第2次スーパーロボット大戦α

登録日:2011/02/23 Wed 02:17:24
更新日:2025/06/04 Wed 12:49:03
所要時間:約 5 分で読めます




生存か、絶滅か…地球圏の命運を握るのは誰だ――――。


スーパーロボット大戦シリーズ』の一作。
スーパーロボット大戦α』シリーズの3作目にあたる作品。ファンの愛称は「2+α(ニルファ)」。





スーパーロボット大戦IMPACT』に続き、PS2ハードで発売されたスパロボ。
システムが大きく変更されており、今作から小隊システムとパイロット育成システムが採用された。


小隊システム
今まで物語が進むにつれ使う機会のなかったキャラが、加速や応援など補助系の精神コマンド要員or援護防御やバリア要員として採用が可能に。
終盤まで使えるようになるなど、過去作よりさらに自分のこだわりの部隊を作れるようになった。
小隊員も弱い武器が選択されるが「小隊攻撃」で敵を攻撃できるので、隣接の味方が居なくても疑似的に援護攻撃ができるようになり戦略の幅が広がっている。「IMPACT」の同時攻撃の要素も折衷しているといえるか。
敵も小隊を組んでくることが多く鬱陶しいが、「全体攻撃」で小隊員ごと攻撃して一掃したりすることもできる。

援護については援護攻撃は隣接ユニット、援護防御は小隊員が小隊長に対してのみ発動可能という形で分離された。
また、全体攻撃は援護攻撃・援護防御共に対象外となっている。
このため攻撃する場合プレイヤーとしては「小隊長の単体攻撃*1」「小隊員達と一緒に小隊長を攻撃」「隣接ユニットの援護をもらいつつ攻撃」「全体攻撃」の四択から選べるようになった。
全体攻撃は敵の小隊員の数によって威力が減算するシステムであり、本作ではそれをカバーする手段がないが威力としては比較的高めのものが多い。

また、超竜神やハイペリオンなどMAP中で分離合体できるユニットは、同じ小隊内に合体要員を入れておかないといけない。
なので5体合体のコン・バトラーVやボルテスⅤは本作では分離不可。小隊枠を圧迫するからかゲッターもゲットマシンに分離できなくなっている。

いずれにせよ手間はともかく「組み得」なシステムではある。

【パイロット育成システム】
小隊要員の精神ポイントを増やしたり、小隊長の長所を伸ばしたり、短所を補うなどができるようになっている。
これだけでかなり難易度が下がっているけどね!


今作最大の魅力は、プラットフォームをPS2に移したものの戦闘アニメはαの使い回しが目立った『IMPACT』と違い、既存機体も書き直したため完全新規になっていることだろう。
被弾時ののけぞりやトドメ演出は本作で初めて導入された。
ちなみにガンダム系の機体は「α」では開発当初「目」があった(ウィンキー時代同様、いわば「機体はSDガンダム」という位置づけでの参戦だった)ことからかデフォルメが従来作寄りだった*2が、本作では全て当時時代のSDガンダムとは異なる頭身バランスで書き直されている。

合体攻撃もできるようになり迫力もアップ。



◇参戦作品(★は新規参戦)


全部で21作(新規参戦は4作)



ライディーンVガンダムなどが不参戦になり、ゴーショーグン、ダイモス、ガイキングなど初期スパロボの作品が復活参戦した(ライディーンは第3次αで復活)。

参戦作品には入っていないが過去のαシリーズに出たマジンカイザーは今回も参戦(ただし、設定の都合で空は飛べない)。
他に『真(チェンジ!!)ゲッターロボ 世界最後の日』からブラックゲッターカトキハジメデザインのEW版設定のウイングガンダム(通称アーリーウイング)などが参戦している。

原作が漫画のクロスボーン・ガンダムや、大人の事情から参戦は不可能と思われたガオガイガーとジーグの参戦は本作のサプライズだろう。
ただしガオガイガーは原作30話までにあたるゾンダー編の戦いが再現されているものの31話以降は『3α』をプレイする必要がある。またガオガイガー自体はこの後も『W』『BX』『T』で参戦するがゾンダー編を再現することはなく『DD』でようやくゾンダー編が復活している。


初参戦組の扱いに関しては

ブレン…シナリオ、バリア要員、合体攻撃+戦闘アニメなどかなりの優遇。
クロスボーン…シナリオは優遇だが他の主人公MSが強すぎて機体は普通。原作が漫画なのでアニメは本作独自のものだがいずれも気合いが入っている。
ガオガイガー…攻撃、回避、防御全て文句なし。今作最強ユニットの一角。
ジーグ…ネタ機体

もう一度言うがネタ機体である。大事なので(ry
ファンの間で有名なとある台詞で一躍ヒーローになった。

真面目に解説すると、はっきり言ってジーグは後述のサイズ補正や小隊制との相性の悪さからかなり逆風を受けてしまっているのが実情。
ストーリーは途中までとはいえ原作再現も多めでありキャラのインパクトも強いので印象には残ってくれる。

機体に関しては今作からサイズシステムが導入された。
これは戦闘した機体にサイズ差があると与えるダメージが増減し、小隊を組む際に重要なシステムである。
勿論このシステムのおかげで強くなった機体もいる。
ジーグは犠牲になったのだ…
この時代はサイズ差補正無視がありません(サイズ差補正無視が追加されたのは次作から。明らかに本作でのジーグをはじめとした機体に対する救済であった)。



◇主にストーリーに関わる作品

グレートマジンガー
ゲッターロボG
ガイキング
ダイモス
クロスボーンガンダム
逆襲のシャア
ブレンパワード
ゴーショーグン
ダイターン3
鋼鉄ジーグ

以上が今作のメインとなる。
また選択肢によりラスボス手前の流れが異なる(グレート、逆シャアが主なルート)。

初参戦の『EX』以来主人公すらいなかったゴーショーグンや、『新』ではラスボス不在だったガイキングのまとまった原作再現が初めて(かつ『30』現在唯一)行われた。
一方、ガオガイガーとジーグは途中までの再現となる(後半はサルファに持ち越して完結)。

ガンダム系に関してはハマーンガトーシーマ等が生存しており、今回で決着をつけることになる。
選択肢によりハマーン生存ルートがあるが、正史では死亡扱い(サルファではとある重要な場面で登場)。

地球内の勢力との戦いは本作で決着をつけるつもりだったようだが、一部やり残しがあったり大人の事情で次回作にも地球人の新勢力が現れたりしている。

◇主人公


今回はスーパー系・リアル系で男女に分かれているためシナリオが4種類ある。
また、主人公機もそれぞれ異なる仕様。
正史については明言されていない。強いて言えば「α」からの直接の続投となり予約特典で彼女目線の回想録もあるクスハ編だが、第3次αのクォヴレーの存在を考えるとアラド編が正史という事になるし、ゼンガー・アイビス編でも続編の主人公選択次第だが辻褄は合う。
『α外伝』と直接ストーリーがつながっているゼンガー、『α』の「その後」が描かれるクスハ、「ORIGINAL GENERATION」を遊んでいたらニヤりとするネタが多数組み込まれているアラド&アイビス編と言った具合に、過去作から決めるのもいいだろう。

スーパー系男主人公
ゼンガー・ゾンボルト
CV:小野健一
前作の『スーパーロボット大戦α外伝』では敵としてプレイヤーを苦しめたゼンガーが主人公に昇格(あの世界のゼンガーとは平行世界の同一人物に当たる)。
「ORIGINAL GENERATION」では敵にもなるが基本頼れる親分だったこともあってそちらの設定もある程度組み込まれており、『α』ではパッチンされて未登場に終わったグルンガスト参式*3と、スレードゲルミルがぶん回していた参式斬艦刀で戦火を駆け抜ける。
最終的には参式もぶっ壊されてしまうが、DCの隠し玉であるダイナミック・ゼネラル・ガーディアンことダイゼンガーに乗り換える。*4
射程が短く、参式と違い全体攻撃がないのでクセはあるが、それでも対ボス戦では「悪を断つ剣」として猛威を振るってくれる。

ライバルはククル。ハニワ原人ではない
固有ストーリーでは鋼鉄ジーグや「α外伝」で主役級の活躍を見せたグレートマジンガー勢との絡みが多い。
終盤にはその「α外伝」の出来事について……

スーパー系女主人公
クスハ・ミズハ
CV:高橋美佳子
αから再登場したクスハとブリットのカップルがメインのシナリオ。「α」ではヒュッケバインに乗せていた人も多かっただろうけど正史としては龍虎王だったらしく本作でもその前提。
機体も龍虎王、虎龍王が再登場するのでαをプレイした人なら楽しさ倍増間違いなし。中の人の演技力も上がっている。
ユニット・パイロット性能共にバランスがよく最初から最後まで扱いやすい。
序盤はややパワー不足だがクスハは主人公で唯一援護攻撃を素で持ち、強力な全体攻撃や使い勝手のいい武装に加え高い回避能力もあるので腐ることなく実用できる。龍虎王からは強力な新技や精神コマンド二人分の存在から主力として活躍できるだろう。
逆鱗断のカットインは揺れないけどこれかこれで非常に見ごたえがあり、必見。
虎龍王は新技こそ持っていないが、移動力やP攻撃・援護攻撃に優れこっちはこっちでかなり強い。

なお本作のクスハは軍を辞めて*5医者の勉強をしていたところ戦いに巻き込まれたため、最初から最後まで私服姿での登場という極めて珍しい扱いとなっている。なので龍虎王搭乗時はそれはそれはすごい事に……
また、ブリットの中の人はこの頃まだ万事屋開業する前なのか比較的大人しい。なのでブリットも普通に熱血好青年キャラであるが……

ライバルは謎の仮面の男。一体何リットさんなんだ……
固有ストーリーでは「α」のスーパー系ストーリーで同級生だったマジンガーZ勢や、主要キャラの一人がクスハのご近所さんという設定の勇者王ガオガイガーとの絡みが多い。

リアル系男主人公
アラド・バランガ
CV:鶏内一也
捕虜としてロンド・ベルに加入したアラドの成長とゼオラ・シュバイツァー(CV:かかずゆみ)の再会を描いたシナリオ。
「スクール」という、「ORIGINAL GENERATION」で出てきた設定がα世界にも存在していた(ついでに言うと登場はしないが、彼女もα世界に存在はしているらしい)という意味で初代OGファンがプレイするとニヤリとすること請け合い。

アラドは落ちこぼれという設定だがパイロット能力自体は高く設定されている。
初期ユニットのヒュッケバインMk-Ⅲはトロニウム・エンジン(とグラビトン・ライフルやAMパーツ)が無いので『α』での無双っぷりが嘘なほどに弱体化しているが、性能自体はクセがなく扱いやすい。
アラドの高い格闘値から繰り出されるファング・スラッシャーは中々のもの。
ストーリー的にもロンド・ベル隊に一番最初に邂逅するので戦力が充実しやすく、その点でもクスハと並んで初心者向け。
1話で主人公の乗る機体がザクⅡなどガンダムが好きならそちらもオススメ。あと(これまでのスパロボにはなかった)ヤザンの意外な一面がみられるぞ!

後継機のビルトビルガーはどっかで見たような戦闘スタイル。基本性能としては悪くないのだが全体攻撃がなくやや地味。
ビルトファルケンとの合体攻撃は「魂」をかけられるので一撃の威力は非常に高いのだが、格闘値が高いアラドに対し合体攻撃は射撃属性もう主人公ゼオラでいいよ
ちなみにゼオラの射撃値は最終的にアムロに次ぐ2位。ファルケンは射程に優れ全体攻撃もあるので雑魚の掃討にも向く。参戦が遅いことを除けば文句なしの高性能機である。
ゼオラの乳揺れを見るためにゼオラメインにした方も多いはず


リアル系女主人公
アイビス・ダグラス
CV:渡辺明乃
「プロジェクトTD」という外宇宙航行計画のパイロット候補だが、事故を起こして自暴自棄になっておりその再起が描かれるストーリー。
そういう設定のため「負け犬」だの「スパロボ史上最弱の主人公」だのレッテルを貼られたキャラ。
設定だけ落ちこぼれで実際は普通に強いアラドと違いアイビスはマジでパイロット能力が低く、搭乗機のアルテリオンとサブパイのツグミさんで補おうにも補いきれない。
小隊員も含めて介護したりアルテリオンに改造を集中させないと活躍は難しいだろう。

しかし、物語中盤で事故のトラウマを振り切り覚醒。能力が大幅に上昇し、リミッターを外したアルテリオンの性能を限界まで引き出せるようになる。
このイベントは本作、というかシリーズでも屈指の燃えイベントとして未だ評価が高い。
そしてライバルのスレイと決着を付け和解し、彼女の乗機であるベガリオンと合体したハイペリオンは超高性能かつ3人乗り(精神コマンド3人分)と本作屈指の強機体となっている。
武器が一つ除いて全て弾数制なことを除けば複数レンジの通常攻撃、MAP兵器、全体攻撃、必殺技と全てがハイスペックにまとまっており、改造を引き継ぐので序盤の不遇に耐えてアルテリオンを改造しまくっているととても爽快な光景が見られるだろう。
運動性に関しては初期値が登場する機体中トップの145を誇る(因みに二位は敵機限定のナイチンゲールの140)

序盤が厳しく後半が爽快なので、ある意味では2週目向け。
序盤のストーリーについても他三人とはやや毛色が異なっており、クロスボーン・ガンダムの原作1話よりも前の時系列というえらいマニアックなクロスオーバーをする。
(なので「オリジナルのF91に乗るキンケドゥ」を必ず目にするのはアイビス編のみである*6)
その点でも2週目以降プレイを意識しているように見えなくもない。

ちなみに、アイビスルートでしかラスボス戦後の最後の会話が見れない。
そしてアストナージもこのルートでしか出てこない
しかも眼鏡イルイとの二択なので悩むところである。

ちなみに中の人はスパロボ好き。

◇その他オリジナルキャラの皆さん


前作にいた『魔装機神』のキャラは大人の事情で未参戦(第3次αで関連人物は登場)。
また、レーツェルがOGから参戦したが、弟のライを含めたSRXチームは未参戦(第3次αで登場)。
何?レーツェルなんてOGには居なかった?だってそいつはエルザm……

主人公以外でα、α外伝からの続投はヴィレッタのみ。OGでスタッフが勝手に作った専用BGMを引っ提げて中盤に参戦してくれる。
機体は共にヒュッケバインMk-Ⅲ
本作でMk-Ⅲも2機生産されていたことが明かされ、ヴィレッタ機はタイプL、レーツェル機はトロンべタイプR(アラドルートではアラドが乗っていた機体がタイプRということになっており、それを改修したもの)。
テスラ・ドライブを積んでいるので飛行可能であり、G・テリトリーとグラビトン・ライフルBSTが追加され小隊員や援護で活躍できるようになった。


◇周回プレイのボーナス


携帯機シリーズなどでお馴染みだった周回プレイのボーナスが搭載。
今作はクリア回数に応じて資金とパイロットポイントが還元され3回クリアで100%還元となる。



◇その他


BGM設定システムが採用された。
過去の作品では機体の関係するBGMが流れたが、今作は機体とパイロットどちらか選べるようになった。

あとこの頃から戦闘アニメの乳揺れが目立つようになった。

版権スパロボで初めてHP10万を超え「?????」表示になる敵が登場した。
ただ、それ以上に味方のインフレが激しく、αシリーズ全体を通して見れば難易度は一番低いと言われがち。
珍しくシナリオ分岐で部隊を分ける展開が無いので、育成ユニットがバラけて苦戦する心配もない。

αシリーズで他の3作品は熟練度が高い場合が正史ルートだが、今回は熟練度関係なくラストステージは変わらない。
熟練度をあげたところで前作α外伝と比べて敵の強さが増した感じもしない。
熟練度も取りやすいしハードルートにしても敵を倒した時の気力増減は変わらない(気力に関してはすぐにあがる)。

目玉の小隊システム自体が楽しめる要素である反面、気にかけるべきユニット・パイロットの量が膨大になることで、前準備段階を億劫に感じるプレイヤー層も当然考慮にあったと思われる。
難易度面でライト層寄りの舵取りは自然な判断であったのだろう。
小隊システムについてはまぁ何というかやっぱり賛否両論はあるが、ストーリーが進むにつれて出せるキャラの取捨選択にそこまで悩まなくていいというのは共通の評価点ではあり、
これや準拠するシステムが無くなった作品においては、取捨選択が厳しくなってしまったといった意見も見られる。


シナリオに関してはどのルートもなかなかいい出来で評価も高い。
『グレートマジンガー』原作ではすごすご引っ込んでしまった闇の帝王との決戦を初めて実現させたのは、正にスパロボならではの快挙である。
スパロボの外でもこの後にぽつぽつと闇の帝王を扱ったスピンオフ作品が出ており、当時の影響力が窺える。

この頃のスパロボのシャアは自軍から離脱して逆襲するイメージが強すぎたが*7、αシリーズで二番、三番煎じには終わらせんよとばかりにナイチンゲールを引っ張り出してきて1周目プレイヤーを慄かせた。
まあアクシズの地球落下時にブレンパワードが絡み失敗する場面の方が印象に残るかもしれないが…。

「α外伝」で好評だったキャラクターの内面に踏み込んだシナリオ展開は本作でも概ね健在。クロスオーバーも比較的豊富に行われている。

ドン・ザウサーなんかも相変わらず強いし、全体の難易度は低いものの手強い所はちゃんと手強く、なかなかやりごたえのあるゲームでもある。


今作のOP曲「SKILL」はJAM Projectを語る上では欠かせない1曲。
ニルファはやったことないがニコニコなどで曲だけは知っている人は結構いる。

2010年NHKの『MUSIC JAPAN 新世紀アニソンスペシャル』でもこの曲を披露し会場を盛り上げた。

BS2の『萌える!泣ける!燃える ゼロ年代 珠玉のアニメソングSP 完全版』ではGONG→SKILLの順に披露。
スクリーンにはサルファとニルファの戦闘+OP映像も流れ、大いに盛り上がった。



◇余談


ゲームPVはガオガイガーのナレーション風に各参戦作品を紹介。
ちなみにゴーショーグンのキャッチフレーズは「赤いボタンを知ってるか?」だった。
あとデュオ歓喜でヒイロ涙目。
上記のCMもガオガイガーの次回予告風となっている。

参戦作品が発表された際は何故か逆襲のシャアが作品欄に無く、アムロディジェに乗っての参戦かと囁かれたが、実際にはストーリーの中核を成す作品となった。

アムロはあの有名な漫画版のネタも出てきている。

開発当初は「ガンダム・センチネル」が参戦する予定だったようで、内部データにはSガンダムΖプラスなどのグラフィックデータが残ったままになっている。
「クロスボーン・ガンダム」が『GジェネレーションF』の声優やBGMを引っ提げて参戦しているので、「センチネル」も同じような仕様で参戦する予定で機体のグラフィックを制作したものの、途中で取り止めになったと推測されることになる*8
後に寺田SVも新規参戦作品がもう1作品あったが、戦闘アニメを作った段階で諸事情により使えなくなったと、「うますぎWAVE」にて作品名には言及せずに明かしている。
本作に登場するバーザムが「Ζガンダム」出典にも関わらずグラフィックはセンチネル版(バーザム改)だったり、「Ζガンダム」には登場しない*9要素である衛星ミサイルが「Ζガンダム」出典になっているのは、この名残であると推測されている。
ストーリー的にもティターンズ残党やデラーズ・フリート(使用する機体がセンチネルが元ネタのザクF2)が登場するため、ニュー・ディサイズはどこに登場するはずだったのか?を想像しても良いだろう*10



追記・修正 Motto!! Motto!! お願いします。

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最終更新:2025年06月04日 12:49

*1 小隊から特定の敵を選んで攻撃したり、小隊員の攻撃が当たらない&大してダメージを稼げず敵の気力だけを上げてしまう場合に使われる

*2 「IMPACT」のEz-8やシャイニングガンダムなどは「目」がない前提で描き下ろされていると思われ、頭身バランスがα時代からいるガンダムとは異なる

*3 ただし分離合体機構はオミットされており、分離合体機構のある「α仕様の参式」はスーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONSのOG2.5シナリオまで待つことになる

*4 この時の「内蔵武器が使えない」ことに対するやり取りはいろんな意味で話題になる。OGの当該シナリオでは流石にマイルドに修正された

*5 「α」のラストで語られていた通りの設定。ただし「α外伝」の時期にはティターンズに拘束されていたらしい

*6 F91自体はどのルートでも手に入る

*7 64・IMPACTで連続してクワトロ身分を経てから逆襲していた。

*8 「ゾディアックに分離技能があるのに分離先のゾアンがない」「パイロットデータが誰1人存在しない」という歪な点も散見されている

*9 ファーストガンダムにも登場するが本作には未参戦

*10 なおネットでは長年センチネル関係を「フェイクデータでしかない」「ガセを信じるなよ」と声高に主張する層もいた。解析やPARなどのツールで確認できないため、というのが根拠だったのだが、2018年頃に某画像掲示板で本格的に解析された結果、フェイクではなく実在するデータだと判明。そういう層もいなくなった