登録日:2009/05/26 Tue 19:32:46
更新日:2023/05/04 Thu 05:32:27
所要時間:約 6 分で読めます
ゲームボーイとは
任天堂が1989年に発売した携帯ゲーム機にして、全世界で1億台以上を売り上げた驚異のハード。略称はGB。
ゲーム史に残る名作を多数生み出したと同時に、
ファミコンと同じく
クソゲーが量産されたハードとしても有名である。
まあぶっちゃけどのゲーム業界でも多かれ少なかれクソゲーは出るもんだが
概要
電源は単3電池4本と大食らいだが、燃費はアルカリ電池でメーカー公称は35時間、バッテリ残量ギリギリまで起動が可能である。
通信ケーブルが別売りされ、対応ソフトでは対戦やデータの交換ができ、何台もまとめて持っている場合も珍しくなかった。
外装は床に叩きつけても壊れないほど分厚く、内部構造もかなり頑丈である。
その丈夫さは、かの
湾岸戦争で、倒壊した建物から出てきた焼け焦げたゲームボーイが液晶を交換しただけで問題なく動作したという逸話があるくらいである。
その機体は、ニューヨークの任天堂直営店にて現在も保存・展示されている。つまり、
伝説的な事実である。
画面はモノクロ四階調で表示される。この時点でカラー表示機能は十分に可能であったが、開発者の横井軍平はあえてモノクロで出すという決断を行った。
その後、セガからフルカラー携帯機の
ゲームギア、NECから
PCエンジンGTがリリースされたが…結果はみんな知っての通りである。
そう、カラー表示という技術よりも小型化や低燃費、そして低価格を選んだのがゲームボーイであり、「携帯ゲーム機」ならではの判断といえよう。
通信機能は初代ゲームボーイから備わっており、最初期のタイトルであるGB用
テトリスでは通信対戦がプレイできた。
また、1996年に登場した
ポケットモンスターの大ヒットで、当時枯れかけていたゲームボーイ市場が再び息を吹き返したきっかけとなった。
マイナーチェンジはあれど、ゲームボーイ市場は10年以上も続いたという異例の長寿ハードとなったのである。
バリエーション(兄弟機)が非常に多く、本体色違いの「ゲームボーイブロス」、本体サイズはスリムに画面は大きくなった「ゲームボーイポケット」、
GBポケットにバックライトのついた「ゲームボーイライト」、性能をアップして画面をカラー化した「ゲームボーイカラー」、そして後継機の「
ゲームボーイアドバンス」である。
ゲームボーイポケット互換規格の製品には本体下部に電源端子があり、AC電源アダプタや充電式バッテリーパックを接続することで単三電池を使わずに遊ぶこともできた。
その他周辺機器に「スーパーゲームボーイ」があり、コンセプトは『ゲームボーイソフトが
スーパーファミコンで遊べる!』というもの。
4種類の色調変化による疑似カラー化、一部ソフトに対応した専用の外枠、2Pによる落書き等のちょっかいができるおまけ機能等があった。
後に通信ケーブル端子が付き、性能が少しアップした「スーパーゲームボーイ2」も発売された。ちなみに、GCのゲームボーイプレーヤーと通信ケーブルで接続できたりする。
まあ通信ケーブルで届く範囲に2台のモニターとゲーム機があるなんて当時の一般家庭では稀なんですけどね。
ソフトはライトまでは同一の規格で、カラーは『カラー
共通』と『カラー
専用』があり、専用の方はライト以前の機体では警告文が表示されるのみで動作しない。
初代ゲームボーイではカートリッジと干渉してスイッチが入れられないため、起動すらできない。
後者には専用デバイスを赤外線通信で連動しないと遊べないため、
物理的な意味でカラー専用も存在している。
さらにどういうわけかカラー専用なのにモノクロ機でゲームが遊べるソフトもあったりする。
ゲームボーイアドバンスはカラーまでのソフトとも互換性があり、アドバンスが飛躍的に普及した要因のひとつとなった。
ニンテンドーDSではアドバンス用ソフトのみ(※DSiはDS用ソフトだけ)、
ニンテンドー3DSはDS用ソフトのみと、互換性はシフトしつつある。
現在ではゲームボーイと名のつく機種の修理サポートは全て終了しているので、今持っているものは大事にしよう。
また、ゲームボーイ対応ソフトの中には内蔵電池の経年劣化によりセーブ機能が失われたソフトも多い。
メーカーでも対応してくれないので、民間の修理業者に頼るか、自分で電池交換技術を身につけよう。
交換自体は先の尖ったペンチ(ケースを固定している特殊ねじを外す為)と細いマイナスドライバー(電池をハンダから剥がす為)とビニールテープがあれば十分。
ただし金具や端子を壊さないよう作業にはやや細かさが求められる。
ファミコンにはないステレオサウンドをアピールするためか、最初期のゲームボーイ本体セットには専用ステレオヘッドホン(DMG-02)が付属していた。
専用ヘッドホンとはいうものの、他の家電やゲーム機にも使いまわせるごく一般的なミニプラグの汎用品で、耳穴に突っ込むタイプのいわゆるイヤホンである。
黒をベース色に、左右の識別兼アクセントとしてイヤホン部には青色と赤色の部品を組みこみ、ささやかながら玩具感をアピールしている。
なお説明書によると、ヘッドホン端子にはこの専用ステレオヘッドホン以外繋いではいけないらしい。
が、価格改定に伴いセットから外されたこともあり、律儀にその注意書きを守っていた人は皆無であろう。
にもかかわらず専用品以外の使用を禁止した表記はカラーまで延々と掲載され続けており、アドバンスでやっと市販品の利用可能が明記された。
■発売されたソフト(GBCまで)
ついき しゅうせい よろしく おねか゛い します。
- GB番のなりダンはタンスがいないしククールが活躍する分楽しかったなぁ(遠い目)。 -- 名無しさん (2013-12-29 17:42:02)
- おーい!シレンGBシリーズ(1・2)やグランディア・パラレルトリッパーズ及びラストバイブルシリーズはどうした? -- 名無しさん (2013-12-29 17:44:07)
- 通信ケーブルって同梱されてたっけ?買い足す必要があったと思うんだが -- 名無しさん (2013-12-29 17:48:03)
- 主じゃないソフトって… -- 名無しさん (2014-04-07 23:15:00)
- GBを貸した友人が川に落として沈めやがって、そいつとの友情は壊れたが、なんとか引き上げたGBは壊れなかったほど頑丈 -- 名無しさん (2014-04-07 23:21:41)
- \ピコーン♪/ -- 名無しさん (2014-04-07 23:24:53)
- 知名度低いけど、グレイトバトルポケットはやりこんだなぁ。 -- 名無しさん (2014-05-18 20:53:33)
- スパロボも始まりはここから。ラスボスはギルギルガンって・・・ -- 名無しさん (2014-06-16 14:07:16)
- 最近知ったがソフトの発売本数が他のゲームハードとはまったく違う動きになった珍しいハード。まぁその要因は大半がポケモンのせいなんだが、それを含めてもとっても長寿なハードでもあった。 -- 名無しさん (2014-10-24 06:15:32)
- 今になって考えると液晶の見えにくさの割に電池4本も使うのは燃費が悪すぎる。これも当時の技術からしたら十分すごい事ではあるが。 -- 名無しさん (2014-10-31 19:50:43)
- 携帯機がココまで発展したのもGBの存在が大きいからね。むしろ最近のが進化しすぎたんだ -- 名無しさん (2015-08-01 17:44:10)
- もし通信ケーブルがなかったらポケモンは誕生しなかった可能性もあるって事か。 -- 名無しさん (2015-10-15 13:12:24)
- 電池ギリギリでセーブしようとしてセーブ中に落ちたりした思い出 -- 名無しさん (2015-10-15 14:09:37)
- マンガン電池しか買ってもらえなかったためにゆっくりと薄れていく画面…今のスマホや携帯機じゃあ考えられないな。 -- 名無しさん (2016-07-04 23:16:22)
- 『主じゃないソフト』……おいw -- 名無しさん (2016-09-03 23:14:58)
- SPはバックライトは海外限定。日本のSPはすべてフロントライトだ -- 名無しさん (2017-05-12 20:29:14)
- ろ、ロボットポンコッツは続編も出たし…… -- 名無しさん (2017-06-03 18:33:52)
- イヤホン同梱なのはステレオサウンドのアピールだけではなく「本当は円で1万切ったお値段にしたかったけど結局1万超えてしまったからその分の"お詫び"としておまけした」って理由もあるらしい -- 名無しさん (2017-06-18 10:17:17)
- 正直ラジコンや携帯ゲーム機の普及で充電池も普及した…気がする。それ以前はミニ四駆用がちょこちょこある程度だった -- 名無しさん (2018-02-07 14:51:24)
- 「一応つけておくか」って動機に過ぎなかった通信用端子が携帯ゲーム界に新時代をもたらすきっかけになったんだから凄いよな -- 名無しさん (2018-02-09 11:42:48)
- 交換と対戦についてはよく触れられるけど配布も初めは通信タグの恩恵。ミュウは手作業で交換して配布したらしい -- 名無しさん (2018-10-15 05:39:00)
- ↑タグじゃねえやケーブル -- 名無しさん (2018-10-15 05:40:53)
- GBCは学生時代のお供だった… -- 名無しさん (2020-04-12 20:08:51)
- カートリッジのSRAMを電池不要なFRAMに換装するって人もいるとか。セーブ切れの心配がなくなるので安心 -- 名無しさん (2022-01-16 01:16:02)
- ポケモン発売前でも世代交代してもいいくらい経ってたけど、ポケモンのおかげでまさかの復活を果たしたハードだよな。 -- 名無しさん (2023-01-27 23:58:24)
- 本体価格が五千円くらいしかしなかった -- 名無しさん (2023-02-12 01:11:40)
- オタクになっている人は高確率でクリアライトパープルを使ってたりする。 -- 名無しさん (2023-05-04 03:33:17)
- 1番売れた数がクリアパープルだからオタク関係なくみんな持ってたって話じゃなかったっけそれ -- 名無しさん (2023-05-04 05:32:27)
最終更新:2023年05月04日 05:32