吉永サリー

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吉永サリー - (2016/09/10 (土) 11:13:36) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2011/12/27 (火) 01:45:20
更新日:2023/04/17 Mon 23:00:03
所要時間:約 6 分で読めます




勇者特急マイトガイン』に登場するキャラクター。
CV:矢島晶子

2035年8月9日生まれの14歳。
154cm48kgで血液型はA型。

名前の元ネタは吉永小百合と『魔法使いサリー』からで当初案では魔法を使う予定であった。(その名残は後述の能力に残っている)



テツヤという名前の弟がおり、病気でしばらく働けなくなった父親の代わりにアルバイトで家計を支えている。
しかしアルバイト先では常に敵に襲われる為散々な目に……
その影響でアルバイトを毎回変えているが一度だけ見つからずにしょげている話があった。
(因みにこの時サリーちゃんは「バブル崩壊のせいかしら」と呟いている)

サリーちゃんは中学生なのに何故そんなにアルバイトが出来るのかという疑問が挙がるが、
まあ多分昭和がまだ続いてるこの世界では法律が違うんだよきっと!

CDアルバム収録のサリーちゃんのテーマソング「私のバイトウィークリー」によると毎日バイトしていることがわかる、同時収録のミニドラマ「サリーのトクトクバイト情報」ではバイト博士としておトクなバイト情報を教えてくれるぞ! 女性ながらとび職や、病院で夜遅くまで働いているサリーちゃんマジ働き者。

舞人とは第1話で父親の入院している病院がウォルフガングの電気泥棒によって停電してしまった際、
それを止めて貰おうと頼みに行って逆に襲わてしまったのを助けられた時に出会った。
その後マイトガインによって事件が無事解決し父親の手術が無事成功したのをきっかけに舞人に好意を抱くようになる。
第4話で舞人の正体が旋風寺コンツェルンの社長であると知った時にはあまりに自分と住む世界が違う人間である事にショックを受けていたが、
幸か不幸かその後も彼女は事件に巻き込まれ続けその都度マイトガインに助けられる為必然的に二人の仲は深まって行き最終的には舞人の祖父公認の仲となった。

因みに第4話ではアクシデントから舞人に胸を触られている。
更にはその際咄嗟に舞人をひっぱたいてしまったが特に問題は無かった。



舞人との関わりを深める一方で舞人のライバルであるエースのジョーとも面識を持っており、
決して恋愛的な感情では無いが彼の事も度々気にかけていた。
その為か彼女は最初からジョーが根っからの悪人では無いと気付いていた。
舞人とジョーにとって彼女は潤滑油の様な存在だったのかも知れない。
(まあ、最終的に舞人とジョーが共闘する事になったのは親のカタキが共通の敵だったのが一番大きいかも知れないが)



因みに雷張ジョー役の緑川光さんとサリーちゃん役の矢島晶子さんは2年後のガンダムWでは主人公とヒロインの関係になっている。
更に言えば偶然ではあるがサリーちゃんとリリーナ様の身長は同じである。



当初は所謂「守ってもらう系のヒロイン」だった彼女なのだが、
物語終盤において前述の魔法使い要素の名残である彼女の持つ特殊な力が物語に大きく関わって来る事になる。



それは第43話「悪魔の洗礼」において今までの敵とは桁違いなロボットが登場する話まで飛ぶ事になる。
このロボットはラスボスブラックノワールの「洗礼」を経て魔のオーラと呼ばれる力を手にした「洗礼マシン」であり、
見た目はただ各部の形状が刺々しくなっただけなのだが魔のオーラによって元のスペックよりも遥かに高い攻撃力と防御力を得ている。
しかし、それでもまだそれだけでは大した驚異では無いのだが何とこのロボット




何度やられても無限に再生する




この無限に再生するチートロボットに当然の如く苦戦を強いられたグレートマイトガインはついに打つ手が無くなり胴体を串刺しにされて機関部を破壊され、
更にはその際に起こった内部機器の爆発による怪我で舞人も意識を失ってしまう。

それでも手を緩めずマイトガインにトドメの一撃を刺そうとしている洗礼マシン。

絶体絶命のピンチ、打つ手無し、番組終了か……
全国のちびっ子がそう思ったその時……



「舞人さん!」



何とサリーちゃんの叫びでグレートマイトガイン復活、更には敵の魔のオーラを吹っ飛ばしてまさかの大逆転勝利。


だが、この時点では魔のオーラが消える原因がわかっておらず偶然頼みだった為、その後の戦いでは勇者特急隊が再び苦戦。
46話では敵のロボット軍団の前にガードダイバーが散り、グレートマイトガインを庇ってバトルボンバーも爆発四散した。

相次いで仲間を失った舞人は怒り狂い、無策にも敵陣へ突撃する。
ここでも再びサリーの祈りが奇跡を起こす。

「いやぁーっ!もう誰も死なないで!」


今度も魔のオーラが消え、グレートマイトガインは動輪剣とパーフェクトキャノンで敵の軍団を全滅に追い込んだ。


一体何が起こったのか……


以下ネタバレ


















実は魔のオーラには一つだけ弱点がありそれはイノセントウェーブと呼ばれる特殊な脳波に干渉されると魔のオーラが消えてしまうというものであった。
マイトガインの世界観においてイノセントウェーブとは人間なら誰が発している脳波なのだが、
通常の人間のそれは微々たるもので魔のオーラを消し去るほどのものでは無かった。
しかしサリーちゃんは何とこのイノセントウェーブを常人の100倍以上の強さで発する事が可能。
この戦いでは舞人を死なせたく無いと言う彼女の強い思いが魔のオーラを消し去る要因となったのだろう。

だが当初は魔のオーラが消える原因がわかっておらず偶然頼みだった為その後の戦いではガードダイバーやバトルボンバーと言う犠牲も出てしまった。

しかしそれでも原因を必死に究明し続けた浜田君や大阪工場長、
更には途中から綺麗になったウォルフガングによって遂にイノセントウェーブについて解明されラスボス勢への反撃の狼煙を上げる事となった。

最終決戦では当初ウォルフガングの作ったイノセントウェーブ増幅装置をグレートマイトガインに積み込んで洗礼ロボットに対抗していたが、
それより更に舞人が優位に立てるようにと浜田君と大阪工場長がマイトステーションの中から「少しでも多量のイノセントウェーブを放出出来る人間」を探し回った結果前述のサリーちゃんの能力が判明、
マイトステーションが変形した大列車フォートレスに大型増幅機によって更に強いイノセントウェーブを発する事が可能になったサリーちゃんを乗せて敵の要塞に飛び立つ事となった。

最終的には圧倒的な力でマイトガインを押していたブラックノワールをサリーちゃんが近づいた事により一気に弱体化させる事に成功しマイトガインが最後の力でこれを撃破、
勇者特急隊は見事に巨大な悪を相手に勝利を収めたのだった。

この最終決戦の前に浜田君はサリーちゃんに「君なら舞人の勝利の女神になってあげられる」と告げていたが、
正に文字通りの「勝利の女神」になったと言える。


その後舞人とサリーちゃんは結婚。
中学生ながら過酷なアルバイト生活を強いられていた少女は見事に世界一の大富豪の玉の輿に乗る形となった。
結婚式後はマイトウイングでハネムーンへと飛び立っている。

何で16歳と14歳が結婚出来るのかと言うのは昭和がまだ続いてるこの世界では法律が(ry



因みにイノセントウェーブは前述の通りあくまで魔のオーラを消し去るだけの能力なのだが、
何故か初登場時の第43話ではそれに留まらず機関部を破壊されたグレートマイトガインと舞人のダメージ、更にはエネルギーまで全回復させ、
敵の攻撃をテレポートでかわすという敵もビックリのチート能力になっていた。

また、二度目の能力発動時は敵のロボット軍団のみならず、
これらを統率する超巨大な母艦に掛けられた魔のオーラすらも一発で消し去るという凄まじい威力を見せ付けた。
母艦とロボット軍団はグレートマイトガインのパーフェクトキャノンで広範囲を狙って一発で全滅させているため、
サリーちゃんは僅か14歳、かつ生身の体でパーフェクトキャノンの最大射程に匹敵する、或いはそれ以上範囲の敵を捉えたことになる。
こんなチート少女のパワーを大幅に増幅すれば、ブラックノワールが一気に弱体化するのは当然であろう。



余談だが大人になってマイトガインを見直してオチにビックリした視聴者は多いだろうが、
サリーちゃんの中の人=野原しんのすけの中の人を知って驚いた人も多いのでは無いだろうか?
か弱い少女と生意気なクソガキでは声のトーンが全く違うのだが、

サリーちゃん → リリーナ様 → R.ドロシー(THEビッグオー) → 野原しんのすけ の順番で声を聴くと納得できるかもしれない。

実は第44話「最後のクリスマス」ではサリーちゃんが幼稚園児のコスプレをしながら「嵐を呼ぶ園児、吉永サリー!」と叫ぶシーンがあるのだが今見るとこれはどう考えても中の人ネタである。

因みに矢島さんの中の人ネタはCD「歌のアルバム」でも聞く事が出来る。

なおサリーちゃんはとび職の仕事は「人も車もゴミみたいにちっちゃくてちょっとドキドキしちゃうわよ」と独創的な感想を抱き、病院では死体洗いなる仕事をしたこともあるようだ。


追記・修正お願いしまーす!

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