登録日:2011/05/12(木) 02:13:11
更新日:2024/02/19 Mon 18:10:49
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ストリートファイターEXは、1996年に、アリカが開発し、カプコンが発売した
ストリートファイターシリーズである。
ナンバリングには含まれない外伝作品で、シリーズ初の3D作品でも有る。
◇ストーリー性
サガットのトランクスがII仕様なのにタイガーブロウを使っていたり、
ベガは体型がZEROなのに技構成はIIだったり、
リュウが赤鉢巻きなのに女子高生の
春日野さくらが登場したりと、『II』と『ZERO』の中間のような設定になっている。
また、EX2以降は
豪鬼が登場しないため、一時期ネット上で「EXシリーズでは豪鬼が死亡した」という噂が流れていたが、
これは
根も葉もないデマであり、アリカの代表取締役である三原氏が後に公式に完全否定している。
本作オリジナルキャラが多いが、カプコンではなくアリカ側に著作権が有る為、VSシリーズは愚か、
EXシリーズ以外のストファイシリーズにも外部出張出来なくなっている。
外伝であることも含め、「EXは本編とは無関係なパラレルワールド」と推察されることもある。
(但し、ZERO3等のように明確にパラレルワールドと明言されているわけではない。
また、カプよんやカプコンデザインワークス等、一部のカプコン関連の書籍には登場している。)
◇シリーズ作品
アーケード版はEX2 PLUSまでで、最終作のEX3はPS2でのみ発売されている。
- アーケード
- ストリートファイターEX(1996年12月)
- ストリートファイターEX plus (1997年3月)
- ストリートファイターEX2(1998年5月)
- ストリートファイターEX2 PLUS(1999年7月)
- 家庭用
- ストリートファイターEX plus α(PS・1997年7月17日発売)
- ストリートファイターEX2 PLUS(PS・1999年12月24日発売)
- ストリートファイターEX3(PS2・2000年3月4日発売)
◇システム
必殺技やスーパーコンボを別のスーパーコンボでキャンセルできるシステム。
格ゲーでは初搭載。派手なコンボができるということで話題になり、後に本家へも取り入れられた。
ゲージを消費して同じ強さのP+K同時押しで発動するガード不能攻撃。
ヒットすればしばらくよろめかせることができ、コンボを叩き込める。
EX2からはスーパーキャンセルで発動する「キャンセルブレイク」も搭載された。
EX3では廃止され、ゲージ消費無しで発動する中段技の「ハードアタック」に置き換わった。
EX2から登場。「エクストラキャンセル」の略。
ゲージを消費して違う強さのP+K同時押しで発動する、いわゆるオリジナルコンボのようなもの。
一定時間、通常技や必殺技を繋げ放題になる。
ZERO2以降のオリコン同様、コンボの組み合わせによっては猛威を振るい、
初代EXでのストII的な読み合いからゲーム性が大きく変貌してしまったため賛否両論となった。
そのためかこちらもEX3では廃止されてしまった。
EX2 PLUSから登場。3ゲージ消費の派手なスーパーコンボ。
EX3のみ搭載。この作品は基本的に二人組のタッグバトルがメインとなっている。
パートナーとチェンジしつつ同時攻撃するタッグコンボ、
お互い2ゲージ消費して一定時間スパコン連発可能なクリティカルパレード、
強力な合体技のメテオタッグコンボなどが使用可能。
◇主な登場キャラ
EXより登場「リュウ・ケン・春麗・ザンギエフ・ガイル・ベガ・豪鬼」
EX plusαより登場「殺意の波動に目覚めたリュウ・ダルシム・さくら」
EX2以降より登場「ブランカ・バルログ・サガット」
修羅道を突き進む記憶喪失の青年。リュウ・ケンタイプのキャラ。開発当初は主人公の予定だったらしいが、製品版では隠しキャラ。
EXの後、豪鬼と死合いを行ったらしい(ただし、公式によればその後も豪鬼はちゃんと生存している模様)。
また、EX2では血の封印を解かれたほくとによって谷底へ突き落とされ、その際に記憶を取り戻すが髪の毛が白くなってしまった。
尚、カイリ(やほくと達)の母が「武神流の血を継ぐ」とされ、彼もやや武神流に似た技を使う(ただし流派は水神古柔術)ため、
本家本元の武神流であるガイとの対決が期待されていたが、実現されなかった。
組織から離れようとしている、さすらいの用心棒。野球やサッカーなどのスポーツを取り入れた技を使う。
性能的には本家のバイソンと似た技が多い。尚、EXシリーズにはバイソンは登場していない。
本名・オルガー。ガイルの部下であったが、ロレント率いる特殊部隊に重傷を負わされる。
そのキッカケが彼を大きく変え、ガイル(逆恨みに近い)とロレントに対して復讐心を抱く。
尚、EXシリーズにはロレントは登場していない。聖子ちゃん。
カイリの妹で七瀬の姉(ただし、彼女のみ父親が異なる)。水神流古武術の達人。
本当の父は水神家の分家当主だが、幼少時に本家に預けられて本家当主である養父の元で育った。
生き別れた兄を探しているが、実は本家を恨む実父の陰謀により「カイリ抹殺」の思念を植え付けられており、
兄と出会った途端に封印が解けて暗殺者である「血の封印を解かれたほくと」の人格が発動した。
ほくとの裏の姿。本家当主により固く封印されていた暗殺者の思念が解放され、魔性に飲み込まれた性格へと変貌している。
実は彼女は本家の母と分家の父との不義の子であり、虐げられていた分家の怨念が彼女に暗示として掛けられていた。
カイリ抹殺の思念に取り憑かれており、表の姿と比べ暗殺者としての冷酷な技を使う。
EX2では一部の技が表のほくとに統合されており、EX3では表のほくとが試合中に「覚醒」することでこの姿に変化できる。
社内では批判されまくりの三流サラリーマン・西小山三郎。
ある日、お得意先のデパートのアトラクションにかりだされ、ヒーローを演じた時、彼の中で何かが弾けた。
「ヒーローは私だああああ!!」
アラブの大富豪のお嬢様。行方不明の父探し、および優しかった祖父を変えた「シャドルーさん」に会う旅をする決意をする。
ただし性格は底抜けに楽天的で、いつも旅の本当の目的を忘れてすっかり楽しんでいる。
実は祖父はシャドルーの協力者であり、彼女自身は知らないが彼女もシャドルーの幹部候補としてベガから目をつけられている。
また行方不明の父・バルバは後述のサイクロイド事件でシャドルーを裏切ろうとしたことがバレたため監禁されている。
インド最強のレスラー。ザンギエフやオルテガと闘いたいと思っている。
プルムお嬢様のボディーガードで、彼女の気まぐれな世界旅行に同行している。
「インドラ~~橋~!」「イン橋~!」
かつては全米空手界の王者だったが、大会予選でケンに敗北。
「井の中の蛙」と言われてしまう。
「井の中という闘いの中、最強の蛙を目指してやるぜ!」(諺の意味違うよ…。)
彼もいわゆるリュウケンタイプの性能。
後にナムコの「ファイティングレイヤー」に登場したためか、EXシリーズでは登場しなくなった。
白いレオタードが特徴のセクシーなお嬢様。足技や関節技が得意。
プルムと同じく世界中のお金持ちの令嬢が集う「世界お嬢様倶楽部」の会員である。
後にナムコの「ファイティングレイヤー」に登場したためか、EXシリーズでは(以下略
殺意の波動に取り付かれた鬼人。外見が「ヴァンパイア」シリーズのビシャモンに酷似している。
主に乱入ボスとして登場し、身体から無数の刃を放出してすさまじい強さを見せつける。
かつては村を救った英雄だったが、闇に飲み込まれ人ならざる者へとなってしまったらしい。
一部の攻略本では「豪鬼をも凌ぐ実力の持ち主」と紹介されていた。
EX plusで登場。戦闘兵器。青いポリゴン。手抜きじゃん…w
技構成は他キャラからのコピーが中心で、色々な技を使いこなす。
EX plusで登場。戦闘兵器。此方はワイヤーフレーム剥き出し。手抜(
こちらも技はコピーだが、ほぼ全ての技がタメ技になっている。
ただし、彼らサイクロイドは実はシャドルー打倒のためにプルムの父バルバが製造した戦闘兵器らしい。
しかし裏切りがバレてバルバは幽閉され、サイクロイドはシャドルーの手に渡るが、γは研究所から脱走。
そこを「γの行動を阻止する」という指令をインプットされたβが追いかけ……的な裏設定になっている。
EX2から登場。諜報組織のエージェント。銃の扱いに長けている。
幼い頃に両親と生き別れ、自分と同じ薔薇の刺青を持つ女性を探している。
EX2から登場。国に復讐を誓う強化人間。ヒット数の多い技を多数持つ。シャロンと何か関係があるらしい。
ダークヒーロー的な存在であるためか、スカロマニアと対比されており、似通った技がいくつかある。
EX2から登場。新撰組のメンバーみたいな風貌の青年。伝説の村に現れた、伝説の剣士。
悪霊退治を生業としており、鬼人ガルダを追っている。彼の父はかつて村を救った英雄だったらしいが……?
なぜかアーケード版EX2 PLUSでは削除されてしまい、家庭用では復活するも、続編EX3では唯一登場しなかった。
EX2から登場。カイリとほくとの妹。棒術を得意とする。
姉のほくとを慕っており、姉が生き別れた兄を探すため旅に出た事と、彼らが戦いあう運命にあることを知り、
お互いに殺し合う兄と姉を止める旅に出る。平和を望んでおり、いつか3兄妹が仲良く暮らせる日を願っている。
EX2 PLUSから登場。本名「ヴルカーノ・ロッソ」。恋人の仇を追い続ける復讐鬼。イタリアっぽい技名が多い。
EX2 PLUSから登場。発明家の眼鏡っ娘。父の発明品の強化グローブ・キャンサーで戦う。
EX3で登場。某国のエージェント。祖国の技術により、対戦相手の必殺技のデータを吸収し、カード化するスキルを持っている。
いわゆるエディットキャラクターで、育成して入手した必殺技を装備して好きにカスタマイズできる。
追記・修正宜しくお願い致します。