横島忠夫

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横島忠夫 - (2016/12/08 (木) 12:02:51) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2012/03/09 (金) 03:37:43
更新日:2024/04/14 Sun 20:19:12
所要時間:約 6 分で読めます




ちちー!しりー!ふとももー!!


横島忠夫は、椎名高志の漫画GS美神極楽大作戦!!の登場人物。中の人はツンデレ王子や西の高校生探偵でお馴染みの堀川りょう


美神の色香に迷い、時給250円と言う薄給でこき使われる高校二年生。(後に時給255円に上がる)

とにかく煩悩に忠実で、初対面の女性に抱きついたり覗き行為を行ったりと犯罪行為に至ることも多い。また海やプールに行く度ナンパに勤しむが、ほぼ確実に失敗する。
顔の造作自体は悪くはないのだが、下心丸出しのアホな表情、そうでなくても気だるげな顔をしている事が多い為か。
また自身の欲求に忠実なのは煩悩に限った話ではなく、生命の危機に陥る度に「死ぬ前に~したかったー!!」と叫んだり、金に釣られてとんでもない事をしでかしたりする。
ただし、極貧だが美神と一緒に暮らしている幻想と金持ちになっている幻想の選択を迫られた時は、「金で美神さんは買えない」と極貧を選択している。
アシュタロス編の一件で、顔出しで魔族側についたために一時期は人類の敵と認識された。

総じてギャク色の強い、脇にいてこそ光る小物系キャラだと言えるだろう。

ちなみに中の人はツンデレ王子に疲れた頃に横島役のオファーが来たためノリノリで引き受けたと言われている。
特に役珍とのアドリブの応酬では嬉々として放送禁止用語の連発まで行い豪快なNGを乱発したとか。
そのためか自身が演じた役でも愛着のあるキャラとして挙げる事もあるという。



追記・修正お願いします。

























美神「だったはずなんだけどなあ……」
















まあ実際の所、上で述べた事はGS美神全39巻の内最初の僅か8~9巻ぐらいの話である
アニメは丁度この辺りで終わっているので上記のイメージも根強いが……

ではこれ以後横島がどうなるのか、順を追って説明していこう。


一般人にもかかわらず様々な危機を悪運で乗り越え、また美神の鉄拳制裁に耐えてきた彼にゴーストスイーパーの素質を見出だした小竜姫により、サポートアイテム『心眼』を与えられGS試験に臨む。
運に助けられる事も多かったが、最終的に霊力を収束させ攻防一体の武器とする技『サイキック・ソーサー』を(不完全ながらも)修得し、見事試験に合格する。
ちなみに、心眼は美神も欲しがるという品だったが、横島をかばって失われてしまった。

これにあたって煩悩を霊力に変換できるようになっている。精神状態に左右されるため非常に不安定であるが、(余裕さえあれば)覗きや妄想をすれば回復するという色々な意味でありえない特性を持つ。
また、最大出力もアシュタロス編で一度美神さえ凌駕するというレベルに到達しており、その潜在能力は底が知れない。

その後しばらくはパッとしなかったが、香港でのメドーサ一味との戦いの最中、扱いやすく安定した技『栄光の手(ハンズ・オブ・グローリー)』を手に入れる。これ以後、人間側の戦力として積極的に戦闘に加わることとなる。

「蝶のように舞い、ゴキブリのように逃げる!









…と見せかけてハチのように刺ーす!








そしてさらにゴキブリのように逃げーる!」



上記の言葉に代表されるようなトリッキーで確実性の高い美神譲りの卑怯な裏技を用いた戦術を好んで使う。


その後、魔族との戦いが本格化した為小竜姫の下で修業を行い、作中最強と名高いチート兵器文珠』を手に入れる。
それからは過去に行ったり月に行ったりと色々振り回されるが、何だかんだで活躍し、経験を積んで確実に力を付けていく。

そして来るべきアシュタロス編。
詳しい事はルシオラの項目に書かれているので割愛するが、此処でとうとう本来の主人公を差し置いてラスボスを倒すと言う空前絶後の快挙(暴挙?)を成し遂げてしまう。
ちなみにこの編で美神と1対1で戦い勝利している(この時横島は美神の事を戦闘用シミュレーターが作り出した幻だと思いこんでいた)。ただし、直前で寸止めしたために本人は引き分けだったと思っている。

その後、消化試合的に物語は終わりを迎えるが、完結後の読者の感想はみな同じだった。






この話の主人公って誰だったっけ?






【性格】
基本ギャクパート等で描写される性格は上の通り。
しかし、本来は非常に情にほだされ易い優しい心根の持ち主(作中では長所としても短所としても描写されている)。
意外とフェミニストでもあり、気弱な女性にはセクハラしておらず、人間の女には一度も暴力を振るっていない。グーラー(女食人鬼)が消滅しかけた時は反射的に蘇生させてしまい、余計なフラグを立ててお仕置きを喰らった。
また何だかんだで見境が無いわけではなく、人妻や中学生以下の子供には(一応)自制をかける。
頑なに自分の事を「モテない奴」と言っているが思い込みの節が強く、彼の本質を理解している者からは(男女、人間・人外問わず)大なり小なり好意を持たれている。子供の面倒見も良く、後述の特技と相まって世話をした子供には大抵なつかれている。
思春期を経る前の小学生時代は多くの同級生から好かれていたらしく、初恋の子とは両思いだった(前述の思い込みで気付かなかったが)。
いざとなれば簡単に手の平を返される非常に薄っぺらい関係か、途中で逃げ出しても心からは失望されないほどの絆を持った仲間の2パターンしかいない。


【才能】
作中ではやたらと無能呼ばわりされているが、実際は霊能力以外にも様々な技能を作中で披露している。
上記の通り「人に使われれる側」としてはイマイチだが「人を使う側」としてはかなり優秀であり、美神が一時的に抜けた際、知り合いのGSを集めて事務所を黒字経営にしたこともある。
ちなみに、父親は裏工作でナルニアに飛ばされたが、現地で利益をあげ後々日本社の重役に復帰予定のエリートサラリーマン。母親は『村枝の紅ユリ』と称される程のバリバリのキャリアウーマンだった。彼の商才は両親から受け継いだと思われる。
なお、美神はこの両親のエピソードを聞いて、ある種の危機感を覚える羽目になった。
小学校時代にミニ四駆のジャパンカップを連覇したり、UFOキャッチャーを一人で空にする等、オタクっぽい所も多々ある。
ちなみに前世は陰陽師で、美神、西条とも浅からぬ因縁がある。かなりの割合で様々な事件の原因の一端となる(悪い意味ではない)。


【将来】
原作28巻で、作中の時間軸から10年後より未来の横島がやって来る。
その未来ではなんと横島と美神は結婚しており、しかも美神の方は横島にベタ惚れ、彼自身もGSとして大成していると言う事が明らかになっている。
しかし本人に言わせれば「それでも(今までの苦労分の)元を取れたかは微妙」らしい。
この時の彼は13個もの文珠を同時に制御できるという超人レベルの境地に到達。結果、過去の改変が可能という完全な時間跳躍まで可能となっている。
元々コンプレックスの塊である彼は、この未来の姿を即座に自分だとは信用できなかった。
なおこの未来はあくまで横島達の「可能性の一つ」であり、劇中の彼らがこうなるとは必ずしも決まっていない。
因みにこの横島はおキヌちゃんと決して目を合わせようとしない


これで時給255円と、非常にリーズナブルな物件となっております。

追記・修正は主人公の座を奪い取ってからお願いします。

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