SUMMON NIGHT4(サモンナイト4)

登録日:2011/04/08 (金) 03:37:17
更新日:2025/08/12 Tue 23:46:25
所要時間:約 6 分で読めます




概要


フライト・プラン開発、バンプレスト発売のPS2ゲームソフト。サモンナイトシリーズの第四弾である。


夜会話やマルチエンディング、ターン制SRPGの戦闘などシリーズのお約束は踏襲しつつ、システムまわりにかなり手が加えられている。
ちなみに夜会話は前作の対面形式?から通常の会話と同じ形式に戻っている。

時系列的には『2』の五、六年後。
『3』までは珍しかった、過去作のキャラがメインストーリー中に数名登場するのが特徴で、
『1』のキャラが二人仲間キャラとして正式参戦する他、『外伝』と銘打たれたストーリーにも過去作のキャラがゲスト出演(参戦)する。
また、エンドコンテンツである『無限界廊』の最奥には、『エクステーゼ』のキャラも登場する。
ゲスト出演(参戦)した過去作キャラはメインストーリーのバトルでは使用できない(正式参戦しない)が、
二周目以降は無限界廊で使用できる他、後述のPSP版では傀儡召喚システムでフリーバトルなどでも使用できる。

2012年にはPSP版でリメイク版が発売された。


主な新システム

〇料理
主人公の特技が料理ということもあり、アイテムに料理、そして食材が追加。
レシピを取得して、対象の食材を消費することで作成可能(失敗無し)。
回復アイテム扱いのものと、下記の召喚獣用料理の2種類がある。
回復アイテムは他と同様に戦闘中に使用可能で、ブレイブクリアのアイテム制限に抵触しないが、1マップに付き1キャラ2個までの使用制限がある。
また料理漫画のような展開も作中に登場し、謎の「グルメじいさん」の課題に沿った料理を出すイベントがある。

○分岐クラスチェンジ
『3』にあったSPクラスの発展型。
クラスチェンジの際に特徴の異なる複数のクラスから任意のものを選択できるようになり、最終クラスは基本的に各キャラ三種類ずつ存在する。
同じキャラでも全く異なる特性のユニットに育成でき、また使い方次第で化けるキャラが増えた。

○人生やり直し
任意でレベルを下げることが可能になった。通称レベルドレイン。
ボーナスを割り振りなおす、CCしなおすことができるようになり、
分岐CCと合わせて、例えば最初は物理型に育て、後のクラスに合わせ魔法型に育て直す、などといった使い方ができる。
前作までの「ボーナスを自分で調整できていれば強そうだが、加入レベルが高いせいで無駄に平均的で微妙」なキャラの救済にも役立つ。
実際、本作にも加入時に無駄なボーナス配分をされているキャラは多い。
他には無限界廊の強いアイテム取得のためにレベルを上げ、本編のブレイブクリアのためにレベルを下げることも可能。

○召喚獣の育成、お気に入りの誓い
前作のユニット召喚獣育成の発展型。
料理を与えて召喚魔法の能力を強化できる他、こちらもレベルドレインが可能。
またキャラごとに召喚獣をお気に入り設定することで、専用魔法を使ったり、必要な召喚ランクを下げることが可能。戦術とカスタマイズの幅が広がった。
基本的に成長と共に効果、射程も増えるが、ユニット召喚以外は消費MPも増える上に、終盤まで召喚獣用料理素材には取得制限があるため
1周目での育成計画や、逆に2周目の序盤用にレベルドレインの考慮などこだわると非常に奥が深い。

〇サポート能力
出撃ユニットとは別に1名を選択すると、そのユニットが戦闘中に確率でサポートをしてくれる。
サポート能力を持たない一部キャラクターはサポート指定できない他、逆にサポート以外出来ないキャラクターも存在する。


戦闘バランスについて
移動力の増加、戦闘中の持ち込み武器が1→2に、
必殺技がほぼ全キャラに搭載、鎧加工で防具相性変更、1キャラごとの所持特殊能力の大幅な増加、
ユニット召喚後、召喚者が「送還」を選ぶことでそのユニットを一時撤退させることもできるなどがあり、
前作までとは中盤以降のプレイ感覚がだいぶ変わった。

基本的にキャラの運用の幅が広がり好きなキャラで戦いやすくなったが、肝心のキャラ数はガクッと減ってしまっている。
そして一人に対して多めの特殊能力と移動力により武器戦闘が有利になったことで、相対的に召喚獣の有用性が下がり、
「サモン」ナイトというタイトルのコンセプトから離れているのでは?という指摘もある。
ただ必中、範囲攻撃や状態異常に関しては相変わらず召喚獣が強力で、
ユニット召喚の利便性は特殊能力の多さと送還追加により、前作以上となっている。


リメイク版の戦闘バランスについて
PSP版『3』準拠で、成長や召喚アシストなどシステムが一新された。
特殊能力に関しては修得可能クラスになる→人生やり直しを繰り返すことで全部盛りユニットが育成可能。召喚、MATK関連のものも増加している。

そして「傀儡ユニット」としてゲストキャラを使用できるシステムが更に強化。
『3』の時点で場所の限定なし、ゲストキャラ以外にも異性の主人公、選択されなかった生徒の他、
本来なら番外編専用のユニットや、敵でしか登場しないユニットも味方ユニットとして使用できるようになっていたが、
その『3』のデータがあれば、『3』で傀儡ユニットとして登場した全ユニットが『4』でも使用できるようになっている。
もちろん、『4』のゲストキャラや敵・傀儡専用ユニットも条件を満たすことで使用できるようになるため、
傀儡ユニットを全て解禁すればPSP版『4』は歴代作品の中で最も味方キャラが多くなる。
戦闘前の掛け合いセリフには作品、時代の枠組みを超えたものも存在するため、ファンなら色々な組み合わせを試したくなるところだろう。

また、解禁条件はあるが「傀儡召喚(ユニット)」は1周目から使えるため、
『4』本編のキャラの少なさが補えるどころか、あからさまに強いキャラに本編キャラの出番が押される可能性もある。
ノーリスクで「抜剣覚醒」が使用できる『3』主人公たちや、器用万能のキュウマ、強みが大体再現されている一部ボスなどはその筆頭。


用語

○召喚術
「別世界から、他者を召喚して使役する」という以前と同様物語の主軸だが、
『1』以来久々に「誓約者以外の召喚術は、強制や脅しにより召喚獣を行使している」という点がクローズアップされる。
見方によっては『5』以降の召喚術の在り方が変わった一因とも言える。
また、召喚術の基礎となった、召喚獣を元いた世界に戻す「送還術」とその術者も登場する。

○竜
これまでも最高クラスの召喚獣は竜であることが多かったが、今作では「竜の種類」について言及されており、
高い知性と魔力を持つに至ったものが到達するという「至竜」、その「至竜」に至る途中である「亜竜」、
そして、とある特殊な条件で変貌するという「堕竜」がいることが語られ、それが本作の物語に大きく関わってくる。
この中でも特に「至竜」が大きな意味を持つためか、今作のSランク召喚獣には『エクステーゼ』からのゲストを除き竜(龍)が不在。

○響界種
「アロザイド」とも呼ばれる、異なる世界出身の親二人の間にできた子供。
既存作品の似た存在と同じように、本作でも「人間でも召喚獣でもない生まれの者」と見なされ、
リィンバウムでもそれ以外の世界でも、どっちつかずの存在として迫害されることが多いとされる。
迫害されなかったとしても、片親やその種族の持つ強い力に、その半分の血・肉体しか持たない身体が耐えられないケースもあり、
その身体的負担が仇となる形で、普通の人間や他の同類よりも長生きできない響界種もいるという。*1
暴走した召喚獣、あるいは召喚者に襲われるなどの形で、この世に周囲から望まれぬ生を受けた響界種もいれば、
両親が種族・世界の違いを超えて愛し合った結果として生まれた響界種もおり、本作のテーマの一つ。

○ラウスブルグ
空飛ぶ城。見た目は早い話ラピュタ
メイトルパの古妖精と至竜が「ラウスの命樹」というメイトルパ産の大樹をベースに建造した「呼吸する城」。
竜の子、御使いたちの故郷であり、はぐれ召喚獣を保護する隠れ里としての役割を担っていた。*2
このラウスブルグの本来の機能を欲した者が訪れ、交渉決裂することから物語は始まる。


あらすじ

舞台はリィンバウムの三大国家の一つ、帝国。
その片田舎の町トレイユで、主人公は宿屋兼食堂の「忘れじの面影亭」を営んでいた。

かつて幼い自分を置いて妹と共に旅立った、奔放な冒険者の父を反面教師に、堅実に生きることを目標とする主人公だったが、
ある日、町の近くに落ちた流れ星を幼馴染たちと見に行った先で、その流れ星から生まれた竜の子を拾ったことから日常は一変する……


登場人物

○主人公
CV:泰勇気(ドラマCD,SN6)/東城日沙子(SN6)※SN4本編ではボイスなし
デフォルト名は男はライ、女はフェア。
娘(主人公にとっては妹)のためとはいえ、幼い自分を置いて旅に出たっきりの父親を反面教師とし、
15歳ながら堅実な人生設計を行い、一人で宿屋を切り盛りするしっかり者の少年/少女。
特に料理の腕前はかなりのもので、彼/彼女の料理を食べるためだけに宿を訪れる客も多い。
基本的に一人暮らしであることと、戦い方を父親にみっちり仕込まれ、今でも自主訓練を続けている影響で、
我流ながら大人にも負けないほどの腕っぷしを持ち、売られたケンカは買う主義なバリバリの武闘派。
ライはもちろんのこと、フェアも「ぶっ飛ばす」とかナチュラルに言っちゃう漢前な性格である。

従来の主人公と同様に、物語序盤で戦士タイプか召喚タイプを選べるが、
劇中で「剣などを使った戦闘技能・身体能力は高いが、召喚術については器用貧乏」(意訳)と言われているように、
ユニットとしても戦士向きの能力傾向で、従来の主人公と違って召喚タイプを選んでもSランク召喚術が使用できない。
また、バトルパートでは戦闘不能になっても、一度だけ復活する特殊能力を持つ。

向いているとされるだけあって戦士タイプは非常に扱いやすく、後半はライなら銃、フェアなら弓を着物でTECを補いながら扱える。
特にライは銃+ダブルアタックが可能(ついでに刀が横斬り)という強力さが話題になった。

召喚タイプにした場合は、能力こそ召喚士として及第点にはなるが、歴代の主人公がそれ以上だっただけに物足りなさを感じやすい。
ただ味方キャラが少ない中での全属性対応の召喚士であるため、
味方の状況や手持ちの召喚獣に応じて(場合によっては人生やり直しも駆使して)方向性を変えられる柔軟さ、トリッキーさはなかなかの利点。


◆竜の子
本作のパートナー。
卵から生まれたばかりの竜の子どもで、性別の選択で三人から一人に決まる。
竜という生まれもあってか、生まれたばかりでもちゃんと活動できる他、
竜の姿でも人間の言葉や感情をある程度理解する知性を持ち、人間の姿と竜の姿を使い分けることができる。

戦闘では装備ができる人型、ユニット召喚獣のようにボーナス装備無しの竜型に戦闘前、及びコマンドで変身(コマンドは回数制限有り)できる。
竜型は全員共通して移動力が高く防御よりの性能となる。主軸にはしにくいが、竜移動→変身して人で行動などは便利。

○リューム
CV:田村ゆかり
好奇心旺盛でやんちゃな男の子。ある意味主人公に一番近い性格の似た者親子。
戦闘では槍を使う物理タイプ。フィジカルはそこそこなので、変身や主人公との連携を駆使することになる。

○ミルリーフ
CV:野川さくら
甘えん坊で泣き虫な女の子。主人公をパパorママと呼び、それはもう凄い勢いで甘えてくる。
その性格から、主人公にべったりな竜の姿と最も性格の乖離が少ない竜の子。
戦闘では召喚師タイプ。召喚ランクは低いが、変身などの特殊能力を使い他の召喚師とは違う活躍ができる。

○コーラル
CV:岩男潤子
冷静で落ち着いた性格と、せんべいと緑茶が好物という渋い嗜好を持つクールな竜の子。
性別不詳である。ショタかボクっ娘か、はたまた男の娘か両性具有なのかはプレイヤーの妄想次第。なんと素晴らしい。
戦闘は物理も魔法も使えるお利口さん。特化してもいいが他の劣化になりがちなので、変身や専用スキルを絡めつつ上手く立ち回ることが求められる。


◆トレイユの住人

○リシェル・ブロンクス
CV:松岡由貴
「金の派閥」に所属する召喚師の家系であるブロンクス家の娘で、いずれその跡取りになる召喚師。得意な召喚術は機属性。
お嬢様ではあるが、幼馴染で同年代の主人公と同じく、好奇心旺盛で血の気が多い、アグレッシブな女の子。
素直に好意を表に出せないツンデレ幼馴染という、ある意味王道な属性持ち。
父・テイラーとは、自分の幼馴染に対する厳しい接し方への反発もあって折り合いはあまり良くないが、
さりとて本気で嫌っているわけでもない、言ってみれば反抗期に近い間柄。
戦闘は召喚師タイプだが、育て方次第ではガンナーにもなれる。鋼の軍団との相性が悪いが、それ以外は安定して強い。

○ルシアン・ブロンクス
CV:小林沙苗
リシェルの弟で、姉と同じく主人公とは幼馴染の関係にある少年。
アグレッシブな姉や幼馴染とは対照的に大人しい常識人で、暴走しがちな2人の後始末に追われる苦労人だが、
言うべき時ややるべき時には強い意志を見せることもあるなど、芯は強いタイプ。
適性属性が家の秘伝と異なる霊である上に召喚術の才能は乏しいため、召喚師ではなく自由騎士を目指している。
戦闘では遊撃タイプで、ガチムチや魔法剣士にもなれる。なぜか終盤までは他のキャラより明らかに弱い不遇キャラ。

○グラッド
CV:高橋広樹
トレイユの駐在軍人。前作の人たちはエリートだが、こちらは言うなれば下っ端である。
普段は若干頼りないが有事の際はしっかり決め(ようとす)るみんなのアニキ。
周囲からはバレバレなくらいミントに好意を寄せているが、天然気味の当人にはイマイチ伝わっていない。
戦闘は槍や大剣を使う前衛タイプ。初期から隙が無く、中盤以降は必殺技も備え安定性はバツグン。

ミント・ジュレップ
CV:高野直子
蒼の派閥から派遣されてきた召喚師。おっとり巨乳お姉さん。
土いじりが好きで、研究も兼ねて借家の家庭菜園で花や野菜を育てており、主人公の宿に野菜を提供している。
主人公たちよりもやや年上だが、あるきっかけで主人公やその幼馴染たちと仲良くなった過去があり、
今でも三人からは姉のように慕われ、親しまれている「ミントねーちゃん」(ライ)/「ミントお姉ちゃん」(フェア)。
戦闘では召喚師タイプ。今作最優遇の獣属性の使い手。
敵に獣耐性が多いことが厳しいが、『3』の霊耐性祭りよりは攻撃役としての機会は多い。

ポムニット
CV:後藤邑子
ブロンクス家のメイドさん。
リシェルとルシアンの教育係で、主にアグレッシブなリシェルに振り回される苦労人。
当然というべきか主人公とも顔馴染みで、たまに店番を任されたりしている。
気弱な性格で、リシェルに反発されて涙目になることも多いが、主従仲はなんだかんだで良好。
戦闘には直接参加しないサポート専用キャラだが…(個別記事参照)

○セクター
CV:楠大典
子供たちに勉強を教えている私塾の先生。元帝国軍人らしいが、今は足に障害を抱え退役している。
ミントさんに好意を抱かれており、色々と世話を焼かれている。爆発しろ。
+ 物語後半のネタバレ
ゲックによって改造されたサイボーグ兵士。
主人公と敵対している相手に当のゲックがいることを知り、長年に渡る整備不良でボロボロになった身体のまま復讐の鬼と化し、行動を開始する。
しかし主人公の説得と、贖罪を求めるゲックとの対話と整備により心身ともに復活し、以降仲間として使えるようになる。
性能面では変則的な暗殺者系ユニット。シナリオ中でも披露したように光学迷彩で敵に近づき、背後から致命傷を与えるのを得意技とする。
また、クラスチェンジを重ねると爆弾投げたりライダーキックかましたりスタッフのフリーダムっぷりが炸裂する。

○テイラー・ブロンクス
CV:清川元夢
リシェルとルシアンの父で、ブロンクス家の当主にして、宿場町トレイユの名士。つまりとても偉い人。
主人公の宿屋のオーナーでもあり、経営状況について定期的に口を出してくるため、主人公からは苦手に思われている。
主人公の父親とも顔馴染みで、色々破天荒な彼に振り回されたためか主人公にも時折嫌味を言って反発されたりもしているが、
宿屋の経営状況が良くなると(叱咤激励に近いが)ちゃんと褒めてくれる他、なんだかんだで主人公のことも気に掛けている。
平たく言えば娘のリシェルを超える本作最強のツンデレで苦労人。
パーティーメンバーに加わらないものの、陰からあれこれサポートしてくれている。

◆御使い
はぐれ召喚獣の隠れ里ラウスブルグの守護竜に仕えていたはぐれ召喚獣たち。
先代の死を受け、竜の子を守るためやってきた。

○リビエル
CV:佐藤利奈
知識を司る天使(の見習い)。
見た目はルシアンぐらいだが、実際はなかなかの年齢。理屈っぽかったり子どもっぽかったりするデコ天使。
戦闘では霊属性の召喚師タイプで、弓を装備できる。
若干晩成型。

○セイロン
CV:三木眞一郎
はぐれではなく人探しのため自らシルターンからやってきた龍人の青年。御使いのご意見番。
ストラとかんぽーをこよなく愛する中華風の男。高貴な生まれらしく、尊大でやや浮き世離れした面も。
育て方次第で物理タイプにも召喚タイプにもなれる。どちらに育てても一流なので特化した方が使いやすいが、杖装備までが少し遠い。

○アロエリ
CV:浅川悠
アメリカンインディアン風の有翼の亜人セルファン族の少女。御使いの長である兄クラウレを尊敬しているが…
先祖が人間に召喚されたはぐれ召喚獣であり、人間に対しては全く良い感情を持っていない。そのため和解してからも素直になれないツンデレ。
戦闘では弓を使った遠距離攻撃タイプ。成長すると槍による接近戦か短剣による魔法戦もできるようになる。
男っぽい口調だが実はこれは作っているものであり、本来は女口調。

○クラウレ
CV:三宅健太
上のアロエリの兄であり、御使いの長。
ラウスブルグの実質サブリーダーに近い立ち位置だけあって、誇り高く情に厚いセルファンの戦士である。
戦闘では槍を使う。飛行能力を持つ高機動ユニットであり、槍を投げることによって遠距離攻撃手段をも持つ。
そのうえで妹より体力、腕力に優れるため完成された前衛ユニットであると言える。
+ のだが…
ラウスブルグを襲撃した一派の目的に同調し、さらには個人的にギアンに同情してしまい御使いの長でありながら離反してしまう。
結果、竜の子の所有権を巡って争うことになる。そのため上記は敵としての性能。
物語終盤レンドラーの放つ
「一度限りの心変わりは許されるだろう。だが二度目は変節漢と呼ばれよう。それだけは我慢ならぬ」
という台詞の後の戦いで彼が取った行動はある意味語り草。

◆訪問者
主人公が営む「忘れじの面影亭」に訪れ、仲間になる人々。

○アルバ
CV:小尾元政
1』に登場した、フラットのメンバー年少組の少年。
幼少期から夢だった騎士を目指すため、『2』に登場したシャムロックが立ち上げた「巡りの大樹自由騎士団」の見習いとなり、
そのメンバーであり、先輩・上司であるルヴァイドやイオスと共に任務中だった。
しかし足の骨を折る怪我を負い、主人公の宿屋で療養することになったため彼らと一時的に別れ、
やがて足の怪我が治ってからは、主人公たちの戦いに協力してくれるようになった。
ユニット性能としては、初期は師匠のレイドに瓜二つな超正統派前衛騎士。
成長すると、現上司のルヴァイドやイオスの影響を受けたと思しき能力を獲得していく。

○シンゲン
CV:子安武人
シルターンから召喚された眼鏡サムライ。
現在は主のいないはぐれ召喚獣で、吟遊詩人として三味線を弾き生計を立てている。
三味線の腕前は悪くないのだが音痴で、喰いっぱぐれていた所を主人公に拾われ、以後食客として厄介になりつつ主人公に協力する。
経緯としては『2』のカザミネに似ているが、彼と違い性格は大変いい加減でちゃらんぽらんでテラ子安。
もっとも、義には厚い侠客的な面も強く、ストーリー中のある大きな事件ではどっちに転んでも主人公に最後まで強く味方してくれる。
戦闘面では伝統的なサムライ型だが、居合のMP消費が重くなった。後半は投具や剣装備、敵専用だった飛ぶ居合まで使用できる。

○アカネ
CV:天神有海
『1』でも仲間になった、シルターンから召喚されたくのいち。
本作では旅の薬売りとして登場し、彼女の卸す薬を自由行動中に欠かさず買い続けると仲間になる。
まぁその仲間イベントでは……既知の仲であるアルバの一言がそのまんま『1』プレイヤーの心中を代弁するだろう。
『1』から修行を積んだ成果か、凄まじい超性能のまさにシノビ。


◆敵対する者たち
竜の子を狙う集団。
組織化された戦闘集団をいくつも抱え、竜の子の故郷であるラウスブルグを武力で以って制圧した。
卵として逃げ延びた竜の子を追い、主人公たちと出会い敵対することになる。

○レンドラー
CV:石塚運昇
人間の騎士たちによって構成された「剣の軍団」を統率する団長。
昔気質の騎士で頑固で声がうるさいおっさん。仲間たちからの愛称は「将軍」。
元は旧王国の騎士で、帝国との和平を成立させる生贄同然として出撃させられ、部下共々野垂れ死ぬ寸前だったのを『姫』に助けられた。
正統派の堅くてゴツい見たまんまの前衛ユニット。
物語序盤から高Lvで登場し何度か交戦機会があるが、中盤まではあれやこれやと正面対決が避けられ、主人公一行が成長してからやっと正面から戦う機会が得られる。
カウンターも重いが、油断していると必殺技の一撃で容赦なくブレイブクリアーをおじゃんにしてくれる難敵。

○ゲック
CV:内海賢二
ロレイラルの機械兵器で構成された「鋼の軍団」を統率する団長。フルネームはゲック・ドワイト。
腰の曲がった高齢の老人で、会話中たまに発作を起こすこともある。仲間たちからの愛称は「教授」。
元は帝国お抱えの召喚術研究者。
ロレイラルの技術をある程度解析、修理、運用が可能なシリーズ全体で見ても凄まじい超技術の保有者である。
部下の機械たちは彼がスクラップから修理したモノで、子や孫のように慈しみ愛している。
非道な研究に嫌気が差していたところ、物語の数年前に起きた研究所の爆発事件のどさくさに紛れて脱走。『姫』に助けられ、以後彼女に恩を返すため行動している。
戦闘面ではボス級ユニットの割には貧弱なおじいちゃんだが、彼の取り巻きである機械人形たちが強く、近づくのが大変。

○ローレット/アプセット/ミリネージ
CV:大原さやか桑谷夏子望月久代
ゲックに仕えている機械人形三姉妹。
青くて眼鏡でガンナーなのが長女ローレット。
緑でやや片言でドリルなのが次女アプセット。
ピンクでキャハハでのびーるアームが三女ミリネージ。
とくに長女ローレットはゲックの老いた体を診たり、ゲックがいない現場で指揮を取るなど結構重要な役目を任されている。
下記のグランバルドは彼女たちにとって末っ子の弟である。
敵の機械系ユニットながら召喚術まで使ってくる。MATは高くないのであまり脅威ではないが、計算を崩されやすい。

○グランバルド
CV:矢部雅史
ゲックに仕えている機械兵士。変形機能を持つ大型重装甲の砲撃型。
ただしポップな青い色の装甲、うさ耳、大きい目、そして幼すぎる思考にドジっ子と、機械兵士としては可愛い要素が目立つ。
戦闘では射程+2というとんでもない補正が付いた砲撃で攻め立ててくる。
+ 後半は…
途中で味方に加入するが、専用の夜会話、EDは無い。
味方になると射程は+1に落ちるが従来通りの砲撃型機械兵士として運用でき、小範囲の必殺技、衛星攻撃まで備える。
移動の低さを後半はアクセサリーで補えるのも強み。

○獣皇
CV:福山潤
メイトルパの獣人たちで構成された「獣の軍団」を統率する団長。
獅子のような姿をした屈強で大柄な亜人種で、言葉を話さず唸り声のみを上げる。
常時ステータス異常「狂化」の影響を受けており、被与ダメージが数値以上に跳ね上がる性質を持つ。
そのうえで信じられないような凄まじい高HPと超攻撃力を持つため、
後衛は当然のことバリバリの前衛ユニットですら通常攻撃の一撃で葬り去る。まともに戦っては絶対にいけない。
+ ネタバレ
その正体は、非常に温厚で心優しいリオネルの青年「カサス」。
「獣皇」としての姿は、かつて闘技場の奴隷として扱われた際に受けた「狂血の呪い」によって変身したものである。
彼が保護している亜人の子供たちを主人公たちが助けた件から平常時の姿で知り合いとなってしまうことになる。
彼もまた『姫』に助けられた一人で、文字通り自らの命を賭して彼女の助けとなるべく忌むべき「獣皇」の姿をとっている。

○エニシア
CV:水樹奈々
『姫』と呼ばれている、本組織の頭目の少女。
だが実質のリーダーは後述するギアンであり、彼女はギアンが組織を上手く回すために担ぎ上げたシンボルとしての側面が強い。
心優しく音楽を愛するような少女でありメイトルパの妖精と、人間の父親の間に生まれたハーフ『響界種(アロザイド)』。
その出自で苦労を重ねてきたが、ギアンに拾われ、以後彼を兄のように慕いつつ上述の部下たちを純粋な善意で助けて恩義を返されるに至る。
二週目では夜会話で、彼女と主人公の能力で接触する機会が生まれ、彼女のEDルートフラグが解禁される。

ギアン・クラストフ
CV:成田剣
『姫』の背後に立つ本組織実質のリーダーである青年。
無色の派閥に属するクラストフ家の当主であり、今は失われたはずの「送還術」を使いこなす。
幻獣界メイトルパの幽角獣である父と、クラストフ家の女性である母の間に生まれた『響界種』で、
父親である幽角獣の血を色濃く受け継いだ影響で人間離れした高い魔力と生命力を有し、戦闘能力は圧倒的。
どれくらい圧倒的かというと、PSP版の傀儡ユニットとして使用するとバランスブレイカーと化すほど。

良家の生まれということもあって、表面上は紳士的な対応ができる人物だが、
冷徹な性格で目的の為なら手段を選ばず、敵とみなした相手には慇懃無礼な態度も取る。
一方、響界種として迫害を受けてきた経緯から同じ響界種には同胞として心優しく接することができ、エニシアを救ったのもこれが原因。
ようするにかなり面倒くさい性格の持ち主。


◆ゲスト
戦闘に参加するが正式加入はしない歴代キャラ。
クリア後は『エクステーゼ』のキャラを除きヒトカタの符で無限界廊専用ユニットとして呼び出せる。
特に『1』、『3』のキャラは、アルバのようにキャラの成長が著しい。

▼『1』より
フィズ、ラミ、ガゼル、リプレ(サポート専用)

▼『2』より
ルヴァイド、イオス、ユエル、メイメイ

▼『3』より
スバル、パナシェ、マルルゥ、クノン

▼『エクステーゼ』より
ユヅキ、リゼルド、ピア、オーレル(他非戦闘キャラとして、ルチル、ムガ)

○白夜を継ぐ者
無限界廊最深部のボスとして、『エクステーゼ』の4人は同時にボスとして登場する。
ステータスの高さはもちろん 固まって配置されている上に、リゼルドは射程+2の銃
召喚士のピアとオーレルはSランク召喚石を持っており、ユヅキは飛ぶ居合を持つため、隙が無い。
そしてリゼルドは必殺技として、射程無限上下制限無しの貫通攻撃も持つ。…やる気十分にもほどがある。
幸い一定範囲に自軍が入るまでは四人は動かないため、開幕でリゼルドに不意打ち…などということは起こらないが、動き始めたら覚悟をしよう。


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最終更新:2025年08月12日 23:46

*1 『1』に登場したカノンはその口だったと言える。

*2 異次元に潜む機能があるため外部から干渉を受けにくい。