テンカワ・アキト

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テンカワ・アキト - (2016/07/29 (金) 17:52:24) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2011/10/05(水) 21:45:04
更新日:2024/02/23 Fri 08:13:16
所要時間:約 5 分で読めます





機動戦艦ナデシコ』の主人公。
CV:上田祐司(現:うえだゆうじ)




■TVシリーズ


ゲキガンフレアァァァッ!!

2177年生まれ
18歳
身長:175㎝
体重:62㎏
※漢字表記だと「天河明人」

ネルガル重工の戦艦「ナデシコ」のコック見習い兼機動兵器「エステバリス」のパイロット。
火星生まれの火星育ちで、艦長のミスマル・ユリカとは家が隣同士の幼なじみ。
幼い頃からコックを志している。

ユリカからはよく追いかけられ求愛されているボーっとした少年だったが、ユリカが地球へ移住した直後に研究者の両親がテロで死亡。
さらに第1次火星大戦で親しくなった女の子「アイちゃん」を目の前で失い、突如地球に現れる。

このことがきっかけで戦争がトラウマとなる。

勤めていた食堂をクビにされ街を彷徨っているとユリカに再会し、彼女を問い詰めるべく追いかけているうちにナデシコに確保され、
事情を話すとナデシコのコックに採用。
だが、ドッグ見学中になりゆきで正規パイロットのダイゴウジ・ガイの代わりに、火星生まれのためIFSを埋め込んでいたアキトがエステバリスで出撃。
急遽強引に臨時パイロットとして登録されてしまうも、戦争が嫌いなアキトは納得できなかった。

そのガイとは、子供の頃見ていたアニメ「ゲキガンガー3」が共通の話題になったのがきっかけで、
一緒にそれを見ているうちに親友と呼べる仲になり、自身もゲキガンガーオタクになる。
しかし、ムネタケ率いる連合軍のクーデター一派によってガイは射殺。
嘆き悲しむアキトは、ガイの遺志を継いでパイロットとしての決意を固める。

ナデシコに搭乗して以来、ユリカからアピールされるのはもちろん、多くの女性クルーにモテだす。
例を挙げると、通信士のメグミ・レイナード(積極的でキスもした)、オペレーターのホシノ・ルリ(頼れるお兄さんとして見られる)、パイロット仲間のスバル・リョーコ(男勝り)、最初はツンツンだったエリナ・キンジョウ・ウォン(劇場版への期間中には男女の関係にもなったとか)、説明おばさんのイネス・フレサンジュ(実はアイちゃんだった)など、他にもまだまだ、数え上げたらキリがない。


パイロットの腕前は確かだが、感情豊かでカッとなりやすいのが災いしてか問題行動も多い。
(他のクルーが冷静な判断を下す中彼だけが憤るような状況が多々あった)

木星蜥蜴の正体が追放された地球人と判明した際もより一層敵を憎むようになったが、木連の白鳥兄妹と接していくうちに考えを改め始める。

反面、物語が進むにつれて自分が火星古代文明の遺産「ボソンジャンプ」の使い手であり火星から地球にジャンプしたことが明らかになり、
ネルガルがその能力を利用しようと画策していたと感づき、さらに両親の死もネルガルによるものと判明しネルガルに対する不信感を募らせる。

やがて離反したナデシコは戦争終結のために独自で行動を開始。
しかし、白鳥九十九暗殺によりアキトは木連人が愛していた「ゲキガンガー」が地球人への憎悪、
独特の正義の植え付けとして利用されていたことを知り、苦悩する。
だが、自分の気持ちに素直になって覚悟を決め、衆人監視の中でユリカに告白し、
二人の想いで戦争の根源である遺跡演算装置を宇宙の彼方にボソンジャンプさせた。
戦争の終結とアキトとユリカのカップル成立で、TVシリーズはとりあえず終わる。


■TVシリーズ〜劇場版
戦争終結後はネルガルをクビになり、ボロアパートで一人暮らしを始めるもユリカとルリが押し掛けてくる。
生活費を稼ぐため自身で屋台のラーメン屋を経営。貧乏ながらも、三人で楽しい暮らしを満喫。
やがてユリカへの気持ちを再確認し、舅のコウイチロウとのラーメン対決を経てユリカにプロポーズし、結婚。ルリを養女として引き取る。

波乱万丈な人生の挙句、幸せをつかんだかに見えた、が―――



新婚旅行のシャトルが爆発し、夫妻は死亡したと伝えられ…


■劇場版


君の知っているテンカワ・アキトは、死んだ


年齢:22歳

実は前述の事故はネルガルによる偽装であり、真相は木連の過激派の残党『火星の後継者』によるA級ジャンパーであるアキト・ユリカ夫妻の誘拐であった。
非道な人体実験・改造手術を繰り返され、アキトの五感は味覚を主に完全に機能を停止してしまう。
その後、ネルガルシークレットサービスにより救助されるが、ユリカは遺跡の演算装置に埋め込まれてしまう。
そして、ネルガルと手を組みユリカ救出のため影ながらの活動を開始。
全身黒マントにバイザーをつけたダークヒーロー的コスチュームとなる。

乗機エステバリスを重機動の「ブラックサレナ」に改造し、裏でジャンパー人体実験を行う「ヒサゴプラン」本拠地のコロニー群を次々と襲撃。
この経過中、ルリと同じ生まれの少女「ラピス・ラズリ」を救出し自分のパートナーにしている。

そして、コロニー「アマテラス」でかつての仲間リョーコやナデシコB艦長になったルリと再会。
ユリカをようやく発見するも、北辰率いる実行部隊に邪魔され、またも逃げられる。

それから地球に降り、ルリにすべての真実を話し決別の意を表すために特製ラーメンのレシピを託す。

火星の後継者アジトにて、因縁の相手北辰と激突。一騎打ちの結果、見事アキトが勝利した。
この時、復讐の鎧を脱ぎ捨て素顔を晒すエステバリスは必見である。

だが、彼は助け出したユリカに会うことなく、その場を去って行った……。

TV版と劇場版のギャップが著しく、また劇場版後のストーリーが公式で不可能になったため、「救いがないキャラ」になったと賛否両論。

ちなみに漫画版では「失明してゴーグルをつける」、「敵にさらわれたユリカを助けに行く」という点が劇場版と合致している。



スーパーロボット大戦シリーズでの活躍】
TV版設定では序盤から仲間になるが、素人という面を考慮してか技量がやや低め。
劇場版設定の場合、参戦時期が遅くなるが「最終的にはユリカやルリの元に帰る」といった救済シナリオが存在する。

スーパーロボット大戦A
初参戦作品。
TV版設定で、序盤はNPCとして登場。敵に特攻していくのでしっかり守ってあげよう。
ガイとの合体攻撃が実装されたのもこの作品から。
『AP』ではエースボーナスとしてSP回復に必須な火星丼を入手することができる。

スーパーロボット大戦IMPACT
TV版設定。
第一部から度々登場するが、本格参戦は第二部から。
能力値も悪くはないのだが、上書き不可能な「ナノマシン処理」「A級ジャンパー」持ちのため、スキルコーディネイトによる補強がし辛い。

スーパーロボット大戦R
序盤は劇場版で、過去に跳んでからはTV版設定に切り替わる。
シナリオ面ではガイや九十九の方が目立ってしまうため、やや不遇。
また、TV版設定でブラックサレナに乗るという展開も。

スーパーロボット大戦MX
劇場版設定。
度々NPCとしてスポット参戦を繰り返すが、終盤に加入する。
ブラックサレナも本人も強いのだが、合体攻撃がない上に加入時期が遅いのが欠点。
「忘れ物を…取りに来たんだ」

スーパーロボット大戦J
TV版設定。
ガイがいないと火力不足に悩まされることが多い。
火星を襲ったのがグラドス軍であるため、ル・カインらとの戦闘会話も用意されている。

スーパーロボット大戦W
第一部はTV版、第二部は劇場版設定。
第一部後半まではガイがいないのでややキツいが、必ず戻ってくるので安心しよう。
第二部ではNPCとして登場し、後半から自軍に再加入する。
TV版と劇場版の間隔が短かったおかげで熱血を忘れておらず、ヴァルザカードの初合体に見惚れたりシンクラインにカッコよく啖呵を切ったりする。
更に劇場版ガイとのダブルゲキガンフレアが実装された。

スーパーロボット大戦BX
TV版設定。
序盤からガイが死亡しているが、その代わりにアカツキとのダブルゲキガンフレアが実装される。掛け合いはやや喧嘩腰だが、それ程険悪ではない。
とうとう別作品のキャラにフラグを建ててしまった(しかも加入条件に関わる)


もう君のために追記・修正をすることはできない…

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