登録日:2019/06/24 Mon 00:57:36
更新日:2025/03/03 Mon 00:03:11
所要時間:約 9 分で読めるよ!
CV:成瀬瑛美
キャラクターソング:「イマジネーション☆ハレーション☆彡」
★概要
本作の主人公。物語開始時13歳。
観星中学校に通う2年生で、宇宙と星座が大好きな少女。
天宮えれな・
香久矢まどかより1学年後輩で、後に編入した
羽衣ララと同学年。
一人称は「わたし」、二人称は「あなた」で中性口調で話す。
口癖は
「キラやば~☆」。
誕生日は4月12日。
近年のプリキュアの誕生日は放送年度の
日曜日に設定されることが多いが、2019年4月12日は平日(金曜日)であり、本作メンバーでは
ユニとともに日曜日以外である。
これは1961年4月12日、旧ソ連が世界初の有人宇宙飛行船「ボストーク1号」を打ち上げ、宇宙飛行士ユーリイ・ガガーリンを宇宙へ送り出したことで、
「世界宇宙飛行の日」として記念日になっているためである。
★人物
想像力豊かで好奇心旺盛な性格。
物事に変な先入観を持たず、
宇宙人やUFO・
UMAに遭遇しても驚くどころか目をキラキラさせて喜び、積極的にコミュニケーションを図ろうとする。
また非常に行動力が強く怖いもの知らずであり、生身で宇宙空間へ飛び出したり、凶暴な宇宙
ケルベロスに抱きついて手懐けたりすることも躊躇わない。
天体観測が趣味で、望遠鏡で星空を眺めてはノートにオリジナルの星座を描いている。
またUMAやオカルト方面にも造詣が深い。
幼少期から天文台の
管理人である空見遼太郎の元をよく訪れており、天文台の蔵書を読破している。
またUMAの研究をしているという父の書斎を自室にしており、そんな環境故に宇宙へ興味を示すようになったと思われる。
物事については直感型で、誰にでも自分の想いを同じようにぶつけるタイプであり、深く考え込むのは苦手。
コミュニケーションは積極的な反面、相手に合わせてペースを合わせたりといった部分で欠けるところがあり、周りを振り回してしまうこともしばしば。
このため慎重派で効率主義のララとは当初反りが合わず、衝突することもあった。
ただひとたび打ち解けた相手であれば、何をすれば喜んでもらえるかをよく理解したうえで行動できる等、天体観測で鍛えられた人間観察力は侮れないものがある。
ロケットのAIは「周りを元気にする力がある」と分析している。
軽いように見えつつも、プリキュアとしての責任感と仲間意識は強く、第10話で「宇宙までサザンクロスを見に行きたい」とワガママを言い出したせいでララ達を危険に巻き込んだうえ、プリンセススターカラーペンを奪われ皆で作ったロケットを傷つけられてしまった時は、自責の念から激しく落ち込んでしまうこともあった。
商店街の
スタードーナツが好物で、店員に顔と口癖を覚えられるほど通い詰めている。
また第9話では本屋で
「WUU」なる雑誌を手に取っていた。
(これについて、『月刊ムー』公式Twitterアカウントが反応していたりする)。
おこづかいがどの程度なのかは不明だが、第15話のゼニー星宇宙オークションでは
全財産として500円玉を出していた。ドーナツやオカルトグッズの買い過ぎだろうか。
(なおオークションは他のセレブに瞬殺された。
前作のひなせくんのようにはいかなかった)
第8話で、逆立ちのまま突っ走るシーンがあることから、身体能力は案外高いのかもしれない。
テンションの高さからアホの子感があるが、実際は上述の通り読書家でもあり、頭の回転が早いような場面がしばしばある。
学校の授業も真面目に受けており、現時点で成績が悪いような描写は見られない。
むしろ学力では相方の方が正直アレ。
夏休みの宿題は得意科目は早く終わるが、苦手科目は溜め込んでしまい終わるまで八月の終わり頃までかかるそうだ。
夏休みの宿題やってなくて敵に学校破壊をお願いしたり、新学期に補習を受ける先輩プリキュアよりかなり真面目である。
そもそも15年後に宇宙飛行士になっているあたり、学力や地頭はもちろん、身体能力も優れている部類に入るだろう。
宇宙飛行士の試験がどれだけ厳しいかは
宇宙兄弟をなどを読んでみるとよくわかるが、応募資格からして理系大学卒で科学知識や技術、更に英語力を持ち合わせた上で理系の職業を3年以上続けた経験が必要となる。
その上で厳しい試験を経て選抜されるのだから、彼女の能力は推して知るべし。
また、ひかるがまどかをリフレッシュさせるために町内の散策を誘った際にクラスメイトで次期
生徒会長の座を狙っている姫ノ城桜子から「まさか次期生徒会長の座を狙っている!?」と誤解されたことやその後まどかの勧めでひかるが生徒会長に立候補し一騎打ちをするこ都になり激戦を繰り広げたことからも、『生徒会長を担えるだけの力量を持っている人物と認められる』ことが見受けられる。
初期は学校で授業以外の描写が無かったり、遼じいやドーナツ屋の店員の発言などから、友達がいない疑惑を視聴者にもたれることもあったが、プロデューサーの柳川あかり氏がインタビューで「たまたま自分と同じ熱量で同じものを好きな子がいないだけ」と否定している。
第13話を見ればわかるとおり、実際はクラスメイトとも談笑する場面はきちんと描かれている。
学校でテンションが高めなアホの子感が薄いのは意図的な演出であり、「学校という既存のコミュニティが全てではなく、ひかるには学校外によき理解者がいることを描きたかった」と同上のインタビュー内で答えている。
最終回後に行われたスタプリ感謝祭の朗読劇では、酔うと高倉健になる事が判明。
報告書はアラサーにも拘わらず未だに当時のノリで提出している事をまどかに咎められた。
★家族構成
父:星奈陽一(CV:
大塚明夫)
母:星奈輝美(CV:小島幸子)
祖父:星奈春吉(CV:小形満)
祖母:星奈陽子(CV:一龍斎春水)
愛犬:イエティ(CV:
多田野曜平)
プリキュアシリーズでは珍しい祖父母同居家族。
父親の陽一は第21話までは姿も名前も分からなかったが、第22話にて姿と名前が判明した。
UMA関連の研究の権威であり、まどかの父である香久矢冬貴の書斎に『UMA伝承と人間心理の相関』という彼の著書が置かれており政府関係者からもその学説が一目置かれていることがうかがえる。
漫画版にて研究のため世界を飛び回っていることが先行で明かされており、年中どこかに行っているのでなかなか帰ってこないという。
本編第18話でも「仕事で世界中を旅していて、1年に1回しか会えない」とひかるが語っている。また同回で家族写真が登場したが、この時の陽一の顔は光の反射でぼかされていた。
…ん?UMAと関りがあって世界中を飛び回っている大塚明夫のキャラ…?
最終話で再び登場しており、落ちてたマスクをつい被ってしまいノットレイ化してしまうが
シリーズ恒例の先行登場した次作の主人公と協力した事で浄化された。
母親の輝美は漫画家であり、幼少期に自分のことを描いた漫画が大好きであり、ひかるのイマジネーションの原点となっている。
但しなかなか連載を持てないようで苦労している模様。
祖父の春吉は息子の陽一が大学講師の職を辞して世界を旅している件に関して苦々しく思っているが、内心では息子を信頼している。
祖母の陽子は厳格な春吉とは逆におおらかな性格であり、第35話では生徒会長になろうとするひかるが無理している事を見抜いて心配していた。
愛犬のイエティは、直接の描写こそないがよく遊んでいるらしく、そのじゃれつきスキルはケンネル星やゼニー星で発揮されている。
最終話では犬の寿命から既にこの世を去ったと思われるが大人になったひかるが使用していた電話の着信映像にイエティが映っていた事から今でも彼女の思い出に刻まれている。
★キュアスター
星奈ひかるが変身する星の
プリキュア。
シリーズ通算56人目。平成最後の桃キュア。
宇宙空間でフワを
カッパードから守ろうとした時、トゥインクルブックが覚醒しペンダントが出現、それを手に取ったことでキュアスターに変身した。
髪のボリュームが大きく増し、ツインテールが巨大になっており、その先端を巨大なシニヨンにして輪をかけることで土星のように見せている。
瞳にはエメラルドグリーンのハイライトが加わっている(瞳のハイライトが変化するのは本作のプリキュア共通の演出)。
右脚だけにハイソックスを履いており、キュアミルキーと対になっている。
イメージシンボルはそのまま「星」。変身バンクでは星のモチーフの他に花びらも用いられており、「春」をイメージしたテイストに仕上がっている。
プリキュアとしての能力は、
有名ゲームの
某ピンクの悪魔の如く、星型のエネルギー体を生み出して戦うスタイル。
このエネルギー体は攻撃・防御はもとより、宇宙空間では移動の足場になったりと、シンプルゆえに応用幅の広い能力。
必殺技はパンチで星形弾を飛ばす「プリキュア・スターパンチ」。
★余談
声を演じる成瀬瑛美氏は、アイドルグループ『でんぱ組.inc』のメンバー。
プリキュアシリーズで本業の声優以外が主人公を演じるのは、
宇佐美いちか/キュアホイップ役の美山加恋氏に次いで二人目。
氏はシリーズ大ファンの「プリキュアガチ勢」であり、これまでも「プリキュアになりたい!」とキャラ作りでもなくマジで発言したり、
東映アニメーション創立60周年記念特番で
キュアゴリラことFUJIWARA原西孝幸とプリキュアトークを繰り広げたほど。
キャスト発表された際のコメントも、他キャストが数行で収める中、歴代シリーズについて長文で語り倒していた。
なお氏は、でんぱ組でのイメージカラーが黄色であることや明るい性格から「でんぱ組の太陽」と評されることから、最初はキュアソレイユ役でオーディションを受けたという。
追記・修正は宇宙人の方がお願い致します。
- よくいるおバカ系ピンクかと思いきや、持ってるポテンシャル自体は高め -- 名無しさん (2019-06-24 13:21:33)
- この子のハイテンションは「おバカキャラのドジ暴走」ではなく「研究者や考古学者の未知の現象へのエキサイト」だから、日常シーンでは意外に理知的なのよな。 -- 名無しさん (2019-06-24 19:35:37)
- 第三話のペン捜索に先立っての情報収取とか第九話のまどかを街案内とかも、本人なりのロジックを組み立てた結果成功してて仲間たちをうならせてるし。(おかげでニューリーダー病の気があるクラスメイトから「まさかまどかの後継者狙ってる!?」と勘違いされたがwww) -- 名無しさん (2019-06-24 19:40:47)
- 遼じいの蔵書ってかなりの割合で洋書だよな…… -- 名無しさん (2019-06-24 20:58:26)
- ↑しかも天文学って深いとこまでやろうとすると数学も関わってくるし・・・控えめに見積もっても学力学年ベスト10、下手したらチームメイトの(できる子の部類に入る)先輩二人すら上回るんじゃないかこの子(-_-;) -- 名無しさん (2019-06-26 11:09:53)
- この子の戦闘シーンを見てると、時々キュアラブリー先輩を思い出すのだが…やはり荒ぶるのだろうか。 -- 名無しさん (2019-07-22 14:11:53)
- 母親が”いまいちブレイクしない漫画家”だったのもあり一時期は星奈家の家計を危ぶむ声もあったけど、パパンがUMA学や天文学の権威っぽいし”世界各地を旅しつつ定期的に宇宙関連の学説を科学雑誌(例:ニュートン・ナショナルジオグラフィック)に投稿して稼いでる感じっぽいね -- 名無しさん (2019-08-02 17:17:20)
- 初回での初変身の後に何か歌ってたと変身もののお約束にメタい事を言うのは新鮮だった。 -- 名無しさん (2019-11-04 00:29:54)
- 美剣サキ「キラやばだ!」 -- 名無しさん (2019-12-03 21:26:56)
- マフィアと話し合いで何とかする...。 -- 名無しさん (2019-12-03 22:52:46)
- 中学って事を考えると、生徒会長選挙の時のひかると姫ノ城の顔がデカデカと写ってるチラシを持ち帰って保存してる男子は多いんだろうな。 -- 名無しさん (2019-12-30 12:24:50)
- 映画撮影の回を見ると最終回でララとは別れそうな気がする…。 -- 名無しさん (2020-01-16 12:25:20)
- あっさり再会したと思ったら実は夢オチで大人になった最後のシーンでいろいろ想像が捗るな。 -- 名無しさん (2020-01-26 10:10:07)
- 何気に28歳で再登場は驚いた。宇宙飛行士だから仕方ないけど -- 名無しさん (2020-01-29 17:10:08)
- アイワーンほどじゃないが身長も175cmと女性としてもかなり伸びててびっくり。 -- 名無しさん (2020-01-31 21:51:19)
- 序盤は達観しているのにだんだんメンタルが不安定になるの好き。強くなるだけが成長じゃない -- 名無しさん (2020-02-12 16:57:03)
- 良く良く考えると宇宙飛行士ってだけでとんでもないハイスペックだよなぁひかるちゃん -- 名無しさん (2020-06-04 22:08:55)
- 映画だとララが主役だったのもあるんだけど、この子ほとんどブレてないんだよね。父親に関するセリフもだけど、根っこがしっかりしてる。 -- 名無しさん (2021-04-28 14:40:10)
- 友達いない疑惑をプロデューサーが否定してるけど、学校でも「周りのことに興味なさそう」と言われてることから考えると P「学校でも一人ぼっちではなく普通に過ごしてるから友達はいる」 視聴者「放課後一緒に遊ぶような友達いなさそう」 が両立してそう -- 名無しさん (2021-08-06 11:50:37)
- 「星空連合も、ノットレイダーも、私も、みんなみんな、同じ宇宙に住む”宇宙人”でしょ!」の台詞はマジで痺れた。これ聞いてから「宇宙人」じゃなくて「異星人」という言葉を使うようにしてる -- 名無しさん (2024-02-12 12:40:35)
- 今後、成瀬さんがどんな風にアニメに携わっていくのかは分からないけど、本作でこのキャラを演じた事実は、これからも成瀬さんにとってずっと大切な思い出であり続けるんだろうな。 -- 名無しさん (2024-02-12 18:20:17)
最終更新:2025年03月03日 00:03