パルコ・フォルゴレ

登録日:2010/11/19(金) 20:13:24
更新日:2020/03/29 Sun 15:52:34
所要時間:約 4 分で読めます






「オイオイ、私が誰かって?」


「イタリアの俳優、パルコ・フォルゴレさ!」


漫画金色のガッシュ!!の登場人物。魔物の子キャンチョメのパートナー。


CV:高橋広樹

◆概要


絶世の美男子、「イタリアの英雄」と豪語している割にはショーにやたら遅刻したり、普通ならセクハラと訴えられる行為をしまくっている。
だが事実、映画スターとして世界的な有名人で、彼を主役にした様々なジャンルの映画が制作されたり、彼をモデルにした商品が沢山作られるほどの人気者。街を歩けば女の子たちがすぐ群がってくる。
もちろん女性以外のファンに対する気遣いも優れるあたり英雄を自称するのはだてではない。
彼の歌ったCDもベストセラーとなっている。

曲名は『チチをもげ』。歌詞を少し紹介しよう。ミュージック・スタートさ!






チッチチッチ、オッパイ、ボインボイ〜ン


チッチチッチ、オッパイ、ボインボイ〜ン


もげ!もげ!もげ!



テ――――――ン

パチパチパチパチパチ……


名曲である。


ちなみに現実にもCDが本当に発売され、在庫不足から入手困難になったぐらいリアルでもベストセラーの曲になっており、ジュリアナバージョンや音頭バージョンなども作られている。
イケメン役とイロモノ役で有名な中の人が『おっぱい』を連呼している貴重な逸品で、ほぼ全世界フォルゴレの出向く地での女性はこの曲を知っているファンが多いとか。
ガッシュ=この歌と連想される事も多く、実質アニメで使われた歌の中でズバ抜けた知名度を誇る。
雷句先生によると初回版だけで1万枚も売れていたらしい。先生には作詞の印税が7万円入ったとの事。


※収録時、高橋本人はあまりの恥ずかしい歌詞にヤケクソで歌ったらしい

ちなみに先生が取材でイギリスに行った際、おもちゃ屋でフォルゴレのラジコンを購入しており、漫画やアニメでもそのラジコンを出している。

英雄なだけあり『鉄のフォルゴレ』『無敵フォルゴレ』という異名も持っており、何度倒れても歌いながら蘇ってくる。
人間としての打たれ強さなら、作中一といえるだろう。
ただまぁ電撃やら重力のかたまりやらが平然と出まくる作品なのでそれが生きることはあんまり…。
普段はおバカな言動で勘違いされやすいが、映画スターとしての心身の実力もネタ抜きにして本物で、実際は一般人程度ならぶちのめせるぐらいには身体能力も非常に高い。
あの愉快な服装の中にも、はち切れんばかりのムキムキの筋肉が隠されている。
だが、ポリシーから力を振るうことは少なく、これは持ち前の打たれ強さ共に彼の過去に関係している。

キャンチョメとは『高貴なる魂』を認め合った仲。
キャンチョメは彼のことを本当に無敵だと思い尊敬しているが、彼もまたキャンチョメを守るべき存在として大切にしている。



◆各章での活躍



【邂逅編】



ガッシュと戦うために来日。清麿を拘束するまでに追い詰め、女の子と遊びに行くほど余裕を見せる。

結果的に敗北するが、懲りずに再戦を誓って母国へと帰った。


「またくるよ!」

清麿「二度とくるなっ!!!」


その後は、街で女の子の所へ行って胸をもんでたり、
彼のファンであり、入院している幼女の所へ遊びに行ったり、キャンチョメを探しに世界中を駆け回ったりしている。

英雄とは、仕事などいつでも休めるものなのだ。

ちなみにアニメでは清麿達と再会した後、キャンチョメと共にホーバーグ・キャッスルへ同行しており、バルトロ戦では少しヘマをしながらも操られた甲冑達の処理や人質の誘導など、清麿達をサポートしていた。


【千年前の魔物編】



最初から先陣を切るなど勇敢な姿を見せる。
また、持ち前の存在感から、敵のパートナーを驚かせたりもしている。


「それでフォルゴレは何をやってるんだ?」

「ヒマだからブリッジをしてるんだ」




【ファウード編】



無敵の力が本領を発揮。叫びながら仁王立ちしている姿は圧巻である


「鉄のフォルゴレ!!無敵の力の見せ所だ!!!」

ス…(敵が攻撃を構える)

「ひいいいいいい」


【クリア編】




「私の一番好きな動物は……カバさんだ……」

「知ってるかい?キャンチョメ……カバさんは……」



デュフォーの訓練により、キャンチョメが超強化。
「ライオンのように強くなれた」と喜び、事実、襲撃してきた強敵ゴームに対し、今までの弱キャラは何だったのかと思う程の圧倒的な力を見せつける。

しかし、念願の強さを手に入れたことにより自分を見失い、敵を精神崩壊寸前になるほど過剰なまでに痛めつけるようになってしまう。
そんなキャンチョメを止めるため、彼は自身の経験を語りはじめる――――








「知ってるかい?キャンチョメ……カバさんは……」

「カバさんの牙には小鳥がとまるんだぜ」



――――彼も俳優となる前は、かっこよさと強さを求めて暴れまわる、『ライオン』のように生きてきた。

しかしそのうち親切からの行動でも、たとえ人助けをしても、人は彼を恐れ、近づかなくなっていった。
やがては両親からすらも猟銃を突き付けられ、見放されてしまう。


フォルゴレは、『ライオンの牙に小鳥は止まらない』ことを悟る。

目に留まったのは街頭のテレビに映る『牙に小鳥が止まるカバの姿』
「こっちの方がいい」と感じた彼は、愉快なスターを志し、現実のものとした――――


「未だに両親は私に近づこうとしない。そうなってしまったら終わりなんだ」



『ライオン』になる事がいかに恐ろしく悲しい事なのかを知るフォルゴレは、
今日までのキャンチョメとの生活を思い出しながら告げる。




キャンチョメ…あの時は言わなかったが、カバさんは強いんだぜ…

子供を守る時は特に強い!!
ライオンだって倒しちまうんだぜ!!!



私はいつだってカバさんだった

私の姿は、キャンチョメの目にはカッコ悪く映ってたかい?








実は前述した活躍は、彼のかっこいい部分を抜粋したもののみ。
実際は戦いの中でも、キャンチョメのサポート以外はほとんどギャグ要員だった。
彼がレギュラーとして存在しているおかげで、シリアスな場面や空気が何度ぶっ壊されたことか……



しかし、それは彼が『カバさん』として生きる証である。

常に愉快に、我々を楽しませるその姿勢は、正にイタリアの……いや、我々にとっての英雄の姿というべきだろう。

人間からすればガチでライオンよりカバさんのがよっぽど怖いことは秘密だ!



【戦いの終わり】


本来の優しさを取り戻したキャンチョメは自身の力の本当の使い方を悟り、「ゴームと仲良くなる」という道を選ぶ。


しかし、ゴームの本を燃やす直前……
クリアの超長距離攻撃が発動。瞬く間に、キャンチョメの本は燃やされてしまった。


あまりにも突然訪れた、キャンチョメとの別れ。
彼はゴームの本を燃やすのも忘れ、本が燃え尽きた後まで、一番の親友との別れを惜しみ悲しみにくれた。






そして、最終決戦を目前に、彼の戦いは幕を閉じた……







最終回では、無事に手紙を通じてその後もキャンチョメが魔界で元気にやっているのを知り、感涙していた。


◆余談


前述のフォルゴレの『過去』だが、「魔物同士のバトルロイヤルという状況下において不自然なまでに暴力を振るわない」、「いざキレるとドスの利いた粗暴な口調になる」、「キャンチョメとの出会いのシーンで、スター時代のものではなくライオン時代に着ていたのと同じコートを着ている」等の描写から、設定としてはほぼ初登場時点から存在していたと思われる。

当初の構想ではファウード編で物語を終わらせる予定だったとされているため、作者としては本来表に出す予定になかった、いわゆる『裏設定』のつもりだったのだろう。
実際、これらの設定を公表してしまえばギャグキャラクターとしてのフォルゴレのイメージは完全に壊れてしまうため、クリア編で明かしたのはかなり思い切った判断だったと思われる。

しかし、これによってフォルゴレはコメディリリーフにとどまらない深みのあるキャラクターとして完成することが出来、結果的に描写したのは成功だったと言えるだろう。




「もう行くのかい?アニヲタ!」

「さみしいじゃないか……席を用意するぜ。追記・修正もしていけよ」


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