第2次スーパーロボット大戦α

登録日:2011/02/23 Wed 02:17:24
更新日:2024/02/07 Wed 16:23:52
所要時間:約 5 分で読めます




生存か、絶滅か…地球圏の命運を握るのは誰だ――――。


スーパーロボット大戦シリーズ』の一作。
スーパーロボット大戦α』シリーズの3作目にあたる作品。






今作から小隊システムとパイロット育成システムが採用された。


小隊システム
今まで物語が進むにつれ使う機会のなかったキャラが、加速や応援など補助系の精神コマンド要員or援護防御やバリア要員として採用が可能に。
終盤まで使えるようになるなど、過去作よりさらに自分のこだわりの部隊を作れるようになった。


【パイロット育成システム】
小隊要員の精神ポイントを増やしたり、小隊長の長所を伸ばしたり、短所を補うなどができるようになっている。
これだけでかなり難易度が下がっているけどね!


今作最大の魅力は、プラットフォームをPS2に移したものの戦闘アニメはαの使い回しが目立った『IMPACT』と違い、既存機体も書き直したため完全新規になっていることだろう。
被弾時ののけぞりやトドメ演出は本作で初めて導入された。

合体攻撃もできるようになり迫力もアップ。



◇参戦作品(★は新規参戦)


全部で21作(新規参戦は4作)



ライディーンVガンダムなどが不参戦になり、ゴーショーグン、ダイモス、ガイキングなど初期スパロボの作品が復活参戦した(ライディーンは第3次αで復活)。

参戦作品には入っていないが過去のαシリーズに出たマジンカイザーは今回も参戦(ただし、設定の都合で空は飛べない)。
他に『真(チェンジ!!)ゲッターロボ 世界最後の日』からブラックゲッターカトキハジメデザインのEW版設定のウイングガンダム(通称アーリーウイング)などが参戦している。

原作が漫画のクロスボーン・ガンダムや、大人の事情から参戦は不可能と思われたガオガイガーとジーグの参戦は本作のサプライズだろう。


初参戦組の扱いに関しては

ブレン…シナリオ、バリア要員、合体攻撃+戦闘アニメなどかなりの優遇。
クロスボーン…シナリオは優遇だが他の主人公MSが強すぎて機体は普通。
ガオガイガー…攻撃、回避、防御全て文句なし。今作最強ユニットの一角。
ジーグ…ネタ機体

もう一度言うがネタ機体である。大事なので(ry
ファンの間で有名なとある台詞で一躍ヒーローになった。


機体に関しては今作からサイズシステムが導入された。
これは戦闘した機体にサイズ差があると与えるダメージが増減し、小隊を組む際に重要なシステムである。
勿論このシステムのおかげで強くなった機体もいる。
ジーグは犠牲になったのだ…



◇主にストーリーに関わる作品

グレートマジンガー
ゲッターロボG
ガイキング
ダイモス
クロスボーンガンダム
逆襲のシャア
ブレンパワード
ゴーショーグン
ダイターン3
鋼鉄ジーグ

以上が今作のメインとなる。
また選択肢によりラスボス手前の流れが異なる(グレート、逆シャアが主なルート)。

初参戦の『EX』以来主人公すらいなかったゴーショーグンや、『新』ではラスボス不在だったガイキングのまとまった原作再現が初めて(かつ『30』現在唯一)行われた。
一方、ガオガイガーとジーグは途中までの再現となる(後半はサルファに持ち越して完結)。

ガンダム系に関してはハマーンガトーシーマ等が生存しており、今回で決着をつけることになる。
選択肢によりハマーン生存ルートがあるが、正史では死亡扱い(サルファではとある重要な場面で登場)。

地球内の勢力との戦いは本作で決着をつけるつもりだったようだが、一部やり残しがあったり大人の事情で次回作にも地球人の新勢力が現れたりしている。

◇主人公


今回はスーパー系・リアル系で男女に分かれているためシナリオが4種類ある。
また、主人公機もそれぞれ異なる仕様。


スーパー系男主人公
ゼンガー・ゾンボルト
CV:小野健一
前作の『スーパーロボット大戦α外伝』では敵としてプレイヤーを苦しめたゼンガーが主人公に昇格(あの世界のゼンガーとは平行世界の同一人物に当たる)。
プレイヤーから人気を得て主人公になったゼンガーだが、乗機のダイゼンガーは射程が短く全体攻撃がないため少々癖あり。
それでも対ボス戦では強力な切り札である。

ライバルはククル。ハニワ原人ではない


スーパー系女主人公
クスハ・ミズハ
CV:高橋美佳子
αから再登場したクスハとブリットのカップルがメインのシナリオ。リアル系からスーパー系に転身しました。
機体も龍虎王、虎龍王が再登場するのでαをプレイした人なら楽しさ倍増間違いなし。
中の人の演技力も上がっている。

ちなみにブリットの中の人はこの頃まだ万事屋開業する前なのか比較的大人しい。


リアル系男主人公
アラド・バランガ
CV:鶏内一也
捕虜としてロンド・ベルに加入したアラドの成長とゼオラ・シュバイツァー(CV:かかずゆみ)の再会を描いたシナリオ。
初期ユニットはヒュッケバインMk-Ⅲでありクセがなく初めての方はアラドがオススメ。
1話で主人公の乗る機体がザクⅡなどガンダムが好きならそちらもオススメ。

後継機のビルトビルガーは実質合体攻撃頼みなのだが格闘値が高いアラドに対し合体攻撃は射撃属性もう主人公ゼオラでいいよ
ちなみにゼオラの射撃値は最終的にアムロに次ぐ2位。

ゼオラの乳揺れを見るためにゼオラメインにした方も多いはず


リアル系女主人公
アイビス・ダグラス
CV:渡辺明乃
「負け犬」だの「スパロボ史上最弱の主人公」だのレッテルを貼られたキャラ。
しかし、物語中盤で覚醒し能力が大幅に上昇。後継機のハイペリオンは3人乗り(精神コマンド3人分)と文句ないスペック。
と、いうより化け物である。
運動性に関しては初期値が登場する機体中トップの145を誇る(因みに二位は敵機限定のナイチンゲールの140)
とはいえ、序盤の能力値の低さから1周目にアイビスを選ぶと難しくなる。

ちなみに、アイビスルートでしかラスボス戦後の最後の会話が見れない。
そしてアストナージもこのルートでしか出てこない
しかも眼鏡イルイとの二択なので悩むところである。

ちなみに中の人はスパロボ好き。



◇その他オリジナルキャラの皆さん


前作にいた『魔装機神』のキャラは大人の事情で未参戦(第3次αで関連人物は登場)。
また、レーツェルがOGから参戦したが、弟のライを含めたSRXチームは未参戦(第3次αで登場)。

主人公以外でα、α外伝からの続投はヴィレッタのみ。
機体は共にヒュッケバインMk-Ⅲ(アラド機と違い空も飛べるしバリア持ちである)。



◇周回プレイのボーナス


携帯機シリーズなどでお馴染みだった周回プレイのボーナスが搭載。
今作はクリア回数に応じて資金とパイロットポイントが還元され3回クリアで100%還元となる。



◇その他


BGM設定システムが採用された。
過去の作品では機体の関係するBGMが流れたが、今作は機体とパイロットどちらか選べるようになった。

あとこの頃から戦闘アニメの乳揺れが目立つようになった。

版権スパロボで初めてHP10万を超え「?????」表示になる敵が登場した。
ただ、それ以上に味方のインフレが激しく、αシリーズ全体を通して見れば難易度は一番低いと言われがち。
珍しくシナリオ分岐で部隊を分ける展開が無いので、育成ユニットがバラけて苦戦する心配もない。

αシリーズで他の3作品は熟練度が高い場合が正史ルートだが今回は熟練度関係なくラストステージは変わらない。
熟練度をあげたところで前作α外伝と比べて敵の強さが増した感じもしない。
熟練度も取りやすいしハードルートにしても敵を倒した時の気力増減は変わらない(気力に関してはすぐにあがる)。


しかし、シナリオに関してはなかなかいい出来で評価も高い。
特にアクシズの地球落下時にブレンパワードが絡みシャアが失敗するなど…

難易度が低いとはいえドン・ザウサーなんかは相変わらず強いし。
1周目では戦いたくないであろうシャアが乗るナイチンゲールの存在もあり、なかなかやりごたえのあるゲームでもある。


今作のOP曲「SKILL」はJAM Projectを語る上では欠かせない1曲。
ニルファはやったことないがニコニコなどで曲だけは知っている人は結構いる。

2010年NHKの『MUSIC JAPAN 新世紀アニソンスペシャル』でもこの曲を披露し会場を盛り上げた。

BS2の『萌える!泣ける!燃える ゼロ年代 珠玉のアニメソングSP 完全版』ではGONG→SKILLの順に披露。
スクリーンにはサルファとニルファの戦闘+OP映像も流れ、大いに盛り上がった。



◇余談


ゲームPVはガオガイガーのナレーション風に各参戦作品を紹介。
ちなみにゴーショーグンのキャッチフレーズは「赤いボタンを知ってるか?」だった。
あとデュオ歓喜でヒイロ涙目。
上記のCMもガオガイガーの次回予告風となっている。

参戦作品が発表された際は何故か逆襲のシャアが作品欄に無く、アムロディジェに乗っての参戦かと囁かれたが、実際にはストーリーの中核を成す作品となった。

アムロはあの有名な漫画版のネタも出てきている。

本来はガンダム・センチネルが参戦する予定だったのか、センチネル出典のバーザム改がデザインは改、名義はΖのバーザムとして登場しており、内部データにはSガンダムΖプラスなどのグラフィックデータが残ったままになっている。
ストーリー的にもティターンズ残党やデラーズ・フリート(使用する機体がセンチネルが元ネタのザクF2)が登場するため、ニュー・ディサイズはどこに登場するはずだったのか?を想像しても良いだろう。



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最終更新:2024年02月07日 16:23