登録日:2019/06/26 (水) 02:14:39
更新日:2024/05/02 Thu 22:48:33
所要時間:約 5 分で読めます
「ここには……私の知らない世界が、たくさんあるルン!!」
「とっても、面白いルン。もっと知りたいルン!」
【概要】
地球から遠く離れた「星空界」に存在する『惑星サマーン』出身の少女。
聖域スターパレスで起きた異変を調査中、妖精のフワとプルンスと出会い、以後行動を共にする。
その後悪の組織ノットレイダーから逃亡中に地球に墜落し、
星奈ひかると出会う。(この時衝撃で酔ってしまい、歴代2人目の
ゲロイン(未遂)になってしまうことに……)
年齢は地球人換算で13歳。だが『惑星サマーン』では大人扱いらしい。
当初は言葉の違いにより地球人と意思疎通できなかったが、ひかるとはフワの仲介で、プリキュアに覚醒しスターカラーペンダントを入手したことで他の地球人とも意思疎通が可能となった。
感嘆した時に「オヨ~」と叫んだり、語尾に「ルン」を付けて喋る。
ただ、これは彼女の口癖というよりは惑星サマーン独特の喋り方である様子。
また、『惑星サマーン』には敬語の風習はないのか、地球人基準では年上である
えれなや
まどかともタメ口で会話する。
髪型は青緑色のボブカット、右側にピンクと水色のメッシュが入っている。
耳はとんがり耳であり、瞳には星が入っている。
頭からはコードのようなものが伸びており、先端に球体がくっついている。
ここから微弱な電流がながれており、触れたものの情報をスキャンしたり、電動工具などを取り付けて使うこともできる。
この触手を触れ合わせることがサマーンでは主流の挨拶であるらしい。
この触手を除けば概ね地球人と変わらない容姿をしている。
好物はグミキャンディ(っぽい宇宙食)と、ひかるに勧められて食べたおにぎりとドーナツ。
誕生日は地球年で7月7日。
いわずもがな七夕の日である。
【人(?)物像】
一応成人と認定されているせいか、性格はやや生真面目。
データや確率を重視しており、想定外のことには取り乱しやすい。
当初はひかるからちゃん付けされるのも嫌がっていたが、フワの仲裁もありお互いを呼び捨てで呼び合うようになった。
また、宇宙法では「他の星と交流がない星では異星人の存在は知られてはならない」という絶対的な掟があり、
正体がバレるのを恐れ、常におっかなびっくりしながら行動していた。
一度『宇宙星空連合』の調査員であるP・P・アブラハム監督に見つかってしまい、強制送還させられそうになるが、
彼の(テストを兼ねた)映画撮影に協力したことで、『宇宙星空連合』には内緒で特別に地球で暮らす許しを貰う事になった。
『惑星サマーン』には苗字がないが、ひかるから「羽衣」という苗字を貰った。
前述のアブラハムの一件以降、学校に通いたいと願望を持つようになり、彼の計らいでひかる達の通う観星中学校に編入する。
だが、前述のAI便りの生活等が災いし強いカルチャーショックを受け、激しく落ち込んでしまう。
これではいけないとララが取った行動は、こっそりとAIを頼り、無難な学校生活を送ることだった。
そのせいで彼女から笑顔や口癖がなくなっていたのを気にしたひかるは皆と学校に行ける楽しさを説き、彼女の笑顔を取り戻した。
それ以降はクラスにも打ち解け「ルンちゃん」と呼ばれるようになった。
ちなみに、一部では学校の有名人であるえれなとまどかと転校早々親しげにしていることから大物扱いされている模様。
◆所有物
ララが地球に来る際に乗ってきた青色のロケットであり、彼女の住居。
ノットレイダー襲撃の際に中破・故障したが、プリンセススターカラーペン探索の為にひかる達により修理され、色もピンクに塗り直された。
修理ついでに中身もリフォームされ、船内にはひかる達4人の部屋と、プルンスが取り付けたスタードーナツ製造機がある。
普段はカプセル状に小型化できる。
CV:伊藤美紀
ロケットに備え付けられている人工知能。口調は丁寧。(慇懃無礼とも言えるが)
地球を始めあらゆる知識を持っており、プリキュア覚醒確率まで計算できる。
ララとは彼女の手袋を通して通信可能。
AI故にララ以上に効率主義であり、ひかるとは相性がやや悪く、「行動が予測できない」と言っていたが、結果的に上手くいったこともあったので、認識を改めた様子。
【ララを取り巻く謎】
実はララは、今作に於いて最も『謎』の多い人物。
今現在、地球にやって来る前の、フワとプルンスに出会う前の彼女の「過去」については、一切の謎に包まれている。
だが、
- アブラハムに強制送還を仄めかされた際、ひかる達と別れる以外にも母星に帰ることを異常なまでに恐れていた
- ひかるの祖父に「家族」の事を聞かれた際、明らかに動揺しており、返答に困っていた
…などから、何か特別な事情を抱えている事は間違いなさそうである。
家族構成としては、現段階では不明だったが、インタビューで核家族である事と、25話ラストで兄(?)を持つ事が明かされた。
「13歳で成人と見なされる」…とララは言っているが、それもどこまで真実なのかも不明である。
そして彼女の母星である『惑星サマーン』だが、
- サマーン人は思考のほとんどをAIに頼っており、過剰なまでのAI至上主義
- 「学校」がないどころか、「教育」の概念がなく、自力では2桁の暗算すら出来ないなど、サマーン人自体の知識レベルの低下が著し過ぎる
今後、間違いなくララの「過去」と、『惑星サマーン』に物語の焦点が向けられるものと思われるが、
果たして、これ等の謎が明らかになる時が来るのだろうか…?
【キュアミルキー】
ララが変身する天の川のプリキュア。
シリーズ通算57人目にして初の宇宙人プリキュア。
ひかるがキュアスターに変身するのを見て強い憧れを抱くも、AIから覚醒確率が低い(0,1%以下)と言われ諦めるも、
カッパードとの2戦目にてスターから後押しを受け、プリキュアになりたいと強く願ったことで変身スターカラーペンとスターカラーペンダントが出現、キュアミルキーに変身した。
当初プリキュア覚醒率がゼロに近かったのは、AI至上主義故のイマジネーションの無さが原因であったものと思われる。
髪型は実は珍しいセミロング、瞳にはピンク色のハイライトが加わる。
袖は透明なパフスリーブで、手首には丸く立体感のあるリストバンドを着用している。
下はバルーンスカートに見えるが股が判れており、かぼちゃパンツ状になっている。
腰には天女を思わせるリボンや、透明なフリルスカートを付けている。
キュアスターとは対照的に左足だけタイツを着用していて、濃い青から青緑色へとグラデーションがかかっている。
頭の触手は先端に星形のオブジェがついて大型化している。
イメージシンボルは「ハート」。変身バンクではハート型のサーフボードに乗って波乗りする等、「夏」をイメージしている。
装飾品が多いため、他の3人より動きがスピーディーであり、同時変身すると彼女だけ早送りしてるみたいに見えることも。
戦闘スタイルは変身前でも使えた触手からの電撃。とんでもなく強化されており、戦闘員ノットレイ数体を蹴散らす程の威力になっている。
種族としての固有能力をそのまま強化して使うプリキュアは珍しい。(例えば前作のルールーも身体能力自体は上がっているが、アンドロイドとしての能力は据え置き)
基本能力が電撃のプリキュアとしてはピース以来7年ぶりである。
また、スター同様ハート型のエネルギー体を生成しバリア等に使うこともでき、格闘戦もそこそこできる。
必殺技は強力な電撃を放つ「プリキュア・ミルキーショック」
触手を広げることで広範囲を攻撃することもでき、プリンセススターカラーペンの力で強化することもできる。
イメージカラーは初となる青緑だが、グッズ展開などでは歴代4人目となる緑キュアとして扱われている。
【余談】
- 担当声優の小原好美は今回がプリキュアシリーズ初主演である。
所属する大沢事務所からのプリキュア役起用は、坂上あゆみ/キュアエコーを演じた能登麻美子以来かつTVシリーズでは初となった。
- 小原はオーディションではひかる/キュアスター役希望で参加していたが、
スタッフにキュアミルキーもやって欲しいと言われミルキーも演じた所、こちらの方が合っていると言う事でララ/ミルキー役に選ばれたらしい。
- プロデューサーの柳川あかり氏によると、小原がララ役に起用されたポイントは実際にひかる役に選ばれた成瀬瑛美と対になる存在と言う事もあり声のバランスを考えたとの事。
追記・修正って何ルン?
- 変身バンクは結構気合入って作られた気がする。この調子だとセレーネとコスモの記事も作られそう。Hugも作られるかも。 -- 名無しさん (2019-06-26 07:00:47)
- 変身バンクは板岡さんだからな -- 名無しさん (2019-06-26 09:16:26)
- 変身シーンで一瞬ほっぺぷくーとするのが超かわいい -- 名無しさん (2019-06-26 10:22:58)
- この子は香澄でフワは華子 -- 名無しさん (2019-06-26 12:38:54)
- ↑↑宇宙人によくある姿モチーフのタコやクラゲをイメージしてるかも。コスチュームもクラゲの衣装あるし。 -- 名無しさん (2019-06-26 15:38:12)
- 真面目なんだけどその分不器用なところは、まほプリのリコに似ているかも。手がけたのが同じライターだからか -- 名無しさん (2019-06-26 18:50:32)
- 「オヨルン」という妖精キャラみたいな愛称もファンから付けられた。 -- 名無しさん (2019-06-26 19:00:00)
- 計算できないことが判明した時に「惑星サマーン大丈夫か?」って声がやたら上がったけど、それって我々が江戸時代の人間に「一人で火も起こせないし薪も割れないとか大丈夫か?」って言われるようなもんで、ありていに言って不遜もいいとこだと思うんだよな。 -- 名無しさん (2019-06-27 01:15:10)
- ↑だが惑星サマーンがラビリンス並にヤバい状況であるのも確か…!! 惑星サマーン編もやると思うけど、そこでララの過去も明らかになりそう。 -- 名無しさん (2019-06-27 06:52:23)
- youtubeの変身シーンの再生回数が彼女だけ他の1.5倍くらいある。幼女パイセンもやっぱりよく動く方が好きなんだろうか -- 名無しさん (2019-06-27 13:39:44)
- 緑といっても青寄りな事もあって、ミルキーショックで頰を膨らませてぶーたれるのが、来海えりか(キュアマリン)やヒメルダ(キュアプリンセス)を連想させる -- 名無しさん (2019-07-09 07:31:42)
- 【訃報】惑星サマーン、やっぱりディストピアだった(わかってた) -- 名無しさん (2019-08-25 11:17:55)
- yaltupa -- 名無しさん (2019-08-25 13:30:37)
- やっぱラビリンスだった -- 名無しさん (2019-08-25 13:31:17)
- AIの答えや考えが全てでありな所は昭和ゴジラのX星人 ほかのサマーンの住人が考え悩むことをしていないのにララだけ悩んでいるところを見るとロックマンXのエックスと他のレプリロイドの違いみたいだ -- 名無しさん (2019-08-25 17:28:39)
- 惑星サマーンの実態を知った後だと、後期EDテーマの歌詞のイメージもガラリと変わってしまうな…。マザーAIの支配から脱却したララの心の叫びだったのか…!! -- 名無しさん (2019-08-26 16:11:29)
- まさかのゴミ拾いなんて酷いや -- 名無しさん (2019-08-26 16:30:33)
- マザーAiが圧倒的な権力握っている割にポンコツなのが特にやばい。証拠もない状況で錯乱したおっさんの言うこと聞くなよ -- 名無しさん (2019-08-26 16:41:11)
- ”生真面目で責任感は強いが何処か抜けている”というの、ララ個人の性格ではなくAI依存が高すぎる惑星サマーン人全体に言える性質っぽいね。そしてララ個人の性格は「自分の母星での劣等生扱いにコンプレックスもっててそれを払しょくしようとつい無理してしまってる感じ -- 名無しさん (2019-08-26 17:24:22)
- サマーン星は一度滅びた方がいいかもしれないね… -- 名無しさん (2019-08-26 18:02:43)
- 「異文化(他の星の文化)の尊重」も今作のテーマだが「ララにとっては故郷の文化は苦痛そのもの」だと判明したからここからどんな答えを出すんだろうか。 -- 名無しさん (2019-08-26 19:54:14)
- 異文化にも尊重していいのと明らかにダメなのがあるからなぁ…。サマーンは明らかに後者。完全に文明の袋小路になってしまってて、自立しなきゃこのままでは滅びしかない…。 -- 名無しさん (2019-08-26 19:58:20)
- ララのAIがマザーと比べて非常に柔軟かつ人間味ある性格なのだが、サマーン的には欠陥品扱いされそうで怖い。人型ボディに入ってプリキュア化してくれてもいいんですよ -- 名無しさん (2019-08-26 20:20:07)
- サマーン星ってラビリンスみたい… -- 名無しさん (2019-08-27 01:04:24)
- ↑ラビリンス+ディスティニープラン+シビュラシステム。サマーンの何より恐ろしい所はサマーン人を完全に生体ユニット程度にしか扱ってない所。そしてそれに「思考を放棄」する事で疑問すら持たせない所。 -- 名無しさん (2019-08-27 10:55:09)
- サマーン星人は肉体的にも退化していることが判明。知能も肉体も低下して完全に機械依存の上、それに対して疑問を抱くことすらできない状況と言うのは本当にヤバイ。ララの例があるように、他の星の文化に触れることができれば精神的には変われるのがまだ救いか -- 名無しさん (2019-09-01 22:42:15)
- 「家族でなければ式典は中継で済ます」「職種によっては一生一つの建物から出ない場合もある」……サマーン星人、実は出不精なだけでは -- 名無しさん (2019-09-01 23:40:13)