スーパーロボット大戦シリーズ

登録日:2014/07/10 Thu 15:49:31
更新日:2021/12/10 Fri 21:47:50
所要時間:約 43 分で読めます





この星の明日のため スクランブル

人類に逃げ場はもう無いさ


この記事は

初心者「スパロボ初めてだぁ!!楽しみだな~♪」

???「この世界は実験室のフラスコなんだ…」
???「それも私だ」
???「ハニワ幻人め!死ねぇ!」
???「お前もガンダムだ」

初心者「誰か説明してくれよぉ!」


このように「スパロボやってみたいけど色々難しそう…」と思うビギナーの方々に向けた、
『スーパーロボット大戦シリーズ』の知識、そして楽しみ方を解説していく項目である。




①楽しいスパロボ講座・入門編


●そもそもスパロボって何?


正式名称は『スーパーロボット大戦』、縮めて『スパロボ』と呼ばれるこのゲームシリーズは、
古今東西色んなロボットアニメのキャラクターやロボットが肩を並べて一緒に戦う」のがコンセプトの戦略シミュレーションRPG。
いわゆるクロスオーバー系のゲーム。1991年の初代発売以来、20年以上の長い歴史を持つすごいゲームである。

例えば
張五飛ズール皇帝こそが正義だ!」
と言うネタを見たことが無いだろうか?

このネタは元々スパロボ出身のネタである。
(ネタの是非はともかく)このネタが生まれたのは、スパロボが「クロスオーバー」を特徴とするゲームだからである。
他のネタは、タグの「クロスオーバー」をクリックして見てみよう。

アムロシンジキリコルルーシュDボゥイなどと言った普通は絡みようが無い別作品のキャラクターが一同に集い、会話をする。
この未知の化学反応こそがスパロボの醍醐味と言っても過言ではない。


近年は『クロスボーンガンダム』や『鉄のラインバレル(原作版)』といった、アニメ化していないかアニメ版と展開が異なる漫画作品まで参戦することもある。
また、小説作品はサンライズ作品のロボット要素がある変身ヒロイン物の『サン娘』が参戦している。
特撮作品に関してはスパロボとの関わりもある『スーパーヒーロー作戦』や『スーパー特撮大戦2001』などに参戦していたが、
ゴジラシリーズ』や『ジュウレンジャー』が後にスパロボに参戦することとなった。
更に特撮枠として『宇宙刑事ギャバン』、そして映画からの縁で『海賊戦隊ゴーカイジャー』まで参戦。

クレヨンしんちゃん』や『ケロロ軍曹』のように主役がロボットでなくてもいい場合さえある。
そして、とうとうロボットっぽいものが全くいない『宇宙戦艦ヤマト2199』『ふしぎの海のナディア』も参戦した。
ロボットも戦いも無い『ハッカドール』や『セガ・ハード・ガールズ』に至っては新たにオリジナルロボットのハカドリオン・セハガリオンをデザインした上で参戦している。

以前なら「どんなアニメならスパロボに出れるか」だったものが、今では「どんな作品だとスパロボに出れないか」の話をした方が早そうな感じである。
バンナムのライバル会社が商品展開を行っていた『ゾイド』『グレンラガン』『勇者シリーズ』『シンカリオン』も登場。
元エロゲ出身の『デモンベイン』や色々際どい『クロスアンジュ』、「スペック的に無理」と名指しで言われた『マジンガーZERO』も参戦している。
少なくともソシャゲにおいては現状では制約になりそうな要素を予想するのが難しい。そもそもロボットじゃないどころか機械要素のないヤツまでOKだし。

また、参戦作品はほとんどの場合でユーザーのアンケートや玩具の人気動向を測るなど綿密なマーケティングにより決定されている。
発売元がバンダイナムコエンターテインメントなので、商品化権を持つバンダイから玩具が発売されている作品は可能性が高いとのこと。
更には原作の制作段階からスパロボ参戦を打診されるケースも増えているという。
(「Asia Pacific Game Summit」における寺田氏の講演より)



●どれだけ作品が出ているの?


【初代】

GBで発売された記念すべきスパロボシリーズ第1作目……といってもまだコンパチシリーズの亜種的扱いで、パイロットの概念が存在しない。
『機動戦士ガンダムF91』は異例の映画公開1ヵ月後の参戦となった。
SDヒーロー達の住む星に宇宙の破壊者ギルギルガンが現れ、怪電波でヒーローを洗脳、洗脳を逃れた者達が仲間達を説得しながら進む。*1
「きみ いいからだしてるね ゲッターチームにはいらないか?」
『カリスマ』と『忠義』というこの作品独自のステータスがあり、敵も味方も説得で仲間になったり裏切ったりする。
しかもなんと通信ケーブルで対戦が出来るというGBの特徴まで活かしている。
精神コマンドも存在するが、ランダムで何が起こるか分からないというギャンブル仕様。

  • スーパーロボット大戦(HDリメイク版)
2014年にDL専用で配信されたPS3・PS Vita用のHDリメイク版。
20年越しのリメイクであり、シナリオやユニットが新たに追加されるなど変更要素も豊富。


【旧シリーズ】

スパロボの基礎を築いた全4部作+α
ウィンキーソフトが制作を手掛けた。難易度が高かったり、ユニットごとの格差が激しいのが特徴。

ファミコンから発売された二作目。後に後述の『第2次スーパーロボット大戦G』としてリメイクされた。
本作からパイロットの概念が追加、戦艦の登場、クロスオーバー要素とストーリー性が強化された。現在のスパロボの始祖とも言える。
本作独自のパラメーターに「速度」があり、相手と一定以上差があると攻撃・反撃・再攻撃(または再反撃)と一回の戦闘で2回攻撃がおこる。(FEでいう『追撃』)
DC戦争シリーズと呼ばれる物語の幕開けの作品でもある。精神コマンドもランダムではなくなった。

  • 第3次スーパーロボット大戦
SFCで発売された三作目、ハードスペックが大幅にアップしたおかげでカットインや合体デモが採用された。
『第2次』からストーリーの繋がる正当な続編である。歯応えのある絶妙な難易度や豊富なシナリオ分岐がウリ。
前作のショップは廃止されたが、資金を使ってユニットの『改造』が出来るようになった。
またパイロットの『気力』、精神コマンドの整備、パイロットの乗り換えというシリーズの基本も出来上がる。

  • スーパーロボット大戦EX
SFCで発売された番外編。魔装機神シリーズを舞台にした初のスパロボでもある。
ラ・ギアスを舞台に、戦雲がダンバインを呼ぶ。戦闘の演出面もかなり手の込んだものになった。
本作からユニットの『武器の改造』が出来るようになり、またサブパイロットに精神コマンドが設定され、多人数乗り機体の強みが出るようになる。

SFCで発売された旧シリーズ(一応)完結。
闘将ダイモス』や『超獣機神ダンクーガ』等が新規参戦。
しかしシステムとストーリーで練り込み・調整不足が目立つなどやや人を選ぶ。
オリジナル主人公を選べるシステムが採用され、更にここから真ゲッターロボが本格参戦
ただしまだ『』でも一部の形態しか出ていなかった為、スパロボオリジナルとして描き下ろした。
主人公は性格・性別の違う8人から選べ、誕生日と血液型次第で精神コマンドの内容が変わるというシステムも入っている。
更に主人公の名前だけでなく乗機の名前を自由に変更でき、カラーリングまで変更可能と比較的自由度が高い。
ただ自分の誕生日を入れたらクソコマンドになって泣いた者も…。
色々と説明不足だったり極端に話を端折ってる点も多かった為、後にリメイクの『F/F完結編』が発売された。

  • 第4次スーパーロボット大戦S
第4次の移植&バランス調整版。キャラクターボイスを初めて導入
ただしまだ容量の関係で主役級のみである。尚、『S』とはスクランブルのS。
グレンダイザーのデューク・フリードとザンボット3の神勝平には声がつかなかった のは大人の事情。

  • 第2次スーパーロボット大戦G(第2次のリメイク)
GBで発売された第2次のリメイク版。1995年発売。
機動戦士Vガンダム』と『機動武闘伝Gガンダム』が参戦。
ガンダムファイトォ、レディィィィゴォォォ!!
システムは当時の最新作『第4次(SFC版)』に準じたものに変更され、反撃をマニュアルで選択できるようになった。
武器の数も原作の倍になっており、ルート分岐なども採用されたが、逆に強化パーツや合体が無くなった。
ゲームボーイ作品としてはBGMの再現度が高いと好評だった。

旧シリーズの前日談&後日談を描いた初のオリジナルのみの作品。後のOGシリーズの祖。実験的要素が多い。
ノリはロボット+ハイファンタジー。グラフィックが一新され、全機リアル等身となったのが特徴。
このリアル等身は後に『新』の方に実験的に受け継がれた。キャラの顔グラも異常に豊富。
顔グラが状況に応じて変わるシステムは好評を受け、後にシリーズ伝統採用となった。
クォータービュー&立体的なマップに方向補正*2、ランクアップシステムなどかなり挑戦的な独自の要素が多い。
本作には続編が作られる予定だったが、その後なんやかんやでうやむやになってしまった…と、思われていたが?

DC戦争、ここに終焉。旧シリーズもとうとう完結。
新世紀エヴァンゲリオン』、『伝説巨神イデオン』と、『トップをねらえ!』が堂々の参戦。
『F完結編』ではシリーズ初のマジンカイザーが遂に誕生。
このマジンカイザーも第四次から出演した真ゲッターと同じく、スパロボオリジナルとして描き下ろされたもの。後に逆輸入された。
ゲーム開始時に主人公・副主人公共に、表示グラフィックを河野デザイン、または湖川デザイン(第4次版)から選択できる。
『第4次』にあった誕生日や血液型による変化は不評だったのか無くなった。主人公機は自分で名付けられるがカラー変更は排除された。
ゲームバランスは賛否両論。
特に『F完結編』難易度は今でもシリーズ最高と言われている。
あまりに強烈な火力と運動性補正の為、『ニュータイプにあらずんば人にあらず』という格言めいた迷言さえ生まれた。
他にも宇宙Bの呪いに泣いた者は数知れず、結果使えるユニットとそうでないユニットの格差がひたすら激しい。
「難しい」というより「理不尽」という言葉が似合う、凄まじく偏ったゲームバランスは今でも語り草。
一方で改造による性能向上の式、敵ルーチンを逆手にとったハメ、よく計算された獲得資金配分など、攻略法を見つけると一気に楽しみが広がる中毒性から、令和に入る現在でも新しい運用法・攻略法が研究されるなどハマる人はとことんハマる事請け合いの怪(快)作。


  • 全スーパーロボット大戦 電視大百科
『初代』~『F完結編』までのデータ集+α。でもぶっちゃけ出来は…
「新」や「LOE」シリーズはなかった事になったし、設定は大人の事情かスパロボにおけるものしか載っていない。
更に誤字や間違いが多いといった理由により、データベースと言うにはあまりにもお粗末なソフト。
大半が「スパロボシリーズのゲーム内における設定」しか載っておらず、原作のネタバレを極力回避している。
そのため物凄く白々しい文章が物議を醸した。徹底しているかと思えばスパロボ独自の設定と混濁してたり散々である。

  • スーパーロボット大戦コンプリートボックス
第2次・第3次・EXの一まとめリメイク。単品版もあるよ!
ただし獲得資金もSFC版『第3次』の流用。これによって大量の問題点が生まれてしまう事となった。
SFC版『第3次』は獲得資金が多く「幸運」を使えるユニットも多かったが、他はそうではないので資金が絶望的に不足。
更に『第2次』『第3次』の武器改造に掛かる費用と改造による攻撃力の上昇値が狂っている。
結局いろいろ杜撰で「オリジナルの良さを潰した上でそれぞれの短所が絡み合う」という仕上がりになってしまった。
ディスク2の「バーチャルスタジアム」というモードという初代にあった対戦モードがまさかの復活。
…ただしこれもシステムの仕様上破綻しており、更にPSなのでお互いのプレイを目視できるという状況でまともに遊べるものではない。


【αシリーズ】

スパロボが広く世に普及した中興の祖である全4部作。
PSシリーズで発売されている。
難易度やユニットごとの格差が全体的に調整された他、現在のようなダイナミックな戦闘シーン、通称「フルアニメーションバトル」になったのもこのシリーズから。

αシリーズ開幕。新たなスパロボの始まりを告げるのも、私だ。
通称「αシリーズ」の第1作。開発がウインキー委託からバンプレソフト(現BBスタジオ)に変更。
システムをブラッシュアップし、フルアニメーションバトル、熟練度などを採用。もちろんフルボイス。
以降のスパロボの基本となるシステムが生み出された。難易度も比較的初心者向け。
戦闘中のキャラや機体のカットイン演出が本格採用されたのも本作が皮切り。マップデモの演出も大幅に増え、イベントでのゲッターロボの合体シーンなどは鳥肌モノだろう。
戦闘アニメのカット機能が採用され、プレイの快適性が大幅アップ。同時にイベントの演出面を大幅強化。
戦闘シーンのみならず、イベントシーンでも一部フルボイスで熱い台詞の掛け合いが生まれる。
それにプラスしてこれまでの総決算とばかりふんだんに盛り込まれた参戦作品が大きな魅力。
またインターミッションでの立ち絵がアニメーションして、瞬きや口を動かすなどのギミックも盛り込まれていた。
とにもかくにもアニメーション演出にとんでもなく力を入れた作品で、これがスパロボの本流と人気に繋がる。

前作でも脅威の進化を遂げた戦闘シーンだが、本作はそれをさらに大幅強化。
スタッフの一人がヴァルシオーネRの戦闘アニメーションに力を入れすぎてしまい、全体と嚙み合わなくなり…
他の作品の機体のアニメーションも全てやり直すこととなった結果、本作の発売日が延期になった逸話は有名。
SEも拘られており原作と同じものを使用しキャラゲーとしての成熟を見せる。

『F完結編』で不遇の扱いをされ続けたスーパー系大活躍の大躍進。一方で難易度も大幅アップした。
とはいえ理不尽だった『F完結編』と比較するとあくまでシュミレーションとして難しい、止まりといった所。
熟練度が難易度に直結するようになったのもここからであり、無視をすれば難易度はかなり落ちる初心者にも優しい設計。(ただし熟練度を取らないとEDが…という罠が)

  • スーパーロボット大戦α for Dreamcast
初代αの移植作。シリーズ初の3D作品
『サンライズ英雄譚』の機甲世紀Gブレイカーが追加。そしてシナリオ分岐でシナリオが独自に完結する。
元々はスパロボのハードルを下げていた『α』だったが、本作は『α外伝』に合わせる形で精神コマンドも弱体化。
「魂」のダメージ3倍→2.5倍、「捨て身」4.5倍→3.75倍、「戦慄」も敵全体の気力が-10→-5と使い勝手が悪くなっている。
オリジナルのリュウセイ達SRXチームも大幅に弱体化され、全体的な難易度はPS版よりも上がっている。
一方で『トップをねらえ!』のノリコは能力を底上げ、「奇跡」の習得レベルが60と現実的なレベルになり、さらに強くなった。
ただし終盤のボスクラスの武器の威力が7000前後という数値になっているなど、なかなか歯ごたえがある。

通称「二ルファ」。
小隊システム初導入。小隊には好きな名前をつけられる。
スポンサーの垣根や媒体の違いを越えて、鋼鉄ジーグ』、『勇者王ガオガイガー』、『機動戦士クロスボーン・ガンダム』、『ブレンパワード』が驚愕参戦。
携帯機の『OG1』にあったPPによるパイロット養成を導入。また機体反応限界システムがオミットされ、代わりに機体サイズ補正が入った。
インターミッションでのバストアップ絵のアニメーションは廃止。被弾・回避・切り払い・シールド防御等にもアニメーションが追加。
これにより戦闘シーンで完全なアニメーション演出が再現できるようになった初めての作品でもある。
みんな大好きゼンガー・ゾンボルトの兄貴が初の主人公でもあり色々な節目の作品。
JAM projectの代名詞となった不朽の名曲「SKILL」が生まれたのもこのゲーム。

αシリーズ堂々の完結。
『F完結編』以来となる『イデオン』や『機動戦士ガンダムSEED』、そしてまさかの『バーチャロン』が初参戦。
タイトルに偽り無しの銀河をまたにかけた歴代屈指のスケールでの激闘が繰り広げられる。
神谷明演じる主役が一堂に会する事も有って、誰が呼んだか『スーパー神谷明大戦』との別名も。
みんな大好きゼンガー・ゾンボルトは本作ではどんなキャラとルートでも登場する。流石ゼンガーの兄貴だぜ。
戦闘アニメの早送り、精神コマンドの一括使用、検索の改善など、インターフェイスが改善された。
シリーズ完結作というだけあって、非常に多彩な隠し要素が存在する。
JAM projectの代名詞となった不朽の名曲「GONG」が生まれたのもこのゲーム。


【Zシリーズ】

「平行世界」「多元宇宙」をテーマとした、αシリーズに次ぐ全3部作。
アクの強い作品群が多かったり、作品によってプレイ対応機種がコロコロ変わっているのも特徴でやや入門編としては入りにくいのがネック。

多元世紀、PS2にて開幕。
新規参戦の『超時空世紀オーガス』の設定を応用、文字通り全ての垣根を取っ払って世界観の共通性をパラレル化で解決。
交響詩篇エウレカセブン』『創聖のアクエリオン』『超重神グラヴィオン』『OVERMANキングゲイナー』等多くのアクの強い作品群が初参戦。
自由に編成できる3機の小隊で戦う「トライバトルシステム」を採用。最高で3対3の戦闘になり、より陣形と編成を意識した作りとなった。
ニルファと違い編成コスト制が廃止されたおかげで、自由な小隊編成が可能になった上、フォーメーションで戦略の幅も広がる。
戦闘グラフィックも著しい進化を遂げ、PS2系統では最高峰の域。殆どの主要武器に対地・対空で差分があるなどもはや狂気の域。
おまけにカットインはサブキャラにいたるまでバッチリ描かれ、それら全てが敵味方を問わない大判振る舞い。
反面シナリオは賛否両論になりがちでバグも多い。
何気にゲッターロボがアニメ版設定からチェンゲ版に切り替わる前の最後の作品で、メタな台詞も出る。

  • スーパーロボット大戦Z スペシャルディスク
久々のスペシャルディスク。
『Z』の前日談・後日談、設定イラストなどを収録。あの「XAN-斬-」も出るよ!

PSPにて前後編で繰り広げられるZシリーズ第2部。
機動戦士ガンダム00』『真マジンガー 衝撃! Z編』『コードギアス』『装甲騎兵ボトムズ』『天元突破グレンラガン』が参戦。
出てくる味方が大体反権力のレジスタンス勢なので、誰が呼んだか別名「スーパーテロリスト大戦」
また本作で新旧ダンクーガが遂に共演。『D』以来となるOVA版真ゲッターも遂にキャラと一緒に声付きで待望の参戦を果たした。
旧ゲッターロボが今までの鬱憤を晴らすかのごとく大活躍し、半端ない戦闘グラフィックの凝りようはファンも感涙。

Zシリーズ完結編3部作。
初のPSVita対応スパロボ。
『時獄篇』では『機動戦士ガンダムUC』、『天獄篇』では『エヴァQ』と『翠星のガルガンティア』が参戦。そして待望の新旧『トップをねらえ!』と新旧『アクエリオン』が共演。動くレーバテインとベリアルも観られるぞ!
なお『連獄篇』のみ『天獄篇』初回限定版でのみのDL配信なので注意が必要。*3


【V・X・T三部作】

Zシリーズに次ぐ全3部作。
「戦艦枠」と呼ばれる戦艦メインのアニメ作品の参戦や3Dマップの復活、精神コマンドの使い勝手の向上などが盛り込まれている。
Zシリーズの反省からそれぞれ独立した世界観とストーリーになっているが、緩やかな繋がりが存在する。三部作はあくまで名義上なので割と初心者にも勧めやすいシリーズ。
全シリーズ通してプレイできるハードは現状PS4とswitchのみ。VとXはスパロボ初となるsteam版も発売された。

版権スパロボでは初のPS4タイトル。
加えて版権スパロボでは『無印Z』以来となる久々の3DMAP&3Dユニット表示に。
『勇者特急マイトガイン』、『クロスアンジュ 天使と竜の輪舞』、『宇宙戦艦ヤマト2199』、『マジンガーZERO』が衝撃の参戦。
ハサウェイ参戦フラグ遂に回収。クロスアンジュとガンダムSEED DESTINYの共演も実現。
さらに鉄也のための最強のグレート、マジンエンペラーG誕生。そして、我らのヒュッケバイン完全復活。
クロスオーバーも豊富で尚且つ難易度もほどほどな初心者向けに勧めやすい一本。

『NEO』以来となるファンタジーな異世界での冒険をメインに描かれるスパロボ。
『魔神英雄伝ワタル』、『バディ・コンプレックス』、『ガンダム Gのレコンギスタ』、そして『ふしぎの海のナディア』が堂々参戦。
更に据え置きでは久々となるダンバインとガンダムF91、サイバスターにサルファやW以来となるオリジナル版マジンカイザーも久々に登場。

PS4とSwitchで同時発売された平成最後の据え置き機スパロボ。
『COWBOY BEBOP』、『わが青春のアルカディア 無限軌道SSX』、『楽園追放 -Expelled from Paradise-』、『魔法騎士レイアース』が参戦。
マイトガインとガオガイガーの共演が遂に実現。ガン×ソード・Gガンダム・劇場版ナデシコ参戦で「スーパー復讐者大戦」とも。
更に『X-Ω』では期間限定参戦だった『マジンガーZ/INFINITY』が正式参戦しアラサー大人の御三家が揃い踏み。
そして『ゲッターロボ大決戦!』仕様真ゲッタードラゴンゲシュペンストが登場。
有料DLCだがVXT主人公勢揃いのスパロボ初のエクスパンションシナリオが登場。三部作のトリを飾る豪華共演(と、最大難易度を選択すると 1面から雑魚がLv140+HP25000+装甲3000 という豪華難易度)が実現した。


【COMPACTシリーズ】

バンダイが発売したワンダースワンシリーズで発売された作品。
『COMPACT2』3部作を除き各作品に繋がりはない。

  • スーパーロボット大戦COMPACT
ワンダースワン対応シリーズ第1作。
ウィンキーソフトが開発から離れて初めて発売された作品。
オリジナルキャラが一切登場しない。

  • スーパーロボット大戦COMPACT for WonderSwanColor
上記のワンダースワンカラー対応版。発売はCOMPACT2よりも後。

  • スーパーロボット大戦COMPACT2 第1部:地上激動篇・第2部:宇宙激震篇・第3部:銀河決戦篇
ワンダースワン対応シリーズ第2作~4作。データ連動機能有り。飛影とロム兄さん、ダンガイオーが初見参。
またオリジナルとして今やオリジナル看板の一角といえるキョウスケ&エクセレンが初登場。
やや粗削りながら、スパロボでは革新的とも言える援護システムが初実装された。
それに併せて「単独の戦闘能力は高くないが、援護能力に優れる」といったタイプのユニットが増加し、戦略に厚みを加えた。

なぜか公式にはしっかりと明言されていないがCOMPACT2のリメイク作。リメイクに伴いGガンダムとTV版ナデシコが追加参戦した。
初PS2作品にしてスパロボ屈指の高難易度&長編シナリオ。
飛影の経験値泥棒ネタは此処が発祥にして、アルフィミィのデビュー作。
ロム兄さん「COMPACT2のリメイク…人それを、IMPACTと呼ぶ。」
独自のシナリオシステム、極まった敵援護陣形と嫌らしい増援、これまた特殊な改造システムと強化パーツ…
などなど、他シリーズとは毛色が違う難易度の高さと攻略法が魅力でもあり欠点でもある作品。

  • スーパーロボット大戦COMPACT3
ワンダースワンカラー対応作品第2作にしてCOMPACTシリーズ最終作。
ワンダースワンが下火になっていた時期の発売ということもあり、15000本限定生産品という特性かプレミアが付きやすく入手は難しめ。
メカンダーロボ、アクロバンチ、天空のエスカフローネ、ベターマンとマニアックで異色の参戦作が並ぶ。
参戦作品・オリジナル(修羅勢)共にファンタジー世界観を主として戦う為、宇宙に行かない珍しい作品でもある(宇宙適正も無い)。


【携帯機シリーズ】

任天堂のゲームボーイアドバンス以降の携帯機で発売されたシリーズ。
単発で終わるのでそれぞれストーリーに関連性はない。
単発で終わるためか、全体的に実験的で濃い参戦作品が多い。

GBA初のスパロボ。携帯機シリーズは此処から始まった。
『機甲戦記ドラグナー』や今では偶に見る『機動戦艦ナデシコ』も此処が初参戦。
極めて近く、限りなく遠い世界より…
スーパーロボット大戦A PORTABLE
上記のPSP版リメイク作品。近年では珍しい歯応えのある高難易度が売りの骨太作品。
連続ターゲット補正システムが初導入。これによりリアル系の回避無双はし難くなり、新システム仕様に戸惑うプレイヤーが多く発生した。
その他やたら低い命中率、それでいてソフトリセットによる乱数調整不可、全体的に火力不足な自軍、カツカツな精神ポイント、まさにボスと呼ぶに相応しい一部敵等々…
F完・α外伝・IMPACT等と並んで歯応えを求めるプレイヤーに愛される作品。(それら3つと比べるとゲームテンポは格段に上)


GBA二作目。『GEAR戦士 電童』『真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ』が初参戦。
歴史改変がテーマの意欲作…なのだが意欲的すぎたのかシナリオは賛否両論になりがち。システム面は大幅に進化。
「私はゲッター線…貴方に謝罪する」
ちなみに本作は携帯機初の戦闘シーンカットを実装し、外伝作品以外で唯一ガンダム平成三部作が揃ったスパロボである。
難易度自体は低めで、敵側のオリジナルキャラに妙な人気がついた。


鬱要素の多いハードなシナリオと高めの難易度が特徴の鮮烈なる異色作。
『THEビッグオー』や『マクロス7』、OVA版真ゲッターロボ等の面々が携帯機初参戦。
初期の段階で逆襲版シャアやギュネイが仲間になり、更にはカテジナさんまで自軍で使えるという当時としても非常にインパクトのあるシナリオが売り。
難易度も携帯機シリーズでは比較的高く、序盤は当たりやすいバランスの為リアル系が、終盤は火力の大増強でスーパー系が苦戦しやすい。
シャアの「バカな、地球が消えただと!?」というセリフと共に落ちようとするアクシズの前で地球が消滅していくインパクトのあるCMが有名。


GBA系最後のスパロボにしてGBA系最高峰の戦闘アニメーション。
携帯機初となる“乳揺れ”も実装された。シナリオの破綻っぷりとギャルゲー要素は今でも語られる黒歴史だがファンからの人気も根強い。
仮面の下の涙を拭い、テッカマンブレード初参戦。そして設定だけだったグレートゼオライマーがまさかの参戦。
ブレードやフルメタふもっふ等、ロボットでも生身ユニットでも無い機体の初登場作という意欲的な実験作でもある。


2部構成シナリオで繰り広げられる初のDS作品。
『ガンダムSEED』と『SEED ASTRAY』シリーズ遂に共演。
設定レベルでクロスする『ガオガイガー』と『ゴライオン』、『テッカマン』と『オーガン』など良質かつ豊富なクロスオーバーが好評。
難易度も非常に緩いので『MX』『VXT三部作』と並び初心者向けとして勧められやすい鉄板作品その1。
「Wスロットシステム」というGBAで発売されたスパロボをDSのGBAスロットに差し込んでゲームプレイすることで、資金や特殊な強化パーツを得られる独自サービスが特徴。
更に周回プレイによるストーリー変化まであり、スパロボがどういう物か知らないライトユーザーにはベストチョイスな逸品。


『ゾイドジェネシス』や『ガン×ソード』、『蒼穹のファフナー』など参戦不可能と思われていた作品群が登場したが……
???「いやあ、スパロボKは問題作でしたね」

DS作品。JからKまで(一部D含む)のグラフィック、戦闘アニメを流用して作られた。
中身はギャルゲー(マジ)

上記『K』の不満点をことごとく解消。難易度、シナリオ共に堅実な出来となった1本。
ナタクのファクターネタは此処が発祥。また、アニメ本編とまったく異なるストーリー展開を見せた『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』も話題に。
浩一「ラインバレルにイクサーシリーズ、マクロスFや新劇場版エヴァ初参戦…ナイスな展開じゃないか!」

携帯機シリーズ初のニンテンドー3DS作品。
…だが、『デモンベイン(アニメ版)』、『鉄のラインバレル(原作漫画版)』、フェイ・イェンHD、『HEROMAN』、『SDガンダム三国伝』と誰もが想像不可能だった初参戦作品達が続々集結。
フェイ・イェンやラインバレルに至っては設定やシナリオ、作画は原作者全面協力。
デモンベインもベースはアニメ版ながらしれっとPS2版のネタを拾っている。
あまりに異色すぎてファミ通での速報ページを見たファンにコラ画像と疑われた逸話はあまりにも有名。
しかし衝撃的すぎるラインナップに反しシナリオやクロスオーバーは非常に好評。「マークデスティニーのパイロット」「聖戦士ショウ=コハ=ザマ」ネタは此処が発祥。
それまで日が当たる事が少なかったサブキャラたちが「戦術指揮/応援」という形でクローズアップ。孔明リ・ガズィは強力だが使いすぎると孔明の罠に。
加藤機関「俺も想像力が足りなかったのか……」
…足りた人が居ないと思います(参戦作品から展開全てにおいて)。

勇者シリーズ最新作!(嘘です)AGEガリアンゴーグもよろしく!
『機甲界ガリアン』、『巨神ゴーグ』、『機動戦士ガンダムAGE』、『SDガンダム外伝』、『マクロス30』が初参戦。
今回も豊富なクロスオーバーが売り。真マジンガーとマジンカイザーSKLは遂に共演を実現。
『UX』では原作終了後であったダンバイン、『W』以来の参戦となるTV版ナデシコの2作品の原作ストーリー再現が久々に行われた。
UXの完成度が高すぎた故に比較される事も多いが、それなりにはまとまっている作品であり、評価は決して低くない。
最強の敵はユニコーンと隠しフラグ。一応両対応となっているが、戦闘アニメをしっかり見る人はNew専用と思っておいた方がいいレベル。
これ( ドライバー )が勝利の鍵だ(誇張抜き)。


【単発シリーズ】

それぞれ独自のストーリーを持ち、機種も様々。
携帯機シリーズ同様単発で終わるので小気味よく終わる点も売りだが、携帯機シリーズよりは実験的要素は控えめになっている。
シリーズものがハードル高く感じるならこっちを買ってみよう。

  • 新スーパーロボット大戦
スパロボでも珍しいリアル等身のグラフィックが特徴の怪作。
マスターアジア「聞けぇ!わしは、この星の者ではない」
看板キャラSRXチームが初登場。ただしシナリオにはあまり関わってこない。
MSばかりに加えユニット全体数が少ない手応えのある宇宙編、
スーパーロボット勢ぞろいでサクサク進む地上編、と序盤で大きくゲームルートが別れるのも特徴
新スーパーロボット大戦スペシャルディスク
上記の『新』のファンディスク。フリーバトル実装。

ニンテンドー64の隠れた傑作。合体攻撃、信頼補正はここが初出。
ダンクーガとレイズナーを下敷きに、既に地球は壊滅占領済み、自軍がとにかく幸辛い(特にリアル系主人公)、
とハード過ぎるシナリオは今でも語り草。
五飛「ズール皇帝こそが正義だ!」
スーパーロボット大戦リンクバトラー
『64』の後日談(といってもシナリオとしての繋がりはナシ)的存在のゲームで、トレーディングカードゲーム的な作品。
ゲームシステムは先読み型のコマンドバトル。また『64』とのデータやり取りが可能。リンクを続ければ64本編2話でいきなりレベル99なんて事も。
他とは明らかに違うシステムの為か、シュツルムディアスやGP02等他とはちょっと違ったユニットが強くなってたりする。

上記のCOMPACTシリーズの流れを汲んだ作品。
マイルドな難易度に高品質なシナリオとグラフィック、BGM、クロスオーバーが売り。「初心者向けスパロボは?」という話題で大体お勧めされる鉄板作品その2。
最大5体のユニットで戦える支援攻撃が登場。合体攻撃と組み合わせれば凄い数になる事も。
歌いなさいラーゼフォン、ゼオライマー。調律とメイオーが織りなす歌を
スーパーロボット大戦MXポータブル
上記の作品のPSP移植バージョン。
シナリオが追加されるなど好評だったシナリオが補強されたが、その他の面は劣化移植扱い。

ゲームキューブとXBOX360で発売された久々の3Dスパロボ。頭・胴体・腕・足にHPが割り振られている変わり種。
数は多くないがユニットを捕獲できるのが特徴。
J9シリーズ揃い踏みだぜ、イェイ!

唯一にして最後のWii専用ソフト。そして90年代の作品群が大挙して参戦した3Dスパロボ。
エルドラン全シリーズ揃い踏み。ダイテイオーも出るよ!そして小学生の少年少女達と一緒に新ゲッターロボの面々も参戦
参戦作品以外でも3Dマップを使った新機軸のシステム群が魅力。

シリーズ唯一のシナリオ分割DL販売。ケロロ軍曹の参戦であります!パトレイバーもよろしく!
8年ぶりにZZも復活。やったねジュドーさん!

シリーズ30周年記念作品にして令和最初の据え置き機スパロボ。
VXTをベースにしつつ、画面表記の変更、SRポイント(熟練度)システムの廃止、話数進行からミッション選択制になるなど大幅にゲームシステムが一新された。
『覇界王~ガオガイガー対ベターマン~』、『勇者警察ジェイデッカー』、『ナイツ&マジック』、『マジンカイザーINFINITISM』、『SSSS.GRIDMAN』が新規参戦。
本家シリーズにおいて『D』以来の参戦となるVガンダム、『GC/XO』以来の参戦となるエルガイムの2作品の原作ストーリー再現が久々に行われた。


【スクランブルコマンダーシリーズ】(通称「スクコマ」)

「リアルタイムロボットシミュレーションバトル」という独自の要素が特徴。
ユニットが全てリアル頭身なのも特徴。

  • スーパーロボット大戦Scramble Commander
シリーズ初のRTS(リアル・タイム・ストラテジー)ゲーム。
実験的すぎたのか知名度はマイナー。またRTSとしてもバランスがやや大味。空を飛べず変形できないゲッター…。
またシナリオも全体的に薄味。オリジナルキャラも無し。


前作から飛行の概念に宇宙戦と水中戦を加え、RTSとしても非常にバランスが良い作品に。
シナリオも良質なクロスオーバーに加え、地味ながら評価の高いオリジナルキャラ(ケイジら)が登場。
初参戦は『SEED DESTINY』『ゴーダンナー』『マクロスゼロ』。放送終了直後とあってかDESTINYのシンの参戦が非常に遅い
シン「何なんだよ!あんたは!!」
五飛「貴様の上司だ」


【携帯端末用】

フィーチャーフォンやスマートフォンで楽しめるタイプのスパロボ。
『Card Chronicle』以降は携帯機シリーズ以上に実験的でカオスすぎる参戦作品が特徴。

  • スーパーロボット大戦モバイル
シリーズ初の携帯端末用作品なのだが初代スクコマ以上に知名度が低すぎたのかあんまり話題にならない悲劇の作品。

  • スーパーロボット大戦Card Chronicle
遂に平行世界の同一人物が対面。4大マジンガー&ダブル真ゲッター集結!新規参戦は『キャプテン・アース』。

  • スーパーロボット大戦X-Ω(クロスオメガ)
チェインクロニクル』のシステムをアレンジしたアクションRPG。『V』のオリキャラデザイナー渡邉亘の描くムチムチな女性キャラが特徴的。
新規参戦は『STAR DRIVER 輝きのタクト』、『ゼーガペイン』、『特装機兵ドルバック』、『光速電神アルベガス』、『コードギアス 双貌のオズ』
だが運営型オンラインゲームという仕様上参戦作品は追加され続け、周年記念作品や公開中の映画を参戦させるという、前述の特性を活かしたスピード参戦も多い。ソシャゲにつきものの期間限定イベントにおいてのみ参戦する、という作品も多数あるので気になる人は某百科事典かウィキで調べるように。
参戦作品はロボットアニメという枠にとらわれず、パワードスーツ主体の実写作品『宇宙刑事ギャバン』、戦隊ヒーロー『海賊戦隊ゴーカイジャー』、『牙狼<GARO>』まで登場。更にはコラボ企画「ゴジラvsエヴァンゲリオン」名義で「ゴジラ」「メカゴジラ」が出現した。*4
また、さんざんアニメ化が待望されながら果たされないままだった『マブラヴ オルタネイティヴ』が期間限定参戦。*5
ほぼ生身の『スクライド』『ロボットガールズZ』なんかも参戦してるが、これぐらいはむしろマシな方。
作中作主体の『無尽合体キサラギ』『アイカツ!』、更にまさかのしんちゃんの『カンタム・ロボ』に『ケロロ軍曹』『魔法のプリンセス ミンキーモモ』まで…
それどころか メカ要素皆無なのでスパロボ側でロボを作った 『ハッカドール』『セガ・ハード・ガールズ』など、シリーズファンの常識を覆す作品が多数登場している。
これだけ荒唐無稽な無茶苦茶な世界なので、スパロボ参戦は無理と言われた『ぼくらの』が参加できたのも本作が最初で最後だろう…。
2015年から開始し、ゲーム面での性能のインフレや様々な期間限定作品の参加を経て、2021年3月に大団円となってサービス終了
あ、最後の方では『ポプテピピック』と『ゾンビランドサガ』が出たよ☆

X-Ωに比べ従来のスパロボに近い戦闘システムになったが、ターン制ではなくユニットごとに設定されたスピード順で行動するなどの変更点がある。
新規参戦は『革命機ヴァルヴレイヴ』、『ゼーガペインADP』、『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』、そしてまさかの『デビルマン(原作漫画版)』。
ソシャゲゆえの期間限定枠での参戦策の増加は健在であり、スーパー戦隊シリーズから更なる参加作品が追加された。*6

【OGシリーズ】

歴代バンプレストオリジナルキャラクターたちが一同に集結する、一味違った雰囲気が特徴(詳細は後述)

  • スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION
GBAで登場した記念すべきOGシリーズの幕開け。
またの名をスーパーゲシュペンスト大戦。

  • スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION2
ヒーロー戦記、完結。
メインの作品は第三次スパロボとA、IMPACT。

OGシリーズがPS2に進出。
1&2のリメイク+多数の追加要素・追加シナリオの結果、最終的な話数は歴代最長。
サルファを超えるド派手な戦闘グラフィックが売りで、以後ド派手な戦闘グラフィックがOGシリーズの代名詞となった。

修羅以上に修羅な奴がいる。メイン作品はRとCOMPACT3。
フリーバトル実装で好きなシチュエーションを考えてのバトルが楽しめる。
キョウスケのマイク殺し「ULTIMATE GESPENST KICK '''SHOUT NOW'''」をいろんなやつにぶちかませ!

スパロボ初のPS3専用ソフトにして歴代最高クラスのド迫力な戦闘グラフィック。
メイン作品はEXの魔装機神シナリオ、D、ニルファ、MX勢……だけではなくまさかの『EX』の敵勢力ゲストがサプライズ参戦。
「超機人 龍虎王伝奇」も参戦するなど古参ファン歓喜のサプライズ要素も多数。
ヒュッケバインは犠牲になったのだ……。

  • スーパーロボット大戦OG ダークプリズン
DL専用作品。シラカワ博士無双
『EX』の「シュウの章」のリメイクだが難易度はやや高め。

スパロボ初の格ゲーなんて言うとジュデッカに最終地獄叩き込まれても文句言えないのでやめた方が良い*7
ダークプリズンのおまけとか言うなよ!絶対だぞ!

  • スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ
シリーズ初のPS4対応ソフト。
J勢とCG〜XO勢がメインと思いきやコンパチ2からダークブレイン軍団がサプライズ参戦。
イベント演出やマップ演出も第二次OGから大幅にクオリティアップされ、アニメさながらのイベントムービーが見られるようになった。


無限のフロンティアシリーズ

愛称は「ムゲフロ」。
DSで展開されたOGシリーズの番外編扱いの作品群。スパロボシリーズを知らなくても問題なく楽しめる。
戦闘時フルボイス、据え置き機スパロボ顔負けの美麗カットイン、モノリスソフトの変態的なドット絵クオリティが光る。

おっぱいプルンティア、開幕
単なる萌えキャラゲーっぽい見かけによらず、アクション、キャラ同士の掛け合い、ストーリーの面白さが光る隠れた良作。
製作会社繋がりで『ゼノサーガ』シリーズや『NAMCO×CAPCOM』の登場キャラが参戦。無論スパロボ関係も豊富にクロスする。

ゲームシステム、カットイン、キャラ同士の掛け合いの全てが大幅強化。
スパロボAからアクセル、IMPACTからアルフィミィ、更にはファイターロア、M.O.M.O.、『コンパチヒーロー』シリーズのマークハンターまで参戦した。
乳尻ふともも、EXCEED


魔装機神シリーズ

ウィンキーソフト開発の魔装機神リメイクシリーズ。
近年の本家スパロボと比べると全体的に難易度高めなので舐めてかかると痛い目を見る。

待望の魔装機神リメイク。ラ・ギアスに一陣の風が吹く…

16年越しの続編だぜヒャッハー!!

難易度:量産機「死ぬがよい」

魔装機神シリーズ堂々の完結。
そして、ウィンキーソフト最後のスパロボ


等がある。
色々種類は多いし、難易度や面白さはまちまちである。
でも自分の好きな作品が出てるスパロボから遊べば良いと思うよ!

もちろん他にも、アニメにコミックに小説といったメディアミックス作品も含めてスパロボは数多く存在している。
上にあるタグをクリックしてチェックしてみよう。

また、ゲームの内部にはシリーズを通して非常に多くの没データが眠っている。詳細はリンク先にて。


●各作品の主な開発元


バンプレソフトとB.B.スタジオによる自社制作、それ以外の会社による外注制作に分かれている。

  • ウィンキーソフト
『旧シリーズ』や『新』、『魔装機神シリーズ』(OGサーガ以降も含む)を担当。
全体的にバランスが極端で難易度が高いのが特徴。
また、近年におけるリメイク以降の『魔装機神シリーズ』はリアル頭身の機体が3Dモデルになり、戦闘アニメの迫力が増している。
非常に残念なことに2015年11月10日、資金繰りの悪化により事業停止となった。

ちなみに昔のスパロボは原作と異なる設定や展開が特に目立っていたが、
これは昨今のように資料が充実しておらず、更にネットで情報を手軽に集めたりもできなかったためと思われる。
事実、参戦作品の中にはスタッフの私物を参考にする、放映時の記憶を頼りにするなどの実例もあった様子。

  • バンプレソフト
バンプレストの子会社で、家庭用ゲームソフトの開発部門。
『αシリーズ』や『初代Z』といった、いわゆる「本家スパロボ」を担当。
戦闘アニメが大幅に進化し、戦闘オフも実装された。
また、プロデューサーの寺田貴信氏は『αシリーズ』の脚本も手がけている。
ちなみにSRXの頭部はバンプレストのロゴマークを模している。

  • B.B.スタジオ
バンダイナムコゲームス(現バンダイナムコエンターテインメント)の子会社。
バンプレソフトとベックが合併し、『第2次Z』以降の『Zシリーズ』や『VXT』を担当。
ちなみに『Zシリーズ』においてはマップの仕様が3Dから2Dになる、
キャラクターの表示がバストアップの立ち絵から顔グラフィックになる等の変化があった。
『V』は以前の仕様に立ち返ったほか、キャラクターは『X-Ω』の立ち絵も使用されている。

  • エーアイ
主に任天堂携帯機の作品を担当。
「エーアイスパロボ」「携帯機スパロボ」と呼ばれることが多い。
昔の作品でも他作品に合わせ今風にするなどアレンジされた顔グラフィック、さまざまな工夫を凝らして随所に挿入されるカットイン演出、
そして『ガオガイガー』と『ゴライオン』、『ラインバレル』と『ガンダムW』、『ファフナー』と『SEED DESTINY』、『ガンダムAGE』と『ナデシコ』など、版権作品の根幹の部分に大きく関わる大胆なクロスオーバー等に定評がある。
参戦作品やシステム等について、本家の実験台と言われることもあるが、それが結果としてファンの心を掴んでいる。
脚本に関しては、『L』以降の作品からは関わったライターをすべて公表する様に変わっている。

  • トーセ
『COMPACTシリーズ』(『IMPACT』も含む)や『MX』、『A PORTABLE』を担当。
そのため、以前は単発スパロボといえばトーセともよく言われていた。
機体グラフィックの立ち方が格好よく、そしてダイナミックな戦闘演出が特徴で、格闘武器には特に力が入っている。
マップ兵器はエーアイスパロボと同様に戦闘アニメが用意されている。
現在は版権スパロボに代わり、主に『OGシリーズ』を担当している。

  • さざなみ
『XO』以降の「3Dスパロボ」を担当。(『GC』はアトリエ彩とエーアイ)
機体やマップの仕様など、他のシリーズとは一線を画すシステムを採用している。
3Dによる戦闘アニメは作品を重ねるごとに進歩しており、『魔装機神シリーズ』と同様にスパロボの新たな可能性を感じさせる。
また版権BGMのクオリティとアレンジにも定評がある。

  • モノリスソフト
『無限のフロンティアシリーズ』を担当。
バンプレストから移籍したディレクターの森住惣一郎氏による、様々なマニアックな小ネタは評判になっている。
NAMCO×CAPCOM』と『PROJECT X ZONEシリーズ』はクロスオーバーやシステム等、スパロボに近い部分も多い。
同社の『ゼノサーガシリーズ』のキャラクターもそれぞれの作品にゲスト出演している。
また、本作以降の『ゼノシリーズ』には『OGシリーズ』のシナリオライターである竹田裕一郎氏が参加している。

『ナムカプ』から『PXZ』にかけてストーリーに連続性があり、『OGシリーズ』との繋がりもとても強い。
詳細は後述の「OGシリーズの発展」にて。


この他、

『64』と『リンクバトラー』を担当した「招布」(前者はエーアイと共同)

『スクランブルコマンダーシリーズ』を担当した「エヌケーシステム」と「ベック」

『X-Ω』を担当した「セガゲームス」

といった開発元がある。

また、「フロム・ソフトウェア」が開発した『Another Century's Episodeシリーズ』はバンプレスト→バンダイナムコゲームスが販売している。


●クロスオーバーって最近よくやってるよね、それとはどう違うの?


プレイして感じる雰囲気は「パロロワ系SS」とか「出てくるネタが全部分かるニャル子さん」と言えば大体合っている。

しかしスパロボがこれらの二次創作物と一線を画すのは、「公式に許可を得た二次創作物」という所。
つまり版権を借りて制作しているのである。
作品を借りるのは決してタダではない。おそらくン万円どころではないだろう。
数十作品分となれば、その版権料はきっと恐ろしい額になるはず。

スパロボシリーズの源流となる『コンパチヒーローシリーズ』もまたクロスオーバー系ゲーム。
ウルトラマン、仮面ライダー、ガンダムの決して交わらない三者が共演するゲームである。
当時スパロボはコンパチの一部だったので、スパロボを語るにはコンパチは欠かせない。

制作時に当時のバンプレスト社長である杉浦幸昌氏は、各版権元の会社にお礼参りに行ったのだと言う。
当時はアニメヒーローの共演はタブーであったのだが、杉浦幸昌氏の幅広い人脈と厚い信頼によって版権の使用を認められたのだとか。

スパロボシリーズは、本来共演が「ありえない」ヒーロー達が集う奇跡の共演と言う事、これは我々ファンは忘れてはいけない事だろう。


●スパロボのあらましと「実験室のフラスコ」


こうして1990年にコンパチヒーローシリーズ第一作『SDバトル大相撲 平成ヒーロー場所』が発売、
ヒーロー達の共演というコンセプトは大いに受け大ヒット。
そしてコンパチシリーズの流れを汲む作品として1991年に発売されたのが、初代である『スーパーロボット大戦』であった。
コンパチとスパロボは言わば兄弟なのである。

ちなみに初代スーパーロボット大戦はHD版がPSStoreで発売中であるため、興味があれば試しにやってみるのもいいだろう。

コンパチヒーローシリーズ の各作品の詳細については、リンク先から見ていただきたい。


そんなコンパチシリーズの中には後にスパロボでネタを拾われたものも存在する。
それが『ヒーロー戦記 プロジェクト オリュンポス』である。ストーリーはこうなっている。

惑星エルピス。そこにはヒーローたちが存在しており、ガンダム大陸、ウルトラ大陸、ライダー大陸に分かれて暮らしている。
予知能力を持つ主人公ギリアム・イェーガーは彼らヒーロー達と共に、各作品の悪役が勢揃いしたテロリスト集団と戦う。
しかし熾烈な戦闘の最中、ギリアムは少女を助けるために崩れゆくビルの中へ飛び込み、行方不明となってしまう。
悲しみにくれるヒーロー達、しかし新たに建国されたテロリスト国家・ネオアクシズの世界征服の魔の手がせまる。
ヒーロー達はネオアクシズ支配者・アポロン総統の正体を暴く。だが彼の正体は行方不明になったギリアムであった!
そしてギリアムは世界征服に至った理由を語りだす…。

「オレには予知能力があった…未来を垣間見ることが…できた。そして…その未来は暗雲に包まれていた…」
「おかしいとは思わないか?モビルスーツ、怪獣、サイボーグ、更には異星人までも一つの世界に存在している。こんなデタラメな世界が自然に存在するはずがない!!」
何者かがこの世界を人工的に造りあげた…この世界は実験室のフラスコなんだ…そして実験は…失敗したんだ」

ヒーロー戦記はシリーズの特徴「クロスオーバー」にメタ視点で切り込んだ作品なのである。
本来は決して交わらないはずのヒーロー達が、バンプレストのゲームとして一同に集う。


そして「実験室のフラスコ」の意味はこうなっている。
ヒーロー達が生きている世界・惑星エルピスは、彼らにとっては現実世界ではあるが
プレイヤーである我々にとってははデタラメでツギハギされた物語世界である。
釈迦の掌で飛び回る猿のように、実験室で混ぜこぜされて製造された物語世界で戦うヒーロー達。

そう、コンパチシリーズもスパロボシリーズも「実験室のフラスコ」なのである。
そしてこの何者かによって造られた世界「実験室のフラスコ」の考え方はスパロボシリーズにおいて非常に重要な考え方になる。


●コンパチについてはよく分かったけど、スパロボの方は?


第一作である初代は、マジンガーシリーズ、ゲッターロボシリーズ、ガンダムシリーズに連なる作品だけであった。
この三作品が後の「スパロボ御三家」である。
ストーリーというか世界観は正直無いに等しかった。

「正義のロボット軍団と宇宙の侵略者ギルギルガン軍団が戦う」
後によく言われる「いつものスパロボ」を知ってる人から見たら、少々違和感があるかもしれない。


そんなスパロボがシリーズとなったのが『第2次スーパーロボット大戦』。
これは後にスパロボ旧シリーズと呼ばれるシリーズの始まりである。

旧シリーズは
「ロンド・ベル隊」と呼ばれるガンダム・マジンガー・ゲッターの混成部隊と
「DC(ディバイン・クルセイダーズ)」と呼ばれる軍事組織、そして
「インスペクター」「ゲスト」と呼ばれる異星人勢力との大戦を描く全4部作。

地球の軍事力を狙い対立する銀河の2大異星人勢力。
異星人の侵略に対抗すべく地球の武力制圧を目論む軍事結社DC。
地球の平和を守るためにヒーロー達が立ち向かう。

お気づきだろうか。そう、
地球人の内乱と侵略者に自軍部隊が立ち向かう」と言うストーリーも
原作のストーリーをなぞりながら独自のストーリーを進む」テイストも
全ては旧シリーズが始まり。現在のスパロボの基本は旧シリーズが始まりなのである。

この大まかなストーリーの流れは、どれだけストーリーが難しくなっても
20年以上変わらない「いつものスパロボ」として親しまれる事となっていく。


ここまでの話をまとめると

  • スパロボとはヒーロー達の本来ありえない夢の共演お祭りである。
  • スパロボが成り立っているのは版権元のご好意の賜物である。
  • スパロボの根っこはごく単純な「正義と悪の戦い」である。

単純明快に言えば黄門様のようなものかもしれない。



②楽しいスパロボ講座・バンプレストオリジナル編


●「お祭り」を盛り上げるオリキャラ達


1995年、『第4次スーパーロボット大戦』の発売で旧シリーズは完結。
初代、第2次から第4次までこれほど息の長い作品となったのは、ひとえにファンの心をグッと掴んだからだろう。
クロスオーバーという「お祭り」は大盛況だったのである。

そのお祭りを牽引してきた一陣の疾風、
それがバンプレストオリジナル作品の『魔装機神サイバスター』である。

バンプレストオリジナルとは何か?
これはその名の通り「オリジナルキャラ」と「オリジナル設定」のことを意味している。
「オリキャラかよ…自己満乙」とか思う人もいるかもしれないが、少し待って欲しい。

オリキャラ・オリ設定はスパロボの縁の下の力持ち。地味だがとても大事なものなのである。


●オリキャラって要るの?


初代スパロボが発売された1990年代初頭と言えば、
勇者シリーズエルドランシリーズナディアテッカマンブレード等々。
一応、アニメでもゲッターロボ號が放送されてはいたものの、マイナーアニメ止まりだった。

実はスパロボは往年のファン、いわゆるオッサン向けだったのである。
これは当時の子どもは困惑でしかないだろう。知らない作品ばかりだし。

そこで子どもや初見さんでもゲームに入り込んで楽しめるようにオリキャラが配置されたりするのである。
試しに「サイバスター」でググって調べてみると分かるが、溢れ出る90年代臭が出迎えてくれるハズ。


また、オリキャラやオリ設定はクロスオーバーの調整役でもある。
版権キャラはそれぞれ別作品の出身。本来接点などあるはずのないキャラを時にはオリキャラが仲介しないと話が進まないし、
極端な場合はオリ設定を入れないと原作で重要なイベントがそもそも成立しなくなってしまう。
どういう事か分からない?では例を取ってみよう。

例を取るのは2014年発売の『第3次スーパーロボット大戦Z 時獄篇』。
今作の目玉はずばり「アクシズ落とし」、つまり逆襲のシャアである。

地球を守るため共に戦ってきたグラサンノースリーブことクワトロ大尉が、何故に地球潰しを行おうとするのか?これが本作最大の謎である。
さて、アクシズ落としは一大イベントでありガンダム勢の見せ場でもある。

しかしここはスパロボ。皆が主人公。小惑星程度は造作もない奴らはゴロゴロ転がっている。
少なくとも木星をぶった切った真ゲッター、惑星サイズと戦うガンバスター、銀河を持って投げる(?)グレンラガン辺りは余裕で割れる。
原作のように「核ミサイル」クラスの攻撃で壊れるのであればマクロス7やマクロスFも余裕の範疇に入るだろう。
…そう、クロスオーバーであってはいけない「踏み台」が起きてしまう。
これではガンダムファンは理解もできないし納得もできないだろう。


これを回避してバランスを取るのがオリキャラでありオリ設定なのである。
オリキャラ・オリ設定は各作品の不公平を調整する役割を持っている
そのため時にオリキャラが話の中心に来やすいのもスパロボの特徴と留意しておこう。

ちなみに今回のアクシズ落としの場合でもちゃんと「破壊してはいけない理由」と「押し返してはいけない理由」が提示されている。
それにはスパロボZシリーズにまつわる設定が絡んでいるのだが、それは是非とも実際にプレイして確かめて欲しい。


●主なキャラクターデザインなど


『魔装機神』から『第2次OG』にかけて、多くのキャラクターを河野さち子氏が手がけてきた。
その後はスパロボでの仕事を休業し、本職のアニメーターとして活動していたが、『X-Ω』から復帰した。

『COMPACT3』や『J』以降の携帯機シリーズでは糸井美帆氏が担当。
現在は河野氏に代わり主に『OGシリーズ』を担当している。

『L』以降の携帯機シリーズや『第2次Z』ではChiyoko氏が担当。
「描き下ろしクリアファイル3種セット」の可愛らしいイラストも手がけた。

『魔装機神シリーズ』では河野氏に代わり下山剛史氏と渡邊亘氏が担当。
渡邊氏は『X-Ω』を経て本家の『V』を担当し、「描き下ろしクリアファイル3種セット」のいろいろ際どいイラストも手がけた。

『COMPACT2』『A』『NAMCO×CAPCOM』『無限のフロンティアシリーズ』『PROJECT X ZONEシリーズ』は斉藤和衛氏が担当(いずれも森住氏が関わる作品)。
この中で『C2』『A』『ムゲフロ』の公式イラストは河野氏が手がけており、中には『ナムカプ』と『ゼノサーガ』のキャラクターも含まれる。
この他、斉藤氏はアルトアイゼンなどのメカニックデザインも数多く担当している。


ちなみに他のデザイナーによるキャラも、『OGシリーズ』や『魔装機神シリーズ』では立ち絵とカットインの雰囲気を河野氏の絵柄に寄せている場合がある。
また、パンツ先生こと春山和則氏は、『ムゲフロ』と『PXZ』において立ち絵とカットインを河野氏の絵柄によく似せて描いている。


●OGシリーズの発展


「20年以上スパロボ作ってたら、オリキャラいっぱい出来ちゃった。」
「もうオリキャラだけで一本ゲームが作れるんじゃない?」

こんな考えが後に旧、α、Zなどの王道シリーズとは別のシリーズ、
すなわち『ORIGINAL GENERATIONシリーズ』に繋がっていくことになる。
リメイクである『スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATIONS』は、今日のOGシリーズの原点と言える。

旧シリーズと繋がりのある『魔装機神シリーズ』も、OGシリーズの設定に改めた上でリメイクされ、続編も制作されている。


OGシリーズの派生作品として『無限のフロンティア』も制作され、深い繋がりを持っている。
更には類似したクロスオーバー作品である『NAMCO×CAPCOM』のある種の後日談ともなっている。

後に続編の『無限のフロンティアEXCEED』や『PROJECT X ZONE』では、
OGシリーズ・ムゲフロ・ナムカプ、そして『ゼノサーガシリーズ』を始めとした各作品のキャラクターの共演が実現している。
ある意味でモノリスソフトのゲームの集大成とも言えるかもしれない。

そして『ムーン・デュエラーズ』は『PROJECT X ZONE 2』に未参戦のスパロボキャラに関して補完が行われたり、あるモノリスキャラの小ネタがあったりと、お互いの繋がりをより深めている。


スパロボと深い関わりのある作品として『Another Century's Episodeシリーズ』も挙げられる。

A.C.E.シリーズはアクションゲームだが、スパロボと同様に他作品のキャラクターが共演しており、1作目にはゲシュペンストも登場している。
A.C.E.2』や『A.C.E.3』では、キャラクター同士が版権の壁を超えてフルボイスで会話しているのも特徴である。
A.C.E.R』にはバンプレストオリジナルのキャラがOGシリーズの設定で登場し、本作の出来事も歴史に組み込まれている。
第2次スーパーロボット大戦OG』に登場した量産型ゲシュペンストMk-Ⅱ改の換装形態の一部は『A.C.E.P』が初出となる。
ただし権利は若干不透明な部分があるらしく、ACEの世界に渡っていた事を「詳しくは話せないが」とド直球のメタ発言で表現していた事がある。

その他にも『スーパーロボットスピリッツ』『リアルロボット戦線』『リアルロボットレジメント』といった作品がある。
これらはスパロボとリンクしている設定が多くあり、ここで初出の要素が逆輸入の形でスパロボ側に組み込まれたりもしている。



③楽しいスパロボ講座・世界観編


●広がる世界


上記の解説でスパロボはお祭りゲーということは理解して頂けただろうか。

各作品のキャラクター達は「本来はお互い出会う事が無い」関係性にある。
そしてスパロボとは、各作品をパッチワークした物語世界「実験室のフラスコ」である。
くどい?いやいや、この考えは重要なのです。

「実験室のフラスコ」であるヒーロー戦記の世界・惑星エルピスは、
「ウルトラマン」「仮面ライダー」「ガンダム」の三大ヒーローが集う世界だった。
この交わらない三者が作為的に集められ、造り出された世界が『ヒーロー戦記』の物語世界である。

ならば彼らヒーロー達にも、それぞれ元居た作品の世界があるのではないか?

察しの良い方なら何の話が分かって頂けただろう。それが「平行世界」である。


●スパロボ世界観は平行世界構造


簡潔に結論を話そう。

スパロボの世界観は「平行世界群構造」である。
(我々が「物語・原作」と呼ぶ)ウルトラマン、仮面ライダー、ガンダム、マジンガー、ゲッター…といった様々な異世界が数多く実在し、
大いなる謎の意思によってこれら一つ一つの異世界が融合したのが(我々がプレイする)コンパチ・スパロボ世界なのである。

平行世界を記号にするとこのような感じになる。
プレイヤー・スタッフ他現実≫(越えられない創作の壁)≫大いなる意思≧作品世界の住人=スパロボ世界の住人

オリジナルと複数の版権作品が同じ世界の住人になっている
ある版権作品のキャラクターが原作世界もしくはよく似た平行世界から転移してくる
等の展開がある。

また、キーパーソンは版権キャラクターの運命=原作における結末を知っていることが多い。

近年では、Zシリーズにおける「多元世界」が記憶に新しい。
Vに至っては単独作品で3つの並行世界を渡り歩きながらという形でシナリオが進んでいく。


これによって一体どんな事態を引き起こすのか?
本来いた作品世界に別世界のキャラが加わることで、原作で辿る結末とは別の結末に至るのである。

これがスパロボ名物「スパロボマジック」であり、いわゆるif展開(ifルート)と呼ばれるもの。
有り体に言えば運命が変わってしまうのである。
「原作の悲劇の回避」、これこそがスパロボの最大の楽しみと言うプレイヤーもいる程に重要な要素となる。


スパロボマジックで運命が変わった人を挙げてみると

カミーユ・ビダン(機動戦士Ζガンダム)
TV版では戦争のストレスに追い詰められていき廃人化。
スパロボでは健やかに育ち、精神崩壊を回避。
他のMSパイロット(シン・アスカ等)を導くリーダー的存在に成長していく。

碇シンジ(新世紀エヴァンゲリオン)
駄目な大人に囲まれてネガティヴに突き進んだ彼だったが、
スパロボでは頼れる大人が増えて、人類補完計画も叩き潰せる。
なお、この変化は庵野監督が頼んだもの。

この2人は一例としてよく挙げられるが、スパロボマジックを受けた人の数は枚挙に遑がない。
人間、環境でも変わっていくと言うことなのだろう。

また、一部では死の結末を越えて生存する事もある(いわゆる「生存ルート」と呼ばれるもの)。
特に原作を準えるだけで死亡者が多いファフナー組が顕著であろうか。

ただ忘れないで欲しいのは、変わるといっても決してプラス方向だけでは無いこと。
本来はいない人物の妨害を受けたり、その身に滾る野心を更に暴発させたりする輩も出てくるのである。
コイツとか。

詳しくは「スパロボ補正」も参照していただきたい。


参戦作品の中には、「いるだけ参戦」と呼ばれる面々も必ずと言ってもいいほど存在する。
それらは、プロローグで既に決着をつけている設定だったり、前作でシナリオを終えていたり、そもそも原作の敵勢力が一切登場しなかったりするパターンが多い。

しかしストーリーにはしっかり絡むので、決して「いない」訳ではない(例外も若干あり)。
むしろ、そういったキャラクター達が活躍する場面がとても多いのも、スパロボの魅力となっているのである。



④楽しいスパロボ講座・ダイナミック編


●受け継がれる「お約束」


スパロボはクロスオーバー作品である。
幾つもの物語が複雑に絡み合い、時には互いに影響を与え合い、最後は一つに収束する。
言うなればオーケストラのようなもの。まさに完全調和(パーフェクトハーモニー)。

しかし、そのメインストーリーは現在に至るまで変わっていない。
「地球人の内乱と侵略者に自軍部隊が立ち向かう」、いつものスパロボと呼ばれるものである。
テンプレ乙、マンネリ、飽きた、お約束、黄金パターン、色々言われてるがなんだかんだ愛されている(…ハズ)。


このテンプレはいつから出来たのか?
それは先ほど解説した通り、初期の旧シリーズから始まっている。

ではこのテンプレはなぜ出来たのか?
それにはスパロボの重要なウェイトを占めるロボットアニメに触れなければならないだろう。


●ロボットアニメは戦いの歴史


正直な話、ロボットアニメとは玩具を売るためのものである。
誰がいったか「30分の宣伝CM」。ロボットアニメとは玩具メーカーの思惑と共にあった。

売るためにはどうすれば良いか?
色々カラフルにしてデザインを派手にしよう!
そしてアニメにして異星人とか悪い奴らと戦わせよう!

…となっていった。昔からキャラクター商売だったのである。


人間というのは戦うことが大好きらしく、何をするにしても対立的になりがちなもの。
きっと根っこではバイオレンスな生き物なのだろう。
なのでロボットというパワーの象徴を扱う以上、ロボットアニメのバトル化は避けられなかったと言える。

マジンガーZが初登場した1972年から2015年現在の多種多様なロボット作品に至るまで、
大体の日本人の認識は「ロボット=バトル、プロレス」で染み付いている。

ロボットアニメは戦いと深く結び付いたジャンルであるのは確かである。
ロボットアニメの主軸がバトルである以上、ストーリーが「いつもの」となるのは当然の帰結と言えよう。


そんな平和のインテリジェンスを微塵も感じられないロボットアニメ業界だが、
スパロボとは切っても切り離せない大変重要な関係にある集団がある。

それこそ、日本初のスーパーロボットであるマジンガーZを生み出した、
バイオレンスな漫画家集団こと「ダイナミックプロ」である。


●ダイナミックでバイオレンス

ダイナミックプロで有名な人物は、
『マジンガーZ』はもちろん、かの伝説的作品『デビルマン』や『ハレンチ学園』を執筆した永井豪氏。
ゲッターロボ・サーガ』が代表作、俺たちの戦いはこれからだ!知ってる人は知っているドワォ石川賢氏。
日本の創作に於いて決して小さくない影響を与えた偉大な人物である。

以下の事例のように、スパロボとダイナミックプロは、
ダイナミック無くしてスパロボ無しと言えるほどに関係が深い。


●スパロボとダイナミックプロ


マジンカイザー

旧シリーズ当時のスパロボは往年のファン向け、オッサン向けだった。これは上記の説明通り。
そのためゲームとしての難易度は少々高め…いや、かなり高かった
子供にはプレイが難しく、設計された高難易度のようで調整ミスのような何かだった。

その苛烈なバランスの中で悲しみを持ったロボットこそ、マジンガーZである。
序盤から出てくる割には「ゲッターロボ→ゲッターロボG」や、「ガンダム→νガンダム」のようにパワーアップを含む乗り換えが無かった故*8
改造しても限界のある性能でしか無かった。
そのため避けないばかりか自慢の防御力は一撃で持って行かれ、
必殺技の攻撃力は途中から役立たず、一時期は鉄屑とも呼ばれていた。

その最大火力はνガンダムと同等。
νガンダムが悪いとは言えないが、正直なところ、神にも悪魔にもなれる(笑)である。

『新スーパーロボット大戦』では『マジンパワー』という特殊能力がつき一気に強くなったものの、
消費ENも増大してしまい、元々の燃費の悪さが段違いになる、ロケットパンチも二発しか出せないと散々だった。


さらに悪い事に、当時は原作の声優陣を呼んでスパロボで新たに音声を収録を始めた黎明期だったにも関わらず、
マジンガーシリーズ三部作の最終作『UFOロボ グレンダイザー』の主人公デューク・フリードを演じた富山敬氏の急逝により、収録不可能という事態に陥ってしまう。
これにより、マジンガーチームからダイザーを強制離脱せざるを得ないというチーム全体の弱体化まで起きていた。

現在では亡くなられた声優に関しては代役を起用するか、過去作から音声を流用するなどして収録している


これでは初代スーパーロボットの示しが付かない!
そして『スーパーロボット大戦F完結編』の時、マジンガーZにテコ入れをすることとなった。

ガンダムに対するνガンダム、ゲッターロボに対する真ゲッターロボのように、
マジンガーにも新しい機体を用意しよう!バランス調整しろよ
(フォローしておくと、ザブングル以降は主役機の乗り換えが流行ったというのもある)

こうして「マジンガーZにゲッター線を浴びせた」と言う設定(当時)で描き下ろされた
新たなるマジンガーこそが「マジンカイザー」であった。
スパロボオリジナル設定で新しいマジンガーが完成したのである。

後にマジンカイザーは改めてダイナミックプロのOVA作品『マジンカイザー』に逆輸入された。
スパロボとダイナミックプロの親交の深さを伺えるエピソードである。


マジンカイザー以降、他作品でも原作サイド協力のもと、オリジナル(半オリジナル)の機体が登場するようになった。
また、設定のみ存在した機体や映像作品に未登場の機体が登場するケースもある。
ちなみに合体攻撃である「ファイナルダイナミックスペシャル」及びそれに準ずる合体攻撃については ダイナミックプロがノリノリで監修 しているとか。

詳しくは「スパロボ補正」の項目も参照していただきたい。


真ゲッターロボ

『第4次スーパーロボット大戦』は旧シリーズの完結編。盛り上がりも最高潮だった。
そこで今までシリーズで出てきたゲッターロボの最終型である「真ゲッターロボ」を出すことに。
元ネタは石川賢氏の漫画『ゲッターロボ號』の終盤から。

しかし問題が発生する。
ゲッターロボは三形態ある変形合体ロボなのだが、
「ゲッターロボ號」にはとある能力のせいで真ゲッター1及び真ゲッター2(の上半身)しか出ていなかった。

そこで原作者石川賢氏直々に、真ゲッター2(下半身も)及び真ゲッター3の描き下ろしが提供されたのである。
これにより真ゲッター3は日の目を見ることとなった。良かったね弁慶!

これも後にアニメ作品『真!ゲッターロボ 世界最後の日』に逆輸入された。

それに反比例するかのごとく当のゲッターロボ號がさらに日陰者となっていくのだが……
まあゲッター線使ってないし、アニメじゃ竜馬達がいないから仕方ないね。


メカギルギルガン

実はスパロボオリジナル設定はマジンカイザーの前にあった。
劇場版で登場した宇宙怪獣・ギルギルガンの新形態「メカギルギルガン」である。

初出は『第2次スーパーロボット大戦』。初見殺し。
ちなみに恐ろしい事に勝手に作ったオリジナルメカだと後にぶっちゃけている。
デュラクシール(*1)といい、当時は現在よりも大らかだったのだろう。


スパロボ皆勤賞

ファンの間ではたまにこんな噂が実しやかに流れている。
「スパロボ新作の発売の度に必ずマジンガー枠を入れなければならない。それがスタッフとダイナミックプロの間に交わされた密約だ。」

基本的にソースの無い眉唾ものの情報のため真偽のほどは定かではないが、
そういう噂が流れる位にはスパロボ新作の度に必ず一つはマジンガーシリーズが一作品以上参戦するのである*9

一説にはスパロボ開発チームのプロデューサーである寺田貴信氏によるダイナミックプロへの感謝御礼ではないか?と言われているが、現在でも理由は不明。
単純に願掛けの可能性もあるが。

他にも○○枠と呼ばれる物はある。
VXTにおける戦艦枠(Vヤマト、Xナディア、Tアルカディア)は有名。
ユーザー間の通称だが、メイオウ枠(MAP兵器が強力な機体)なんてのもある。


その他

スパロボでは原作で不明だった武器や技の名称が初めて判明することも多い。
ダイナミックプロ作品に関しては、原作側が参戦の際に新たに命名したり、渡された資料に書かれてあったりしている。

また、マジンカイザー以外にも、スパロボのジャック・キングのキャラ付けが『真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ』に逆輸入される、といったケースがある。



主だった逸話としては以上が有名である。

実はスパロボの「ヒーローの共演」というコンセプトは、マジンガーの劇場版シリーズから発想を得ている。
(『マジンガーVSデビルマン』やマジンガーVSゲッターロボ等があった)

スパロボとダイナミックプロの結びつきは現在に至るまで続いている。
そしてこの二者が無ければ、間違いなく現在のロボットアニメ界は別の形となっていた筈である。

これら『東映まんがまつり』の延長線上の作品として執筆された小説『スーパーロボット大戦(小説)』には本作の題名が逆輸入されている。
(内容はスパロボシリーズとは無関係)



⑤楽しいスパロボ講座・システム&演出編


●スーパーロボットとリアルロボット


『スーパーロボット大戦』と名付けられた本シリーズ。
しかし、参戦している古今東西のロボットの中には、ガンダムマクロスのように「スーパー」という言葉にそぐわないものも数多く存在する。

そこで提案されたのが、「スーパー系・リアル系」という2種類に分類分けすることである。

主な特徴として、
  • 前者の『スーパー系』に分類される「スーパーロボット」は巨大・硬い・必殺技がある
  • 後者の『リアル系』に分類される「リアルロボット」(*2)は素早い・(比較的)小さい・SF系
等が挙げられる。

もちろん全てそのまま当てはまる訳ではなく、鋼鉄ジーグのように小さくて避けるスーパーロボットもいれば、サイコガンダムのように巨大なリアルロボットもいる。
中にはゴッドガンダムキングゲイナーのように、なかなか厳密には分類できない例もある。
更に言えば、衝撃のアルベルトボン太くん(?)のように「生身ユニット」とされる存在も登場している。

従って、この分類はあくまでも目安として考えた方が良い。


●進化・発展していくシステム


シミュレーションRPGであるスパロボには、他のゲームに類似したシステムもあれば、それらにはない独自のシステムもある。
ここでは、その中でも特に代表的なものをいくつか紹介してみたい。

スパロボで特に重要と言えるシステムが「武器属性」である。
ビームライフルのようなビームを放つ攻撃は「ビーム属性」があり、水中の敵にはあまりダメージを与えられない。
メガ粒子砲のように、マップの広範囲をカバーできる超強力な「マップ兵器」は、周囲にいる複数の敵ユニットを一掃するのに有効となる。

他にも
  • 相手が展開するバリアを無効化して攻撃できる「バリア貫通」
  • 小さい機体が大きい機体にも普通にダメージを与えられる「サイズ差補正無視」
といった特殊な属性も存在する。

また、複数のユニットを組み合わせることができる「小隊システム」が導入されている作品では、
  • 小隊員(味方ユニット)が小隊長(メインのユニット)と一緒に攻撃してくれる「小隊攻撃」
  • 小隊長が敵小隊のユニット全てにダメージを与えられる「ALL攻撃」
等を使用することができる。


そして、スパロボという作品に欠かせないのが「合体攻撃」だろう。
この攻撃は、関連する味方ユニット同士が近くにいる状態で繰り出すことのできる強力な必殺技である。
これにより、原作で描かれたことのある共同攻撃を再現することができる。

中には、
マジンガー勢とゲッター勢が一緒に攻撃する、クロスオーバー作品に相応しい作品の垣根を超えた合体攻撃や、
νガンダムとサザビーが一緒に攻撃する、原作では見る機会がなかった合体攻撃も存在する。

合体攻撃については合体技の項目でもいくつか紹介されているので、そちらも参照していただきたい。


もう一つ、クロスオーバー作品であるスパロボに欠かせないものがある。
それこそが「援護システム」である。

効果は味方ユニットが隣接している際に発動する。
  • 「援護攻撃」:自分の戦闘が終わった後、同じ敵ユニットに追加で攻撃してくれる。
  • 「援護防御」:敵ユニットの攻撃に対し、自分の代わりに攻撃を受け止めてくれる。

援護する際には、他作品のキャラクター同士で特殊な台詞が発生する場合もある。
他作品の敵味方の戦闘で発生する特殊な台詞と共に、本シリーズの醍醐味のひとつとなっている。


ここまで攻撃について述べてきたが、戦闘の中で鍵を握る存在に「精神コマンド」がある。
この能力はRPGにおける魔法のような概念で、種類により様々な効果を発揮するのだ。
その名の通り、パイロットの感情を表した名称となっている。

例を挙げると、
  • 武器や技の威力を1度だけ2倍にする「熱血」
  • 攻撃の命中率を1ターンずっと100%にする「必中」
  • 味方ユニットのHPを一定の値まで回復する「信頼」
  • 戦闘で得られる獲得経験値を2倍にする「努力」
等がよく使用される。

敵パイロットの中には精神コマンドを使用してくる者もおり、場合によっては脅威となり得る。
しかし「部下の激励で気力を上げて覚醒+魂+必中+直撃でMAP兵器連射」「戦艦のMAP兵器に巻き込んでHPを減らした底力L9持ちのボスにひらめきをかけて突っ込ませ、ひらめきが切れたら愛で全回復」などの柔軟な運用をしてくることは少なく、イベントの一部に組み込まれているケースが多い(ステータスにない精神を使用する場合もある)。
代表的な恐ろしい敵としてガウルン等が挙げられる。


旧作では出来なかったり条件付きではあるが、「ゲームオーバーになっても稼いだ経験値や資金や撃墜数を引き継いでリスタートできる」という仕様が存在する。
これを利用してわざと全滅してLV上げや金策を行うプレイスタイルは「全滅プレイ」と呼ばれている。
もちろんそんなことをしなくてもクリアできる作品も存在するが、隠し要素を出したりするときには重要なときもある。

αシリーズ以降は「熟練度」というポイントが多くの作品で登場する。
例えば、「5ターン以内に敵ユニットを全滅させる」という条件を達成した場合、このポイントを入手することができる。
熟練度を貯め続けることで、敵ユニットが強くなったり、経験値や資金が多く手に入ったり、特殊なイベントが発生したりする。
ひたすら取るかまったく取らないかは、プレイヤー個人個人の判断に委ねられる。


原作では死亡してしまうキャラを救うための生存フラグも存在する。
条件は特定の場面で説得する、特定のキャラで撃破する、総撃墜数を一定数までに増やす等がある。

しかし、ルート選択でストーリーが分岐することにより、どうしてもフラグを両立できないことも少なくない。
そのため、たまに眼鏡が割れてしまうのである。
『UX』では周回プレイでフラグを保存できるようになったため、隠し要素の両立が可能になった。


かつてのスパロボには「カラオケモード」と呼ばれる、歌詞付きの戦闘アニメを見ながら楽しめるサウンドテストがあった。
その詳細についてはリンク先を参照していただきたい。


●作品を彩る演出


スパロボでは敵ユニットを撃破する際、使用した武器によっては最後に特殊な演出が発生する場合がある。
トドメ演出」と呼ばれるその存在は、かつては数が少ないこともあり、それほど目立つものではなかった。
その後、容量の増加や技術の進歩によりアニメーションが豊富になり、現在ではシリーズに欠かせない存在となったのである。

特に『サルファ』や『スーパーロボット大戦W』はトドメ演出にとことん拘ったことで、プレイヤーから高い評価を得ている。
今後の作品においても、その演出は更に進化し続けることだろう。


ある時期からは、女性キャラのカットインに「乳揺れ」が描写されるようにもなった。
なんと、原作ではそういった描写のなかったキャラクターまで揺れている場合もあるのである。

好みは分かれると思われるが、ある意味で最も注目される要素のひとつと言えるかもしれない。


戦闘以外でも、会話シーンにおいて「DVE」(ドラマチック・ボイス・イベント)が時折流れる。
原作の台詞を再現したものの他に、完全なオリジナルの台詞や他作品のキャラ同士の会話が音声付きで流れることもある。
たまに「なぜそこがDVE!?」というネタ気味なものもあるので必聴と言えるだろう。

また、中断セーブを行い「やめる」を選択すると「中断メッセージ」が流れる。
種類は豊富にあり、どれが流れるかはランダム。
そのため、ひたすら中断を繰り返すプレイヤーも少なくない。

内容としては、殆どはギャグやネタ的なものとなっており、プレイヤーを労ったり、
次回予告風にナレーションをしたり、中の人ネタ一人多役を披露したりと多種多様である。









最後に


『スーパーロボット大戦シリーズ』の解説、如何だっただろうか。
既にプレイした方々には、ちょっぴり物足りない項目かも知れない。
でも初心者の方に少しでも興味を持って頂けたなら幸せである。


スパロボの名物プロデューサーである寺田貴信氏はこう語っている。
「スパロボで得た人気を作品に還元するのが役目である」と。
スパロボとはファンのためのゲームなのである。

実際に、知名度を上げて人気を得た版権作品の中には、
後にディスクやフィギュア等の関連グッズが積極的に販売されたり、新作ストーリーが制作されたりするケースもある。

また、インタビューやイベントにおける話で分かるように、
作品とそのグッズの宣伝という意味合いも込めてスパロボに初参戦・再参戦している例もあり、影響力は多かれ少なかれあると思われる。


ほんの少しでも興味を持った、とか好きな作品が今度出るんだ!
と言うことになったら、ゲームショップに行って是非手を伸ばしてみては如何だろうか?



ただし、一つ注意点が存在する。

原作とスパロボは、それぞれ一次創作と二次創作に当たる。
そのため、お互いをひとまとめに扱う事が出来ない。

確かに影響し合う部分も少なからずあるのだが、やはり原作は原作、スパロボはスパロボとあくまでも別物なのである。


原作ファンの中には二次創作自体を好まなかったり、スパロボ参戦を快く思わなかったりする人も当然いる。
これは主に原作のキャラクターや展開が、特殊なキャラ付けや話の都合により改変されることを懸念してのことである。

事実、原作よりも更に悲劇的な結末を辿ってしまった事や、原作と異なる印象を与えてしまった作品やキャラクターも少なからず存在している。


作品をスパロボで知ったからと言って、無闇に原作ファンの集まりに突撃したり、スパロボだけの知識やネタを語ったりしないように!

スパロボは決して作品を参戦させてあげているのではなく、作品に参戦していただいているということも忘れないでいただきたい。


特定の作品が好きという気持ちは一緒である。
場の空気をよく読んで住み分け、マナーを大切にしていきましょう。





追記・修正は
ギルギルガンを説得して間接無効グランゾンを撃墜してネオグランゾンを倒してシュウの章を出してネオグランゾン×3を核バズで沈めてから
デビルゴステロと戦ってそれも私でまたネオグランゾンボコってナイチンゲールと殴り合いしてイデエンドを迎えた後に
バッドエンドでもの悲しくなって破界篇10周して最強ガイオウ様を倒して時獄篇5周して至高神Zをフルボッコしてからお願いします。

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(*1) 「ガンダムを元にした」という設定があったオリジナルロボット。あまりにデザインがガンダム過ぎたため、後に頭部がリデザインされ設定も「ヒュッケバインを元にした」となった。
(*2) 代表的な作品はガンダム系やマクロス系。

最終更新:2021年12月10日 21:47

*1 当時大人気だったいわゆるSDガンダムの世界。ロボット族とでも言うべき自我を持った者達。

*2 背面>側面>正面の順に威力や命中率や回避率が上がる。

*3 といっても必ずプレイしないと話が分からなくなる訳ではない

*4 そしてあしゅら男爵の機械獣軍団が壊滅した。

*5 サービス終了から半年後、ついにTVアニメの放送が開始された

*6 X-Ωにおけるギャバンやゴーカイジャーと異なり、TV放映中の参戦という偉業を達成した

*7 レビとジュデッカの初登場作品は「スーパーロボットスピリッツ」というR-1と版権ロボット作品による格ゲーであった。ちなみにまだスパロボ本編に出ていなかったザブングルが参戦していた。

*8 無印2次ではグレートへの乗り換えがあったが、3次以降剣鉄也の登場でそれもできなくなった。

*9 UXでマジンガーZの皆勤賞はなくなったが、マジンカイザーSKLは参戦している。