金田一少年の事件簿

登録日:2014/02/23(日) 20:23:56
更新日:2019/10/24 Thu 13:38:25
所要時間:約 8 分で読めます




この事件 俺が必ず解決してみせる!
名探偵と言われたジッチャンの名にかけて!!

原作:金成陽三郎(途中降板)→天樹征丸
作画:さとうふみや
本記事では、主に原作漫画とアニメ版の全般について記述する。


概要

週刊少年マガジンに1992年から2000年までの間レギュラー連載され、2004年からは同誌で年に1~2作のペースで不定期集中連載し、
2012年から20周年記念シリーズの通年連載を経て、2013年から2017年まで『金田一少年の事件簿R(リターンズ)』と改題して連載されていた作品である。
現在は青年誌で『金田一37歳の事件簿』が連載されている。

名探偵・金田一耕助を祖父に持つ高校生・金田一一が、幼馴染の七瀬美雪や理解者の剣持警部、良きライバルの明智警視といった個性的な面々と共に遭遇する難事件を、
祖父譲りの抜群の推理力で次々と解決していくという物語。

「探偵、もしくはそれに準ずる者が事件を解決する」という漫画はそれ以前にも存在していたが、
「探偵ポジションである主人公=読者という図式を掲示し、読者自身に謎解きを楽しんでもらう」という、読者参加型推理イベントがエピソード毎に開催されたこともあって好評を呼び、本格的なミステリー漫画として大ヒットを記録して、多くのフォロワー的作品が生まれる一因となった。

90年代後半の「第二次マガジン黄金時代」(ジャンプ暗黒時代とも言う)の人気作の一つであった。
メディアミックスも幅広く行われており、テレビドラマ、テレビアニメ、映画、小説、ドラマCD、ゲーム、パチンコにもなった。

作品初期は連続殺人事件を題材とした長編のみが展開されていたが、連載途中からは長編を軸にしつつ、短編を織り交ぜたストーリーが扱われるようになり、
傷害や誘拐、犯罪の絡まぬパズルのような内容の事件も扱われるようになった。

速水玲香誘拐殺人事件」が終了したところで、それまでの19本の長編が"FILEシリーズ"としてまとめられ単行本化。
それと同時に、中編や大長編を扱う"Caseシリーズ"が開始され、以後もそれまでと同様に短編を織り交ぜる形での連載が進められた。
この短編の中では明智警視を主人公とするスピンオフシリーズ『明智少年の華麗なる事件簿』『明智警視の優雅なる事件簿』も描かれた。

そして、2000年末から、最後の"Case"シリーズ及び第I期最終回にあたる「金田一少年の決死行」が描かれ、
8年間に渡る連載が終了した。(第I期完結)

その後は上述の通り、2004年からの不定期集中連載(長編に限ると年に一回。)を経て連載を再開している。

そして2012年より連載20周年として"20周年記念シリーズ"が始まり、1年間に渡る連載が行われた後に『金田一少年の事件簿R(リターンズ)』とタイトルを微改変して2013年末から本格的に連載を再開。
作者の取材等による休載期間を挟みつつ長編を基本に時折短編を交えながら作品が作られ、更に本作では"Case"シリーズ以来久しぶりに明智が主役の短編も作られた。
そして掲載25周年目となる2017年に掲載された「金田一二三誘拐殺人事件」をもって"R"の連載が終了した。


それと同時に「金田一少年」から20年後を描いた「金田一37歳の事件簿」が青年誌「イブニング」にて2018年1月より連載開始。(いわば『おそ松くん』から『おそ松さん』への移行の様なものである。)
ただしこれまでの「金田一少年シリーズ」が終わると言うわけではなく、天樹氏曰く「『少年』もまた『マガジン』に帰って来ますので、その時は応援よろしく!」との事であり、「金田一"少年"」の活躍はこれから先も続く。

一方、ノベルスでは講談社青い鳥文庫(小中学生向けレーベル)から「金田一くんの冒険」というタイトルで、金田一の小学6年生時代を描いたシリーズが2018年1月から刊行されている。

また現在はスマートフォン向けの無料漫画雑誌アプリ『マンガボックス』にてスピンオフ作品、『高遠少年の事件簿』『金田一少年の1泊2日小旅行』が連載、後に単行本が発売された。
また、本編の一部はマンガボックスで読める。

その他、『明智警部の事件簿』『金田一少年の事件簿外伝 犯人たちの事件簿』といった金田一とは別視点の人物からのスピンオフ作品が掲載され、後に両者ともに単行本化された。


単行本や文庫本等は以下の通りに発売されている。
FILE、Caseシリーズや短編集、小説版など絶版になってるものもあるので、それらは古書店で買ったり文庫版を買う等して入手できる。

FILEシリーズ 全27巻
Caseシリーズ 全10巻
短編集 全6巻
明智短編集 全2巻
第Ⅱ期新シリーズ 全14巻
20周年記念シリーズ 全5巻
R(リターンズ) 全14巻
金田一37歳の事件簿 4巻(続刊中)
高遠少年の事件簿 全1巻
金田一少年の1泊2日小旅行(作画:あわ箱) 全3巻
明智警部の事件簿(作画:佐藤友生) 全5巻
金田一少年の事件簿外伝 犯人たちの事件簿(作画:船津紳平) 7巻(続刊中)
小説版 全9巻
青い鳥文庫版(金田一君の冒険シリーズ) 2巻(続刊中)
文庫版(小説含む) 49巻(続刊中)
極厚愛蔵版 全14巻

ストーリーの特徴として、絶海の孤島や山奥の小さな集落などの隔絶された地域に閉じ込められた状態で事件が起きるという
シチュエーション(推理小説においてクローズドサークルと呼ばれる)がメインになっていることが多い。
鍵などの小道具を移動させたりアリバイを誤魔化すためのトリックでは独特の構造をした土地や建物など、舞台が予め殺人事件に適した状態にセッティングされており、現実では全くと言っていいほど真似しにくいトリックも非常に多い。

また長編の事件の真犯人は、ごく一部の例外を除いて怪人と称され事件の内容に即した二つ名が与えられており、真犯人自身が素顔と正体を隠して姿を現すシーンも多い。
他にも、『名探偵コナン』でよく出る「黒い人」の姿で犯人が行動するシーンもある。というか「黒い人」の演出はこの作品がルーツである。
更に、真犯人のみならず、事件関係者にも仮面等で素顔を隠した怪しげな人物が一定の頻度で登場する。

『コナン』とは比較されやすくその比較で行くと、基本的に被害者は3人程度・主人公の友人など比較的近い人間も殺人の被害者や犯人になる場合がある・未成年の被害者や犯人の数(15歳以下の被害者や犯人も存在)・犯人の自殺といった例があり、犯人が自殺する事は最も比較されていた(最近は自殺を図るも生きているパターンが多くなった)。

アニメになると『コナン』は基本的に原作通りに進む事が多いが、『金田一少年』の場合は事件関係者の増減に性格変更・犯人の変更・原作では死亡した被害者が生きているなどといった違いがある。

また、少年漫画としては珍しく小説作品も正史として扱われており、小説初出のキャラがその事件を話題にしつつ再登場、という事もしょっちゅうある。

アニメ版

1996年末に『オペラ座館・新たなる殺人』が東映動画(現・東映アニメーション)制作で劇場公開され、
翌1997年から2000年までの間テレビアニメが放送された。

設定の変更やアレンジが比較的多かったドラマ版とは対照的に、アニメ版はほぼ原作通りに作られている。ただし初期は3話構成のためか、尺の都合でシーンのカットや登場人物の削減・変更が行われることもあった。またゴールデンタイムでの放送ということもあり、お子様やお母様方の目に触れることを想定してか、過激な描写が多かったドラマ版とは異なり、表現が比較的マイルドにされている。例として「鉄の処女で殺害」「目を潰す」といった余りにもグロテスクな表現はカットされたり差し替えられており、首無し死体やバラバラ死体は直接的な描写が極力避けられている。その他、ストーリーに極力関わってこない描写はカットないし原作と異なる描写に置き換えられることが多い。

その後、2007年には2話限りのTVSPが放送された。スペシャル枠とは言え、単発テレビアニメ化と言うのはかなり珍しい。
更に2012年から13年にかけて新作OADが20周年記念シリーズの単行本とセットという形で発売された。

ただ、2007年のスペシャルでは原作の画風変化を忠実に再現しすぎ、萌えアニメと呼ばれるくらい別物化していた。
これは『吸血鬼伝説』の頃の『探偵学園Q』に近い画風をベースにしつつ、原作では少々幼く見えた金田一や美雪を大人っぽいキャラデザにしたがために起こったと言って良い。
金田一はまだ良かったが、美雪のキャラデザがエラい萌えキャラ寄りになってしまっている。
さすがにスタッフもやり過ぎたと思ったのか、原作が元の画風を取り戻したせいか、OAD以降はアニメも元の雰囲気を取り戻した。
アニメ1期と同じような雰囲気を出しているが、原作の絵柄からもかけ離れてはいない。また、作画の色合いはどことなく単発SPに近い。


その後、2014年に14年ぶりのTVシリーズ復活!!今回も『名探偵コナン』の前の時間帯となり、13年ぶりにミステリーアワーが復活する事となった。
タイトルは『金田一少年の事件簿R(リターンズ)』。
2期アニメによくあるタイトルの微改変だが、原作の連載が一度終了したこともあり、アニメのブランクが非常に長いため「帰って来たぜ」感を的確に表現したタイトルと言えるだろう。
ちなみに漫画『金田一少年の事件簿R』のアニメ化ではなく、アニメ『金田一少年の事件簿』の続編に原作と同じRのタイトルを付けたと言ったほうが正しい。
(2014年のリターンズ1期でアニメ化された事件は新シリーズ・20周年記念シリーズからの出典。佐木竜太も前作から継続して生存している)
主要キャストはほぼ全員続投(ただし、準レギュラーである村上草太の中の人は仕事の関係から、別の人に変わった)。
中の人達もまたあの役が出来ると聞いて嬉しかったとか。普通よりも長く関わっていた作品だけに思い入れがあるようだ。
2014年に開始したシリーズは4月から9月末までの2クールで終了し、2015年10月からRの2期として再開し、2016年3月に終了した。
2期では懐かしの原作1期未アニメ化作品に加え、ついに原作『R』の事件や久々のアニメオリジナルエピソードが放送された。
原作が不定期に休載期間を設けるため、テレビが原作ストックを食い尽くさないよう、不定期にシリーズ化するのかもしれない。

なお、OPEDはアニメ1期の頃からアニソンらしさのないポップス系の曲が採用されており、
OPアニメーションもミステリアスな雰囲気を強調しているものが多い。

●放映リスト
無印 1997年4月7日~2000年9月11日 全148話
連続テレビスペシャル 2007年11月12日・2007年11月19日 全2話
R(第1期) 2014年4月5日~2014年9月27日 全25話
R(第2期) 2015年10月3日~2016年3月26日 全23話


ドラマ版


登場人物

主要レギュラー


準レギュラー


主要キャラ以外の警察官


エピソード一覧











注:本作の事件、CDブック、ゲームなどの単独項目は新規項目申請ページへの申請なしに乱立が続けられています。
  申請して即座にではなく、1日程度空けてから項目を立てるようにしてください。
  単独記事が必要な重要な項目であるか熟慮した上で新規項目申請を行ってください。
  無申請での項目作成及び、重複していた場合は 削除もやむ無しという事態にもなりますのでご了承ください。


この項目は、必ずオレが追記・修正してみせる!
  ジッチャンの名にかけて!

この項目が面白かったなら……\ポチッと/