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ELSが擬態・融合した機体・人物一覧

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ELSが擬態・融合した機体・人物一覧 - (2015/01/03 (土) 09:34:34) の編集履歴(バックアップ)

登録日：2012/05/29(火) 01:15:44
更新日：2024/01/30 Tue 01:30:14
所要時間：約 9 分で読めます


本項では、「劇場版 機動戦士ガンダム00-A wakening of the Trailblazer-」及び「機動戦士ガンダム00外伝」などに登場した金属異星体「ELS」が、
擬態、あるいは融合した機体と人物について説明する。

ぶっちゃけると、そもそもELSは不定形の液体金属の類なので、劇中に出てくるのも先に同化した他所の文明の物体である。
擬態したもの以外はほぼ登場してないと言って差し支えない。
ELSの形状は槍っぽいが、元の文明での本来の用途が何だったのかは定かではない。



◇機体

■ELS GN-X

複数の小型ELSが合体してGN-XⅣに擬態した姿。



擬態であるためいくつかオリジナルとの差異が存在する。


  • 金属色のカラーリング
  • 全体的に丸みを帯びた形
  • 武器は腕と一繋がりに再現(ビームサーベルは手の平から直接出る等)
  • 内蔵火器までは再現できていない
  • カメラが四眼から単眼に変化（モノアイではないらしい）
  • 放出されるGN粒子や粒子ビームの色は紫
  • 背中のコーンが長大化（円錐型ELSの名残）
  • 常に爪先立ち


しかし機体性能に違いはないため、物量差もあって地球連邦軍とソレスタルビーイングはかなり絶望的な戦いを強いられた。
ビームの色が紫色なのは視覚的に分かり易くするためで、性質的にオリジナルと差異がある訳ではない。


劇中では上の基本型以外に3種類が確認されている。



■エウロパ
木星の近くを漂っていた有人探査船。
GNミサイルの雨が効かなかったのは、オリジナルと比べて遥かに高密度だったことと、ELSの修復能力故。
機密保持のための自爆でボロボロに朽ち果てていたオリジナルにELSが侵食・擬態したことで原形に近い形で修復され、地球にやって来る。
連邦軍の艦隊に攻撃された後、ガデラーザによって完全に破砕。破片の一部は地上へと落下した。
一方、宇宙に残った破片は融合して再度復元され、CBと交戦。ラファエルガンダムが撃破した。



■ELSアスカロン
アリオス アスカロンをELSが侵食して擬態。
飛行機に擬態したELSを攻撃した際にGNソードの先端を僅かに侵食され、それが活性化したのが原因。

コンテナからGNミサイルを発射して攻撃する。
ELS GN-Xと同じようにカメラが単眼だったり丸みを帯びた形だったりと完全に擬態し切れていない。

オリジナルに侵食したものと、ELSが再現した2体が登場し、後者は飛行形態に擬態していた。

レオ・ジークとデル・エルダの乗るティエレンチーツーと交戦したが、2体が融合している隙を突かれて撃破された。

パイロットや装備が変わってもアリオスの不憫さは相変わらずである。



■ELSガデラーザ

ガデラーザそっくりのELS。
侵食されたオリジナルなのか、別の個体が擬態したのかは分かっていない。

巡航形態から戦闘形態への変形が再現され、さらにGNファングも率いている。機体後部のGNドライヴはかなり鋭い形に変化。

最終決戦の際、絶対防衛線に現れた。
視聴者からは登場を望まれた。
が、ぶっちゃけた話ELSそのものが超巨大なファングを搭載した移動要塞のようなものなので、視覚的に殆ど変らないだろう。

漫画版でも複数登場したが、グラハムの特攻の巻き添えになったりダブルオークアンタのライザーソードで一掃されたりと散々。




■ELSガガ
ELSがガガを侵食して擬態。

最終決戦で現れたが、色が金属色だったおかげで簡単に見分けられたという。
ちなみに文字情報のみで設定画はない。



■バイカル級
中型ELSが巡洋艦に侵食・擬態した姿。
MS型に擬態したものとは違い、見た目の再現度がかなり高い。

戦闘力も無論そのままで、その高出力大口径ビーム砲で、連邦艦隊に甚大な被害を及ぼした。



■ELSダブルオー
漫画版にてELS GN-Xの代わりに登場。劇場版でも初期草案では登場予定だったが、変更された。

ダブルオーライザー（粒子貯蔵タンク型）に擬態していて、やはり金属色で単眼。
GNソードVは腕と一体化し、粒子ビームを撃つ時も刃が展開しっぱなし。

その戦闘力と物量で連邦軍やCBを苦戦させた。




■ガルムガンダムE
レオのガルムガンダムがELSと融合した姿。
こちらも他の機体の例に漏れず、色が金属色に変わって武器も腕と一体化した。
積まれていた擬似太陽炉が連邦軍からくすねてきた物だったからか、トランザムも使える。

最終決戦にて脳量子波遮断施設に向かうELS達をおびき寄せようとした結果、取り付かれて侵食される。

レオも一緒に侵食されてしまうが刹那との対話でELSが人間を理解したため、ハイブリッドイノベイターになると共にガルムガンダムもこの姿に生まれ変わった。
その後、イノベイターと旧人類の戦争に介入する本機の姿が確認されている。



■ELSクアンタ

ダブルオークアンタとELSがさらなる相互理解のために融合した姿。
クアンタムバーストで分離した装甲は復元され、肩以外は左右対称となっている。
背中の8枚の翼に見える触手はELS以外の異星体が融合したもので、戦闘になった場合は武器にもなる。


普段はクアンタそっくりの姿をしているが、その気になれば別の姿にも変貌できる。



■その他
この他にも自動車やトラック、ヘリコプターなどといった乗り物にも侵食・擬態していて、
人間とコミュニケーションをとろうとしてうっかり轢き殺しそうになったり、実際に怪我人・死人を出したりといろいろやらかしている。さすがドジっ子。

スパロボUXでは本物のGN-X IVにも浸食してコミュニケーションを取ろうとしてきたが、当然自部隊に撃退された。
…しかし「本物の」GN-X IVを撃退したせいで(某ハザードのせいでただでさえ悪かった)自部隊の評判は悪化した。ドジっ子なんてレベルじゃねーぞ！？
刹那がELSとの対話に成功した後、フェストゥムと共にバジュラ本星に駆け付けてクイーンフロンティアの攻撃からUXを守り、
インプラントで洗脳されたバジュラ達を開放した。
何ていい子達なんだ…。


◇人物

■スカイ・エクリプス

エウロパの内部で死亡していた人物。
リボンズと同じ塩基配列パターンを持つイノベイドで、「6人の仲間」の一人であるラーズ・グリースの親友である。ちなみにハロの生みの親もこの人。
通称パシリボンズ。

遠い昔にエウロパの自爆で死亡したが、ELSが遺体を侵食。地球へ落ちた破片が彼に擬態している。

アーミア・リーと接触して彼女の左半身を金属化させた後、彼女の家を侵食して飛行機と化し、飛び去る。
追ってきたレオの乗るアスカロンによって真っ二つにされて墜落するが、その残骸が再びスカイに擬態し、今度はルイスと沙慈の前に現れる。
最後は駆けつけた刹那の爆弾で木っ端微塵にされて機能を停止した。



■アーミア・リー
旧人革連領に住む女子高生。かわいい。

友達と分かれて帰宅したところでスカイに擬態したELSと接触し、左半身が金属化して昏睡状態に。
（玄関のドアで食われたため、本名判明まではファンから『玄関子』と呼ばれていた）
その後は連邦軍の施設に収容されていたが、刹那とELSの対話が成った瞬間に自力で覚醒し、無事に回復。ハイブリッドイノベイターになった。

西暦2364年時にはスメラギの艦長に就任している。



■レオ・ジーク
元人革連出身の超兵で、本名はレナード・ファインズ。
現在はCBの別働隊に再編されたフェレシュテに所属し、ガンダムに乗っている。

ガルムガンダムで最終決戦に参加し、防衛線を突破してくるELSを迎撃していたが、脳量子波遮断施設に向かうのを阻止すべく脳量子波を発して引き寄せる。
結果、機体ごと侵食されて死にかけるが、刹那との対話が成立したためハイブリッドイノベイターに。
その際、義手だった左腕がELSによって復元されている。

ハイブリッドイノベイターの一人だが、先に目覚めたアーミア・リーに脳量子波で助け起こされる形で覚醒しており、
純粋種のイノベイターから覚醒した者と比較すると能力が低い模様。

西暦2364年にはサキブレに乗り、先遣隊の一人としてワープ。とある惑星で未知の生命体の発見という偉業を成し遂げた。



■刹那・F・セイエイ
人類初のイノベイター。

ELSとのさらなる相互理解を求めて彼らの母星へテレポートし、そこでクアンタごと完全に融合。
その結果、肉体は完全な銀色。人間でもELSでもない新たな生命体となっている。

西暦2364年に対話を終えて地球圏へ帰還した。

ちなみによく「『刹那』という名の生命体になった」とか言われるが、あくまでもネタである。
正確に言えば、劇場版公開時点では足音が完全に金属音になり、完全に人間ではない何かと化していた。
しかし、後のインタビュー等で「細胞レベルでELSが気合で擬態しており、見た目よりは人間に近い生命体」と解説された。
それに伴い、DVD・BD等では足音も変更されている。




追記・修正はELSに侵食されながらお願いします。

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