黒い森の鳥たち(lobotomy corporation)

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黒い森の鳥たち(lobotomy corporation) - (2023/03/16 (木) 14:01:28) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2020/09/03 Tue 21:09:44
更新日:2024/05/03 Fri 00:21:03
所要時間:約 20 分で読めます







むかしむかし、木々のたくさん生えた温かい森に、3羽の鳥がいました。
鳥たちは森の中で幸せに暮らしていました。
名前はありませんでしたが、3羽は大鳥、小鳥、高鳥と呼ばれていました。





黒い森の鳥たちとは、『Lobotomy Corporation』における罰鳥大鳥審判鳥の三体のアブノーマリティの総称である。



概要

この三羽の鳥のアブノーマリティは、いずれも同じ場所から発見・収容されたとされるアブノーマリティである。
彼らの故郷たる黒い森には、とある物語が伝えられており、それを解明するためにもこれら三羽のアブノーマリティについて知っていく必要があるのだ。

ひとまず、罰鳥から順番に、ストーリーも添えて情報を列挙していくことにしよう。





罰鳥(lobotomy corporation)

罰鳥は、小鳥とも呼ばれるTETHクラスのアブノーマリティ。
収容室における外見は、止まり木に止まっている、白くて小さい小鳥。可愛い。見た目はな……

普通の小鳥とは異なる点として、腹の辺りは赤く染まっている。これについては後述。



特殊能力(罰鳥)

罰鳥はクリフォトカウンターが0になると特殊能力を発動する。
クリフォトカウンターが変動する条件は以下の通り(初期値/最大値4)

①エージェントがパニックに陥る→カウンターが1減少
②罰鳥以外のアブノーマリティへの作業を行う→カウンターが中確率で1減少

特殊能力が発動すると、脱走する(後述)。


初期値は4と、結構気が長いな……と思うかもしれないが、全然そんなことはない。
問題は、2つ目の減少条件。なんと、罰鳥以外のアブノーマリティ全てに作業を行うとその度にカウンターが減少する判定が出るのだ。

その結果、カウンター最大値4ってなんだっけ?とか思うレベルで、常識外の速さでカウンターがガンガン減少し、ガンガン脱走しまくるという滅茶苦茶アクティブな鳥、それが罰鳥である。



脱走時(罰鳥)

罰鳥は1000以下のHPを保有して脱走する。
2つあるクリフォトカウンター減少条件のどちらで0になったかによって、脱走時の挙動が変わる。9割近く②の場合だけどな

①の場合、パニックを引き起こしたエージェントを目指して飛行する。
たどり着いた場合、その小さいクチバシでバシッバシッとつついて攻撃。この時つつかれる度に0になったMPが回復していき、最大値になるとWHITE武器で殴った時と同じようにパニック状態が解ける。
要するに、正気に戻す手助けをしてくれているのだ。まぁありがたいっちゃありがたい。

②の場合、近くにいるエージェントを目指して飛行する。
罰鳥がエージェントの元にたどり着くと、こちらもクチバシでつついて攻撃。
しかし①とは違い、つつかれる度にRED属性の1ポイントダメージ。
全然痛くない……。それこそどれだけつつかせても無視できる程に。メインルームの中でつつかれたのなら、再生炉のお陰で永遠に耐えていられる。



……さて、ここまでの内容だと「全然怖くないじゃん、なんだこの小鳥」と思うかもしれない。
ところが、脱走時にどちらの挙動を取っていたとしても、罰鳥を一度でも攻撃すると全身が真っ赤に染まり、攻撃したエージェントに大して腹を大きく裂いて巨大な口を広げて噛み付くことで、1000ポイントの致命的なREDダメージを与えて反撃する。殺人性パニック?知らんな

……言うまでもないが、こんな頭おかしい火力した攻撃を耐えきるなんてまず不可能。ってか、真面目に耐えようとすると最強のRED耐性を持つ防具がほぼ必須になる。

他のアブノーマリティへの攻撃にうっかり巻き込んでしまわないよう、油断は禁物。
また非常に厄介かつ理不尽なことに、とあるE.G.Oのダメージ反射も発動判定に入る
これにより「気づいたらダメージ反射が発動し、職員が死んでいた」ということも起こりうる。そのE.G.Oを装備した職員がいる場合は細心の注意をはらう必要がある。

脱走した罰鳥は、①の脱走条件だと、エージェントが正気に戻ると収容室に戻る。
②の脱走条件だと、一定以上つついてダメージを与えるか、エージェントに一定時間遭遇しないと収容室に自ら戻って再収容される。
もしくは、どちらの条件下においても、反撃を行うかHPを0にして鎮圧すると再収容される。


+ どうしても罰鳥を鎮圧したい人向け
どうしても罰鳥を鎮圧したい場合、この手順を踏むことで反撃を行わせずに鎮圧可能である。

①遠距離攻撃武器E.G.Oを装備したエージェントで罰鳥を攻撃。
②その後、攻撃したエージェントは罰鳥から逃げ回らせる。赤くなった罰鳥は、攻撃したエージェントにしか反撃を行わない。
③エージェントを追いかける罰鳥をクリフォト抑止フィールド弾で足止めしつつ、他のエージェントで袋叩きにして鎮圧。

この他にも『魔弾の射手』に依頼する等も有効。
ちなみに罰鳥を鎮圧したからといって、何か貰えるわけでもない。完全に自己満足である。
クソ鳥に我慢できなくなった時にどうぞ



このように、罰鳥はものすごく脱走し、バシッバシッとつついてウザったらしい、でも攻撃するとほぼ即死の反撃をしてくるので大抵の場合は帰るまでじっと耐えるしかない、というアブノーマリティである。

ついたあだ名が、クソ鳥。そんなクソ鳥は今日も元気に、何処かの管理人をイラつかせていることだろう。


ステータス(罰鳥)

罰鳥は洞察に対して、高い反応を示す。
本能、愛着にはレベル関係なく普通の反応。
抑圧には普通以下の反応。

作業ダメージタイプはRED(2-4)。つつくよりこっちの方が火力あるじゃん

観測レベル2になると、ギフトE.G.O「くちばし」を解放。
攻撃速度・移動速度を+2するネックレス。

観測レベル3になると、武器・防護服「くちばし」を解放。
武器E.G.O「くちばし」は、RED属性のピストル。
防護服E.G.O「くちばし」は、RED耐性がある。
同時に、名前が「小鳥」から「罰鳥」になる。



ストーリー(罰鳥)

罰鳥は自信に満ちているらしく、いつも堂々とした振る舞いをするのだとか。

彼はいつも罪を犯す人々に対し疑問を持っていて、ある日「自分が罪を罰すれば、悪い人は現れない」と思い立ち、今のような行動をするようになったのだそうだ。

……お腹の巨大な口は、何故生じたのかは、現時点では分からない。



余談(罰鳥)

罰鳥のお腹の巨大な口だが、公式アートブックによると、どうも物理的な歪みが生じているらしい。
そりゃあ、高弾性云々のほか、色々と物理的に無理があるので納得といえば納得……なのか?




Library Of Ruinaでの罰鳥


+ ネタバレにつき格納
シナリオ進行度としては都市災害レベル「都市の星」の段階において、哲学の階に課せられた幻想体バトルとして戦うことができる。
(なお、項目の掲載順番の関係上、罰鳥が最初に紹介するような形になっているが、ゲーム中では大鳥→罰鳥→審判鳥の順番で幻想体バトルを行うため、それに基づいた記述等もある点も留意して頂きたい)

大鳥時に引き続き、こちらは指定司書のビナーが不在の状態で戦う。そのため、この時点では元調律者パワーでゴリ押しは効かないため、一から戦略を練り直さなければならない点に注意。

幻想体制圧戦「罰鳥」で戦うことになる相手は以下の通り。


許しを請う必要はない!罰を下す!

罰鳥
  • 体力 500
  • 混乱抵抗 500
  • 速度ダイス 3~5
  • 速度ダイス数 3
  • パッシブスキル
    • 悪いことは駄目!……攻撃ダイスとマッチ進行時、威力+50
    • 懲罰!……今回の幕にてダメージを受けた場合、次の幕にて最後に自分を攻撃した相手に「懲罰!」ページを使用する。(ターゲット変更不能)
    • 揺れる鳥籠……「懲罰!」ページが「森番の錠前」ページとマッチするたびに鳥籠の鎖1つを破壊する。

耐性値 体力 混乱
斬撃 耐性(0.25) 耐性(0.25)
刺突 耐性(0.25) 耐性(0.25)
打撃 耐性(0.25) 耐性(0.25)



黒い森の番人×3
  • 体力 100
  • 混乱抵抗 50
  • 速度ダイス 1~4
  • 速度ダイス数 2
  • パッシブスキル
    • 森番……混乱状態になった対象を優先的にターゲットとして指定する。自分の速度が相手より高いとき、攻撃ダイスの威力+2
    • 奪われた錠前……このキャラクターを倒した司書の手元に「森番の錠前」のページを追加する

耐性値 体力 混乱
斬撃 抵抗(0.5) 普通(1.0)
刺突 耐性(0.25) 抵抗(0.5)
打撃 普通(1.0) 弱点(1.5)

戦闘勝利条件はやや特殊で、「罰鳥の頭上の鳥籠の鎖を『森番の錠前』ページの効果で全て(計三つ)破壊することで、罰鳥を鳥籠に閉じ込める」というもの。

森番の錠前 0コスト 回避 99~99 「懲罰!」ページとマッチ時に鎖を1つ破壊

そして、「黒い森の番人」のパッシブを見れば分かる通り、

①黒い森の番人を倒して「森番の錠前」ページを獲得

②罰鳥を攻撃し、「懲罰!」ページを使用させる

③使用してきた「懲罰!」ページを「森番の錠前」ページで迎え撃ち、鳥籠の鎖をひとつ破壊する

④①~③を三回繰り返すことで、鳥籠が落ちてきて罰鳥が鳥籠に捕まり、勝利


というのが戦闘の流れ。
そのため、まずは黒い森の番人を倒すところから始めなくてはならないが、その上でいくつか気をつける点がある。

まず、罰鳥は「自身に対して相手が攻撃ダイスでマッチした場合威力+50」になるパッシブを所有しているため、罰鳥に対して攻撃ダイスがあるページを差し向けてはならない。
かと言って防御ダイスでマッチしたり、バフを盛々にして無理矢理マッチ勝利したとしても、体力ダメージ、混乱抵抗値ダメージいずれかを受けた次の幕には、頭悪いレベルで威力が高い攻撃ページ「懲罰!」が飛んでくるためオススメできない。

懲罰! 0コスト 打撃 90~90

当然ながらこんな威力したページなんかマッチ勝利できるわけない。……というかまかり間違ってマッチ勝利したとしても、また次の幕で「懲罰!」飛んでくるし。
しかも焦って攻撃ダイスでマッチしてしまうと、パッシブ「悪いことは駄目!」が適用されて、打撃140とか最早別ゲーレベルの威力になる。

ということなので、現実的に対策を考えると……前作ロボトミーをプレイした方ならもうお分かりだろう、罰鳥が何をしてこようと無視するのが鉄則である。
罰鳥は「懲罰!」条件を達していない時はこのバトルページを使用する。

つつきまわす 1コスト 打撃 2~4
打撃 2~4
打撃 2~4

……とはいえ、ダメージや体力の基準がロボトミーの時から変わったという事情もあるが、罰鳥を無視する、つまり罰鳥の一方攻撃を受けながら黒い森の番人と戦い続けるのはロボトミーの時よりややキツめ。

そこで、守備ダイスの中でも反撃の行程がない回避ダイスを罰鳥にぶつけることで、ノーダメージでやり過ごすことができる。
特に便利なのが、人形師のバトルページ「自動操縦」。これは通常の攻撃ダイスが含まれているため、罰鳥を対象として使うことはできないが、反撃回避ダイスが四つ目にある。そのため、「自動操縦」ページで黒い森の番人を攻撃しつつ、罰鳥に攻撃対象にされた時に回避ダイスで対応できるという保険も作ることが可能なので、是非オススメしたい。

その他に気をつける点としては、黒い森の番人は「引っぱたく」というバトルページを使用するが、これは厄介な効果が含まれている。

引っぱたく 3コスト 打撃 4~8 的中 相手のダイスを全て破壊。相手を混乱状態にする。

これに関しては、的中されないように単発高火力ダイスのページ&「一撃」パッシブ帰属などで立ち向かおう。

また、罰鳥のパッシブの関係上、「懲罰!」を使わせるために罰鳥にダメージを与える時には必ず一方攻撃になるように仕向け、また罰鳥にダメージを与える司書は必ず、「森番の錠前」ページがあるかどうかを確認しておくことくらいか。

罰鳥を鳥籠に閉じ込めることに成功したら、晴れて制圧戦完了。勝利である。


鳥籠の中に閉じ込められてるからいつもより小さく見えるなぁ……。
うん。あいつを殴ると大変なことになるから……。
う~ん……思ってたより安全な方法だったね?







大鳥(lobotomy corporation)

大鳥は、WAWクラスのアブノーマリティ。
外見は、全身真っ黒で、かつ球状のその胴体には、無数の黄色の目がついている、という風体。
手があるようで、その手にはランタンを持っている。



特殊能力(大鳥)

大鳥は、以下の条件で脱走する。

①レベルⅡ以上の非常事態(セカンドトランペット)が発生する
②クリフォトカウンターが0になる

クリフォトカウンターは、以下の条件で変動する(初期値/最大値は5)。

  • 5名の職員が死亡する→カウンターが1減少
  • 作業結果が悪い→カウンターが1減少
  • 作業結果が良い→カウンターが1回復

なお、一番目の条件については、処刑弾で処理した職員についてはカウントしない。

なんと、セカンドトランペットが発生するとカウンターがまだあっても問答無用で脱走してしまう。
危険度の高いアブノーマリティを収容している場合は注意が必要。

また、クリフォトカウンターの減少条件も厄介。
5名死亡する度にカウンターが1つ減るので、オフィサーがいつものように大量に殺されると一気に脱走が見えてしまう。

幸い、作業結果が良ければカウンターが回復するので、ご機嫌取りは欠かさずにしておこう。



脱走時(大鳥)

大鳥は脱走時、1700程のHPを持って施設内を遅めの速度で徘徊する。
大鳥が脱走状態で施設内に存在する場合、その部門の全ての照明が落ちて真っ暗になる。

黄色く光る無数の目があるため、停電中でも大鳥の位置把握はできる。

大鳥は通常、宛てもなく施設内を徘徊する。
時折、ランプをかざして、施設内にいる職員一名をマークする。その後40秒経過すると、魅了状態にして自身の元に引き寄せる
マークされる職員は、勇気のステータスが低い者を優先して狙う。

魅了によって大鳥の正面まで職員が来ると、大鳥がそのクチバシで首を噛みちぎって即死させる。
厄介なことに即死攻撃なので、耐性やステータスなどを高めても対策にならない。

マークされた職員がエージェントなら、照明が落ちている部門の外に逃がすことでマークが外れるため、迅速に逃がすこと。鎮圧に向かうのはそれ以外のエージェントで。

但し、確率自体は低いが

複数人のエージェントで接近して大鳥を殴っている→大鳥が目の前にいるエージェントにマークを付与し、即座に即死させる

なんて事故もちらほら見られる。マーク付与状況は一時停止機能を用いて逐一確認するといいかもしれない。

ちなみにこの性質を逆手に取れば、1番勇気の低い職員をすぐに部門の外に移動出来る位置に待機させる。→マークを付与されたら部門外に出し、マークが消えたら再度部門内に入れる。→またマークされたら部門外に出す。を繰り返せば大鳥の攻撃をほぼ完封可能である。
大鳥の脱走条件の関係上他にもアブノーマリティが脱走している場合も多いため、ずっとこの対応をし続けるのは難しいかもしれないけど。


ステータス(大鳥)


大鳥は本能と愛着にはレベルに関係なく普通の反応。
洞察はレベルに関係なく低い反応。
抑圧は悪い反応しか示さない。

作業ダメージタイプはBLACK(2-6)

観測レベル3でギフト「ランプ」を解禁。
頭にくっつける、大鳥の黄色い目を模したアクセサリー。実際の目ではない…はず。
HP・作業速度・成功率が+3。

観測レベル4で武器・防護服「ランプ」解禁。
武器E.G.Oはやや速度が遅めだが一撃が強力なBLACK属性のハンマー。
防護服はPALE以外に耐性を持つ優秀な服。両方とも優秀な装備なので、是非作っておきたいところ。



ストーリー(大鳥)


大鳥は、決して明かりが落ちないランプを持って徘徊する鳥である。

とある暗い森に、人を喰らう怪物の話がある。
大鳥はこの怪物への対策として、自身に生えていた全ての羽を使って、決して明かりが落ちないロウソクを作った。
それをランプにして森の中を徘徊し、他の生物に怪物に注意するよう呼びかけたのだ。

その甲斐があってか、怪物に襲われて死ぬ生物は大分少なくなった。
それでもなお、大鳥は殺された生物達が気がかりだった。

しかし、ある時大鳥は気づいた。

「先に彼らを殺していたら、怪物に殺されることはなかったんだ!」

その後、頭を噛み殺す怪物の噂が出回ったのだ。

大鳥は獲物を見つけると、怪物であるかどうかを確認するために、じっと対象を凝視するという。
その後、頭を噛む。

ロボトミー社に収容された後の観察結果で、あることが分かった。

この鳥は、死の概念を理解していない。

例え迷い込んだ少女を殺したとしても、それは大鳥にとって殺した事実にはならない。大鳥は、少女を救ったと解釈している。

この性質のため、大鳥が起きている間は作業を行うことができない。寝入り、全ての目が閉じてやっと、大鳥への作業を行うことができるのだ。



余談(大鳥)


よく見ると、無数の目の中に一つだけ、瞳孔がない瞳がある。これは、後述の審判鳥から貰った瞳ではないかと言われる。


Library Of Ruinaでの大鳥



+ ネタバレにつき格納
哲学の階を開放した後、哲学の階における初めての幻想体制圧戦として大鳥と戦える。
しかしながら、他の階層と違って、あろうことか指定司書であるビナーが不在である。ビナー様がログアウトなされました

哲学の階が初めて行う幻想体戦であるため、従って大鳥戦において使える戦力は何とモブ司書たったの三名のみ。
事前調査や、戦力増強などは慎重に行うことが求められる。また、司書が三名しかいない関係上、一人でも倒されるとだいぶキツくなることも留意しておきたい。

幻想体制圧戦「大鳥」で戦うことになるのは以下の通り。


私が先に殺せば、怪獣に殺される生き物はいなくなるよね!

大鳥
  • 体力 300
  • 混乱抵抗 300
  • 速度ダイス 1~1
  • 速度ダイス数 3
  • パッシブスキル
    • 監視する瞳……司書は大鳥のターゲットを変更できない。
    • 永遠に消えないランプ……3幕ごとに「眩惑」ページを使用。眩惑状態の司書がいる場合魅了状態でない全ての司書の手元に「鳥籠」ページを追加。

耐性値 体力 混乱
斬撃 耐性(0.25) 耐性(0.25)
刺突 耐性(0.25) 耐性(0.25)
打撃 耐性(0.25) 耐性(0.25)


目玉鳥×2
  • 体力 120
  • 混乱抵抗 60
  • 速度ダイス 3~5
  • 速度ダイス数 2
  • パッシブスキル
    • 眠る瞳……このキャラクターを倒した司書の手札に、大鳥を混乱状態にするページを追加
    • 追従……眩惑状態の司書を相手に指定しない。

耐性値 体力 混乱
斬撃 普通(1.0) 普通(1.0)
刺突 普通(1.0) 弱点(1.5)
打撃 抵抗(0.5) 抵抗(0.5)

大鳥のみならず、目玉鳥という手下も二体連れている。……プロムンは鬼か。
と思いきや、普段は大鳥は「偵察」という攻撃ダイスがないバトルページしか使用しない。

偵察 1コスト 防御 15~15 「子守唄」のページとマッチ進行する場合、威力が減少
防御 15~15 「子守唄」のページとマッチ進行する場合、威力が減少
防御 15~15 「子守唄」のページとマッチ進行する場合、威力が減少

しかし三幕毎に、「眩惑」というページを使用する。これにより眩惑状態になった司書に対しては「救い」というページを使用する。

眩惑 0コスト 打撃 1~1 (遠距離) 使用時 次の幕、相手に眩惑を付与
防御 15~15
防御 15~15

救い 0コスト 打撃(反撃) 30~30 的中 相手に「眩惑」がある場合倒す 「子守唄」ページとマッチを進行する場合、威力が減少


「救い」の反撃打撃ダイスが的中した場合、問答無用で即死する。だからこっちは一人でも倒されるとキツイって言ってるだろうがプロムン!
しかしながら、よくバトルページ情報を見てほしい。「救い」のダイスは反撃ダイスである。
この反撃ダイスが的中しなければ……早い話が、「救い」を大鳥が使用した幕に、大鳥とマッチしようとしなければ即死することはない。

しかし、眩惑状態になった司書は、自動的に大鳥に対してこのバトルページを使用してしまう。

導き 0コスト 打撃 1~1

ではどうしたらいいのか、というと、大鳥のパッシブをよく見てほしい。眩惑状態になった司書がいる時、眩惑状態ではない司書には「鳥籠」ページが付与されるのだ。

鳥籠 1コスト 打撃 2~2 的中 相手の速度ダイスを破壊。次の幕に行動不能状態を付与

この「鳥籠」ページを、眩惑が付与された司書の速度ダイスに指定してぶん殴ることで、その幕の間眩惑された司書の動きを封じることができ、無駄な被害が及ぶことを防ぐことができる。
普段はあまりしない操作をすることになるため、最初は困惑するかもしれない。が、ギミックと対処をきちんと呑み込んで操作できれば、大鳥本体から受ける被害をほぼゼロにできるのだ。

では、大鳥を倒すにはどうしたらいいか。というと、目玉鳥のパッシブを読めば分かるように、目玉鳥を倒すことで「子守唄」ページが付与される。これを活用するのだ。

子守唄 3コスト 打撃 1~1 使用時 このページの相手が大鳥の場合、次の幕にて「睡眠」を付与(睡眠:今回の幕の間、混乱状態になる)

これまでに解説した大鳥のバトルページには「子守唄とマッチ進行する時、威力が減少する」という効果が記してあったが、具体的には「子守唄」とマッチする場合、大鳥の全てのダイス値は1~1になる。
子守唄とマッチしたら必ずマッチ引き分け、もしくはマッチ勝利に持っていけるわけだ。

これを活用して大鳥を睡眠状態にできれば、大鳥はちょっとタフなだけのサンドバックと化してしまうので好きに調理しよう(混乱したキャラクターは、全ての耐性値が脆弱になる)。仮に睡眠状態となっている幕の間に倒せなくても、「子守唄」のページは消費せず再利用可能なので、もう一度睡眠状態にすればいい。
強いて言うなら、生き残ってる目玉鳥と大鳥の攻撃を捌きながら、「子守唄」のコストに必要な光を三つ確保することくらいが懸念点か。
目玉鳥はそれほど強いページを使用せず、大鳥は自発的な攻撃をほぼ行わない関係上、大鳥制圧戦においてはそれほどコストが高いページをデッキに入れなくても良いかもしれない。


怪獣から助けてあげようっていうのはありがたいけど……。
……死んだか?これで終わりなのか?
無事解決してよかった……。










審判鳥(lobotomy corporation)

審判鳥は、高鳥とも言われるWAWクラスのアブノーマリティである。
その外見は、丸い胴体にやたらと長い首や足が伸びている鳥、といった感じ。
頭には、本来瞳がある場所に白い包帯が巻かれている。
また、首に黄金の天秤を引っ掛けるような形でぶら下げているが、常に傾いている。



特殊能力(審判鳥)

クリフォトカウンターが0になると特殊能力が発動する(初期値/最大値2)。

クリフォトカウンターは以下の条件で変動する。

  • 作業結果が普通(50%)→カウンターが1減少
  • 作業結果が悪い(70%)→カウンターが1減少

カウンターが0になると、脱走する。

カウンターの減少条件については、普通でも減少する場合があるという点以外はごく普通。


脱走時(審判鳥)

審判鳥は脱走すると、750ポイントのHPを持って普通程度の速度で歩き回る。

審判鳥は時折立ち止まり、黄金の天秤を掴んで輝きを発する。その際、審判鳥と同じ部屋にいる全職員に30~40ポイントのPALEダメージを与えてくる。
この攻撃でHPが尽きた職員は、背後に出現した絞首台に吊るされて絞首刑となってしまう。

攻撃間隔は短くはないとはいえ、耐性を持つ防具が非常に少ないPALEダメージなため、攻撃を受けたら早めに控えの職員と交代しよう。
PALE耐性が低い、あるいは脆弱である装備も多いので、鎮圧前には職員の装備を確認しておこう。

HPはそれほど多くないので、攻撃に注意しつつさっさと鎮圧してしまおう。


ステータス(審判鳥)

審判鳥は、洞察に対してレベル3以上で普通の反応を示す。
本能及び愛着にはレベル4以上で普通、それ以下だと低い反応。
抑圧にはレベル関係なく最低の反応。

作業ダメージはPALE(5-7)
このPALEダメージが曲者で、とにかく作業ダメージが痛い
半端なステータスだと作業中に職員が死んでしまうため、出来る限りPALE耐性の高い防具と作業成功率の高い職員を用意しよう。回復も忘れずに。

観測レベル3でギフト「ジャスティティア」を解放。
審判鳥が頭部に巻いているのと同じ白い包帯。装備するキャラにもよるが、なかなかカッコいいギフト。
移動速度、攻撃速度が3ポイント増加し、抑圧作業成功率が6%上昇。
また隠れた副次効果として、アブノーマリティ「火の鳥」による作業成功率低下の効果を無効化する。

また、防護服「ジャスティティア」解放。

観測レベル4で武器E.G.O「ジャスティティア」解放。

武器、防護服「ジャスティティア」は何とALEPHクラスで、武器の方は数少ないPALE属性持ち、防護服は全属性0.5倍というかなり優秀な耐性を持つ。

なお、注意点として。
かなり強力な武器・防護服E.G.Oを早く得ようとしてか、「エージェントがそれほど育っていないのに審判鳥を収容して手が付けられなくなった」という報告がちらほら見られる。
審判鳥はどちらかというと世話の方が大変なアブノーマリティなので、決して無理はしないこと。


ストーリー(審判鳥)

暗い森の中を天秤をぶら下げて徘徊する背の高い鳥、それが審判鳥。
生き物たちの罪の重さを天秤で測り、裁いてきたが、それが常に傾いていて不公平な天秤であることは果たして彼は気がついているのだろうか。
目が包帯で覆われていて見えないのか、はたまた気づいていてあえてそのままにしているのか……。

かつて高鳥と呼ばれていた審判鳥は、本来ならその頭部になんでも見抜くことができた瞳があった。
その瞳は輝いていた。
しかし、高鳥は森を守るためにその瞳を大鳥に渡した。現在では、瞳があった場所には空洞だけがある……。


Library Of Ruinaでの審判鳥



+ ネタバレにつき格納
大鳥、罰鳥……と続いて、哲学の階の最後の幻想体制圧戦として審判鳥と戦う事が可能となる。
そして、ようやく指定司書ビナーが参戦してくれる。あの、もっと早くログインしてくださいビナー様……。

こちらはモブ司書3名に加えて、元調律者パワーを使えるビナーを加えて立ち向かえるのだ。まさしく百人力。

では、幻想体制圧戦「審判鳥」で戦うことになる相手は以下の通り。



君の罪の重さを量るよ……。


審判鳥
  • 体力 200
  • 混乱抵抗 200
  • 速度ダイス 2~6
  • 速度ダイス数 3
  • パッシブスキル
    • 不公正な秤……1幕目から、幕の開始時に審判鳥を除いた全てのキャラクターが罪を1ずつ得る。味方を攻撃してダメージを与えれば罪をなすりつけることが出来る。(ページごとに1回)
    • 審判……幕の開始時、罪が5以上のキャラクターが居れば該当するキャラクターに「審判」ページを使う。「審判」ページは相手の罪が5以上の場合、相手のダイスの値だけ威力が増加する。
    • 止まらない審判……幕の開始時、罪が3以上のキャラクターが3名以上居れば広域攻撃ページ「止まらない審判」を使用する。
    • あふれる悪事……「審判」「止まらない審判」ページを使用すると、混乱抵抗値が最大値の25%分減少する。

耐性値 体力 混乱
斬撃 抵抗(0.5) 抵抗(0.5)
刺突 抵抗(0.5) 抵抗(0.5)
打撃 抵抗(0.5) 抵抗(0.5)


大きな鳥は森にいる生き物たちをいつでも監視してて、自由な一瞬たりとも無いんだ。
長い鳥の秤は全然公正じゃないんだ。
小さな鳥の罰は凄く怖いよ。


逃げる鳥×3
  • 体力 70
  • 混乱抵抗 70
  • 速度ダイス 1~3
  • 速度ダイス数 2
  • パッシブスキル
    • 怖いよ!こわいよ!……このキャラクターの攻撃が的中すれば、相手に罪を1なすりつける。(ページごとに1回)
    • つんざく悲鳴……攻撃を受ければ次の幕に「つんざく悲鳴」ページを使用する。

耐性値 体力 混乱
斬撃 普通(1.0) 普通(1.0)
刺突 普通(1.0) 普通(1.0)
打撃 普通(1.0) 普通(1.0)


戦闘勝利条件は敵の全滅。罰鳥のように特殊勝利条件というわけではなく、一般的。
……なのだが、審判鳥戦は、大鳥、罰鳥を上回る、黒い森の鳥たちの中において最難関の幻想体制圧戦である。

こっちはとても強力なビナーがいるのに?と思うかもしれない。しかし、審判鳥のパッシブにより付与される罪スタック。これが厄介である。

まず、罪スタックは、大鳥の鳥籠ギミックのように、どんなバトルページでもいいので味方をぶん殴ることで罪スタックを殴った対象に一つ擦り付けることができる。
「そんなことしなくても……」と思うかもしれないが、厄介なことにこの罪スタック、司書間で擦り付けることはできても司書から敵に擦り付けることはできない。
そして敵の「逃げる鳥」はそんなのお構いなしと言わんばかりにこっちを殴って罪スタックをガンガン擦り付けてくる。罪とは一体
審判鳥のパッシブにより、審判鳥以外の全てのキャラクターは幕開始時毎に罪スタックを一つ得続ける。

そのため、必然的に罪スタックは各キャラにどんどん溜まっていく。そして。
「いずれかのキャラクターの罪スタックが五つ以上になった場合」、審判鳥は対象者に対してこのバトルページを使用する。

審判 0コスト 使用時 相手の罪が5以上なら即死 打撃 4~6 的中 自分を除いた全キャラクターに体力最大値の20%ダメージを与える

そして、「三名以上のキャラクター(逃げる鳥含む)の罪スタックが三つ以上になった場合」、審判鳥はこの広域ページを全てのキャラクターに対して使用する(「審判」の条件と重なった場合、こちらが優先される)。

止まらない審判 0コスト 広域攻撃 使用時 相手の罪が3以上なら即死 打撃 15~15 合算 このダイスのダメージ量は「相手の最大体力 x (ダイスの値 x 2)%」(耐性無視)

お分かりだろうか。
「止まらない審判」の発動条件は「3名以上のキャラの罪スタックが3以上になった時」。
そして「止まらない審判」は広域攻撃。
「止まらない審判」は使 用 時 に罪スタック3以上のキャラを即死させる。

つまり、「止まらない審判」が使われるということは、その幕で三名のキャラクターの回避できない即死が約束されているということである。
そして、司書側から「逃げる鳥」側に罪を擦り付けることはできない、ということは、大抵の場合に即死の対象になるのは司書である。

……とどのつまり、「止まらない審判」は使われたら即リセット案件にもなりかねない超凶悪ページである。いや、マジで。

以上のことがお分かり頂けたなら、こっちの基本戦法はほぼ定まったようなもんである。
即ち、

「『止まらない審判』発動条件を阻止しつつ、『逃げる鳥』を倒す合間に『審判』を使わせ、『審判鳥』を混乱に導く」

という戦法である。

まず、「止まらない審判の条件阻止」だが、これは前述したように司書間で殴ることにより罪スタックを一箇所、もしくは二箇所に集め続ける。
戦闘開始と同時に「罪スタックを集める司書」を最大で二名決めておき、毎幕必ず「罪スタックを集める司書」に対して一方攻撃で殴っておく。
こうすることで、「逃げる鳥」にマッチ敗北さえしなければ、罪スタック集めの司書以外に罪スタックが2以上貯まることはまずない。
罪スタック集めの司書には各属性が抵抗以上の耐性持ちコアページを装備させておくといいだろう。……というか、ビナーコアは防御面で優秀であるため、罪スタック集め担当司書はまさかのビナーが適任だったりする。ビナー様、お許しください!

「逃げる鳥」はいると事故の元になる。そんなに強いページを使用してこず、耐性面でも脆いので手早く倒してしまおう。

そして、罪スタックを順調に二箇所に集めることができたなら、審判鳥は罪スタック集め担当司書に対して「審判」を使用してくるだろう。
審判鳥は、「審判」を使う幕は速度値1で固定のため、罪スタックが溜まっていない司書が「審判」を引き受けるのは容易。
単発高火力ダイスのページで迎え撃とう。

「審判」を四回使わせると審判鳥は次の幕に混乱するため、その瞬間を狙って一斉攻撃を仕掛ければ、無事、撃破となる。

下手を打てば強力なビナーですらすぐに首を吊られて即死させられる恐ろしい幻想体であったが、ギミックを理解できれば突破は可能なはずである。


公正ってなんだろう。
今まで出会ってきた鳥がそうだったように、その始まりは純粋だったんだろうな。
正義……正義ってなんだろう。
ご苦労さま。戻って休むのが善いだろうな。



































黒い森の物語



雲一つなく陽気なある日の昼下がり、森に見慣れぬものがやってきました。
彼は旅人であり、開拓者であり、予言者でもありましたが、同時にそのどれでもないものでした。
彼は森に入りたがっていましたが、鳥たちは怪しい彼を森の中に入れませんでした。
すると、怒った彼は森を去りながら鳥たちに言いました。

『やがてこの森に悲劇が訪れるだろう。
森は悪行と罪に染まり、争いが絶えぬだろう。
悲劇が終わるときは恐ろしい怪物が森に現れ、すべてを飲み込んだ時だ。
二度と森に太陽と月は昇らぬ。森は決して元の姿になることはないだろう。』



……さて。ある意味では、ここからが本番である。
この3羽の鳥たちについては大部分は既に語った。しかし、実はこの3羽、ある共通する特殊能力があるのである。
それがこれ。


特殊能力(3羽共通)


罰鳥、大鳥、審判鳥のうち、二体が脱走すると発動する。
残りの一体も脱走条件を全て無視して強制的に脱走し、黒い森の物語の挿絵が表示された後、ランダムな部門のメインルームに「黒い森の入り口」というゲートが出現する。

なお、黒い森の入り口は攻撃することで一応は鎮圧可能だが、全属性耐性0.3という絶望的な硬さなので実際は非常に難しい。

三体のアブノーマリティは、全て黒い森の入り口を目指して移動する。
黒い森の入り口にアブノーマリティが入る度に、対応する黒い森の物語の挿絵が表示される。




小鳥は自分のクチバシを使って、悪いことをした森の仲間に罰を与えることにしました。

高鳥は森の平和のために、森に入ってくるものに罪の重さを測ることにしました。高鳥の天秤はいつも正しく罪の重さを測ることができたからです。

大鳥は森に怪物がいないかを監視することにしました。大鳥の目は遠くまで見ることができて、他の仲間には見えないものを見ることができたからです。




……そして、






3羽全てのアブノーマリティが黒い森の入り口を通過した場合、『怪物』が現れたことを示す挿絵が表示され、終末鳥が出現する。




そんな時に誰かが逃げながら叫びました。


『あそこに怪物がいる!この森には怪物が住んでいるんだ!』


















終末鳥(lobotomy corporation)





終末鳥とは『Lobotomy Corporation』に登場するアブノーマリティの一体にして、黒い森の鳥たちの成れの果てである。

概要(終末鳥)

罰鳥大鳥審判鳥の三体が合体したアブノーマリティ。
その姿は鳥と呼ぶにはあまりにもかけ離れており、「大鳥の目がついた翼」「審判鳥のものと思われる頭部と包帯に巻かれた胴体と巨大かつ歪な腕」「罰鳥の赤いくちばし」と、元の3体の特徴を内包した異形の怪物と化している。

上述した予言によって怪物から黒い森を守る術をそれぞれ身につけた三体の鳥たちであったが、それらはあまりにも行き過ぎていた。
あまりにも過剰な罰を与える罰鳥、夜も朝も常に監視し続ける大鳥、常にどちらかに傾く不平等な天秤で罪を決める審判鳥。
三体はやがて森の仲間たちから恐れられ、次第に避けられるようになる。

それでも彼らは森を守る術を探し続け、彼らは最終的にある結論に至る。
3体が合体してもっと強い存在になれば、3体が守るには広すぎる森を守ることができると。



全ての闇の黄昏を過す者たちへ

さて。一度終末鳥を呼んでしまったら、否が応でも終末鳥の鎮圧に向かわねばならない。

終末鳥が出現すると、まず全ての施設内照明が落ちて暗闇に包まれる。(大鳥の能力)
また、ゲーム内速度が1倍速に固定され、一時停止を行うことができなくなる(審判鳥の能力)

終末鳥は、以下の攻撃方法を用いて、施設内を蹂躙する。

  • 鉤爪を伸ばして、前方方向にいる複数の職員に20~30ポイントのBLACKダメージ。
  • 鉤爪を叩きつけ、触れた職員に20~30ポイントのBLACKダメージ。この際、ランダムな収容室にクリフォト暴走が発生する
  • ランダムで選ばれた職員に黄色いマークを付与し、自身の元に近づける(大鳥の能力)
  • 翼を広げ、全ての黄色い瞳からレーザーを放ち、周囲の職員にBLACKダメージ。合計220ポイント(大鳥の能力)
  • 黄金の天秤から青い波動を放ち、施設内の全職員に8~12ポイントのPALEダメージを与える(審判鳥の能力)
  • 巨大な赤い口を開き、正面方向に噛み付いて40~80ポイントのREDダメージ。なお、正面方向に立っている職員に対してはダメージ判定が二回発生する(罰鳥の能力)


終末鳥の危険度クラスは、言うまでもなくALEPH

また、終末鳥は全ての属性に対して免疫(0.0)を持つため、あらゆる攻撃を無効化する。

そのため、終末鳥は完全に災厄のような存在なので、逃げ回ること。但し、終末鳥は時折黒い渦を発生させてテレポートすることがあるため注意。


それでも鎮圧方法はある。
ランダムなメインルームに、小さなクチバシ(罰鳥)・大きな目(大鳥)・長い腕(審判鳥)というが出現しているため、これら三つの卵を鎮圧するのだ。

三つの卵は対応した特殊能力を司っており、破壊すると終末鳥が保有する、対応する特殊能力・攻撃が使用不可能になる
そして三つとも壊せば終末鳥は倒れ、晴れて鎮圧完了という流れになる。

この点を踏まえると、個人差はあるものの、基本的に長い腕>大きな目>小さなクチバシ の順番で鎮圧して回ったほうがいい。最初に一時停止を取り戻し、次に魅了による事故死を防ぐのだ。

卵のHPはそれぞれ6400程度で、個別に弱点属性、免疫属性などが存在する。特に厄介なのは免疫属性で、この属性で攻撃してしまうと軽減を通り越して与ダメ分そっくりそのまま回復してしまう
面倒な場合、全ての卵に均一でWHITE属性が効くため、終末鳥の鎮圧用なら取り敢えずWHITE属性武器を装備させておけば問題ない。
WHITE装備がそこまで用意できない場合は、部門ごとに武器E.G.Oの属性を分けておくことで、鎮圧にあたる職員の中に免疫属性が混ざってしまうことを防ぎやすくなる。

卵を破壊していくと、対応する挿絵が表示されていく。


どんなものも飲み込む小鳥の口は閉じられ、


いつも空を見上げていた高鳥の頭は垂れ、


遠くを見通せた大鳥の目は見えなくなり、




鳥たちは森を徘徊して怪物を探すが何も見つからない。


物も、他の生き物も、太陽も月も。残ったのは一つになった3羽の鳥と、黒い森だけでした。



それから森には冷え冷えとした真っ暗な夜だけが続くようになり、誰もいない黒い森には恐ろしい怪物が住んでいると噂されるようになったという。
予言を恐れ、それを覆すために行動していたはずの三体の鳥たちは皮肉なことに予言通りの災厄を成す『怪物』に成り果ててしまったのである。





E.G.Oについて

終末鳥を鎮圧すると、まずその時点で生き残っていた全てのエージェントに、ギフト「闇の黄昏を過しもの」が付与される。終末鳥のものと同じ、金色の瞳が付いた黒い翼で、効果はなんと全能力+7。
その優秀すぎる効果から、これを目当てに終末鳥を呼び出す管理人も存在するほど。

次に、武器・防護服E.G.O「黄昏」を一つ入手する。
武器の方は、なんと全属性の攻撃を一度に与えるという特性があり、総合火力は文句なしのトップクラス。
防護服も非常に優秀な耐性値を誇るほか、体力が減ると武器の攻撃力が上昇する効果まである。さらに、同じ部屋にいる敵へ5秒毎にBLACKダメージを与える特殊効果付き。

さらにさらに、武器・防護服・及びギフトを全て装備していると、スリップダメージが全属性に増えるという意味不明な強化がされる。
このようにゲーム中最強の火力を持つ黄昏だが、装備条件がとても厳しいので、職員はしっかり育てておこう。

ちなみに、これらの報酬E.G.Oを、どれか一つでも身につけているエージェントが生存していると、その間は終末鳥が出現しない。注意あれ。




追記修正は、黒い森に思いを馳せてからお願いします。


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