SUMMON NIGHT4(サモンナイト4)

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SUMMON NIGHT4(サモンナイト4) - (2021/02/16 (火) 23:55:10) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2011/04/08 (金) 03:37:17
更新日:2024/04/28 Sun 22:35:23
所要時間:約 6 分で読めます




概要


フライト・プラン開発、バンプレスト発売のゲームソフト。サモンナイトシリーズの第四弾である。


夜会話やマルチエンディング、ターン制SRPGの戦闘などシリーズのお約束は踏襲しつつ、システムまわりにかなり手が加えられている。
ちなみに夜会話は前作の対面形式?から通常の会話と同じ形式に戻っている。

時系列的には2の五、六年後で、前作までのキャラがちょくちょく出てくるのが特徴。
1のキャラが2人仲間になる他、合間の番外編でも過去キャラがゲスト出演する。また特殊ダンジョンの無限界廊の最奥ではエクステーゼのキャラが登場。
ゲストは本編では仲間にならないが、二周目以降は無限界廊で使用できる。

リメイク版
2012年にはPSP版が発売。同じくPSP版の3と同じく成長や召喚アシストなどシステムが一新された。
特に「傀儡ユニット」としてゲストキャラを使用できるシステムが更に強化。
3の時点で場所の限定無し、ゲストの他に、選ばなかった主人公、生徒、番外編専用ユニット、果ては敵まで使えるようになっていたが
3のデータがあればそれら3の全ユニットが使用可能に。 もちろん本来の4のゲスト、敵、傀儡専用ユニットも条件を満たせば使えるため、
最終的に歴代ナンバー1の味方キャラ数となり、掛け合いセリフも一部には存在する。


主な新システム

〇料理
主人公の特技が料理ということもあり、アイテムに料理、そして食材が追加。
レシピを取得して、対象の食材を消費することで作成可能(失敗無し)。
回復アイテム扱いのものと、下記の召喚獣用料理の2種類がある。
回復アイテムは他と同様に戦闘中に使用可能で、ブレイブクリアのアイテム制限に抵触しないが、1マップに付き1キャラ2個までの使用制限がある。
また料理漫画のような展開も作中に登場し、謎の「グルメじいさん」の課題に沿った料理を出すイベントがある。

○分岐クラスチェンジ
3のSPクラスの発展型。CCの際に特徴の異なるクラスから選択できるようになり、最終的には3種類に分岐。
同じキャラでも全く異なる特性のユニットに育成でき、また使い方次第で化けるキャラが増えた。

○人生やり直し
任意でレベルを下げることが可能になった。通称レベルドレイン。
ボーナスを割り振りなおす、CCしなおすことができるようになり、
分岐CCと合わせて、例えば最初は物理型に育て、後のクラスに合わせ魔法型に育て直す、などといった使い方ができる。
前作までの「ボーナスを自分で調整できていれば強そうだが、加入レベルが高いせいで無駄に平均的で微妙」なキャラの救済にも役立つ。
実際、本作にも加入時に無駄なボーナス配分をされているキャラは多い。
他には無限界廊の強いアイテム取得のためにレベルを上げ、本編のブレイブクリアのためにレベルを下げることも可能。

○召喚獣の育成、お気に入りの誓い
前作のユニット召喚獣育成の発展型。料理を与えて召喚魔法の能力を強化できる。こちらもレベルドレインが可能。
またキャラごとに召喚獣をお気に入り設定することで、専用魔法を使ったり、必要な召喚ランクを下げることが可能。戦術とカスタマイズの幅が広がった。
基本的に成長と共に効果、射程も増えるが、ユニット召喚以外は消費MPも増える上に、終盤まで召喚獣用料理素材には取得制限があるため
1周目での育成計画や、逆に2周目の序盤用にレベルドレインの考慮などこだわると非常に奥が深い。

〇サポート能力
出撃ユニットとは別に1名を選択すると、そのユニットが戦闘中に確率でサポートをしてくれる。

戦闘バランスについて
移動力の増加、戦闘中の持ち込み武器が1→2に、
必殺技がほぼ全キャラに搭載、鎧加工で防具相性変更、1キャラごとの所持特殊能力の大幅な増加、
ユニット召喚後、召喚者が「送還」を選ぶことでそのユニットを一時撤退させることもできるなどがあり、
前作までとは中盤以降のプレイ感覚がだいぶ変わった。

基本的にキャラの運用の幅が広がり好きなキャラで戦いやすくなったが、肝心のキャラ数はガクッと減ってしまっている。
そして一人に対して多めの特殊能力と移動力により武器戦闘が有利になったことで、相対的に召喚獣の有用性が下がり、「サモン」ナイトというタイトルから離れているのでは?という指摘もある。
ただ必中、範囲攻撃や状態異常に関しては相変わらず召喚獣が強力で、
ユニット召喚の利便性は特殊能力の多さと送還追加により、前作以上となっている。


あらすじ

舞台はリィンバウムの三大国家の一つ、帝国。その片田舎の町トレイルで主人公は宿屋兼食堂の「忘れじの面影亭」を営んでいる。
奔放な父を反面教師に堅実に生きることを目標にする主人公だったが、ある日町の近くに落ちた流れ星から生まれた竜の子を拾ったことから日常は一変する……



登場人物

○主人公
CV:泰勇気(ドラマCD,SN6)/東城日沙子(SN6)※SN4本編ではボイスなし
デフォルト名は男はライ、女はフェア。
娘のためとはいえ幼い我が子を置いて旅に出た常軌を逸した父の影響で、15歳ながら一人で宿屋を切り盛りするしっかり者。料理の達人。
我流ながらかなり腕が立ち、売られたケンカは買う主義の武闘派。フェアも「ぶっ飛ばす」とかナチュラルに言っちゃう男前である。

従来の主人公と同様 戦士タイプ、召喚タイプを選べるが、初期状態を作中で「戦闘訓練の動きが良い」「その代わり召喚術の性能が低い」とバッサリ言われており、
実際に戦士向きで、これまでと違い召喚タイプでもSランクにならない主人公。戦闘中戦闘不能になっても、一度だけ復活する特殊能力を持つ。

向いているとされるだけあって戦士タイプは非常に扱いやすく、後半はライなら銃、フェアなら弓を着物でTECを補いながら扱える。
特にライは銃+ダブルアタックが可能(ついでに刀が横斬り)という強力さが話題になった。

召喚タイプにした場合は、能力こそ召喚士として及第点にはなるが、歴代の主人公がそれ以上だっただけに物足りなさを感じやすい。
ただ味方キャラが少ない中での全属性対応の召喚士であるため、味方の状況や手持ちの召喚獣に応じて(場合によっては人生やり直しも駆使して)方向性を変えられる柔軟さ、トリッキーさはなかなかの利点。


◆竜の子
本作のパートナー。
卵から生まれたばかりの竜の子どもで、性別の選択で三人から一人に決まる。
竜なだけあり0歳でもちゃんと活動でき、人間の姿と竜の姿を使い分けることができる。

○リューム
CV:田村ゆかり
好奇心旺盛でやんちゃな男の子。ある意味主人公に一番近い性格の似た者親子。
戦闘では槍を使う物理タイプ。フィジカルはそこそこなので、変身や主人公との連携を駆使することになる。

○ミルリーフ
CV:野川さくら
甘えん坊で泣き虫な女の子。主人公をパパorママと呼び、それはもう凄い勢いで甘えてくる。
戦闘では召喚師タイプ。召喚ランクは低いが、変身などの特殊能力を使い他の召喚師とは違う活躍ができる。

○コーラル
CV:岩男潤子
冷静で落ち着いた性格と、せんべいと緑茶が好物という渋い嗜好を持つクールな竜の子。
性別不詳である。ショタかボクっ娘か、はたまた男の娘かふたなりなのかはプレイヤーの妄想次第。なんと素晴らしい。
戦闘は物理も魔法も使えるお利口さん。特化してもいいが他の劣化になりがちなので、変身や専用スキルを絡めつつ上手く立ち回ることが求められる。


◆トレイルの住人
○リシェル
CV:松岡由貴
金の派閥の召喚師ブロンクス家の娘で、いずれ跡取りになる機属性の召喚師。ツンデレ幼なじみで、お嬢様だが主人公と同じくアグレッシブ。
父テイラーは主人公の宿屋のオーナーで、本作最強のツンデレ。この親にしてこの子あり。
戦闘は召喚師タイプだが、育て方次第ではガンナーにもなれる。

○ルシアン
CV:小林沙苗
同じく幼なじみでリシェルの弟。大人しい常識人で、暴走しがちな2人の後始末に追われる苦労人である。
適性属性が家の秘伝と異なる霊である上に召喚術の才能は乏しいため、召喚師ではなく自由騎士を目指している。
戦闘では遊撃タイプで、ガチムチや魔法剣士にもなれる。なぜか終盤までは他のキャラより明らかに弱い不遇キャラ。

○グラッド
CV:高橋広樹
トレイルの駐在軍人。前作の人たちはエリートだが彼は下っ端である。
普段は若干頼りないが有事の際はしっかり決め(ようとす)るみんなのアニキ。
戦闘は槍や大剣を使う前衛タイプ。初期から隙が無く、中盤以降は必殺技も備え安定性はバツグン。

○ミント
CV:高野直子
蒼の派閥から派遣されてきた召喚師。おっとり巨乳お姉さん。
戦闘では召喚師タイプ。今作最優遇の獣属性の使い手。
敵に獣耐性が多いことが厳しいが、3の霊耐性祭りよりは攻撃役としての機会は多い。

○ポムニット
CV:後藤邑子
ブロンクス家のメイドさん。リシェルとルシアンの教育係で、つまり苦労人。
戦闘には直接参加しないサポート専用キャラだが…

○セクター

◆御使い
はぐれ召喚獣の隠れ里ラウスブルグの守護竜に仕えていたはぐれ召喚獣たち。先代の死を受け竜の子を守るためやってきた。

○リビエル
CV:佐藤利奈
知識を司る天使(の見習い)。
見た目はルシアンぐらいだが、実際はなかなかの年齢。理屈っぽかったり子どもっぽかったりするデコ天使。
戦闘では霊属性の召喚師タイプ。若干晩成型。

○セイロン
CV:三木眞一郎
はぐれではなく人探しのため自らシルターンからやってきた龍人の青年。御使いのご意見番。
ストラとかんぽーをこよなく愛する中華風の男。高貴な生まれらしく、尊大でやや浮き世離れした面も。
育て方次第で物理タイプにも召喚タイプにもなれる。どちらに育てても一流なので特化した方が使いやすいが、杖装備までが少し遠い。

○アロエリ
CV:浅川悠
アメリカンインディアン風の有翼の亜人セルファン族の少女。御使いの長である兄クラウレを尊敬しているが…
先祖が人間に召喚されたはぐれ召喚獣であり、人間に対しては全く良い感情を持っていない。そのため和解してからも素直になれないツンデレ。
戦闘では弓を使った遠距離攻撃タイプ。成長すると槍による接近戦か短剣による魔法戦もできるようになる。
男っぽい口調だが実はこれは作っているものであり、本来は女口調。

◆訪問者
○アルバ

○シンゲン

○アカネ


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