登録日:2018/05/20 Sun 00:36:03
更新日:2024/01/01 Mon 01:39:46
所要時間:約 7 分で読めます
M E S A L G E A R S O L I D
S N A K E E S C A P E
◆概要
PS2ゲーム『サルゲッチュ3』に収録されているミニゲームの一つ。
コナミより発売されたゲーム『METAL GEAR SOLID』と、ソニーコンピュータエンターテイメントより発売されたゲーム『サルゲッチュ』がコラボした作品。
『サルゲッチュ』のファンであった小島秀夫氏が、『
METAL GEAR SOLID3 SNAKE EATER』に、スネークがピポサルを捕獲するミニゲーム
「猿蛇合戦」を同梱したことがきっかけで制作された。
ジャンルはMGS同様「タクティカル・エスピオナージ・アクション」
プレイヤーはピポスネークを操作し、基地への潜入や捕虜の救助を目的として行動する。
子供向けのゲームに収録されているためか、MGSシリーズと比べると表現がマイルドだが、ゲーム難易度はMGSシリーズに引けを取らないほど高い。
興味本位で難易度を最高まで上げてプレイするとあっという間に応援部隊を呼ばれ、集中砲火を受けることも。
◆あらすじ
ある日洗濯をしていた『ハカセ』の元に『ロイ・キャンベル』からの無線が入ってきた。
彼によると特殊な訓練を積んだピポサル兵が最新兵器「メサルギア」を強奪し、政府にバナナ100億本を要求。72時間以内の要求が通らないとメサルギアから「ナマケモノ砲」を発射すると脅迫してきた。
そんな無茶な要求をのむことは出来ないため、『ソリッド・スネーク』はメサルギアを破壊するため、基地に潜入したのだが、所定の時間になっても連絡が来ず、キャンベル側からの通信も不通。
そのため、キャンベルはハカセにピポサルのスペシャリストこと『ヒカル』『カケル』『サトル』『サヤカ』にスネークの捜索とピポサルのゲッチュに協力してほしいと頼むが、生憎彼らは林間学校に出かけており、しかもゲットアミも故障中。
これではピポサルを「ゲッチュ!」出来ないため、万策尽きたかと思われたその時、ハカセがとある作戦を閃く。
それは「スネークの戦闘データをインプットしたピポサルを現地に送り込む」というもの。
こうして誕生したピポスネークは、スネークの捜索及びメサルギア破壊ミッションを開始するのであった。
◆登場人(サル)物
CV.
大塚明夫
本作の主人公。
伝説の傭兵『ソリッド・スネーク』の戦闘データをインプットしたピポヘルを被ったピポサル。
身動きが取れないスネークの代わりに基地に潜入し、メサルギアの破壊ミッションを受け持つ。
『ウキ。』
CV.大塚明夫
おなじみ伝説の傭兵。
見た目はネイキッドだが、中身はソリッド。
無線機が故障し、広域の周波数が使用不能になったため、キャンベルに連絡ができなかった。
ピポスネークに無線でアイテムや武器、罠の概要を教えたりするなどサポートする。
ちなみにキャンベルによると「かくれんぼは得意なだけで、むしろ大嫌い」とのこと。
『なんてことだ… おい、目を覚ますんだ!!』
CV.
青野武
おなじみ大佐。
カケル達が林間学校に出かけていることに対し、「国家の非常事態なんだぞ!!」と非難するが、ハカセに「こっちは一生に一度の学校行事じゃ!!」と言われ、あっさり引き下がってしまう。
『スネェェェェーーーーク!!』
CV.八奈見乗児
ピポヘルやゲットアミをはじめとする様々なガチャメカを開発した老人。
キャンベルとはハイスクール時代の同期で、彼からは
「ストーンヘッド」と呼ばれていた。現在はそのあだ名で呼ばれるのを嫌がっている。
冒頭の会話で「もうそういう仕事には関わらない」と言っていたため、キャンベルと共に戦争で戦っていた、もしくは兵器の製造に携わっていた説がある。
また、オタコンこと
ハル・エメリッヒの友人でもあり、キャンベルはスネークに「ハカセの協力があったからこそ、様々な秘密兵器が開発できた」と語っている。
ちなみに冒頭のキャンベルとの会話の途中でいきなりリアル顔になる。
『どうしたんじゃ~、ピポスネーク』
本作のラストボス。
ピポサル兵のリーダーで、最終ステージでメサルギアを操作し、ピポスネークを亡き者にしようとする。
名前から
リボルバー・オセロットのデータをインプットしたピポサルと推測できるが、誕生経歴および誰が製造したのかは不明。
◆武器
右スティックを倒すと攻撃でき、最大3コンボ(ひっかき→蹴り→バク宙蹴り)まで続く。
バク宙蹴りを喰らわせれば気絶させられる上、下記のモンキータグが手に入る。
ピポオセロットとの最終決戦ではこれしか使えない。
バナナの形をした銃。
右スティックを倒すと構え、離すと弾を発射。
ピポサル兵を気絶させるのみならず、遠くからスイッチを押す際に利用できる。
パイナップルの形をした手榴弾。
性能的にはグレネードに近い。
元ネタは、形状からパイナップルの異名を持つ「マークⅡ手榴弾」
スイカの形をした設置型無線起動式爆弾。
性能的にはTNTやC4に近い。
捕虜が捕らわれている亀裂が入った壁やコンピューターを破壊可能。
◆アイテム
バナナピストルの弾薬。
取ると弾薬を補充できる。
毎度おなじみ「マズすぎる!!」ことで有名な軍用携帯糧食。
本作では、サルゲッチュシリーズのビスケットの役割を担う。
レーションの数がピポスネークの体力を表しており、最大5つ。
至る所に落ちているレーションを取ると体力を1つ回復。
MGSのドッグタグポジション。
ボス含むピポサル兵全てが所持しているが、応援部隊は所持していない。
毎度おなじみスニーキングミッションの必需品。
被るとピポサル兵の目をごまかせる。「とのさまじょう 東部」のスタート地点で入手できる。
MGS3にも登場したワニの被りもの。
全ての捕虜を救出し、クリアすると手に入る。
性能は無限バンダナ同様、全ての武器が無限に使用可能になる。
◆罠
毎度おなじみ不審人物を監視する罠。
視界に入ると「ゲキヤバ!!」になるが、真下が死角になっている欠点は改善されていない。
バナナピストルで破壊可能。
踏むと爆発する罠。
一応バナナピストルやパイナップルボムなどの爆風で破壊可能。
「とのさまじょう 東部」から登場する罠。
赤外線に触れると即座に「ゲキヤバ!!」になる。
◆用語
米軍が極秘裏に開発していた最新兵器。
ピポサルの顔が付いた機関車のような外見をしている。
弾幕を張ったり、パイナップルボムをばらまいたり、突進して攻撃してくる。
ちなみにこの戦闘は制限時間があり、倒す前に端に追いやられ、崖から突き落とされるとゲームオーバーになる。
「猿蛇合戦」では背景に登場している。
メサルギアに搭載されている兵器。
人間をナマケモノの如く無気力にする効果がある。
サルゲッチュ3本編では、『カケル』『ヒカル』『ハカセ』がピポサルの下らない番組を視聴してナマケモノになった。
それぞれMGSシリーズの「ALEAT」「EVASION」「CAUTION」にあたる。
敵に見つかったりセンサーに触れるとこの状態に移行する。
ゲキヤバ!!の際は右下にあるレーダーがスノーノイズ状態になる。
巡回しているピポサル兵がこちらを攻撃してくるようになり、サングラスをかけ、マシンガンを装備した応援部隊が駆け付けてくる。
◆余談
無線の周波数が常に『036.03』になっているが、これは『おサルさん』もしくは『サル.3=サルゲッチュ3』を意味する。
ステージ「けっせん! メサルギア」でスネークが拘束されている部屋に『カケル』『ナツミ』『ソリッド・スネーク』『メサルギア』のフィギュアがある。
拘束されているスネークに素手以外の攻撃を当てると即死し、ゲームオーバー。
さて、俺はキャンベル大佐のところに戻って今回のミッションの報告をする。
君はこれからどうするんだ?
このWikiの項目を編集するさ…
アニヲタWiki(仮)に追記・修正という概念がある限り、俺の居場所はなくならない。