戦国時代(日本)

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戦国時代(日本) - (2014/12/04 (木) 18:19:43) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2009/10/25(日) 11:18:10
更新日:2024/04/03 Wed 06:11:30
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戦国時代。それは、平和と戦乱、日常と非日常が同居した時代。

一般に群雄が日本の統一を目指していた時代…と認識される事が多いが、そもそも日本史の年表区分には「戦国時代」は存在しない。
(cf.1333〜1573:室町時代、1573〜1615:安土桃山時代、1615〜1867:江戸時代)
一般には1467年(応仁の乱)〜1615年(大坂の陣)までとされるが、1441年の嘉吉の変などを起点とする説や、1590年の小田原征伐を終点とする説もある。
名前は中国の春秋戦国時代から。

全ての大名が日本統一や京都上洛を目指していたかと言うとそうでもなく、毛利氏、北条氏のように一つの地方の制圧を到達目標に掲げた者、
三好氏、細川氏のように将軍の補佐(傀儡化)によって統治を行なう者、領地の保全を願う者など様々である。

この時「日本」という概念での天下統一を目指したのが、信長であり、その家臣の秀吉であり、彼らの盟友家康だった訳である。

更に、良く誤解を受ける武士>農民の構図もこの時代には存在して居ない。
大名や直臣と言った上級武士は別として、下級武士は鎌倉武士より続く半農半士である。
この時代、領主も春や秋、即ち農繁期には出兵を控えたりしている。
そもそも「加賀一向一揆」みたいなのが有る時点で武士が農民の顔色を伺わない政治は不可能である。
また、武士道も義理人情というより、遥かに現実的な「弱肉強食」思想だった。


この時代の人々は逞しく、合戦は弁当持参で見物に赴いたり、その後は死体から金になりそうな物を回収、釘一本も残らないと評された程である。
さらに、付近の農民が負けた軍の落武者の首を取って盗んだ兜被せて武将っぽく仕立てて勝った側に手柄として売りつけることもあったらしい。
いわゆる落武者狩りである。

そしてやはり戦国時代最大の着目点は『下剋上』である。
素性不明の身から逆転した美濃斎藤氏、豊臣秀吉。地方の小豪族から中国地方の覇者となった毛利氏。家臣から主家を乗っ取った鍋島氏。
このような風潮がやはり戦国時代の魅力であろう。



その独特の気運から革命の幕末動乱期と同様、様々なメディアで取り上げられる事が多いが、少年誌ではコケやすいというジンクスがある。
歴史の予備知識がある程度ないと楽しめないからという理由が妥当。



◆戦国時代を舞台とした小説の作家
池宮彰一郎
加藤廣
司馬遼太郎
城山三郎
高橋和島
童門冬二
永井路子
火坂雅志
隆慶一郎

◆漫画
センゴク
センゴク天正記
桶狭間戦記
花の慶次〜雲のかなたに〜
へうげもの
黒田・三十六計
殿といっしょ
信長の忍び
信長のシェフ
夢幻の如く
仮面の忍者赤影
犬夜叉
MISTERジパング
天正やおよろず

◆ゲーム
戦国大戦
戦国無双
信長の野望
太閤立志伝
天下統一
戦国BASARA
戦国ランス
戦極姫
桜花センゴク
鬼武者

◆ソーシャルゲーム
戦国コレクション


その自由度の高さから厨二的なキャラが活躍したり、史実と異なるif設定の架空戦記が書かれたり、
自衛隊や長嶋巨人軍や宇宙刑事シャリバンがタイムスリップして来たり更にはモビルスーツが出撃したりする事も有る。

なお、武士の間では衆道…つまりはアッー! が流行った時代でもあり、その手の人々の人気も高い。


追記、修正お願い致します。

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