旋風寺舞人

登録日:2016/09/10 (土) 11:11:27
更新日:2019/07/06 Sat 10:53:14
所要時間:約 6 分で読めます





「嵐を呼ぶナイスガイ、旋風寺(せんぷうじ)舞人(まいと)」さ!


アニメ『勇者特急マイトガイン』の主人公。



人物

一高校生でありながら、弱冠15歳(後に作中で16歳を迎える)にして、大企業「旋風寺コンツェルン」の社長兼勇者特急隊の隊長を務める少年。
昭和109年8月24日生まれのおとめ座。
身長160cmで体重50kg。血液型はO型。

爽やかな熱血漢で、ヌーベルトキオ大学入試問題を暗算で解いてしまうほどの卓越した頭脳と、腕に覚えのある犯罪組織の構成員とも互角に渡り合える優れた運動神経も持ち合わせているという、絵に描いたようなナイスガイ。
少々キザな面があり、作中では記事冒頭のようなキャッチフレーズを何度か披露していた。
ちなみにこのキャッチフレーズは全部で12もあるらしい(作中で披露されたのはそのうちの5つ)。
それでもイヤミにならずにかっこよくキマるのが凄いところである。
しかし意中の女性を前にすると途端に純情になってしまうという歳相応な面もあったりする。
未成年のため、レンタル屋で成人作品を借りる際は青木の名前で領収書を貰う一面も。
宝くじに当たったことがあるほど運も良く、まさに欠点が見当たらないパーフェクトボーイ。


出動する時には専用のパイロットスーツを身につけるが、私服は毎回異なっている。
その種類は歴代の勇者シリーズ主人公の中では最多であり、メモリアルブック「超勇者伝承」では2ページ半に渡って彼の私服が紹介されていた。

経営者としての能力は高く、彼が旋風寺コンツェルンの代表執務を取り始めてからは各部門の業績はうなぎ登りとなっていて、4半期の決算は前年比200%の上げ収支を記録している。
世界的企業のトップであると同時に勇者特急隊も指揮しなければならない立場のため、どうしても社長業はかなりの過密スケジュールとなってしまうが、執事の青木圭一郎と秘書の松原いずみの支えを受ける事で業務に支障が出ないようにしている。
若き経営者という事でヌーベルトキオだけでなく世界にその名が知れ渡っている有名人であり、雑誌のインタビューの依頼やテレビ番組のゲスト出演者として呼ばれた事もある。
その一方で、彼が勇者特急隊の隊長である事はほとんど知られておらず、一般人で正体を知っていたのは女子中学生の吉永サリーくらいであった。

父親の旭は“とある理由”により、「旋風寺流通グループ」を経営する傍らで「勇者特急隊計画」を推し進めていたが、3年前に妻のルリ子と共に事故死してしまう。
旭が死亡する今際に「巨大な悪が世界を狙っている」という言葉を聞いていた舞人は、両親を失った悲しみを乗り越えて会社の経営権を継ぎ、祖父の裕次郎が率いる「旋風寺鉄道」と父の遺した「旋風寺流通グループ」を合併し「旋風寺コンツェルン」を設立。
それと同時に旭が死亡した事により構想のままで止まっていた「勇者特急隊計画」を完成させた。
現在はコンツェルンの総帥として手腕を振るう一方で、勇者特急隊を率いて巨悪から人々を守るために戦う日々を送っている。

名前の由来は、小林旭主演の映画『銀座旋風児』シリーズと、小林旭の別名である「マイト・ガイ」から。


劇中の活躍

ヌーベルトキオシティを中心に世界各地で活動する悪党から人々を救うため、相棒とも言える超AI搭載ロボット・ガインと共に日夜戦っていた。
その中でもヌーベルトキオシティで暗躍する4大勢力(ウォルフガングホイ・コウ・ロウショーグン・ミフネカトリーヌ・ビトン)とは何度も激突。
その戦いの中で宿命のライバルである雷張ジョーと出会い、幾度と無く激しい戦いを繰り広げた。

そんなある日、青戸工場に謎の男が侵入する事件が発生、その男が不可解な死を遂げた事で物語は大きく動き出す。
これを期にシティ各地でテロ活動が頻繁に発生するようになり、ロック歌手で巨悪の手先でもあったパープルが頭角を現し、新たな勢力として立ち塞がるようになる。

物語が進むにつれて4大勢力が壊滅、解散していく中で、巨悪の側近であるエグゼブが遂に活動を開始。
同じ頃、エグゼブこそが舞人とジョーの両親の仇である事が判明する。
この真相を知った舞人はジョーと共闘する事となり、打倒エグゼブを目指すのだが、12月25日午前0時に巨悪の正体「ブラックノワール」がクリスマスオペレーションを開始し、日本以外の全ての国がブラックノワール軍の支配下となってしまう。
この絶望的な状況に陥っても諦める事無く出撃。しかし相手があまりにも強大な力を持っていたため、一度は撤退を余儀なくされる。

しかしブラックノワール軍の追撃が休まる事はなく、今度は日本への侵攻を開始する。
反撃の糸口を掴めないまま再度出撃し、戦いの中で勇者特急隊の仲間が次々と倒れていく。
そんな中、突如サリーの叫びによって敵ロボットの魔のオーラが消滅。機能停止に陥っていたグレートマイトガインも再び動き出す。
この隙にパープルが搭乗していた飛行要塞とロボット軍団を一気に殲滅し、ようやく敵軍に一矢報いる事が出来た。

その後はエグゼブが操る巨大ロボット・インペリアルをジョーと協力して撃破し、マイトガインで基地に突入してブラックノワールと対峙する。
そこでブラックノワールから「舞人たち二次元人は三次元人のゲームの駒に過ぎない」という衝撃の事実を聞かされるが、それに激怒した舞人は、常人の100倍のイノセントウェーブを放つサリーの力を借り、ウェーブによって弱体化したブラックノワールを撃破する(「イノセントウエーブ」の解説は、サリーの項目を参照)。
ブラックノワールが倒された事で要塞も崩れ落ちていき、ようやく親子二代に渡る長い戦いに終止符を打つ事ができたのだった。


主なセリフ

単独で名乗るときは冒頭のようにキザな言い回しが多い。
また、戦闘シーンではマイトガイン合体完了時に悪党が「これが噂のマイトガインか…!」などと言うのに対して「そう、その通り!」と返すのが決まり文句である。
悪党のロボットにトドメを刺すときには、相手の悪事を並べ上げてから「決して許しはしない!」「この勇者特急隊が許しはしない!」「天に代わって成敗する!」といったセリフで締めて必殺技に移行するパターンがしばし見受けられる。
例:「己の私利私欲のために電力を盗み、人々から明るさを奪った悪事、許しはしない!」(1話より)


恋愛関係

ウォルフガングが発電所を襲った事件で、その悪行を止めようとしていたサリーと運命的な出会いを果たす。
この事件が解決した事で、手術中だったサリーの父親は助かり、サリーは恩人である舞人に恋心を抱くようになる。
その後はなぜかアルバイト先などで事件に巻き込まれるようになるが、その度に舞人に助けられ、住む世界が違いすぎると分かっていながらも彼に対する思いは日々大きくなっていった。

舞人のほうもプライベートや事件などでサリーに会ううちに徐々に彼女に惹かれていき、終盤に差し掛かる頃には祖父の裕次郎公認の仲となっていた。

最終回ではめでたくサリーとゴールイン。
今までに出会った人々や好敵手のジョーに祝福され、挙式後はマイトウイングでハネムーンへと飛び立った。
なお、この場面が最終回ラストシーンなのだが、直後に「飛び立つ新婚夫婦の構図からズームアウトしてただの絵(原画)であると示されて終わる」というちびっこにはちょっとわかりにくい演出で番組は終わる。
独占欲はかなり強く、サリーが一度自分以外の相手とデートしたことがあると知っただけで相当落ち込んだ。


搭乗機

  • スクーター
オープニングで毎回披露しているスクーター。勇者特急隊のマーク付き。街中を捜索するときなどに使用している。
作中の世界では石油資源が枯渇しているため、電気駆動。

  • マイトウイング
山形新幹線「つばさ」型の高性能ジェット機。勿論線路を走行する事も可能。
主に地上で戦うガイン達の指揮や事件現場に向かう移動手段として使用。

  • マイトガイン
ガイン・マイトウイング・ロコモライザーが合体したロボット。
舞人の操縦とガインの超AIによって動作する。
後にガインの意思で合体できるようになり、舞人の操縦も必ずしも必要ではなくなった。
主な武器は動輪剣。

  • マイトカイザー
開発当初はマイトガインのパワーアップ用パーツとして製作されていたが、急遽ロボット形態にも合体できるようになった機体。
そのため超AIは搭載されておらず、舞人の操縦によって動く。
主な武器はドリルクラッシャー。

  • グレートマイトガイン
マイトガインとマイトカイザーが合体した姿。
初期のマイトガインと同様に、舞人の操縦とガインの超AIによって動作する。
主な武器はグレート動輪剣と、マイトガンナーを用いたパーフェクト・キャノン。


※各メカニックの詳細は、マイトガインの項目を参照。


名前

苗字の「旋風寺」は、「せぷうじ」と発音する。
声優の檜山は当初、どう発音するのかわからなかったが「自分の名前なら自分で言うことはないだろう」とたかをくくって放置していた。
が、毎回のように自分で名乗りを上げることを知り、慌てて監督に確認したところ、「扇風機と同じアクセントで」とアドバイスされた。
番組開始前の番宣には「んぷうじ」と発音しているものがあり、当時の檜山の迷いが垣間見られる。


ゲーム作品において

『新世代ロボット戦記ブレイブサーガ』においては、原作の内容を踏んで他の勇者シリーズの存在する世界で大人気のゲームの主人公となっており、次元の壁を越えて三次元世界に現れた設定で登場。その後は、主人公である瞬兵の良き兄貴分として一番多く行動を共にする事になる。
(余談だが舞人と瞬兵の中の人は『勇者王ガオガイガー』において主人公とヒロインで共演しているがスタッフが狙ったかどうかは不明)

スーパーロボット大戦シリーズ』には『V』から参戦。
破嵐万丈は旋風寺コンツェルンの大株主であり、師弟関係を結んでいる。また万丈のスタッフとも深い付き合いをしている。
剣鉄也とも師弟関係を結んでいたが、とある事情で鉄也と敵対する事となった時にはかなりのショックを受けていた。
また、かつてヒーローに憧れていたアキトとも関わっており、舞人の絵に描いたようなヒーロー性に希望を持つようなところも見られた。
タイプが真逆のようにも見えるアンジュとの仲も良好であり、彼女の背中を押したり、逆に彼女に励まされたりと新規参戦組同士で絡みも多い。

X』では、同じ世界の出身であり、創界山(アル・ワース)の救世主であるワタルの憧れのヒーローとして大先輩となる。
また、ドリル繋がりのあるシモンとも仲が良い(ちなみに、サリーの方もニアにバイトを紹介すると良好な仲である)

T』では、遂に同じ声の勇者、獅子王凱と共演。


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