run for money 逃走中

「run for money 逃走中」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

run for money 逃走中 - (2021/05/09 (日) 19:12:24) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2009/09/26(土) 18:41:21
更新日:2024/03/28 Thu 22:51:34
所要時間:約 10 分で読めます




≡≡≡┌( ▼-▼)┘      ≡≡┌(;冥ω殿)┘



\prrrrrrrr/

<メールだ…冥殿確保!?

えーっ!!早くない!?>


ハンターから逃げた時間に応じて賞金を獲得できる。

それが……


run for money



逃走中




《概要》

フジテレビで不定期に放送されるバラエティ番組。
早い話が早朝の街中や貸し切ったテーマパークで行われる大規模な鬼ごっこ。

元々はBSフジの『TV☆Lab』でパイロット版が制作された後、深夜番組「THE・リアル」「クロノス」の企画の一つとして公開されたものであり、
クロノスが水曜夜10時の番組「ジャンプ! ○○中」*1に統合された後も続けられ、
「ジャンプ! ○○中」が打ち切りになった後も特番として2、3ヶ月に一回のペースで続けられている。
「クロノス」時代は逃走中以外にも、密告中、護衛中、解除中、討論中、潜伏中、生還中といったものが放送されており、「ジャンプ! ○○中」では挑戦中、執筆中という企画もあった。

ただし、DVD版は深夜特番期とゴールデン特番化以降の回のみ収録しており「クロノス」はフジテレビ公式オンデマンド「FOD」で配信中だが『TV☆Lab』版と「ジャンプ! ○○中」版の映像は2021年現在幻のものとなっている。
現在は護衛中のルールを発展させた番組である「Battle for money 戦闘中」と並行して放送されている。

基本ルールは逃走者が制限時間終了までエリア内を徘徊するハンター(いわば鬼)に捕まらないこと。
最後まで逃げ切るか、自首すると賞金を獲得できるが、ハンターに捕まったり、失格条件を満たしてしまうとその時点で脱落となり賞金は得られない。


《主な基本用語》

  • 逃走者
番組の主役。
参加者は、タレント、芸人、俳優、女優、現役&元アスリート、声優、YouTuberとそのジャンルは幅広く、子供達からの人気が高まり、近年の放送では子役などからも逃走者が登場している。
また、一般視聴者が参加した回もあった。
初期は10人前後が参加していたが、最近では22人前後が参加している。
基本的に派手な柄の服を着させられ*2、連絡用の携帯電話(マナーモード不可)、地図、時計のみを支給される。
携帯は時代とともにガラケーからスマホに変化。また初期は通話すら制限されたこともあったが、スマホに変わってからはチャット機能も解放されている。

  • ハンター
番組のもう一つの主役で象徴的存在。
黒いスーツとグラサンをかけている。『マトリックス』のエージェント・スミスや『カイジ』の黒服を想像すると分かりやすいかもしれない。
逃走者を捕まえるためにエリア内を徘徊。かなりの俊足を持ち、見つかった逃走者は、脚力に自信がある、早期発見、地の利、囮になる他の逃走者などの好条件を満たさないと逃げ切ることは不可能。
逃走者を直接見つけないと追跡モードに入れない(逃走者と一緒にいるカメラマンは不可)、待ち伏せはできないことになっている*3
ドラマパートでは月村サトシが作ったアンドロイドということになっている。
ゲーム開始時は普通3~4体だが、1~2体と少なかった事や、逆に(条件付きで)10体でゲームスタートと言う過酷な展開を用意していた事もある。
設定として「-239°C以下になると機能が停止する」「サングラスに登録されている逃走者のデータを元に視界に入った者が逃走者がそうでないかを判断する」というものがあり、これらを活かしたミッションもある。
2020年以降は新型コロナウイルスの影響によりマスクと手袋を着用するようになった。

終盤になると度々現れるハンターの仲間。
ヘリ、ロングレッグマン(竹馬)、BMX等の動きやすい装備をしており数も多く、逃走者を見つけ次第笛を吹いたり位置情報を送ったりしてハンターを呼び寄せる。
何とか生き残っていた逃走者も、これが出てくると一気に駆逐されてしまう。

  • カメラマン(スタッフ)
逃走者を追いかける担当とエリアを定点から撮影する担当に分かれている。
またゲーム中には逃走者と目標金額やその使い道について会話する場面も見られる。

視聴者の中には「逃走者にはカメラマンが付いてるんだからハンターはそれを探せば良いじゃん」と思う人もいるが、上記のように逃走者につかないカメラマンもたくさんいるので、カメラマンだけでは判断できない…ということにしておいてください。

  • エリア
逃走範囲は決まっており、エリア外と許可されていない建造物(私有地)には入れない。
回によっては経過時間で立ち入り禁止区域が発生し、規定時間まで居続けると失格になる。
街中で行う場合、逃走者やハンターも交通法規は守らねばならず、赤信号を利用すれば見つかっても青になるまで追跡されない。

※これまでの逃走エリア

市街地(渋谷、池袋、お台場等) ※お台場は屋内エリア(アクアシティ)もあり
テーマパーク(ハウステンボス、USJ、富士急ハイランド等)
歴史体験施設(日光江戸村、房総のむら、えさし藤原の郷等)
ショッピングモール(越谷イオンレイクタウン、イーアスつくば等) ※逃走中では数少ない屋内メインの逃走エリア

  • 賞金
ゲーム開始から1秒ごとに設定された金額ずつ増えていく(賞金単価とも表現)。回によっては時間帯で賞金単価が変わることもあった。
一応開始時に最終金額は設定されているが、ミッションで倍率をさらに増やせることも多く一定しない。

  • 残り時間
ゲームクリアまでの時間。初期は60分が多く(最短は50分)、特番のみとなってからは80~90分、最近では3時間特番や2週連続の2時間特番を組めるようになったこともあり、120~130分と非常に長くなっている(最長は140分。2週連続SPとして90分×2回の回も存在した)。
ミッションによっては時間が延長、短縮されることもある。


《ミッション》

ゲーム中に本部からメールを通じて提示される。
ミッションの達成条件を満たすことで、ハンター増加阻止、賞金倍率アップ、失格回避等逃走者に有利な条件になる。
しかし動けばその分ハンターに見つかりやすくなるリスクも負う。
自由参加型と強制型、単独でできるタイプと複数人必要とするタイプがある。
また、ミッションによっては「腰のカードリーダーに他の逃走者のカードを読み込ませろ」といったミッションもあり、逃走者に不審な装置がついていたりすると大抵面倒なタイプのミッションが出てくる。

※主なミッション
  • ハンター増減系
指定時間までに条件を満たさないとエリアを徘徊するハンターが増加する、というもの。
放出場所が複数に分かれていたり、クリアまで延々と放出が続くパターンもある。
大抵逃走者複数人が協力しないとミッションクリア不可。
このミッションは定番で毎回あると言っても過言ではない。
無視する逃走者も多いが、少しでも阻止しないと自分の首を絞めることになる。
たまに冷凍銃などのアイテムを用いたり、ある特定の条件をクリアする事でハンターを停止、もしくはエリア内から消滅させ、その総数を減少させるというミッションもある。
最終盤においては、10人~20人追加という失敗すると致死レベルのミッションもある。
亜種として、ハンターそのものは増えないがハンターに居場所を教える通報部隊や通報機能、ドローンが追加され、これを排除するミッションもある。

  • 賞金増減系
条件を満たすことでゲームクリア後の獲得賞金が増減する、というもの。
こちらも逃走者の協力が必要。
大抵普段の賞金レート(1秒100~300円)が上下する。
大体において、やらなくてもいいが増額するとハンターが問答無用で増える・増額チャレンジにしくじるとハンターが増えるという仕様のため、うっかり挑むと他参加者から文句を言われてしまう場合も。
恐ろしい例だとクリア出来なかった場合、その時点までの賞金がリセットされてしまう事もある。

  • エリア変動系
定刻までに指定されたエリアに移動してないと即失格、というもの。
回によって、エリアの拡大や、全部or一部のエリアが封鎖され、新(既存)エリアに移動するものがある。
エリア封鎖でなく旧エリアにハンター100人追加するパターンもあるが、これはエリア封鎖と同義。ただし、こちらは放出後も自首するチャンスがある。

  • 敗者復活系
生存者が条件を満たすことによって、既に捕まった人を復活させることができる。復活対象は指名制、ルーレットなど様々。
初期の頃は復活させた人が、もし復活した人が賞金を獲得(自首含む)したらその半分を貰うことができたが、最近は復活させても賞金を分けてもらえなかったり、「復活ゲーム」という名称で本戦を一時的に中断することで確保者達が自力で復活を目指す事が多くなった。

  • 時間変化系
制限時間が延長・短縮したり、条件を満たすまで残り時間が減らないミッション。
短縮に成功した場合、その時間分の賞金も加算される。

  • 強制失格系
そのミッションをクリア出来なかった場合、失格になってしまう。上のエリア変動系もこれに入る。
基本的には自由参加型の逃走中のミッションの中で、数少ない強制型。ハンター100体追加も事実上これ。(自首出来るポイントがあれば話は別だが。)
これに準ずる例として、時限アラームの解除に挑み、失敗するとアラームが鳴ることでハンターに見つかりやすくなり、逃走成功が絶望的になるミッションもある。

  • ハンターゾーン
最近の逃走中でよく見るミッション。限られた小さいエリア内にハンターが複数体おり、この中にミッションを達成するための情報やアイテムが隠されている。
かなりの危険を伴う高難易度のミッションだが、中のハンターは外に出ることはないため、見つかっても入口まで戻れば確保を免れる。
また、最近では新たな刺客として、キッズハンターゾーン(2回)、レディースハンターゾーン、パルクールハンターゾーンが登場した。キッズハンターは足の速さこそ劣るものの、背が低く数が多い上、キッズハンターゾーンが見通しの悪い店舗内であるため発見しにくい。


《自首》

逃走者はゲーム中いつでも、エリア内の公衆電話や自首用装置(施設)から申請することでゲームを途中離脱できる。
その際、自首時点での賞金を得られる。
自首を選ぶ場合、ミッションの失敗等で逃走が不可能と判断して決断する者もいるが多くは最初から自首を考えている何もしない逃走者であり、見せ場を作らない怠け者が勝ち逃げすることになるため視聴者からの印象はあまり良くない。

自首する事が理由で放送後にブログやtwitterが炎上する事があるが言うまでもなく自首はルールによって決められたものであり、自首の行為自体を責めるのはお門違いである事を忘れないで欲しい。

なお、昔は自首するとハンターが1~2体追加され、他の逃走者への「裏切り行為」となるような制度だった(その制度下でも自首した逃走者はいた)。


《オープニングイベント》

かつては下見を行いながら自由な場所で開始していたが、現在は前座としてハンター放出イベントが行われることが多い。
時期によって内容が異なるが、いずれの場合もハンターを放出させた逃走者は高確率で捕まる為*4、いわゆる貧乏くじを決めるイベントである。

①ハンターボックスに逃走者の人数分の鎖があり、その内一つがハンターを放出する「ハズレ」の鎖であるパターン。
逃走者は事前の抽選順に鎖を選び、引っ張って何もなければ好きなところから開始できるが、ハズレを引くと目の前でハンターが放出されて開始となる。
過去には放出しないはずの鎖が意図せずハンターを開放したこともあり、事故の起こらない下記のような改良がなされたと思われる。
(後に本編のミッションで同様の形式が用いられたことがある)

②ハンターボックスをサイコロを用いて規定エリアまで進ませるパターン。
こちらも抽選順にサイコロを振り、出た目の数だけボックスが前進、規定ラインまで達すると1分間好きな場所へ移動できるが、ハンターの目(サイコロでは1の目にあたる部分)を出すと放出されてゲームが開始する。
後に挑戦する人ほどボックスが目の前に迫るためプレッシャーが高まっていく。また、この形式以降はクリアした人もエリアへ逃げることは出来なくなった。 

③3~5人の代表者がハンターボックスの前で時間計測のミッションに挑むパターン。現在はこの形式。
挑戦者は秒数を宣言(またはくじで決定)し、体内時計によって計測した結果が設定した時間+0.99秒以内ならクリア(例えば15秒の場合、計測結果が15.00~15.99秒ならクリア)になり、全員がクリアすれば設定した時間の合計分(最大60秒まで)逃げる時間が与えられるが、1人でも失敗すれば即ハンターが放出される。


《ドラマパート》

ジャンプ! ○○中が放送終了以後の単発スペシャルで追加された。
逃走エリアの住人が中心となる回と、逃走中を運営する「クロノス社」の抗争を描く回に分かれる。
ドラマパートの追加によってミッションをやる理由が明確となり、ハンターなどの劇中での設定も明らかとなったが、本編である逃走者の活躍を差し置いてまでドラマを強調する展開もあり、視聴者からは賛否両論。
現在は演者の諸事情でドラマパートは事実上終了しており、代わりにコラボアニメに準じたミッションが登場する回もある。

《好感度》

番組中では触れられないが存在する隠しパラメータ。
要はゲーム中の行動に応じて変動する、視聴者が逃走者に抱く印象。
自己中心的な行動が目立ち印象が悪くなるとネット掲示板で非難され、時には逃走者のブログに突撃する困ったちゃんが出てきたりする。

繰り返すが自首する事を含めて逃走者はあくまで決められたルールに沿って賞金獲得のためそれぞれの思惑で行動してるだけであり、テレビで見るのと実際の現場にいるのとではまるで違う事を忘れないで欲しい。



《逃走者の行動パターン》

放送を見ると逃走者の言動や姿勢はある程度パターン化出来る。様々なタイプが関わりあうのがこの番組の醍醐味である。
人によっては初参加から考え方が変化し、結果的にそれが逃走成功に繋がった例もある。

  • 通常タイプ
一番多い、普通に逃げるタイプ。
ミッションに対してはよほど自信がないと参加しないが、賞金単価アップとなるとなぜかやる気を出すことが多い。
皮算用してる時と捕まる時くらいが見せ場で空気になりやすい。

  • ますだおかだ岡田
  • インパルス板倉
  • 吉澤ひとみ etc.


  • 行動タイプ
ミッションに積極的に参加するタイプ。格闘家に多い。
ミッションに参加しようとはするが、ハンターに見つかったり、協力者が少なかったり、現在地が悪かったり、地図が読めなかったりで達成できないことも多いが、
なんとかしようと頑張る態度に好感度は上がりやすい。番組を盛り上げてくれる為か、このタイプの人は次回以降も参加することが多い。

  • アンガールズ田中
  • 濱口優(よゐこ)
  • 内藤大助
  • 佐藤弘道
  • 優木まおみ
  • 水野裕子
  • 哀川翔
  • 山本裕典
  • 眞鍋かをりetc.


  • ステルスタイプ
移動を最小限に留め、定位置に隠れ続けるタイプ。
堅実なプレイだが、失格や圧倒的不利にならない限りはミッションを無視する為、チキンプレイと呼ばれることも。
結果的にハンターの増加を招いて自滅し、運良くハンターの放出が避けられて最後まで残ったり、自首に成功したりすると好感度が下がりやすい。
絵的にもつまらなくなりやすい為、プレイ次第では次から呼ばれないことも。

  • ロッチ中岡
  • 鼠先輩
  • misono
  • 大沢あかね
  • 杉村太蔵etc.


  • 策士タイプ
積極的に他の逃走者に連絡を取り、ハンターの位置を確認しようとしたり、ミッションを他人にやらせようとするタイプ。
好感度が下がりやすいが、大抵は策士策に溺れて捕まって「ざまぁwwww」となる為、ネタキャラとして好意的に見る視聴者も多い。



  • 自首上等タイプ
逃げ切ることは最初から眼中に無く、専ら目標金額に達したら自首しに行こうとするタイプ。
上のステルスタイプと被るところがあるが、賞金絡み以外のミッションには消極的な者が多い。
このタイプはハンターに捕まれば「ざまぁwww」と言われ、自首に成功したらしたで、SNS等で猛烈な批判を浴びる事になる。(ミッションに参加する者を馬鹿にするような発言があるとそれが更に加速する。)

……が、炎上しようがめげずにクズキャラ&自首へ行くのを止めようとしない鈴木拓は別格で、一部の逃走者&視聴者からはカリスマ視されている。

  • ドランクドラゴン鈴木拓
  • 斎藤洋介
  • 平成ノブシコブシ徳井健太etc.


《記録や珍プレー等》※ネタバレ注意!
参加回数一位はアンガールズ田中、次いでよゐこ濱口。
田中はレギュラー時代からコンスタントに参加しているが、濱口はここ数年でレギュラーばりに出演し一気に二位となった。

記念すべき第1回逃走中(渋谷編)で逃走成功したのは保阪尚希だが、その逃走法は木に登って隠れるという身も蓋もないもの(これを防ぐためにミッションが導入された)。
また同回ではデンマーク人格闘家ニコラス・ペタス氏がごみ箱に身を潜めたが、こっちはあえなくハンターに見つかり確保された。
しかしそれ以降、なぜか「何かに完全に身をひそめる」という手段を取った逃走者は存在しない。

「ジャンプ!」時代のレギュラー山本裕典は唯一の二回逃走成功を果たしている。
一方、鈴木拓は唯一の二回自首成功。しかもいずれもゲーム後半での自首であり、賞金獲得額ランキングでも上位につけている。
鈴木はこれを機に「炎上芸人」としてまさかのブレイク。この番組を「代表作」と語るほど。

的場浩司は三回の出演全てで終盤まで生き残り、平均逃走率(逃走率=逃げた時間÷設定時間×100)は驚異の99.9%を誇る。
逆にアンジャッシュ児嶋一哉は四回の出演で平均逃走率16.75%という低さで、三回以上出演した逃走者の中で最低の記録。

芸能界屈指のオーラの無さで有名なDonDokoDon平畠啓史は一度もハンターに見つかることなく最後まで逃げきった事がある。
これは初期の回でありミッションが少なかったことも要因の一つだが、他の逃走者にもほとんど忘れさられているのが涙を誘う。

初期は雨の中で決行し、逃走者もハンターも転びながらのプレイが見られることもあった。現在は雨天順延が原則であり、当初出演する予定の芸能人が出演できなくなった事もある。



【ミッション】
【この項目に追記せよ!】



「この編集エリア内には追記・修正すべき点がいくつか残されている」

「編集者は時間内にその部分に追記し、編集ボタンを押さなければならない!」

「尚、編集者が追記に成功した場合のみに限り、編集エリアが拡大される!」

この項目が面白かったなら……\ポチッと/