登録日:2022/08/08 Mon 11:04:00
更新日:2024/05/03 Fri 05:51:16
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ブルブルブルブル
アイアイ
ブルベリアイ♪
)Y(/( n
/ \ E)
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|ヽ●) (●ノ|
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(ヨ \__ /
/ ヽ
(二) (二)
ブルーベリーは、ツツジ科の低木果樹。
一般的にはこれに実る果実を指す。
●目次
●概要●
ツツジ目ツツジ科スノキ属の植物。クランベリー、ビルベリー、コケモモなどもこの属の仲間。
その中でもシアノコカス節の植物を総称してブルーベリーと呼ぶ。
大きく分けると野生種と栽培種の二種類があり、市場に出回るものの多くは栽培種のもの。
野生種は1m弱、栽培品種は1.5m~3mほどの高さまで成長。ベル型の可愛らしい花が咲いた後、お馴染みのブルーベリー果実を実らせる。
落葉樹だが、雪が降らない温暖な地域では葉を落とすことがない。紅葉すると見事な赤~マゼンタに染まる。
●果実●
小粒な青紫色の果実。
強い香りはなく、ほんのりとした甘さと酸味を持ち、世界的に食用として活用されている。
栄養については後述の「栄養」の項にて。
●産地●
原産は北米。現在なお北米が大手を担い、ついでニュージーランドでも盛んに栽培されている。
温暖に強い種はオーストラリアでも収穫量が多い。日本でも栽培が可能。
●品種●
北米では古くから食用・特産品として栽培されていたため、現代にいたるまで多種多様な品種改良が施されている。
ブルーベリーの品種はおおまかに3種。
●ハイブッシュブルーベリー●
梅雨明けから初夏あたりに収穫できる。
この種は改良種の派生が多いので特徴を偏には言えないのだが、原種は寒さに強く、寒冷地向きとされている。
また、多くの種は土壌適応性が低いため、土壌の酸度を失敗すると枯れてしまう。
少々我儘なところもある代わりに、きちんと育てればそのぶん美味しい実を実らせてくれるツンデレタイプのブルーベリー。
ハイブッシュのうち、寒さに強く改良されているもの。
こちらは暑さに強く作られたハイブッシュ。
●ラビットアイブルーベリー●
夏真っ盛りか終わりごろに収穫できる。ハイブッシュより温暖向きの種。
自家受粉がうまくいかないことがあるため、複数植えたり、人間が面倒を見るなどしないと実ってくれない箱入り娘タイプのブルーベリー。
その代わり、土壌適性はハイブッシュより高い。
●ローブッシュブルーベリー●
最初に説明した通り、樹高が高くなりにくいのでローブッシュと呼ばれている。
上記2種は栽培種だが、こちらは野生種。そのため、環境が合っていればあまり手間暇をかけなくてもちゃんと実る。
だが、放っておいては美味しい実は実らない。人間が手間暇をかけることでより美味しい果実を生み出す野生児タイプのブルーベリー。
●日本との関り●
日本の気候・環境でも栽培・収穫が可能。
日本国内で、
ブルーベリーの栽培面積が最も広いのは
東京都である。
そう、東京都である。
ブルーベリーの栽培適地が様々であることは記載済みだが、関東はその丁度真ん中くらいの気候なのでどの品種を育てても上手く育ってくれるのである。
東京都内にあるブルーベリー畑の総面積は、125ヘクタール前後と言われている。これは東京都全体の0.05%くらいにあたる。
23区内でもちらほらと点在しており、観光農園としても人気。
ちなみに、東京ディズニーリゾートがだいたい100ヘクタールなので、つまり東京はブルーベリーのための土地をかのディズニーリゾートよりも広く有しているということになる。
なお、生産量は東京都は2位。生産量1位は、栽培面積が2位の
長野県。
日本での流行の背景としては、まずパン食の浸透に伴うジャムの流通量の増加が一つ。
もう一つは、目に良いという宣伝文句であろう。
情報社会の発達と共に眼精疲労が社会問題化しはじめた中で、目を保養するという需要が急増した。
つまり、ブルーベリーは様々な面において現代の需要と合致した結果、市場権を得ることが出来た果物なのである。
●栽培●
ブルーベリーの特徴は種ごとに様々なので、品種ごとの正しい知識がなければ上手に育てることは出来ない。
全ての種に共通するのは、乾燥にも水浸しにも弱いこと。適度に保水性のある水はけのよい土が必要となる。
また、特徴として酸性に調整した土でないと上手く育たない。
よって、ブルーベリーを上手く育てるポイントは土の調整にある。
日本の土は酸性土壌が多いため、ブルーベリーの栽培に適しているとも言われている。そのままの土ではちょっと栄養が足りないが……
ブルーベリー専用の土やピートモスが販売されていることもあるので、初心者はそういったものに頼るのも手。
きちんと知識を習得すれば、栽培の難易度はそれほど高くない部類。
病害虫がつきにくく、他のフルーツに比べるとそれほど大規模な施設や土地を必要としない、2~3年という短期間で収穫が可能になることから収益化までが早い、などが理由。
また、上述した通り観光農園としての需要も高い。
脱サラして都内でブルーベリー農家をはじめてうまくいった、という体験談も増えているという。
ただし栽培にあたって気をつけなければならないのは、鳥害被害にあいやすいという点。
鳥たちにとって、ブルーベリーは小粒で食べやすく糖分が多い御馳走であり、特に身体が小さいヒヨドリやスズメなどに荒らされることがある。
●栄養●
さて、そんなブルーベリーだが、海外ではスーパーフードと呼ばれるほど栄養価が認められた果物。
ブルーベリーといえばこれ。青紫色の天然色素であり、ポリフェノールの一種。
血液サラサラ効果などが期待できるほか、有名なのはやはり目に良いという点であろう。
実は冷凍したほうがグラム当たりのアントシアニンが増える。
バナナの2.5倍くらいある。
別名「抗酸化ビタミン」。アンチエイジング効果が期待できる。
アントシアニンは目に良いのか
ブルーベリーが目に良いというのは誰もが一度は聞いたことのある宣伝文句であろう。
「第二次世界大戦時にイギリスの航空機がやたら夜戦で活躍したのでドイツが調査したところ
イギリス人パイロット間でブルーベリージャムを好んでいたのがわかり、ドイツも真似をした」というのが、この文句が生まれた大元の理由であるとされている。
この点に関しては諸説あるが、今のところ有力とされる研究によると
視力を向上させる効果はまだ有力な根拠が出ていないが、疲れ目に対しては回復効果が期待できる。
という。
我々人間の眼球が光を視覚情報として捉えるのは、光の受容体の機能(つまり光を視覚情報としてとらえる機能)によるもの。
これを行っているのは、眼の網膜に含まれるロドプシンと呼ばれる色素たんぱく質なのだが
これは光により分解してしまう消耗品のため、長く目を使ったりモニターを見続けたりすると減少し、一般的に言う疲れ目や霞み目が発生する。
アントシアニンにはこのロドプシンの合成を助ける働きがあるとされているのである。
なお、食べれば食べるだけ目に良いというわけではなく、適量を継続的に摂取することでより効果的であるという。もちろん、目を休めることと併せるのが大事。
また、緑黄色野菜の抗酸化物質と組み合わせるとより高い効果が期待できるらしい。
そして前述の話のオチとしては「イギリスはいち早く機上搭載式レーダーを実用化していたが、それを知られるのを少しでも遅らせるために
パイロット達全員にブルーベリージャムを愛好しているように見せていた
」というもの。
適量は、サプリメントを基準にすれば一日に40~90mg。
ブルーベリーなら100gくらい。計量カップ1杯分くらいの量である。
200g以上は食べ過ぎだが、よほど意識して食べなければ超えない量なので、あまり食べ過ぎを気にしすぎる必要はない。
●葉と幹の毒性●
ツツジ科の植物は「グラヤノトキシン」という毒を有する有毒種が多い。
ブルーベリーも、葉や幹にグラヤノトキシンを有している。
特に葉は毒が強く、ブルーベリーの葉を食べたヤギが中毒を起こすなどの事故も実例がある。
ペットを飼育している環境では、家庭菜園でブルーベリーをはじめとしたツツジ科を育てる際には気をつけよう。
ブルーベリーの葉でお茶を淹れたりすると中毒になる可能性があるので、そういったことはしないように
(ブルーベリーの葉による中毒事故は、日本では記録はない。ただし、同じツツジ科のハナサンシャクナゲでの中毒事故の例がある)
果実については問題ない。ペットに与えても大丈夫。
仮にブルーベリーを食べ過ぎてお腹を壊した場合、十中八九原因はグラヤノトキシンではなく食物繊維の摂り過ぎ。
あるいは、トマトなどのように冷却効果があるため、それら食材と共に大量に摂り過ぎると消化不良を起こす場合もある。
それとは別に、ツツジ科の植物アレルギーがある場合はブルーベリーでも発症する場合があるので注意。
●食べ方●
生で食べても大丈夫。
ジャムは自家製も簡単にできる。
ブルーベリーだけだと少し甘みが足りないので、砂糖や他の甘い果物と一緒にするとよりおいしく食べられる。
タルトやケーキにそのまま乗せても映える。
小粒で潰れやすいため、わざわざ切ったりすることは一般的にはない。
輸送などのために用いられる保存手段だが、これでアントシアニンが増すという。
凍ったブルーベリーをそのままアイス代わりに食べても美味しい。
●似ている植物●
バラ科の植物なのでぜんぜん別種だが、ジャムなど商品として何かとセットで扱われることが多い。
ちなみに、ベリーと呼ばれるものの多くはバラ科。
果実の形状がブルーベリーと似ているが全くと別種、こちらは果実にも毒がある。
実際に実っているところを見ればぜんぜん別の種類の植物と分るのだが、おはスタでブルーベリーと混同して紹介されて問題になったことがある。
●ブルーベリーとかかわりがあるキャラクター●
この項目の冒頭で踊っている、CMで見かけるあのキャラクター。
つぶら過ぎる瞳を持つブルーベリーの妖精で、サプリメント開発企業「わかさ生活」のマスコットキャラクター。
ピンク色っぽい仲間もおり、そちらはアイアイちゃんという。
フィンランド出身。最近(2021年)キャラデザインが新しくなったらしい。
何気にCV:
野沢雅子と豪華なキャスティング。
ブルーベリーみたいな色をしていることで有名な、触れたら即死の謎の存在。
青鬼の亜種がひしめく部屋はブルーベリー農園と呼ばれる。
近頃はソシャゲ界隈に進出し、ブルーベリー並みに様々な種類が存在しているとか。
FLOWER KNIGHT GIRLに登場するキャラクター。
ブラックベリー、ジューンベリー、チェッカーベリー、グミらと組んで「ベリーズ」を名乗っている。
見た目は巨乳のお姉さんであり中身も「母」と言って差し支えない母性の持主。
また視力が非常によく夜目も効くらしい。立ち絵もどこか目力が強め。
その甘えたくなる母性はアビリティにも表れており、所有している能力は全てパーティ全員を強化するものである。
●余談●
「わかさ生活」の斡旋により、8月8日は「ブルーベリーの日」と呼ばれている。
88という文字の名前がBB(ブルーベリー)の頭文字に見えるから、とのことらしい。
Twitterなどでキャンペーンも実施している。
ブルーベリーと聞くとロッテのブルーベリーガムを思い浮かべる人が多いかもしれないが、
実はブルーベリーそのものにはあのような芳醇な酸味や香りはない。
実はあれは、開発者が想像で作った香りであるらしい。
ゲーム『スターオーシャン』シリーズでは初作『
スターオーシャン』から、基本のHP回復アイテムとしてよく登場する。
(表記は「ブルーベリィ」になっているが、見た目は完全にブルーベリーである)
作品によっては他の回復アイテムに取って代わられることもあるが、序盤から買えることが多いため、扱いやすく印象に残りやすいアイテムである。
2~3割程度ではあるが多くの場合割合で回復するため、終盤でも無用の長物になりにくいのも長所。
MP回復アイテムである「ブラックベリィ」、毒回復の「アクアベリィ」、回復量の大きい「超熟ベリィ」などの亜種も存在する。
ブルーベリーを食べてマサイ族並の視力を得た皆さん、追記修正をよろしくお願いいたします。
- ブルブル君って名前初めて知ったわ -- 名無しさん (2022-08-08 11:11:57)
- ブルーベリーガムがブルーベリー味をイメージで作ってるの初めて知った。 -- 名無しさん (2022-08-08 11:19:11)
- 海外ではブルーベリーじゃなくてビルベリーが目に良いって言われてるけど、元々の英国軍がレーダーの発明を隠蔽するために流したプロパガンダではニンジンだったらしい -- 名無しさん (2022-08-08 11:47:53)
- ブルーベリーは別品種の花粉があった方がいいぞ♪ -- 名無しさん (2022-08-08 12:28:04)
- ブルーベリィ・アクアベリィ・ブラックベリィ -- 名無しさん (2022-08-08 13:02:41)
- スタオーシリーズの回復アイテム -- 名無しさん (2022-08-08 13:23:50)
- 食物繊維がバナナの2.5倍 みたいなのって、バナナと同じ体積だけ食った場合の話だよね? -- 名無しさん (2022-08-08 14:33:57)
- >ミッキーマウスのための土地 千葉県じゃなかった?これ -- 名無しさん (2022-08-08 14:55:57)
- キュアベリーはどうなのよ? -- 名無しさん (2022-08-08 15:33:37)
- 数が多いわけじゃないけどよく見ると柿とかみたいに民家の庭先にあったりする -- 名無しさん (2022-08-08 15:38:26)
- ↑3 素でうっかり間違い申した -- 名無しさん (2022-08-08 18:34:43)
- ブルーベリー葉のお茶は普通に市販されてる。お茶専用の品種の葉を使い、毒性の有無などを試験してるから市販のものは大丈夫なはず -- 名無しさん (2022-08-08 18:41:46)