幸福の科学

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幸福の科学 - (2018/10/07 (日) 21:37:40) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2009/08/06(木) 00:15:15
更新日:2024/04/27 Sat 20:48:21
所要時間:約 12 分で読めます




日本の宗教のひとつ。1986年10月に立教された。教祖はバカボンこと大川隆法。世界通称として「Happy Science」を使用している。

愛・知・反省・発展の教えを基本として、従来の宗教では考えられない、様々な分野の教えを説いているのが特徴。
というか、古今東西の様々な宗教、神話を統合させ、幸福の科学こそがそれらすべての最上位にあるという非常にカオスな教義である。
まさにスーパー宗教大戦
だが、それらの多くは谷口雅春の「生長の家」と高橋信次の「GLA」に似通ったところが多い…というかパクリである。

根本経典は『正心法語』、基本三法は『太陽の法』『黄金の法』『永遠の法』の三書である。
機関誌として『幸福の科学』『What's 幸福の科学』『ヘルメス・エンゼルズ』『ヤング・ブッダ』『ザ・伝道』があり、
オピニオン・情報誌として『ザ・リバティ』『Are You Happy?』がある。また、書籍ではないが、ネットオピニオン番組『THE FACT』も制作している。
他にも後述する「霊言」集や「幸福実現党」の関連書籍、漫画・アニメ等を数多く出版・刊行・販売している。
会員信者のみに拝受される『正心法語』と機関誌以外は一般書店や「幸福の科学出版」の公式サイトでも販売されている。

公称信者数は約1200万人(国内1100万人、海外100万人)としている。


【エル・カンターレとは?】
幸福の科学の本尊であり、人類救済の大いなる使命を持つ、「エル・カンターレ」であるのを自覚した大川隆法自身の事を指す。
過去の転生に釈迦やヘルメス、トート等がある。

日本に降臨した大川隆法は、新文明建設全人類救済のために、
エル・カンターレの意識の本体部分が地上に下生した存在とされている。

信者は大川隆法の事を主エル・カンターレと呼ぶらしい。


【霊言】
大川隆法は最高位の悟りを開いた地球最大の霊能力者であるということで、さまざまな時代の偉人や神々、宇宙人の霊、
さらには現在存命中の人間(皇族や政治家、学者、プロスポーツ選手、芸能人など)の守護霊をその身に宿らせて、
彼らが今何を思っているのかを自在に話すことができる(らしい)。

これが霊言であり、書籍は2013年時点で150冊ほどである。また、「1年間に個人で発行した書籍の多さ」(年間52冊)ではギネス記録を持っている。

しかしその内容はというと、本人であるならば絶対に間違えないはずの記憶を間違えたり、語る過去も逸話や俗説を元にした物が多く、
史実とは異なったことを言うことも多い。
有名な物では、
ノストラダムスの霊言にて、五島勉がでっち上げた内容をノストラダムス本人が書いたかのように描写してしまった」、
明治天皇の霊言にて、当人に「明治です」と名乗らせた」(注:明治天皇の本名は「睦仁」である)
など。


【施設】
団体の会館は白い洋風の館で、宗教団体のものとは思えないオサレな建物。
ただし住宅街に会館があったりする場合も多く、景観にそぐわないことも。ちなみに教団の総合本部は東京都品川区に設置されている。


【幸福実現党】
日米同盟強化

集団的自衛権を禁じた政府解釈の見直し

中国への対抗で空母建造

ステルス戦闘機の国産化

アメリカからの核のレンタルを検討

憲法9条改正

地球防衛軍の創設を検討NEW!!

2010年5月14日
改革クラブに所属していた大江康弘参議院議員が幸福実現党に入党した。これにより幸福実現党は参議院にて1議席を獲得。


【教育機関】
2010年4月
栃木県・那須塩原に「幸福の科学学園中学校・高校」開校。全寮制で1学年100人。

なお、千葉県長生郡長生村に2015年4月に開設予定だった「幸福の科学大学」は、
「科学的合理性が立証できていない「霊言(霊言集)」を本大学(注:幸福の科学大学)における教育の根底に据え」ており、
「学校教育法」と「大学設置基準」の各要件を満たしていないとして、2014年10月に不認可となった。


【ニュースター・プロダクション株式会社】
幸福の科学が母体となっている芸能事務所。本社は東京都港区にあり、大川隆法の長男である大川宏洋が代表取締役社長を勤めている。


また、アニヲタ的に有名なのは、布教するために
カオスな漫画やアニメを制作していることだろう。
なんでもエル・カンターレの息子がかなり重症のヲタであり、こういうことを考え付くとかなんとか。

【蓮華伝説アスラ】【明王伝レイ】【ハジャト】
週刊少年マガジンに連載されていたオカルトバトル漫画。
作者は死んだはずの菊池としを
内容は「エロ→グロ→破邪ーッ!!」が無限ループするワケのわからない作品だが、それはまだ序の口である。
いや、初期漫画の内容も十分恐ろしいのだが。グロいし電波だし。
死んだはずの菊池としをは、オカルト漫画を描く資料とするために「かなり不純な動機で」幸福の科学に入信したが、
「アスラ」の後半あたりで完全に教団に呑みこまれてしまう。
その結果、大川隆法の教義が漫画に反映されるようになり、ただでさえ意味不明だった作品がますます意味不明になってしまったのである。
死んだはずの菊池としをは、一人の男の人生が崩壊していくという極上のサイコホラーを描くため、己の人生を捧げたのだと知れーッ!」

【降魔法輪】
金田一少年の事件簿』でお馴染みのさとうふみやが描いた漫画。
さとうふみやは他にも教団関係の仕事を受けている*1
内容は少年が悪霊の存在をなんやかんやで暴き、最終的に
「信仰の光が、この世の悪を打ち砕く! エル・カンターレ ファイト!」
という意味不明な技で撃退する心霊バトルである。

なお、作者のさとうは2009年に教団から出馬したことで信者であることが大っぴらに世間にばれたが、一部の金田一読者などには前からばれていた模様。
出馬の際には素顔(選挙ポスターも本人が描いたキャラクター)と学歴を非公開にするなど、
政治家を目指す人間としては明らかにやる気のない態度を取っており、教団の広告塔として仕方なく出馬しただけと思われる。
過去に金田一作中で幸福の科学のペンダントを主人公につけていたことを読者に指摘された際には、
「初の長期連載で疲れていてこれを描いて打ち切りにならないかなと思って描いた」というようなことを語っていた。
団体と金田一の版元の講談社は作者のデビューと同年の1991年に大きなトラブルがあったが(「講談社フライデー事件」)、さとうはその翌年に入信している。
担当編集に入信したことを打ち明けると「別にどうでもいい」で流されたらしい。

【仏陀再誕】
大川隆法が手掛けた原作と、それに伴ったアニメーション映画作品。
当時、銀河万丈ナレーションのテレビCMがバンバン打たれていて衝撃を受けた者も多いだろう。

感動的で涙を流す信者もいるとか。一般人にとってはツッコミ所満載らしい

主人公(及び大川隆法)のCVは子安武人
ほか、主要な役から端役に至るまで声優陣が豪華だったりする。

劇場版の主題歌は悟りにチャレンジ
韓国人歌手によるもの。

「幸福の科学」の施設に行けば無料で見られるらしいので、間違ってもDVDを買ったりしないように。

【神秘の法】
「仏陀再誕」と同じく、大川隆法が手掛けた小説を基にして製作されたアニメーション映画。

ストーリー的には、とある企業家が提供する技術を手に入れた国家が日本に侵攻する話。
そして、ヘルメス思想の流れを引いてるっぽい秘密結社に属する大川隆法がモデルの青年が、
日本を奪還するために宇宙人や日本の神等の力を借りつつ、神秘的な力で対抗するといった話である。

引き続き 子 安 武 人 が主人公の役を担当。その他の声優陣も豪華である。

なお子安はtwitterで「信者ではない」と弁解しており、本人いわく「仕事を選ば(べ)なかった」だけなので、あまりこのことで追及したりしないように*2
子安が頻繁に幸福の科学作品に引っ張り出されるのは、大川教祖が「自分の前世の声に似ている」としてオファーしているため。

【ファイナル・ジャッジメント】
前二作の流れをくんだ実写特撮映画。
民主党政権の影響で弱体化した日本に人民解放軍が侵攻し、仏陀として覚醒した主人公が混乱した世界を導くといった話。
アニヲタ的見どころはあまりない。

【UFO学園の秘密】
幸福の科学映画の最新作。
バケモノの子』、『思い出のマーニー』などと並び、2015年アカデミー賞の選考対象作に入った(ノミネートされたとは言っていない)。

【論破プロジェクト】
2014年1月にフランスで開催された「アングレーム国際漫画祭」への出展に向けて、幸福実現党の関係者が中心となって2013年8月14日に設立されたプロジェクト。
韓国政府がこの漫画祭に展示する「慰安婦漫画」に対抗して、「(日本側も)『漫画を使って、日本の正しい歴史を世界に発信する』というコンセプト」は、
保守政党を自任する幸福実現党の面目躍如と言ったところだが、発足当時にはウェブサイト上に公開していた賛同人・後援団体の名簿を削除し、
幸福実現党と幸福の科学の関与を秘匿する など訝しい点も散見される。
ちなみに代表の藤井実彦は幸福の科学の信者である。また、削除された賛同人名簿には上述のさとうふみやの他にも、渡部昇一や加瀬英明、すぎやまこういち、
惠隆之介、花田紀凱、「親学(≒ゲーム脳)」を提唱する高橋史朗などの保守・右派論客が名を連ねていた。

【ワールドゲイナー】
幸福の科学が制作したTCG。
え?聞こえなかった?
幸福の科学が制作したT C G である
「実在する宇宙人達と星間文明をカード化した」という触れ込みで、三つの星間文明が教化されていく様子をゲーム化したもの。
ブースターパックが幸福の科学の施設で発売されているだけでなく、
『日本人だけが知らない 宇宙人とUFOの秘密』という幸福の科学の書籍にプロモーションカードが3枚付属している。
それも一冊に付き、全10種類のうちからランダムで3種封入という鬼のような商法。KONMAIより悪質である。

まさか宗教団体の項目でKONMAIとかプロモーションカードとか書くとは思わなかった。


「お前は多くの人々を不幸にし記事領域を圧迫させたということを知れ──っ!! 破邪ーーッ!!」
「大追記・修正地獄──そこは、全消しや、良項目を傷つけた者、正しい情報を改竄して人々を惑わした者など、
 wiki籠りとして最も恥ずべき罪を犯した者が行く世界である」


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