鋼鉄ジーグ

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鋼鉄ジーグ - (2018/02/05 (月) 12:48:34) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2010/11/24(水) 07:04:27
更新日:2023/10/30 Mon 20:26:55
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70年代テレビアニメ アニメ イタリアの国民的アニメ ケンタウロス サイボーグ スパロボ スパロボ三大ヒーロー スパロボ参戦作 スーパーロボット? タカラ ダイナミック ダイナミックプロ ツッコミどころ満載 ハニワ ハニワの明日は死ねぇ! マグネット マグネロボシリーズ ミッチー リアルロボット? ロボットガールズZ 仮面ライダーX 勝手に改造 古墳時代 古谷徹 安田達矢 尾瀬あきら 弥生時代 意外な国で大人気な作品 昭和 最強の敵:砂場 本人変身型ロボ 東映 松本めぐむ 死ねぇ! 永井豪 汚いアム○ 漫画 皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ 磁石 空気? 腹筋が死ぬ項目 邪魔大王国 鋼鉄ジーグ 騎馬民族征服説



♪~ ♪~


ダンダダダダン♪ ダダンダンダダン♪ ダンダダダダン♪ ダダンダン♪


ジーグブリーカー!

死ねぇ!



└|∵|┐鋼鉄ジーグとは└|∵|┐

1975年から1976年にかけて放映された永井豪・安田達矢の原作とダイナミック企画、製作:東映動画によるロボットアニメである。マグネロボシリーズの第一弾。
勝手にサイボーグ化させられたした主人公が変形した頭部パーツに、磁石の力で体の各種パーツが合体して巨大ロボット化する。
発端はおもちゃメーカーのタカラが磁石を使った合体ロボの企画を持ち込み、それを永井豪ダイナミック企画がマンガ化したものである。
内容的には70年代の王道的なストーリー。1話完結型でかつ当時としては王道的な話が多く。家の事そっちのけで邪魔大王国対策をしてきた親父と、それに不満を持っていた上に否応なく巻き込まれた息子という図式のせいか概ね親子関係がうまくいってないので、家庭問題がちょくちょく入るストーリーとなっている。
タカラは「鋼鉄ジーグ事業部」を設立、ジーグの可動範囲の自由性とパーツチェンジギミックが大ヒットし、後に「マグネモ」シリーズとして大成功を収める。
国内放送後は海外にも輸出され、イタリアでは特に人気の高い作品。CMソングや有名歌手がカバーするほどのヒット作。
逆に国内ではマジンガーシリーズが着目されたせいでやや影が薄かった・・・
しかし人気ゲーム「第2次スーパーロボット大戦α」で初参戦し、その奇怪な主題歌と乱暴過ぎる言葉使いで一躍若い世代への知名度を高めた。

後に関連作の鋼鉄神ジーグも作られるが、こちらはあくまで漫画版の続編みたいなものであり、本作の続編ではない。


ジーグが死ねぇ!と言わないし





死ねぇ!



└|∵|┐ストーリー└|∵|┐

考古学者の司馬遷次郎博士は、古代日本を支配していた邪悪な国家「邪魔大王国(じゃまだいおうこく)」「女王ヒミカ」の復活を察知したが、
邪魔大王国の刺客「ハニワ幻人」に殺されてしまう。
彼は死の間際、コンピューターに自身の意識と記憶を移植する。

一方、少し前に起きたカーレースの大事故で無傷だったことに疑問を抱いた司馬遷次郎の息子、司馬宙は
自身の体がバカ親父に改造されていたことを知る。

彼を頭部として合体する巨大ロボ「鋼鉄ジーグ」は、日本の支配を目論む邪魔大王国の人達を全滅させるために立ち向かう。






└|∵|┐主な登場人物└|∵|┐




◆司馬 宙(しば ひろし)
CV:古谷徹

主人公。
レーサーであったが、TV版では、レース中にバナナの皮で滑って車から投げ出され
他の車に轢かれた時に無傷だったことで、サイボーグに改造されてしまったことに気付く。
親父が発掘した邪魔大王国の重要な秘密を握る「銅鐸」をクソ親父に勝手に体の中に内蔵されたためである。
元柔道部でその格闘技術はジーグになった際にいかんなく発揮される。
「チェンジ・サイボーグ!」の掛け声と共に手にはめた専用グローブの拳を合わせ


等身大サイボーグになった後(そこ、どう見ても悪役顔とか言わない)、体を丸めた体勢をとり、
巨大ロボ「鋼鉄ジーグ」の頭部に変形して胴体部分と合体する。
つまり、このアニメのタイトルは「主人公機」ではなく「主人公その物」の名前なのである。

性格は熱く突っ走りがちで反抗的だが、根は人一倍家族想いの好青年であり、親父が亡き後の大黒柱として家族を守ろうとする強固な意志を秘めている。


普段はレーサーの傍ら、修理工場である司馬モータースの社長をしており、自宅と棟続きの作業場でメカニックとして働いている。


OP動画ではバイクに乗り、颯爽とハニワ幻人を轢き殺す暴挙に出る。



◆卯月 美和(うづき みわ)
CV:吉田理保子/吉田美保(スーパーロボット大戦シリーズ)

本作のヒロイン。通称「ミッチー」。
「鋼鉄ジーグ」のサポートメカ、ビッグシューターのパイロット。
幼い頃に両親が行方不明になった為、司馬家で実の娘同然に育てられる。
宙とは兄妹同然に育ったため、恋愛感情というよりは家族として信頼している 。
ハニワ兵程度なら倒すことが出来る格闘能力の持ち主で毎回豪快にパンチラアクションしていた。
彼女は宙とは違い、あくまでも生身の人間である。
宙の親父を尊敬しており、自分の青春を全て「司馬博士の為に」捧げると決め、邪魔大王国と戦う決心をし、自らビッグシューターのパイロットに志願した。



◆司馬 遷次郎(しば せんじろう)
CV:村瀬正彦

宙を許可も無くサイボーグに改造したり義理の娘が乗る機体をセクハラ設計にしたキチガイ親父。ケツアゴモノクル。
第1話でいきなり死亡するが、人格と記憶をスーパーコンピューターに内蔵してその後も登場。
仮面ライダーX?」とか言っちゃダメよダメダメ。
しかも科学者でありながら精神論を語る事も非常に多く、しかも理不尽な内容ばかりなので、結構暴走気味だが家族の愛情は確かで最初は反抗されっぱなしだったが戦いを通して宙と和解している。

漫画版では致命傷を負った宙を救うためにやむを得ず改造しており、TV版に比べればまともな人物である。


◆大利所長 (だいりしょちょう)
CV:田の中勇
「ビルド・ベース」の所長。親父の死後に所長に就任した。戦闘指揮も執るが、危機に陥ると親父の指示を仰ぐことも多く不安がある人物だが、親父に比べて常識人であり、あまりにも無茶な指令に対して抗議することもあるが、聞き入れてもらったためしがない。
科学者としての腕は一流で、瞬間物質移送システムを作ったり、多彩な姿に変形可能なメカドン2号を設計していたりもする。


└|∵|┐邪魔大王国└|∵|┐


◆女王ヒミカ
CV:高橋和枝/浅井淑子(スーパーロボット大戦シリーズ)

邪魔大王国のトップ。
永き眠りから目覚めた後、三馬鹿を従えて地上侵略に励む。
最初はジーグの中に隠されている銅鐸に邪魔大王国復活のカギがあると銅鐸を狙ってくるのだが、銅鐸には別の悪役である竜魔帝王が封印されており、その帝王のせいではやられてしまい邪魔大王国も乗っ取られてしまう可哀想な人。

色々と問題のあった雑誌、冒険王版では二人の子持ち。


しかし深い事情や葛藤があったとはいえ宙に殺害されて血統は途絶える。
「ヒミカの子というだけでじゅうぶんだ!」

◆竜魔帝王
CV:加藤治

ヒミカが復活させた地獄の帝王。炎のような頭髪と鬼のような形相が特徴で、身体に青い竜が巻き付いている。ヒミカをぶっ殺して邪魔大王国を掌握してフローラや三馬鹿を従える事になる。
性格は凶悪で、機嫌が悪いと部下達に当たり散らしたり、酷い時にはハニワ幻人を破壊することもあった危険人物。


《三馬鹿》

◆イキマ
CV:緒方賢一
ヒミカの部下その1。
冷静で、三人の中では最もまともな判断が出来るぐらい頭がいい。
ヒミカに対しての忠誠心は高かったが竜魔帝王に乗っ取られてからはヒミカのように忠誠を誓われていない。
一番人間に近い形で復活しており、それを利用してコスプレして活動する事も多い。


◆ミマシ
CV:加藤治
ヒミカの部下その2。
再生させる時に失敗しており、身体の半分が岩となっているのはその為、大変ブサイクな面をしている。見た目通りパワフルな作戦が得意で力に頼る傾向にあり、一番お馬鹿。その為二人に比べて単独で行動し、ヒミカの死後に自分が新たな支配者になろうとして竜魔帝王に反逆するが、返り討ちにされた。

◆アマソ
CV:キートン山田
ヒミカの部下その3。
性格は短気で卑怯だが自分のハニワ幻人に特別な愛着心を持っているため傷がつくのを嫌がり、作戦指揮に支障をきたしたりと間抜けだが高い魔力を持っており、実は三人の中では一番強いとの説もある。

《将軍》

◆タケル
CV:野田圭一
邪魔大王国最強の将軍と呼ばれていたが、最愛の妻ミヤズを病で失ってからは引退している。その強さは現代まで伝えられるほどで、鬼神と評される程。ヒミカによって現代に復活させられる。
亡き妻のそばで安らかに眠りたいという申し出は聞き入れられず、ヒミカの命により自らをハニワ幻人と化してジーグと戦いに臨むが、ミッチーに亡き妻の面影を見出し、己の行動が正しいのか迷い決断の末、ジーグに一対一の正々堂々として勝負を挑み敗れた。
人気が高いキャラだったからか鋼鉄神ジーグでは設定を変え主人公草薙剣児の良き理解者となっている。

◆フローラ
CV:山口奈々
竜魔帝王の腹心の将軍。狼の子供を助けようとしたところをロボット兵に殺害され、蘇生させられたことで忠誠を誓っているが、自分の命は彼によって握られているため、脅迫で従っている。
終盤に自分の家族と故郷が竜魔帝王によって虐殺されたことを知り、宙との戦いを通して人間の心を完全に取り戻す。
それによって処刑されそうになったこところをイキマとアマソの助けによって脱走し、反旗を翻すが最後は宙の腕の中で安らかに息を引き取った。
宙とは好敵手同士で何かといい感じで実施的なヒロインであった。





い~まにみていろ邪魔大王国!


全 滅 だ !




死ねぇ!





└|∵|┘メカニック└|∵|┘

鋼鉄ジーグ

全高:10m
重量:12.5t
出力:75万馬力
動力:磁流波エネルギー
司馬博士が対邪魔大王国用に作りだしたマグネロボ。
宙が頭部に変形後、支援機のビッグシューターから射出された身体パーツと合体(ビルドアップ)して、鋼鉄ジーグとなる。
当時のアオシマの模型パッケージの記述によれば「ジーグ」の名前の由来は
「Gathering organization」の略称の「Gorg」から来ているとのことである。
宙のサイボーグ体は強化され、グレートな耳のデューク・フリードのような見た目のカッコいいサイボーグになってからは馬型の支援メカ パーンサロイド、様々な環境に適応したスカイパーツ、アースパーツ、マリンパーツといったオプション装備が換装可能となった。

スーパーロボット大戦に参戦した時は、スーパー系なのに回避重視のSサイズ(なんせ10mだからね)ということでプレイヤーから驚かれた。

初参戦の第2次αでは…

リアルロボット並の装甲

スーパーロボットレベルの回避力

を持っていたそれは素晴らしい機体だった(棒)。

そんなことよりも、従来まではスパロボユーザーにとって古谷徹のイメージは「気弱な少年」だったため、
この機体の戦闘ムービーはプレイヤーの腹筋を見事に破壊した。

ちなみに当時の古谷徹はお調子者や熱血漢も多くグロイザーXで主人公をやったりと結構色々なキャラを演じている。

あと、案の定ガンダムとかシャアとかと戦わせると名指ししてくれる。

死ねぇ!

まぁ、第3次αではサイズ差補正無視と魂のおかげでマシになったが、彼のネタ的な地位は少しも揺らぐことが無かった。

しかしなぜか毎回ファイナルダイナミックスペシャルからはハブられる。
後の獣神ライガーもそうだが、一応ダイナミックなのに……(劇場版マジンガーシリーズに出ていないからだと思われる)
ちなみに、一応『UFOロボ グレンダイザー対鋼鉄ジーグ』という劇場版の企画もあったがポシャったらしい。
故・石川賢氏の漫画『スーパーロボット烈伝』ではマジンガーやゲッターと共闘している)

  • 武装

◆ジーグビーム
ジーグヘッドの目から発射する破壊光線で頭部だけでも使用可な唯一の武装。
これ以外の攻撃方法は体当たりしかない。親父ェ…。


◆ナックルボンバー
両手を組み、ロケットパンチとは違い拳だけを飛ばす何だか貧相な技。
基本連射して使う。「必殺パンチ」らしい。
後にアニメ版ゲッターロボ號に受け継がれた。


◆ダイナマイトパンチ
まぁ……要は……ロケットパンチ……ですよね。


◆ダイナマイトキック
ただの飛び蹴り。ロケットキックではない。


◆スピンストーム
お腹から出す「ひみつの兵器」。磁力エネルギーを束にしてぶち込む…ということはやっぱり光速なんだろうか?
αシリーズでは命中補正が低く、射程も短い、攻撃力もサイズ差のせいで低い、と使えない三拍子が揃った「鋼鉄ジーグ」の唯一の全体攻撃。


◆ジーグブリーカー
「マグネットパワー オン!↑」して相手を引き付け、鯖折りの要領で敵を粉砕する「鋼鉄ジーグ」の象徴的な技。

死ねぇ!

ゲームでは戦艦や宇宙怪獣など自分よりデカイ相手にも鯖折り。
サイズ比較としては人間vsハムスターぐらいの差でも問答無用で真っ二つにする。
ちなみに本編第18話にて、前述の台詞を発しているが、相手が発火して技を破られてしまい、物騒な台詞と裏腹に相手は死ななかった。

◆マッハドリル
腕をジーグの支援メカ「ビッグシューター」から射出された2つのドリルに換装して、敵めがけて突進→貫通する。
とりあえずαシリーズでは本機の最大威力を誇る武装。

◆ジーグバズーカ
ジーグの支援メカ「ビッグシューター」から射出されるバズーカ砲。腕を切り離して換装する。
マッハドリルもそうだが何で手持ち式じゃなく切り離すねん…主要技のほとんどが使用不可能になるのに。

◆ジーグ・パーンサロイド
ジーグの強化形態。サポートメカ、パーンサロイドと合体した形態で、半人半馬のケンタウロス形態になる。
飛行可能になり、腕を換装しないのでジーグブリーカーやナックルボンバーが使える。
あと一応人工知能もついてるので単体でサポートもできる他、ミサイルやジーグランサーが使えるようになる。


◆ジーグ・バックラー
なんかやたらとげとげしい盾。

◇換装パーツ
地中に潜れるドリルとキャタピラがついたアースパーツ、水中戦用マリンパーツ、マッハドリルより空中戦に特化したスカイパーツなど。

ビッグシューター

鋼鉄ジーグ用の支援、及びパーツ射出機。ジーグパーツを数体分格納しており、瞬時に換装が可能な万能戦闘機どうやって収納しているかは不明。
‪ミッチーのパイロットスーツがミニスカなのにテレビ通信装置が股間の真ん前に来るようなセクハラ設計も特徴で‪更にその下に三本のレバーがあり何のレバーかは分からないが、このレバーのせいで脚を閉じられない。そして操るためには股間に手を伸ばすしかない。‬その計算尽くの設計で毎回親父はミッチーを拝んでいる。
武装はミサイルのみだが、マグネットパワーを使用しているらしく「ブレイクアウト」の掛け声で機体を3分割して緊急脱出したこともある。

作中同じくスパロボではジーグの命でありミッチーがやられると次第に何もできなくなる。

【主題歌】

「鋼鉄ジーグのうた」
スパロボでお馴染みの腹筋破壊BGM。
何故かイタリアにはこの曲を使ったCMがある。

「ひろしのテーマ」
こっちはいたってまとも。普通に名曲でドラムソロパートが熱い。
藤原啓治のテーマではないので悪しからず。



●玩具
放映時にはタカラのマグネモシリーズとしてジーグが発売。肩や肘、膝、太もも付け根などの主要関節を金属のボールと磁石の力で結合。
自在にポーズがつけられる上に組み替え遊びが楽しめるために好評だった。

但し砂場で遊んだら関節に砂鉄がついて悲惨なことになる。


このマグネモシリーズは後に『ゴワッパー5 ゴーダム』、『マグネロボ ガ・キーン』や『超人戦隊バラタック』に引き継がれていく。


ちなみに某巨大掲示板でも相当愛されているらしく、様々なAAが生み出された。

  rTTヽ
〔"l`д´l"〕
  ( つ旦0
  と_)_)

はいはいしねぇしねぇ

〃∩ rTTヽ
⊂⌒{"l`Д´l}
 ヽ_っ⌒/⌒c
   ⌒ ⌒

  rTTヽ
`〔"l;´∀`l"〕
  /   / ̄ ̄ ̄ ̄/
_(_ニつ/鋼鉄磁具/_
   \/____/

    _r-、_
`n_n_<ヘヽ|/冫n_n、
iV V ヒi゙->イ-"iV Vi
ヽニニ|\/li/|ニ/
   /\i ̄i/
  / /  ̄ヽ


なお、「ハニワ」「828」「└|∵|┐」などの書き込みがあると「死ねぇ!」とレスされ、ぬるぽとガッみたいな扱いになっている。









次回、『出現!! 幻魔要塞ヤマタノオロチ』にチャンネル・セット!!

・・・ってこれ、アニオタwikiの話だよな・・・


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