モバイルアダプタGB

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モバイルアダプタGB - (2015/03/12 (木) 17:17:02) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2012/02/27(月) 15:15:11
更新日:2024/02/19 Mon 09:57:07
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子供達にも、新しいゲームの世界にチャレンジさせたい。   by佐々木主浩


モバイルアダプタGBとは、ゲームボーイカラー専用の周辺機器である。
2001年1月27日から翌年12月14日までそれに伴ったサービスが施行された。



【概要】

特定の端末をゲームボーイカラー対応ソフトと携帯電話に接続することで、データのやり取りが可能になる。
端末はPCD用の、cdmaOne方式用の、PHS用のの三色で、第2世代の携帯電話およびPHSに対応している。


通信方法は以下の二通り。


◇みんなでモバイル
専用プロバイダであったDION(現au one net)を介し、専用サーバーとして通信する。
楽しむには専用コースと契約が必要だった。


◇ともだちとモバイル
ゲーム内で「電話を待つ」状態を選択した相手に対して「電話をかける」ことで成立。
今でもポケモン交換等で使用可能。



【ポケモンとの連携】

モバイルアダプタGBを語るのに欠かせないのが、『ポケットモンスタークリスタル』との関係性である。
モバイル通信を生かして、バトルタワーで全国のポケモントレーナーと戦うことも可能となった。

また、セレビィを正規の方法で手に入れるためにも必要だった。

通信時のピチューが可愛い。



【問題点とその末路】

上記からいいこと尽し…と思いきや、そうは問屋が卸さない。

この機能、アホみたいに金がかかるのだ

第2世代の携帯電話は、少なくとも第3世代ガラケーより通信料がかなりかかる。
下手したら高いと言われているLTE世代のスマホより高かったかも…。

その上、接続料とコンテンツ料もかかるため、毎日バトルタワーで遊んでると大変なことになる
全国のお母さんが、後日届いた請求書を見て発狂したに違いない。


また、当時の携帯電話がゲームボーイのユーザーに浸透していなかったのも原因の一つ(浸透したとしても、一部のポケモン廃人のみ)。
ゲームボーイアドバンスとの連携も強調されていたが、結局の所サービスは約2年で終了したのだった。

サテラビューの反省を生かそうとしたのに…どうしてこうなった。


だが、後年にはこれらの反省点を元にしたWi-Fi機能が誕生することになる。



【余談】

タイアップでは「ハマの大魔神」こと佐々木主浩が起用された。
モバイルアダプタGBを買うと、抽選で直筆のサインボールが貰えたそうな。





バトルタワーをやり込んだ方は追記・修正をお願いします。

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