ポケモンシリーズのバトル施設

登録日:2012/05/26(土) 17:00:01
更新日:2024/03/28 Thu 21:43:07
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バトル施設とは、ゲーム「ポケットモンスター」シリーズに登場するバトル専門施設の総称である。



【概要】


ポケモンの魅力と一口に言っても色々あるが、初代から一貫するのは収集育成、そして対戦に尽きると言えよう。
しかし、初代と金・銀では、対戦といえば対人戦くらいしか選択肢が存在しなかった。
友達や兄弟がおらず、ひたすら四天王チャンピオンとのバトル(蹂躙とも言う)に明け暮れた人も多いのではなかろうか?
そういう人達はポケモンスタジアムの様な外部ツール無しではバトルの醍醐味を味わえなかった。

しかしクリスタル版以降、そんな独り身でも楽しめる画期的な施設が登場した。
それがバトルタワーに代表されるバトル施設である。

手持ちポケモンの数やレベル等を同じ条件に定めたルールの下、CPUが操る敵トレーナーとバトルの腕を競い合うこれらの施設は、
ストーリーやリーグでは味わえない魅力に溢れている。
友達がいないと楽しめなかったのも、もはや昔の話。
近年ではバトル施設の多様化やごほうびの充実等、友達や兄弟がいなくても十分対戦を遊び倒せるものとなっている。

ダイヤモンド・パールからはWi-Fi通信により独り身でも対人戦を楽しめるようになったが、
それでも作業などと言わずに、たまにはこういうオフラインでも遊べるバトル施設に没頭してみるのもいいのではなかろうか?

セーブを使ったやり直しが効かず、レベル差ごり押しも通用しないので、難易度は総じて高い。
また、対人戦とはまた違った難しさを象徴するものとして、タワークオリティあるいはフロンティアクオリティなどが存在する。
まあそれらを差し引いても楽しめる、クリア後のお楽しみ要素である。



【バトル施設のルール】


作品にもよるが、基本的には参加するポケモンのレベルが同等になるようなルールになっている。
ポケモンのレベルを補正する方法と、特定のレベル以上のポケモンは参加できないという方法があるが、最近は前者が主流。

参加できるポケモンの数は施設やバトルの種類によって異なるが、スタンダードは3匹。
持ち物は全員違うものでなければならない。
また、ホウオウグラードンといった一部の伝説幻ポケモンは参加できない。
ポケモンスタジアムシリーズと違い、状態異常の制限は無し。

大抵、数人倒すと一周して次のサイクルに進み、どんどん難易度が上がっていく。




【バトル施設一覧】


クリスタル

バトルタワー
シリーズ初の本格バトル施設。
現在とは趣がかなり異なり、モバイルアダプタGBを使ったオンライン専用施設。当然現在は利用できない。
システム的にはダイヤモンド・パールのWi-Fiバトルルームに近い。
レベル上限は10から無制限まで10段階が用意されており、レベル70以上の部屋では使用禁止ポケモンはおらず、伝説・幻ポケモンも全て使用できる。

敵として登場するトレーナーは、原則として全国のプレイヤーのデータがそのまま登場する。時には自分自身のデータと戦うことも。
キーワードの組み合わせでセリフを作る「簡単会話」システムがGBAに先駆けて実装されていた。



ルビーサファイア

バトルタワー
誰でも遊べるオフラインの施設として再登場。
NPCトレーナーが敵となる。NPCが使うのはホウエン地方のポケモンのみ。
レベル50までのポケモンが参加できるコースと、レベル制限無し(敵はレベル100固定)のコースが存在し、どちらかで100連勝するとトレーナーカードのランクが上がる。
バトルの種類はシングルのみ。
施設のボスやバトルポイントと言った要素はまだ無く、7連勝毎に能力アップアイテムや持ち物がランダムでひとつ貰える。

NPCの台詞はクリスタル同様キーワードの組み合わせでできており、どことなくぎこちない。
他のプレイヤーと通信でレコードを混ぜていた場合、その相手がモブの姿で出現することもある。



エメラルド

バトルフロンティア
詳しくは項目参照。
バトルタワーを含む複数のバトル施設となって超強化され爆誕。
施設リーダーの存在やバトルポイントなど、現在まで受け継がれている要素のいくつかがここで初登場した。
ちなみにRSのバトルタワーのオーナーは、このバトルフロンティアのような施設を作るのが夢だったらしい。

レベル50コースと無制限コースがあるのはRSと共通。ただしレベル100ではなくオープンレベルとなり、こちらの最高レベル(下限60)に合わせてくる。
NPCトレーナーはホウエン地方に限らず様々なポケモンを使ってくる。
7連勝すると道具ではなくバトルポイントが貰えるようになり、それを使って買い物やわざおしえができる。

施設は全部で7つ。
各施設には凄腕のリーダー兼作品の裏ボス、フロンティアブレーンが存在する。
手加減ver.と本気ver.の二度登場し、手加減ver.を倒すと銀のシンボル、本気ver.を倒すと金のシンボルが貰える。

◇◇バトルタワー:RSのバトルタワーの強化版。
         バトルの種類はシングル(3匹)、ダブル(4匹)、マルチ(2匹)、通信マルチ(2匹)の4種に増えた。ブレーンはタワータイクーンのリラ
◇◇バトルチューブ:道行きは運に左右される。リーダーはチューブクイーンのアザミ
◇◇バトルファクトリー:レンタルポケモンを使って勝ち進む。チューブよりこっちの方が運ゲー。ブレーンはファクトリーヘッドのダツラ。
◇◇バトルドーム:見せ合い形式のトーナメント。ブレーンはドームスーパースターのヒース。
◇◇バトルアリーナ:常に3ターンで決着をつける。交代はできない。この施設のみシングルオンリー。ブレーンはアリーナキャプテンのコゴミ。
◇◇バトルパレス:ポケモンにバトルを任せてトレーナーは見守る。ブレーンはパレスガーディアンのウコン。
◇◇バトルピラミッド:ダンジョン探索型。ブレーンはピラミッドキングのジンダイ


バトルテント
バトルフロンティアでのバトルを体験できる小さな施設。
RSでコンテストの会場があった街の、会場跡地にそれぞれ設置されている(コンテスト会場は全てミナモに集約された)。



ダイヤモンドパール

バトルタワー
再びバトルタワー単品で登場。マイチェン商法とか言わない。
バトルポイントや施設リーダーといった要素はちゃんと受け継がれている。
前作と異なり、NPCトレーナーには普通に台詞が用意されている。中にはスタッフ自重しろと言いたくなるものも。

ここからコースが統一されてレベル制限が無くなり、レベル50以上のポケモンはレベル50に揃えられるようになった。
NPCトレーナーはシンオウ地方生息に限らず、様々なポケモンを使ってくる。
バトルの種類はシングル、ダブル、マルチ、通信マルチで、Wi-Fiバトルルームという擬似対人戦コースもある。現在はWi-Fiバトルルームは利用できない。

ブレーンはタワータイクーンのクロツグ
勝つと多くのバトルポイントが貰える。



プラチナハートゴールドソウルシルバー

バトルフロンティア
エメラルドでユーザーを賑わせたやり込み要素が、装いも新たに復活。
レベルなどの扱いはDPのものを受け継いでいる。
プラチナとHGSSで全く同じ施設なのは、使い回し…うわ何を(ry

施設は全部で5つ。
ブレーン手加減ver.を倒すと銀のプリント、本気ver.を倒すと金のプリントが貰える。

◇◇バトルタワー:基本的にDPのものと同じ。ブレーンはやはりタワータイクーンのクロツグ。
◇◇バトルファクトリー:まさかの再登場。同じくレンタルポケモンで勝ち進むが、凶悪性が増している。ブレーンはファクトリーヘッドのネジキ。
◇◇バトルステージ:使用ポケモンが1匹(ダブルは2匹)、レベル調整がされないなど色々特殊。ブレーンはステージマドンナのケイト。
◇◇バトルルーレット:チューブの後継で運仕様。ブレーンはルーレットゴッデスのダリア。
◇◇バトルキャッスル:キャッスルポイントという特別なポイントを駆使して進む。ブレーンはキャッスルバトラーのコクランとキャッスルオーナーのカトレア


トレーナーハウス(ハートゴールド・ソウルシルバー)
金・銀・クリスタルの同名施設をリメイク。
システムを大幅に変更され、バトルタワーの簡易版に生まれ変わった。
最大6対6のフルバトルなこと以外は大体バトルタワーと同じ。
ポケウォーカー通信をした相手がやってきたりもする。



ブラックホワイト

バトルサブウェイ
バトルタワーが今度は電車になって登場。
ギアステーションからイッシュ地方の地下に延びる地下鉄に乗り、他のトレーナーとバトルしながら先へ進む。7勝ごとに次の駅に行ける。
電車の中でホエルオーが戦えるかって?こまけーことはいいんだよ

システムはDPのバトルタワーとあまり変わらないが、最大の違いはストーリー途中から挑戦できると言うこと。
そのため、レベル50以下のポケモンもレベル50まで引き上げられるようになった。

バトルの種類ごとに電車が分かれている。
手加減ver.のシングルトレイン・ダブルトレイン・マルチトレインはイッシュ地方のポケモンがメイン。
21連勝でカンスト。マルチトレインは一人でも通信でも可能。
21連勝すると、全国ポケモンが登場するスーパーシングルトレイン・スーパーダブルトレイン・スーパーマルチトレインに挑戦できる。
こちらは最初から敵が本気モード。一戦目からこちらを殺しにかかる。

また、Wi-Fiトレインも用意されている。現在は利用できないが。

現在のところ、唯一専用の戦闘曲が用意されている。
通常トレーナー戦のアレンジだが、なかなかカッコいい。
……が、代わりにサブウェイマスターには専用曲が用意されていない。

リーダーはサブウェイマスターのノボリ&クダリ。
一施設に複数のリーダーはほぼ初(キャッスルのカトレアはバトルをしないため)。
ノボリはシングル、クダリはダブルを担当し、マルチでは二人と戦う。ノーマルでは手加減ver.、スーパーでは本気ver.になる。


トライアルハウス(バトル検定)
ありそうでなかったポケモン勝負の実力診断施設。
全5人のNPC相手に戦い抜き、バトルの実力を診断してくれる。
やはりバトルタワーの簡易版といった感じだが、負けてもそのまま続行するのが特徴。



ブラック2ホワイト2

バトルサブウェイ
前作と全く同じ。


ポケモンワールドトーナメント
詳しくは項目参照。
ホドモエシティに新しくできたバトル施設。
全シリーズのジムリーダーとチャンピオンが集結し、タワールールで戦えるという、まさに夢の施設。
名前のとおりトーナメント形式になっていて、3勝すればコース優勝になるので、従来のバトル施設より手軽に挑める。
バトルの種類にはローテーションとトリプルが加わった。
バトルサブウェイになかったレンタルルールのバトルはこちらで行われている。


トライアルハウス(バトル検定)
前作と全く同じ。



XY

バトルハウス
バトルタワーが今度は屋敷になって登場。ただし内装はカジノっぽい。
ノーマルとスーパーの二種類あるという点はバトルサブウェイのものを受け継いでいる。

従来との最大の違いは、7連勝システムが無くなったこと。
1勝ごとに中断して自由に手持ちを変えられるようになったため、難易度が下がり便利度が上がった。

バトルの種類はシングル、ダブル、トリプル、ローテーション、マルチ(通信マルチも可)の5種類。Wi-Fiバトルルームは今回は無い。
レベルの扱いはDPのバトルタワーと同じものに戻った。
マルチバトルのパートナーはサナティエルノトロバが初期登録されている他、3DSのフレンドコードを増やすと組めるパートナーが増える。
フレンドコードで増えるパートナーの手持ちはランダムで、強さがまちまちなのが難点。

リーダーはバトルシャトレーヌのルミタン&ラジュルネ&ルスワール&ラニュイ。
前作の二人から一気に倍増えて、一施設で四度おいしい仕様。
ラニュイはシングル、ルスワールはダブル、ラジュルネはトリプル、ルミタンはローテーションを担当する。
マルチは四人の内二人が組んで戦うが、ノーマルかスーパーか、一人か通信かで組み合わせが異なる。

実は出現するポケモンの構成は新ポケ入りのパーティを除けばほぼ全てがバトルサブウェイからの流用となっており、
こちらはメガガルーラ等の強力なポケモンが使えるようになったため、前作をやり込んでいるプレイヤーならば楽に100連勝を達成できる。

なお、相手ポケモンには夢特性持ちやピンチ系きのみ持ちもおり、プレイ時点で未解禁であるかどうかに関わらず使用してくる。
がんじょうイバン大爆発のギガイアスなどは忘れていると容易に連勝がストップするので要注意。


トライアルハウス(バトル検定)
前作と同じ。トレーナーはバトルハウスと同じ。
ミアレシティの駅の隣にある。



オメガルビーアルファサファイア

バトルハウス レプリカ
ルールから内装・間取りまでのほとんどすべてがXYと全く同じで、相手トレーナーのグラフィックもXYからの流用。
例えば「おぼっちゃま」はXYだと髪をかきあげる茶髪の青年、ORASだと気取り顔をした金髪の青年であるが、バトルハウスに出てくるおぼっちゃまは前者のグラフィックとなる。
ただ、全てが完全な流用というわけでもなく、コンテストに出たいと言うキャラもいるなどセリフはあちこち変更されている。

マルチバトルのパートナーはハルカ/ユウキ、ミツルダイゴマツブサ(OR)/アオギリ(AS)。
残念ながら3DSのフレンドコードを増やしてもパートナーは増えない仕様に変更された。
ORASでは戦闘場面が3Dグラフィックになっているキャラが少ないので、いろんな人が片っ端から動員されている。
メガシンカや教え技などがあるためXYよりも戦略的に有利になったほか、マルチバトルでは一部のパートナーもメガシンカを使用する。

バトルシャトレーヌも健在。
彼女らはホウエン地方出身であり、本作では里帰り中であることが明らかにされた。

なお、XYとの通信マルチは出来ないが、XYのマルチのBVを再生できるようになっている。
このためORASにはXYの衣装データのみならず、サナ、ティエルノ、トロバのグラフィックも入っている。


バトル検定
従来と同じパターン。こちらもシステムはXYからの流用。
トレーナーはORASのバトルハウスと同じ。
街全体が建物と化したキンセツシティの一角にある。



サンムーン

ロイヤルドーム
トレーナー4人が同時に戦うバトルロイヤルが行われる。

誰か一人の手持ちが全滅した時点で、撃破数が一番多いトレーナーが優勝する特殊なルール。
モブトレーナーがメガシンカやZワザを使いこなしている。
連勝すればククイはかs…ロイヤルマスクと戦うことができる。



バトルツリー
バトルハウスが植物になったような感じ。

バトルの種類はシングル、ダブル、マルチの三種類。ノーマル、スーパーがあるのも同じ。
BPを使うことでトレーナーを勧誘でき、マルチバトルのパートナーにすることができる。
こちらもモブトレーナーがメガシンカやZワザを使いこなす。
特にZワザはスーパーになる前から当たり前のように使ってくる。
それだけでなくポケモンやわざ構成も通常段階から今までのスーパーのそれ。10戦目を超えると旅パではかなり厳しくなる。

リーダーはカントー地方でチャンピオンを経験したことのあるレッドとグリーンの2名。
サブウェイのような分担制であり、シングルではレッド、ダブルではグリーン、マルチでは二人が登場する。
彼ら以外にも、シリーズの過去作やストーリー中で登場した人物が多数登場する。
過去作からの人物は基本的に一地方一人。片方のバージョンにしか登場しない人物も。
ただしキャラのデータは両方のバージョンに入っているため、バージョンの違うプレイヤーと通信マルチを使えばもう片方のバージョン限定のトレーナーと戦える場合がある。

ポニ島の難所を越えた先にあり、初到達時にはカントー流の洗礼を受けることとなる。


ウルトラサンウルトラムーン

ロイヤルドーム
前作と同じ。

バトルツリー
ノーマルバトルのみ、プレイヤーにレベルとポケモンの制限がなくなった。
ポケモンを重複させなければ禁止級のポケモンも使える。
レベル100の伝説パでレベル50フラットのNPCを蹂躙するような芸当ができるため、スーパーバトルを解放しやすくなった。
禁止級のポケモンにリボンを付けられる点もプラス要素。
スーパーバトルは相変わらず前作と同じルールだが、マーマネ、サカキ、ククイが参戦するようになった。


ソードシールド

バトルタワー
本作ではメインシナリオ終盤で主人公達が訪れたシュートシティのローズタワーが、ダンデの手でバトル特化施設として改修されたという設定。
最上階は元からポケモン勝負向きの設備が整っていたが、特に有効活用されていなかったのでバトル施設として再利用されることになった。
ある事件ローズが自首した後、委員長の仕事を引き継いだダンデがオーナーを務める。
ザシアンザマゼンタ捕獲後に挑戦可能。

バトルの種類はシングル・ダブルの二種類。
最初はビギナー級から始まり、連勝を重ねるごとにモンスターボール級・スーパーボール級・ハイパーボール級、そしてマスターボール級へとランクアップしていく。
レンタルチームの使用が可能で、対戦用のポケモンが育っていない場合はお世話になるだろう。
マスターボール級は10勝すれば挑戦成功でリボンが貰えるので、ライトユーザーでも気軽に廃人の道へと足を踏み入れることができる。
本作でのジャッジ機能の解放条件はビギナー級(シングル・ダブルどちらでも可)でダンデに勝利することなので、絶対に挑戦しよう。

今回はレベル50のフラットルールだが、伝説のポケモンも参戦することができる。
このため、伝説のポケモンや幻のポケモンでも愛着があればリボンを付けることができる。

アローラ地方の僻地にバトルツリーのような全世界から猛者が集まる施設が存在していて、シュートシティのような都会に建っているバトルタワーにダンデぐらいしかボスがいないのは、一種のネタにされている。

しばり組手
マスター道場で全ての試練を成し遂げたトレーナーだけが挑戦できる道場究極の腕試し。
施設名自体は「マスター道場」で、そこで行われる腕試しバトルの名前が「しばり組手」ということになる。
バトル施設と同じフラットルールでバトルを行なうが、タイプを統一したパーティで負けるまで門下生を相手にひたすら勝ち抜きを行うという少し変わったルールになっている。
門下生同士の手合わせであり、ボストレーナーはいない。
例によって伝説は参加不可。全タイプ制覇のご褒美は着せ替えアイテム。
自動回復はなく、回復は任意のタイミングで行う。更に回復の権利を行使できるのは2回までという厳しい制限がある。
1戦勝てば2BP、5連勝で30BP貰えるため、5戦で抜けて再チャレンジすればバトルタワーよりもBP稼ぎの効率が良い。
一方で各タイプ最低5連勝でクリア扱いになるため、着せ替えアイテムを集めるビギナーにも優しい仕様。

スカーレットバイオレット

まさかの廃止。
一応クリア後に学校最強大会(バトルスクールウォーズ)というバトル施設はできるが、レベルが均一化されていないのでレベル差によるゴリ押しできてしまう。それゆえにやりこみ要素は薄く、バトル好きのプレイヤーはオンラインによる対人戦という名の対戦ガチ勢との戦いを余儀なくされてしまっている。オフラインでのレベル均一バトルはDLCで追加されることを祈るばかりである。
そして、待望のDLCが発売されたがバトル施設は追加されなかったので結局オフラインでのレベル均一バトルは完全に廃止された。

ちなみにパルデア地方にそういったバトル施設が無いことはストーリーにも影響しており、登場人物のネモはバトルが好きなのに余りにも強すぎて対戦相手がいないという悩みを抱くこととなる。
事実「学校最強大会」が生まれたのもネモが主導したからである。
彼女の言動はまさしくバトル施設が無い頃のプレイヤーのそれであり、古参のプレイヤーは懐かしい気持ちになったとか。

【その他のバトル関連施設】


タワールールが適用されず、通常のトレーナー戦と同様に戦える施設もいくつか存在する。
これらの施設は然程難易度は高くなく、バトルポイントのようなものも無い。


トレーナーハウス(金・銀・クリスタル)
最後にふしぎなおくりものをしたトレーナーと1日1回対戦できる施設。
特にルールは無く、経験値も入るため、対戦練習のみならず経験値稼ぎにも使える。
ふしぎなおくりもの未使用の場合は、Lv50のメガニウムバクフーンオーダイルを引き連れた「ヒカル」と戦うことになる。

ポケモンスタジアム金銀を使えばコガネシティの女の子とふしぎなおくりものができ、
メガニウム、バクフーン、オーダイルのいずれかが軸となる彼女のパーティと戦える。
このパーティはハッサムニョロトノなど通常のトレーナー戦では見かけないポケモンが多い。


トクサネの開かずの扉(ルビー・サファイア)
トクサネシティのとある民家にある開かずの扉。
通常は入ることすらできないが、カードe+のバトルカードを読ませることで、そのカードに記載されているトレーナーとバトルすることができる。
ちなみにこの扉は正体が明かされるまでの間、様々な憶測が飛び交ったお約束な歴史を持つ。
FRLGでは7の島、エメラルドではルネシティに似たような民家があるが、これらはカードe+に対応しておらず開ける手段が存在しないため、文字通りの「開かずの扉」となっている。
(ワイヤレスアダプタ対応の無線通信サービス「ジョイスポット」と通信することにより、内部にトレーナーを呼び込むことができる旨の文字列が没データとして存在する)
リメイク版ではストーリー攻略本に掲載されているQRコードを読み込むことで、スタッフの作った秘密基地が出現するようになっている。


トレーナータワー(ファイアレッド・リーフグリーン)
トレーナーが待ち受ける6階建ての塔をいかに速く上れるかを競うタイムアタック施設。
カードe+による拡張機能に対応している。


トレーナーヒル(エメラルド)
要するにエメラルド版のトレーナータワー。
こちらもカードe+に対応している。


黒の摩天楼/白の樹洞(ブラック2・ホワイト2)
ブラックシティとホワイトフォレストに新たに建設されたorいつの間にかできた修行用の施設で、通り名は「イッシュの難関」。
10のフロアに分かれており、ボストレーナーを探し出して倒すのが目的。
経験値もお金も手にはいるが、アイテムは使えない。デルパワーは使えるけどね。


バトルシャトー(X・Y)
紳士淑女の社交場で、通常のフィールドバトルと同じ形式でバトルができる。
トレーナーの種類は主にムッシュ(≒ジェントルマン)、マダム、おぼっちゃま、おじょうさま、しつじ、メイドとまさに紳士淑女の言葉が似つかわしい人達が登場する。
あと、なぜかふりそでちゃんも登場する。
全員がランダム出現でいつどこに出てくるか分からないが、基本的に倒されたトレーナーから先に退場して入れ替わる。
リーダー的な人はいないが、デュークの爵位を持つムッシュのイッコンが顔役。
他のトレーナーと同じようにランダム出現だが、初参加時と大公昇格時のイベントで案内人を務めたり、
戦ったときのレベルが他のデューク/ダッチェスより高かったり、勝ったときにもらえる換金アイテムが他のデューク/ダッチェスより高価だったり、地味な格上設定になっている。

多くのトレーナーを倒して行くことで爵位が上がり、より強いトレーナーとバトル出来るようになる。
ジムリーダー四天王チャンピオンもたまに来場する。
やはり出現する場所はランダムだが、マーシュとウルップのみ小部屋の中の最奥部にしか出現しない。*1
高いお金を払って案内状を出すことで賞金が上がる、相手の手持ちレベルが変わる、入れ替わり頻度が高くなると言ったボーナスを得られる。
経験値稼ぎやお金稼ぎに使える。案内状を送って延々とバトルすればレストランやポケモンリーグより効率よく稼げる上、案内状を送った費用も1時間か2時間くらいあれば余裕で回収できる。
銀・金の案内状+黒い挑戦状を送っても、おまもりこばん+おこづかいパワーLv.3+ハッピータイムがあればカルネさんに1回勝つだけで費用をしっかり回収できる。
ふりそでちゃんはタブンネしか使わない上、極端に強くもないため、経験値稼ぎのいいサンドバッグになってくれる。

スーパーひみつきち(ORAS)
RSにあったひみつきちがパワーアップして復活。
すれちがい通信で会ったトレーナーの、もしくはQRコードを読み込むことで出現したひみつきちに行くことが出来るようになり、その中で1日1回だがバトルもできるようになった。
また、ひみつきちの主を自分のひみつきちに招待することもできる。そうやって招待したトレーナーとも1日1回戦える
手持ちは基本的に通信した時点orQRコードを読み込んだ時点での手持ちが反映されるが、特殊アイテムを入手するまでレベルは50未満で固定。
特殊アイテムを起動させることで手持ちのレベルがそのまま反映されるようになる。
例によってハピナスしか手持ちに入れていないひみつきちが作られたため毎日ハピナスが経験値(とHP努力値)のために狩られることに…

夢天連戦(LEGENDSアルセウス)
全てのシナリオイベントを攻略後に解放されるガチ勢向けのやり込み要素。
詳細は当該項目を参照。
間違われがちだが「夢天」である。前述の項目を見れば理由はわかるはずだ。

訓練場(LEGENDSアルセウス)
シナリオを進めていくとコトブキ村にある訓練場で様々なトレーナーとバトルできるようになる。
XYのバトルシャトーのような手軽さと従来のポケモンリーグのような難易度の高さを折衷したような要素。
相手によってはポケモンを複数同時に繰り出してくるため少々厄介。
更にアプデにより手持ち3匹のトレーナーと3連戦を行うかちぬき道と手持ち1匹で戦ういっぴき道も追加された。いっぴき道については当該項目を参照。

学校最強大会(バトルスクールウォーズ)(SV)
全てのシナリオをクリアすることで解禁されるバトル大会。
学校の先生や一緒に旅をした仲間達と戦うことができる。
上記で語った通りレベルは均一化されていないので従来の四天王戦のそれと一緒である。
なので主な活用方法は金策に終始している。


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追記!
修正!
全てに気を抜いてはいけないってこと!

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最終更新:2024年03月28日 21:43

*1 横3マスを占有するので、通路にいると邪魔になるため。