お年玉

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お年玉 - (2019/01/01 (火) 00:54:04) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2011/01/01(土) 18:47:38
更新日:2024/01/01 Mon 09:23:15
所要時間:約 4 分で読めます




おとしだま。

年に一度、正月に大人からこどもに、あるいは目上の者から目下の者に贈られる金品のこと。




●概要

『大人』、とりわけ親族が、自身のあるいは親族の『子』にお金をあげる、
と言う習慣になっているが、実際は何も『現金』でなくてはならないと決まっているわけではない。
また、『大人』が『こども』にあげるだけでなく、
例えば『上司』が『部下』にあげることも普通である。

実際、一昔前は現金ではなくお菓子をあげる風習があったし、
ジャニーズなど芸能界では先輩が後輩にお年玉をあげると言う習慣がある。

つまり、お年玉の定義とは、
『正月に目上の者が目下の者に何かしらの品をあげる』とするのが正しい。

と、いうことは。
施しである。恵みである。上から目線である。


●起源

諸説あり、
殿様が臣下に刀を与えたのが始まりとも、
町医者が民衆に文字通り『玉』、すなわち『丸薬』を配ったのが始まりとも言われている。

また、「たま」は魂のことであり、もとは祭事だとする説もある。


●貰う側

多くの場合はこども。
早ければ幼稚園児頃から貰い、大抵高校を卒業(場合によっては大学卒業)するまでもらうことが多い。
アルバイト等の現金収入の無い小中学生にとって貴重な現金収入であり電動式ゾイドやMG/PG等の高額ガンプラを購入できるチャンスでもある。


よく見られる厨二病の症状として、
「中学生にもなってお年玉とかwww恥ずかしいからwww」症候群が見られ、
せっかく貰えるものをその後6年以上に渡って貰えるチャンスを棒に振ることがある。

クリスマスにもよく見られる現象だが、1月生まれの場合誕生日と被ってしまい、お年玉と誕プレが一緒くたにされる悲劇も有り得る。


貰える額は大抵年齢とともに増加し、
親族の数、親族の裕福度、本人の徳等により、個人ごとに貰える金額が大きく違い、地方によっては貰ったお年玉の金額でこども達の間で格差が生まれることもある。

中学、高校入学の年は多めに貰えたり、なかったり……

●あげる側

まさに地獄。

裕福な人はそれ程でもないだろうが、そうでない人にはまさに地獄。
貰う側(こども達)にとってはそのような事情は無関係である。

別にあげる金額は自由だし、最悪あげなくてもいいのだが、こどもや親族の手前つい見栄を張ってしまう者も多いだろう。

自身にこどもがいなくても親族のこどもがいる場合もあるだろう。
この場合まさかあげないわけにもいかず、さらに地獄。

●その他

親、特に母親はこどもに対して「貯金をするように」と言いきかせることが多い。
そしてその名目で「ママに預けなさい」の魔法のひとことにより、
こどものお年玉はほぼ全額ママのサイフに収まるのだ。


故に使いたい時に限って今持ってない等の嘘の末、結局は消えてなくなる運命になる場合もある。


こどもが大金を持つ心配からの行動の場合もあるだろうが、やはり年に一度の大切な収入。
しっかりと使い方の指導をした上で自由に使わせてやるべきである。

また、日本の民法にある親権には「子供の財産管理」も含まれており何だかんだでお母さん銀行は合法的なものだったりもする。

しかし、いくら管理権があろうともあくまでも子供の財産であり使い込んでしまうと親権濫用になるので要注意である。

どうせ親の元にいくなら最初から少なめに渡せよ」と思わないでもない。


野球のボール等、球状のものを落下させ「落とし玉!」とか言い、
さらにそれを天高く掲げて「あげた!」
合わせて「おとしだま、あげた!」等と言う古典ギャグが存在する。

他にも、子どもにげんこつを脳天直下爆撃することを指して「おとしだま」なんて言う親もいるとか、いないとか。




追記・修正は5万円以上お年玉を配った人のみお願いします。

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