リボルバー・オセロット

登録日:2010/11/11 (木) 00:57:02
更新日:2021/04/12 Mon 11:55:46
所要時間:約 7 分で読めます






んん〜 いいセンスだ。
久しぶりだよ、これほど充実した闘いは……




リボルバー・オセロットはメタルギアシリーズの登場人物の1人。


【キャラクター概要】

拍車付きのブーツやコルトSAAなどマカロニ・ウエスタンをこよなく愛する、射撃と拷問のスペシャリストである。
特に射撃に関しては「弾の気持ちが解る」と豪語しており、跳弾を操って障害物に隠れた目標を的確に撃ち抜けるほどの腕を持っている。
SAAを「世界一高貴な銃」として愛用し続けているのだが、リロード中に隙が多いにも関わらず、それすら楽しんでいる模様。
拷問のプロフェッショナルでもあり、「楽しんでやっている」と言われるほどの拷問マニア。
シリーズを通してスパイとして暗躍し続け、彼の現れるシーンでは高確率でモブとか脇役が殺されたりする。
毎作品ごとにエンディング後の彼の意味深な台詞とともに、ゲームの幕が下ろされる。

初登場時こそただの敵幹部の1人と思われていたが、実はシリーズ全体の物語の根本に関わる重要な人物であることが後の作品にて徐々に判明していく。
その活躍っぷりはまさに「『MGS』シリーズの裏主人公」と言っても過言でもなく、
オセロットという人物を知れば知るほど「嫌な敵キャラ」から「最後まで忠を尽くした」と彼の印象が大きく変わることだろう。



【ゲームでの活躍】

METAL GEAR SOLID


戦闘中のリロードがたまらない。
銃に生命を吹き込んでいるようだ。


CV:戸谷公次

初登場作品。
リキッド達と共にシャドーモセス島にてFOXHOUND武装蜂起に参加する。
DARPA局長のドナルド・アンダーソンを拷問中の事故に見せかけ殺害し、さらにAT社のケネス・ベイカー社長をワイヤーとC4爆弾で拘束していた。
潜入してきたソリッド・スネークと戦闘となり「いいセンスだ」と善戦するも、突然乱入してきたグレイ・フォックスに右腕を切り落とされ、撤退する。

スネークが捕まった際に拷問を敢行。「これはゲームだ」とのたまい電気ショックを行う。
オセロットの拷問イベントの結果次第でエンディングのルートが変わる。
拷問に抵抗せずにHPをゼロになると コンティニュー不可能のゲームオーバー なので注意。
メタ発言が多いのは気にしてはいけない。

ゲームキューブ版の『ツインスネークス』には連射パッドのセリフの時カメラ目線になったり、左手でのSAAが慣れていない描写が追加されている。


またエンディング後の無線に、DARPA局長を始末したのは、彼が愛国者達のメンバーであり自分の正体を知られていたからだと語ったり、
実はリキッドの方が優勢遺伝子だったこと、また大統領(ソリダス)の指示で動いていたことが判明する。
拷問はオセロットの独断であり、文字通りのゲームだったようで、
スネークが死んだ時にはブラックアウトした画面でリキッドに怒られて受け答えするオセロットの声が聞ける。
まだバックボーンとキャラ付けが定まっていなかったのか、『MGS2』や『V』と比べると全体的にテンションがやや高め。
特にスネークに対しノリノリで拷問するシーンは楽しそうな口調も合わさって実に変態チックである。
また、DARPA局長を拷問で事故に見せかけ殺害した際の言い訳である「すみません、つい!」は迷台詞として有名。





METAL GEAR SOLID 2: SONS OF LIBERTY


私のボスは貴様ではないっ……


CV:戸谷公次 及び 銀河万丈

ゴルルコビッチ大佐が率いる私兵部隊と共に海兵隊の偽造タンカーを占拠。しかし突然ゴルルコビッチ大佐を裏切り殺害、さらには海兵隊司令官をも殺害し、単身で試作型のメタルギアRAYを強奪。あらかじめ仕掛けておいた爆薬を起爆させ、タンカーを撃沈させて行方を眩ました。

なお失った右腕にはリキッドのものを移植しており、ソリッド・スネークと対峙した時にはリキッドの意思が現れることもあった。
ちなみにこの右腕移植はフランスの医療チームによるものらしいが、作中で「フランス人など信用ならん」と吐き捨てているなど、フランス嫌いな一面を覗かせた。
利き腕は左に矯正したようだが、射撃の腕前は衰えていない。


プラント編においてもソリダス・スネークらと共に武装蜂起に参加。
終始ソリダスの味方に付いていたが、中盤で雷電と接触した大統領を射殺。(本人曰く「手元が狂った。とでも云おうか。」とのこと)
終盤にてタンカーを含む一連の事件が全て「S3計画」のための演習であり、愛国者達によって仕組まれたものだったことを明かす。その後、量産型RAYのミサイルで雷電たちを始末しようとするも、瀕死のフォーチュンが起こした奇跡に阻まれたうえ、リキッドに精神を乗っ取られてしまう。
完全にオセロットを乗っ取ったリキッドは「愛国者達を葬りに行く」と宣言し、再びRAYと共に姿を消した。


なお、フォーチュンの弾避けの超能力は「愛国者達」が作り出した電磁波兵器によるもの。
この装置を止められたフォーチュンが最後に起こした奇跡については、未だに原理が謎のまま。
オセロットがスネークを巻き添えにしないようにわざと外した*1、フォーチュンがまさかのガチ奇跡を起こした、何かの間違いで装置が再び作動したなど諸説ある。 


本作発売後に担当声優の戸谷氏が逝去されたため、氏が演じるオセロットは本作で最後となった。



METAL GEAR SOLID 3: SNAKE EATER


山猫は獲物を逃さない……


CV:山崎たくみ

当時20歳。コードネームは「オセロット」。
拍車付きブーツを履いているのと手慣れたガンスピンをする癖はこの頃から変わらず。

GRUに所属しており、スペツナズの「山猫部隊」の隊長で階級は少佐。ヴォルギン大佐と行動を共にしていた。
物語を通して厄介な敵の1人として登場し、出番の先々でネイキッド・スネークEVAなどを苦しめる。
この頃には既に複数の兵士を一瞬で射殺する早撃ちと、跳弾を自在にコントロールする技術を持っていたが、
若さゆえか見た目を重視したり油断しがちな部分があり、一度ザ・ボスに「戦場で運をアテにするな」と叱られてるにも関わらず2回もロシアンルーレットで相手を撃とうとしたりなど、腕は確かだがまだまだ未熟。
山猫部隊を召集する時の妙に愛嬌のある山猫の物真似は黒歴史なので触れないであげて。

バーチャスミッション遂行中に自動拳銃のマカロフPMを持ってスネークと初対峙。
彼がCQCの姿勢を取った際には部下と共に笑うも、スネークを侮っていた事と何処かで聞きかじっただけの戦法を試した結果、肝心な時にマカロフが弾詰まりを起こして隙を曝け出した事が仇となり、まとめて一蹴される。
この時に彼から自分の未熟さを厳しく指摘されたほか、射撃の癖が「リボルバー向き」であると指摘されると同時に、射撃の腕については「いいセンスだ」と評される。

スネークイーター作戦ではスネークに指摘された通り素直にリボルバーのSAAを持って再登場。
EVAを人質に取りスネーク達の前に立ちはだかるが、派手な彫刻の施された鑑賞用の銃を持ち込んだ事と装弾数を間違えて肝心な時に今度は弾切れを起こした事をスネークに叱られ、またも隙を曝け出してEVAの反撃を受けあっさり敗北。

三度目にはやっぱりスネークに指摘された通り素直に実用の2丁の黒いSAAを持ちスネークに決闘を挑み、プレイヤーとしてはようやくボスとして戦える。
この戦闘の最中、SAAのリロードに快感を覚えて、数多くの名(迷)言を残している。
ちなみに彼をスタミナキルすると「アニマル」という迷彩服が手に入る。この迷彩は岩場などで高いカモフラージュ率を誇り、銃の手ブレを抑える効果がある。
また2周目以降SAAを使ってあることをすると…

グロズニィグラードではスネークが右眼を失うきっかけを作り、また脱獄を謀った彼をギリギリまで追いつめるも逃がしてしまう。
その後、デモシーンで崩落した格納庫の瓦礫に潰されそうになったところをスネークに助けられる。
その後もEVAとスネークの行く手を阻み続け、最終的には脱出用のWIGに飛び乗り、取っ組み合いになる。
この時にスネークの使うCQCを体験して技術を盗み、後に独自に発展させモノにしている。
そして2つのSAAのうち1つに銃弾を込めて「最後の勝負」をし、最後は自らWIGを降りた。


「最後の勝負」の結末は数通りあり、一部の結末では次の週の初期装備にSAAが追加される。

ヴォルギンの拷問に耐え切ったスネークを見て、「悪くない…究極の表現方法だ」と発言している。
彼が拷問に目覚めたのはこれがきっかけと思われる。

なお、後の作品に出てくるためオセロットを殺すとタイムパラドックスとなりゲームオーバーになる。
具体的にオセロットを殺害できる場面は、バーチャスミッション終了間際とヴォルギン1戦目の2回ある。
ただし、ボス戦のオセロットはライフが0になる前にボス戦が終わる為に殺害不可。キル数にもならない。

ちなみにオマケムービーではWIGに飛び乗るも反対側の扉が開いて落ちたり、山猫は~のセリフの直後にEVAに逃げられ悔しがったり、スネークを追跡してたらシャゴホッドのコックピットから飛び出してきたヴォルギンを誤って轢いたり、タイムスリップした雷電と転んだはずみにキスしたりと、一転してネタキャラっぷりを発揮している。
(まあ本編でもスネークとの決闘で中二病みたいな台詞を連続で言ったり、二回ほどEVAのおっぱい揉んで二回とも酷い目に遭ったり、スネークが持っていた食料を 同じものが食べたかったという理由で 全部食べたりするので、元々ネタキャラとしてもいいセンスなのかもしれない。)




METAL GEAR SOLID 4: GUNS OF THE PATRIOTS


見たかゼロ! 我々の勝利!
これぞガンズ・オブ・ザ・パトリオットだ!!

リキッドに完全に精神を乗っ取られた「リキッド・オセロット」として登場。詳しくはリキッドの項目の『MGS4』の項を参照。

右腕が人工筋肉による義肢に替わっている。





METAL GEAR SOLID PORTABLE OPS


裏切るのではない、終わらせるのだ

CV:山崎たくみ

『MGS3』から6年前後当時25歳ぐらい。その割にはゲーム中のイラストではやたらと老けて見えるけど
本編に直接関わる訳ではないが、中盤ジーンにゼロ少佐とみられる人物から渡されたと思われるメタルギアの軌道計算データを渡したようだ。
その後、ジーンがペンタゴンに核を撃とうとしている情報をCIAに流し、シェルターに避難してきたCIA長官を殺害。賢者達のリストを奪う。
また、ED後の会話ではゼロと会話していて、オセロットが賢者の遺産を手に入れたことを報告している。
その遺産を使った「恐るべき子供達計画」に興味を示していた。が、その計画に協力するにはBIGBOSSの協力を得ろと言っていた。

条件を満たすと仲間にできるが、かなりめんどくさい。
しかも仲間にするのにパスワードを使わない場合、最低2週しなくてはならない。
しかし、パスワードを使わずに仲間にすると、ボイスこそないもののスネークとの面白い掛け合いが見られる。

キャラとしての性能はハンドガンがS、キャリアには工作員とギャンブラーが付いていて、いかにもオセロットらしいステータス。
SAAとセットで使えば今日からキミもオセロットだ!

ちなみに2015年時点で、リキッドに精神を乗っ取られてないオセロットをプレイヤーが操作できるのはこのソフトだけだった。




METAL GEAR SOLID V THE PHANTOM PAIN


いくら誤魔化してもいつか気付く 自分がどんな人間か
自分の生き方は"誰でも"自分に返ってくる

CV:三上哲

40代。なのに老けるどころかイケメン化。この頃には「シャラシャーシカ」の異名で恐れられており、由来も語られる。
ビッグボスが9年間の昏睡状態から目覚め、病院から脱出する彼を保護。
ミラーを救う任務を与え、アフガニスタンへ案内する。
報復の念に駆られて何かとSATSUGAIしたがるミラーのブレーキ役で、実質的なスネークの相棒枠。今までのオセロットと同一人物とは思えないほどの常識人。
喋り口調もこれまでと異なりあまり仰々しい様子は無い。
作中での話を聞く限り本作の振る舞いが素の性格で、他作品での振る舞いは芝居もしくは若気の至りであると思われる。
ただしこのイメージの違いは歴代担当声優が多岐にわたる上に全員演技の方向性が違うことにも起因しているが…
振舞いこそ素だがシリーズ恒例の秘密主義は健在。シナリオを考察すればするほど、彼の証言の何が本当で何が嘘なのかわからなくなってくる。

MSFの頃は関わりがなく、今回も私兵部隊を伴って外部協力(この時点でも本属はソ連)の体を取っているに過ぎないが、まるで9年前から仲間だったかのような馴染み方を見せる。
MBに徴集されたスタッフの訓練や指導も行っているようだ。
その際に、ウエスタンかぶれの隊員を(かつて自分がビッグボスに言われたこととそっくり同じ台詞で)叱っている。本人曰く「放っておけなかった」とのこと*2
完全に「お前が言うな」状態なのだが、実際に苦い経験をしたオセロットであればこそ、このアドバイスにも重みが増すというものである。
チュートリアルで目の前に立つオセロットに麻酔銃を撃つと…?
ミラーと共に無線を担当しているが、大抵野生化したヤギかソ連兵の話ばかりでパターンはあまり多くない。
「ボス、伏せろ!敵のヌビアンだ。ソ連兵を掃射されたら並の野生化したヤギには躱せない」

ちなみに、『MGS3』当時はヴォルギンに対して感電するんじゃないかと内心ビビってたらしい。
山下泰裕のファンらしく、モスクワオリンピックを日本がボイコットしたせいで山下の柔道が見られなかったことを残念に思っていた。

『MGS2』の項目で触れたフランス嫌いの件だが、ビッグボスからも「フランス嫌いは相変わらずか」と言われた際に「エカテリーナの時代が苦手なだけです。宮廷には良い印象が無い」と答えている。

『MGO3』ではDLCでプレイヤーキャラクターとして使用することができる。
『MGS3』の様に二丁拳銃で攻撃することが可能。



【名(迷)言集】

「」がオセロット、『』は他者のセリフ

「私がFOXHOUND部隊、リボルバー・オセロット!」

「隠れても無駄だ!私には弾の気持ちが分かる、跳弾を操ることもできる!」

「戦闘中のリロードがたまらない、銃に命を吹き込んでいるようだ。」



『馬鹿が…殺してしまうとは…』
「すみません、つい!」

「茶番はおかしいものだろう?」

「いい演説だった。さすがは海兵隊司令官、演説(はなし)が上手い。だが、それだけだ。アメリカ人は、己の言葉に酔うあまり真実を語れない。」

「俺はシャラシャーシカ!またの名をリボルバー…『オセロット!』」

「新型の性能はよ~く分かった。」
こいつ(RAY)を奪うつもりか?』
「奪う? 返してもらうのだよ!」

「セルゲイ…その腕では現役引退だなぁ?」

「山猫は獲物を逃さない」

『シングル・アクション・アーミーか?』
「ああ、もうアクシデントは起こらない!」
『あれがアクシデントだと?あれは、貴様の虚栄心が生んだ必然だ。』
「何っ!?」
『確かにいい銃だ。だがその彫刻(エングレーブ)には、何の戦略的優位性(タクティカルアドバンテージ)も無い。』
「…ッ!」
『それと、お前はもう一つ、根本的な誤解をしている。』
「…?」
『お前に俺は殺せない。』

「12発だ!…いいか、今回は12発だ!」

「不思議だ…この緊張感…!マグチェンジでは到底味わえない!」

「リロードタイムが…こんなにも息吹を!」

「俺のリロードはレボリューションだ!」

『こいつを撃てっ!聞こえないのか!撃てっ!!』
「大佐、それは出来ません」
『出来ないだと?』
「ザ・ボスと約束しました」
『黙れっ!私が貴様の上官だ!貴様、私にたてつく気か? 』
「大佐・・・男らしく闘いなさい!m9(`・ω・´)」

「その動きはいただいた!」

「お前、名前は?」
『スネークだ』
「違う、そうじゃない」
「お互い、(スネーク)山猫(オセロット)では示しがつかない。俺の名前はアダムスカ。おまえは?」
『ジョンだ』
「わかった。ジョン、ありふれた名前だが忘れない。…こいっ!」

「また会おう、ジョン」

「いいセンス(SENSE)だ…」

「川西能勢口...絹延橋...滝山...鶯の森...よぉし!」

「俺には効かん。薬物の訓練を積んれるんら」

「2たす2は5…2たす2は5…」

「俺も、ヤマシタのジュウドーは見たかったが…」


【余談】

  • MGS1時のモデルは俳優のリー・ヴァン・クリーフである。


  • 涼宮ハルヒちゃんの憂鬱』にて「リボルバー・オセロット」と言う名前の謎のスポーツが登場。バトミントンとオセロを足したもので、オセロ側とバトミントン側にわかれて試合をし、仲間のオセロ側が負けそうな時にシャトルをぶつけるというもの。



追記・修正は右手をぶったぎられてからお願いします

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

最終更新:2021年04月12日 11:55

*1 しかし、この説では弾が外れた際に予想外だったのかオセロットが驚愕している描写があるので矛盾点がある。

*2 この「なぜか放っておけなかった」という発言も、MGS3でネイキッド・スネーク(ビッグボス)がパラメディックとの無線で言ったものと同じ内容である