ゼクス・マーキス

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ゼクス・マーキス - (2018/01/20 (土) 00:00:22) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2010/05/09(日) 18:46:05
更新日:2024/02/01 Thu 02:14:00
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言っただろ、私は軍人なのだよ



新機動戦記ガンダムW』の登場人物。


■プロフィール

年齢:19歳(本編開始時点)
身長:187cm
体重:76kg
人種:北欧系
乗機:
リーオー
トールギス
ウイングガンダムゼロ
ガンダムエピオン
トールギスⅢ
声優:子安武人


■人物

秘密結社OZに所属する青年士官。
常に銀色のマスクで顔の上半分を覆い隠しており、素顔を伺う事はできない。
中世ヨーロッパの軍服を彷彿とさせる赤いジャケットを身に着けている。
名前の由来はドイツ語の6(ゼクス)と英語の侯爵(マーキス)。
実はこの名前、彼が劇中6人目のガンダムパイロットになるという綿密な伏線。


連合軍のスペシャルMS部隊、通称「スペシャルズ」に属し、初登場時の階級は上級特尉。
精鋭揃いの同部隊きってのエースパイロットでその戦いぶりは「閃光」とも評され、「閃光の男爵(ライトニング・バロン)」の異名を取っており、トールギスを受領後には「閃光の伯爵(ライトニング・カウント)」の名を改めて贈られた。

パイロットとしての実力もさることながら冷静な洞察力と判断力を備え、OZ総帥トレーズ・クシュリナーダからの信頼も厚い。
また、その物々しい外見に似合わぬ気さくな態度と高潔な振る舞いから、OZの青年士官たちの憧れの的となっており、直属の部下以外にも彼を慕う者は多い。

そんな彼の正体は、かつて「完全平和主義」を唱え連合によって滅ぼされた王国、サンクキングダムの王子ミリアルド・ピースクラフト。
そしてリリーナの実兄でもある。
復讐の為に連合に入り、高い能力を示す事でその中枢に近づいていった。
トレーズとは昔から親交があったようで、彼が新兵であった頃から正体に気付かれていたようである。

厳しい訓練で知られるレイクビクトリア訓練所をダントツで卒業した事で有名だが、本人は同期の友人だったルクレツィア・ノインがあえて二番を狙ったからだと語っている。

超人的なパイロット能力を持っており、第一話では圧倒的な性能差を奇策と技術で埋め、量産機のリーオーでヒイロウイングガンダムを撃沈している。
後には、その余りの劣悪な操作性で封印されたトールギスを乗りこなし、ゼロシステムを搭載したエピオンを御している。
また戦術眼も優れており、オペレーション・メテオの目的をすぐに察知した。

当初、ヒイロとの差は機体性能が決定的な差だと考えていたが、後にヒイロの非凡な能力を知ってからは、戦士として彼に執着している。


真面目な好人物ではあるのだが、育ちが良いせいかやや潔癖症の気があり、非道な作戦などには露骨に不快感を示す。闘争心も強く、相手にハンデを持たれる事を好まない。
また自嘲癖も強く、近代的で効率的な兵士になりきれない自分の甘さに苛立つ場面も多い。
とはいえこういった非合理で人間的な部分こそ彼が部下に慕われる所以であり、そのカリスマ性を際立たせるものでもある。
紆余曲折を経て「友達にはなれない」と袂を分かつこととなったトレーズもゼクスの持つ人間的な部分を好み、最期まで「自身の理解者」として扱っている。


王子だけあって美し過ぎる顔立ちをしており、OZの制服が映える美青年である。
髪が長すぎて仮面に納まらないだろとか突っ込んではいけない。
ヒイロとの身長差も突っ込んではいけない。
ちなみに某大型チャンネルでは、ガンダムシリーズで誰が一番イケメンか、という話題でシャア・アズナブル、キラ・ヤマトと共にいつも名前があがる御方。


その出で立ちから分かるように、モデルとなったのはシャア・アズナブル
本作品自体が1st〜逆襲のシャアまでのオマージュであり、ゼクスの行動もそれを意識したものとなっている。
しかし、どちらかといえばシャアのパイロットとしての側面を強く押し出したキャラクターであり、思想家、政治家としてのシャアはトレーズに影響を与えている。

ノインとは深い愛情で繋がっており、敵対する立場となった時も刃を向ける事を躊躇った。
またリリーナのことも大切に思っているが、戦いで汚れた自身の手で触れるべきではないと考えている。それが彼なりの騎士道と言うものなのだろう。

独特の言い回しが多く、作中の名言の半分は彼とトレーズによるものである。
「馬鹿は来る!」は秀逸。



また、幾ら本名やコードネームで名乗っても必ずゼクスで呼ばれる。

ミリアルド「今の私はミリアルド・ピースクラフトだ」
ヒイロ「ゼクスか!」


ウィンド「プリベンターウィンド、これより支援を開始する!」
ノイン「ゼクス!」


ゼクス「(´・ω・`)」

モデルとなったシャアも本名や他の偽名でも何度か「シャア」とは呼ばれていたが、ゼクスはそれ以上である。


■劇中の活躍

◇TV版

オペレーション・メテオを察知し、地球に降下してきたヒイロのウイングガンダムを迎撃する形で登場。
以降はガンダムと戦いながら、OZによる連合へのクーデター計画「オペレーション・デイブレイク」に尽力し、サンクキングダム攻略の陣頭指揮を取った将軍を殺害。
更に命を賭したオットーの助力によりサンクキングダムに残る旧連合勢力を排除し祖国の解放を成し遂げた。

これによりゼクスは仮面に隠した復讐を終えるが、同時に「理由はどうあれ戦乱を引き起こすOZに加担してきた自分では完全平和の理念を掲げるピースクラフトに戻る事はできない」と考え、自分の存在理由を見失ってしまう。

そして唯一残った戦士としての性から、自分とは違う形で戦士として戦うガンダムパイロットたち、特に実際に刃を交えたヒイロに興味を持ち、彼と決着を付けたいと考え自爆したウイングガンダムをトールギスの予備パーツを使ってまで修復し、決闘を挑んだ。
その際、今回の決闘はあの時の続きだとして、前回の戦いで損傷していたトールギスの左腕部分をあえて整備不良のままにするなど、かなり徹底して「対等な戦い」にこだわっている。
このことに対しヒイロは「色々と気を遣いすぎる奴だ」と評し、ゼクス自身も「私の甘さ」と自虐していた。

しかし、そのこだわりが仇となってロームフェラ財団上層部から疎まれ、トレーズからOZを脱退する条件として70機(エアリーズ50、キャンサー20)ものMS部隊との戦闘を言い渡される。
戦闘には勝利したものの合理主義に進むOZに自分の居場所は無いと考え、偶然出会ったハワードの勧めで宇宙へ上がり、ゼクス・マーキスではなくミリアルド・ピースクラフトとしてOZや旧連合、各コロニーと接触し時代の変化を垣間見る。

その後はハワードが持ちだしたピースミリオンに身を寄せ、ゼクス・マーキスとしての顔を使いロームフェラの作戦を妨害。
しかし再興したサンクキングダムがまたも崩壊した事に無力感を覚え、しばらくは失意の中を無為に過ごす。

そんな中、コロニー革命闘士ホワイトファングのリーダー、カーンズから指導者になる事を請われ、それを受け入れる。

この行動の背景には、「凄惨な戦争を体験させる事で、人々に戦争に対する恐怖を植え付ける」という思想があり、あえてその役を買って出たのは「地球の民である自分が地球を裁く事に意味がある」と考えた為だった。
最終的には巨大戦艦リーブラを地球に落下させ核の冬を引き起こそうとするが、ヒイロとの一騎打ちにて敗北。
そして今度こそ人々が他者を思いやり平和を求めること信じ、自らリーブラ動力炉を破壊しその爆発に消えていった。


Endless Waltz

前作から一年後、密かに生きていたゼクスは、プリベンター・ウインドと名を変えてデキム・バートンの蜂起に立ち向かう。
(OVA1巻では顔が出なかったためクレジットで「謎の男」となっているが声でバレバレ)
その能力は衰えておらず、デキムの作戦を見抜き単独で大気圏離脱、MO-Ⅱを襲撃した。
マリーメイア軍が地球に降下した後は、ノインとたったのふたりで四百機のサーペント部隊に挑み、百機以上をパイロットを殺さずに戦闘不能にしている。
戦後は、火星のテラフォーミング計画を「死んだ人間」として行う為、ノインと共に旅立った。

ちなみに脚本家による続編小説では、ノインとの間に双子を授かっている。



■名台詞

「私のリーオーは十分速いさ」

「あっけない…これで良いのか?」

「功を焦る軍隊に良い未来はないな…」

「ガンダムを見た者は生きて帰れない…妙なジンクスにならねば良いが…」

「殺人的な加速だ!」

「馬鹿は来る!」

「すまん、屈辱に付き合ってくれ…」

「この馬鹿どもがァーッ!」

「噂の先行は好きではないな。敵からは目標とされ、味方からは必要以上を期待される」

「私の命の見積りが甘かった事…証明してみせねばな!」

「良い攻めだ…しかし私はまだ死なん!」

「我が愛機よ…安らかに眠れ…」

「ウイングゼロ、私に勝利を見せてくれ!」

「否!断じて否!」

「必要ないのだ!宇宙にとって、貴様たちは!」

「所詮は血塗られた運命…今更この罪から免れようとは思わん。決着をつけるぞ、ヒイロ!」

「ならば私は、どこまでも生き抜いてみせる!誰よりも厳しく…戦士としてな!」

「死んでいたさ!だがトレーズの亡霊がさまよっている以上大人しく棺桶で眠っているわけにはいかんのでな!」


「ノインのスリーサイズなら知っている!」

「ヒイロ!よもやまさか私の可愛い妹に、よからぬ振舞いをしていないだろうな!もし万が一そうだとしたら、今ここで私がお前を殺す!」

「いいや信用できん!リリーナは…リリーナはあんなに強く賢く美しいのだ。二人きりでいて変な気を起こさないはずがないのだ!」


ボンボン版
「ヒイロ…ノイン…私に優しい心を思い出させてくれて感謝する。
 だが、私はあえて悪魔になろう。人々に戦いの愚かさを見せ付けるために…
 一つでも多くの兵器を破壊する!このガンダムエピオンで!」

「…ゼロシステムなど無用!
 そう、これは機械などには理解できない決闘。君と私の問題だからな」



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