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SCPS"ラモール"内に存在しているSCP-1682-JP-Aから-Dは、4人からなる機動部隊によって常に監視されています。SCP-1682-JPへの職員の侵入は、ワダツミ計画における調査を除き禁止されています。
SCP-1682-JP-1の出現が確認された場合、機動部隊による保護を行い、サイト-8194内にて標準人型収容ユニットにて収容を行ってください。SCP-1682-JP-1の、当該オブジェクトへの帰還は認められるべきではありません。一度でも保護されたSCP-1682-JP-1がSCP-1682-JPの入り口へ再接近を求めた場合、機動部隊による鎮圧、及び再収容が行われます。
例外として、ワダツミ計画における、SCP-1682-JP-1の当該オブジェクトへの帰還は全面的に承認されています。
カツウラ博士の喪失、並びにSCP-1682-JPの閉鎖を以てワダツミ計画は凍結されました。この計画において消費された人員、及び物品の回収は行いません。
まず、SCP-1682-JP-1は私達の世界に住む人類とほぼ同じ生活様式を有しています。ただ、[コード - ワダツミの提示が必要です ]。このような特徴は私達の住む世界の人類には見られず、また、そういった言葉による表現も私は見た事がありません。引き続き、それらに関しての情報を集めたいと思います。
また、そのような物が存在するせいか、亜世界の歴史イベントは非常に大きな差異を有しています。それらのデータの収集も行い、比較を行う事も予定しています。亜世界の人口が非常に少ない事も、この事に起因するのでしょう。
更に、SCP-1682-JP-2、並びに第一次報告時に私が出会ったシゲサト博士は90%以上の確率で同一人物である事がわかりました。やはり、この世界の人類の一部は、私達の世界の人類の一部と同期を発生させているようです。つまり、[コード - ワダツミの提示が必要です ]に利用する事ができるのではないでしょうか。そのために私は、次回の調査において[5秒ほどの沈黙]「腐敗実験用機材」の搬入を進言したいと思っております
報告します。[コード - ワダツミの提示が必要です ]、という表現についてまた新たに判明した事の報告を行います。
[コード - ワダツミの提示が必要です ]は私達の世界においては一般的には機能停止、という言葉と同義だそうです。SCP-1682-JP-1も、SCP-1682-JPに進入した私達の殆どがそうなってしまったように、恒久的な機能停止を起こします。その場合に、このような表現を用いるそうです。
このような状態になってしまった人類を、私達はトルオール半固定物質化装置、並びにアズバンド粒子分解槽にて保管しますが、SCP-1682-JP-1は儀式的な手順を以て、それらを燃焼し、地面に埋める事で保管を行うそうです。
実際に、亜財団内でSCiPに曝露してしまった人間を、そのような方法で保管している様子を、私は何度も目にしました。そのため、トルオール半固定物質化装置、もしくはアズバンド粒子分解槽の存在を確認しましたが、それらは存在していないようです。
その時の、彼らの顔が忘れられません。私は何か、間違った事をしてしまったのでしょうか?
コード - ワダツミ送受信プログラムこのワダツミ送受信プログラムは、ワダツミ計画が実施されていた当時に使用されており、現在は完全に凍結されています。再起動にはコード - ワダツミの提示が必要となります。閲覧端末のID情報において、コード - ワダツミの提示、並びに送受信プログラムの起動を行いますか?
同一存在の死を我々は許容できない。
そちらにとって、死とはそれほどに素晴らしいものであったのではないか?
ここにはない。そちらの世界にしか、救済は、神の慈悲は存在しないのだ。頼む、我々を、殺してくれ。
ここに救いなどありはしない。あるのは、ただ死だけだ。我々を、殺さないでくれ。