SRX

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SRX - (2019/02/09 (土) 08:30:17) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2011/09/17(土) 10:05:53
更新日:2023/12/04 Mon 06:46:40
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10年戦えるデザイン 10年戦えるデザイン ← 8年半後に真の完成形たるバンプレイオス登場 ← しかし肝心のバンプレイオスが17年以上未だに再登場せず主役機交代が上手くいってないために結果的に26年以上戦い続けているデザインに OG SRW SRX α 「○ーチャル○ーイかと」By寺田P 「バンプレストのロボットだと分かりやすいように」Byカトキ スパロボ スーパーロボット大戦 バンプレイオス バンプレストマーク ライがいないと成り立たない ヴァリアブルフォーメーション 一応PT 一番の弱点はアヤ 人によって好みがハッキリ分かれるデザイン 天下無敵のスーパーロボット 水中メガネ 真ん中がEになると大変てかヘンタイ 祝ザインナックルさん復活 超機大戦SRX 鋼の戦神


「天下無敵のスーパーロボット!ここに見参!!」

SRXはスーパーロボット大戦シリーズに出てくる機動兵器である。
ここではSRX及びその分離形態のRシリーズについて説明する。

機体概要

Rシリーズ及びSRXは「SRX計画」により開発された人型機動兵器である。
異星人の技術である「EOT」を結集し、
念動力者にのみ扱えるT-LINKシステム、莫大なエネルギーを生み出すトロニウムエンジン、ラ・ギアス産のオリハルコニウムより作られたゾル・オリハルコニウム装甲
これら地球圏最高の技術を結集し作られている。
そのため、機体性能は極めて高いが超えるべき技術的ハードルも高くRシリーズの開発もかなり難航していた。

実際R-1はDC戦争終盤までT-LINKシステムの調整が上手くいかず初の実戦でようやくまともに動かせるようになった。
R-2、R-3はDC戦争には間に合わずDC戦争終結後に順次ロールアウトしていったが、SRX合体に必要なパワードパーツの完成は更に時間をかけることになる。

その後、初の合体は失敗に終わり2度目の合体で成功するも次は駆動系の強度問題が露呈し、ATX計画で開発された新型サーボモーターを組み込みようやく一応の完成を見る。


R-1/R-ウイング

REAL PERSONAL TROOPER type1

Rシリーズの1号機。パイロットはリュウセイ・ダテ少尉。バランスのとれた設計を持ち航空形態にも変形できる。
チームでの役割はフォワード、合体時はSRXの基本操縦を行うためのメインコクピットとガウン・ジェノサイダーやZ・Oソードもこの機体のパーツである。
また合体時はR-3パイロットへの負担軽減のため攻撃系T-LINKナーブの制御も度々行う。

機体の完成度はかなり高いようでマオ社では次世代量産機「エル・シュナイデ」の開発を進めていたがシャドウミラーが扱う向こう側の量産型R-1「エル・アインス」の存在から開発は中止された。
量産化はATX計画の仕事だった気がするがきっと気のせいだろう(もっとも極端なコンセプトが多いATX計画機が量産前提とはとても…)。

改良型のR-1改/R-ウイング改も存在し、R-2のトロニウムエンジンとR-3のT-LINKシステムを積み込んでいる。
また他にも試作機として、凶鳥の血を取り込んだART-1/ART-ウイングも登場している。


R-2/R-2パワード

REAL PERSONAL TROOPER Type2。パイロットはライディース・F・ブランシュタイン
重装甲の砲戦機であるがパワード形態でしかそれらしく見えない。中距離の穴を埋めるための有線式ビームチャクラム、収束/拡散のモード切り替え可能なハイゾルランチャーをメインに戦う。

チームでの位置づけは後方からの援護なのだがR-3の仕様上、前に出て戦うことの方が多い。

合体時はトロニウムエンジンの出力調整や火器管制、R-3パイロットのメディカルチェック、ダメージコントロール等仕事はかなり多い。


R-3/R-3パワード

REAL PERSONAL TROOPER Type3。メインパイロットはアヤ・コバヤシ大尉。

赤いカラーリングが特徴の細い機体。通常のT-LINKシステムとは仕様が異なり、コクピットにはシートが存在せず立ったまま操縦する。
パワード形態はどこぞのわがままな美女のような機体になる……アレに比べたらサイズはよっぽど常識の範疇だが(全長24.7m。砲身を含めないわがまま美女の約3分の1!)。
念動収束式レーザーキャノンやテレキネシスミサイル、ストライクシールドを用いた後方支援機。
また、高い索敵能力を持ちチームに指示を与えるチームリーダー的立ち位置でもある。

合体時は合体保持のための念動フィールドを機体全体に発生させることとT-LINKシステムの制御を行う。
だが、常時念動フィールドを発生させなければいけないためパイロットへの負担も大きく、攻撃用T-LINKナーブの制御はR-1パイロットのリュウセイが行うこともある。


R-GUN/R-GUNパワード

RWシリーズの1号機に当たる。稼動はRシリーズより早い(R-1はMAPW狙撃のために一度稼動したが調整が不十分な上に本格的な実戦までに時間が立ちすぎている)。
理由としては、安定した新型のトロニウムエンジンを搭載し戦闘データの収集を優先しT-LINKシステムを外したためである。

またこの機体は、元々SRX用の武装として開発されていたが運用に幅を持たせるために銃形態に変形可能なPTという形を取っている。
この機体、最大の特徴は銃形態「メタル・ジェノサイダーモード」である。
自身が巨大な銃に変形し放つ重金属粒子砲の単純な火力は恐らくPTではNo.1。

また、自身のトロニウムエンジンとSRXのトロニウムエンジンの二つから生み出される莫大なエネルギーを念動フィールドで収束し放つ「天上天下一撃必殺砲」はハガネのTBキャノンを超える威力を持つ。

一方バンプレイオスとは機体の規格が違うためそのままでは接続できない。
そのため、メタルジェノサイダーモードにグリップ状の専用パーツ・エクスガンナーを合体させることで接続し、
これが、オーバードライブさせたトロニウムの力をT-LINKツインコンタクトで制御してぶつける最強の一撃「天上天下一撃必殺砲・改」である。
なおエクスガンナーは使用ごとにバンプレイオスから射出し、ライの操作でドッキングする。

尚、ノーマル状態では単機で使えたメタル・ジェノサイダーモードは何故かOG2以降は合体攻撃でしか使えない。
更に、機体の乗り換えを自由化させた事でT-LINKフライトシステムが無くなり、飛べなくなった。

余談だが、GBA版OG1でのみビームカタールソードが換装武器に分類されている。あれは本機の固定装備である。
まぁ、これに限らずGBA時代のOGはどう見ても固定装備を換装武器扱いしている事が多かったのだが。

また、OGシリーズではヴィレッタが念動力を持っていないため、使い勝手のいいT-LINKブーメランがヴィレッタだと使えないというあんまりな状態に。
さすがにこれは酷いと思われたのか、OG外伝以降スーパーヒーロー作戦での同武器の名称だった「スラッシュ・ブーメラン」に変更されて念動力なしで使えるようになった。(GBA版OG1の時点で積めたのでは、などと邪推してはいけない。)


SRX

正式名称はSuper Robot Xtype。Xの名が示す通り、この機体は試作機でありSRX計画においては通過点である。

まず、機体そのものが相当ギリギリのバランスで成り立っている。
トロニウムエンジン常時フルドライブのため装甲への負担が激しく、
更に合体そのものも、これまた最大展開の念動フィールドで強引に保持しているのである。
その上駆動系はATX計画用(というかアルトアイゼン用の予備*1)のサーボモータを使ってなんとか強度を保っている。
提供した人物があのマリオン・ラドムだという時点でそのヤバさは推して知るべし。
なお、このアルト用のサーボモータを使わなかった場合、3分しか合体しか持たない上に以後合体不能に陥る。それがこのサーボモータ一つで全部解決である。どんだけ頑丈に作ったのだろうか…

こうした事情から、3人のうち誰かが少しでも気を抜こうものなら即バラバラの上大爆発必至。
本来の使用法が「敵陣を突破した上で自爆する特攻兵器」と言われるのも納得である。

以上の点から、この形態による戦闘時間は制限されており初登場の「新スーパーロボット大戦」では3ターンしか合体できず「スーパーロボット大戦α」で10回しか合体できなかったり「スーパーロボット大戦OG」のキョウスケルートでは初合体以降、合体できなかったりする。
OG1のリュウセイルートやOG2以降は上記のアルト用サーボモーターによる恩恵で特に何の制限もなくゲームで合体・分離を繰り返すことができるが、やはり負担が大きいらしくOVAでは後半合体が封印されてしまった。

以上のような兵器として無視できない欠点もあるが、トロニウムエンジンの莫大な出力による攻撃力やゾル・オリハルコニウム装甲や念動フィールドによる防御力、更にそれを操るSRXチームの能力と連携によりこの機体は地球圏最強の機動兵器の一つに登り詰めている。


バンプレイオス

正式名称「SRXアルタード バンプレイオス」。

SRXの完成機でありリュウセイ曰く「天下無双」。
本来、試作機を指すXは付かないのだが思い入れのあるメンバーの要望からSRXの名はそのままにされている。

EOTの安定的運用を目指す計画「レイオス・プラン」の一つ「RXR計画」のフラグシップ機にして最終到達点。
メンバーを欠いたSRXチームが大きな問題もなく運用できているあたり、その安定性はかつてのSRXと雲泥の差。

第三次αが初登場であり、SRXの意匠を残しつつも洗練されたデザインになっておりその強さもあり人気は高い。
出番は中盤からであり異次元空間に閉じ込められたαナンバーズの救出のためにライとマイの二人が完成したばかりのこの機体でリュウセイのピンチに駆け付けるという中々燃える展開。

以降はトロニウムエンジンとアヤを欠いた状態で戦うがバルマー本星での戦いでトロニウムを持ってきたアヤが加わりバンプレイオスに真の火が入り、
今まで仕様不可だった無双剣や一撃必殺砲も仕様可能となり更に強さに磨きがかかる。
また、本機には「XNディメンジョン」または「次元斬」と呼ばれる空間転移システムが存在しクロスゲートを介し様々な空間に接続し転移したり逆に空間を封印したりもできるが、
使用には高い念動力が必要であり第三次αではリュウセイがクロスゲートの力を利用してなんとかシステムを起動させている状態である。

理論自体はαの時にイングラムがすでに完成させてあった。

バンプレイオスはSRXのような合体後の形態ではあり一応バンプレイオス版のR-1、R-2、R-3も設定上は存在するが、
第3次αでは急遽出撃したために分離機能がオミットされ常時合体状態であったため、バンプレイオスのRシリーズ描写はされていない。
R-2に当たると思しき部分に関しては無限軌道らしきものが確認できるが…


#新スーパーロボット大戦
初のリアル等身スパロボの主人公機。
3ターンしか合体できないため扱いづらいが、合体後のSRXを改造できないことを差し引いても攻撃力8000+魂は強烈。

#スーパーロボット大戦αシリーズ
αでは序盤にスポット参戦で度々出てくる。
本格参戦は中盤、合体は後半になる。
αの仕様上、隣接して一撃必殺砲を撃つとすごいことになる。
その一方で武器の地形適応が軒並み空BというマジンガーZのような弱点があったりする。
このため鳴り物入りで登場した初合体回でアストラナガンに大したダメージを入れられないという悲しい現実があったりする。素直にダンクーガに頼りましょう。
イベント合体を除き10シナリオしか合体できないが、ぶっちゃけ10シナリオも合体できれば十分だったりする。
α外伝ではティターンズの台頭でSRX計画は凍結、チームも拘束状態にある。
リュウセイ、ヴィレッタが未来世界に飛ばされチームが終結するのは難ルート最終話付近でSRXも出番なし。
第二次αではヴィレッタ以外出てこないため、方向音痴共々今後が危惧されたが第三次αでようやく登場する。

…が、久しぶりの据え置き登場なのに半壊状態。
トロニウムは奪われ、アヤも失ってしまう(実際は生きてる)というどん底からの再スタートとなる。

#スーパーロボット大戦OGシリーズ
OG1ではリュウセイルートのみ終盤だが合体が普通に可能。
だが、R-1と改造が別なため資金は確保しておかないと活躍は厳しいかも。

OG2以降はゲームでは合体に制限は存在せず一撃必殺砲も追加されるため最強の一角になる。
ただし、念動力Lvを必要とする武器が多い関係上、最序盤で合体するとまともに必殺技が使えないという弱点があったりもする。

余談


スーパー・パーソナルトルーパーことヒュッケバインMk-IIIは「小型・高性能化したSRX」というコンセプトで作られている。
このコンセプトは、後に蘇った「凶鳥の末裔」がほぼ叶えている。

またヒュッケバインの換装パーツであるAMボクサーは、元々SRX用の武装「R-SWORD」を転用したもので、必殺武器のGソード・ダイバーはその名残である。
同様にAMガンナーは、プラスパーツの無いR-1の機動力を補うための武装キャリアになる予定だった。
(合体自体はコネクタを差し替えれば可能。メディアミックス作品でR-GUNやR-1も合体したことがある)

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