登録日:2025/07/07 Mon 07:08:06
更新日:2025/07/26 Sat 10:34:57
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七浦おとめとは『
ひみつのアイプリ』における2年目から始まった「リング編」で登場したキャラクターである。同時期に登場した
七浦すばるの姉であり、プロデューサーもである。
◆プロフィール
誕生日:7月7日
血液型:A型
好きなブランド:フューチャースクール
好きな食べ物:チョコレート
所属チーム:ジャンピンロケット
CV:大森綺星
◆概要
リング編より登場した中学2年生の女の子。
一人称はボクで、普段は桃色の髪の毛を
ポニーテールにまとめている。
男子アイプリとしてそこそこ人気がある弟のすばるをプロデュースしている「おとP」の正体でもあり、常日頃から彼の様子を気にかけている。
自身もアイプリとして活動していた時期があるが、現在はおとPとしての活動に集中している。また、アイプリとして振る舞っている時は髪の毛を下ろしている。
当初は別の学校に通っていたのだが、突如として私立パラダイス学園に転入したすばるを追い掛けて彼女もまたパラダイス学園に転校して来た。
両親の経済的ダメージは計り知れない
◆性格
明るく、おしゃれに詳しく、初対面の人とも問題なく接することが可能と絵に描いたような
陽キャ明るい年頃の少女。
弟のすばるをそこそこ人気の男子アイプリにまで育成していることもあり、他人の世話をする事が得意な描写が多い。
既にスターアイプリとしてトップクラスの人気を誇る
青空ひまりや
星川みつきに対しても「より似合うコーデ」として即興で独自のコーディネイトをおすすめしたりと、「たとえワンポイントだけでももっとよくすること」が良くも悪くも彼女の趣味であり特技であると言える。この即興でのコーディネイトを本人は「
おとメイク」と言っている。
しかし、まるで何かを隠すかのような焦った素振りも少なくなく、実際に悪くないコーディネイトなのは間違いないが、それを他人に押しつけるような少々押しつけがましいところもある。
特にすばるへのプロデュースに対しては自分の作ったメニューが最高であり、絶対にすばるを輝かせられると信じて疑わない
まるで毒親のような描写も見える。
◆活躍
(2年目)
2年目第1話で少しだけ登場。ひまり達と遭遇して軽く会話したすばるを急かしていた。(電話なのですばるがひまり達と会話していたことには気付いていない)
じゅりあと
えるの二人がデュオユニットを結成した最初のアイプリコンテストが終わった後に次のテーマが「宇宙」であることが知らされたシーンで久々に登場。
この時に
「次はボク達の番だね」と言ったことで僕っ娘であることが判明する。
しかし、肝心のすばるが突然、彼女に何も言わないまま全寮制のパラダイス学園に転校。さらにプロデューサーであり、実姉である彼女に何も相談しないままこれまで封印していたライブに勝手に挑んだり、独自のトレーニングメニューを開始したりしてしまう。
そんな異常事態に黙っている彼女ではなく、すぐさま彼女もパラダイス学園に転校してきてしまう。座席はリング編になって突如消滅した男子生徒の席チィの隣であり、チィだけでなくひまりやみつき、他のクラスメイト達ともその日の内に仲良くなり、放課後にはひまりとみつきの愛の巣寮の部屋にまでやってきては部屋のコーディネイトまで行なう。
そして自身もまたアイプリであり、かの有名なおとPであることを明かす。アイプリバースではつむぎやラブジュリエルを含めたアイプリ達もおとメイクをして、夕暮れになるまで遊ぶ。
アイプリバースから帰ってくると、ちょうどそこにアイプリ部の活動としてすばるがやってきてしまい、姉弟は久々の再会を果たした。
ろくに会話もしないまま逃げるすばるを追い掛けながらおとめはひまり達に、「すばるは今身も心も成長期の直中だから、しっかりとボクがプロデュースしないと行けないんだ」と語る。
しかし、追いつけずに途中で離脱したみつきはすばるから彼自身の事情を聞くことになる。「成長期に入って声も変わり、体型も大きく成長してしまった事でこれまで通りの声も出なければ、パフォーマンスも出来ない。そのことで姉に迷惑をかけたくない。今は自分のペースで少しずつ調整をしている最中なんだ(意訳)」とのこと。
身近な存在だからこそ、まっすぐ正面から言葉で説明をすることが難しい。ならばライブをすればいいと言うみつきからのアドバイスを受けてライブを披露したすばる。
だが、それが余計におとめの心を傷つけてしまう。
翌週、学校に来たおとめは、
丁度この頃コラボしていた某漫画を彷彿とさせるスライム状態となっており明らかに元気がない様子。何か言いたげなすばるに対しても「お姉ちゃんに何か用だったらちゃんと言って!」って言っておきながらすばるが何かを話そうとすると、「嫌だ。聞きたくない」と言って突き放す。
自分のプロデュースを必要としなくなったすばるに、自分は必要なのだろうかと悩むおとめ。
そこに
リング編終身名誉カウンセラーひまりとみつきがやってきて彼女の悩みを聞くことに。
それはずっと昔の幼い頃。二人一緒にアイプリになると言う約束をすばると一緒にした夜のこと。しかし、才能にあふれ、体格に恵まれたすばるはめきめきとアイプリとして頭角を現し、逆におとめは成績が振るわずにやがて、自分の才能を閉ざすようにプロデューサーとして振る舞い始めた。
自分が輝く機会を誤魔化すために、他人の輝きを少しだけでも伸ばす事で自分の価値を示すかのように。
やがて、みつきがソロライブに向かうと、おとめはひまりに問いかけた。
自分とずっと一緒だった子が、一人でライブをするようになって寂しくないの?バラバラになっちゃうかも知れないのに……
みつきちゃんはみつきちゃんだよ。大切なお友達で憧れ。だから頑張ってるみつきちゃんを見るのは、寂しいじゃなくて、嬉しいって思うんだ
揺れるおとめの心。すばるを応援したい気持ちはもちろんある。だが、そこに自分が介入して足を引っ張りたくはない。
どこまで言っても、その恐怖が彼女を悩ます中、すばるが現れた。
俺は、アイプリとプロデューサーじゃなくて、またおとちゃんと一緒にライブがしたいんだ
かつて、一緒にアイプリになると言う約束をした時と同じ純粋なすばるの顔に、彼女はそっと悩みを話す。足を引っ張るかも知れない事を。それでもと、彼は手を伸ばすのだった。
そうして二人は同時にアイプリに入り、デュオユニット「ジャンピンロケット」を結成。デュオライブを開始。変わらないもののために変わり続けていくことに怯えないでと歌う二人はスペースバズリウムチェンジを発動させ、グランプリへの参加資格を得たのだった。
それ以降は一応すばるのプロデューサーという寄りかは自身も含めたジャンピンロケットのプロデューサーとして、ひとりのアイプリとして振る舞う彼女の姿を見ることが出来るようになった。
同時にマイメロディおすすめのコスメをした彼女をじっと見つめるすばるにドキマギするなど若干インモラルな空気も見え隠れするようになったが
◆交友関係
七浦すばる
1つ下の弟にしてデュオパートナー。前述通りいろいろ関係が拗れることもあったが、元通り以上の関係となった。
青空ひまり
同級生。スターアイプリとして認識しており、同時に転校初日から仲のいい友人関係になった。リング編からの新キャラクターはみつきの言葉に突き動かされることが多いが、おとめの場合はひまりの言葉に突き動かされることになった。
真実夜チィ
同級生。座席が隣同士な事もあって最初に声をかけた。一時期はソロでトップアイプリになっていたからかチィの事も詳しく知っていた。ついでにおとメイクを最初に受けた人物となった。
背後でチィガチ勢が興奮していたことに気付いていたかは不明
五十嵐じゅりあ
物語開始時点ではライブを避けてパシャリングやラジオ配信をやっていたアイプリ同士、初対面ではあるがお互いのことを知っていたようで意気投合していた。弟のすばるが彼女を怖がらせてしまったことを知っているかは不明。
◆余談
- リング編からの新キャラクターは新入生である1年生がほとんどだが、現状彼女のみ2年生であり、新入生でなく転校生である。
そして彼女の転校のためにかそれまで1年間チィの隣に座っていた名もなき男子生徒が突如として消滅したことはプリズムの歴史に刻まれることだろう
- ボクっ娘で弟をプロデュースという形でだがハンドルを握っていたこと、新キャラとして登場してから転校してくること、デュオユニット名など、ドロシー・ウェストを彷彿とさせる描写が多い。彼女と同じようにライブでも「ボク」が歌詞に入っている。また、2年目から登場して自分がアイドルとして活動する前に他のアイドルを管理していた点は紫京院ひびきを彷彿とさせる。どちらも性格はいろいろ正反対だが。
- ライブ開始前のコーデチェンジでは他アイドル同様に一人称が「私」となっている。弟のすばるや「一人称が自分の名前」なつむぎやじゅりあも同じように「私」となっているため、そう言う仕様なのかもしれない。
- よく両手をハートのような形にしてウィンクするポーズを取るが、よくよく見ればハートを片目でのぞき込んでいるのではなく、カメラのように照準を合わせているポーズである。
- 現状カルテットスターを除いてソロライブ曲が存在しない唯一のアイプリである。
- プリティーシリーズの姉キャラ達は大抵ぽわぽわした天然で少々ドジな子か我が強すぎる子である傾向が強く、弟妹が世話を焼く事が多いのだが、彼女の場合は珍しくかなりしっかりしている姉である。尤も前述通りすばると関係が拗れている時は年相応に滅茶苦茶な言動をしてもいるが。
さあ、みんなもレッツ、おとメイク!!
最終更新:2025年07月26日 10:34