ウルトラマンジード

登録日:2017/08/25 (金) 01:00:46
更新日:2019/07/18 Thu 03:03:32
所要時間:約 11 分で読めます






運命――覚悟を決めろ。



概要


『ウルトラマンジード』とは2017年7月8日から2017年12月23日まで全25話で放送された特撮番組。
放送終了後にYouTubeでは終了直後から最新話が1週間、ニコニコ動画では3日遅れで水曜日から金曜日までの3日間、見逃し配信が行われた。
そして、本編終了後の2018年3月10日より、劇場作品『劇場版 ウルトラマンジード つなぐぜ!願い!!』が全国の劇場で上映された。

主役はウルトラマンベリアルの息子・ウルトラマンジードであり、同時にベリアルとゼロの物語でもある。
そのため放送するまでの間『ウルトラマンゼロ THE CHRONICLE』というベリアルとゼロの因縁を紹介していた。
というよりは『ゼロTHE CHRONICLE』の続編が本作と言うべきか。

同時に彼らに関する細かい説明は一切なく物語が進んでいくのも(電ホビで語られているように)特徴的か。
この作品が初見でも問題ないが、世界観を深く理解するには最低でも『ゼロTHE CHRONICLE』分の物語を知っている必要がある。
俳優・声優陣インタビューで語られているように各小ネタも理解するならさらに最低でも『ウルトラセブン』の視聴がいるが。

メイン監督はベリアルとゼロのデビュー作『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』の監督を務めた坂本浩一氏が担当する。
坂本氏は16年の9月にオファーがあったと言い、引き受けた後に監督する作品がゼロとベリアルの話だと聞いたという。
かつての岡村と宮迫のネタを目の前で経験した監督には何か運命があるかもしれない。

他の監督はウルトラマンオーブから続投の市野龍一、武居正能、冨田卓、田口清隆と本作で初監督となる伊藤良一、池田遼の合計7名の監督が参加している。

シリーズ構成は『GOTH リストカット事件』等で有名な乙一氏が担当。本編の脚本では本名である安達寛高名義で掲載されている。
オーブの事をTwitterで言及したことが円谷プロからオファーがあった理由だろうと乙一氏は語っており、
乙一氏は『ウルトラマンX』から本格的にシリーズを子供と一緒に見始めた特撮初心者なため引き受けるのが心配だったとも語っている。

他の脚本は10人以上いたXやオーブと異なり乙一中心の少数精鋭で、
三浦有為子(シリーズ構成協力)、柳井祥緒、森江美咲、根元歳三、勝冶京子、足木淳一郎の合計7名となっている。

また乙一氏が主人公とヒロインを書くうえで念頭に置いているのが『涼宮ハルヒの憂鬱』であり、SOS団のような主人公と周りの女の子を意識しているようだ。

物語を書く上での対象年齢は自身の子供と同じ小学1年生だが、
同時に自身がリスペクトしているウルトラマン好きのSF作家、小林泰三氏、山本弘氏に叱られないような作品にすることを心掛けているという。
特に当初の予定ではジードのラスボスは小林氏リスペクトで『アルファオメガ』という名前にするはずだったとハイパーホビーのインタビューで答えている。

なおシリーズ構成と言っても設定全部を乙一氏が考えている訳ではなく、
円谷プロが元々考えている設定に乙一氏の発案した設定が組み込まれたとインタビューで答えている。
また乙一氏は設定を序盤に全部バラしてバラエティーに富んだ話をしたかったらしいが、
他の監督が設定は終盤まで隠す派だったため、隠す路線で行く事になったという。


音楽を『ウルトラマンネクサス』などを手掛けた川井憲次氏が担当する。
放送後に『仮面ライダービルド』においても音楽担当が発表され、
蓜島邦明氏、佐橋俊彦氏に次ぐ3人目のウルトラ・ライダー両方の作品の楽曲を同時に手掛ける人物となった。ビルッとしてても、ドーにもならねぇ!

また坂本氏は本作をウルトラマンメビウス以来久々のM78星雲出身のウルトラマンがメインの作品と語っている。
裏を返せば無口な二人組不愛想なウルトラマンはM78星雲出身ではないという事になる。
ただし、ゼロが次元を超えてやって来ている、これまでほとんど怪獣が出現していないなどM78ワールドの世界観が舞台では無い描写が所々あり、
後にジードの舞台自体は「サイドスペース」というM78ワールドとは異なる宇宙であることが判明している。ジードをどの宇宙で誕生させたかまでは明言されてはいないが。

なお、今作における作中作として特撮番組「爆裂戦記ドンシャイン」がある。
スタッフのお遊びかとも思いきや、主人公の動機や本編にも大きく関わっている。
バンダイビジュアルからリリースされるBlu-ray BOX1では、ジード第1話で一部だけテレビで流れたドンシャイン本編が映像特典として収録されるので、
気になる方は要チェック!



あらすじ

朝倉リクは、ウルトラマンベリアルの遺伝子を受け継ぐ者。
巨大怪獣スカルゴモラの襲撃を逃れた朝倉リクと相棒のペガは、地下500mに位置する謎の秘密基地を発見する。

基地の報告管理システム・レムから「ジードライザー」と「ウルトラカプセル」を与えられたリクは、
幼い頃から憧れていたヒーローになるために、ウルトラマンジードにフュージョンライズする!

(公式より引用)


登場人物

ちなみに登場人物の名前は乙一氏がSF作家から名付けていることが坂本監督に明言されている(視聴者からは朝倉リクの由来が明言された時点で他もそうだと推測していた)。
また、主要人物の下の名前は原則としてカタカナで表記されるが、漢字表記は設定されており、名刺や宛名が映る場面で漢字表記を見ることができる。

朝倉リク
演:濱田龍臣
本作の主人公。19歳のフリーター。漢字で「陸」と書く。
「99%以上の確率でベリアルの息子」という、歴代ウルトラマンの中でも異彩を放つ出生を持つが、
当人は赤ん坊の頃に天文台に捨てられ、地球人の一家に拾い、育てられたために自分は地球人と思い込んでおり、
ベリアルの息子であることどころか、そもそも自分が宇宙人であることも知らずに育った。
ポジティブで明るい性格の持ち主だが、幼少期に見たヒーロー番組「爆裂戦記ドンシャイン」に憧れてヒーローを志したり、
掃除機を買いにいってゲーム機を買うなど、19歳にしては子供っぽいところが多々ある。ライハには頭が上がらない。
モアから受け継いだ「ジーッとしてても、ドーにもならねぇ!」が口癖で、ウルトラマンとしての自らの姿に「ウルトラマンジード」と名付けた。

・鳥羽ライハ
演:山本千尋
リクとペガのオカン本作のヒロインその1。漢字で「來葉」と書く。
怪獣が人間に戻ったところを殺すために、腰帯剣と呼ばれるようなペラペラの剣を普段から持ち歩く謎の女性。間違っても魔戒法師ではない。
2話の時点でジードの正体を知り、リクとは協力関係に。その縁でレムが管理する秘密基地「星雲荘」に住み込むようになった。
武術に優れていることからリクを鍛え上げている他、私生活でも叱ったり心配したりと、まるで母親のような接し方をしている。
6年前、光瀬山麓に現れたスカルゴモラに両親を殺されており*1、この事件がジード世界における初の怪獣被害とされている。
この件もあり当初はなかなか過激な性格も見せていたが、徐々に本来の優しい性格に戻っていく。

ペガッサ星人ペガ
演:潘めぐみ
本作のヒロインその2。ペガッサ星の男の子。こう見えても十代後半
リクの家に住み込んでいる少年で、セブンの頃のペガッサ星人に比べ全体的に幼い造形になっている。
創作物の定番、造花の内職をしている他、それ以外にもなかなか多芸であるらしく、
1話ではアイスクリーム販売の冷凍庫を直し(実はどこも故障してなかったんだけどね)、6話ではネイティブが書いたであろうスペイン語を和訳していた。
伏井出の講演会の際には彼なりに「ボクも小説を書いて大ヒット作家になれないかな?」と考えるなど、
ジーっとしていないといけないなりに熱心に家計を支えている。
ハヤタの息子がパワードスーツを着て戦うレベル3マルチバース』ではウルトラマンAに変身している、のかもしれない。

・レム
演:三森すずこ
本作のヒロインその3。
星雲荘の報告管理システムのAIであり、リクに基地の所有権を譲渡した。
必要があれば偵察機『ユートム』を飛ばして情報収集してくれる他、変身前・後を問わず、リクを情報面でサポートしてくれる。
怪獣娘放送開始時にかぷせるがーるずの二人が氏のラジオにゲストに来たことがあったのだが、まさかこの布石だったとは……。
AIなので声は常に冷静沈着で、丁寧だが感情が見えないキャラ…であったが、リクたちとの交流を通して「人間らしさ」を獲得しており、
冗談を言ったり、秘密基地に出入りする面々と実体をもって接したいと考えるようになり、システムAIから進化(?)しつつある。

・愛崎モア
演:長谷川眞優
本作のヒロインその4。名前の漢字表記は「萌亜」。
リクの幼なじみのお姉さんで、かなりドジな性格だが内に秘めた正義感は強く、いざとなると勇敢な一面も見せる。
ニコニコ生命保険のセールスをしているとリクには伝えているが、本当はAIBのエージェントをしている。
リクとは昔からドンシャインごっこをする仲で、「ジーッとしてても、ドーにもならない」という言葉をリクに伝えるなど、人格形成にかなり影響を与えている。
また、リクに対して昔から異性として好意を抱いていた節があるが、リクがそういう事柄に鈍いこともあり、まったく気付かれていない。
ライハとは当初はお互い険悪な雰囲気だったが、中盤からは良好になった。

伊賀栗レイト
演:小澤雄太
ゼロと一体化する事になった平凡なサラリーマン。30歳。妻子持ちで、家族を愛する優しいパパでもある。名前の漢字表記は「令人」。
普段は気弱な性格だが、事故に遭いそうになった子供を自らの危険も顧みず助けようとするなど、ただ気弱なだけではない人物で、
偶然その場面を見たゼロに気に入られて半ば強引に一体化されたが、なんだかんだで上手く付き合っている様子。
ちなみにそのシーンは『帰ってきたウルトラマン』のオマージュとなっている。

・シャドー星人ゼナ
演:岩田栄慶、声:浅沼晋太郎
AIBの上級エージェントでモアの先輩的存在。
特殊な装置を使い地球人に擬態、その際は「瀬名日出樹」を名乗りニコニコ生命保険のセールスマンとして活動する。
表情筋がないため常に無表情なのが難点だが、地球の治安を守るその姿勢は本物。会話する際はテレパシーを介し、口が開かれることは基本的にない。
シャドー星人が凶悪な宇宙ゲリラとして悪名高いためか、親父がひどく世話になったゼロからはかなり警戒されていた。
ちなみにトークショーによれば、方向音痴かつ小動物好きな一面があるらしい。実際、本編でもそれらしき描写が見られる。

他のAIB職員としてはネリル星人サーペント星人、グローザ星系人(人間体)、ペダン星人(レイオニクスハンター)、ゼラン星人、ドーブル星人、セミ女等が登場している。

・久米ハルヲ
演:水野直
リクがバイトしている駄菓子屋『銀河マーケット』の店長。
スカルゴモラの襲撃で店を踏み潰されながらも移動販売でラムネ等を売りさばく気風のいいおやっさん。
伏井出ケイのファンであり、彼の著作「コズモクロニクル」が愛読書。

伏井出ケイ
演:渡辺邦斗
本作のメイン悪役。
普段はSF小説家として活動し、ファンも多く存在するが、
裏では怪獣カプセルを使いベリアル融合獣にフュージョンライズする冷酷で獰猛な謎の男。
リトルスターを追っているらしいが、その目的は不明。
その正体はストルム星人

石刈アリエ
演:小林涼子
新進気鋭の女性ノンフィクションライター。
ふとしたことから記憶喪失のケイを介抱したことから彼女の運命が狂い始める。
最初は好奇心と小さな善意から彼の無実を証明しようとしたが、ケイが記憶を取り戻しジードと交戦したことから
次第に彼の秘められた狂気と闇に飲み込まれていき……。
と思っていた時期が自分たちにもありました


登場ウルトラマン


ウルトラマンジード
演:濱田龍臣
朝倉リクがジードライザーとウルトラカプセルを使うことで変身するウルトラマン。
設定的にはジードがリク本来の姿なので、変身というよりセブンのように「元の姿に戻る」という方が正しい…と思われていたが、
作品中盤に明かされた設定上そちらにも厳密には当てはまらない、かなり異色のウルトラマン。
父親譲りの目つきの悪さが特徴的な他、変身時のウルトラカプセルの組み合わせ次第で様々な形態を取る。詳しくは個別で。

ウルトラマンゼロ
演:宮野真守
光の国でヒカリが作ったウルトラカプセルの行方を追って、ジードの世界の地球に来た。
偶然見かけたレイトの勇気を気に入って一体化し、ベリアルを髣髴とさせる見た目のジードを警戒していたが、彼本人との接触を通じてジードをウルトラマンと認め、
まだ人間としてもウルトラマンとしても未熟なジードを見守り、手助けする先輩ポジションに収まった。要は『レオ』本編の親父のようなポジションである。変身できるけど。
ただし、第1話冒頭で負った傷のため2分間しか活動できなくなっており、ウルティメイトイージスが壊れて従来のタイプチェンジも不可能と大幅に弱体化している。十分強いけど。
第8話にてウルトラマンヒカリからニュージェネレーションカプセルを得て、ウルトラマンゼロ ビヨンドへとネオフュージョンライズ(いわゆる強化変身)するようになる。
だが、傷が癒えたわけではないため本調子ではない。*2

ウルトラマンベリアル
演:小野友樹
かつて超時空消滅爆弾で舞台となる地球がある宇宙ごと消滅させようとした悪のウルトラマン。
クライシス・インパクトと呼ばれている事件以降、消息不明だったが第16話にてついに復活してしまう。
ちなみに声優は同時期別世界でジャンボットの元パワードやマックスと共にレジスタンス活動をしていた。

・ウルトラマンヒカリ
演:難波圭一
第1話の回想シーンで初登場。
かつての戦いの最中でウルトラカプセルを開発した。
その後、第8話でゼロのピンチに地球へ訪れ、各種アイテム一式を彼に手渡した。なお、参戦はしなかった
ちなみに第8話の放送日は担当声優である難波圭一氏の誕生日かつ還暦の日だった。
最終回では光の国からジードの戦いを見守っていた。

ウルトラセブン
演:森次晃嗣
クライシス・インパクトの際の回想シーンで登場。
この回想シーンで登場したウルトラ戦士ではゼロと並んで唯一喋っており、森次氏が演じている。
最終回では弟子のレオとともにジードの戦いを見守っていた。

ウルトラマンキング
演:檜山修之
クライシス・インパクトによって崩壊する宇宙を自身自身と一体化させるというビックリな方法で修復した。
そのため、キングの意思は宇宙全体に散らばって音信不通になっていたが、ジードの戦いと心を見て「若きウルトラマン」として認めている。
また、ライハはリトルスターを介してキングの声を聞くことができるようになり、第17話にてライハをリクの精神世界に送り届けた。
最終回にて無事復活し、宇宙が修復されたことを伝えると、ウルトラの父とともに帰っていった。


ウルトラマン
ウルトラマンレオ
クライシス・インパクトの際の回想シーンで登場。
最終回ではジードの戦いを見守っていた。


クライシス・インパクトの際の回想シーンで登場したウルトラ戦士。

ウルトラの父(ウルトラマンケン)
演:西岡徳馬
ウルトラの母(ウルトラウーマンマリー)
第24話、光の国で復活したベリアルの波動を感じ取った。
最終回ではウルトラの父がジード、ゼロのピンチにサイドスペースに降臨。ちなみに放送日はメビウスの時の降臨時と同日。ついでに声優もメビウス時と同じ。
ジードたちが体制を整えるまでの間、ベリアルアトロシアス相手にフォースフィールドを張りながら、ジードのインターバル20時間以上を戦い抜いた。
ベリアルがアトロシアスとなっていたため苦戦はしていたものの、フィールドを張りつつ地球上で20時間以上も闘いカラータイマーがなっていないなど、
銀河伝説の時と同様歴戦の勇士としての力を見せた。
また彼もキングと同様にジードを「若きウルトラマン」と認めている。

ウルトラマンコスモス
最終回にて登場し、遊星ジュランからジードの戦いを見守っていた。
どうやら今でもムサシの近くにいるようだ。
ちなみにM78ワールド以外のウルトラマンではニュージェネレーションカプセルメンバーを除いて本作唯一の登場となる。


本作オリジナル怪獣


・スカルゴモラ
・サンダーキラー
・ペダニウムゼットン
・キメラべロス
・キングギャラクトロン
詳しくはベリアル融合獣の項目へ。

・宇宙植物ルグス
4話でフック星人が持ちこんだ、地球に持ち込み禁止の宇宙植物。
パッと見では先っぽが変な形をした観葉植物で、その先端に少しでも触ると催眠花粉を吹き出してくる。
その催眠力は超強力で、人間くらいの大きさの生き物はすぐに眠ってしまい、遥かに大きい怪獣サイズでも動きを封じてしまうほど。

・小珍獣ルナー
売れないお笑い芸人の新井タカシに『モコ』と名付けられた小さな怪獣。
ふわふわの毛玉のような体に、子供のように愛らしいつぶらな瞳をもつが、食事には外見に似合わない牙を出す。
モコはリトルスターを宿していた個体のため、ヒーリング能力を持っており、タカシはこれを利用して金儲けをしていた。
お腹を空かしていたところを助けてくれたタカシにひどく懐いている。
タカシも自分を見捨てないモコのことを非常に大切にしていて、一度モアに無理矢理モコを没収された時は意地を張って悪態をついていたものの、
アーストロンに襲われそうになったモコを体を張って守るなど、2人には確かな信頼関係がある模様。
最終的にはいくら保護しても何度もタカシの元に帰って来てしまうため、AIBの監視付きでタカシと共に暮らすようになった

・ゾベタイ星人ナビア
他人の心を読む能力を持つため、AIBに協力している宇宙人。自身では『サトコ』と名乗る。
地球に飛来したザンドリアスに対処する一方で、地球人の彼氏探しに没頭する。
母星では誰も嘘をつかないので、嘘をつく地球人に幻滅するが、モアとリクの会話を聞いて、相手を思いやるために必要な嘘を理解する。

・ドーブル星人
11話でさらっと出てきた宇宙人。バグバズンブルードみたいな顔をしている。AIBの職員。
劇場版でも別個体がさらっと出てきた。

・時空破壊神ゼガン
シャドー星人クルトが異次元から呼び出した、「時空破壊神」の異名を冠するシャドー星の最終兵器。
水生生物のキメラみたいな風貌と、胸のカラータイマーのような水晶体が特徴の巨大怪獣。
詳しくはシャドー星人の項目を参照。

・ウルトラマンベリアル アトロシアス
ベリアル最恐最悪の姿にして本作のラスボス。
珍しく形態名の部分に濁点が付かない。
詳しくはウルトラマンベリアル アトロシアスの項目を参照。


各エピソード

連続性の強い物語であるため前後編が多く、単発の話も多くが前後の話と強く繋がっている。
また1話から4話、24話と25話はBDBOXに収録されているディレクターズカット版では1つの話となっており、タイトルも『運命の始まり』、『ジーッとしてても、ドーにもならねぇ!』となっている。

直前スペシャル 構成:足木淳一郎、演出:村上裕介
 テレスドン
第1~4話『秘密基地へようこそ』『怪獣を斬る女』『サラリーマンゼロ』『星人を追う仕事』(『運命の始まり』)脚本:安達寛高、監督:坂本浩一
 ウルトラマンベリアル(1話冒頭)、スカルゴモラ(1、2話)、ダダ820号(2話)、ダークロプスゼロ3体(3話)、エレキング、ピット星人トリィ=ティプ、ルグス、フック星人(4話)
第5、6話『あけかたあいかた』『僕が僕であること』脚本:三浦有為子、監督:市野龍一
 ルナー、サメクジラ(幼獣)、アーストロン(5話)、サンダーキラー
第7,8話『サクリファイス』『運命を越えて行け』脚本:柳井祥緒、監督:武居正能
 ギャラクトロン2体
第9話『誓いの剣』脚本:三浦有為子、監督:冨田卓
 タイラントスカルゴモラ
第10話『ココロヨメマス』脚本:森江美咲、監督:冨田卓
 ザンドリアス2体(♂と♀)、ゾベタイ星人ナビア
第11,12話『ジードアイデンティティー』『僕の名前』脚本:安達寛高、監督:田口清隆
 ペダニウムゼットンケツバド星人、ウルトラマンベリアル、ネリル星人、グローザ星系人、サーペント星人、ペダン星人、ゼラン星人、ドーブル星人
第13話『レストア・メモリーズ』脚本:足木淳一郎、監督:池田遼
 1~12話に登場した者たち全員(回想)
第14,15話『シャドーの影』『戦いの子』脚本:根元歳三、監督:市野龍一
 シャドー星人(うち1体の個体名はクルト)、ゼガン、クカラッチ星人、ゼラン星人
第16,17話『大変!パパが来た!世界の終わりがはじまる日』『キングの奇跡!変えるぜ!運命!!』脚本:安達寛高、監督:坂本浩一
 ウルトラマンベリアル、キメラべロスゴドラ星人2体(うち1体の個体名はゴドー=ウィン)、ピット星人トリィ=ティプ(人間体の姿のみ)、セミ女
第18話『夢を継ぐ者』脚本:柳井祥緒、監督:伊藤良一
 ダダ116号、レギオノイド ダダ・カスタマイズザイゴーグ、サンダーキラー
第19話『奪われた星雲荘』脚本:勝冶京子、監督:伊藤良一
 レム人間態、電子幻像レム2、メカゴモラ
第20話『午前10時の怪鳥』脚本:三浦有為子、監督:冨田卓
 ギエロン星獣、レキューム人
第21話『ペガ、家出する』脚本:森江美咲、監督:冨田卓
 グビラ、ペダニウムゼットン
第22話『奪還』脚本:三浦有為子、監督:武居正能
 キングギャラクトロン、ネリル星人、グローザ星系人、サーペント星人
第23話『大変!ママが来た!ストルムの光』脚本:三浦有為子、監督:武居正能
 ペダニウムゼットン・エボルド、ウルトラマンベリアル、アトロシアス
第24,25話『キボウノカケラ』『奇跡!聖夜前夜に父降臨GEEDの証』(『ジーッとしてても、ドーにもならねぇ!』)脚本:安達寛高、監督:坂本浩一
 ウルトラマンベリアル、アトロシアスアーリースタイル、ゼガン、リドリアス、グローザ星系人、サーペント星人、ネリル星人、レイブラッド星人レイバトス(回想)、ダークネスファイブ(回想)*3、ピット星人トリィ=ティプ(回想)

『劇場版ウルトラマンジード つなぐぜ!願い!!』脚本:根本歳三、脚本協力:安達寛高、監督:坂本浩一
 アイル・サデルーナ、ブラン・サデルーナ、グクルシーサー、ギャラクトロン軍団、ギャラクトロンMK2ギルバリス、バリスレイダー、ジャキ星人アーロン、マージャー星人*4、ガルメス人、ブルック、ラワーン人、ヒュプナス、シャプレー星人、ドーブル星人、ナックル星人、イダラーダ、ルフル、ゲマハ星人、マグドム、バド星人、ノルヴァー星雲人、ケムール人、クカラッチ星人、伏井出ケイ(回想)、ウルトラマンべリアル(回想)


余談

  • 主演の濱田龍臣は子役出身であり、16歳にして既に芸歴約10年というキャリアの持ち主。過去には『ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国』でナオ役で出演している。弱冠16歳で主役に抜擢されたのは10年の蓄積あってのものだろう。
    また、幼稚園児の頃に将来の夢として「ウルトラマンになること」を掲げ、実際にウルトラマン役となった、シリーズファン出身の俳優である。
    とはいえ、「嬉しかった一方でかなり焦った」とも語っている。

  • 坂本監督は本作を「光の国の世界観を踏襲している」とインタビューで告げていたが、M78ワールドとは別の宇宙であると思われる描写が多々あり、
    さらに『ウルトラマン全戦士超ファイル(増補改訂版)』にて、明確にM78ワールドと別舞台であることが明言された。
    よって坂本監督の言葉は「M78ワールドの面子・設定が密接に絡む世界観」ということになると思われる。


  • 第1話のオープニングにおいて森次晃嗣氏と三森すずこ氏が同じ画面にクレジットされているが、森次氏の誕生日と、三森氏が演じた某スクールアイドルの誕生日はどちらも3月15日である。

  • 久米ハルオ役の水野直氏は後に2018年の『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』に怪人(の人間態と声)役で出演したが、その際にアドリブで「ジーッとしてても…。とおっ!」と本作のキメ台詞を(言いかけだが)放っている。水野氏の所属事務所いわく東映側は円谷プロからきちんと許可を得ているとのこと。

  • 愛崎モア役の長谷川眞優氏とシャドー星人ゼナ役の岩田栄慶氏は番組放送開始から2年後の2019年7月10日(ウルトラマンの日*5)に結婚を発表した。ウルトラシリーズでの共演者が結婚したのは『ガイア』に出演した高野八誠氏と石田裕加里氏に次いで2組目となる。




僕は、暗闇の中で気がついた。

ひとりじゃないことを。

僕には仲間がいたから。

そしてわかった、運命は変えられる。自分の力で。


果てしない運命を越えて、未来はある。

辛いことがあっても、立ち上がり、抗う。

そういう力が僕達にはあるんだ。

合言葉は……


ジーッとしてても、ドーにもならねぇ!」


追記・修正お願いします。

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