機動戦艦ナデシコ

登録日:2009/05/31 Sun 12:06:20
更新日:2019/10/12 Sat 02:02:25
所要時間:約 7 分で読めます




1996~1997年に放送されたSFラブコメロボットアニメ。続編に劇場版がある。

それなりに古い作品だが、スーパーロボット大戦シリーズにも度々出演するため今でもわりと名前は知られている。


【あらすじ】
人類が火星まで進出した時代。木星から謎の侵略者“木星蜥蜴”が攻めてきた。
木星蜥蜴の圧倒的戦力に、人類は成す術なく火星圏~月まで制圧されてしまう。
民間企業のネルガル重工は、制圧された火星の奪還計画『スキャパレリプロジェクト』を立案。
独自開発した新造宇宙戦艦〈ナデシコ〉を発進させる。

だが「能力のみ、人格を問わず」と言う方針で集められた<ナデシコ>のクルーは、どいつもこいつも変人揃いだった…。
ネルガル、軍、木星蜥蜴の思惑が交差する中、ナデシコクルーの珍道中が始まる。


【主な登場人物】

テンカワ・アキト
CV.上田祐司(現:うえだゆうじ)
主人公。火星出身の青年。
夢はコックだが、エステバリス(人型兵器)パイロットに必要なIFS処置を行なっているため成り行きでナデシコのコック兼パイロットをする事に。
優柔不断だが何故かモテるギャルゲーの主人公みたいなヤツ。『ゲキガンガー3』(後述)が好き。
主人公には珍しく、機体カラーはマゼンタ。

◆ミスマル・ユリカ
CV.桑島法子
ナデシコ艦長。美人で巨乳だが、性格は明るく単純で馬鹿。20歳とは思えないほど子供っぽい。
だが地球連合大学の統合的戦略シミュレーションで無敗を誇り、そのまま首席で卒業するほど有能であり、また上からの命令でも納得できなければ毅然と反抗する芯の強さを持っている。
一時期火星に住んでいた事があり、アキトとは幼なじみ。当時から彼にぞっこんで「アキトは私が大好き(はぁと)」と公言するが、アキト本人はユリカよりゲキガンガーに夢中だったりする。

ホシノ・ルリ
CV.南央美
皆さんご存じ、ヒロインを差し置いて作中一番人気の美少女。あだ名は“ルリルリ”(命名ミナト)。彼女の台詞「馬鹿ばっか」はあまりにも有名。
生まれが特殊なため年齢の割に落ち着いた性格だが、子供らしい一面もある。ナデシコのメインコンピュータ〈オモイカネ〉に対する思い入れが強い。

◆アオイ・ジュン
CV.伊藤健太郎
ナデシコ副艦長でユリカの親友。
ユリカに片想いしているが、本人からは『最高の友達』扱いされてる可哀想な子。
目立ったのは最初くらいでやたら扱いが酷く空気気味。

◆ハルカ・ミナト
CV.岡本麻弥
ナデシコ操舵士。
元社長秘書だが、充実感を求めナデシコへやってきた。優しい大人な女性で頭も切れる。
作中では分かりにくいが、スカウトされるだけあって操舵技術に優れる。
後述の漫画版ではやらかしてくれました。

◆メグミ・レイナード
CV.高野直子
元声優の通信士。
声のプロフェッショナル。色々あってアキトに惚れており、おとなしい印象とは裏腹に猛烈アタックを仕掛ける。

◆ゴート・ホーリー
CV.小杉十郎太
元軍人。戦闘経験を買われナデシコに乗艦した。某殺し屋みたいな顔した巨漢だが、案外カワイイ性格。

◆プロスペクター
CV.小野健一
チョビヒゲのおっさん。通称“プロスさん”。経理担当で苦労が絶えない。一見頼りないが実はかなりの切れ者で、作中トップクラスにカッコいい人。
プロスペクターはペンネームみたいなもので本名は不明。

◆ウリバタケ・セイヤ
CV.飛田展男
違法改造屋で生粋のメカオタク。技術力を買われてナデシコ整備班に。
乗艦理由が妻子からの逃避だったり、勝手に経費使って自作エステを作るなど問題は多いが、腕は超一流で仕事には責任と誇りを持つ職人。
整備班班長であり、整備班メンバーから慕われている。
「こんなこともあろうかと!」

◆ダイゴウジ・ガイ
CV.関智一
エステパイロット。
超ゲキガンマニアで、映像ディスクやグッズを多数所持している。攻撃中に必殺技叫んだり、エステをゲキガンガーと呼んだりほとんど病気。
濃すぎるキャラにも関わらず、なんと3話で退場。
「俺より目立つ死に方しないでくれよな!!」と言った直後にかなり地味な死に方をした。

こういうのを救済するのに定評のあるスパロボでは、毎回生存フラグが用意されている愛されキャラ。フラグすらなく完全に無条件で生き残る作品もざら。
特に『W』では優遇されており、続編用の顔グラが新たに捏造用意されたり、頭部は使い回しながら新型エステバリスにも乗っている。
ちなみに本名はヤマダ・ジロウ。ダイゴウジ・ガイは魂の名前と言い張り本名で呼ばれる度に訂正する。
死んでからの方がカッコいい。
因みにナデシコ最強パイロット候補。

◆スバル・リョーコ
CV.横山智佐
補充要員『エステ3人娘』の一人。男勝りな性格。
パイロットとしての腕はピカ一だが、戦い以外に取り柄がない事にコンプレックスを持っている。
パーソナルカラーは赤。
アキト好き三人目。

◆アマノ・ヒカル
CV.菊池志穂
3人娘の一人。やたらハイテンションなメガネっ娘。 
ゲキガンガーが好きで趣味は同人誌制作なゲキガンオタク。いつもふざけているが腕はいい。
パーソナルカラーはオレンジ。

◆マキ・イズミ
CV.長沢美樹
3人娘の一人。幽霊みたいな顔をした女性……っていうか貞k(ry。寒いギャグのプロフェッショナル。
唐突に真面目な『シリアスイズミ』になる。上二人と同じく腕前は確か。
パーソナルカラーは水色。

◆アカツキ・ナガレ
CV.置鮎龍太郎
後にナデシコに乗艦する新型エステのパイロット。キザな性格のロン毛野郎。
色々怪しい事をしているが、その正体は謎に包まれている……と思っているのは本人だけで、一部の馬鹿を除きだいたい皆気付いてた(視聴者含む)。

◆エリナ・キンジョウ・ウォン
CV.永島由子
アカツキと同じく後にナデシコに乗り込む副操舵士。本職がネルガル社長秘書なので、副操舵士なのに偉そう。
アキト好き4人目。

◆イネス・フレサンジュ
CV.松井菜桜子
ナデシコ医療班、科学班担当の金髪女性。
『説明おばさん』の異名を持つほどの説明好きで頻繁に敵装備などについて解説し、疑問が上がる度に「説明しましょう」と言って現れる。

◆ホウメイ
CV.一城みゆ希
ナデシコの食堂を指揮する気さくなおばさん。
料理に対して並々ならぬこだわりを持つ。
色々と深い年配者。


ホウメイガールズ

ホウメイの食堂で働く5人娘の総称。
戦後はアイドルグループとしてデビューした。

◆テラサキ・サユリ
CV.矢島晶子
アキトに惚れている。
◆タナカ・ハルミ(CV.中川玲)
◆ミズハラ・ジュンコ(CV.松澤由美/今井由香(劇場版以降))
◆ウエムラ・エリ(CV.川上とも子)
◆サトウ・ミカコ(CV.本井えみ)


【用語】
《ナデシコ》
ネルガル製新型戦艦。
単機で敵勢力下まで向かう事を想定して作られたため、相転移エンジン、グラビティブラスト、ディストーションフィールド(いわゆるバリア)等の新技術を多数搭載し、正規軍の戦艦よりも数段上の性能を持っている。
『能力優先で人格は問わない』という方針で乗組員を集めた結果、人格破綻者ばかり集まった変な戦艦。

《エステバリス》
IFSで動くネルガル製の人型兵器。略称は“エステ”。
コックピットブロックを交換し、状況に応じて適切なボディに換装出来る。乗り換えた方が早いとか言うな。
またナデシコの重力波ビームが届く範囲にいれば、ワイヤレスで常時エネルギー供給が行われるためエネルギー切れの心配がない(だが範囲外では数十分しか動けない)。
ディストーションフィールドも装備しており、火器が無くてもフィールドを用いたパンチや体当りで充分戦闘可能。
基本的に陸戦、空戦、砲戦、0G(無重力)戦フレームの4種類を使い分けるが、他にも重武装フレームなどが存在する。

《IFS》
「イメージ・フィードバック・システム」の略。
ナノマシンを注入し脳の付近に補助脳を形成、イメージを機械に伝え思い通りに操作するシステム。処置を行なった人間は右手の甲に特有のマークが浮かぶ。
戦闘機やエステバリスに搭載されており、火星では作業用の車にすら採用されているほど普及しているが、地球では戦いしか能がない者が処置するという認識があるため、エリート等は持っていない。

《木星蜥蜴》
木星の向こうからやってきた謎の侵略者。保有する兵器は地球のそれを圧倒的に凌駕しており、侵攻してすぐに火星を勢力下においた。何故か虫型無人兵器しか使わず、その正体は一切不明である。
名前の由来は、何度倒しても蜥蜴の尻尾のように際限なく出てくる事から。


《ゲキガンガー3》
作中アニメ。実は作品的に重要な意味を持つ。
昔の劇画風熱血ロボットアニメで、未だに多くのファンを持つ名作。
作中の1980年代に作られたというわけではなく、行き詰ったアニメ業界が当時のセルアニメを技術的に再現して作ったもので、造られたのは割と最近のこと。だが当時は受け入れられず、予定の半分くらいで打ち切られた。
ゲ○ター風マジ○ガー。実は1話から最終話までのサブタイトルとあらすじはちゃんと設定されている。
ちなみに『3』は三機合体の意味で、三作目という訳ではない。
スパロボでも重要なキーワードとして取り扱われることが多く、『J』ではドモンやカティアまで虜にした。
『W』では何と主題歌が戦闘用BGMとして採用された。


《なぜなにナデシコ》
イネス・フレサンジュ監督による館内放送。色んな事をNHK的なノリで教えてくれる。
スパロボでも『J』『W』『BX』でそれなりに活躍。専用BGMも戦闘用に設定できる。
教えるお姉さん役:ホシノ・ルリ(11歳)
教えてもらうウサギ役:ミスマル・ユリカ(20歳)


【主題歌】
OP
『YOU GET TO BURNING』

ED
『私らしく』



【遊撃宇宙戦艦ナデシコ】
少年エースで連載されていた麻宮騎亜による漫画版。全4巻。絵柄がとんでもなく違うので、未見の人は読むとき覚悟するように。何の気なしに見ると多大なショックを受けること必至。
ストーリー、設定はアニメとは全く異なり、一部キャラの性格も違う。



因みに劇場版は本編と雰囲気が全く違い、人によっては鬱になったり燃えたりする。
それ故にスパロボでは優遇されたりするが。

『宇宙のステルヴィア』と共に続編製作の予定があったが、
2005年8月9日に監督のサイトで、製作は「永遠に不可能」になったことが伝えられた。



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