登録日:2010/03/13(土) 23:13:37
更新日:2023/12/06 Wed 14:23:05
所要時間:約 9 分で読めます
読み:ガッコウニテロリスト
英訳:The terrorist invades the school.
●目次
◎概要
学校にテロリストとは、主に男子学生の7~8割がする妄想である。年齢が高くなるほどこの妄想をする傾向が高くなる。
しかし卒業をして就職すると、
学校にテロリスト
↓
職場にテロリスト
とテロリストが活躍する場が変更になる場合があるので注意が必要である。
◎妄想のバリエーション
1.いつもは目立たないような(
ぼっちな)自分だが、テロリストを撃退することでクラスの注目者となり、なおかつ女子にモテモテ……
テロリスト撃退妄想人気者型
2.自分をいじめるクラスの
DQNをテロリストが射殺、その後、自分がテロリストを抹殺して明日からは脅えなくてすむ……
テロリストの憂鬱型
3.テロリストが学校に侵入。自分とテロリストとの壮絶な戦いで学校が粉々。しばらく学校はお休み……大型連休後の悲劇型
4.自分はなんとテロリスト側。クラスの可愛い子をレイプ……ヒャッハーオナニー型
5.日頃やしなってきた軍知識を生かしテロリストを抹殺するシミュレーションを立てる……軍ヲタの俺って最強型
等々いろいろなパターンが存在する。
…まあ、実際に起これば北オセチア学校占拠事件のようになるのがオチである。
百歩譲って自分が望む展開通りになったとしても自分も刑務所送りか危険人物扱いで白眼視は確実であり、人生に悪影響を及ぼす(3のケースでは損害賠償等で財産も失う)。
亜種として学校その他でバイオハザード(ゾンビ的な意味で)や大地震等の災害、という妄想も存在。
これらも実際に起きたところで十中八九前者はゾンビの餌に、後者は右往左往する要救助者になるのがオチだろう。
◎ルール
- ストーリー上自分は死なない
- 死ぬような場面に直撃しても「銃弾がお守りに当たる」等の幸運で生き延びる
- 自分の運動神経は異常(テロリストの機関銃の一斉掃射さえ紙一重でかわしまくって距離を詰めて瞬く間に格闘などで制圧していくなど)
- テロリスト側はこちらが反抗するとは思わず、慌てふためきなし崩し的な対応しか出来なくなる
- 基本的にクラスメイトはこちらの指示や主張に二つ返事で同調する
- 警察、自衛隊は一切関与しない、或いは来たときには既に自分が全滅させたあと。
- クラスのイケメンは射殺される(但し自身の場合は適用されない)
- 自分と親しい人間が活躍する場合は大抵死ぬか負傷退場する
- 弾薬は無限。弾倉変え?何それおいしいの?
- 特殊能力が使える
- どちらかが全滅するまで継続
- 銃器の扱いに詳しい自分
- 自分と可愛い女子が生き残る
ただし、こなれてくると「自分は銃も特殊能力も無く、その場の物で創意工夫して戦う」「敢えて無双せず窮地に追い込まれる」
等多種多用なバリエーションへと派生していく。
◎適性テスト
10個以上あてはまる人は立派な戦士です。
これからもテロリストと闘いましょう。
- 遅刻しがち
- トイレによく行く
- 髪型は適当
- 常に銃を携帯している
- 銃器に詳しい
- 木登りが得意
- 蛍光灯より白熱灯のほうが好き
- 携帯はドコモ
- シャーペンより鉛筆
- 制服が大好き
- 眼鏡をかけていない
- 血液型はA
- 便秘ぎみ
- 車はTOYOTAよりHONDAのほうが良い
- 耕運機はHONDAよりヤンマーのほうがいい
- オーストリアの首都を言える
- 出禁をくらってる店がある
- ガンアクションは苦手
- 部活に入って無い
- 朝は自分で起きる・テトリスが得意
- 小遣いは1000円以上10250円以内
- 俺がガンダムだ
- 名前が漢字二文字
- カロリーメイトはフルーツ派
- 朝食はトマトと塩
- 普段は目立たない
- フルメタル・パニックが好きだ
- 自分が裏ボスになった夢を見た
- ハートマン軍曹にfuckされたいと思うことがある
- 俺の彼女はM14
- 露骨にエッチ
- モミアゲをよく気にする
- 根暗である
- 酒をモンダミンの味、色、匂いにして持ち込む
- 髪の毛をいじる癖がある
- 指の第一間接が曲がる
- 初詣には毎年行っている
◎考察
この様に妄想話で笑いの種になっている当項目であるが
実際に発生したらシャレにならないレベルの惨劇が起こりうる事件
である。
学校次第ではあるがセキュリティが甘かったり外部からおおよその構造が把握しやすく、卒業生から学校の事を聞き出したり学園祭等一般開放されるケースも多いので怪しまれずに学校に入り込み易く、(おまけにその際のパンフレットにはご丁寧に全体図が表記されているケースもある)内部状況も把握しやすく、事前に潜入し下見や工作等も行い易い。
設備も整っており理科室には化学物質、家庭科室には食材、美術室には刃物(彫刻刀など)やダミーに最適な胸像、保健室には医薬品…と籠城を容易にする設備も多数揃っている。
更に、襲撃対象の生徒や教師はテロリストレベルの人間に対しては基本的に無力で、生徒の親や教育委員会やマスコミが警察の強硬手段や踏み込みをバッシングしたりして事件解決が長期化して要求を飲まざるを得ないケースに持ち込みやすく人質として最適であり、解決後も警察や学校の不手際を煽って権威失墜を狙うことが出来る。
最悪の場合、生徒を盾にとって犯人達が学校に居つく可能性もある(大人の事件でも「在ペルー日本大使公館占拠事件」で4か月間人質と犯人が一つ屋根の下にいた)。
また上記の一部の妄想ルールに関しても、仮に現実で可能だったとしても必ずしも事態の好転につながるとは限らない。
一大施設ごと巻き込むレベルのテロとなると、構成員も戦闘・殺し慣れした精鋭が選ばれる。また人質の抵抗に備えて監視役の類は常に手元に数人の人質に銃口などを突きつけいつでも引き金を引けるようにして「
お前が抵抗したら責任はお前1人の命では贖えない」と集団含めた抵抗の意思そのものを封じる。しかも複数人人質をとっている場合はひとりふたりは切り捨てても全く問題ないので容赦なく殺される事が殆どである。
それに対して仮に高い身体能力などを発揮したところで、人間ひとりで対処できる人間の数などたかが知れている。それで数人を打ち据えたところで、妄想さえシラけるレベルのチート能力でない限りその間に手すきの構成員に手元の人質が容赦なく殺され事態の泥沼化を招く。
また学校レベルの施設になると複数の部屋に相当数の人質を均等に集めているもので、自分の反抗に合わせて違う部屋でも人質の殺害が起れば、仮にバトル漫画の覚醒レベルの力を発揮しテロリストを全滅させたとしてもあなたは英雄にはなれはしない。「自分の力を過信した身勝手な行動のせいで数人の犠牲者を出した間接的な人殺し」としてクラスメイトなどから白眼視されかねない。
◎妄想を昇華した作品
ついでにゾンビも出てくる。
1991年の映画。
◎妄想みたいな現実
上記の在ペルー日本大使公館占拠事件では、偶然人質となっていたペルー軍特殊部隊の司令官が見張りの目を盗んで偵察を行い、仕掛け場所を見抜いた盗聴器とポケベルを使用して外部と連絡を取ることにも成功。
そうしてもたらされた情報が突入作戦成功の一因となった。
バババッバババッ
ズドドド
バーンバーン
クソッ敵の攻撃が激しい。
ここは俺に任せてお前は追記、編集をしろ!
ん?あれ?夢か…って貴方達は誰?ここはがっこ
ズドーン!!!
テロリスト「命が惜しくばおとなしく追記、編集をしろ。」