しさん  (2025-08-25 12:46:32)
- 二次だといろいろな嫌悪や仲の悪さはみかけるけど、今後イベントにでない感じするからカルデアにきてからのマシュとの公式的な関わりはみられないのかな?  -- 名無しさん  (2025-08-25 12:50:27)
- ↑そういう意味では謎丸での出演を楽しみにしてたりする  -- 名無しさん  (2025-08-25 13:12:30)
- リヨリリス可愛いよね  -- 名無しさん  (2025-08-25 14:14:55)
- ハベにゃんに対することに関してあれこれいう人みかけるな。結果論だとあれがなければマシュがヤバかったし後々復帰するからええやんと思った自分は心がせまいのか  -- 名無しさん  (2025-08-25 14:54:09)
- ↑↑↑↑夏の礼装でリリスがナイトプールにぐだを誘ってるのを猛ダッシュして止めに入ってるね  -- 名無しさん  (2025-08-25 15:00:38)
- ↑8まぁ、嫌いになるってのはわかるしどうしても相いれない相手もいることも理解できるんだが、それにしても嫌いすぎじゃねって気もする。現在進行形で迷惑かけたわけでもなし、わざわざ自分から絡みに行って自爆してでも始末したいほど嫌うってのはさすがに限度を超える気がする。もともとギャラハッドに拾われなかったらなかった命だし、神様故に一回思考が固定されると極端になっちゃうのかしらん。  -- 名無しさん  (2025-08-25 17:13:19)
- ↑人間じゃない、(反)英霊として、バーサーカーとしての特性も強く影響ありそう  -- 名無しさん  (2025-08-25 17:57:08)
- リリスの言も全部が全部正しく言語化できてるのかは不明な気がする 奏章IV版とカルデア版でも別なわけだし  -- 名無しさん  (2025-08-25 18:07:17)
- マシュのケンカできる友だち。  -- 名無しさん  (2025-08-25 18:16:56)
- マシュの強烈なエゴイズムを「無垢」と称してる時点でかなり優しい、と思うが、明確にマシュを嫌いなキャラが出てきてくれてよかった。リリスの言葉を全肯定するとしたら、アガルタのブチギレ発言は100%こっちの考えをくみ取ったつもりで言ってるってことになるのが本当に怖い  -- 名無しさん  (2025-08-26 10:13:50)
- マシュの無垢云々をぽっと出の縁もゆかりも恩も仇も無い知らない人に憎悪されてもなー、って感じ。首尾よくマシュを排除できたとしてコイツがその代わりになれる訳でもないどころか異星ギャラハッドのサーヴァントな時点で最初から敵でしかないしただのストーリー展開に都合のいい駒でしかない  -- 名無しさん  (2025-08-26 14:37:18)
- リリスの設定を都合よく組み込んだはまさにその通りだろうけど、ソレ言ってしまったらどの逸れ鯖も大体そうだよね、となってしまう。  -- 名無しさん  (2025-08-26 15:04:35)
- ↑2良くも悪くもマシュの代わり云々までは考えて無いっしょ。あくまでマシュの存在が頃したいほど気持ち悪いってのが全てだし  -- 名無しさん  (2025-08-26 17:29:20)
- 異聞帯のエリちゃんではなかった  -- 名無しさん  (2025-08-26 20:46:51)
- もうちょいマシュへの「うわキモマジ無理うわうわ嫌々絶対⚪︎す無理」の部分を生々しくしてくれた方が理解しやすかったなぁ。だいぶ頑張って書いてたはずなんだけど、どうしてもポっと出が一人で暴れてる感覚から抜けられなくて、最後の演出もノれなかった。マシュを狙う何者か、みたいな伏線が事前に欲しかったが…リリスの召喚経緯的に無理なのがキツいジレンマ  -- 名無しさん  (2025-08-27 07:10:56)
- プレイヤーのマシュへの肯定感によって違うんだろうね。俺はマシュは正直かなりマイナスだったからリリスのほうに肩入れしたし、プレイヤーによっては割と「マシュはちょっと・・・」って人もいるけど、当然マシュ大好きって人もいるからその温度差が直で出るんじゃなかろうか。それがシナリオ造形的にいいか悪いかまではわからんが。  -- 名無しさん  (2025-08-27 11:58:19)
- マシュを気持ち悪く感じる部分はプレイヤーが1番生々しくみてるしな。その上でリリスに同意できないなら、マシュと同じようにポッと出が絡みやがって、でいいし  -- 名無しさん  (2025-08-27 12:21:54)
- 既に挙げられてる他の星5単体狂3人とも宝具2で持ってるんだけど、今からリリス狙う価値あるかな?  -- 名無しさん  (2025-08-27 21:20:14)
- (リヨ漫画etc.の外部作品除いても)イベシナリオとか幕間とかでマシュが負の反応する場面はあるんだが、「根底に負の感情が無いから嫌ったり憎めない」だったとするとリリスの反応もまあ分からないではない  -- 名無しさん  (2025-08-27 21:32:28)
- ぽっと出がどうこうって書き込みそのものが的外れすぎるだろ  -- 名無しさん  (2025-08-31 10:09:41)
- ベリルの辺りでマシュの対応に出てた疑問へのアンサーなのでキャラとしてはポッと出でもしっかり説明されてんだよなあ…それはそれとして家老とかも見てる我々はマシュが無垢とか言われると混乱するわけだが…  -- 名無しさん  (2025-09-09 14:17:41)
- フレンドさんの狂枠にレベル120の彼女がたくさんいるのでプレイヤーには好いてる人が多い。(やってない人は知らないけど)  -- 名無しさん  (2025-09-12 18:54:47)
- ビジュアル面でマントの中は透明な服と予想してたが、 実際は完全に裸にニップレスだった事には驚いた。さらに両腕は黒い長手袋と思ったが、人間の物とは思えない黒い腕その物、第三再臨で両足は獣の両足となり、人外要素もバランス良く入ってる。  -- 名無しさん  (2025-09-14 23:32:42)
- マシュを憎むと同時にその感情を愉しんでるのかな   -- 名無しさん  (2025-09-14 23:45:20)
- 黒ひーやきよひーと違ってあだ名が多すぎる。  -- 名無しさん  (2025-10-06 09:23:47)
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