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更新日:2025/03/14 Fri 08:17:00
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「
ビームサーベル」とは『
機動戦士ガンダム』シリーズに登場する架空の武器の一種。
いわゆる「光の剣」と言うもので、サーベルとはいうものの、斬る・突くなどの運用が可能。
シリーズにおいては、モビルスーツ(MS)等の
巨大ロボットが扱う汎用白兵
装備として登場する。
通常時は長い棒状のグリップのみだが、使用時に
ビームの光刃が形成される。
この特徴から収納スペースが少なく済み、また機体によっては任意で刃の長さ等を調節出来る利点がある。
ミノフスキー粒子をIフィールドによって収束させて刀剣の刃部の形状に固定している。
またIフィールドの持つ斥力により、他のビームサーベルやヒート系白兵武装の刃部とぶつかると互いに反発しあうため、
あたかも実体剣の様に打ち合いや斬り結び、その結果による鍔迫り合いが可能である。
もっとも一見似たような形状の並ぶサーベルも、MSによって実に様々なバリエーションが存在している。
それぞれのMSに付属するビームサーベルの方式や機構について詳細な設定がされているケースも少なく、どれが主流であったかは定かでない。
加えてビーム砲と兼用しているタイプも早くから登場するため、これといった分類も難しい。
なにしろ初代ガンダムですら機構の詳細は不明なのだから…。
それでも代表的なものとして、MSの腕部エネルギーサプライシステムから直接エネルギーを供給するタイプが挙げられる。
08MS小隊では手にサーベルへ直結するコネクタが描写されている他、ハイザックもライフルとの兼ね合いで直接エネルギーを供給していると思しき資料がある。
一方、サーベル基部にエネルギーCAPや小型ジェネレーターを内蔵した独立稼働が可能なタイプもあり、
腕部エネルギーサプライシステムを省略した
ガンダムMk-Ⅱのものがこれにあたる。
前者はMSのマニピュレーターにサーベルの仕様に合致したシステムを必要とするため、互換性がない機体とは共有できないという難点があるが、
それは翻せば敵に奪われても簡単には悪用されないという利点でもある。
後者の場合、形状的に扱えれば良くも悪くもどんな機体でも使用できるのが特徴で、実際に敵に奪われて使用されたり、
逆に
クロスボーン・ガンダムX1のビームザンバーのように別の味方機に貸し渡して窮地を脱したという例がある。
射撃兼用サーベルが登場するとバリエーションは複雑化。
独立稼働するZガンダムのハイパーメガランチャー、エネルギーCAPを内蔵するガブスレイのフェダーインライフル等はわかりやすい方だが、
キュベレイの腕部ビームガンは本体直結式でありながら、本体から分離してサーベルになる。
いずれにせよ、サーベルの出力は同時期のビームライフルと比べてかなり小さい(かなりの高出力のものでも1メガワット未満)こともあり、
技術的にはMS単体で完結できるため、どのような方式でも矛盾はしない。
またエネルギー消費を抑えるために「斬りかかる瞬間だけビームを出す」という機構面からの節約アプローチを行ったタイプも存在する。
歴史
初めてビームサーベルを装備したのは地球連邦軍のMS「
ガンダム」。
このビームサーベルは当時の
ジオン主力機「
ザクⅡ」の近接兵器「ヒートホーク」が「玩具に等しい」
と評されるほどの切断能力を有しており、
ガンダム伝説は、
ビームライフル共々当時革新的技術であったビーム兵器を装備していた為と言ってもいい。
その後ジオンも、
一年戦争終盤にようやくビームサーベル(ビームナギナタ)標準搭載の「
ゲルググ」を実戦投入。
しかしその頃には連邦軍も
量産機「
ジム」を完成させていた。
ビーム関連技術の遅れが明暗を分けたのは明らかと言える。
一年戦争後はMSの基本装備として普及。
ビームの放出機構を改良しビーム砲の機能を持ったタイプや出力が調整可能なタイプ、
遂には可能な限り
巨大化させたものなど様々なものが登場した。
この時代を象徴するビームサーベルこそ、
ΖΖガンダムの「ハイパービームサーベル」であろう。
これは巨大なグリップ部と通常の二倍もの長さのビーム刃部を持ったものであった。
その切断力は正に圧倒的で、機体以上の大きさのスペースデブリを軽々と断ち切ったとされる。
またバックパックにマウントしたまま大出力ビームキャノンとして運用可能であった。
U.C.0120頃には小型MSが主流となりビームサーベルなど武器も小型化。
しかし高い防御力を持った「ビームシールド」の登場により、その使用法も変化する。
それまでの「切り裂く」使い方から、シールドの隙間を「突き刺す」といった使用法に変化した。
ちなみに、ビームシールドとサーベルは原理的に近いものとされている。
なので、ビームシールドでサーベルのごとく敵を切り裂いたり、逆にビームサーベルで攻撃を防ぐことも可能である。
0130年代には、殆どのモビルスーツで標準装備となったビームシールドを攻略するため、
放出されるビームに一定方向の加速を付け切断力を強化した
ビームザンバーなどが生み出された。
0150年代にはザンスカール帝国がビームファン・ビームメイス・
ビームトンファーなど様々なビーム切断装備を積極的に開発、運用していた。
副次的な物ではあるが、
木星共和国が作り上げた
ファントムのフレイムソードは、機体の各所から放出されるIフィールドとの組み合わせにより、
自身の刀身に敵のビームシールドを引きずり込むような形で、事実上ビームシールドを無効化できるようになっている。
他にも、
回転するビームサーベルを高速で叩きつけてビームシールドを攻略するなど、サーベルの性能向上ではなく力業でビームシールドの攻略に至ったものも見られる。
ザンスカール戦争後の
宇宙戦国時代が本格化した頃には技術衰退によってビーム兵器全般が希少化したが、
天敵であるビームシールドもまた例外ではなかったため、ビームサーベルは再び大きなアドバンテージを得ることとなった。
例としては、
アンカーが時間制限付きの切り札として装備しているものが挙げられる。
一応、技術や資材さえあれば新造も出来るので、
ムラサメ用の巨大ビームサーベル(持ち手の部分だけで18mものサイズ)も作られている。
0200年代には無事に
復活したようで、様々なMSやMMが装備している。
ガイア・ギアαの装備しているビームサーベルはバリアーとしても機能するなど。
特に
Gセイバーのものは極めて出力が高く、遺棄された残骸とはいえセツルメントの外壁を容易く切断できる程。
しかし、この時代はエネルギーの消耗を抑えるために物理装備を選択するケースも多く、ブグはビームサーベルではなくジャイアント・ハチェットを白兵戦における基本装備としている。
通常のビームサーベルの他に、ビームライフル兼用のビームスピアも存在しており、主にセツルメント国家議会軍の機体が装備している。
また、224年にイルミナーティで運用されていたJセイバーやG3セイバーには、シールドとサーベルの2モード切り替え式の発振装置が装備されている。
このタイプは手が武器で塞がっていてもサーベルを使用できる反面、シールドとサーベルを同時に使用できない欠点がある。
厳密にはビームではなく、限りなくそれに近い「なにか」で構成されている。
地球連合軍やOZなどのMSの基本装備として普及しているが、いわゆる『ガンダムタイプ』のそれは別格である。
これは発生デバイスが「
ガンダニュウム合金」を多用した特殊品であるためで通常のサーベルとは段違いの出力を持ち、
通常ならば使用出来ないはずの水中でも溶断性能を発揮するどころか減衰しないという凄まじい代物。
MSの基本装備として極めて一般的なもので、差が殆ど存在しない。
しかし
ガンダムXや
ガンダムDXのものは「ビームソード」と呼ばれ、
ハンドガード付きのグリップや太く高出力のビーム刃など他とは一線を画す装備となっている。
設定上、サテライトシステム搭載機はスーパーマイクロウェーブのエネルギーをビームソードに転用出来る。
レオパルドや
コルレルは発生するビーム刃の長さを短めに抑えたビームナイフを用いる。
詳しいことは不明。
そもそも発掘品なので原理が機体によって違うことも考えられる。
∀ガンダムのビームサーベルは「分子を加熱したプラズマを電磁場で刀状に固定し、高熱で溶断する」ことが分かっている。
「ミラージュコロイド用の電磁場で荷電粒子を固定したもの」とされ、互いに干渉しないため打ち合い・斬り結びは
不可能。
よって敵機のビームサーベルは耐ビームコーティングが施されたシールドなどで防ぐことが重要となる。
劇中では(スタッフ間のミスにより)一度だけ思いっきり切り結んだりしていたが、リマスター版では
しっかりと修正されている。
「ミラージュコロイドの禁止」が盛り込まれた
ユニウス条約発効後は仕様変更によって相互干渉するようになり、鍔迫り合いが可能となったと言われているが
実はこの設定にはソースが無く、劇中でも鍔迫り合いは行われていない(ただし雑誌やジャケットではよく行われていた)。
ちなみに、ビームライフル等から発射されたビームならば、出力にもよるがタイミングを合わせればビームサーベルで斬り払うことが可能。
またごく一部の熟練パイロットは相手のサーベルの発振器部分を近接兵装で切り落とすといった対策を取ることもある。
人型MSのみならず四足歩行型MSでも頭部にビームサーベルが装備され、高速で移動しつつすれ違いざまに斬り裂く、牙のように噛みつくように攻撃するといった使い方がなされる。
フリーダム、ジャスティス系列では柄頭部分を連結可能なビームサーベルが採用されており、主にアスランが連結形態を多用している。
また、通常のビームサーベル以外にも、実体剣の刃の部分にレーザー、あるいはビーム刃発生装置が取り付けられた“対艦刀”という兵装もあり、
こちらはビーム刃で敵の装甲を焼き切り、実体剣の質量を押し込むタイプの“シュベルトゲベール”や、
実体剣とビーム刃の部分が左右で分けられており、必要に応じて刃の向きを変えるという、ややテクニカルな“
エクスカリバー”などが登場している。
他にもソードストライクの“マイダスメッサー”、ソードインパルスの“
フラッシュエッジ”を始めとする投擲用のビーム
ブーメランが存在し、白兵戦中心の機体が装備していることが多い。
なかでもデスティニーに搭載された“フラッシュエッジ2”は、ビーム刃の出力を上げることで通常のビームサーベルとしても使用できる、ビームブーメランとビームサーベルの複合兵器となっている。
なお、本編ではあまりビームサーベルについて燃費を気にしている様子はないが、
外伝作品の『ASTRAY』では、主人公のロウ・ギュールが自機のレッドフレームのサーベルについて「燃費があまり良くない」と言及している。
私設武装組織 ソレスタルビーイングのガンダムが世界で初めて使用した兵装。
GN粒子により刃が構成されている為、質量があり鍔迫り合いも可能。現用のMSの武器を遥かに上回る切断力を誇る。
研究自体は
ユニオンでも行われており、その過程で開発されたプラズマソードなる武器もあるが、
性能はソレスタルビーイングのそれよりも劣る。
機体によっては出力を変更してダガーの様に形成して投げナイフ的に扱う事も出来、
こちらも劇中で刹那がエクシアやダブルオーで敵のファング(オールレンジ兵装)を叩き落す際に用いている。
大抵はサーベルそのものに刀身を維持する為のコンデンサが内蔵されている為、
グラハム・エーカーが駆る
カスタムフラッグが
ガンダムスローネアインのサーベルを奪取し、
返す刀でスローネアインの右腕を切り落とした事もあった。
ただ、短時間ならともかく、流石にGNドライヴからの粒子供給がないと通常使用は不可能であり、グラハムは上述の一件でビームサーベルの奪取こそ果たしたが、
「フラッグでガンダムを倒す」という拘りもあり、擬似太陽炉を搭載したGNフラッグの開発(というより改造)まで、ビームサーベルを再度使うことは出来なかった。
1stシーズンではGNドライヴ(太陽炉)自体がソレスタルビーイングの独占技術だったため、事実上ビームサーベルもガンダムの専用兵装だったが、
中盤でとある離反者が擬似太陽炉(及びその製造技術)とそれを搭載した
GN-Xを国連軍に横流しし、それ以降太陽炉が普及したことで、
2ndシーズンでは敵味方問わず、太陽炉搭載型MSにはほぼ標準装備されるほど、ビームサーベルも普及している。
なお、
トランザムライザーの使用する「ライザーソード」は、最大出力で全長約
1万kmにも及ぶ長大なビームサーベルであり、
その太さ・射程距離から凄まじい威力のビーム砲だと誤解した敵方の司令官が、ビームサーベルであることに気付いて驚愕するシーンもあった。
ダブルオークアンタも同様にライザーソードを使えるが、こちらはトランザムライザーのそれと比較しても段違いな
極太のビームサーベルで、
数隻の巡洋艦(に
擬態した
ELS)を纏めて消し飛ばす程。
他にもオールレンジ兵装である
GNビットや
GNファングの多くがビームサーベル機能を持っており、突撃による近接攻撃が可能なオールレンジ兵装となっている。
この世界ではGN粒子を表面にコーティングさせた実体剣も存在している。主人公の刹那機には必ず装備されている上、
それで多数の敵を屠ってきたため、実体剣>ビームサーベルという印象が強い。
実際には、取り回しや扱い易さの面はもちろん、切断力においてもビームサーベルの方が勝っているのだが、
(GN)ビームサーベルではGNフィールドを突破が困難ので、太陽炉搭載機との戦いにおいては実体剣を装備するメリットが存在する。
劇中でもこのことは説明されており、ヴェーダとリンクしているMSを強制的に支配下に置く「トライアルシステム」を持つヴァーチェ(ナドレ)と共に、
エクシアに巨大な実体剣が装備されているのは、ソレスタルビーイングを裏切る者が現れ、太陽炉搭載機が敵に回った時のことも想定されているという。
ガンダムや
Gエグゼスが装備。
後に量産されたらしく、
ジェノアスⅡやアデルも装備しているが、劇中で原理は明言されていない。
だがビームリング(後述)始動時に『磁気旋光システム』なる単語が出ているため、「何らかのビームを電磁気で固定したもの」と考えられる。
小説では「電磁束帯された荷電粒子」と解説されている。
サーベルの他にビームを円盤状に固定した「ビームリング」や無数の棘状にした「ビームスパイク」が見られる。
サーベル同士の打ち合いや斬り結びが行われるが、小説においても詳しい原理は分かっていない。
ヴェイガンのMSも掌にビーム発生器を内蔵しており、これをビームサーベルとして使用している。
どちらにせよ、どのビームサーベルも粒子を固めたもの(要は小麦粉や塩を固めた塊と同じ)なので、
ビームサーベルの真ん中でぶった切って両断されたり、ビーム部分が一時的に地面に突き刺さるなど、他のシリーズでは見ない演出がなされる。
宇宙世紀から未来に当たる作品なので。おそらくミノフスキー粒子を使用していると思われる。
G-セルフのものは刀身を大きく伸ばすことが可能で、マスクの反応からするとこの時代には珍しい機能のようだ。
基本的な扱いは宇宙世紀とさほど変わらないが、派生形としてムチのようにしなるビームワイヤーやビームウィップ、
チャクラムに紐をつけたような
ビームリングといった一風変わったものも多く見られる。
また、キャピタル・アーミィには
カットシーや
エルフ・ブルックをはじめとして腕ではなく脚に装備している機体も多く、蹴り技の要領で繰り出される斬撃はとても印象的。
無い。
というのも、P.D.のMSが備えるナノラミネートアーマーはビームを表面で拡散してしまうため、対MS戦におけるビーム兵器の有用性は極めて薄いのだ。
仮にビームサーベルがあったとしても、装甲の隙間を狙わねば有効打が与えられない。
強いて言えば、実体剣の刀身に圧縮したエイハブ粒子を纏わせる事で敵機のナノラミネート装甲を破壊する
ガンダム・アスタロトオリジンの「γナノラミネートソード」が近い原理の装備と言える。
なお
MAの装備としてビーム兵器自体は存在しているものの、原理は不明。
仮にエイハブ粒子を利用した兵器だった場合、100万分の1秒以下で即座に崩壊するという設定を鑑れば、そもそも「固定した刀身として用いる」という利用法自体が難しいものと思われる。
斬り結びも可能で王道的なビームサーベルが登場。主人公機の
ガンダム・エアリアルを始め多くの機体が装備している。
詳しい原理は不明だが、A.S.におけるビーム兵器は多量の水に弱い特性がある。
雨などの状況下では減衰して、刀身がかなり短くなる。恐らく水中での使用も不可能。
また学園内での決闘用では出力が制限されており、刀身の色が違う。
主人公機
ガンダム・エアリアルでは学園制限時は
緑色
。実戦時には
青色
へと変化する。
これはガンプラでも再現されており、一般販売分では青いエフェクトが、限定のパーメットスコア6版やクリア版では緑色が付属するので好きな方を選ぼう。
ビームサーベルに類似した兵器も多く登場する。
ルブリス、エアリアルのビームライフルはビームブレイド機能をもち、銃口から光の刃を形成して敵を一刀両断する。
ビームアンカーとビームクナイを合体させた「ビームジャベリン」や「ビームカタナ」なども登場する。
●SDガンダム
また、『
武者○伝』では主人公である
武者丸の必殺技「道頓堀断裂灼熱斬」が「大地との摩擦で
高熱体と化した刀身を敵に叩き込む」と説明されている他、
最終作「
武者○伝3」では武者○秘将軍が刀身の無い剣に武者魂を込めてビームの刃を形成する「頑駄無流秘奥義 ○秘無刀斬」を使用している。
どっちも武ちゃ丸じゃねーかとか言うな
ノーマルワールドでは勿論元ネタ通り普通に使用されるが、特異な描写があったのは『
SDガンダムフォース』。
武器を失った
キャプテンガンダムが
コマンダーサザビーのビームサーベルを
エネルギーを纏った素手で掴み、
ビームを握りつぶした上で、逆流させて柄を爆発させてしまった。
コマンダーサザビーも原理は理解しつつも受け入れ難い事態であり、この作品のみの設定なのか、
他の世界のビームサーベルもビームを握りつぶされると爆発するのかは不明である。
(
ディキトゥスの例は発生器ごと握りつぶしたのでよくわからず、
生身でビームサーベルを白刃取りしたGの影忍ですら握り潰しまではしていないのに「ビームだけ握りつぶした例」がそもそも他にないので)
ビームライフル、バルカンなどと共に多くのMSの基本装備扱い。
命中率が高くEN消費も少ない(
例外もいる)が、基本的に射程は1であり威力も高くないため、格闘よりも射撃の能力値が高いパイロットの方が活躍しやすい。
とはいえ、ビームライフルが基本射程2~4なので相手の懐に飛び込む、逆に飛び込まれた時には重要な装備。
またパイロットのテンションが上がると命中率やクリティカル率に加えて格闘武器の威力も上がるため、潜在的な攻撃力は並大抵の射撃武器を上回る。
無印~Fまでは射程1ながらビームライフルをはじめとした高命中射撃武器よりも高い倍率の武器火力を持ち、
一方として同じ攻撃値のバズーカや爆弾関係と言った高威力射撃武器よりも高い命中精度という立ち位置の武器。
基本は隊長機が母艦から援護射撃をもらいながら敵を撫で斬りにして撃破を取りボーナスステップを使い、
更に次の身近な敵にまた斬りかかるという動作をエネルギーが切れるまで続ける狂戦士スタイルが手っ取り早いため当時はビームサーベル=人権の時代であった。
『WORLD』をはじめアビリティシステムが搭載された作品では稀に射程2まで届くビームサーベルを持つ機体や、
格闘武器の射程を伸ばす「ファイター」のアビリティを持つパイロットも存在し、これらが接近戦の主力になる。
…のだが、『ジェネシス』では参戦作品の都合上格闘戦向きの機体はごく少数、
さらに射撃武器にもテンションによる火力強化が適用されるようになったため、EN節約以外の目的で使われる機会が激減した。
一応、『クロスレイズ』ではそれなりに格闘戦主体で活躍できる機体も増えている。
なおガンダムWのオペレーション・メテオの5機のガンダムのビーム格闘武器は水中でも減衰しないという性質を原作通りに持たされている。
移動後に使えるP武器であり、命中率・CT補正も高い。「切り払い」系防御技能にも使われる。
とはいえP武器といっても射程1こっきりの時代が長く、その頃は一般的なモビルスーツやそのパイロットでは大した威力も見込めず、大体は併載されたビームライフルが同等以上の威力で射程1-4程のP武器、更に切り払われる恐れはこっちのサーベルにも…と立場が悪すぎて節約目的以外での出番は少なかった。
モブ兵「踏み込みが足りん!」
例外的にハイパー・ビーム・サーベルなど高い火力を持つ機体やそのパイロットならば接近戦での活躍が見込める他、
ただのビームサーベルがメイン武器の強機体なんてのもたまにいた。
最近の作品では主役級は普通に格闘能力が高めで、コンビネーション系
必殺技でもよくビームサーベルを振っている。
まあ本来大概のメカにとって、どこか斬られたら中破で済めば御の字ぐらいの武器で、弱いはずはないのである。
むしろ、昔が低すぎたというべきな気もするが
また、ビームライフルがP武器でない例が増えた一方で、昔はハイパー系の専売特許だった射程1-2設定が普通のサーベルにも増えており、高性能レーダー等で射程を伸ばしまくり斬りまくるのも難しくなくなっている。
所謂『連ジ』及び『エウティタ』系列の宇宙世紀シリーズでは、サーベルやヒート等の格闘同士が重なると反発し、鍔競り合いとは行かずともお互い弾かれる仕様が存在する。
また、射撃ビーム無効のIフィールドを持つ一部の巨大MAに対しては作中通り無効化されずダメージが通る。
C.E.シリーズを描いた『連ザ』では、鍔競り合い不可能な設定を反映し、格闘が重なるとお互い切られて怯む。
代わりに宇宙世紀シリーズでは半分お飾りだったシールドをちゃんと構えて防御を取れるようになり、戦闘の駆け引きが増えている。
●余談
- かつて秋葉原や日本橋などではリュックサックに販促品のポスターを差したヲタクの姿が良く見られ、この二本差しポスターを初代ガンダムのバックパック(ランドセル)に見立てて、ビームサーベルと呼ぶことがあった。
また、小学生がランドセルの端にリコーダーや定規を差した姿も同様の呼び方をされた。
基本的には片側だけなのでガンダムではなくジムなのだが
追記・修正はビームサーベルを装備した機体にお願いします
- ない(断言)でワロタ -- 名無しさん (2016-10-16 14:56:49)
- MOEのソーディアのレベルタブレードにぶち折られたドラドのビームサーベルはかなり印象的だった。思いっきりパキーンとかいう音でてたし。 -- 名無しさん (2016-12-04 16:41:15)
- ビーム砲が出たんだから、鉄血でもビームサーベルは作れる(作れた)んじゃないか?まあ、あの世界観だと「燃料食うだけの弱い武器」になるかもしれんが -- 名無しさん (2016-12-23 14:07:57)
- スパロボでは射程1とはいえ、無消費で使える便利な武器だけど、最近ではENを5~10くらい消費するようになったよね -- 名無しさん (2018-05-19 10:46:06)
- ↑2作業用としては熱持った棒って使い用があるような気もする -- 名無しさん (2018-06-03 00:48:09)
- 努力すれば人間でも受け止められる模様(ソース・影忍) -- 名無しさん (2018-06-25 14:29:07)
- ウッソくんの大発明!!ビームサーベルを七本たばにしたらどんな威力か…試してやるぜ!! -- 名無しさん (2019-11-13 11:29:49)
- 元ネタはやはりライトセーバーだろうか? -- 名無しさん (2020-03-25 20:24:50)
- ↑それが最有力説だが、「海のトリトン」のアニメ版(監督:富野喜幸)に登場する、ピンク色に光る短剣「オリハルコンの剣」の影響を指摘する声もある。 -- 名無しさん (2020-03-26 09:59:03)
- ↑2 富野御大は「よくそう言われるけど、公開当時はまさにガンダムの製作に追われてたからSW観てる暇はなかった」って言ってたと聞いたことがある -- 名無しさん (2020-12-18 12:56:48)
- ライザーソードなら鉄血のMSに有効か -- 名無しさん (2021-02-18 20:49:42)
- 続き……理由はビームで生じた高熱でパイロットを行動不能に出来そうだから -- 名無しさん (2021-02-18 20:52:01)
- あれだけの超高出力なら耐えられないだろうとは思う。鉄血本編でも高熱に常時さらされるスラスター辺りはNLAが剥げてくる描写があってマクギリスはバルバトスのその辺を狙って射撃していたし仮に装甲やフレームが耐えられても内装機器がいかれるだろ. -- 名無しさん (2021-09-09 22:24:23)
- ザンボット3がザンボットグラップをどこからともなく取り出すのを見て、もしかしてビームサーベルってこの手の番組ではよくある「ハードポイントに取り付けてるわけでもないし機体内部に格納出来そうにもない武器が虚空から突然出てくる」って現象を解消する狙いがあったんじゃなかろうか、とふと思った -- 名無しさん (2021-10-31 23:39:42)
- 敗栄仕様のエピオンのツヴァイヘンダー・モードはどの位強いのであろうか? -- 名無しさん (2021-11-13 16:12:05)
- 当てればだいたい切れる 切れなかった例がパッと出てこない -- 名無しさん (2022-01-05 22:56:53)
- 「切れなかった」ではなく「刃がいきなり消えた」ならテレビ版初代にあったんだがなぁ。仕方がないから鍔で敵を殴ってた。 -- 名無しさん (2022-03-20 11:11:16)
- ユニウス条約締結後にビームサーベルが変わったんじゃなくてユニウス条約でミラコロ禁止になるかもってんで新型ビームサーベルの技術が作られたが従来のものでも条約違反にならないってなったんで多分種死でも鍔迫り合いが出来るサーベルの方が貴重だと思う -- 名無しさん (2022-05-15 01:41:14)
- 武器として見ると、固定ダメージというかどんな姿勢からでも一定の威力が出せるのが強いと思う。力の乗らないへなへなな振り方でも威力が出るんで無茶な姿勢からでもカウンターが成立したりする -- 名無しさん (2022-08-12 04:59:23)
- 考えてみたら一年戦争の地球連邦とかSEEDのオーブって実体剣作らずにいきなりビームサーベル開発してるんだよな -- 名無しさん (2022-08-25 16:05:13)
- ログ化を提案します。 -- 名無しさん (2022-09-03 21:06:34)
- ダンクーガの断空剣は一見すると実体剣にしか見えないけど、実はエネルギーを刀身の形に変えた武器で実質的にスーパーロボット版ビームサーベル -- 名無しさん (2022-11-16 10:04:52)
- ログ化しました。 -- (名無しさん) 2023-05-08 13:10:00
- いちご味、メロン味、レモン味、ソーダ味、オレンジ味、他に何かあったっけ? -- (名無しさん) 2023-05-08 14:53:05
- ↑ トマト味(赤色)。ソーダ味はビームではないかも。 -- (名無しさん) 2023-05-13 12:07:26
- アド・ステラのビームサーベルはどうだったっけ? -- (名無しさん) 2023-11-09 19:37:11
- ティターンズやアクシズみたいに短期間に多種のMSを配備した勢力って、なんで毎回サーベルまで再設計してるんだろうな。それなりに消耗の激しいパーツだろうし保守の面からも単一規格にしておいた方が便利だろうに -- (名無しさん) 2024-05-03 08:49:43
- C.E.のビームサーベルってビームサーベル同士でも切り結べないから耐ビームコーティングしたシールドなりアーマーシュナイダーがないと防御不可の一撃必殺武器なんだよな -- (名無しさん) 2024-09-06 14:22:57
- ↑でも映画では切り結ぶシーンがあったり。おそらくビームシールドの技術と融合して攻めだけでなく守りも兼ねたものに進化してるんじゃないか -- (名無しさん) 2024-09-11 23:07:54
- 水星はどういう原理だっけ -- (名無しさん) 2024-11-13 14:40:07
最終更新:2025年03月14日 08:17