大塚明夫

登録日:2009/06/26 Fri 19:36:30
更新日:2023/10/01 Sun 04:21:23
所要時間:約 7 分で読めます





大塚明夫とは、マウスプロモーション所属の俳優、声優
1959年11月24日東京都新宿区歌舞伎町出身、東京都国立市育ち。62歳。父親は大物声優の大塚周夫


大塚芳忠は他人である


落ち着いた深みのある声が特徴的で、この人がやるキャラはほぼ全員『』である。

ちなみに(元)奥さんの沢海陽子も声優。

元々声優をしていた訳では無く、父親との仲が悪くなった際に大学中退後、トレーラーの運転手をしていた過去を持つ。

だが、惚れた女性が劇団員と交際しており、その男性は女性から活動費を無心していた。
その様に憤った大塚は「男は真っ当に働いて稼ぐべき」として自分との交際を求めた際、

「男はがある方が素敵」
と言われてきっぱり断られ、これに腹を立てた

「だったら俺だって役者ぐらいなってやる!」

として役者で、かつ反発していた父・周夫に援助を乞いつつ1986年にデビュー、今に至る。


◎逸話的なもの

親子での対談にて父が
「(財産もなく)何も遺せなくてごめんなぁ」
といったところ
「俳優として一番大切な物を遺してもらった」と言い、
それは何かと聞くと
「血だ」
と答えたらしい。

あの声で。


声優業界のご意見番的な存在であり、
声優という仕事の現実を、一切の誇張なしで書いた『声優魂』という新書を上梓している。
帯に書かれた煽り文句は、ずばり「声優だけはやめておけ」なおこの煽り文句を考えたのは大塚本人ではない。

極端な優勝劣敗の世界を生き抜いてきたからこそ書ける本であり、
声優に夢を見ている人はぜひとも一読していただきたい内容である。
この内容を理解した上で「それでも声優をやりたい」という人でなければ、声優業界はつとまらないであろう。


親父がいつも仕事で家に帰らずお袋を泣かせていたため、声優には絶対になるまいと思っていたらしい。


父・周夫がゲゲゲの鬼太郎のねずみ男の声優だった為子供の頃「子ネズミ男」「ネズミ小僧」と馬鹿にされた過去がある。

『ふしぎの海のナディア』のネモ船長は、当初は冷静なキャラクターにする予定だったが、
明夫の体育会系な雰囲気に影響を受け、勢いでいくタイプに変わっていった。
ネモ船長が再登場した際に髪を伸ばして結んでいるのは、当時の明夫が長髪で髪を結んでいて、それがかっこ良かったので、
「大塚さんみたいにしよう」ということになったと言われる。


もともとゲームをする大人には良い印象はもっていなかったが、スネーク役に抜擢されたことからゲームをやるようになった。
そのおかげか、夜中庭に侵入してバイクを盗もうとした輩に気付き、追い払うことができたらしい。


ちなみにその時やってたゲームはバイオハザード2


昨今、コミュニティサイトmixiで個人ファンコミュニティを管理していた知人の紹介で、ニコニコ動画で大塚明夫の物真似を芸風としていた実況者と面会。
自身の不手際でトラブルを重ねていた実況者に、「自身の出演する舞台に来てくれたら楽屋に遊びに来ればいい」と激励した。

しかしその実況者はそれを「実況者本人の名前を出せば大塚本人に“何人でも”会える」と曲解、
自身のmixiのコミュニティに大塚のサイン会に近いオフ会を企画。
それを聞いた一般参加者の「不公平だ」と言う問い合わせに対し事実無根だと説明し、大塚コミュニティ管理者は実況者に注意を促した。

しかし実況者はブログで一般参加者の僻みとして批判する内容の文面を上げたためブログ・mixi共に炎上、
大塚サイドのコミュニティ管理者がコミュニティ閉鎖になる事態となった。

この事に対し大塚は実況者にネット上で軽々しく発言しないようにと苦言を呈した。

しかしこの度ツイッターを始められたそうな。

彼が声優をつとめるキャラクターに挑むと命を絶たれるか必ず重症を負う。挑んではいけない勝てない逃げられない
……いや、ダマラム、お前は例外だから。

2016年4月からBSJAPANのドラマで主役級の役を担当、元奥さんとも元夫婦役で共演する。

死去した木村幌や蟹江栄司、西田昭市、家弓家正、父・大塚周夫、石塚運昇、上田敏也から持ち役の一部を引き継いでいる。
特に過去あれだけ反発していた父・周夫の代役については好意的に受け取っており、
「親父の芝居が自分の中に残っていて、代役の仕事を貰ってモノマネすると周囲が喜んでくれるため、調子に乗ってまたやる」といい、
さらに「親父にまた会える気がして」として、モノマネめいたこの仕事も楽しんでいるようである。
なおどういう因果か、チャールズ・ブロンソンの生まれ変わりと言われたロバート・ブロンジーの吹き替えを大塚明夫がやるという数奇なことも起きている。


◎代表的な役

アニメ


◎ゲーム


◎特撮


◎代表的な吹き替え担当

  • スティーヴン・セガール
  • ニコラス・ケイジ
  • トーマス・ヘイデン・チャーチ(サイドウェイ)
  • アントニオ・バンデラス
  • ウェズリー・スナイプス
  • デンゼル・ワシントン
  • ドルフ・ラングレン

◎吹き替え


◎実写出演


◎ナレーション


◎その他





ちなみに、長身痩躯な体格であり、非常に男前な御方。

Sound Horizonのライブにも顔出しで出演したことがある。というかロンギ~ヌス♪と歌ったこともある(本人は大変だったらしい)。

代表的な役柄の1人でもある、アナベル・ガトーは彼がモチーフになっている。


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最終更新:2023年10月01日 04:21

*1 因みに勧めたのは先にボトムズシリーズにヨラン・ペールゼン役で出演し、ボトムズにかなり好印象を抱いていたという大塚周夫氏

*2 先代は周夫氏