アクロスマッシャー(ウルトラマンジード)

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アクロスマッシャー(ウルトラマンジード) - (2017/09/03 (日) 14:52:16) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2017/09/03 (日) 14:51:53
更新日:2024/03/12 Tue 15:53:39
所要時間:約 9 分で読めます





融合(You go)

\デヤッ!/


I go!

\ハァッ!/


ヒア・ウィー・ゴー!!



フュージョンライズ!!



見せるぜ! 衝撃!



ジィィィィィィィィィィド!!



ウルトラマンヒカリ!  ウルトラマンコスモス!




ウルトラマンジード!


ア ク ロ ス マ ッ シ ャ ー !




アクロスマッシャーとは、特撮ドラマ『ウルトラマンジード』に登場するウルトラマンジードのフュージョンライズ形態のひとつである。
DCDゲーム『ウルトラマンフュージョンファイト!』における属性は『斬』



(whitesmoke,dodgerblue){◆≪スペック≫◆}


身長:51m
体重:3万5千t



◆≪概要≫◆


主人公・朝倉リクが『ウルトラマンヒカリ』と『ウルトラマンコスモス』のウルトラカプセルを装填ナックルにセット後、ジードライザーでリードすることによりフュージョンライズした姿。

ぐんぐんカットはリクの全身にヒカリとコスモスの姿が重なった後、
ヒカリ変身時における直線状の閃光が交差し爆発する様からコスモス変身時の光の波紋へと変化し、
煌めく水面にも似た空間から青と白のオーラを経て巨大化する……というもの。

着地時もヒカリの光の直線とコスモスの穏やかな光を纏ったもので、女性のスキャットが彩るテーマ曲もその神秘性を強めている。
さらに着地の際も土砂を巻き上げず、静かに着地するという合体元のやさしさのルナモードに相応しい描写に……
おい誰だ、コスモスはほぼ毎回高所から飛び降りて思いっ切り土砂巻き上げてたとか言ってるのは!

◆≪特徴≫◆


全体的にシンプルで、白銀の姿に青いラインが引かれた青いウルトラマン特有のデザインだが、
頭頂に施された青いメット部分がかつてのハンターナイト ツルギのマスク部を髣髴とさせる。
ジードの形態のなかでは頭頂部以外はかなりシンプルなウルトラマン体型である。
体重もジードのフュージョンライズ形態の中でも一番軽い。

握り拳を作らず、菩薩のように平手で身構え太極拳を思わせる流麗な仕草が目を引くが、
左手を右胸に、右掌を前にかざす独特なファイティングポーズが最大の特徴。
これ以外にも独特なポーズを何個か持っていたりすることが直前スペシャルで判明している。

本編でもこの菩薩にも似た構えを取りながら、蝶のように舞い蜂のように刺す、アクロバティックでスピーディな戦法を得意とする。
また、その動きは流れるようにゆったりしたものだが、時折コスモスのように体を動かさず瞬く間に高速移動していく。
OP映像やフュージョンライズ時にも見られた水のエフェクトにも見られるが、時に清らかなせせらぎのように穏やかに、時に激流のごとく苛烈に戦うスタイルともいえる。

なお、このフュージョンライズ形態が出た後世間の評価も変化。
初陣後のニュースの世論調査コーナーでは「好き:50%/嫌い:40%/分からない:9%」
サンダーキラー戦第2ラウンド後は「好き:52%/嫌い:37%/分からない:11%」というように賛否両論な結果を出している。
また、アクロスマッシャーデビュー時には「スタイリッシュでクール」という女性の評判を集めていた。土砂を巻き上げないのも好印象の理由か?



◆<<使用技>>◆



アトモスインパクト

両腕で大きく円を描いた後、ヒカリの必殺光線・ナイトシュートと同じく左腕を前に十字を作る構えを取ることで発動。
O状の光線が直撃するとその衝撃で敵が地表から浮かび上がり、被害が出ない安全な場所に移動させるために使われる。
SEはナイトシュートのものが使われている。


スマッシュビームブレード

左人差し指と中指で印を作り、右腕にエネルギーを集中させることで発動。
ナイトビームブレードにも似た、黄金の光の刃を形成し光を超える速さで敵を切り裂く。
残像と共に敵に乱れ斬りを浴びせるバリエーションもある。


スマッシュムーンヒーリング

アクロスマッシャー最大の技。
両腕を交差し、エネルギーを集中させることで発動。
上に掲げ虹を描きながら胸部に集め、両掌からルナモードの得意技であるフルムーンレクトにも似た興奮抑制光線を放ち、凶暴な怪獣の暴走を鎮める。


ディフュージョンシャワー

ジードクローを用いた必殺技。
細胞内に存在するリクの意思がジードクローを構え、ジードライザーを介することにより「シフト・イントゥ・マキシマム!」の音声が鳴り響く。
その後、クロー中央部を押すことで爪が三叉状に展開。トリガーを三回引くことで高速回転。
トリガー部中央のスイッチを押すと光子エネルギーがチャージされ、真上に掲げると中央部から収束されたエネルギーが
上空へと放たれ、無数のエメラルド色の針状光線が雨のように降り注ぎ敵に大打撃を与える。

◆<<活躍>>◆


本編登場は5話から。
これ以前に4話にてヒカリ、5話にてコスモスのウルトラカプセルを起動させている。


5話『あいかた』
ヒーリング芸人新井タカシに飼われる宇宙生物ルナーシュの子モコの体から分離したリトルスターが分離し、コスモスのウルトラカプセルが起動。
そのままアクロスマッシャーにフュージョンライズ、初陣に移行される。
その凶暴さでプリミティブを圧倒していたアーストロンをアトモスインパクトで吹き飛ばし、
蝶のように華麗なジャンプで突進攻撃をかわし、スマッシュビームブレードで蜂のように鋭く攻撃。
マグマ光線をも難なく回避し、スマッシュムーンヒーリングで鎮静化させ地下へと戻していく。
伊賀栗レイトの目を通してその戦いを見届けたウルトラマンゼロも、アクロスマッシャーの姿にヒカリとコスモスの面影を感じるのだった。


6話『僕が僕であること』
プリミティブがジードクローを入手後、クローカッティングで足止め攻撃をしてからアクロスマッシャーにフュージョンライズ。
手にしたクローでサンダーキラーの光線を粉砕し、瞬間移動しながら連続攻撃。
その勢いを保ったままディフュージョンシャワーを放ち、サンダーキラーを撃破した。


8話『運命を越えて行け』
ゼロビヨンドとなったウルトラマンゼロが放つクワトロスラッガーの援護を受け、プリミティブからフュージョンライズ。
ギャラクトロンの一体に対し、スマッシュビームブレードで目にも止まらぬほどの乱れ斬りを炸裂させる。
「???「光を超えて、闇を斬る!!」>ハリケーンスラッシュ(ウルトラマンオーブ)
やがて、点滅するカラータイマーを見て制限時間を知りジードクローを召喚。
ディフュージョンシャワーで完全に撃破した。




◆<<余談>>◆


このフュージョンライズに必要なウルトラマンであるヒカリとコスモスは、
  • 基本形態が青いこと
  • 見守っていた星を滅ぼした存在を殲滅するために地球に来た
  • そして姿が全く同じ偽物が登場した
これらが主な共通点としてあげられる。

発表時のスチール写真にも写っていたファイティングポーズが非常に奇抜で独特な事から、
登場前にも関わらずこの姿のジードが襖を開けるコラ素材として凄まじい人気を集めていた。通称:「アクロ襖ッシャー」。
初登場回担当の市野監督曰く「青いジードさんが扉を開ける?」。
その他、初登場回のサブタイトルから「あけかた」とも。
実際登場した際も、腕の動きの中にそっと開け閉めするように左右に動かす動作が存在していた。

映像作品において、登場した青いウルトラマンはウルトラマンアグルが最初だが、アグルのテーマである「アグル降臨」も女性のスキャットが印象的な曲で、アクロスマッシャーのテーマ曲もそれを意識している模様。
また、デビュー戦の5話でも華麗な剣技とアーストロンへの挑発でアグルを思い出した視聴者もいたとか…。
ちなみに、ヒカリおよびアクロスマッシャーが右腕部から光の剣を生成するのに対し、アグルは右手の指先からアグルブレード/アグルセイバーという光の剣を生成している。刀身もヒカリおよびアクロスマッシャーのものよりかなり細い。

なお、ゼロもコスモスの力を借りた形態としてルナミラクルゼロにフォームチェンジする。
ルナミラクルゼロもアクロスマッシャーと同様に姿が青い形態で、超高速戦闘と興奮抑制光線を得意としているが、その技のひとつであるフルムーンウェブは鎮静化と共に怪獣を元いた世界に戻すというチートじみた能力を持っている。


追記修正は衝撃を見せてからお願いします。

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