オデュッセウスガンダム/ペーネロペー

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オデュッセウスガンダム/ペーネロペー - (2021/05/01 (土) 21:06:14) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2010/01/26 Tue 16:06:42
更新日:2023/08/26 Sat 21:04:01
所要時間:約 4 分で読めます




負けそうになったら人質を前に出して、君を盾にしろという事だ

しかし・・・私はそんな事はしない

このペーネロペーで戦うかぎり、私は君の命を保障するよ。


ペーネロペーとは、小説『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』で登場した大型MS。

名称:ペーネロペー
型式番号:RX-104FF
所属:地球連邦軍
建造:アナハイム・エレクトロニクス社
生産形態:試作機
頭頂高:26.0m
本体重量:36.4t
全備重量:112.0t
ジェネレーター出力:4,050kw
スラスター推進力:168,000kg
センサー有効半径:32,000m
装甲材質:ガンダリウム合金

  • 武装
バルカン砲
ビームサーベル×2
ビームライフル
メガ粒子砲×2
ファンネルミサイル
サンド・バーレル

ペーネロペーは、ケネス・スレッグ大佐が開発に関わり、地球連邦軍キンバレー部隊に配備させた新鋭モビルスーツ。
「ANAHEIM ELECTRONICS GUNDAM HISTORY 2002 CALENDAR」以降の設定では、オデュッセウスガンダムがフライトユニットを装備した形態(Fixed Flight Unit)をペーネロペーと呼称するという設定になっている。アデレード最終防衛戦では、ミノフスキー粒子を散布するパーツや装甲の一部を外して出撃した。
パイロットは、レーン・エイム。

ミノフスキー粒子の反発力を推力に利用するエンジン、ミノフスキー・クラフトを搭載した機体で、第五世代モビルスーツに分類される。ミノフスキー・クラフトにより重力下で、長距離単独飛行が可能となっており、擬似反重力推進を行う。

実弾やビーム、果ては大気圏の熱までをも防御するビーム・バリアーが装備されている。しかし、音速飛行時の大気干渉を拡散させる機能は、開発時に検討されたものの完成させる事が出来なかった。
それゆえ、音速飛行時は「フライング・フォーム」と呼ばれる、胴体と頭上の機首を隠し、空気抵抗を減らす形態へ変形する必要がある。この時、本機はシルエットが飛龍のように見える。

武装面では、手持ち式のビームライフルやビームサーベル、ショットガン「サンドバレル」を装備。
肩部にファンネルポッドが搭載されており、最新のビット兵器「ファンネルミサイル」を発射する。

デザイン担当の森木氏曰く、小説時は描きやすさ等を気にせず挿絵として映えることを意識し敢えて背面などはデザインしなかったが
ゲームへの出演の為に全体像が必要になったので、GジェネFでリデザインすることになったという。


名称:オデュッセウスガンダム
型式番号:RX-104FF

「オデュッセウスガンダム」とは、「ANAHEIM ELECTRONICS GUNDAM HISTORY 2002 CALENDAR」で初めて登場した、小説『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』刊行時点では設定は存在していなかった機体である。

名前は、ギリシア神話の英雄オデュッセウスが20年放浪した事を、アナハイム・エレクトロニクス社がガンダムタイプを開発した事とモビルスーツにミノフスキークラフトを搭載するまで20年かかった事から付けられている。

武装面では、両腕部にメガ粒子砲とビームサーベルを兼用「ビームユニット」という兵器を装備しており、中距離から近接戦闘までが可能となっている。

いくつかのオプション装備が検討されており、現在判明しているのは、音速飛行が可能となるフライトユニットと、ビット兵器が搭載されたアルゴスユニットである。
アルゴスユニットは上記の説明と開発中であるという文章のみの設定で、イラストは存在しない。

《劇中の活躍》
反連邦政府組織マフティー・ナビーユ・エリンの活動を阻止するため投入される。
しかしマフティーの駆るΞガンダム相手ではパイロットであるレーンが若く実戦に不慣れなこともあり、人質を奪還され、本機は撃墜されるなど苦渋を舐めさせられる。
その後、修理された本機は、マフティーの母艦ヴァリアントを轟沈させ、メッサー(エメラルダ機)を撃墜するなどの戦果を上げる。

アデレート防衛戦では、経験を積んだレーンの力とパーツの一部を外して軽量化していた事もあり、Ξガンダムと互角の戦闘を繰り広げるが、パイロットの技量差は覆せず追い詰められる。
だが、ケネスの作戦通りビーム・バリアーの設置地点にΞガンダムを誘い込み機能を停止させ、防衛を成功させた。



■ゲーム

  • SDガンダムGジェネレーションシリーズ
Fから参戦。Ξから開発できる。
Ξと違いシールドを持たないが、メガ粒子砲×2を持つ為攻撃力では勝る。

スピリッツでは閃ハサのシナリオにてレーンの機体として登場。
Fではビーム・バリアへの誘導シーン、スピリッツではマフティー(ハサウェイ)のカーゴ・ピサを攻撃するシーンがムービー化されている。

スピリッツでは設定ミスにより、ビームライフルが消費エネルギー 10*1という驚異的な燃費の良さを誇り、飛行可能で移動力も高い本機は敵を一方的に蹂躙する事も可能。
恐らくEN消費値をライバル機であるΞガンダムのバルカンからそのまま移植した物と思われる。*2

  • ギレンの野望 アクシズの脅威V
連邦系ユニットでは二番目に強力な機体。トップはΞガンダム。
性能、お値段共にΞを少しだけ弱く、安くした程度、それでも十分すぎる程に強いわ高いわだが。
Ξガンダムの開発に必須で、改造する事でΞガンダムへと昇華可能。

ただ、開発にはかなり時間が掛かるので、完成する頃には大局を制しているだろう。
また、レーンを乗せようとするとさらに手間が掛かり、アムロやハサウェイがどうしても離脱してしまうので、原作通りの運用をしようとするともはやロマンの域に達する。

  • エクストリームバーサス マキシブースト
稼働開始当初から参戦。コストは3000。
ペーネロペー状態だとΞガンダムと似た性能だが、耐久力が一定以下になるとオデュッセウスになる。
『身軽になった分こちらの方が優勢だ』という台詞を吐くが、機動力はむしろ下がっている。武装も平凡の域を出ないためコスト2000相応の性能程度しかない。
一定時間経つと再度ペーネロペー状態に戻れる。この仕様から、オデュッセウス時には敵機からは、性能の低さから軽んじられて無視されるか、再びペーネロペー状態に戻って場を荒らされるのを阻止するため徹底的に攻撃されるかの二択を迫られる事となる。
コストオーバー状態で再出撃するとオデュッセウス状態で復帰するため、上記の戦況をより強いられやすい。

機動戦士ガンダム Extreme vs. MAXI BOOST ON機動戦士ガンダム Extreme vs. 2でも続投。
環境の変化やΞガンダムとの差別化も経て中堅程度の性能は保てている。
特にEXVS2では横特殊射撃による4WAY照射ビームが脅威となり、中間アップデートでは射撃連動のミサイル強化や格闘性能の全体的な向上を貰った。とはいえオデュッセウス形態へのリスクもあるので果敢に攻め込みすぎると痛い目を見るだろう。

  • スーパーロボット大戦V
「閃光のハサウェイ」が機体だけ参戦と発表されていたが、第2弾PVにおいてレーンと共にその姿を見せ、ファンを歓喜させた。
条件を満たせば終盤にレーンと共に加入する。性能はΞとほぼ同等であり、味方の時だけ高機動攻撃が追加される。
隠し装備でマップ兵器が装備されるΞと違い、本機にはマップ兵器はない。また。加入後に地上ステージが少ないため空Sを活かし切れないのは残念な部分である。


■劇場公開
2021年5月に満を持して閃光のハサウェイが劇場アニメーションで公開される事となり、先行PVでもその後ろ姿が映しだされた。さすがに手描きで描写すると著しく手間がかかるのか、フルCGで描写される事が確定している。
次いで全体デザインも公開されたが、Gジェネ以来からさほど変わった部分がなく、ほぼ従来通りとなっていた。


ガンプラ
閃光のハサウェイの映像化を控え、2019年10月にHGUCとして発売された。『閃ハサ』枠としてはどの機体よりも早い商品化。
これまでに1/144スケールで立体化されてきたガンプラのなかでも屈指の巨体である*3
もちろんオデュッセウスとフライトユニットを分離することも可能。

そのぶんお値段も圧巻。税込で7480円。並のMGが二機買えてしまう。
デカいMSを作ると金がかかって困るという連邦政府の嘆きが理解できる気がする。



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