おじや

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おじや - (2022/09/05 (月) 22:08:19) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2012/01/14(土) 13:32:20
更新日:2022/09/05 Mon 22:08:47
所要時間:約 2 分で読めます









おじやとは、米飯を出汁や具材と共に煮込んだ料理、雑炊の別名である。

かつては「増水」と漢字を当て、少ない米を水を加えて量を増やしたものだったが、
後に出汁や具材など「色々なもの」を足して作るようになったため、雑炊と呼ばれるようになった。

おじやについては、宮中言葉が起源であると言う説や、ポルトガル語で料理を意味する「オジャ」から来ているなど、諸説ある。

雑炊とおじや、どう違うのかも色々と議論されているが、
飯と出汁をそのまま煮込んだものが雑炊、飯を一旦水洗いしてサラサラにしたのがおじやと言う認識が一般的。

また、出汁を使わずにたっぷりの水で炊いた「粥」とは別物とされる。


■現代のおじや


西洋文化が流入して久しい現在も、おじやは食べられている。
特に、柔らかく煮込まれ、消化に優れている事から、病人食として親しまれている。
また、鍋料理の最後の〆として食べられるものの定番である。


■主な種類


◆鶏雑炊
鶏出汁のおじや。鶏ガラスープから作ってもいいが、鶏鍋の〆が一般的。鶏の出汁と脂身、長ネギ白菜の甘味が絶品。

◆豚雑炊
豚しゃぶの後。牛肉のしゃぶしゃぶと違い、じっくりと煮込まれた豚肉の旨味が出て、雑炊ならば牛しゃぶしゃぶより確実に豚が旨い。

◆蟹雑炊
蟹鍋の〆。蟹肉はしゃぶしゃぶにした方が半生で美味いが、雑炊にするにはじっくり煮込んだ方が美味い。
両方を楽しむなら余った甲羅や殻を煮込んで出汁を取ろう。

◆フグ雑炊
贅沢なフグ鍋の後の、贅沢な雑炊。
脂が全く浮かない全てたんぱく質分解由来の旨味は実に濃厚でありながら高貴。

◆スッポン雑炊
まる雑炊。高級品のまる鍋の〆はこれ一択。

◆トマト雑炊
トマト鍋の〆。卵をたっぷり溶けばオムライスに。

◆コンソメ雑炊
コンソメスープの雑炊。リゾットに近い。


■簡単な作り方

ではここで、簡単なおじやの作り方を説明しよう。

◆材料
  • ご飯
  • しょうゆ
  • コンソメ(昆布だしでも可)

では作り方。
(1) 鍋(ゆきひら鍋でOK)にご飯を入れ、その上に水を入れる。(ちょうどご飯が全部浸かる程度がいいが、汁っぽいのが好きなら増やしてもいい)
(2) ぐつぐつ煮込む。基本は、弱火にしてもぐつぐつするぐらいがいいが、お好みで。
(3) しょうゆとコンソメを入れる。
(4) 卵を割り入れて閉じる

これで完成! 簡単でしょ? バターを入れてもコクが出ておいしいぞ。バリエーションとして、野菜ジュースを入れてトマトリゾット風にしてもいいし、卵、しょうゆの代わりにコーンスープを入れるのもいい。

追記、修正は、自分を煮込んだ出汁でおじやを食べながらお願いします

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