カタリナ・クラエス

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&font(#6495ED){登録日}:2019/03/21 (木) 21:07:16 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 40 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&big(){&color(saddlebrown){&bold(){私の魔力の源と言ったら土でしょ! だから、土と対話するのよ!&br()&br()そして、土と対話といったら、畑作りでしょう!!}}}} #center(){&blankimg(作業着姿の幼少期カタリナ.png,width=550,height=330)} #right(){出典:乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…、&br()1話『前世の記憶を思い出してしまった…』、2020年4月5日~6月21日まで放送。&br()SILVER LINK.、はめふら製作委員会、© 山口悟・一迅社/はめふら製作委員会} *&sizex(3){&big(){&big(){&big(){■}}&bold(){概要}}} 『カタリナ・クラエス』とは『[[乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…]]』とその派生作品に登場する[[主人公>乙女ゲーム主人公]]。 および作中ゲーム『FORTUNE・LOVER』『FORTUNE・LOVER II』における[[ライバルキャラ>乙女ゲームにおける女性サブキャラ]]の一人で、主人公と敵対する悪役令嬢。 CV:[[内田真礼]]((『TVアニメ「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…」プレリュードブック』によれば、カタリナの前世も担当している。)) 演:太田夢莉(舞台版) 本作は現実世界の女子高生がゲームキャラに転生するという物語なのでカタリナと呼べる人物が3人存在する。 ここでは前世、ゲーム版、今世という順番で説明していく。 #openclose(show=●目次){ #contents() } *&sizex(3){&big(){&big(){&big(){■}}&bold(){本名不詳の前世(&ruby(の){野}&ruby(ざる){猿})}}} #center(){&blankimg(前世カタリナの家族.png,width=550,height=330)} #right(){出典:乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…、&br()11話『破滅の時が訪れてしまった…後編』、2020年4月5日~6月21日まで放送。&br()SILVER LINK.、はめふら製作委員会、© 山口悟・一迅社/はめふら製作委員会} #center(){&big(){&color(dodgerblue){&bold(){いつもの日常。変わらない毎日なのに……何でかな? とても懐かしくて、愛おしい。&br()&br()だけど、私―――何か大切なことを忘れてしまっているような……}}}} 本作の主人公であるカタリナの前世。享年17歳の女子高生。 本名は不明で、アニメ版でエンディングのキャスティングテロップでは「前世カタリナ((厳密には本人ではなく家族が「前世カタリナ母」などと表記、彼女自身は一度もテロップに出ず。))」とされている。 //第11話エンドで確認したら「前世カタリナ母 笹本優子」「前世カタリナ兄 石田敏朗」ってあった。 容姿は本人が言うにはお世辞にも美人と言えるようなものではなく、母親譲りのタヌキ顔。 コミカライズ版で書き起こされたルックスは、やや童顔で眉が太めな愛嬌のあるデザインで、癖毛が頑固な髪は父と同色かつショートボブであることが判明している。 家族構成は、父(サラリーマン)、母(パート主婦 ※CV:笹本優子)、長男(社会人)、次男(大学生 ※CV:石田敏朗)で、自身は末っ子の長女として生を受けた。 大雑把な兄二人は妹の世話を焼くようなタイプではなく、常に俺達の後に付いて来たければ勝手に付いて来いという自由な方針で、 彼女が落ち込んでいてもとりあえずプロレス技でも掛ければ元気になるだろうという考えの持ち主でもあった。 末っ子だったため妹か弟を欲しがっていて、小さい頃は母に何度お願いする位だったが「もう無理」と冷たくあしらわれている。 言動や中身が双子のように似ていて、母のみならず皆からも似ていると言われた者の存在が確認されているものの、文庫版13巻の時点では誰なのか明かされていない。 母方の実家は農家で、昼ドラと[[イケメン]]の大好きな祖母(CV:佐藤はな)が[[狸>タヌキ]]の野菜泥棒に悩まされつつも[[きゅうり>キュウリ]]などを育てていて、 子供の頃は長期休暇中に労働力として狩り出されていた((もっとも当時は朝顔やヘチマの面倒も見られない位に世話下手で作物を枯らすことから&br()「基本的に手伝いはしなくてもいい」と固く言われていたため、草むしりや落ち葉拾いなどの単純作業が宛がわれていたと推測される。))。 [[料理の腕前は壊滅的>料理下手]]で、手先も不器用である。 そのためかスピンオフ作品の&color(whitesmoke,black){絶}&color(gold,black){体}&color(whitesmoke,black){絶}&color(gold,black){命}&color(whitesmoke,black){!}&color(whitesmoke,black){破}&color(gold,black){滅}&color(whitesmoke,black){寸}&color(gold,black){前}&color(whitesmoke,black){編}では、前世の調理実習時には後片付けばかりを担当していたと懐述している。 転生後の話ではあるものの改善する気はあるようで、パジャマパーティーで出された「恋人ができたらしたいこと、してあげたいことはありますか?」というお題には、 &color(saddlebrown){&bold(){「畑で育てた自作の野菜で手作り料理を作ってあげたいな。ただ、今作れるのはサラダくらいだから…今後に向けて野菜炒めを作れるようになりたい」}}と答えている。 攻略対象の一人であるサイラスから教わった[[漬物>漬け物]]作りにもチャレンジしているが、まだ上手くいかず試行錯誤の最中だという。 木登り((高い木に素早く登れるか、年の近い兄と競争したこともあったという。木登りは祖父から教わったが、後から始めた二番目の兄の方が上達は早く、上手になろうと練習していた頃もある。))と魚釣り((木で自作した釣り竿を使用していた。))が得意で眼も良く、わんぱく小僧みたいな行動力を持っていて、小学時代の友達から『野猿』と呼ばれていた。 虫取り遊びもやっていて、蛇を素手で掴んだり、[[ミミズ]]を見るのも平気である。 小学生の頃は生傷が絶えず、縫うような傷も何度か負っていて、母から「女の子なのに」と嘆かせていた時期があった。 野猿が普段遊んでいる山に一時期は「あの山には巨大な猿がいる」という噂が流れたとか。 小学生の小ザル時代は木を飛び移っていただけあって運動は割と得意だが、リズム感はあまり備わっていないという。 動物にも猿扱いされているらしく、動物園や猿山の猿に人気がある((ただし転生後に入職した魔法省の生物研究室で飼育されている猿のエリザベスとは相性が悪く、お気に入りのバレッタを奪われるなどの被害に遭っている。))一方で、[[犬]]からは徹底的に嫌われており、よく吠えられたり追いかけまわされている。 正しく犬猿の仲なのだが、苦手に感じたり天敵扱いしつつも動物好きではあるので、転生後に黒い子犬の姿をした闇の使い魔ポチを手懐けた時は大喜びだった。 前世の名前は未だに判っていないため、一部の読者の間では『野猿』が前世のカタリナの通称になっており、作品の略称としても用いられる場合もある。 興味が無いことには打ち込めない性格で、終わったらいらない記憶は消してしまおうという質なので、勉強がからっきし苦手である。 一生懸命に取り組んだ際には一つのことに集中し過ぎて他が疎かになる一面もあり、 危機感が薄く夢中になると大事なことをすぐに忘れてしまう悪癖は通知表で指摘されてしまう程だった。 調子に乗る癖やどんなに怒られてもだいたい翌日には忘れてしまうというある意味で羨ましい能力も持つ。 面倒臭がりでもあり、また親からは『ずうずうしいところがある』と叱られてもいた。 大雑把な性格で根は単純なので、思っていたことが顔に出てしまったり、考えていたことをつい口にしてしまうことも多い。 このように残念なところは多く作中でも問題児扱いされているが、朗らかな人柄でコロコロ変わる表情は見応えがあり、一緒にいると楽しく感じられる女性である。 人と親しくなるのが早く、優しくて良い人によく出会うことについて、本人は運が良いだけだと思っていたが、 転生後に同僚となったソラによれば「本当に危ない奴かそうでないのかを野生の勘のようなものでわかっている節がある」そうである。 また、親しい人を見分けるのが得意で、転生後には数名の変装を見抜いていて、魔法道具を活用した変装も見破っている。 上辺だけの話で誰かを貶めることは無く、自分が見聞きした上で信用したり、素直で偽りの無い気持ちを伝えることが多く、 また触れて欲しくないことは無理に追究せず、弱っている相手には手を差し伸べようとするため、人から好かれ易い((中学時代は人気者で、教室では周りから見えなくなる程クラスメイト達に囲まれる描写がある。))。 これらの傾向は転生後も変わらない。 中学生になった頃までは前述の通り山で遊ぶ野猿生活をしていたが、親友のあっちゃんこと佐々木敦子と仲良くなったことで生活が一変。 彼女からアニメやゲームといったオタク趣味を教えられ、昔程には野山をかけずり回らなくなった。 公立高校合格のお祝いで両親からゲーム機を購入して貰い、乙女ゲームへどっぷり嵌りこむことになる。 「大金を渡したらすぐ無駄に使ってしまう」と両親に判断されており、お年玉は強制的に貯金へと回されて、 決まったお小遣いも貰っていなかったため、趣味に費やすオタク資金はあっちゃんと一緒にアルバイトして調達していた((二人にとっては初めてのアルバイトで、お互い相手の存在に心強さを感じていた。))。 高校近隣のファミレスでウェイトレスをしていた時は店長から「いい戦力だよ」と認められる位で、 転生後の潜入捜査で給仕を担当した際には前世での経験を活かしている。 高2になったある日、新作乙女ゲーム『FORTUNE・LOVER』((TVアニメでは、受験勉強時代にFORTUNE LOVERのポスターが壁に貼られていたため、新作ではないのかも知れない。))を購入。 寝る間を惜しみ、何度も学校に遅刻して大目玉をくらいながらも攻略に励む。 キースとアランのルートクリア後にジオルドを攻略しようとしたが、これが思いのほか難しく攻略し終えて眠ったのは朝方だった。 当然寝坊した彼女は大慌てで中学から愛用する自転車に乗って学校へ向かったが、下り坂でペダルを漕ぎ過ぎて交通過多の大通りに突っ込んでしまい死亡。 &color(whitesmoke,black){絶}&color(gold,black){体}&color(whitesmoke,black){絶}&color(gold,black){命}&color(whitesmoke,black){!}&color(whitesmoke,black){破}&color(gold,black){滅}&color(whitesmoke,black){寸}&color(gold,black){前}&color(whitesmoke,black){編}では、腹拵えのきゅうりを齧りながら登校し、通学途中で乗用車に撥ねられる寸前までの場面が描写されている。 つまり&bold(){死亡の遠因はジオルドと&ruby(自分の後世){カタリナ}}。[[ニコル>ニコル・アスカルト]]と隠し攻略対象、及び逆ハーレムルートは未プレイで終わってしまった。 ちなみにマリアの作るお菓子はとても美味しそうなイラストをしていて、コンビニで似たようなお菓子を買いに走っていたという。 *&sizex(3){&big(){&big(){&big(){■}}&bold(){ゲームのカタリナ}}} #center(){&blankimg(カタリナ2.jpg,width=550,height=330)} #right(){出典:乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…、&br()1話『前世の記憶を思い出してしまった…』、2020年4月5日~6月21日まで放送。&br()SILVER LINK.、はめふら製作委員会、© 山口悟・一迅社/はめふら製作委員会} #center(){&big(){&color(maroon){&bold(){こんなところで平民風情が何をなさっているのかしら?&br()&br()&br()生徒会の方々に差し入れですって、恐れ多いわ!&br()&br()平民が調子に乗ってるんじゃないわよ!}}}&br()&br()&bold(){『FORTUNE・LOVER』}} #center(){&big(){&color(crimson,black){&bold(){もう許さないわ、覚悟しなさい!&br()&br()&br()あなたのせいで私は国外追放なんてひどい目にあわされたのよ! 許さないわ!&br()&br()あなたに復讐するために戻ってきたのよ!}}}&br()&br()&bold(){『FORTUNE・LOVER II 魔法省での恋』}} 魔法の国・ソルシエ王国の中でも強い力を持つクラエス公爵家の一人娘であり、第三王子[[ジオルド・スティアート]]の婚約者。 父親からドレスやアクセサリーを山のようにプレゼントされるせいか、日々、ドレスを変えて華美に着飾っている。 接点を持とうとしないジオルドの後ばかり追い回していて、学問も魔力も疎かにしていたので、魔法学園在学中の成績は悪かったという。 家族構成は父親のルイジ・クラエス、母親のミリディアナ・クラエス、義弟の[[キース・クラエス]](元コールマン家の庶子)。 親戚にハント侯爵家の[[メアリ・ハント]]、コールマン子爵家のトマス・コールマン、シェリー男爵家のアン・シェリーがいる。 娘にダダ甘な父と大人しく娘を叱れない母親の元に育ち、高慢ちきな我儘お嬢様として成長した。 ある日婚約者を(渋々)探しているジオルド王子の元へ父に連れていかれ、その美しさに一目惚れ。 彼にべったり張り付いていたが、そのせいで王子とぶつかり転んだ拍子に飾り岩に額をぶつけ昏倒。 この時の怪我で額に傷ができてしまい、傷物になったので(社交界では傷があると婚約に影響する)、 王子には責任を取って欲しいと傷を盾に婚約を要求。ジオルドも防波堤役にする腹積もりで受け入れる。 傷があるうちという条件で、10台前半の頃には綺麗に消えていたのだが、婚約を継続させている。 カタリナが嫁に行く事が決定したためクラエス公爵家を継ぐ人がいなくなり、分家からキースという男の子が引き取られる。 しかしカタリナはちやほやされているところに突如として現れた義弟に困惑するとともに嫌って冷たく接する。 そして本編ではジオルドやキースのルートにおいて主人公[[マリア・キャンベル]]と攻略対象の接近を邪魔する悪役令嬢として登場。 他のライバルキャラであるメアリや[[ソフィア>ソフィア・アスカルト]]とは全く接点が無く、普段の振る舞いから良からぬ噂が立っていたせいか二人から嫌われている様子だったという。 取り巻きとともに数々の嫌がらせや苛めを行った結果、ジオルドやキースの両ルートで断罪イベントが起きて犯罪者となり、身分剥奪の上、国外追放となる。 文庫版5巻収録のコミック『私が悪役令嬢になったことを自覚した日』で登場したジオルドも言っているが、 通常公爵令嬢は優秀な弁護人がつくのでよほどのことがなければ国外追放なんてありえない。つまりそれほどのことをしでかしたらしい。 そしてバッドエンドでは、嫉妬のあまりマリアをナイフで襲おうとしてジオルドの剣で返り討ちに遭うか、 嫌がらせでマリアに消えない深い傷を負わせてそのことで絶望したキースの魔法によって殺害されるという結末を迎える。 野猿によれば、カタリナの邪魔立ては凄かったらしく&color(saddlebrown){&bold(){「もう、かなりイライラさせられたものだ」}}と愚痴を漏らしている。 [[アラン>アラン・スティアート]]ルートでも顔を見せるが、平民で成績の良いマリアを多少虐める程度でジオルドやキースのルート程は出張らない。 野猿の親友であるあっちゃん情報によれば、逆ハーレムルートでも破滅に至るが、前述の通りクリアする前に死亡したため詳細は不明である。 続編『FORTUNE・LOVER II』(サブタイトル『魔法省での恋』)でも隠しを含む他の旧キャラと同様に続投。 あっちゃん曰く『どの攻略対象でもちょいちょい邪魔しに出てくる』『制作スタッフが気に入ってるのかな?』『でも、その割にはどの最後も悲惨』とのこと。 国外追放後に禁忌とされる闇の魔力を得て、マリアに[[復讐]]すべくソルシエ王国へ戻って来る。闇の魔力や闇の契約の書を入手するまでの詳細な経緯は不明である。 ローブを深く被っていて『???』表記の謎の女として魔法省に忍び込んでいたが、マリアと対峙した際に声を荒げて脱いで正体を現している((冒頭後半の台詞は『小説家になろう』の活動報告に掲載された小話『恐ろしい夢を見ました』から抜粋している。))。 追加攻略対象ルート(サイラス、デューイ、ソラ、セザール((セザールは隠し攻略対象だが、攻略制限の解禁条件は不明。&br()隠し攻略対象はもう一人存在しているが、特定されておらず、そのシナリオも判明していない。)))のライバルキャラに抜擢されたらしく、 それらのルートではマリアと攻略対象のペアに対して戦いを挑み、ハッピーエンドでは敗北後に役人へ突き出されて監獄に投獄、 バッドエンドでは攻略対象を闇の魔力で廃人状態にしながらもマリアと相打ちになる形で死亡する。 あっちゃんがプレイする夢で一部の場面を垣間見た転生者のカタリナは、誰かに復讐心を利用されていたのではないかと推測している。 *&sizex(3){&big(){&big(){&big(){■}}&bold(){本編のカタリナ}}} 前述の野猿が上記のカタリナに転生した姿。 8歳の時に頭をぶつけた衝撃で前世の記憶を取り戻し、ここがゲームの世界だと気付く。 ついでに17年分の人生経験が記憶に刻まれて思考に変化が生じたことで、当時8歳だったジオルドへの恋心は落ち着いた。 性格も前世寄りになったことで高慢さと我儘振りは収まり、屋敷ではすっかり人が変わったという噂で持ち切りになった。 だが、思い込みが激しく周りの見えない母と身分を意識せず誰へ対しても気さくに接する父方の祖父譲りのパーソナリティが強く出ており、 健全な家庭環境で生まれ育っていれば、前世の記憶が無くても同じような人柄になっていた可能性もある。 また、あくまで前世(野猿)を思い出しただけであるため、頭を打つ以前のカタリナの知識や記憶はそのまま残っている。 人格が野猿に上書きされたり、本来のカタリナは消滅してしまったというわけではない。 上述のとおり、根本的な人格や性格はカタリナ・クラエスのままである。 ちなみに前世の記憶を思い出した後で高熱を発して約五日間くらい魘されていたが、その後も幼少期の頃はしばしば発熱して寝込んでていて、 その際は転生前のことを夢に見ていたらしく、前世の家族や友人の名前を零して落涙していた模様である。 精神年齢は前世を思い出した時点で、享年17歳+カタリナの実年齢8歳の25歳だと本人は考えている。 10歳まで成長した後に15歳まで飛んで魔法省編では18歳となる年を迎えているので、現在の精神年齢は合計で35歳になる。 しかし本人が15歳の時に&color(saddlebrown){&bold(){「きっと身体に精神が引っ張られているのよね!」}}と言っていた通り、&bold(){実態としてはティーンエイジャーのままである}。 プレティーン時代も含めて ・三秒ルールで拾い食い ・スカートのまま木に登る ・釣りで小川の魚をほぼ絶滅状態にする ・お忍びの時に子供と全力で遊ぶ など行動自体は&bold(){小学生と大差ない}。 読者の中には前世を思い出した時点で精神年齢の成長が止まってしまったのでは?と考える意見もあるが、 十代で亡くなった人物が十代をやり直したところで精神年齢の上昇は大して見込めず合計すること自体が不自然だとする考察も為されている。 流石に木登りは社交界デビュー後に周囲から言い聞かされて止めているが、後にアランと一緒に魔法学園の木に登り一時を過ごしたこともあった。 [[ワイン]]をブドウジュースだと勘違いしたまま美味しさから三杯開けて倒れる一幕もあり、それは後に上司となる人物の気を引くことに繋がった。 何もしなければいずれかのEDで破滅してしまう為、それを回避する為に様々な準備をしていくのだが、残念ながら彼女は&bold(){バカ}である。 脳内の作戦会議で議長・議員・書記ら数名のカタリナを招集して対策を練るが、&bold(){中身は同じなので明後日の方向を向いてしまい、全うな解決策には至らない場合が多い。} よって中途半端に思い出したゲーム知識と考えなしの頭脳、無駄な行動力が合わさり、周りの目からは突拍子もない行動を取り続けることになる。 そのため以前は旦那のことを考える余りに教育へ関与しなかったミリディアナが教育ママに変貌し、その母親の命令でメイド達がカタリナをお嬢様扱いしなくなった。 //↑:文庫版5巻の内容に基づいて記述を修正// 貴族として淑女としての在り方を叩き込まれることになったが、成人後も身内や友人の居ない公の場では貴族令嬢として振る舞えるようになった程度に留まっている。 アンからは令嬢力皆無とさえ言われており、また中身が元野猿のオタク女子だけあって魔法省入省後も自身が公爵令嬢であることを普段は余り意識していない。 もっとも社交界では人気らしく、ジオルドが黒い笑みで周囲に睨みを利かせたり、キースや幼馴染み達がガードして近寄ってこられないようにしている。 //↑:出典はTVアニメ『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…X』Blu-ray vol.4のスペシャルブックレット// 容姿については、髪型が茶色のスーパーロングで、顔はそれなりに整ってて可愛らしいが、自他ともにメアリ、ソフィア、マリアら美少女程ではないと認めている((同い年では他にマーシャもいるが、カタリナ曰く「メアリやソフィアとはれるくらいの美少女」なので、彼女にも負けている。))。 本人によれば&color(saddlebrown){&bold(){「前世の平凡狸顔に比べれば、美人の分類に入る顔」}}なのだが、原作者から&bold(){「特にすごい美少女な訳でもなく」}と言われているので相対評価に留まる((ラファエルは「マリア・キャンベル達に比べるとそれほど美しい少女でもなかった」、&br()幼少期に初対面したアランは「どんな美少女かと思っていたが……肩透かしを食らう」と評していたが、&br()キースは「普段から美しい少女」と述べているので、絶世という程ではないだけなのかも知れない。&br()また文庫版9巻の特典ペーパーによれば、審美眼の肥えてない平民目線だと美人に見えるそうである。))。 母親譲りのきつい印象を持つ風貌で、瞳は釣り上がり気味で鋭く、薄い唇を少し上げて微笑むと悪役面となってしまう。 体形は、非常にグラマラスな身体つきとされるフレイに劣っている。 ちなみにメアリはカタリナとのドレス交換を望んでいるが、カタリナによれば体形やサイズは合わないそうである。 ニコルによれば、畑仕事の影響で、彼女の肌はほどよく健康的に焼けていて、掌も鍬を振り回しているせいかやや硬いとのことで、貴族令嬢とは大違いだという。 アンが毎日お風呂上がりに化粧水などを丁寧に塗り込んでケアしてくれるのでお肌の具合は良好だが、マリアの天然もののすべすべお肌には敵わないそうである。 キースの肌理細かい手の平を自分の頬へすり寄せた時は&color(saddlebrown){&bold(){「私の手よりすべすべなのでは!」}}と驚いているので、義弟より劣っている可能性もあるらしい。 しかし先代クラエス公爵の祖父から引き継がれた水色の瞳は誰もを魅了し、彼女が浮かべる太陽のような微笑みと合わさることで見る者に好印象を与えている。 趣味は、木登り、畑仕事、読書(ロマンス小説)、そして食事。 特に甘い物には目がなく、我を忘れて食べ過ぎてしまい母やキースに怒られるのが日常茶飯事。 王室御用達の高級店から城下町の小さなお菓子屋までチェックしていて、なかなか味にも厳しいと自負しているくらいである。 メイド頭((TVアニメでは、呼び方がメイド長(CV:佐藤美夢)へ変更されて、ジョアナというファーストネームも設定された。))やマリアの作る素朴なお菓子を好んでいて、魔法学園時代は餌付けされている状態だった。 メイド頭のお菓子は自分で食べるだけでなく他人にも勧めていて、それは彼女と庭師の縁を取り持って幸せな結婚へと導く善行にもなった。 椎茸と同じ匂いがする茸や庭木に成る実へ手を出して、お腹を壊したこともある。概ね10回に2回位の頻度。クラエス家の庭で食べられる物はチェック済みだという。 また珍しい物や気になる物はとりあえず食べてみたいという欲求に駆られたり、前世の母親の教育方針「箸をつけたものを残さない」が心にしみついていたせいもあり、 子供の頃は量こそ少ないものの品数が多い料理に手を出して食べ過ぎ、しばしばお腹を壊していた。後に見かねたキースから半分こして貰うようになっている。 //↑:文庫版3巻の内容に基づいて記述を修正// 15歳以上になってもその傾向は続いていて、料理の品目が多いとそれだけ食べてみたくなり、やはりお腹を壊すことが多いという。食い意地の張り過ぎである。 本人曰く「食べている時は全然、大丈夫まだまだいけると思えるのだけど、それが食べ終わってしばらくしてから苦しくなる」とのことで、食べ過ぎて苦しむ姿の挿絵も存在する。 TVアニメでは[[食いしん坊>食いしん坊(萌え属性) ]]振りが強調されていて、本の世界では[[カービィ]]の如く吸い込んだり、現実世界でも瞬く間に次から次へと胃に収める場面が描写されている。 畑仕事は魔力の源との対話を果たすために始めたものの趣味と化しており、また追放された場合の人生設計を想定して学園入学後も続けている。 植物の世話は前世から苦手だったものの、トム(CV:前田雄)とメアリの助力や農業関連の本を読んだ甲斐もあって無事に収穫できるようになった。 魔法省に就職した後も故郷で農業を営んでいたサイラスに頼み込み、彼の畑で仕事を手伝いながら必死に畑作りを学んでいる。 ちなみに、畑仕事に要する費用もお小遣いから賄っており、ジオルドには誕生日のプレゼントで苗や肥料を希望して贈って貰っている。 お小遣いは&bold(){渡すと無駄遣いする可能性が高い}という理由で、子供の頃から母親の管理下にあり、公爵令嬢なのに僅かしか貰えず、割と常に金欠だという。 木登りは前世の頃からの特技だが、調子に乗りやすい性格故に時々調子に乗って落ちる事もある。前世ではあっちゃん、今世ではキースが下敷きとなった。 ロマンス小説は10歳の頃に巷の流行に敏感だったメイドから勧められて嵌った趣味で、前世がマンガ・アニメオタクで物語に餓えていた彼女を夢中にさせていた。 貴族社会では下世話な趣味とされており密かに楽しむ代物ではあったが、外に出て何かやらかすよりはマシだと判断されたらしく母親から購入の承諾を得ている。 ソフィアと交友関係を結ぶ切っ掛けとなり、魔法省入省後も彼女から新作の小説を借りている。なお、[[BL>やおい]]には興味が全く無い訳ではないものの踏み出せないでいる。 魔法学園時代にはロマンス小説仲間を増やしていて、ともに過ごすことで高位の貴族令嬢から見下されて使用人扱いされていた男爵令嬢を救ったこともあった。 キースによれば、そこそこ際どいロマンス小説も愛読しているそうである。 ロマンス小説以外には、城下の平民の中で流行っていた話集も読んでいて、偶然ながら子供達へ読み聞かせて寝かしつけるのに役立てたこともあった。 カタリナのPower gaugeはパワーが一部男性と並ぶ3で(アン以外の女性3人は2)((作戦会議の補足によれば畑仕事で筋力がついたらしく、アンも板に付く程付き合っていたのでその影響だと思われる。))、カリスマは一部にのみながらニコルと同等の最高値の5を記録している。 知力と魔力は1と最底辺で、魔法学園時代は周囲からのサポート込みで平均ぎりぎり、教科によっては落第点ぎりぎりという有様だったが、進級も卒業も果たしている。 貧弱なステータスではあるが、義弟や友人が危機に瀕した場合、禁忌の魔法である『&color(whitesmoke ,black){闇}』の魔力関連の事件であっても助けに向かうことが珍しくない。 カタリナ断罪イベント後に起きたマリア拉致監禁事件では、闇の魔法が解けた直後に[[犯人>シリウス・ディーク]]が復讐の続行を諦めたため口封じで殺害へ及ぶ可能性は低かったが、 キース・クラエス誘拐事件や魔法省の部署決め試験中に遭ったドラゴン退治事件((文庫版8巻で過去の事件に言及した時のカタリナは、部署決め試験中での出来事を一纏めにして「森の狸事件」と呼んでいる。))では、カタリナが危険を顧みずに行動していなかったら確実に死者が発生していた。 三番目の事件で自ら囮となったため、マリアがかつて「こんなものいらない」と言わしめた『&color(black,yellow){光}』の魔力でカタリナを守るべく更なる力を求める事態に発展している。 ソルシエ王国で開催された近隣会合の期間中には、性犯罪に及ぼうとした貴族からマリアを庇い、負い目や連れ込まれた恐怖で沈む彼女の心も落ち着かせている。 サラらによるキャンベル母娘襲撃事件でも現場に急行し、セザールと共闘して首謀者こそ取り逃したものの、マリアの救出には成功している。 普段のカタリナは破滅フラグ回避を心掛けているが、その過程で出来た友人達や義弟への思い入れも強く、 魔法学園入学直前の時点で&color(saddlebrown){&bold(){「願わくば、これから始まる乙女ゲームを破滅なく無事に乗り切り、そして、皆ともずっと一緒にいられますように」}}と考えており、 マリア拉致監禁事件中に義弟と友人全員が殺されるバッドエンドを悪夢で見た時は&color(saddlebrown){&bold(){「こんな結末を迎えるのならば、私一人が破滅した方がどんなに良かったか」}}、 ゲームの強制力による[[悪堕ち]]を懸念した際に&color(saddlebrown){&bold(){「悪役になって破滅するのが怖い。でもそれ以上に大切な人たちを傷つけてしまうかもしれないことが怖い」}}、 と独白していることから自身の破滅よりも大切な人に危害が及ぶことを強く恐れている。 &bold(){18歳になるまでは意識していなかったが、さよならもありがとうも言えないまま、家族や友人達と永遠に会えなくなってしまった前世の記憶を思い出したことで、} &bold(){大事な人と突然に別れることへ対して恐怖が芽生えていたせいでもあり、義弟や今世の友人が危機に瀕した際に暴走ともいえる無鉄砲な振る舞いを見せる一因にもなった}。 『FORTUNE・LOVER II』にも隠し攻略対象が存在することを知ってからは、Iの時の様に攻略対象や他の皆の命が奪われる展開もあるのではないかと危惧している。 攻略対象やその周辺のライバルキャラに対して図らずも主人公の類似行動を取ったり、本来の主人公には攻略対象よりも先に動いたりなど……。 それに天性の人の良さも加わり、半ば怪我の功名とはいえ何名かの人生を救う切っ掛けに繋がるのだが、結果的に男女を問わず攻略する状況へも陥った。 キースには「一体どれだけタラシ込めば気が済むんだ」、ジオルドからも「まったく自覚はないがとんでもない人誑しだ」「それも老若男女関係なくだ」と嘆かれている。 ジオルドはその人誑し振りについて「心に寂しさや切なさを抱える者は特にその彼女の真っ直ぐな気性に惹かれていくようだ」と分析している。 故意ではないとはいえ成り代わりではないかと批評されることもあるが、攻略後暫く経ても愛想を尽かされていないのでキープについては人誑しの賜物である((ジオルドは、気遣いに長けていて、体調面や心の機微には聡い、と評価している。))。 マリアがピンチに陥るゲームイベントで攻略対象の出番を思い掛けず横取りしてしまった件については、後年にカタリナ本人も気にしていて、 &color(saddlebrown){&bold(){「私って悪事はしていないつもりだけど、マリアの恋路の邪魔はしている気がする」「なんかいかにもライバルキャラっぽいな」}}などと考えており、 続編で内容が判らない『FORTUNE・LOVER II』でも誰かの出番を取ってしまい、恋路を邪魔し続けて彼女から嫌われてしまわないかと頭を抱えたこともある。 #openclose(show=▼攻略遍歴){ |>|>|~攻略時期|~攻略キャラクター|~備考| |>|BGCOLOR(#0095d9):COLOR(white):CENTER:''前世''|''13歳~17歳''|&bold(){&color(red){敦子}(&color(red){あっちゃん})}|コミカライズ版では、出会いから別離後までのエピソードが割愛されている。| |>|BGCOLOR(#752100):COLOR(white):CENTER:''魔法学園''&br()''入学前''|''8歳''|&bold(){&color(blue){ジオルド}、&color(blue){キース}}|ジオルドとアランは、TVA版第2期第5話の原案になった&br()文庫版第11巻の特装版小冊子でエピソードが補足されている。| |~|~|''9歳''|&bold(){&color(red){メアリ}、&color(blue){アラン}}|~| |~|~|''10歳''|&bold(){&color(red){ソフィア}、&color(blue){ニコル}}|| |~|~|''特定不能''|&color(red){&bold(){アン}}|コミカライズ版では、カタリナ・アン両視点の攻略パートが省略されている。| |~|~|''15歳''|&color(red){&bold(){マーシャ}}|| |BGCOLOR(aqua):COLOR(black):CENTER:''魔法''&br()''学園''|BGCOLOR(aqua):COLOR(black):CENTER:''一年生''|''15歳~16歳''|&bold(){&color(red){マリア}、&color(blue){ラファエル}}|コミカライズ版では、ラファエルの跪くシーンが省略されている。| |~|BGCOLOR(aqua):COLOR(black):CENTER:''春休み''|''16歳''|&bold(){&color(blue){ロジー}、&color(blue){シルヴァ}}|『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった… ~波乱を呼ぶ海賊~』の攻略対象。| |~|~|~|&bold(){&color(blue){アーキル}}|『FORTURE・LOVER』と世界設定が共通な『明日を見つけに~本当の私に出会う旅~』の攻略対象。| |~|BGCOLOR(aqua):COLOR(black):CENTER:''二年生''|''16歳~17歳''|&bold(){&color(blue){ソラ}、&color(red){ジンジャー}}|ジンジャーの過去エピソードはWeb版のみの掲載で、TVA版は細部が割愛されている。| |>|BGCOLOR(black):COLOR(#daa520):CENTER:''魔法省職員''|''17歳~18歳''|&bold(){&color(blue){セザール}、&color(blue){リアム}}|| ※Web版おまけ『魔法学園に入って』に登場した男爵令嬢といったモブ、異性間でも友情の範囲内で収まるトム、&br()&color(white){_}[[女性同性愛やウーマンス(ロマンティック・フレンドシップ)>百合]]ではないと思われるラーナなどは割愛している。 ※文庫版第11巻で登場したロニーのように、一旦は攻略されかけた者も存在する((ロニーの詳細については、店舗特典のペーパー参照。))。 ※&color(whitesmoke,black){絶}&color(gold,black){体}&color(whitesmoke,black){絶}&color(gold,black){命}&color(whitesmoke,black){!}&color(whitesmoke,black){破}&color(gold,black){滅}&color(whitesmoke,black){寸}&color(gold,black){前}&color(whitesmoke,black){編}ではシエナがカタリナを慕っているが、本編のジンジャーのようにジオルドから落とされたと見做されていない。 } 10名以上の逆ハーレムを形成しているが、『鈍感』『勘違い』特性の持ち主であるため、矢印を向けられていることに気付いていない。 &color(saddlebrown){&bold(){「まぁ私には色恋は縁が無いからな」「だって、私は所詮、悪役令嬢だもの」}}と漏らすくらいで、自分は恋愛と無縁だと思い込んでいて、 ジオルドやキースから告白された後になってさえも&color(saddlebrown){&bold(){「まだ冗談じゃないだろうか」「もしかして夢だったかも」}}と思ってしまうほどである。 魔法学園入学中は非公認ながら愛好会が存在し、卒業パーティーの際はカタリナを慕う女性ばかりに囲まれていた。 性的指向は本人曰くノーマルだが、同性のマリアに対しては例外的で、ジオルドやラファエルの前で恋人・カップル同然の姿を晒したり、 マリアとの会話でデューイが話題に上った際は&color(saddlebrown){&bold(){「私の心の嫁、マリアが他の男に!」}}などと勝手に誤解して心の中で慌てふためいたこともあった。 しかしその後は破滅フラグ回避のことをうっかり忘れて恋のキューピットを演じかけるなど、彼女と結ばれる対象に自分を含めることは全く考えていない。 異性に対しては全くの無防備で、不意を突かれて唇を奪われたりキスマークを付けられるばかりか、既成事実を作られそうになったことも数回発生している。 男爵令嬢誘拐事件の潜入捜査で給仕に就いていた時には、愛想の良い接客振りから男性客達に口説かれていたが、その状況にまるで気付いてなかった。 そのため婚約者がいる身でありながら、カタリナを巡る争いが水面下で日々行われている。 その争いの派閥は ・母とキースが結成する『カタリナ(義姉)に王子の妃は務まりません派』&応援勢力 と ・ジオルドただ一人の『カタリナは僕の妃にします派』 である。 応援勢力は、アラン&メアリ(二人の接近阻止)、ソフィア&ニコル(好みを熟知して隠密裏に攻略)、マリア&ラファエル(魔法省勧誘)の3組に分かれている。 ちなみに注目のダークホースとされるアンは、どこへでもずっと一緒についていくつもりと決めているので局外中立とさして変わりない。 カタリナを巡る恋愛事情はアン以外にも漏れていて、ニコルのお見合い相手となった生徒会メンバーのフレイも把握している。 &bold(){カタリナ自身は素敵な恋に憧れてはいるものの、ゲームの自分を破滅に導いた原因がジオルドへの恋心だったため、自身の恋愛に対して恐怖を抱いてしまい、} &bold(){無意識の内に恋愛事を遠ざけていた経緯があり、そのことを自覚した後も破滅を乗り越えて向き合えるようになるまでは誰かと深い仲になるつもりはない模様である。} ジオルドとはゲーム通り婚約者だが、ロマンス小説で見た格言?『恋は人を変えるものだ』に感銘を受けていて、最終イベントの卒業式まで一際警戒を強めていた。 魔法学園の二年生に進級した後も&color(saddlebrown){&bold(){『ジオルド様は他の令嬢への防波堤代わりに今は私と婚約しているだけだわ』}}とよく口にしていた内容を真剣に信じていて、 彼がこれからマリアやそれ以外の女性に恋をすれば晴れてお役御免になれると信じて疑わず、自分が恋愛対象にされているとは考えていなかった。 メアリから国で一番ではないかと思われる程の鈍感さや&color(saddlebrown){&bold(){「自分は面白味のない至って普通の女の子」}}と捉えてしまう勘違い振り((ジオルドはカタリナのことを「貴族の令嬢としても普通の女の子としてもかなりの規格外な少女だ」と認識している。&br()また彼女に惚れ込んだジオルドやラーナが惹かれた切っ掛けは破天荒な言動や行動に興味を抱いたからで、&br()両者には大体の事を卒なくこなせて退屈していた過去があり、他人には殆ど興味が無い性分という共通点もあった。))といった彼女自身の問題だけではなく、 ・&color(saddlebrown){&bold(){「前世でプレイヤーとして主人公のマリアを操って攻略に挑んだものの簡単に落とせず、親友のあっちゃんにメールで泣きついたりむきになってしまった相手だった」}} ・&color(saddlebrown){&bold(){「転生後に逢えたマリアは『私のお嫁さんになって』と頼んでしまいそうな位魅力的で、周りの男どもは本当に見る目がないと思えてしまう程最高に素敵な存在だった」}} ・&color(saddlebrown){&bold(){「それに引き換え乙女ゲームの世界の自分は、大した美人でもなく、魔力もしょぼく、頭も良くない、残念なライバルキャラで、何のとりえもない悪役令嬢でしかない」}} という理屈や特殊事情があり、『FORTUNE・LOVER』のイベントを全て終えた後も婚約者のままなのは防波堤役をまだ必要としているとしか思えなかったのである。 しかしカタリナ・クラエス誘拐事件にて彼女が貞操の危機に晒されたことを知り、ペースを合わせてゆっくり待ってる内に奪われかねないと判断したジオルドによって、 ファーストキスされた時は脳がショートして夢だと結論付けたものの、セカンドキスの際に「愛している」と告げられたことでようやく彼の気持ちに気付く((コミカライズ版ではセカンドキスのみ削られている))。 キース・クラエス誘拐事件時にキスされたこと自体を忘れるというトラブルがありつつも、ジオルドから消毒のキスまでされたこともあって以降は意識し続けている。 前世から合わせても恋愛事には全く縁が無かった恋愛経験値ゼロ女子だったため、ジオルドの過度のアプローチに疲弊していた時期もあった。 文庫版5巻では&color(saddlebrown){&bold(){「実際に愛をささやかれると色々、きついと最近、気が付いたところです」}}と吐露している。 魔法学園を卒業する頃になると少しは慣れていて、不意打ちで無ければ、完全に平常心といかないまでも淑女の笑顔で返せるようにはなっていた。 ジオルドの告白以前から彼がひた隠そうとする弱さや疲れを見破る鋭さを発揮しており、二人の距離感は徐々に縮まりつつあるものの、 メアリから好みのタイプを訊ねられた時に&color(saddlebrown){&bold(){「私はまだそんな具体的に考えたことなくて」}}と発言しており、文庫版6巻の時点では恋愛感情に至っていないようである。 &color(saddlebrown){&bold(){「正直、まだ冗談じゃないかと思うことがある。だってどう考えてもジオルドに私では釣り合わない。それに、そもそも私は……」}}とも独白しているが、 その続きを述べる前に意識が引き戻されてしまったため、言わんとした内容は読者の想像に任せる形となり真意は不明。 カタリナはジオルドが嫌ではないものの、このまま魔法学園を卒業して王族へ嫁入りすると公爵令嬢ですらギリギリな彼女にとっては身に余る大役となってしまうため、 結婚自体は避けられないにしても、その時期を遅らせるべく[[魔法省>魔法省(乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…)]]への入省を検討する。 魔法省は王に次ぐ権力を有しているため、入職すれば王子の要望((実はジオルド側にも事情があり、兄二人を差し置いて正式に婚姻を結んだ場合は面倒な王位争いに巻き込まれるので強行できなかった。&br()第二王子は遠慮して第一王子の結婚を待っていたのだが、肝心の第一王子とその婚約者にそのつもりが無いという有様だったのである。&br()おまけに第一王子の婚約者はカタリナのことを気に入って、魔法省の自分の部署に引き込んだ人物でもあった。))でも強引に事は進めず、 魔法省としても入ったばかりの新人を寿退社させたくないため、ある程度結婚せずに過ごすことが出来たのだ。 ところが、魔法省は本来であれば魔力の強い者、成績優秀者のいずれかしか入れず、カタリナはどちらの条件も満たしていない。 同省の幹部ラーナが推薦してくれるので無試験で入職できるのだが、流石のカタリナも国一番の組織にないないづくしの状態では気が引けた。 キース・クラエス誘拐事件で後述のポチを手に入れたため、魔法省に闇の使い魔を研究させるための世話係という名目で就職することとなった((一種のモラトリアム心性に基づく動機で入省したが、半年が経つと自身の仕事に遣り甲斐を感じて頑張りたいと思えるようにはなってきている。))。 ……それがまさか『FORTUNE・LOVER II』の舞台だとも知らずに―― *&sizex(3){&big(){&big(){&big(){■}}&bold(){[[魔法>魔法(乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…)]]}}} 魔力属性は義弟同様に『&color(whitesmoke,maroon){土}』。5歳の時に目覚めた。 魔力量は平均以下……というかかなりギリギリで、魔法を扱う才能もほぼない。 ゲームでのカタリナが使っていたのは『地面の土を二、三センチほどボコッと動かせる魔法』……通称『土ボコ』だけ。 まぁ察しの通りヒロインのマリアをつまづかせることにしか使えない魔法である。 ジオルドに夢中で彼を追いかけてばかりいたカタリナが魔法の勉強をしなかったせいでこれぐらいなだけで、 本編でのカタリナは8歳から魔力の訓練を開始し、9歳になると七、八センチ、10歳の頃には十五センチまでは動かせるようになった。 本人によれば、土を耕したり、地面にアートをすることが出来るとのこと。 ただし、これで成長は打ち止めとなってしまったが。 &color(whitesmoke,black){絶}&color(gold,black){体}&color(whitesmoke,black){絶}&color(gold,black){命}&color(whitesmoke,black){!}&color(whitesmoke,black){破}&color(gold,black){滅}&color(whitesmoke,black){寸}&color(gold,black){前}&color(whitesmoke,black){編}では成長過程だったせいか、土ボコの有効射程も本編より劣っていることが発覚している。 //↑:破滅寸前編の第8章でキースにナイフで襲い掛かった令嬢をつまづかせることには成功してるので、記述を差し戻し// 『&color(whitesmoke,black){闇}』の魔力は持っていなかったが、不思議と闇の魔法道具へ関わるようになっていく。 キース・クラエス誘拐事件では大昔に作られた闇の魔法道具の類とは知らずに選んだ丸い形の装飾品をジオルドに奢って貰い、 魔法省で新人に実施される部署決め試験の時もやはり闇の魔法道具とは知らずに選んだ試作品の虫眼鏡を借り受けて、結果的に大金星を挙げている。 そしてマリアが『光の契約の書』に導かれた直後に何気なく手に取った一冊が『闇の契約の書』で、彼女の意思に反して闇の魔法を得る事態へ発展してしまった。 闇の空間で彼女に失われた魔法の知識を与えた謎の存在によれば、カタリナは実に優秀な適応者で、闇で世界を覆い尽くせる程だったという。 『闇の契約の書』を発動させるには、闇の使い魔であるポチを呼び出すか習得した闇魔法を使用する必要がある。 ラファエルの指導で闇魔法を習得することになり、影から出し入れ可能な闇のステッキ(髑髏ステッキ)((カタリナは可愛い星のステッキに変えられないか日々試しているが、成功していない。ちなみに闇のステッキはどれだけ出していられるのか不明だが、カタリナが寝落ちした時には影の中へ戻っている。))の実体化を果たした後は、 展開範囲は[[ミカン]]程度ではあるものの空間に暗闇を生み出す魔法((最初は豆粒程度で、カタリナは『黒豆』と呼んでいた。))と、他者の闇魔法で生み出された暗闇や蛇を吸い取る魔法((最初は豆粒程度で、カタリナは『白豆』と呼んでいた。))を扱えるようになっている。 また生み出した闇の形を操って実体化する練習もしていて、闇のステッキ以外に闇の鍵を実体化させているが、その二例を除くとそれっぽい形にする程度に留まっている。 訓練は続けているもののあまり進歩が見られず、闇を吸い取る魔法のみを上達させていたのだが……。 本編のカタリナ自身は闇の魔力を持っていないため、『闇の契約の書』発動の時やフレイ救出作戦の時と同様にポチから魔力を融通している可能性がある。 なお、ゲームのカタリナは純然たる闇の魔力保持者で、文庫版7巻(特装版)のプロフィールによれば、得意技は闇の呪いということになっている。 ・&bold(){ポチ(Cast:&color(red){内田真礼})} カタリナに懐いた小型の黒い犬で、その正体は闇魔法の使い手サラがキースを実験体にして作り出そうとしていた闇の使い魔。 カタリナがキースから黒い靄を引き剥がして闇魔法を解いた時に&color(saddlebrown){&bold(){「どうせなら子犬のような愛らしい形にでもなってれば」}}と考えていたせいか、 黒い靄の残骸である黒い円から呼び出されたポチは彼女に懐き、無理やり引き離そうとしても黒い靄へ戻って彼女の影に入る術まで身に着けてしまった。 様々なことが試みられたものの引き離すことは出来ず、カタリナが面倒を見ることになって魔法省へ入る切っ掛けとなった。 普段は彼女の影に入っているが、闇の魔力の研究を応用して試作された魔法道具でマリアのペットと化しているアレクサンダーが現れたり、 本来の生みの親であるサラの存在や闇の空間へ転移できる黒い石など闇の魔力の気配を感知した場合は、勝手に外へ出てきてしまう。 理由は不明だが、四度に亘ってソルシエ王国の現国王の異母弟が居る部屋の方へ駆け出したことがあったり、逆に呼び出そうとしても応じない例もあった。 ドラゴンの闇の使い魔と戦う時は巨大化して影の狼へと変貌したが、実は『FORTUNE・LOVER II』でカタリナが手に入れた使い魔と同じものである。 『FORTUNE・LOVER II』のカタリナは、自身の闇の使い魔を[[ケルベロス]]と呼んでいる。 ポチが自分に懐いたのはゲームの強制力ではないかとカタリナは恐れている。 なおサラによれば、闇の使い魔を宿した人間は闇に呑まれて精神が崩壊してしまうらしいのだが、何故かカタリナは無事に過ごしている。 *&sizex(3){&big(){&big(){&big(){■}}&bold(){スピンオフ作品(&color(whitesmoke,black){絶}&color(gold,black){体}&color(whitesmoke,black){絶}&color(gold,black){命}&color(whitesmoke,black){!}&color(whitesmoke,black){破}&color(gold,black){滅}&color(whitesmoke,black){寸}&color(gold,black){前}&color(whitesmoke,black){編})のカタリナ}}} ジオルドとの初対面時に起きた飾り岩へ強くぶつけて額に裂傷を負う事故でも前世の記憶が蘇ることはなく、15歳を迎えた翌年に魔法学園へ入学している。 『FORTUNE・LOVER』のジオルドルートで発生した手作りお菓子の差し入れイベントの真っ最中に、遅ればせながら前世の記憶を取り戻す機会が訪れる。 地面へ叩き落としてブーツで踏み付けたマフィンをマリアに食べるように命令し、すぐさま応じない様子から強引に食べさせるべく近づこうとしたその直後に、 マフィンの一部に足を取られて頭を打った衝撃で前世が女子高生だったことを思い出し、翌日には自分が嵌った乙女ゲームの悪役令嬢へ転生していたことも悟る。 断罪イベントまで半年以上、最終イベントまでは一年足らずの状況で、『土ボコ』以外は何も出来なくて評判の悪い噂も立っていた状態から破滅回避へ挑むことになる。 過去の嫌がらせの件でマリアに謝罪したいとは思っているものの合わせる顔が無く、せめてもの償いとして他の貴族令嬢が行う嫌がらせの妨害に動いていた((素性を隠すために、ほっかむりスタイルをしていて、マリアには『ほっかむり仮面』と名乗っているのだが、&br()首から下は普段通りなので正体はバレバレである。))。 その後はメアリとシエナから協力を得て、マリアへ彼女なりに誠心誠意で謝罪して和解に至るが、それでも全てが許される訳では無いと反省している。 そのせいか、のちにほかの貴族令嬢がマリアに嫌がらせをしているときには、自分の身を盾にしてでもマリアを庇う覚悟を見せている。 キースとの関係修復も試みようとするが、いくら謝っても七年分の償いにならないことを悟り、何年掛かってでも本当の家族になれるよう努力する決意を固めている。 メアリとは本編と同じく畑作りをきっかけに友人となっている。ただし、メアリは噂から当初は少し警戒していた点、 友人となってからも本編のような過剰なスキンシップを見せていない点が異なる。詳細は[[メアリ・ハント]]の記事を参照。 ソフィアとも本編同様にロマンス小説をきっかけに友人となっている。親戚であるメアリとは異なり、ソフィアとは完全に初対面だったらしく、 魔法学園でソフィアが他の生徒から嫌がらせを受けている((この時にソフィアの容姿を見て「初めて見た」「綺麗な子」とモノローグで語っている。))ところをカタリナが(本編とは異なり、明確な意思を以って)庇ったのが出会いだった。 その後ニコル・アスカルトからも妹の友人として受け入れてもらえており、 この際に自分たちもアスカルト家のような仲の良い家族になりたいとの本心からの思いを伝えている。 *&sizex(3){&big(){&big(){&big(){■}}&bold(){余談}}} カタリナの脳内で実施される作戦会議のメンバーは媒体によって差が存在しており、下記のようになっている。 Web版や文庫版では3人だが、コミカライズ版やTVアニメでは5人に増加していて、TVアニメの方は&color(#e2041b){&bold(){カタリナファイブ}}というグループ名も与えられた。 コミカライズ版とアニメ版の議長カタリナは付けヒゲをしていて、眼鏡カタリナや真面目カタリナは伊達メガネを掛けている。 コミカライズ版や&bold(){&color(#112258){~波乱を呼ぶ海賊~}}は彼女の成長に合わせているが、&color(#e2041b){&bold(){カタリナファイブ}}は監督の意向で余り成長させず髪型と衣装を変えた程度に留まっている。 |BGCOLOR(#ff69b4):COLOR(white):~一迅社文庫アイリス|BGCOLOR(#e2041b):COLOR(#fcc800):~ZERO-SUMコミックス|BGCOLOR(#e4007f):COLOR(white):~テレビアニメ| |BGCOLOR(#00bfff):COLOR(white):~小説家になろう|~|BGCOLOR(white):COLOR(#e2041b):~Webミニアニメ| |&bold(){議長カタリナ・クラエス}|&bold(){議長カタリナ}|&bold(){議長カタリナ}| |&bold(){議員カタリナ・クラエス}|&bold(){基本カタリナ}|&bold(){ハッピーカタリナ}| |~|&bold(){令嬢カタリナ(やや強気?)}|&bold(){強気カタリナ}| |~|&bold(){令嬢カタリナ(やや弱気?)}|&bold(){弱気カタリナ}| |&bold(){書記カタリナ・クラエス}|&bold(){眼鏡カタリナ}|&bold(){真面目カタリナ}| 『教えてもらう前と後 第121回「LOVER100人の声【超スゴイ声優SP】」』(MBS毎日放送にて2021年5月17日放送)では、 &color(#e2041b){&bold(){カタリナファイブ}}について五重人格と紹介されていたが、カタリナ本人に[[多重人格]](解離性同一性障害)という設定は無い。 本編でも&color(whitesmoke,black){絶}&color(gold,black){体}&color(whitesmoke,black){絶}&color(gold,black){命}&color(whitesmoke,black){!}&color(whitesmoke,black){破}&color(gold,black){滅}&color(whitesmoke,black){寸}&color(gold,black){前}&color(whitesmoke,black){編}でも破滅回避対策として剣の稽古を積んでいるが、[[彼女>春日望美(遙かなる時空の中で)]]と違って才能には恵まれず勢いだけが良いという残念な結果に終わっている。 本人も斬りつけられた際のその場凌ぎと割り切っていたが、森の狸事件で囮となって追い込まれた時には&color(saddlebrown){&bold(){「せめて剣があれば」}}と戦う意欲を見せていた。 半ば趣味になっていた農業と異なり一時は訓練を中断していたが、『FORTUNE LOVER II』の存在を知った後は再開している。 ひだかなみ先生によれば、&bold(){「悪役令嬢なのでちゃんと悪役っぽく、かつ美人過ぎない」}ようにデザインされていて、 &bold(){「きつめのお顔立ちでも言動や表情がとっつきやすくて魅力的な子を目指して描いている」}とのこと。 また、非公式と断った上で『ゲームキャラとしてのビジュアルのイメージカラー』には&color(whitesmoke,dodgerblue){青}を挙げている。 カタリナの前世の本名については窺っていないそうである。原作者が設定されているのかも不明らしい((インタラクティブノベルアプリ「StoryMe」では、『前世カタリナ』表記で本名は表示されない。))。 コミカライズ版では8歳から10歳に至る過程で、成長するにつれて髪が徐々に伸びていく演出がされている。 ただし幼い頃のメアリとソフィアに挟まれて両手に花状態となっていたコミカライズ版1巻のとらのあな購入特典のイラストでは、 二人とはまだ出会っていない8歳の時の髪型で描かれている。 コミカライズ版1巻の番外編書き下ろし小説では、ゲーム版における逆ハーレムルートと思しき場面を夢として見ている。 マリアが生徒会への差し入れとして焼いたお菓子をカタリナが叩き落とすというイベントで、叩き落とすところまではジオルドルートと同じだが、 その後はカタリナが辛辣な言葉をマリアに投げ掛けつつ、叩き落としたお菓子をブーツの履いた足で何度も踏み潰すという行為に及ぶ展開へと変化する。 そしてジオルドとキースが現れ、マリアがキースのエスコートで後ろに回る一方で、カタリナは二人の冷たい視線を浴び、ジオルドから詰問されることになる。 カタリナは震える声で退散したものの反省の色は無く、人目の付かない場所でマリアに身の程をわからせようと主張し、取り巻きもそれに同意している。 ここで夢から醒めることになる。 コミカライズ版2巻の書き下ろしSS『私立★破滅フラグ学園』では、自身が夢で見た学園系乙女ゲームのキャラクターとして登場する。 いくつも会社を経営しているクラエス家の高飛車な我儘お嬢様という設定で、ジオルドの婚約者となった経緯は異世界版と変わらない。 ジオルドルートの場合はいずれにせよ婚約解消に至るが、ハッピーエンドでは学校転校、バッドエンドでは接触禁止という処分が加えて下される。 しかし『破滅フラグ対策ノート』が存在することから転生後の世界らしく、こちらでも人誑し振りを発揮した形跡がある。 コミカライズ版3巻の書き下ろしSS『ファンタジーRPG世界に転生してしまった…』では、お年寄りばかりの小さな農村で生まれ育った農民の長女として登場する。 勇者選定のため、村では一次面接が予定されていたが、実際には若者を対象にした籤引きが実施されて引き当ててしまい、城での二次面接へ参加することになった。 その二次面接も魔物退治の実戦に変更されてしまい、城からそう離れていない森へ出向いて魔物と相見えるが、空腹状態であることに気付いてお菓子で手懐けてしまう。 魔物使いとしてキースやジオルドとともに勇者のパーティーを結成し、魔王を倒す旅に出るのだが……。 ちなみに手懐けた魔物は黒い大きな狼のような姿で、『FORTUNE・LOVER II』とその転生先の世界でカタリナが従えた闇の使い魔と同じデザインだと思われるが、 コミカライズ版3巻の時点(※16歳となる魔法学園一年生)ではまだ出会っていないので予知夢ということになる。 コミカライズ版4巻の書き下ろしSS『夢の中でみんなの性別が逆転していた……』では、自身も[[性転換>TSF(ジャンル)]]して男体化したカタリナくんとして登場している。 ギャルゲームテイストの性別逆転世界においてもジオルドの婚約者という立場である点は変わらず、キースも引き取られた経緯は不明ながら義妹として存在している。 『破滅フラグ対策ノート』はお見えしていないが、周囲との関係は険悪ではなく友好的であることから原作のゲームではなく転生版の設定である可能性が高い。 ふとした言動の弾みで女体化していた攻略対象から男性受けする女性の魅力について詰め寄られる事態を招いてしまい、対応に窮する展開となってしまう。 コミカライズ版5巻の書き下ろしSS『はめつふらぐようちえん』では、お嬢様らしからぬやんちゃ盛りで人懐っこい幼稚園児として登場する。 本編の幼少期よりも幼いが、ミリディアナから叱られたりどうしもない娘扱いされている点や、突飛な行動を取ったり皆の人気者となっている点は変わらない。 保育士のアン視点で話が進むため、同SSにおけるカタリナの設定が前世の記憶を思い出した転生者なのかは不明である。 コミカライズ版6巻の書き下ろしSS『魔法★少女フラグブレイカーズ』では、どこにでもいる普通の女子高生として登場する。 その場の勢いで精霊のラファエルと契約してしまい、他の精霊アンにスカウトされたマリア、メアリ、ソフィアとともに[[魔法少女]]へ変身して悪の組織と戦うことになる。 敵の幹部である破滅四天王のジオルド、アラン、キース、ニコルと何度か交戦するが、本編と同様に人誑しを発揮したらしく、馴れ合いの様相を呈している。 コミカライズ版7巻の書き下ろしSS『迷探偵!?カタリナ事務所』では、カタリナ探偵事務所の所長として登場する。 職員はマリア、メアリ、ソフィアの3人で、助手としてカタリナを支えていて、秘書役や情報の収集・分析を担っている。 依頼は迷子の猫探しだけという状態が続いていて、カタリナは専ら捜索活動に当たっている。今回の捜索は、マリアも同伴している。 コミカライズ版8巻の書き下ろしSS『大人気アイドル ノブレスオブリージュ』では、アイドルグループのメンバーとして登場する。 ニコルによるプロデュースでメアリやソフィアと組んでいて、マネージャーのキースに支えられながら、元気お笑い系を担当しつつセンターポジションも務めている。 期待の新星として脚光を浴びる売れっ子で、ライブを共にすることもあるマリアが気になっていて、彼女と会えることを期待して打ち上げ会場に足を運ぶ。 コミカライズ版9巻の書き下ろしSSでは、曰く付きの古い魔法道具の影響で他者からの認識が入れ替わる事件が発生する。 カタリナはマリアの実家で目を覚ますのだが、身体はカタリナのままながらマリアの衣装姿をしていて、マリアの母親から娘だと認識されてしまう。 義弟や友人もお互いに誰かと入れ替わってしまっていたため、再び曰く付きの魔法道具を使用して元の状態へ戻そうと試みることになる。 コミカライズ版10巻の書き下ろしSSでは、ジェフリーとスザンナが経営する『ねこカフェ ソルシエ』で飼育されている茶色の猫として登場する。 話は店に訪れたセリーナ視点で進んでいて、彼女に付き添っていたイアンから溺愛されている様子がうかがえる。 『Animage 2020年7月号』のミニコーナー「[[どっちが真のヒロイン!?>メインヒロイン]]」ではマリアと比較されることになり、レーダーチャートでは以下の結果となった。 |BGCOLOR(#808080):COLOR(whitesmoke):~レーダーチャート&br()(数値:0 ~ 7)|BGCOLOR(#77DF6D):~顔の良さ|BGCOLOR(orange):~器用さ|BGCOLOR(#b79fcb):~優しさ|BGCOLOR(#696969):~ニブさ|BGCOLOR(#00552e):~か弱さ|BGCOLOR(#e60033):~賢さ| |BGCOLOR(dodgerblue):~カタリナ・クラエス|RIGHT:COLOR(dodgerblue):&bold(){3}|RIGHT:COLOR(dodgerblue):&bold(){2}|RIGHT:COLOR(dodgerblue):&bold(){5}|RIGHT:COLOR(dodgerblue):&bold(){7}|RIGHT:COLOR(dodgerblue):&bold(){0}|RIGHT:COLOR(dodgerblue):&bold(){3}| |BGCOLOR(#ff69b4):~マリア・キャンベル|RIGHT:COLOR(#ff69b4):&bold(){7}|RIGHT:COLOR(#ff69b4):&bold(){7}|RIGHT:COLOR(#ff69b4):&bold(){5}|RIGHT:COLOR(#ff69b4):&bold(){0}|RIGHT:COLOR(#ff69b4):&bold(){5}|RIGHT:COLOR(#ff69b4):&bold(){7}| あくまでも非公式の数値であるため、文庫版の既読者には疑問の残る箇所もあるが、ヒロイン力の面でマリアが圧倒している点は誰もが認めるところだろう。 TVアニメ第1期のOPで、女性のお辞儀であるカーテシー(Curtsy)ではなく男性の行うボウ・アンド・スクレープ(Bow and Scrape)をしているが、 同アニメのキャラクターデザインを担当した大島美和氏によれば、制作陣からの&bold(){「王子様がいなくても生きていけるプリンセス」}の提案を意図しているという。 ゲームでは国外追放されても悪役に返り咲き、本編では国外追放対策の準備をしているカタリナにとって、ヒーローは必要不可欠な存在ではないのかも知れない。 twitterのアニメアカウントで、誕生日がメインキャラクターでは一番早く公表されていて、カタリナ・クラエスは6月24日生まれとなっている。 [[星座>黄道十二星座]]はかに座で、[[血液型]]はO型と設定されている。 前世の誕生日・星座・血液型については不明である。 //↑の出典:https://twitter.com/hamehura/status/1275443505066725386// //↑の出典:https://twitter.com/hamehura/status/1539986637093892096// カタリナの前世は植物の世話が苦手で、朝顔を枯らしてしまう程だったが、アニメで彼女を担当した声優さんもそうだったという。 『乙女ゲームの破滅フラグしかないラジオパーソナリティーに転生してしまった…』第3回で、朝顔と一ヵ月くらい格闘した末に枯らしてしまったことを明かしている。 第5回や出張版の公開録音イベント(後に第17回として配信)でも言及していて、朝顔にアサマシ君と命名していたことも告白している。 『&color(#4B8EC2){&bold(){イジらないで、&ruby(ながとろ){長瀞}さん}}』『&color(black){先輩が}&color(white,#BEC3C1){&bold(){うざい}}&color(black){後輩の話}』とのコラボレーション企画で、カタリナの前世は対象の二作品を読んでいたことが語られている。 TVA版第2期では、『怖いのは苦手で、前世で幽霊が出てくる漫画やゲームは避けていた』という設定が追加されている。 追記・修正は木登りしながらお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,34) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #lsd() #comment_num2(num=30) }
&font(#6495ED){登録日}:2019/03/21 (木) 21:07:16 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 40 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&big(){&color(saddlebrown){&bold(){私の魔力の源と言ったら土でしょ! だから、土と対話するのよ!&br()&br()そして、土と対話といったら、畑作りでしょう!!}}}} #center(){&blankimg(作業着姿の幼少期カタリナ.png,width=550,height=330)} #right(){出典:乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…、&br()1話『前世の記憶を思い出してしまった…』、2020年4月5日~6月21日まで放送。&br()SILVER LINK.、はめふら製作委員会、© 山口悟・一迅社/はめふら製作委員会} *&sizex(3){&big(){&big(){&big(){■}}&bold(){概要}}} 『カタリナ・クラエス』とは『[[乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…]]』とその派生作品に登場する[[主人公>乙女ゲーム主人公]]。 および作中[[ゲーム]]『FORTUNE・LOVER』『FORTUNE・LOVER II』における[[ライバルキャラ>乙女ゲームにおける女性サブキャラ]]の一人で、主人公と敵対する悪役令嬢。 CV:[[内田真礼]]((『TVアニメ「[[乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…]]」プレリュードブック』によれば、カタリナの前世も担当している。)) 演:太田夢莉(舞台版) 本作は現実世界の女子高生がゲームキャラに転生するという物語なのでカタリナと呼べる人物が3人存在する。 ここでは前世、ゲーム版、今世という順番で説明していく。 #openclose(show=●目次){ #contents() } *&sizex(3){&big(){&big(){&big(){■}}&bold(){本名不詳の前世(&ruby(の){野}&ruby(ざる){猿})}}} #center(){&blankimg(前世カタリナの家族.png,width=550,height=330)} #right(){出典:乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…、&br()11話『破滅の時が訪れてしまった…後編』、2020年4月5日~6月21日まで放送。&br()SILVER LINK.、はめふら製作委員会、© 山口悟・一迅社/はめふら製作委員会} #center(){&big(){&color(dodgerblue){&bold(){いつもの日常。変わらない毎日なのに……何でかな? とても懐かしくて、愛おしい。&br()&br()だけど、私―――何か大切なことを忘れてしまっているような……}}}} 本作の主人公であるカタリナの前世。享年17歳の女子高生。 本名は不明で、アニメ版でエンディングのキャスティングテロップでは「前世カタリナ((厳密には本人ではなく家族が「前世カタリナ母」などと表記、彼女自身は一度もテロップに出ず。))」とされている。 //第11話エンドで確認したら「前世カタリナ母 笹本優子」「前世カタリナ兄 石田敏朗」ってあった。 容姿は本人が言うにはお世辞にも美人と言えるようなものではなく、母親譲りの[[タヌキ]]顔。 コミカライズ版で書き起こされたルックスは、やや童顔で眉が太めな愛嬌のあるデザインで、癖毛が頑固な髪は父と同色かつショートボブであることが判明している。 家族構成は、父(サラリーマン)、母(パート主婦 ※CV:笹本優子)、長男(社会人)、次男(大学生 ※CV:石田敏朗)で、自身は末っ子の長女として生を受けた。 大雑把な兄二人は妹の世話を焼くようなタイプではなく、常に俺達の後に付いて来たければ勝手に付いて来いという自由な方針で、 彼女が落ち込んでいてもとりあえずプロレス技でも掛ければ元気になるだろうという考えの持ち主でもあった。 末っ子だったため妹か弟を欲しがっていて、小さい頃は母に何度お願いする位だったが「もう無理」と冷たくあしらわれている。 言動や中身が双子のように似ていて、母のみならず皆からも似ていると言われた者の存在が確認されているものの、文庫版13巻の時点では誰なのか明かされていない。 母方の実家は農家で、昼ドラと[[イケメン]]の大好きな祖母(CV:佐藤はな)が[[狸>タヌキ]]の野菜泥棒に悩まされつつも[[きゅうり>キュウリ]]などを育てていて、 子供の頃は長期休暇中に労働力として狩り出されていた((もっとも当時は朝顔やヘチマの面倒も見られない位に世話下手で作物を枯らすことから&br()「基本的に手伝いはしなくてもいい」と固く言われていたため、草むしりや落ち葉拾いなどの単純作業が宛がわれていたと推測される。))。 [[料理の腕前は壊滅的>料理下手]]で、手先も不器用である。 そのためかスピンオフ作品の&color(whitesmoke,black){絶}&color(gold,black){体}&color(whitesmoke,black){絶}&color(gold,black){命}&color(whitesmoke,black){!}&color(whitesmoke,black){破}&color(gold,black){滅}&color(whitesmoke,black){寸}&color(gold,black){前}&color(whitesmoke,black){編}では、前世の調理実習時には後片付けばかりを担当していたと懐述している。 転生後の話ではあるものの改善する気はあるようで、パジャマパーティーで出された「恋人ができたらしたいこと、してあげたいことはありますか?」というお題には、 &color(saddlebrown){&bold(){「畑で育てた自作の野菜で手作り料理を作ってあげたいな。ただ、今作れるのはサラダくらいだから…今後に向けて野菜炒めを作れるようになりたい」}}と答えている。 攻略対象の一人であるサイラスから教わった[[漬物>漬け物]]作りにもチャレンジしているが、まだ上手くいかず試行錯誤の最中だという。 木登り((高い木に素早く登れるか、年の近い兄と競争したこともあったという。木登りは祖父から教わったが、後から始めた二番目の兄の方が上達は早く、上手になろうと練習していた頃もある。))と魚釣り((木で自作した釣り竿を使用していた。))が得意で眼も良く、わんぱく小僧みたいな行動力を持っていて、小学時代の友達から『野猿』と呼ばれていた。 虫取り遊びもやっていて、蛇を素手で掴んだり、[[ミミズ]]を見るのも平気である。 小学生の頃は生傷が絶えず、縫うような傷も何度か負っていて、母から「女の子なのに」と嘆かせていた時期があった。 野猿が普段遊んでいる山に一時期は「あの山には巨大な猿がいる」という噂が流れたとか。 小学生の小ザル時代は木を飛び移っていただけあって運動は割と得意だが、リズム感はあまり備わっていないという。 動物にも猿扱いされているらしく、動物園や猿山の猿に人気がある((ただし転生後に入職した[[魔法省]]の生物研究室で飼育されている猿のエリザベスとは相性が悪く、お気に入りのバレッタを奪われるなどの被害に遭っている。))一方で、[[犬]]からは徹底的に嫌われており、よく吠えられたり追いかけまわされている。 正しく犬猿の仲なのだが、苦手に感じたり天敵扱いしつつも動物好きではあるので、転生後に黒い子犬の姿をした闇の使い魔ポチを手懐けた時は大喜びだった。 前世の名前は未だに判っていないため、一部の読者の間では『野猿』が前世のカタリナの通称になっており、作品の略称としても用いられる場合もある。 興味が無いことには打ち込めない性格で、終わったらいらない記憶は消してしまおうという質なので、勉強がからっきし苦手である。 一生懸命に取り組んだ際には一つのことに集中し過ぎて他が疎かになる一面もあり、 危機感が薄く夢中になると大事なことをすぐに忘れてしまう悪癖は通知表で指摘されてしまう程だった。 調子に乗る癖やどんなに怒られてもだいたい翌日には忘れてしまうというある意味で羨ましい能力も持つ。 面倒臭がりでもあり、また親からは『ずうずうしいところがある』と叱られてもいた。 大雑把な性格で根は単純なので、思っていたことが顔に出てしまったり、考えていたことをつい口にしてしまうことも多い。 このように残念なところは多く作中でも問題児扱いされているが、朗らかな人柄でコロコロ変わる表情は見応えがあり、一緒にいると楽しく感じられる女性である。 人と親しくなるのが早く、優しくて良い人によく出会うことについて、本人は運が良いだけだと思っていたが、 転生後に同僚となったソラによれば「本当に危ない奴かそうでないのかを野生の勘のようなものでわかっている節がある」そうである。 また、親しい人を見分けるのが得意で、転生後には数名の変装を見抜いていて、魔法道具を活用した変装も見破っている。 上辺だけの話で誰かを貶めることは無く、自分が見聞きした上で信用したり、素直で偽りの無い気持ちを伝えることが多く、 また触れて欲しくないことは無理に追究せず、弱っている相手には手を差し伸べようとするため、人から好かれ易い((中学時代は人気者で、教室では周りから見えなくなる程クラスメイト達に囲まれる描写がある。))。 これらの傾向は転生後も変わらない。 中学生になった頃までは前述の通り山で遊ぶ野猿生活をしていたが、親友のあっちゃんこと佐々木敦子と仲良くなったことで生活が一変。 彼女からアニメや[[ゲーム]]といった[[オタク]]趣味を教えられ、昔程には野山をかけずり回らなくなった。 公立高校合格のお祝いで両親からゲーム機を購入して貰い、[[乙女ゲーム]]へどっぷり嵌りこむことになる。 「大金を渡したらすぐ無駄に使ってしまう」と両親に判断されており、[[お年玉]]は強制的に貯金へと回されて、 決まったお小遣いも貰っていなかったため、趣味に費やす[[オタク]]資金はあっちゃんと一緒にアルバイトして調達していた((二人にとっては初めてのアルバイトで、お互い相手の存在に心強さを感じていた。))。 高校近隣のファミレスでウェイトレスをしていた時は店長から「いい戦力だよ」と認められる位で、 転生後の潜入捜査で給仕を担当した際には前世での経験を活かしている。 高2になったある日、新作[[乙女ゲーム]]『FORTUNE・LOVER』((TVアニメでは、受験勉強時代にFORTUNE LOVERのポスターが壁に貼られていたため、新作ではないのかも知れない。))を購入。 寝る間を惜しみ、何度も学校に遅刻して大目玉をくらいながらも攻略に励む。 キースとアランのルートクリア後にジオルドを攻略しようとしたが、これが思いのほか難しく攻略し終えて眠ったのは朝方だった。 当然寝坊した彼女は大慌てで中学から愛用する[[自転車]]に乗って学校へ向かったが、下り坂でペダルを漕ぎ過ぎて交通過多の大通りに突っ込んでしまい死亡。 &color(whitesmoke,black){絶}&color(gold,black){体}&color(whitesmoke,black){絶}&color(gold,black){命}&color(whitesmoke,black){!}&color(whitesmoke,black){破}&color(gold,black){滅}&color(whitesmoke,black){寸}&color(gold,black){前}&color(whitesmoke,black){編}では、腹拵えのきゅうりを齧りながら登校し、通学途中で乗用車に撥ねられる寸前までの場面が描写されている。 つまり&bold(){死亡の遠因はジオルドと&ruby(自分の後世){カタリナ}}。[[ニコル>ニコル・アスカルト]]と隠し攻略対象、及び逆ハーレムルートは未プレイで終わってしまった。 ちなみにマリアの作るお菓子はとても美味しそうなイラストをしていて、[[コンビニ]]で似たようなお菓子を買いに走っていたという。 *&sizex(3){&big(){&big(){&big(){■}}&bold(){ゲームのカタリナ}}} #center(){&blankimg(カタリナ2.jpg,width=550,height=330)} #right(){出典:乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…、&br()1話『前世の記憶を思い出してしまった…』、2020年4月5日~6月21日まで放送。&br()SILVER LINK.、はめふら製作委員会、© 山口悟・一迅社/はめふら製作委員会} #center(){&big(){&color(maroon){&bold(){こんなところで平民風情が何をなさっているのかしら?&br()&br()&br()生徒会の方々に差し入れですって、恐れ多いわ!&br()&br()平民が調子に乗ってるんじゃないわよ!}}}&br()&br()&bold(){『FORTUNE・LOVER』}} #center(){&big(){&color(crimson,black){&bold(){もう許さないわ、覚悟しなさい!&br()&br()&br()あなたのせいで私は国外追放なんてひどい目にあわされたのよ! 許さないわ!&br()&br()あなたに復讐するために戻ってきたのよ!}}}&br()&br()&bold(){『FORTUNE・LOVER II 魔法省での恋』}} 魔法の国・ソルシエ王国の中でも強い力を持つクラエス公爵家の一人娘であり、第三王子[[ジオルド・スティアート]]の婚約者。 父親からドレスやアクセサリーを山のようにプレゼントされるせいか、日々、ドレスを変えて華美に着飾っている。 接点を持とうとしないジオルドの後ばかり追い回していて、学問も魔力も疎かにしていたので、魔法学園在学中の成績は悪かったという。 家族構成は父親のルイジ・クラエス、母親のミリディアナ・クラエス、義弟の[[キース・クラエス]](元コールマン家の庶子)。 親戚にハント侯爵家の[[メアリ・ハント]]、コールマン子爵家のトマス・コールマン、シェリー男爵家のアン・シェリーがいる。 娘にダダ甘な父と大人しく娘を叱れない母親の元に育ち、高慢ちきな我儘お嬢様として成長した。 ある日婚約者を(渋々)探しているジオルド王子の元へ父に連れていかれ、その美しさに一目惚れ。 彼にべったり張り付いていたが、そのせいで王子とぶつかり転んだ拍子に飾り岩に額をぶつけ昏倒。 この時の怪我で額に傷ができてしまい、傷物になったので(社交界では傷があると婚約に影響する)、 王子には責任を取って欲しいと傷を盾に婚約を要求。ジオルドも防波堤役にする腹積もりで受け入れる。 傷があるうちという条件で、10台前半の頃には綺麗に消えていたのだが、婚約を継続させている。 カタリナが嫁に行く事が決定したためクラエス公爵家を継ぐ人がいなくなり、分家からキースという男の子が引き取られる。 しかしカタリナはちやほやされているところに突如として現れた義弟に困惑するとともに嫌って冷たく接する。 そして本編ではジオルドやキースのルートにおいて主人公[[マリア・キャンベル]]と攻略対象の接近を邪魔する悪役令嬢として登場。 他の[[ライバル]]キャラであるメアリや[[ソフィア>ソフィア・アスカルト]]とは全く接点が無く、普段の振る舞いから良からぬ噂が立っていたせいか二人から嫌われている様子だったという。 取り巻きとともに数々の嫌がらせや苛めを行った結果、ジオルドやキースの両ルートで断罪イベントが起きて犯罪者となり、身分剥奪の上、国外追放となる。 文庫版5巻収録のコミック『私が悪役令嬢になったことを自覚した日』で登場したジオルドも言っているが、 通常公爵令嬢は優秀な弁護人がつくのでよほどのことがなければ国外追放なんてありえない。つまりそれほどのことをしでかしたらしい。 そして[[バッドエンド]]では、嫉妬のあまりマリアをナイフで襲おうとしてジオルドの剣で返り討ちに遭うか、 嫌がらせでマリアに消えない深い傷を負わせてそのことで絶望したキースの魔法によって殺害されるという結末を迎える。 野猿によれば、カタリナの邪魔立ては凄かったらしく&color(saddlebrown){&bold(){「もう、かなりイライラさせられたものだ」}}と愚痴を漏らしている。 [[アラン>アラン・スティアート]]ルートでも顔を見せるが、平民で成績の良いマリアを多少虐める程度でジオルドやキースのルート程は出張らない。 野猿の親友であるあっちゃん情報によれば、逆ハーレムルートでも破滅に至るが、前述の通りクリアする前に死亡したため詳細は不明である。 続編『FORTUNE・LOVER II』([[サブタイトル]]『[[魔法省]]での恋』)でも隠しを含む他の旧キャラと同様に続投。 あっちゃん曰く『どの攻略対象でもちょいちょい邪魔しに出てくる』『制作スタッフが気に入ってるのかな?』『でも、その割にはどの最後も悲惨』とのこと。 国外追放後に禁忌とされる闇の魔力を得て、マリアに[[復讐]]すべくソルシエ王国へ戻って来る。闇の魔力や闇の契約の書を入手するまでの詳細な経緯は不明である。 ローブを深く被っていて『???』表記の謎の女として[[魔法省]]に忍び込んでいたが、マリアと対峙した際に声を荒げて脱いで正体を現している((冒頭後半の台詞は『[[小説家になろう]]』の活動報告に掲載された小話『恐ろしい夢を見ました』から抜粋している。))。 追加攻略対象ルート(サイラス、デューイ、ソラ、セザール((セザールは隠し攻略対象だが、攻略制限の解禁条件は不明。&br()隠し攻略対象はもう一人存在しているが、特定されておらず、そのシナリオも判明していない。)))のライバルキャラに抜擢されたらしく、 それらのルートではマリアと攻略対象のペアに対して戦いを挑み、[[ハッピーエンド]]では敗北後に役人へ突き出されて監獄に投獄、 [[バッドエンド]]では攻略対象を闇の魔力で廃人状態にしながらもマリアと相打ちになる形で死亡する。 あっちゃんがプレイする夢で一部の場面を垣間見た転生者のカタリナは、誰かに復讐心を利用されていたのではないかと推測している。 *&sizex(3){&big(){&big(){&big(){■}}&bold(){本編のカタリナ}}} 前述の野猿が上記のカタリナに転生した姿。 8歳の時に頭をぶつけた衝撃で前世の記憶を取り戻し、ここが[[ゲーム]]の世界だと気付く。 ついでに17年分の人生経験が記憶に刻まれて思考に変化が生じたことで、当時8歳だったジオルドへの恋心は落ち着いた。 性格も前世寄りになったことで高慢さと我儘振りは収まり、屋敷ではすっかり人が変わったという噂で持ち切りになった。 だが、思い込みが激しく周りの見えない母と身分を意識せず誰へ対しても気さくに接する父方の祖父譲りのパーソナリティが強く出ており、 健全な家庭環境で生まれ育っていれば、前世の記憶が無くても同じような人柄になっていた可能性もある。 また、あくまで前世(野猿)を思い出しただけであるため、頭を打つ以前のカタリナの知識や記憶はそのまま残っている。 人格が野猿に上書きされたり、本来のカタリナは消滅してしまった[[というわけ]]ではない。 上述のとおり、根本的な人格や性格はカタリナ・クラエスのままである。 ちなみに前世の記憶を思い出した後で高熱を発して約五日間くらい魘されていたが、その後も幼少期の頃はしばしば発熱して寝込んでていて、 その際は転生前のことを夢に見ていたらしく、前世の家族や友人の名前を零して落涙していた模様である。 精神年齢は前世を思い出した時点で、享年17歳+カタリナの実年齢8歳の25歳だと本人は考えている。 10歳まで成長した後に15歳まで飛んで[[魔法省]]編では18歳となる年を迎えているので、現在の精神年齢は合計で35歳になる。 しかし本人が15歳の時に&color(saddlebrown){&bold(){「きっと身体に精神が引っ張られているのよね!」}}と言っていた通り、&bold(){実態としてはティーンエイジャーのままである}。 プレティーン時代も含めて ・三秒ルールで拾い食い ・スカートのまま木に登る ・釣りで小川の魚をほぼ絶滅状態にする ・お忍びの時に子供と全力で遊ぶ など行動自体は&bold(){小学生と大差ない}。 読者の中には前世を思い出した時点で精神年齢の成長が止まってしまったのでは?と考える意見もあるが、 十代で亡くなった人物が十代をやり直したところで精神年齢の上昇は大して見込めず合計すること自体が不自然だとする考察も為されている。 流石に木登りは社交界デビュー後に周囲から言い聞かされて止めているが、後にアランと一緒に魔法学園の木に登り一時を過ごしたこともあった。 [[ワイン]]をブドウジュースだと勘違いしたまま美味しさから三杯開けて倒れる一幕もあり、それは後に上司となる人物の気を引くことに繋がった。 何もしなければいずれかのEDで破滅してしまう為、それを回避する為に様々な準備をしていくのだが、残念ながら彼女は&bold(){バカ}である。 脳内の作戦会議で議長・議員・書記ら数名のカタリナを招集して対策を練るが、&bold(){中身は同じなので明後日の方向を向いてしまい、全うな解決策には至らない場合が多い。} よって[[中途半端]]に思い出した[[ゲーム]]知識と考えなしの頭脳、無駄な行動力が合わさり、周りの目からは突拍子もない行動を取り続けることになる。 そのため以前は旦那のことを考える余りに教育へ関与しなかったミリディアナが教育ママに変貌し、その母親の命令で[[メイド]]達がカタリナをお嬢様扱いしなくなった。 //↑:文庫版5巻の内容に基づいて記述を修正// 貴族として淑女としての在り方を叩き込まれることになったが、成人後も身内や友人の居ない公の場では貴族令嬢として振る舞えるようになった程度に留まっている。 アンからは令嬢力皆無とさえ言われており、また中身が元野猿のオタク女子だけあって[[魔法省]]入省後も自身が公爵令嬢であることを普段は余り意識していない。 もっとも社交界では人気らしく、ジオルドが黒い笑みで周囲に睨みを利かせたり、キースや幼馴染み達がガードして近寄ってこられないようにしている。 //↑:出典はTVアニメ『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…X』Blu-ray vol.4のスペシャルブックレット// 容姿については、髪型が茶色のスーパーロングで、顔はそれなりに整ってて可愛らしいが、自他ともにメアリ、ソフィア、マリアら美少女程ではないと認めている((同い年では他にマーシャもいるが、カタリナ曰く「メアリやソフィアとはれるくらいの美少女」なので、彼女にも負けている。))。 本人によれば&color(saddlebrown){&bold(){「前世の平凡狸顔に比べれば、美人の分類に入る顔」}}なのだが、原作者から&bold(){「特にすごい美少女な訳でもなく」}と言われているので相対評価に留まる((ラファエルは「マリア・キャンベル達に比べるとそれほど美しい少女でもなかった」、&br()幼少期に初対面したアランは「どんな美少女かと思っていたが……肩透かしを食らう」と評していたが、&br()キースは「普段から美しい少女」と述べているので、絶世という程ではないだけなのかも知れない。&br()また文庫版9巻の特典ペーパーによれば、審美眼の肥えてない平民目線だと美人に見えるそうである。))。 母親譲りのきつい印象を持つ風貌で、瞳は釣り上がり気味で鋭く、薄い唇を少し上げて微笑むと悪役面となってしまう。 体形は、非常にグラマラスな身体つきとされるフレイに劣っている。 ちなみにメアリはカタリナとのドレス交換を望んでいるが、カタリナによれば体形やサイズは合わないそうである。 ニコルによれば、畑仕事の影響で、彼女の肌はほどよく健康的に焼けていて、掌も鍬を振り回しているせいかやや硬いとのことで、貴族令嬢とは大違いだという。 アンが毎日お風呂上がりに化粧水などを丁寧に塗り込んでケアしてくれるのでお肌の具合は良好だが、マリアの天然もののすべすべお肌には敵わないそうである。 キースの肌理細かい手の平を自分の頬へすり寄せた時は&color(saddlebrown){&bold(){「私の手よりすべすべなのでは!」}}と驚いているので、義弟より劣っている可能性もあるらしい。 しかし先代クラエス公爵の祖父から引き継がれた水色の瞳は誰もを魅了し、彼女が浮かべる太陽のような微笑みと合わさることで見る者に好印象を与えている。 趣味は、木登り、畑仕事、読書(ロマンス小説)、そして食事。 特に甘い物には目がなく、我を忘れて食べ過ぎてしまい母やキースに怒られるのが日常茶飯事。 王室御用達の高級店から城下町の小さなお菓子屋までチェックしていて、なかなか味にも厳しいと自負しているくらいである。 [[メイド]]頭((TVアニメでは、呼び方がメイド長(CV:佐藤美夢)へ変更されて、ジョアナというファーストネームも設定された。))やマリアの作る素朴なお菓子を好んでいて、魔法学園時代は餌付けされている状態だった。 [[メイド]]頭のお菓子は自分で食べるだけでなく他人にも勧めていて、それは彼女と庭師の縁を取り持って幸せな結婚へと導く善行にもなった。 椎茸と同じ匂いがする茸や庭木に成る実へ手を出して、お腹を壊したこともある。概ね10回に2回位の頻度。クラエス家の庭で食べられる物はチェック済みだという。 また珍しい物や気になる物はとりあえず食べてみたいという欲求に駆られたり、前世の母親の教育方針「箸をつけたものを残さない」が心にしみついていたせいもあり、 子供の頃は量こそ少ないものの品数が多い料理に手を出して食べ過ぎ、しばしばお腹を壊していた。後に見かねたキースから半分こして貰うようになっている。 //↑:文庫版3巻の内容に基づいて記述を修正// 15歳以上になってもその傾向は続いていて、料理の品目が多いとそれだけ食べてみたくなり、やはりお腹を壊すことが多いという。食い意地の張り過ぎである。 本人曰く「食べている時は全然、大丈夫まだまだいけると思えるのだけど、それが食べ終わってしばらくしてから苦しくなる」とのことで、食べ過ぎて苦しむ姿の挿絵も存在する。 TVアニメでは[[食いしん坊>食いしん坊(萌え属性) ]]振りが強調されていて、本の世界では[[カービィ]]の如く吸い込んだり、現実世界でも瞬く間に次から次へと胃に収める場面が描写されている。 畑仕事は魔力の源との対話を果たすために始めたものの趣味と化しており、また追放された場合の人生設計を想定して学園入学後も続けている。 植物の世話は前世から苦手だったものの、トム(CV:前田雄)とメアリの助力や農業関連の本を読んだ甲斐もあって無事に収穫できるようになった。 [[魔法省]]に就職した後も故郷で農業を営んでいたサイラスに頼み込み、彼の畑で仕事を手伝いながら必死に畑作りを学んでいる。 ちなみに、畑仕事に要する費用もお小遣いから賄っており、ジオルドには誕生日のプレゼントで苗や肥料を希望して贈って貰っている。 お小遣いは&bold(){渡すと無駄遣いする可能性が高い}という理由で、子供の頃から母親の管理下にあり、公爵令嬢なのに僅かしか貰えず、割と常に金欠だという。 木登りは前世の頃からの特技だが、調子に乗りやすい性格故に時々調子に乗って落ちる事もある。前世ではあっちゃん、今世ではキースが下敷きとなった。 ロマンス小説は10歳の頃に巷の流行に敏感だった[[メイド]]から勧められて嵌った趣味で、前世がマンガ・アニメオタクで物語に餓えていた彼女を夢中にさせていた。 貴族社会では下世話な趣味とされており密かに楽しむ代物ではあったが、外に出て何かやらかすよりはマシだと判断されたらしく母親から購入の承諾を得ている。 ソフィアと交友関係を結ぶ切っ掛けとなり、[[魔法省]]入省後も彼女から新作の小説を借りている。なお、[[BL>やおい]]には興味が全く無い訳ではないものの踏み出せないでいる。 魔法学園時代にはロマンス小説仲間を増やしていて、ともに過ごすことで高位の貴族令嬢から見下されて使用人扱いされていた男爵令嬢を救ったこともあった。 キースによれば、そこそこ際どいロマンス小説も愛読しているそうである。 ロマンス小説以外には、城下の平民の中で流行っていた話集も読んでいて、偶然ながら子供達へ読み聞かせて寝かしつけるのに役立てたこともあった。 カタリナのPower gaugeはパワーが一部男性と並ぶ3で(アン以外の女性3人は2)((作戦会議の補足によれば畑仕事で筋力がついたらしく、アンも板に付く程付き合っていたのでその影響だと思われる。))、カリスマは一部にのみながらニコルと同等の最高値の5を記録している。 知力と魔力は1と最底辺で、魔法学園時代は周囲からのサポート込みで平均ぎりぎり、教科によっては落第点ぎりぎりという有様だったが、進級も卒業も果たしている。 貧弱なステータスではあるが、義弟や友人が危機に瀕した場合、禁忌の魔法である『&color(whitesmoke ,black){闇}』の魔力関連の事件であっても助けに向かうことが珍しくない。 カタリナ断罪イベント後に起きたマリア拉致監禁事件では、闇の魔法が解けた直後に[[犯人>シリウス・ディーク]]が復讐の続行を諦めたため口封じで殺害へ及ぶ可能性は低かったが、 [[キース・クラエス]]誘拐事件や[[魔法省]]の部署決め試験中に遭ったドラゴン退治事件((文庫版8巻で過去の事件に言及した時のカタリナは、部署決め試験中での出来事を一纏めにして「森の狸事件」と呼んでいる。))では、カタリナが危険を顧みずに行動していなかったら確実に死者が発生していた。 三番目の事件で自ら囮となったため、マリアがかつて「こんなものいらない」と言わしめた『&color(black,yellow){光}』の魔力でカタリナを守るべく更なる力を求める事態に発展している。 ソルシエ王国で開催された近隣会合の期間中には、性犯罪に及ぼうとした貴族からマリアを庇い、負い目や連れ込まれた恐怖で沈む彼女の心も落ち着かせている。 サラらによるキャンベル母娘襲撃事件でも現場に急行し、セザールと共闘して首謀者こそ取り逃したものの、マリアの救出には成功している。 普段のカタリナは破滅[[フラグ]]回避を心掛けているが、その過程で出来た友人達や義弟への思い入れも強く、 魔法学園入学直前の時点で&color(saddlebrown){&bold(){「願わくば、これから始まる乙女ゲームを破滅なく無事に乗り切り、そして、皆ともずっと一緒にいられますように」}}と考えており、 マリア拉致監禁事件中に義弟と友人全員が殺されるバッドエンドを悪夢で見た時は&color(saddlebrown){&bold(){「こんな結末を迎えるのならば、私一人が破滅した方がどんなに良かったか」}}、 ゲームの強制力による[[悪堕ち]]を懸念した際に&color(saddlebrown){&bold(){「悪役になって破滅するのが怖い。でもそれ以上に大切な人たちを傷つけてしまうかもしれないことが怖い」}}、 と独白していることから自身の破滅よりも大切な人に危害が及ぶことを強く恐れている。 &bold(){18歳になるまでは意識していなかったが、さよならもありがとうも言えないまま、家族や友人達と永遠に会えなくなってしまった前世の記憶を思い出したことで、} &bold(){大事な人と突然に別れることへ対して恐怖が芽生えていたせいでもあり、義弟や今世の友人が危機に瀕した際に暴走ともいえる無鉄砲な振る舞いを見せる一因にもなった}。 『FORTUNE・LOVER II』にも隠し攻略対象が存在することを知ってからは、Iの時の様に攻略対象や他の皆の命が奪われる展開もあるのではないかと危惧している。 攻略対象やその周辺の[[ライバル]]キャラに対して図らずも主人公の類似行動を取ったり、本来の主人公には攻略対象よりも先に動いたりなど……。 それに天性の人の良さも加わり、半ば怪我の功名とはいえ何名かの人生を救う切っ掛けに繋がるのだが、結果的に男女を問わず攻略する状況へも陥った。 キースには「一体どれだけタラシ込めば気が済むんだ」、ジオルドからも「まったく自覚はないがとんでもない人誑しだ」「それも老若男女関係なくだ」と嘆かれている。 ジオルドはその人誑し振りについて「心に寂しさや切なさを抱える者は特にその彼女の真っ直ぐな気性に惹かれていくようだ」と分析している。 故意ではないとはいえ成り代わりではないかと批評されることもあるが、攻略後暫く経ても愛想を尽かされていないのでキープについては人誑しの賜物である((ジオルドは、気遣いに長けていて、体調面や心の機微には聡い、と評価している。))。 マリアがピンチに陥るゲームイベントで攻略対象の出番を思い掛けず横取りしてしまった件については、後年にカタリナ本人も気にしていて、 &color(saddlebrown){&bold(){「私って悪事はしていないつもりだけど、マリアの恋路の邪魔はしている気がする」「なんかいかにもライバルキャラっぽいな」}}などと考えており、 続編で内容が判らない『FORTUNE・LOVER II』でも誰かの出番を取ってしまい、恋路を邪魔し続けて彼女から嫌われてしまわないかと頭を抱えたこともある。 #openclose(show=▼攻略遍歴){ |>|>|~攻略時期|~攻略キャラクター|~備考| |>|BGCOLOR(#0095d9):COLOR(white):CENTER:''前世''|''13歳~17歳''|&bold(){&color(red){敦子}(&color(red){あっちゃん})}|コミカライズ版では、出会いから別離後までのエピソードが割愛されている。| |>|BGCOLOR(#752100):COLOR(white):CENTER:''魔法学園''&br()''入学前''|''8歳''|&bold(){&color(blue){ジオルド}、&color(blue){キース}}|ジオルドとアランは、TVA版第2期第5話の原案になった&br()文庫版第11巻の特装版小冊子でエピソードが補足されている。| |~|~|''9歳''|&bold(){&color(red){メアリ}、&color(blue){アラン}}|~| |~|~|''10歳''|&bold(){&color(red){ソフィア}、&color(blue){ニコル}}|| |~|~|''特定不能''|&color(red){&bold(){アン}}|コミカライズ版では、カタリナ・アン両視点の攻略パートが省略されている。| |~|~|''15歳''|&color(red){&bold(){マーシャ}}|| |BGCOLOR(aqua):COLOR(black):CENTER:''魔法''&br()''学園''|BGCOLOR(aqua):COLOR(black):CENTER:''一年生''|''15歳~16歳''|&bold(){&color(red){マリア}、&color(blue){ラファエル}}|コミカライズ版では、ラファエルの跪くシーンが省略されている。| |~|BGCOLOR(aqua):COLOR(black):CENTER:''春休み''|''16歳''|&bold(){&color(blue){ロジー}、&color(blue){シルヴァ}}|『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった… ~波乱を呼ぶ海賊~』の攻略対象。| |~|~|~|&bold(){&color(blue){アーキル}}|『FORTURE・LOVER』と世界設定が共通な『明日を見つけに~本当の私に出会う旅~』の攻略対象。| |~|BGCOLOR(aqua):COLOR(black):CENTER:''二年生''|''16歳~17歳''|&bold(){&color(blue){ソラ}、&color(red){ジンジャー}}|ジンジャーの過去エピソードはWeb版のみの掲載で、TVA版は細部が割愛されている。| |>|BGCOLOR(black):COLOR(#daa520):CENTER:''魔法省職員''|''17歳~18歳''|&bold(){&color(blue){セザール}、&color(blue){リアム}}|| ※Web版おまけ『魔法学園に入って』に登場した男爵令嬢といったモブ、異性間でも友情の範囲内で収まるトム、&br()&color(white){_}[[女性同性愛やウーマンス(ロマンティック・フレンドシップ)>百合]]ではないと思われるラーナなどは割愛している。 ※文庫版第11巻で登場したロニーのように、一旦は攻略されかけた者も存在する((ロニーの詳細については、店舗特典のペーパー参照。))。 ※&color(whitesmoke,black){絶}&color(gold,black){体}&color(whitesmoke,black){絶}&color(gold,black){命}&color(whitesmoke,black){!}&color(whitesmoke,black){破}&color(gold,black){滅}&color(whitesmoke,black){寸}&color(gold,black){前}&color(whitesmoke,black){編}ではシエナがカタリナを慕っているが、本編のジンジャーのようにジオルドから落とされたと見做されていない。 } 10名以上の逆ハーレムを形成しているが、『鈍感』『勘違い』特性の持ち主であるため、矢印を向けられていることに気付いていない。 &color(saddlebrown){&bold(){「まぁ私には色恋は縁が無いからな」「だって、私は所詮、悪役令嬢だもの」}}と漏らすくらいで、自分は恋愛と無縁だと思い込んでいて、 ジオルドやキースから告白された後になってさえも&color(saddlebrown){&bold(){「まだ冗談じゃないだろうか」「もしかして夢だったかも」}}と思ってしまうほどである。 魔法学園入学中は非公認ながら愛好会が存在し、卒業パーティーの際はカタリナを慕う女性ばかりに囲まれていた。 性的指向は本人曰くノーマルだが、同性のマリアに対しては例外的で、ジオルドやラファエルの前で恋人・カップル同然の姿を晒したり、 マリアとの会話でデューイが話題に上った際は&color(saddlebrown){&bold(){「私の心の嫁、マリアが他の男に!」}}などと勝手に誤解して心の中で慌てふためいたこともあった。 しかしその後は破滅[[フラグ]]回避のことをうっかり忘れて恋のキューピットを演じかけるなど、彼女と結ばれる対象に自分を含めることは全く考えていない。 異性に対しては全くの無防備で、不意を突かれて唇を奪われたりキスマークを付けられるばかりか、既成事実を作られそうになったことも数回発生している。 男爵令嬢誘拐事件の潜入捜査で給仕に就いていた時には、愛想の良い接客振りから男性客達に口説かれていたが、その状況にまるで気付いてなかった。 そのため婚約者がいる身でありながら、カタリナを巡る争いが水面下で日々行われている。 その争いの派閥は ・母とキースが結成する『カタリナ(義姉)に王子の妃は務まりません派』&応援勢力 と ・ジオルドただ一人の『カタリナは僕の妃にします派』 である。 応援勢力は、アラン&メアリ(二人の接近阻止)、ソフィア&ニコル(好みを熟知して隠密裏に攻略)、マリア&ラファエル([[魔法省]]勧誘)の3組に分かれている。 ちなみに注目のダークホースとされるアンは、どこへでもずっと一緒についていくつもりと決めているので局外中立とさして変わりない。 カタリナを巡る恋愛事情はアン以外にも漏れていて、ニコルのお見合い相手となった生徒会メンバーのフレイも把握している。 &bold(){カタリナ自身は素敵な恋に憧れてはいるものの、ゲームの自分を破滅に導いた原因がジオルドへの恋心だったため、自身の恋愛に対して恐怖を抱いてしまい、} &bold(){無意識の内に恋愛事を遠ざけていた経緯があり、そのことを自覚した後も破滅を乗り越えて向き合えるようになるまでは誰かと深い仲になるつもりはない模様である。} ジオルドとは[[ゲーム]]通り婚約者だが、ロマンス小説で見た格言?『恋は人を変えるものだ』に感銘を受けていて、最終イベントの卒業式まで一際警戒を強めていた。 魔法学園の二年生に進級した後も&color(saddlebrown){&bold(){『ジオルド様は他の令嬢への防波堤代わりに今は私と婚約しているだけだわ』}}とよく口にしていた内容を真剣に信じていて、 彼がこれからマリアやそれ以外の女性に恋をすれば晴れてお役御免になれると信じて疑わず、自分が恋愛対象にされているとは考えていなかった。 メアリから国で一番ではないかと思われる程の鈍感さや&color(saddlebrown){&bold(){「自分は面白味のない至って普通の女の子」}}と捉えてしまう勘違い振り((ジオルドはカタリナのことを「貴族の令嬢としても普通の女の子としてもかなりの規格外な少女だ」と認識している。&br()また彼女に惚れ込んだジオルドやラーナが惹かれた切っ掛けは破天荒な言動や行動に興味を抱いたからで、&br()両者には大体の事を卒なくこなせて退屈していた過去があり、他人には殆ど興味が無い性分という共通点もあった。))といった彼女自身の問題だけではなく、 ・&color(saddlebrown){&bold(){「前世でプレイヤーとして主人公のマリアを操って攻略に挑んだものの簡単に落とせず、親友のあっちゃんにメールで泣きついたりむきになってしまった相手だった」}} ・&color(saddlebrown){&bold(){「転生後に逢えたマリアは『私のお嫁さんになって』と頼んでしまいそうな位魅力的で、周りの男どもは本当に見る目がないと思えてしまう程最高に素敵な存在だった」}} ・&color(saddlebrown){&bold(){「それに引き換え乙女ゲームの世界の自分は、大した美人でもなく、魔力もしょぼく、頭も良くない、残念なライバルキャラで、何のとりえもない悪役令嬢でしかない」}} という理屈や特殊事情があり、『FORTUNE・LOVER』のイベントを全て終えた後も婚約者のままなのは防波堤役をまだ必要としているとしか思えなかったのである。 しかしカタリナ・クラエス誘拐事件にて彼女が貞操の危機に晒されたことを知り、ペースを合わせてゆっくり待ってる内に奪われかねないと判断したジオルドによって、 [[ファーストキス]]された時は脳がショートして夢だと結論付けたものの、セカンドキスの際に「愛している」と告げられたことでようやく彼の気持ちに気付く((コミカライズ版ではセカンドキスのみ削られている))。 [[キース・クラエス]]誘拐事件時にキスされたこと自体を忘れるというトラブルがありつつも、ジオルドから消毒のキスまでされたこともあって以降は意識し続けている。 前世から合わせても恋愛事には全く縁が無かった恋愛経験値ゼロ女子だったため、ジオルドの過度のアプローチに疲弊していた時期もあった。 文庫版5巻では&color(saddlebrown){&bold(){「実際に愛をささやかれると色々、きついと最近、気が付いたところです」}}と吐露している。 魔法学園を卒業する頃になると少しは慣れていて、不意打ちで無ければ、完全に平常心といかないまでも淑女の笑顔で返せるようにはなっていた。 ジオルドの告白以前から彼がひた隠そうとする弱さや疲れを見破る鋭さを発揮しており、二人の距離感は徐々に縮まりつつあるものの、 メアリから好みのタイプを訊ねられた時に&color(saddlebrown){&bold(){「私はまだそんな具体的に考えたことなくて」}}と発言しており、文庫版6巻の時点では恋愛感情に至っていないようである。 &color(saddlebrown){&bold(){「正直、まだ冗談じゃないかと思うことがある。だってどう考えてもジオルドに私では釣り合わない。それに、そもそも私は……」}}とも独白しているが、 その続きを述べる前に意識が引き戻されてしまったため、言わんとした内容は読者の想像に任せる形となり真意は不明。 カタリナはジオルドが嫌ではないものの、このまま魔法学園を卒業して王族へ嫁入りすると公爵令嬢ですらギリギリな彼女にとっては身に余る大役となってしまうため、 結婚自体は避けられないにしても、その時期を遅らせるべく[[魔法省>魔法省(乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…)]]への入省を検討する。 魔法省は王に次ぐ権力を有しているため、入職すれば王子の要望((実はジオルド側にも事情があり、兄二人を差し置いて正式に婚姻を結んだ場合は面倒な王位争いに巻き込まれるので強行できなかった。&br()第二王子は遠慮して第一王子の結婚を待っていたのだが、肝心の第一王子とその婚約者にそのつもりが無いという有様だったのである。&br()おまけに第一王子の婚約者はカタリナのことを気に入って、魔法省の自分の部署に引き込んだ人物でもあった。))でも強引に事は進めず、 [[魔法省]]としても入ったばかりの新人を寿退社させたくないため、ある程度結婚せずに過ごすことが出来たのだ。 ところが、[[魔法省]]は本来であれば魔力の強い者、成績優秀者のいずれかしか入れず、カタリナはどちらの条件も満たしていない。 同省の幹部ラーナが推薦してくれるので無試験で入職できるのだが、流石のカタリナも国一番の組織にないないづくしの状態では気が引けた。 [[キース・クラエス]]誘拐事件で後述のポチを手に入れたため、[[魔法省]]に闇の使い魔を研究させるための世話係という名目で就職することとなった((一種のモラトリアム心性に基づく動機で入省したが、半年が経つと自身の仕事に遣り甲斐を感じて頑張りたいと思えるようにはなってきている。))。 ……それがまさか『FORTUNE・LOVER II』の舞台だとも知らずに―― *&sizex(3){&big(){&big(){&big(){■}}&bold(){[[魔法>魔法(乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…)]]}}} 魔力属性は義弟同様に『&color(whitesmoke,maroon){土}』。5歳の時に目覚めた。 魔力量は平均以下……というかかなりギリギリで、魔法を扱う才能もほぼない。 [[ゲーム]]でのカタリナが使っていたのは『地面の土を二、三センチほどボコッと動かせる魔法』……通称『土ボコ』だけ。 まぁ察しの通りヒロインのマリアをつまづかせることにしか使えない魔法である。 ジオルドに夢中で彼を追いかけてばかりいたカタリナが魔法の勉強をしなかったせいでこれぐらいなだけで、 本編でのカタリナは8歳から魔力の訓練を開始し、9歳になると七、八センチ、10歳の頃には十五センチまでは動かせるようになった。 本人によれば、土を耕したり、地面にアートをすることが出来るとのこと。 ただし、これで成長は打ち止めとなってしまったが。 &color(whitesmoke,black){絶}&color(gold,black){体}&color(whitesmoke,black){絶}&color(gold,black){命}&color(whitesmoke,black){!}&color(whitesmoke,black){破}&color(gold,black){滅}&color(whitesmoke,black){寸}&color(gold,black){前}&color(whitesmoke,black){編}では成長過程だったせいか、土ボコの有効射程も本編より劣っていることが発覚している。 //↑:破滅寸前編の第8章でキースにナイフで襲い掛かった令嬢をつまづかせることには成功してるので、記述を差し戻し// 『&color(whitesmoke,black){闇}』の魔力は持っていなかったが、不思議と闇の魔法道具へ関わるようになっていく。 [[キース・クラエス]]誘拐事件では大昔に作られた闇の魔法道具の類とは知らずに選んだ丸い形の装飾品をジオルドに奢って貰い、 [[魔法省]]で新人に実施される部署決め試験の時もやはり闇の魔法道具とは知らずに選んだ試作品の虫眼鏡を借り受けて、結果的に大金星を挙げている。 そしてマリアが『光の契約の書』に導かれた直後に何気なく手に取った一冊が『闇の契約の書』で、彼女の意思に反して闇の魔法を得る事態へ発展してしまった。 闇の空間で彼女に失われた魔法の知識を与えた謎の存在によれば、カタリナは実に優秀な適応者で、闇で世界を覆い尽くせる程だったという。 『闇の契約の書』を発動させるには、闇の使い魔であるポチを呼び出すか習得した闇魔法を使用する必要がある。 ラファエルの指導で闇魔法を習得することになり、影から出し入れ可能な闇のステッキ(髑髏ステッキ)((カタリナは可愛い星のステッキに変えられないか日々試しているが、成功していない。ちなみに闇のステッキはどれだけ出していられるのか不明だが、カタリナが寝落ちした時には影の中へ戻っている。))の実体化を果たした後は、 展開範囲は[[ミカン]]程度ではあるものの空間に暗闇を生み出す魔法((最初は豆粒程度で、カタリナは『黒豆』と呼んでいた。))と、他者の闇魔法で生み出された暗闇や蛇を吸い取る魔法((最初は豆粒程度で、カタリナは『白豆』と呼んでいた。))を扱えるようになっている。 また生み出した闇の形を操って実体化する練習もしていて、闇のステッキ以外に闇の鍵を実体化させているが、その二例を除くとそれっぽい形にする程度に留まっている。 訓練は続けているもののあまり進歩が見られず、闇を吸い取る魔法のみを上達させていたのだが……。 本編のカタリナ自身は闇の魔力を持っていないため、『闇の契約の書』発動の時やフレイ救出作戦の時と同様にポチから魔力を融通している可能性がある。 なお、[[ゲーム]]のカタリナは純然たる闇の魔力保持者で、文庫版7巻(特装版)の[[プロフィール]]によれば、得意技は闇の呪いということになっている。 ・&bold(){ポチ(Cast:&color(red){内田真礼})} カタリナに懐いた小型の黒い犬で、その正体は闇魔法の使い手サラがキースを実験体にして作り出そうとしていた闇の使い魔。 カタリナがキースから黒い靄を引き剥がして闇魔法を解いた時に&color(saddlebrown){&bold(){「どうせなら子犬のような愛らしい形にでもなってれば」}}と考えていたせいか、 黒い靄の残骸である黒い円から呼び出されたポチは彼女に懐き、無理やり引き離そうとしても黒い靄へ戻って彼女の影に入る術まで身に着けてしまった。 様々なことが試みられたものの引き離すことは出来ず、カタリナが面倒を見ることになって[[魔法省]]へ入る切っ掛けとなった。 普段は彼女の影に入っているが、闇の魔力の研究を応用して試作された魔法道具でマリアのペットと化しているアレクサンダーが現れたり、 本来の生みの親であるサラの存在や闇の空間へ転移できる黒い石など闇の魔力の気配を感知した場合は、勝手に外へ出てきてしまう。 理由は不明だが、四度に亘ってソルシエ王国の現国王の異母弟が居る部屋の方へ駆け出したことがあったり、逆に呼び出そうとしても応じない例もあった。 ドラゴンの闇の使い魔と戦う時は巨大化して影の狼へと変貌したが、実は『FORTUNE・LOVER II』でカタリナが手に入れた使い魔と同じものである。 『FORTUNE・LOVER II』のカタリナは、自身の闇の使い魔を[[ケルベロス]]と呼んでいる。 ポチが自分に懐いたのは[[ゲーム]]の強制力ではないかとカタリナは恐れている。 なおサラによれば、闇の使い魔を宿した人間は闇に呑まれて精神が崩壊してしまうらしいのだが、何故かカタリナは無事に過ごしている。 *&sizex(3){&big(){&big(){&big(){■}}&bold(){スピンオフ作品(&color(whitesmoke,black){絶}&color(gold,black){体}&color(whitesmoke,black){絶}&color(gold,black){命}&color(whitesmoke,black){!}&color(whitesmoke,black){破}&color(gold,black){滅}&color(whitesmoke,black){寸}&color(gold,black){前}&color(whitesmoke,black){編})のカタリナ}}} ジオルドとの初対面時に起きた飾り岩へ強くぶつけて額に裂傷を負う事故でも前世の記憶が蘇ることはなく、15歳を迎えた翌年に魔法学園へ入学している。 『FORTUNE・LOVER』のジオルドルートで発生した手作りお菓子の差し入れイベントの真っ最中に、遅ればせながら前世の記憶を取り戻す機会が訪れる。 地面へ叩き落としてブーツで踏み付けたマフィンをマリアに食べるように命令し、すぐさま応じない様子から強引に食べさせるべく近づこうとしたその直後に、 マフィンの一部に足を取られて頭を打った衝撃で前世が女子高生だったことを思い出し、翌日には自分が嵌った[[乙女ゲーム]]の悪役令嬢へ転生していたことも悟る。 断罪イベントまで半年以上、最終イベントまでは一年足らずの状況で、『土ボコ』以外は何も出来なくて評判の悪い噂も立っていた状態から破滅回避へ挑むことになる。 過去の嫌がらせの件でマリアに謝罪したいとは思っているものの合わせる顔が無く、せめてもの償いとして他の貴族令嬢が行う嫌がらせの妨害に動いていた((素性を隠すために、ほっかむりスタイルをしていて、マリアには『ほっかむり仮面』と名乗っているのだが、&br()首から下は普段通りなので正体はバレバレである。))。 その後はメアリとシエナから協力を得て、マリアへ彼女なりに誠心誠意で謝罪して和解に至るが、それでも全てが許される訳では無いと反省している。 そのせいか、のちにほかの貴族令嬢がマリアに嫌がらせをしているときには、自分の身を盾にしてでもマリアを庇う覚悟を見せている。 キースとの関係修復も試みようとするが、いくら謝っても七年分の償いにならないことを悟り、何年掛かってでも本当の家族になれるよう努力する決意を固めている。 メアリとは本編と同じく畑作りをきっかけに友人となっている。ただし、メアリは噂から当初は少し警戒していた点、 友人となってからも本編のような過剰なスキンシップを見せていない点が異なる。詳細は[[メアリ・ハント]]の記事を参照。 ソフィアとも本編同様にロマンス小説をきっかけに友人となっている。親戚であるメアリとは異なり、ソフィアとは完全に初対面だったらしく、 魔法学園でソフィアが他の生徒から嫌がらせを受けている((この時にソフィアの容姿を見て「初めて見た」「綺麗な子」とモノローグで語っている。))ところをカタリナが(本編とは異なり、明確な意思を以って)庇ったのが出会いだった。 その後ニコル・アスカルトからも妹の友人として受け入れてもらえており、 この際に自分たちもアスカルト家のような仲の良い家族になりたいとの本心からの思いを伝えている。 *&sizex(3){&big(){&big(){&big(){■}}&bold(){余談}}} カタリナの脳内で実施される作戦会議のメンバーは媒体によって差が存在しており、下記のようになっている。 Web版や文庫版では3人だが、コミカライズ版やTVアニメでは5人に増加していて、TVアニメの方は&color(#e2041b){&bold(){カタリナファイブ}}というグループ名も与えられた。 コミカライズ版とアニメ版の議長カタリナは付けヒゲをしていて、眼鏡カタリナや真面目カタリナは伊達メガネを掛けている。 コミカライズ版や&bold(){&color(#112258){~波乱を呼ぶ海賊~}}は彼女の成長に合わせているが、&color(#e2041b){&bold(){カタリナファイブ}}は監督の意向で余り成長させず髪型と衣装を変えた程度に留まっている。 |BGCOLOR(#ff69b4):COLOR(white):~一迅社文庫アイリス|BGCOLOR(#e2041b):COLOR(#fcc800):~ZERO-SUMコミックス|BGCOLOR(#e4007f):COLOR(white):~テレビアニメ| |BGCOLOR(#00bfff):COLOR(white):~[[小説家になろう]]|~|BGCOLOR(white):COLOR(#e2041b):~Webミニアニメ| |&bold(){議長カタリナ・クラエス}|&bold(){議長カタリナ}|&bold(){議長カタリナ}| |&bold(){議員カタリナ・クラエス}|&bold(){基本カタリナ}|&bold(){ハッピーカタリナ}| |~|&bold(){令嬢カタリナ(やや強気?)}|&bold(){強気カタリナ}| |~|&bold(){令嬢カタリナ(やや弱気?)}|&bold(){弱気カタリナ}| |&bold(){書記カタリナ・クラエス}|&bold(){眼鏡カタリナ}|&bold(){真面目カタリナ}| 『教えてもらう前と後 第121回「LOVER100人の声【超スゴイ声優SP】」』(MBS毎日放送にて2021年5月17日放送)では、 &color(#e2041b){&bold(){カタリナファイブ}}について五重人格と紹介されていたが、カタリナ本人に[[多重人格]](解離性同一性障害)という設定は無い。 本編でも&color(whitesmoke,black){絶}&color(gold,black){体}&color(whitesmoke,black){絶}&color(gold,black){命}&color(whitesmoke,black){!}&color(whitesmoke,black){破}&color(gold,black){滅}&color(whitesmoke,black){寸}&color(gold,black){前}&color(whitesmoke,black){編}でも破滅回避対策として剣の稽古を積んでいるが、[[彼女>春日望美(遙かなる時空の中で)]]と違って才能には恵まれず勢いだけが良いという残念な結果に終わっている。 本人も斬りつけられた際のその場凌ぎと割り切っていたが、森の狸事件で囮となって追い込まれた時には&color(saddlebrown){&bold(){「せめて剣があれば」}}と戦う意欲を見せていた。 半ば趣味になっていた農業と異なり一時は訓練を中断していたが、『FORTUNE LOVER II』の存在を知った後は再開している。 ひだかなみ先生によれば、&bold(){「悪役令嬢なのでちゃんと悪役っぽく、かつ美人過ぎない」}ようにデザインされていて、 &bold(){「きつめのお顔立ちでも言動や表情がとっつきやすくて魅力的な子を目指して描いている」}とのこと。 また、非公式と断った上で『ゲームキャラとしてのビジュアルのイメージカラー』には&color(whitesmoke,dodgerblue){青}を挙げている。 カタリナの前世の本名については窺っていないそうである。原作者が設定されているのかも不明らしい((インタラクティブノベルアプリ「StoryMe」では、『前世カタリナ』表記で本名は表示されない。))。 コミカライズ版では8歳から10歳に至る過程で、成長するにつれて髪が徐々に伸びていく演出がされている。 ただし幼い頃のメアリとソフィアに挟まれて両手に花状態となっていたコミカライズ版1巻のとらのあな購入特典のイラストでは、 二人とはまだ出会っていない8歳の時の髪型で描かれている。 コミカライズ版1巻の番外編書き下ろし小説では、ゲーム版における逆ハーレムルートと思しき場面を夢として見ている。 マリアが生徒会への差し入れとして焼いたお菓子をカタリナが叩き落とすというイベントで、叩き落とすところまではジオルドルートと同じだが、 その後はカタリナが辛辣な言葉をマリアに投げ掛けつつ、叩き落としたお菓子をブーツの履いた足で何度も踏み潰すという行為に及ぶ展開へと変化する。 そしてジオルドとキースが現れ、マリアがキースのエスコートで後ろに回る一方で、カタリナは二人の冷たい視線を浴び、ジオルドから詰問されることになる。 カタリナは震える声で退散したものの反省の色は無く、人目の付かない場所でマリアに身の程をわからせようと主張し、取り巻きもそれに同意している。 ここで夢から醒めることになる。 コミカライズ版2巻の書き下ろしSS『私立★破滅[[フラグ]]学園』では、自身が夢で見た学園系[[乙女ゲーム]]のキャラクターとして登場する。 いくつも会社を経営しているクラエス家の高飛車な我儘お嬢様という設定で、ジオルドの婚約者となった経緯は異世界版と変わらない。 ジオルドルートの場合はいずれにせよ婚約解消に至るが、[[ハッピーエンド]]では学校転校、[[バッドエンド]]では接触禁止という処分が加えて下される。 しかし『破滅[[フラグ]]対策ノート』が存在することから転生後の世界らしく、こちらでも人誑し振りを発揮した形跡がある。 コミカライズ版3巻の書き下ろしSS『[[ファンタジー]]RPG世界に転生してしまった…』では、お年寄りばかりの小さな農村で生まれ育った農民の長女として登場する。 勇者選定のため、村では一次面接が予定されていたが、実際には若者を対象にした籤引きが実施されて引き当ててしまい、城での二次面接へ参加することになった。 その二次面接も魔物退治の実戦に変更されてしまい、城からそう離れていない森へ出向いて魔物と相見えるが、空腹状態であることに気付いてお菓子で手懐けてしまう。 魔物使いとしてキースやジオルドとともに勇者のパーティーを結成し、魔王を倒す旅に出るのだが……。 ちなみに手懐けた魔物は黒い大きな狼のような姿で、『FORTUNE・LOVER II』とその転生先の世界でカタリナが従えた闇の使い魔と同じデザインだと思われるが、 コミカライズ版3巻の時点(※16歳となる魔法学園一年生)ではまだ出会っていないので予知夢ということになる。 コミカライズ版4巻の書き下ろしSS『夢の中でみんなの性別が逆転していた……』では、自身も[[性転換>TSF(ジャンル)]]して男体化したカタリナくんとして登場している。 ギャルゲームテイストの性別逆転世界においてもジオルドの婚約者という立場である点は変わらず、キースも引き取られた経緯は不明ながら義妹として存在している。 『破滅[[フラグ]]対策ノート』はお見えしていないが、周囲との関係は険悪ではなく友好的であることから原作の[[ゲーム]]ではなく転生版の設定である可能性が高い。 ふとした言動の弾みで女体化していた攻略対象から男性受けする女性の魅力について詰め寄られる事態を招いてしまい、対応に窮する展開となってしまう。 コミカライズ版5巻の書き下ろしSS『はめつふらぐようちえん』では、お嬢様らしからぬやんちゃ盛りで人懐っこい[[幼稚園]]児として登場する。 本編の幼少期よりも幼いが、ミリディアナから叱られたりどうしもない娘扱いされている点や、突飛な行動を取ったり皆の人気者となっている点は変わらない。 保育士のアン視点で話が進むため、同SSにおけるカタリナの設定が前世の記憶を思い出した転生者なのかは不明である。 コミカライズ版6巻の書き下ろしSS『魔法★少女[[フラグ]]ブレイカーズ』では、どこにでもいる普通の女子高生として登場する。 その場の勢いで精霊のラファエルと契約してしまい、他の精霊アンにスカウトされたマリア、メアリ、ソフィアとともに[[魔法少女]]へ変身して悪の組織と戦うことになる。 敵の幹部である破滅四天王のジオルド、アラン、キース、ニコルと何度か交戦するが、本編と同様に人誑しを発揮したらしく、馴れ合いの様相を呈している。 コミカライズ版7巻の書き下ろしSS『迷探偵!?カタリナ事務所』では、カタリナ探偵事務所の所長として登場する。 職員はマリア、メアリ、ソフィアの3人で、助手としてカタリナを支えていて、秘書役や情報の収集・分析を担っている。 依頼は迷子の猫探しだけという状態が続いていて、カタリナは専ら捜索活動に当たっている。今回の捜索は、マリアも同伴している。 コミカライズ版8巻の書き下ろしSS『大人気アイドル ノブレスオブリージュ』では、アイドルグループのメンバーとして登場する。 ニコルによるプロデュースでメアリやソフィアと組んでいて、マネージャーのキースに支えられながら、元気お笑い系を担当しつつセンターポジションも務めている。 期待の新星として脚光を浴びる売れっ子で、ライブを共にすることもあるマリアが気になっていて、彼女と会えることを期待して打ち上げ会場に足を運ぶ。 コミカライズ版9巻の書き下ろしSSでは、曰く付きの古い魔法道具の影響で他者からの認識が入れ替わる事件が発生する。 カタリナはマリアの実家で目を覚ますのだが、身体はカタリナのままながらマリアの衣装姿をしていて、マリアの母親から娘だと認識されてしまう。 義弟や友人もお互いに誰かと入れ替わってしまっていたため、再び曰く付きの魔法道具を使用して元の状態へ戻そうと試みることになる。 コミカライズ版10巻の書き下ろしSSでは、ジェフリーとスザンナが経営する『ねこカフェ ソルシエ』で飼育されている茶色の猫として登場する。 話は店に訪れたセリーナ視点で進んでいて、彼女に付き添っていたイアンから溺愛されている様子がうかがえる。 『Animage 2020年7月号』のミニコーナー「[[どっちが真のヒロイン!?>メインヒロイン]]」ではマリアと比較されることになり、レーダーチャートでは以下の結果となった。 |BGCOLOR(#808080):COLOR(whitesmoke):~レーダーチャート&br()(数値:0 ~ 7)|BGCOLOR(#77DF6D):~顔の良さ|BGCOLOR(orange):~器用さ|BGCOLOR(#b79fcb):~優しさ|BGCOLOR(#696969):~ニブさ|BGCOLOR(#00552e):~か弱さ|BGCOLOR(#e60033):~賢さ| |BGCOLOR(dodgerblue):~カタリナ・クラエス|RIGHT:COLOR(dodgerblue):&bold(){3}|RIGHT:COLOR(dodgerblue):&bold(){2}|RIGHT:COLOR(dodgerblue):&bold(){5}|RIGHT:COLOR(dodgerblue):&bold(){7}|RIGHT:COLOR(dodgerblue):&bold(){0}|RIGHT:COLOR(dodgerblue):&bold(){3}| |BGCOLOR(#ff69b4):~マリア・キャンベル|RIGHT:COLOR(#ff69b4):&bold(){7}|RIGHT:COLOR(#ff69b4):&bold(){7}|RIGHT:COLOR(#ff69b4):&bold(){5}|RIGHT:COLOR(#ff69b4):&bold(){0}|RIGHT:COLOR(#ff69b4):&bold(){5}|RIGHT:COLOR(#ff69b4):&bold(){7}| あくまでも非公式の数値であるため、文庫版の既読者には疑問の残る箇所もあるが、ヒロイン力の面でマリアが圧倒している点は誰もが認めるところだろう。 TVアニメ第1期のOPで、女性のお辞儀であるカーテシー(Curtsy)ではなく男性の行うボウ・アンド・スクレープ(Bow and Scrape)をしているが、 同アニメのキャラクターデザインを担当した大島美和氏によれば、制作陣からの&bold(){「王子様がいなくても生きていけるプリンセス」}の提案を意図しているという。 [[ゲーム]]では国外追放されても悪役に返り咲き、本編では国外追放対策の準備をしているカタリナにとって、ヒーローは必要不可欠な存在ではないのかも知れない。 twitterのアニメアカウントで、誕生日がメインキャラクターでは一番早く公表されていて、カタリナ・クラエスは6月24日生まれとなっている。 [[星座>黄道十二星座]]はかに座で、[[血液型]]はO型と設定されている。 前世の誕生日・星座・[[血液型]]については不明である。 //↑の出典:https://twitter.com/hamehura/status/1275443505066725386// //↑の出典:https://twitter.com/hamehura/status/1539986637093892096// カタリナの前世は植物の世話が苦手で、朝顔を枯らしてしまう程だったが、アニメで彼女を担当した声優さんもそうだったという。 『[[乙女ゲーム]]の破滅[[フラグ]]しかないラジオパーソナリティーに転生してしまった…』第3回で、朝顔と一ヵ月くらい格闘した末に枯らしてしまったことを明かしている。 第5回や出張版の公開録音イベント(後に第17回として配信)でも言及していて、朝顔にアサマシ君と命名していたことも告白している。 『&color(#4B8EC2){&bold(){イジらないで、&ruby(ながとろ){長瀞}さん}}』『&color(black){先輩が}&color(white,#BEC3C1){&bold(){うざい}}&color(black){後輩の話}』とのコラボレーション企画で、カタリナの前世は対象の二作品を読んでいたことが語られている。 TVA版第2期では、『怖いのは苦手で、前世で幽霊が出てくる漫画や[[ゲーム]]は避けていた』という設定が追加されている。 追記・修正は木登りしながらお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,34) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #lsd() #comment_num2(num=30) }

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