キャンチョメ(金色のガッシュ!!)

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キャンチョメ(金色のガッシュ!!) - (2021/05/14 (金) 23:53:38) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2011/05/17(火) 00:47:30
更新日:2024/05/04 Sat 13:25:57NEW!
所要時間:約 5 分で読めます







もう僕のせいで誰かがいなくなるのは嫌なんだ!!


キャンチョメとは金色のガッシュ!!の登場魔物。
魔界の王を決める戦いに参加した百人の魔物の子供の一体である。
(CV.菊地正美)

パートナー;パルコ・フォルゴレ
魔本の色;黄色



アヒルのような容姿に赤ちゃんのような服を着ている。
臆病で泣き虫な性格であり、魔界では泣き虫キャンチョメと呼ばれていた。
しかしお調子者な一面があり、所々で『無敵のキャンチョメ様』を自称する事がある。
当然ただの見栄っ張りであり作中でもそのような扱いを受けていたが、物語の終盤では…(詳しくは後述)

暴力を嫌う優しい心と、時には敵わない相手にも立ち向かうほどの勇気の持ち主である。
常に持ち歩くほどお菓子が大好きであり、それにつられたせいでサーカスや南極に行く羽目になったことも…


魔界で同じ落ちこぼれだったガッシュを狙いに日本にやって来たが、返り討ちにされる。
その際にフォルゴレからの言葉もあり、強くなろうと決意する。



千年前の魔物編では清麿の指示もあってだが、「化ける」術の特性をフルに活用し、自分でも皆の役に立てた事に喜びを感じていた(現に何体かの魔物の本を燃やしている。殆ど不意打ちだが)

しかしキッドと共にベルギム・E・Oと対戦した際、最終的に勝利こそしたもののキッドが魔界に帰ってしまう。これをきっかけに仲間を失う事への恐怖が根底に芽生え、後々まで禍根を残すこととなる。



ファウード編にてガッシュと共にキースと戦うも、全ての術を見破られてしまい一時戦線を離脱する。
しかしその際にキッドが魔界に帰った時の“失う事への恐怖心”が甦り、満身創痍の身体で再び戦いに。
そんな彼の勇気が魔本に新たな呪文を出現させ、勝利へ導いた。
この辺りからギガノ級の術を打ち破り、ディオガ級の術を止める等周囲と遜色ない力を付けてきている。



クリア編では本来の術の潜在能力(後述)が目覚め、修業過程で一度ガッシュに勝利した。
その実力は清麿に躊躇いなくバオウを選ばせたうえで、そのバオウをあっさり打ち破るほど。

ゴームに圧倒的差をつけ優位に立つも、大きな力を手にした事で負の心が芽生えてしまい、一方的にゴームを痛めつけ続ける残虐な性格になってしまう。

しかし我らがフォルゴレの身体をはった説得(※本人の項目を参照)により、元の優しいキャンチョメに戻る。

その後、その術を危険と見なしたクリアの遠距離魔法によって本を燃やされてしまうものの、
ゴームとは魔界で友達になる事を、フォルゴレとはいずれ彼の様な強さと優しさを兼ね備えたヒーローになる為に頑張ると約束して魔界へと帰った。




【術一覧】

『物に化ける』『幻影を生み出す』等といったトリッキーな術を使用する。


●第1の術《ポルク》
自分の身体を特定の物に変身させる。(大きさの上限は不明)
変身した物の能力は使えず見かけ倒し。人物に変身した場合は身体の一部が異なる(鼻が長い、頭が長い等)。が、千年前の魔物編以降はほぼ完璧な変身をするようになった。
当初は正真正銘こけおどしにしか使われなかったが、千年前の魔物編では清麿の指示などにより「相手の視覚を欺く」ことに利用される。コポルクと共に不意打ちで使われたり、仲間の姿を一時的に隠したりした。

●第2の術《コポルク》
自分の身体を小さくする術。
恐らく全術でも例のない、フォルゴレ曰く「弱くなる術」。
だが小さくなる事で敵に気づかれずパートナーの本を燃やしたり、攻撃を回避するなどの隠密行動が可能となり、千年前の魔物編以降は所々で有効に働いていた。

●第3の術《ディカポルク》
自分の身体を巨大化させる術…ではなく、巨大化した自分の幻を出現させる術。
主に相手の術の無駄撃ちを誘うために使われるが、あくまで幻なので正体がバレてしまうと無意味になる。
なおゲームでは何故かこの術で普通にダメージを与えている。幻ってなんだっけ

●第4の術《ディマ・ブルク》
自分の実体のある分身を8体出現させる。
高い単体能力に加え、連携攻撃によって相手を翻弄する。全員集まればギガノ級を跳ね返し、ディオガ級にも数秒とはいえ耐えられるほどの強さ。
ただし分身の強さはキャンチョメ本人の「意思の強さ」に依存するため、キャンチョメが弱気になると途端に分身もしおらしくなる。
またキャンチョメが意識を失った場合は強さの根源である意思がなくなるため消えてしまう。

●第5の術《フォウ・スプポルク》
手から出した音と光を魔物かパートナーに浴びせ、「術を止める」「心の力を止める」信号を脳に伝えて術を強制終了させる。
初見の相手は「自分の術が消された」と思い込む。

●第6の術《ミリアラル・ポルク》
特殊なガスを発生させ、一度見たことのある術を唱えると、そのガスによって相手に「術が発生した」という強力な暗示がかかり、肉体的にダメージを与える事ができる。
ただし対象となる術を標的が正確に知っていなければならない(暗示をかけられない)ため、基本的にはその術を使える魔物相手にしか効果がない。
(例えばブラゴの術を唱えてティオを攻撃しようとしても、ティオはその術の効果を正確に知っていないため効果がない)

●第7の術《シン・ポルク》
今作の最強術の一つ。
キャンチョメの“シン”の術。
効果は大別すると「自分の身体を思った通りの姿に変える」「周囲の空間に思った通りの幻を作る」「身体や幻に思った通りの暗示効果を付ける」の3つ。
これにより例えば「術を消す」という暗示効果を体や幻に加えれば、相手は術を自ら強制終了させてしまうし、
さらには「痛み」を暗示で与え、幻による強烈な苦痛を味わわせることもでき、
身体が千切れる、血を流す等の幻と合わせればさらに苦痛は増す。
早い話が発動中は全部キャンチョメの思い通り。


この暗示は視覚や聴覚だけでなく接触した部分にも直接かかるため、相手は目を瞑っていても逃れることはできず精神ダメージをくらい、いずれは精神崩壊を起こす可能性もある。
現にこの術を覚醒させた張本人であるデュフォー曰く「(ガッシュと清麿ですら)手加減していなければ死んでいた」と言わしめる程。
ファンによる考察サイトでは前2つの術やこの術の事も相まって、強さの格付けではあのブラゴよりも強いと結論付けられており、まさに無敵といっても過言では無いほどの強さ。

あくまでも彼の術の特徴である幻覚・変身・神経操作を総駆使した精神攻撃である為、実際の肉体ダメージは小さい。なので術を解くと肉体へのダメージは殆ど残らない。

なお、本来の使い方は前述のゴーム戦を終えた直後の本人曰く「楽しい幻覚や美しい風景を見せて術を受けた者を楽しませる」というものらしい。

しかし、後に作者からこの術の弱点が明かされる。
あくまで「術」であること、「キャンチョメ本人が強化されている訳ではない」ことから、キャンチョメ本体の居場所を突き止め投石や弓矢などの「物理的な遠距離攻撃」を仕掛ければ、
キャンチョメ本人はそれほど強くない為倒せてしまうとの事である。
後付けと思われがちだが、本編でもデュフォーがキャンチョメとの模擬戦の際、清麿に「アンサー・トーカーは使うな」と条件をつけており、この弱点は登場から既に設けられていたと思われる。

尤も、それをしようにもあらゆる感覚から襲い来る熾烈極まりない精神攻撃の中キャンチョメの本体を探り当て、攻撃を当てるというチートクラスの技量と精神力が求められるが…

●第?の術《ガポルク》
ゲームオリジナル呪文。ポルクと違って実際に変身したものの能力を使用することができる。 




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