豪鬼

登録日:2010/07/20 Tue 18:18:37
更新日:2025/04/19 Sat 17:45:23
所要時間:約 19 分で読めます






滅殺(めっさつ)!!





豪鬼とは、ストリートファイターシリーズのキャラクター。
海外版での名前はAKUMA。名前の変更理由は英語圏の人には「ゴウキ」が発音しにくいためとも、当時問題だった「悪魔ちゃん命名騒動」が海外でも話題になっていてそこから取ったとも言われている。
初登場は『スーパーストリートファイターⅡX』の隠しキャラとしてだった。
圧倒的なラスボスであるベガを一瞬で葬るという衝撃的なデビューで有名になり、現在でも高い人気を誇る。


                                ノ{ノ{ノj
                             {:i:i:i:i:iノ
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                    >-<二二 />―<ヽー‐=二厂ニニニ=-   _  __,,..、-マミ}{/{仏ノ
           _   -=二二二二二二/ /二二二} }二二二ニニ/二二二二- _
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        |\ニニニi^\{                     {ニニニニ/}/}/|
        | \二ハ {                        }八ニニ/}    |



【プロフィール】

出身地:日本
身長:178cm
体重:90kg*1
スリーサイズ:118・84・86
血液型:不明
好きなもの:不明
嫌いなもの:不明
特技:不明
CV:西村知道(ZERO、Ⅲ、CVS、SVC)、武虎(Ⅳ、Ⅴ、6、鉄拳7)


「拳を極めし者」「戦場の亡霊」「殺意を纏いし鬼神」「凶眼の男」「クロールを極めし者」などの異名を持つ、殺意の波動を操る格闘家。
普段は自らの塒としている獄炎島の洞窟で暮らしている。

見た目はリュウケンと同じく道着キャラだが、かなり個性的な出で立ちをしている。
肌は褐色…というより黒ずんだ色をしており、身体からは殺意の波動と思しきどす黒い気を放つ。
頭頂部で束ねた赤い髪と真紅に光る眼が特徴。『Ⅲ』では歳のせいか白髪混じりになっている。
『Ⅴ』ではまるで獅子の鬣のように髪と髭?が伸びて一体化している。通称ポンデリング
『6』では更に歳を重ねたせいか前作『Ⅴ』のスタイルを踏襲しながらも毛髪はほぼ白髪に。
肌も最早浅黒いを超えて土気色と言うしか無いような生気の無い色合いになり、何処か狂オシキ鬼を彷彿とさせる。
勝利ムービーも意識を失った相手の頭を掴んで持ち上げ顔を見つめた後、無造作に放り捨て背を向けつつ歯を剥き出しにして笑顔とも次の戦いへの意志とも言えない悪鬼の如き凄まじい表情を見せながら去るという内容。
物議を醸した前作と比べるとグラフィックの進化もあって断然格好良く、より恐ろしくも迫力ある姿に洗練されたと言っていいだろう。

服装はリュウの道着を黒くしたような物に帯は荒縄で、首に大きな数珠を掛けている。
多くの作品では裸足だが、初出の『スパⅡX』や『Ⅲ2nd/3rd』など一部では雪駄や草履などを履いている。
グローブはリュウやケンと同じ物を使用していたが、『Ⅳ』から手首から拳に掛けてバンテージのように荒縄を巻いている。

性格と言えるほどのプライベート描写は皆無に近く、無口で古風な物言いを貫いているのが一番の特徴。
しいて言えば『6』で黙々と木彫り仏を彫っていたり、兄と同じく魚釣りが好きであるような事が匂わせられた程度*2である。
いずれも根底にはただ只管に強者との死合い(命を懸けた闘い)を望むが故。
それを表してか残り体力で勝利モーションが変わる『6』ではCA使用条件を満たす段階まで削られて勝利すると「これぞ、戦場の死合いよぉぉぉぉっ!!」と大喜びし、逆にパーフェクト勝ちを決めると「おのれ!痴れ者がぁっ!!」と地面を地響きが起きる勢いで殴りつけ相手の弱さに激怒する。
もっともこれが本来の性格なのかは不明(リュウも殺意の波動に影響された際は性格や口調が似たように変化している)

純粋に強さのみを求め、殺意の波動の制御の為に強者を狙い殺す故に、正義感の強い者からは悪とされる。
しかし、サガット、オロといった、闘いにおいて俗世から切り離した同じ考えを持つ格闘家達からは高く評価されている。

●意外と常識人?

死合いの末に対戦相手を屠る事もあり、それ自体が現代ではほぼ全ての国で犯罪扱いの案件なので悪人ではあるものの、
一方であくまでも死合いが目的なので、八つ当たりや物欲などによる無軌道・無差別な殺人行為は見受けられず、一方的な奇襲も(それほど)ない。
そのため戦いに関わっていない日常生活では、浮世離れしてこそいるが割と普通のおじさん。強盗行為なども現状未確認。
登場当初は日常が余りにも謎だったが、現在では道に迷った子供を案内してあげたり、道端で果物を売って生計を立てるなどの描写がある。
漫画では幼少期のリュウを熊を斃して助けたりもした*3

たまに周囲に甚大な被害(森林を消滅させ巨大なクレーターを作る等)を出すことがあるが、本人に悪気はなく、強さを求めた故の結果である。
「殺意の波動」は強者を殺さねば制御できずに己の魂まで食い尽くされてしまうというが、彼をこの被害者とするかは人によって解釈が異なる。

彼にとって死合いこそが至高だが、相手が強者だからといって必ず殺すわけでも殺し合い以外は認めないわけでもなく、
「格闘大会」のような厳密なルールが決まっている場では「郷に従おう」とそのルールを守ってファイトする一面もある。
CAPCOM VS. SNK』ではキムの旦那との掛け合いで「試合は相手が降参した時点で終了」という主張に不服そうだが従っている。
格闘大会で嫌いな相手を事故に見せかけてぶっ殺そうとするヤツも世の中には多い中、必要でなければ殺さないように立ち回ってくれる辺り凄く常識的。
メタ的には殺し合いしか認めない人物だったなら、おのずと物語や因縁が薄くなったり続編に出れなくなって困るので仕方ない
あと、強者の魂でなければ意味がない為、進んで弱者を殺そうとする事はない。(ダンなどには「愚か者」と吐き捨てるものの殺害しない場面もあるので、弱者相手ならむしろ消極的)
特に自分と関係ない人間を気まぐれで助ける事はあっても、無辜の一般人を狙って襲った事など一度もない。

逆に世間一般で悪党に分類される連中や世界の危機に対しては自ら立ち向かう事もしばしば。大体強者なので死合いに丁度いいし。
ただしベガのような手合いに対しては死合いですらまどろっこしいのか、背後からブチのめした事も。
また「鉄拳7」への乱入について、大恩を受けたと感じた人からの願いは、例えその人が既に亡くなっていても実行する事でそれに報いようとする義理堅さが窺える。
NAMCO×CAPCOM」ではより外道な卑劣漢に対して憤りを露わにし、瞬獄殺で叩きのめした挙げ句「下衆めが…去ねい!」などと吐き捨てた事も。
根底には武人としての誇り高さと、力を持つ者としての信念が備わっているのだろう。

ただ豪鬼の意思は半ば「殺意の波動」そのもののそれと化しているらしく、本来の彼の人格がどのようなものだったのかは今となっては謎に片足突っ込んでいる。
上述の子供を助けるエピソードや後述の『CFJ』で隕石を相殺して地球を救ったり、『ウルⅣ』のエレナのエンディングにおいて彼女と記念写真を(嫌々)撮ったり…
こうしてみると案外、兄と似て気の良い男だったのかもしれない。死合いが絡まない場所での空気を読むのも年の功とでも言おうか…
他にもパラレルワールドだが『ポケットファイター』でノリノリでコスプレしまくるはっちゃけ具合を見るに文化的適応力は確実にリュウより上。

ちなみに普段は上述のように果物を採取して炉辺売りしたり、魚を釣ったりと自給自足で生活をしている。

【経歴】

後にリュウ達の師となる実兄の剛拳と共に師匠の轟鉄の下で修行を積んでいた。
しかし強さに執着するあまり、いつしか「瞬獄殺」に辿り着き「殺意の波動」に目覚めてしまう。

この殺意の波動を制御するために激しい修行と研究を重ね、「強い猛者を殺す」という方法に辿り着く。
これを良しとしない自らの師であり「強い暗殺者」でもある轟鉄を「瞬獄殺」で殺し、殺意の波動の制御に成功。兄・剛拳を残し失踪する。

しかしその十数年後、剛拳の弟子を志願して熊に殺されかけていたリュウを発見、熊を一撃で屠ると瀕死の重傷を負っていた彼を剛拳に託し去る。
更にその十数年後、更なる強さを求めた故に兄である剛拳と死合い、これを制す(当初剛拳は死亡したとされていたが、後に瀕死の重傷で仮死状態だった事が後付けで判明)。
そして彼の持つ轟鉄の数珠を奪ってまたもや失踪。

以降も「死合い」を求めて世界を放浪し、猛者を見つけては真剣勝負を仕掛けている。


『ZERO』にてリュウと接触、殺意の波動を目覚めさせ、自分と対等に戦える存在にしようとする。
しかし『ZERO3』で殺意の波動を克服したリュウを見て考えを変え、彼に殺意の波動を超える真なる一撃を求めるようになる。
『Ⅱ』では「世界最強の猛者」と言われたベガを瞬獄殺により一瞬で叩き伏せると、プレイヤーに襲い掛かってくる。
ちなみにリュウとの因縁はまだ『Ⅱ』の時には無かった(『ZERO』は稼働・発売時期上は続編)ので特に見知った様子もないし師匠の仇という話も出ない。

』の時代では白髪混じりになっているが、力は衰えるどころか以前より増している。
生身でエアーズロックを割ったり、生身で深海の沈没船にたどり着き粉砕したりなどもはや人間ではない。
実際、クロスオーバー作品でのモリガンなどダークストーカーズには人間扱いされていない。
更には地球に飛来した超巨大隕石を粉砕したり、手刀で海を真っ二つに裂いたり、怪物よりも怪物な存在である。
これらの描写に合わせ、ナンバリングシリーズの新作に参戦する度にEDでド派手な新技を披露するのがお決まりになっていた。
そして自然が破壊される

派生シリーズの『EX』ではカイリと死闘を繰り広げ、行方不明となっている。そのため『EX2』以降は登場しない。
なお、かつてネット上で広まっていた「カイリに豪鬼が殺害された」という噂根も葉もないデマ
後に開発元であるアリカの副社長である三原氏が公式に完全否定している。

OVA『ストリートファイターZEROジェネレーションズ』や、映画『ストリートファイター 暗殺拳』では
殺意の波動に目覚める前は轟鉄の娘(映画では姪)の さやか という女性と深い仲だったという設定がある。
この作品は海外製作なのだが、海外版においても当初の彼の名は「GOUKI」であり、殺意の波動に目覚めたことで「AKUMA」となったという設定となっている。
日本語版では豪鬼の名前はそのままだが、殺意の波動に目覚めると悪魔の如き姿になるという表現となっている。
また、豪鬼が轟鉄を殺害して失踪する際、既にさやかは身籠っていた。
リュウもしくは同作に登場する 風花 という女性(あるいは二人とも)は、豪鬼とさやかとの間の子供であることが示唆されている。

尚、殺意の波動とは中平正彦の漫画『ストリートファイターZERO』では
「『人の世を乱す者』を倒すために人の世が得た唯一の力である」と解釈されている。

●豪鬼と関わりのある人々

剛拳「人ではおれず、鬼にはなれず…豪鬼よ、お主は甘い男じゃ」
豪鬼「是式が無の拳か!ならば今度こそ黄泉へと去るがよい!」
兄弟弟子にして実兄。かつては瞬獄殺により葬ったと思われていたが、実は仮死状態で生き続けていた。
殺害に至らずとも豪鬼は殺意の波動の制御に成功したのは、恐らく彼の「無の波動」の力による効果と思われる。
剛拳はリュウに殺意の波動を呼び覚ますのを良しとせず、豪鬼は宿願への障害として見ている。
ただしあくまでもリュウに関しての話のみであってお互い憎み合ってはいない模様。


リュウ「俺はお前のようにはならない。他にも道はあるはずだ!」
豪鬼「力を律するなど無駄なこと!すべてを捨てねば届きはせぬ!」
かつては師匠の仇として因縁のあった間柄だが、その師匠が生きていた今となっては無かったことに。
かつて豪鬼はリュウの殺意の波動の素養に目をつけ、自分を倒すだけの強敵になり得るにも関わらず甘さが抜けない事を嘆いていた。
しかし、リュウが殺意の波動を克服して己が拳に開眼した「6」に至っては
「殺意の波動を拒絶しながらも、見事に自分とは異なる強さを会得してのけた。彼奴に倣って殺意の波動を極める道を辞す気は無いが、あれもまた強き者」とリュウの生き様と力量に一目置くようになっている。
リュウもまた、殺意の波動を抜きにして格闘家として「また戦いたい」と、お互いに良き宿敵だと思っている。
中平漫画版では幼少期にゴウケンに弟子入りを志願していたリュウが熊に襲われていたところを助けている。
しかしリュウからは「それだけの実力があったなら熊を殺さずとも追い払う事が出来たはずだ!」と怒りを買った*4
中平漫画版やOVA『ストリートファイターZEROジェネレーションズ』では血のつながりも示唆されている。


豪鬼「既に枯木冷灰の身でありながら、我に死合いを挑むとは!」
元「死合いは未だ終わらぬ… いざ!」
『ZERO』シリーズでのライバルキャラクターにして暗殺者。
「死合いの中で死ぬ」ことを望み、豪鬼との「死合」を楽しみにしている、
『ZERO3』ではCPU戦専用のデモでお互いのスパコンを相殺し合うなど見所も多い。
ただ惜しむらくは彼がすでに病と老衰の身である事。それ故、戦いの最中でさえ衰えていく元に豪鬼も嘆いている。
『V』では豪鬼を「人の道を外れた力」と嘲笑うも直後に「滅殺」された。…ただ、剛拳といった前例を考えるともしかすると、かもしれない…。
影ナル者との対話では「只人の身にて人を超え鬼を超え天へと到る」と考えを改めていた。


  • オロ
オロ「それが殺意のなんとやら、か?若造にしては立派なモンじゃ」
豪鬼「…噂に聞こえし仙人か。口達者も過ぎれば災いとなる」
オロ「拳の道っちゅうのは案外厳しくての、そう簡単に、極められちゃ困るわい。どれ、ひとつワシがもんじゃろ!」
140歳の仙人。豪鬼すら若造扱いしている。オロのストーリーモードでは豪鬼が中ボス扱い。
中平版の漫画では殺意の波動の正体を「殺した者さえまた殺す、余りにも罪深く哀れな果てること無き無限の死闘」と看破している。


兄の弟子。だが昇龍拳打ちまくっても殺意の波動の片鱗さえ出てこない為か、豪鬼からは蚊帳の外扱い。
ケンの方は越えるべき壁としてみているようだが…。*5
だが実際の技の系統や戦闘スタイルなどはリュウよりケンの方が豪鬼に似ていたりする。
おまけに『6』ではケンの現状・そしてどちらも炎技を使うなどといった不穏な伏線も…

  • カイリ
水神流古武術の使い手の青年。
豪鬼と死合をし、なんと見事に勝利を収めた。『EX2』以後、技の一部はカイリが引き継ぎ、豪鬼は未登場となる。
そのせいでアリカの三原氏がコメントするまで、「『EX2』以降は豪鬼が死亡した」と根も葉もない出鱈目がネット上で出回ることになってしまった…。

スーパーストリートファイターIIXでボコボコにする相手。
それ以降の作品でも条件が揃って隠しキャラの豪鬼が登場する際にスパコンで度々ぶっ殺される。
そのせいか『EX』では人物相関図では豪鬼を嫌っているという記述がされていた。
一方、豪鬼からは殺意の波動と同じ闇の力であるサイコパワーに溺れた悪党としてベガを軽蔑するような発言も見られる。
『ZERO』期には既にシャドルーからデータを採られていたらしい。なら『スパⅡX』のベガのあの様はなんなんだ
一部のシャドルー親衛隊の使う「フーリガンコンビネーション」は豪鬼の戦闘データを使った訓練によるものと設定されている。
(登場順では『ZERO』の豪鬼より『スパIIX』でのキャミィの方が先だったが、『ZERO』の時系列は『Ⅱ』より前ではある)
6ではベガ自身は豪鬼に関する記憶を失っているようであるものの、サイコパワーの方は未だに恨みを抱いているようで対決しベガが勝利すると「キサマを砕け、とこの俺の()がたぎるわ!」と言い捨てたりする。

  • アドン
ムエタイの神を自称するタイの格闘家。
かませ犬として扱われる描写が多いが実力は本物で、『ZERO2』のEDでムエタイの試合の防衛戦としてのメインイベントが始まる直前に
玉座に座るアドンの付き人から「真っ黒い道着で赤い髪の男」が突如乱入して防衛戦の相手を倒した事を告げられ、
既に豪鬼のことをリュウと同門と知っていたアドンはムエタイの新たな伝説を残すに相応しい相手として闘いに望む。
顛末は描かれていないものの、プレイヤーへの介入でなくゲームのエピソードとして豪鬼自身が乱入者として挑んでくる描写は非常に珍しく、
相対的にアドンの格を上げる事になった。強さと人気は比例しないのだ

ZERO3ではアドン自身が殺意の波動に興味を示しており、豪鬼のCPU戦で5人目の中ボスとして登場。
ZERO2のアドンEDを踏まえていないのか、この時は一蹴されて終わってしまった。
自身のCPU戦では直接対峙する事はないが、EDでベガのサイコクラッシャーを食らって窮地に立たされている場面で豪鬼が瞬極殺で乱入。
そのままベガは倒され、豪鬼もすぐにその場から姿を消す。
結果的に豪鬼に借りを作る形となり、サイコパワーでさえ一瞬で屠る殺意の波動に対する野心を苦渋の表情でさらに募らせるのだった。
これといった接点が無い割にアドンの行く末を気にして窮地を救っている辺り、豪鬼にも何か思う所があるのだろうか。
(中平漫画版を除けば)ベガの執拗な誘いを断ってるし、特に悪い事もしてないしね。

兄の弟子であったが破門されたサイキョー流師範。
破門されたために弟子としての期間は短く、剛拳の弟子として師事していた時期には豪鬼との面識がない。
ダン自身は父親のゴウの格闘スタイルを事前に見て取り入れており、リュウ・ケン・豪鬼のものと比べて格闘スタイルの差は大きい。
更に豪鬼はダンの事を愚か者と見て相手しておらず、ダンは豪鬼に終始ビビっており、対戦時も絡みはない。
ナンバリングではシリーズ通して特に接点は無いが、外部作品ではやたらと彼からの絡みが増えている。

  • 『スパⅡX』の様に豪鬼に対して瞬獄殺の動作で乱入するも、演出後は自分が倒される(ポケットファイター)
  • まんま瞬獄殺のパロディー技『殉獄殺』を使う(ポケットファイター)
  • 倒したメカ豪鬼に対して激高するダンに対し、妹の「その人は私達の…!」発言からの「完」(MARVEL SUPER HEOES VS. STREET FIGHTER)
  • 豪鬼のEDにて、アポカリプスに改造してもらった姿で挑戦するも豪昇龍拳で一撃でやられる(同上)
  • 挑発伝説LV2の動作の中に豪鬼の勝利ポーズのパロディーが存在(頂上決戦最強ファイターズ SNK vs CAPCOM)

中でも『マヴスト』に関しては、メカ豪鬼との関係性(『龍虎の拳』のパロディーからの「完」なので考えたら負けだろうが)や
豪鬼のEDを完全にギャグ展開にするといった影響まで与える辺り、完全にボケとツッコミの関係性になっている。
『ポケファイ』では豪鬼も十分ボケの部類だが

  • 弟子
『6』のワールドツアーモードにおけるプレイヤーキャラクター。(いわゆる自分の分身となるアバター)
相変わらず獄炎島に住んでいたところに訪れてくるが、事前に告知されていた通り簡単には弟子入りできない。
ルーク・マノン・JPの技を覚え(つまりメインエンディングを見た後)なおかつ初代『ストリートファイター』に登場した烈のミッションをクリアしている事が条件となる。
それでも初めのうちは戦ってもやはり弟子入りを拒否されてしまう。
その後ルークとリュウから戦いの極意を掴み、三顧の礼ならぬ四顧の礼を尽くすことで初めて弟子入りに至る。
多くを語らないのは変わらずプレゼントも「無用!」と一蹴する。
一応は好物(?)であるトリミングばさみもほぼ同様。(でも好感度は上がる)
だがその数少ない台詞の中には間違いなく戦いと鍛錬への鼓舞が込められており、
釣り針をプレゼントされた際には「善い針だ」とほのかな喜びを見せる。かわいい

一部で期待されたスマホでのメッセージのやり取りだが、豪鬼がスマホを持っていないため残念ながら無し。そもそも圏外っぽい
洞窟籠りの身の上であるためか、スタンプも極めし…というわけにはいかなかった模様。


【ゲーム上の性能】

『スパⅡX』で隠しキャラとして登場。
初登場時は通常技も必殺技の隙も非常に小さく絶対に気絶しない*6、ハメ技や永パもいくつも存在し簡単に実行可能。
斬空波動拳が2発同時に出るし、他の必殺技も多段ヒットして威力が高く超性能…等、隠しボスに相応しい胡散臭い性能を誇っていた。
プレイヤー操作時は斬空波動拳が2発同時に出せない等の微弱な修正点を除いて、ほとんどボス性能そのままであったため圧倒的強さであった。
大会などでは使用禁止キャラとして扱われており、あくまでも格ゲーガチ勢のやり込み要素、エンドコンテンツのような存在だった。
その後ゲームバランスを考慮し、プレイヤー操作版は体力を大幅に下げられ、基本性能も見直された。
同時にボス性能版は(基本的には)NPC専用の真・豪鬼となって継承されていく。

プレイヤー操作版は性能が見直されたとはいえ…
  • 扱いやすい上に隙もなく威力が高い通常技
  • 格ゲー三種の神器(波動昇龍竜巻)を高性能完備
  • 空中から放てる反則飛び道具「斬空波動拳
  • 空中から奇襲し投げや打撃に派生する「百鬼襲」
  • ノーリスクの無敵移動技「阿修羅閃空」
  • 一撃必殺ガード無効の「瞬獄殺」
…と格ゲーにおいて強みとなる要素をほぼ全てを持ち、その上地上中段も揃え、攻め性能は怖ろしく高い。
逃げ性能も空中飛び道具の斬空波動拳や無敵移動技の阿修羅閃空によりトップクラス。

しかしそれら高性能な技を大量に持ちながらも、ほぼすべての作品でもれなくついてくる*7低耐久力がネック。
これのせいでキャラランクが他キャラレベルまで下がっていると言っても言い過ぎではない。
具体的にいうと、体力が平均値の85〜90%ほどしかなく、女キャラすら抜き去り全キャラ中最低
体力がほぼ統一された『6』でも一人だけ基準値の9割しかないという徹底ぶり。
その脆さは必殺技or通常投げを一発くらった状態から始まるハンデを背負っていると言えば分かりやすいだろうか。

その上気絶値があった場合その限界も最低ですぐピヨるため、死ぬ時はあっという間に死ぬ。
あまりにも低耐久力がひどい場合は紙、または豆腐と喩えられるほどで、素人が使えば秒殺しか待っていない。
技の性能は高く異常なまでの攻撃力を持っているが…という、両極でバランスを取っている超ピーキーなキャラ。

もっとも本当に弱点と呼べる部分が耐久力だけなので、上級者層前提のキャラランクは大体中堅~上のほう。
低耐久力をカバー出来るプレイヤーが使うと手もつけられない強さを発揮するが、良くも悪くもプレイヤーに依存しやすい。
その性能故に初中級者とは言えず、事故らずプレイ出来る上級者向け。かなりやり込まないと勝つのは難しい。
根気良く挫折せずに出来る人ならば、繊細な操作を学べやれる事も多いので入門者にオススメするのもアリかもしれないが、責任は負いません。
大体勝てるようになる前に心が折れる為、レバガチャプレイなお子様や短気な人には不向き。
逆に使い手を自称できるほどの腕前になった者が操る豪鬼は、チートでも使っているのではないかと思うほど相手を一方的に滅殺する。
一度コンボに入れば体力の7~8割を平気で持っていく様はまさに悪夢としか言いようがない。

だがゲスト参戦した『鉄拳7』では全キャラ体力防御統一根性値無しの影響をもろに受けたおかげで唯一の弱点を克服
その上実装初期は、ストリートファイターのシステムを半ば無理やり鉄拳に落とし込んだ結果、
  • 飛び道具が撃てる
  • 無敵技が存在する
  • そもそも隙らしい隙が無い
  • 他キャラよりも総合火力が何倍も高い
  • 3Dゲーなのに「めくれる(システムの都合上実質ガード不能)」
  • ジャンプが2Dライクの鋭さでジャンプし始めてから0.6秒で反応しないと落とせない
  • 中足波動セビキャンを咎める方法がない
などのせいで他キャラの追随を許さないぶっちぎりの最上位キャラになってしまった。
当時のキャラランク表ではそれまでの最上位キャラに2ランクぐらい差をつけ*8を見た某プロ曰く「なんかデモンズウォールみたいのが見えてるんですけど」
当然直後のアプデで弱体化され、幾度の調整の結果、確定反撃場面の増加などにより弱体化。使いこなすのは難しくなったが、それでもなお性能そのものは非常に高く、理論上最強キャラとでも言うべき性能になった。
それでも調整項目が100を超えるというのは流石にアレである。
某プロゲーマーが行っている格ゲーのぶっ壊れキャラを紹介する企画でも「収録が長くなりすぎて2日に渡って収録」「前後編+補足で動画が3本になった」というレベル。

○必殺技

  • 豪波動拳
豪鬼版波動拳。性能の高い飛び道具で、殺意の波動により気弾の色が紫色なのが特徴。
基本的には波動拳と同じだが作品によっては威力が高かったり吹き飛ばしダウンを奪える。
『Ⅲ』シリーズではリュウとケン波動拳が空中ヒットした際は吹き飛び復帰するのに対して、豪鬼の豪波動拳は空中ヒットでダウンを奪える。
『ストV』では射程が制限され、近距離か最大距離でヒットすると相手を吹き飛ばす仕様になった。
またVトリガー[I]発動中は「真・豪波動拳」となり、射程制限がなくなり2ヒットするようになる。
『6』では射程が元に戻ると同時に溜め対応に。

  • 斬空波動拳
ジャンプ中に空中から前方斜め下に放つ、片手で繰り出す波動拳。我道拳ではない
弱・中・強で撃ち出す角度と飛距離・速度が変わる。飛び道具の為、敵の対空攻撃にも強い。
これを多彩に撃ち分けるだけでも、初心者プレイヤーには手も足も出なくなる。
更に真・豪鬼はこれを両手で一発づつ、すなわち二連発で発射してくる。公式チート技。

『スパⅡX』では斬空の着地に隙が全くないため、理論上同キャラ以外に負ける要素がない。撃てば勝てる、という理不尽の権化。
『EX PLUS』では地上版同様に両手で放つ動作となっており、放った際に反動で空中後退するという本家ナンバリングシリーズにない仕様がある。
この点に関しては地上攻めに繋げないという点で弱体化されている、と思いきや…
尚『6』でのOD版斬空波動拳は垂直ジャンプからでも出せ、空中で静止しながら二発を一発づつタイミングをずらして発射する。
そのため多段の弾だけが先に飛んでくるので、余程無敵と判定が優秀な対空技でもない限りガードする以外の対策がない。

  • 灼熱波動拳
溜め撃ちする灼熱の炎を纏った波動拳。当たった相手は燃え上がる。
リュウのものとは違い多段ヒットし、威力が高い代わりに隙が大きい。
『スパⅡX』ではこれを撃ってるだけで画面端でハメられる極悪性能。
『Ⅴ』では下記の赤鴉豪焦破に差し替えられた。
『6』では豪波動拳の最大溜め版として登場。

  • 赤鴉豪焦破(せきあごうしょうは)
両拳に炎と殺意の波動を溜め、赤黒い炎を帯びた波動拳を放つ。
基本的には『Ⅴ』版「灼熱波動拳」に当たるのだが、EX版のみ至近距離で使用するとリカバリアブルダメージを与えられるという特徴を持つ。
発射前の構えの時点で両手に炎を纏ってから放つのが特徴で、動作的には狂オシキ鬼の「轟雷波動拳」と同じ。

  • 豪昇龍拳
豪鬼版昇龍拳。リュウ版とケン版の昇龍のいいとこ取りで、作品によっては紫色の炎を纏う。
空中で多段ヒットする為、かなり威力が大きく対空性能が高い。
しかも妙に長い無敵時間が出だしにあり、ほとんどの場合一方的に判定で打ち勝つ事ができる。EX版に至っては完全無敵。
さらに多くの作品で特殊追撃判定を持ち、竜巻→豪昇竜は非常に強力。
『ウルIV オメガ』ではEX版が根元からフルヒットすると簡易「金剛國裂斬」に繫がる鬼門開(きもんかい)となる。
また『V』のEX版や『6』のOD版はカス当たりしなければ「禊」のような追撃を繰り出す。
ただ、昇龍拳系の無敵が対空専用で地上には無力&完全無敵はODだけとして統一された『6』では弱版以外のカス当たりなどによる対空としての不便さも目に付く難しい技に。

  • 竜巻斬空脚
豪鬼版竜巻旋風脚。作品によっては電撃や紫の闘気を纏う。
これもリュウの威力とケンの多段ヒットの両方の特性を持った非常に強力な技。
しかも『スパⅡX』では無敵時間まであった。やりたい放題である。
もちろん空中竜巻もある。初代ではこれと阿修羅閃空だけで勝てるほど極悪性能。
ただし近年はやや弱体化傾向にある。(代わりに超必殺技に上位互換が多くなった)
竜巻旋風脚と同様、しゃがんだ相手には当たらないし、『6』に至ってはしゃがんだ相手へのコンボにすら当てられなくなった(喰らい姿勢を上げられる通常技の経由が必要)。
ただし『6』は強版だけ最初の踏み込みの膝蹴りに当たり判定があるうえ威力が非常に高いので、使い勝手はそこそこいい。

  • 阿修羅閃空
片足立ちのまま残像を残しつつ滑るように無敵のまま高速移動を行う技。瞬獄殺の導入部でもある。
相手のスパコンをすり抜けて背後に回るなどはお手の物。コンボで必中確定じゃない限り、大技を全て無効化できる。
あまりに使い勝手が良すぎるため、シリーズごとに調整を受けていて無敵時間など微妙に技性能が違う。
守備力に難がある豪鬼にとって要となる技で、これと百鬼襲、斬空波動、天魔空刃脚を使いこなすのが豪鬼使いの第一歩。

『EX PLUS』では構えが異なり、後のⅢシリーズの天魔空刃脚とほぼ同じ体勢で大きく軸をずらす移動技となった。
3Dのカメラワークを活かした演出ではあるが、実際の所は動作中の位置関係が把握し辛く、いたずらに視点の混乱を招く事にも繋がってしまっている。

『Ⅲ』シリーズではヤンのスーパーアーツ「星影演舞」発動中に阿修羅閃空で位置を入れ替えるとバグが発生。
ヤン側の星影演舞で発動した分身が消えて効力が無くなるというヤン側にとって非常に理不尽な状況に陥る。

『6』では無敵がまさかの全削除。前進版の速度こそ上がったが無敵がすべて削除され、距離調節も出来ない。
後退版にいたっては距離も短く遅めで、正直回避技としても使いにくいと大幅弱体化。しかも後ろ投げの際に暴発しやすい。
おまけにキャンセルで出す事もできなくなり、移動中は投げにも打撃にも完全無防備と化す。
相手キャラをすり抜ける事は変わらず出来るものの、拒否性能が大きく低下し立ち回りが非常にシビアになった。
一応コマンドが6or4+KKKと大幅に簡略化され「朧」という派生コマ投げが追加されたという強化点もある。
相手をすり抜けて背後からも投げられる…もっとも阿修羅閃空自体の使用リスクが高まっているので、使いどころは見極める必要がある。
特に前方阿修羅は朧以外に選択肢がゼロなのでバレバレ、距離調節もできないのでジャンプやバックステップなどで回避されたら反確必至。
唯一?の利点として豪波動拳と発生モーションが似ているので、フェイント奇襲に使える……かもしれない。

  • 天魔空刃脚
空中から急角度で強襲する蹴り。ジャンプ中の軌道が突然変化するので不意打ちしやすい。
これと斬空波動拳がある為、豪鬼に対しては通常の対空攻撃では対応が難しい。
強すぎたのか『ZERO』シリーズなどでは出せるタイミングが前方ジャンプの頂点付近に限定された。
X-MEN COTA』及び初期の『MARVEL VS.』シリーズ(『XVS』〜『MVC2』まで)のみ仕様が違う。
こちらは多段ヒットし、ボタンが強くなるほど発生が遅くなる代わりにヒット数が増える(最大5ヒット)。
ただし特殊技ではなく反動で飛び退いてしまうのでコンボに繫げられない為、使い勝手が悪かった。
逆にZERO3とⅢ2ndは発生と攻撃速度が速い、隙が無い、当たればコンボに繋がると壊れ技として猛威を振るった。

『EX PLUS』では斬空波動拳を放った反動で空中後退した後の空中状態から出せるというとんでもない仕様で搭載。それなんてベガのサマーソルトスカルダイバー?
これにより、抜群の空対地性能を誇る飛び道具をガードした相手に対して着地を経由せずにさらに空中から攻撃して地上攻めを継続できるというステキな性能で猛威を振るう。
この『EX PLUS』での仕様はカイリが似た形で引き継ぐ事となった。『EX2』以降で豪鬼がリストラされた遠因はこれだったのかもしれない

  • 百鬼襲
前方宙返りをしながら低空ジャンプで素早く接近、様々な派生技に繫げることができる奇襲技。
当初のコマンドは2369Pで、豪波動拳や前ジャンプの暴発を考慮する必要があったため後に623Kへと変更された。
EX版は飛びかかりが相手を追尾するようになる。
『Ⅴ』のみ追尾機能がなく、代わりに飛びかかりの上昇中にも攻撃判定が追加され追撃にも使える。
これ以外にも

着地と同時にスライディングキックを食らわせる「百鬼豪斬」
空中から中段属性の掌底打を打ち込む「百鬼豪衝」
空中から天魔空刃脚で強襲する「百鬼豪刃」
回転しながら背中で中段属性の体当たりをする「百鬼豪尖」
空中から相手を掴んで投げ飛ばす「百鬼豪砕」
相手を掴んで空中回転しながら地面に叩きつける「百鬼豪墜」
浴びせ蹴りの踵落としを叩き込む「百鬼豪断」
空中で斬空波動拳を放つ「百鬼豪砲」(『ウルIV』では「百鬼豪波」、『V』『6』では「百鬼豪斬空」)
空中でEX竜巻斬空脚を繰り出す「百鬼豪螺旋」

…とシリーズによって多少異なるが非常に多彩な攻撃ができ、豪鬼の機動力と奇襲性能の要となっている。

  • 金剛灼火
炎を纏ったレバーブローを放つ。
『スト6』で新たに搭載された技だが、『鉄拳7』で使用していた「灼熱滅掌」との関連を指摘する声も。
派生入力が可能で、強弱で派生技の性能が変わる。
後述の崩天劫火の説明によると、豪鬼の炎は殺意の波動からなるものらしい。

○スーパーコンボ・ウルトラコンボなど




三三三三i                      `寸二二二二二二二二二三三三三三
三三三三ム                       〈ニニニニ〈⌒~~^~^^^~~ ̄ ̄ ̄`寸三ニ
三三三ニニム                        〈ニニニ二)             マ三
三三三三三三ム                       、_ムノニニニニ ,ィ劣          〉三
`¨´`マ三三三三ニム                 /ニニニニニニニハニニム        <三ニ
    寸三三三三三>             ム〈ニニニニニニニ}ニニム        `寸
      マ三マ⌒~^ ̄              |ニニニニニニニニiイニニニマ
     ムニ〈                    ヾニニニニニ{{ニニニヘ'' 〈
     `マム                __ムニ)ニニニニニニ ::  マム
       マ               ムニニニニニニニハム::....j 〈
                       ム三三三三三三三三三三ム _\_
ム                   ィ劣ニ彡べ''"⌒'⌒>三三三三三ニ>'´:: ::: ヽ::::`ヽ
ニム            ,. -――r劣三マ 、       イ三三三三三イ::::: : : : :: : :::::::: : \
三ニム_       /: :: :: ::::::::ムニ三三寸=ミ   ⌒'´)三三三三三}:::::::::::::::::::::::_:::: : : ハ
寸三三ニム_    |:::::: : ::ニニニ三三三マヽ    、__ノ三三三三三ニ}::::::::::/: : : : : : : ......Y
 `マ三三三ム=-<.: : : : : : : :`マ三三ニし  ,,、   `マ三三三三三{::::::i:::::: : : : : ::::::::::::::::::\
   `寸三三三三ム: : /:: : :〈三三三ヲ   ムメ、__    `''<三三三Y::::|::::: : : : : ::::::::: : : : :::::
     `寸三三三ニニ: : : : : : j三ニr='"  ム三三ム     )三ニニニ!:::|ニ:::::::: : : ::::::::: : : : : :
       `マ三三三ミ: : : : : ム三>==ニ三三三三三ニ==ニ三三三三:::|三ニニ==ニニニ::::::::::::::
        ム三三三ニ==ニ三三三三三三三三三三三三三三三ム:マ三三三三三ム==
        ム三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三ニニムマ三三三三三三三
       ム三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三〈 ヽ三三三三三三

豪鬼を象徴する超必殺技。「阿修羅閃空」で移動し相手を掴んだ後、画面が暗転し高速で無数を打撃を叩き込む。
暗転が晴れると相手は背を向けた豪鬼の足元に倒れ伏し、この技でKOを決めると背景に「」の字が浮かび上がる
威力は軽くゲージ半分を持っていくという凄まじいもので、大抵の作品で投げ属性なのでガード不可。
さらに真・豪鬼の放つ瞬獄殺は打撃技なのでジャンプしてもかわせず、家庭用ZERO3などの一部の作品ではコンボに組み込める。
デビューするなり表ボスのベガを出オチにさせた技。そして師匠である轟鉄を屠り、兄・ゴウケンに致命傷を負わせたのもこれ。
中平版『RYU FINAL』では「拳が当たった瞬間、相手の体内に波動拳を直接打ち込み、それを破裂させる攻撃を無数に放つ技」と設定されていた。
『V』ではこれを拾ったのか、敵を軸に高速回転しながら全身の急所に波動を纏った拳を叩き込んでいく。

『Ⅲ』シリーズでは3回削れば体力が尽きる状態の相手に対し、灼熱波動拳~スーパーキャンセルで瞬獄殺を出すと
「ガードしたら削りKO、ブロッキングしても瞬獄殺が確定」という状況を作る事も可能。

『Ⅳ』シリーズでもスーパーコンボとして採用されているが、そもそも同シリーズではスパコンが排他関係にあるEX技4回分の価値がまずない作りで、
その中でもコンボに組み込めない移動投げの瞬獄殺に至っては全キャラの中でも一際使う理由が無く、性能でなく全体のシステムに見放された悲しい技となってしまった。

『6』ではCA専用として採用。性能こそコンボ可能な投げ技、密接時のみ暗転時に確定(至近距離のみ見てから飛べない)、弾無敵のみと扱いは難しいが、演出も大幅に変更。
『一瞬千撃』の言葉と共に漆黒のオーラを滾らせながら無数の分身を作り出して相手を取り囲み、殺意の波動を纏った打撃を次々叩き込む。
そして最後はその分身らと共に四方八方から打ちのめしてトドメを刺すという禍々しくも壮大なものになった。
しかもKO確定時には上述の『RYU FINAL』で出てきた「抜山蓋世 鬼哭啾啾 故豪鬼成」の台詞が入るという重厚ぶりである。

  • 滅殺豪波動
「豪波動拳」の強化版。震脚で地面を踏み締め気を溜め、豪波動拳数発分の気弾を発射する。
リュウの真空波動拳の上位互換(ZEROシリーズでは最大8ヒット、Ⅲシリーズでは6ヒット)であり出が早く使い易い。
スパコンの威力としては中堅で一発目の気弾に威力が集中している為、相手の飛び道具を相殺したりスーパーキャンセルで当てると威力が激減してしまう。
『Ⅲ』では気弾が巨大化して対空にも使えるので使い勝手がかなり良くなった。作品によっては灼熱波動拳と同様に相手が燃える演出が発生する。
『6』ではSA1としてこれが搭載されており、『Ⅲ』シリーズと同様に空中なら下記の天魔豪斬空が発動する。
出だしに打撃・投げ無敵を持つため反撃や割り込みに利用できる。ただし弾抜けには使えないので注意。

『MARVEL VS.』シリーズに出演した際はリュウ同様のビーム砲と化す。
ただし初出の『X-MEN VS. STREET FIGHTER』では発生が非常に遅い。とにかく遅い。
具体的に例を出すと、先鋒サイクロップスと組んでヴァリアブルコンビネーションを出した際、サイク側がメガオプティックブラストをほぼほぼ撃ち終えてから滅殺豪波動が出る。
後述の天魔豪斬空も含め、『エクスト』の豪鬼はゲージ放出役としての適性が低すぎるのであった。

  • 天魔豪斬空
『ZERO』シリーズから登場した、「斬空波動拳」の強化版。
空中で一瞬静止し、気を練ってから多段ヒットする「斬空波動拳」を放つ。
『Ⅲ』シリーズではSA1「滅殺豪波動」の空中版として扱われているので、SA1であればこちらも使える。
非常に有用性が高い技で、発射後に反動で後方に飛ぶ為、当たり判定ではまず打ち負ける事がない。
そのためゲージが溜まった豪鬼には下手な対空技を出す事さえ憚られるようになる。
『ウルIV』オメガエディションと『ストV』では「EX斬空波動拳」がこれになったのでバカスカ撃てる。
『6』でもSA1で使えるが無敵時間がなく、何故かKボタンで発動する。コンボに組み込まないと意外と打ち負けしてしまう。

『MARVEL VS.』シリーズに出演した際は大量の斬空波動拳を何度も放つものとなっており、そのさまはさながら空爆。
空対地で広範囲に反撃を受けない飛び道具弾幕を放てるという点で使い勝手は抜群。
『マヴスト』以降の参戦作品でのゲージの放出用途は凡そがこの技にあると言っていい。『エクスト』?発生が遅過ぎて余裕で回避されますが何か?

余談だが、一部の作品で豪鬼が技名を言い放つ数少ない技でもある。
『マヴスト』では発動時の暗転演出で「天魔!」、『Ⅲ』シリーズでは暗転演出が終了して攻撃発生時に「豪斬空!」と、それぞれボイスの区切りが違ってたり。

  • 滅殺豪昇龍
「豪昇竜拳」を連発する、豪鬼版「昇龍裂破」。
性能的にも昇龍裂破と同じものだったが、『ストⅢ 3rd』から差別化が図られるようになった。
(昇龍裂破が一撃が軽くヒット数が多いのに対し、豪昇龍は一撃が重くヒット数が少ない)
威力も割り込み性能も高いがカス当たりにもなりやすいので、基本的にはコンボの締めで使う。
逆に上手くクリーンヒットを叩き込めれば三種の神器系スパコンでは最大の破壊力となる。
ちなみに技名に「豪」を冠する技の中では唯一、殺意リュウも使う技である。

  • 滅殺豪螺旋
『ストⅢ 2nd』から登場。豪鬼版「真空竜巻旋風脚」。
「竜巻斬空脚」をその場で回転しつつ敵を巻き込み上昇、最後に前蹴りと回し蹴りで蹴り飛ばす。
発生の隙が大きく使いどころが難しい玄人向けの技。ただし威力は折り紙付き。
とはいえクリーンヒットでのダメージは滅殺豪昇龍が上だし、横方向のリーチは短いが、真上に対して攻撃判定が強い。
ちなみに『Ⅲ』シリーズでのみ空中で出すとその場で滞空して滅殺豪螺旋を放つ「滅殺豪旋風」になる。ただし無敵がない。
『MVC2』では「竜巻斬空脚」同様に電撃を纏うが、発生が遅すぎるのでほぼ魅せ技の域。
『6』ではリュウの真空竜巻同様、OD版竜巻斬空脚がこれになる。

  • 金剛國裂斬(こんごうこくれつざん)
元々は『ストⅢ 2nd』のエンディングで使用しエアーズロックを叩き割った技。
後に『ストⅢ 3rd』で全ストック消費SAとして使えるようになった。
全身の気を掌に集中させ、大きく振りかぶって地面に叩きつけ大爆発を起こす。
ゲージ全てを使う威力は桁違いで、ダメージ設定や相手と状況次第では一撃で相手の体力ゲージ全てを叩き割る文字通りの必殺技
初段がブロッキング不能という性質を持っており、これを利用して「弱竜巻斬空脚~弱Pで追撃~空中復帰した相手に金剛國裂斬」と入力し、
ガード&ブロッキング不能連係として成立させる事も可能。2ゲージ技のガー不連係に定評のある男

『6』でも隠し技として登場し、こちらは掌に集中させた気を地面に叩き付ける所まではお馴染みだが、その際に地面が天の字の形に見えるようにヒビ割れ、そこから波動が爆炎の如く噴き上がるといういよいよレイジングストームじみた演出になった。
ただしOD技からキャンセルは不可。隠しアピールでの強化後限定技なので実戦的な意味での実用性は皆無。

  • (みそぎ)
『CVS2』の神人豪鬼が使用する3ゲージ技。
残像を残しながら姿を消し、次の瞬間、高速落下しながら手刀の一撃のもとに敵を両断する。
上昇速度・落下速度共に尋常でない速さで、残像が消え切る前に豪鬼が降ってくる。
ガードは可能だが、こちらもボス専用だけに威力は条件次第で10割、そうでなくても8~9割と凶悪。
『SVC』では真・豪鬼のエクシード技となっており1度しか出せないもののなんとガード不能になっている。
実はSVCの禊は、KOFシリーズに登場する(SVCには未登場)マキシマの「バンカーバスター」のエフェクトを使いまわしており、よく見ると衝撃波にマキシマの影が残っている。
『ストクロ』こと『ストリートファイター X 鉄拳』でも登場したが演出がかなり違う。
飛び降りつつ相手の頭を掴んで地面に叩きつけ、更に力を流し込むような動作で地面に天の形の地割れを発生させる技となった。

『6』でも隠し技として登場。何気に禊を使う豪鬼は本家ナンバリング初登場だったりする*9
動作は以前の一刀両断スタイルに戻ったが、残像で消えるのではなく高速で飛び上がるモーションに変更されている。
2ゲージ技に変更され威力も他のSA2より僅かに低くなったが、代わりにコンボに組み込みやすくなっている。でもOD技からキャンセルは不可。
技自体の性能は相変わらず高いが、隠しアピールでの強化後限定技なので実戦的な意味での実用性は皆無。

  • 真・瞬獄殺(しん・しゅんごくさつ)
『ストⅣ』のウルトラコンボで瞬獄殺の上位版。また『鉄拳7』でのレイジアーツも厳密にはこれ。
「一瞬千撃」のカットイン後、怒涛の打撃で相手を打ち滅ぼす。相手は死ぬ。
上述の通りストⅣの超必殺技といえばもっぱらウルトラコンボがメインなため同作の瞬獄殺も必然こちらとして見かけることになる。
一瞬千撃と言いながら27HITしかしないというのはストIVプレイヤーから散々擦られるネタに。

  • 天衝海轢刃(てんしょうかいれきじん)
『ストⅢ 3rd』のエンディングで、海を裂いて沈没船を空に衝き上げた技。
『スパⅣ』で実装され、「滅殺豪螺旋」の強化版として登場。
敵を巻き込みながら「竜巻斬空脚」で渦を描くように上昇し、頂点で相手に飛び蹴りを放つ。相手は死ぬ。
ただし↑↑+KKKという馬鹿げたコマンドである(ジャンプ操作と被って直に出せない)せいで、扱いがかなり難しい。
後のアプデで阿修羅閃空からスーパーキャンセルで出せる様になり、難度は非常に高いがこの技での地上コンボも可能に。
画面端付近で阿修羅~位置入れ替えするかしないかの瀬戸際でガード方向を惑わせてパなすという選択肢も。ガードされたらご臨終

  • 赤鴉空裂破(せきあくうれつは)
『スパⅣ』のエンディングで、空に向けて放った気を中心に、周囲の木々や草叢が更地と化した技。
天に掲げた掌に巨大な火球を生み出し、それを地面に叩きつけて天を衝くほどの巨大な火柱を発生させる。
『ストⅤ』でクリティカルアーツとして採用された。相手は死ぬ。

  • 崩天劫火(ほうてんごうか)
『6』のSA2。
金剛灼火の強化版といったモーションで、殺意の波動で炎を纏った掌抵を2発繰り出す。
当てるとヒット時ロック演出が発生、大きく吹き飛ばし転がりダウン状態にする。
画面端で当てると壁に叩きつけられた相手にさらに追撃可能。尚、豪鬼のSA2キャンセルできるOD技は金剛灼火→これのルートのみ。
出掛かりに完全無敵で発生が早く画面端コンボにも使用できる。大きく一歩踏み込むので距離は短いが弾抜け技としても◎。
ただし始動補正・コンボ補正共に40%と、追撃のダメージ自体は結構安くなる。

  • 禍坏(まがつき)
『6』のSA3。初段は打撃判定となっておりヒットするとロック演出に入る。ゴウキ流転塵砕
ボディブロー後に顔を掴んで地面に叩きつけた後、仰向けにダウンした相手を足で抑え込み、殺意の波動を纏った強烈な拳を顔面に叩き込む。CA版は相手のガード越しに片手で溜めた波動拳を撃ち込んでいる。
発動中は完全無敵だが出が遅く、出掛かりの一歩しか前進せずリーチも短め。崩天劫火のような弾抜け突進には使いにくい。
必殺キャンセルで出すと発生が早まり、弱昇龍拳キャンセルからほぼ確実につながるのでコンボ〆に使うのが有効。

○デモでのみ登場した技

放つと大体天変地異が起きて何か消し飛ぶ。
次回作の超必殺技予告と思われていたのも今は昔。

  • 大赤焉(だいせきえん)
『CAPCOM FIGHTING Jam』のエンディングで神・豪鬼が使用した技。
地球が壊滅するほどの超巨大隕石を大気圏外まで一瞬でジャンプし粉砕した。
  • 天覇涛砕斬(てんはとうさいざん)
『SVC CHAOS』のエンディングで真・豪鬼が使用した技。振り下ろした手刀で海を真っ二つに割った。
  • 無道天衝(むどうてんしょう)
『ストV』の豪鬼のキャラストーリーで使用した技。
ネカリの体内に吸収された際、殺意の波動を全身から放ち破裂させた。
  • 崩天正拳撃(ほうてんせいけんげき)
『ストV』の影ナル者のキャラストーリーエンディングで使用した技。
殺意の波動そのものである影ナル者を打ち消すほど強力な正拳突き。


【派生豪鬼】

・真・豪鬼
NPC専用/ボス性能の豪鬼。基本的に隠しボスとして登場する豪鬼はこれになる。
斬空波動拳が2連発になり、阿修羅閃空の無敵時間が延び隙がなくなり、瞬獄殺も素早くパワーアップしている。
作品によっては胴着が紫色になっていたり、後述の神人・豪鬼のように髪も白髪になっていたりする。

初出の『ZERO2』での対峙時は全キャラ共通で「誰だ!!」「…誰!?」→お馴染みの「我は拳を極めし者…」という汎用デモが用意されている。性別で汎用セリフにしてあるおかげでソドムまでも流暢に「誰だ!!」と言っちゃうのは内緒。

『ZERO2α』ではタイトル画面で中P+中Kを押しっぱなしでスタートする事で、真・豪鬼と闘える専用モードが搭載されている。

『6』では豪鬼実装後から一定期間、メインオンラインモード「バトルハブ」のレイドボスイベントに『SiN豪鬼(SiRN Akuma)』として登場していた。本物ではなくあくまでプログラム上で再現された存在である模様。
白髪こそ変わらないが黒紫色の道着に赤黒く染まった肌*10、背後には殺意の波動らしき赤黒いオーラを立ち上らせていると『ZERO2』初登場時の真・豪鬼よりは下記の神人豪鬼をオマージュしたと思われる、通常豪鬼に輪を掛けて恐ろしい姿をしておりお馴染みの斬空波動拳2発化に禊や金剛國裂斬といった専用のSA2、さらにボス専用として最大体力が標準値ぐらいまで増加+SA及びドライブゲージが時間経過で高速回復とえげつないスペック。
また通常ファイターで挑む場合はCPUもボスらしく最高値のLv8、さらに「ゲージさえあればドライブインパクトはほぼ確実に返してくる」「迂闊に豪波動拳をジャンプで避けたら即座に禊で叩き落とす」「中足が通ったらキャンセルラッシュ+上述の自動ゲージ回復で補充されたSA3で7〜8割持って行く」など固有性能を活かした鬼畜ムーブで多くのプレイヤーを滅殺しまくった。
あまりの強さにCPUキャラ故の対応が出来ない技でのハメ*11も編み出された程。
アバターとの対戦もできるが通常と比べればCPUとステータスなどが加減されている。

さらにシークレット要素として通常豪鬼の隠しアピール*12を最後まで出し切る事で、SAゲージが三本最大に+そのラウンド限りではあるがSiN豪鬼の専用技が追加された状態になる*13
隠し技はかなりの強さだがアピール完了に1800F(30秒)かかるので実用性は無い。このせいでおにぎり食ってきてから戦えと言われるように

・神人豪鬼
カプエスシリーズでの真・豪鬼。
便宜上「神人」と表記されるが、作中表記では「神」の下に「人」が書かれた1文字の造字で「しん」と読む。
豪鬼との死合いに敗れたルガールが自身の暗黒パワー(と言う名のオロチの力)を豪鬼に無理矢理注入して暴走した姿。
…なのだがルガールがいないカプコンファイティングジャムでも通常豪鬼を差し置いて参戦、隠しボスとして登場している。
台詞が四字熟語のみ(ただし全て造語)になり、さらに求道者めいた人格になっている。
強化されて技も増えているが、プレイアブル時の体力が通常の豪鬼以下ともはや紙なんてものじゃない。
また瞬獄殺フィニッシュでの文字が「神人」となる。
ちなみに前述の「神人」の造字は別作品ではSNKの『KOF』シリーズで年号96以降のリョウの必殺技の一部で使われている。
『ストリートファイターV』ではとうとう暗黒パワー無しでこの境地に到達した。この際には元から真の鬼神へと至ったと称されている。
しかしその影響なのか髪型がポン・デ・リングのような事になってしまった

・メカゴウキ
その名の通りメカになったゴウキ。海外版での名前は「CYBER AKUMA」。
マヴカプシリーズにおいて、アポカリプスのサイボーグ手術を受けた姿*14。彼を倒した後に隠しボスとして登場する。
腕を初めとする左半身が機械化し、背中からはデビルウィング型の鉛色の翼が生え、足には鉄下駄を履いている。
技名が「ハイメガ豪ビーム(滅殺豪波動)」、「スクランブル豪パンチ(滅殺豪昇竜)」、「サンダー豪シャワー(天魔豪斬空)」、「シャイニング豪ショック(瞬獄殺)」など、何故かソドム語っぽい。通常技(強P、下強P)としてロケットパンチが使用可能になっている。
真・豪鬼同様に通常豪鬼より防御が高く、斬空波動拳を一度に2発撃つ事も可能。
台詞も「ガッキィィィン!」「ゴオォォッ!」など、ロボットアニメの効果音のようなものになっており、自我が残っているのかも不明である。
なお、効果音の勝利台詞は日本版のみであり、海外版の勝利台詞では普通に喋っている。
というか、火引弾のEDでは中身が豪鬼ではなく火引強である可能性も示唆されている。

・零豪鬼
サイバーボッツ』に登場する豪鬼のようなロボット
サイバーボッツは豪鬼の時代より一世紀後の話であり、製作者が豪鬼に憧れを持っていたため、彼の姿を模して作ったらしい。
普通に考えれば本人はとうに死没しているはずだが、この時代にもどこかで戦っている気がしてならない。
元が元だけに素直過ぎる性能が高速で飛び回る移動システムと相性がそこまで良くないのもあり、ランクとしては中堅止まりといった所。

・豪鬼(女体化)
『SVC』でデミトリ・マキシモフの必殺技「ミッドナイトブリス」を受けた豪鬼。
髪型は変わらず筋肉質な女性でいかにも豪鬼の女性版といった感じ。
…なのだが、上半身は気持ち程度の布と数珠だけでほぼ裸、下半身は少々の布切れだけという露出度が最大の特徴。

・メイド豪鬼
『カプコンファイティングジャム』で「ミッドナイトブリス」を受けた豪鬼。
デミトリの趣味が変わったのか普通に可愛いメイド少女になるのだが、豪鬼とメイドに何の関連性があるのかは謎である。冥土とメイドを掛けてるのかもしれない。
デザイン的には、豪鬼の髪の束ねた部分ような赤い箒、「天」を模した背中の赤いエプロンリボンなど「らしさ」はある。カラー違いで2パターン存在するが大体同じ。
因みに、他のカプジャムキャラ共々フィギュア化されている。

・狂オシキ鬼
真豪鬼をプレイアブル化させたくない という開発陣の意向で作られた新しき鬼。
殺意の波動の浸食は悪化しておりもはや完全に人間やめてる。
設定だけ見たら真豪鬼よりタチが悪い、リュウ曰く「人が得てよくない力」そのものが出来上がったんですがそれはプレイアブル化させていいんだろうか
尚、勝ちポーズは相手キャラの顔を持ち上げ、トドメを決めるというもので、その際に相手キャラはアへ顔を晒す。全キャラ一見の価値あり。

殺意リュウ同様にIFの存在(殺意の波動を制御できずに取り込まれた)でもあるため、今後のナンバリングで「豪鬼そのものが変化した存在」として登場する可能性はまずないと思われる。
『ストクロ』では豪鬼のEDに登場。こちらでは「パンドラ」なる箱から現れた存在として扱われている。豪鬼からは「影から生まれし者が元の身を倒すことなどできようか」と言われており、多くは語られないものの後の『V』のリュウと影ナル者の関係を思わせる。

・キタキタ豪鬼
たぶん関係ない

・茶色の胴着のリュウ
番外的ではあるが、『IIX』ではよく見られた豪鬼・・・になりそこねた結末。通称「茶リュウ」または「茶色リュウ」。
というのも当時知られた豪鬼の出し方の手順上リュウを選択することになるのだがそのさいに入力ミスすると
スタートボタンカラーのリュウ=茶色の胴着と黒に近い鉢巻をつけたものになってしまう・・・というもので
茶リュウ=豪鬼コマンドミスの結果というイメージが固着してしまった。

が、スパIIXでは最終的に豪鬼が使用禁止級に強すぎると判明した結果、茶色リュウ使いも増えてきたため
IIXをプレーする機会があったとしても、茶リュウのプレーヤーをなめてかからないようにしよう。
有名どころだとかのウメハラもIIXでは茶リュウ使いである。


その他


別のゲームとのコラボは数えるのが面倒なくらい無数にある。怒首領蜂にはコマンド入力しても出てこない。それらの数や概要は別のWiki等に譲るとする。
ここではその中でも特にぶっ飛んでいる『アスラズ ラース』のDLCゲストとして登場した時の活動内容を紹介する。


闘ううちに地球圏も突破して月面に到達した戦神・アスラとリュウの前に突如現れ、リュウを天衝海轢刃で遥か彼方へ蹴り飛ばして強制ログアウトさせた後にアスラとの戦いに突入。

流石に宇宙の艦隊やら神々やらに正面から殴り勝つ戦神相手では分が悪いのか、殴り飛ばされて敗北という形で決着がついた。
かと思いきや、狂オシキ鬼と化して第2ラウンドへ突入。
二人の戦いはまさしく驚天動地。
子供が砂場の山を蹴とばすように大地は抉られ地形は瞬く間に変形していった。
狂オシキ鬼が人の背丈の倍を超える大きさの波動拳を無数に放ち、瞬獄殺を繰り出すも、アスラはいずれもかわし連続でカウンターを入れる。
壮絶な死闘が繰り広げられる中で、月は戦いの余波に耐えきれずにとうとう粉々に砕け散るが、2人の戦いは止まる気配は無し。

月の残骸を跳ね回りながらの燃えたぎる月の核周辺の戦いは、場を変えて宇宙空間へ移り、飛来しながら激突を繰り返した2人はそのまま大気圏を突破して地球に墜落。
互いに一歩も譲らず激しい殴打の応酬を始める。

500年度、二人が地球上で苔むし鳥が止まる石化状態になっても戦いの決着はついておらず、思い出したかのように再び二人は呼応して動きだし、殴り合いが再開された。結末は不明である。


………何言ってるか訳わかんねーと思うが、アスラと豪鬼が出会ったら多分半永久的に世界が滅びるまでどっかで殴り合い続ける設定、なんじゃねえかなぁ。
砕け散った月がどうなったか? 知らん。多分豪鬼はノリで壊した沈没船等の数々の被害者同様に特に気にしちゃいない。



我は追記・修正を極めし者…

         うぬらの無力さ その体で知れい!

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最終更新:2025年04月19日 17:45
添付ファイル

*1 旧設定は80kg。

*2 とは言えその様子は釣り針を付けた釣り糸を直接掴み、釣り上げたカジキをジャンプキックでKOするという、我々の知る一般的な釣りのスタイルとは掛け離れているが…

*3 ちなみにこの時リュウは「豪鬼ほどの強さがあれば熊を殺さずに無力化させられたはずだ」と激昂しているが、熊が人の味を覚えてしまったのはリュウがゴウケンの下に辿り着く道中で襲われてしまったがため。一度人の味を覚えた熊は必ず再び人を襲うので殺すしかないので豪鬼は何も間違ってはいないが、言い訳はしなかった。

*4 ちなみに熊がリュウを襲った理由はリュウの血の味を覚えたためで、リュウは自身の不注意のせいで人食い熊にしてしまった事を悔いて、自身が責任を持って無力化しようと熊の巣穴に向かい、返り討ちに遭って喰い殺される寸前で豪鬼が乱入、熊の頭を後頭部から眉間へと拳で貫き即死させた。

*5 師匠は生きていたものの、殺意の波動に目覚めかけるリュウのストッパーになる為には、殺意の波動を制しなければならない為と思われる。

*6 厳密には起き上がったと同時に気絶が回復する

*7 実は『ZERO3』のみ体力自体はさくら等と一緒で、リュウより僅かに低い程度。ただし気絶耐久値は最低クラス。

*8 SSS豪鬼、SS・S該当なし・A鉄拳7最上位キャラといった感じ

*9 豪鬼以外だと『V』で影ナル者が使っていた。また『Ⅴ』の豪鬼も豪昇龍拳の追撃で禊のようなモーションがある。

*10 プレイヤーとの通常対戦をするほか、SiN豪鬼に勝利するなどしてイベントポイントを稼ぐと、このカラーリングがコスチューム1専用のEXカラーとして貰えた

*11 例を挙げるとキャミィのフェイタルネックツイスター(コマ投げ)やJPのトルバラン(中段・下段版がある飛び道具)に被弾しやすい

*12 後ろアピール中に下アピールを入力する事で懐から巨大なおにぎりを取り出し、悠々と食べ始める

*13 技追加のみで本体性能は変わらない

*14 海外版の勝利台詞や通常豪鬼を使用しても最後に立ち塞がることから、アポカリプスが豪鬼をモチーフに製造したメカという説もある。ウルヴァリンのEDで明確に別人として通常の豪鬼が登場していたり、家庭用でメカ豪鬼を使用して最終ボスとしてのメカ豪鬼を倒すとED前の会話で唐突に「3人目のメカ豪鬼」が登場する事からもそちらの方が説得力がある話である