登録日:2011/04/09(土) 22:01:06
更新日:2024/10/22 Tue 14:22:32
所要時間:約 4 分で読めます
【ストーリー】
前回の大騒動から2年…
改装の為展示物達はアメリカ自然史博物館からスミソニアン博物館へと移動。
ラリーは発明会社を設立し大成功…と、それぞれ別の道を歩む筈だった。
だが、そんなラリーの元に一本の電話が入る。
それはかつての仲間である展示物達からのSOSだった…
【登場人物】
<人間たち>
〇ラリー・デイリー(演:ベン・スティラー、吹替:檀臣幸)
元博物館の警備員。現在は警備の仕事を辞職し、博物館での経験を活かしたアイデアグッズの開発で大成功し、TVショーで名司会者と対談できるほどのネームバリューを持つほどの企業の社長となった。
仲間を救うために警備員の制服を手に入れ、スミソニアン博物館に無断侵入する等よりアグレッシブな性格に。懐中電灯一本で戦う。
〇ニック・デイリー(演:ジェイク・チェリー、吹替:千葉翔也)
今回はデータ提供と連絡役……だが序盤のスミソニアン博物館の地下倉庫へ侵入するシーン以外はあんま出てこない。
息子としてすっかり仕事の虫となった今の父親に思うところがあるようである。
〇マクフィー博士(演:リッキー・ジャーヴェイス、吹替:佐藤晴男)
自然史博物館館長。早々に帰宅するため夜の秘密は一切知らない。出番は少ないが最後の最後でちょっとデレる。
〇ブランドン(演:ジョナ・ヒル、吹替:
高木渉)
スミソニアン博物館の警備員。高木渉氏の熱演もあり愛すべきデブっぷりを発揮する。ブランドンとは本人曰く子供につけたい名前第一位らしい。
<自然史博物館の展示物達>
〇セオドア・ルーズベルト(演:ロビン・ウィリアムズ、吹替:岩崎ひろし)
〇アクメンラー(演:ラミ・マレック、吹替:小森創介)
〇モアイ像(声:ブラッド・ギャレット、吹替:
玄田哲章)
〇レクシー
他の展示物とは違い自然史博物館に残ったため空気気味。
〇サカジャヴィア(演:ミズオ・ペック、吹替:本田貴子)
スミソニアン博物館に運ばれたうちの一人であるインディアンの娘。当時は敵対関係であったカスター将軍に史実と違う意味で頭を悩まされる。
〇アッティラ(演:パトリック・ギャラガー)
スミソニアンへの移籍組。彼を含めた展示物達は皆コンテナに閉じ込められ、助けを待っている。
〇ジェデダイア・スミス(演:オーウェン・ウィルソン、吹替:
森川智之)
スミソニアンへの移籍組。コンテナから逃げ出すがカームンラーに砂時計に閉じ込められる。
〇オクタヴィアヌス(演:スティーブ・クーガン、吹替:水野龍司)
此方も移籍組。親友のジェデダイアを救う為にリスに乗って大活躍。
〇デクスター
移籍組の一人(一匹?)。こいつが黄金の石板を持って行かなければ騒ぎは起こらなかった。
ラリーとの掛け合いは相変わらず。本作ではサル仲間、宇宙猿エイブルが増える。
<スミソニアン博物館の展示物達>
〇カームンラー(演:ハンク・アザリア、吹替:立川三貴)
実在しない映画オリジナルキャラクター。アクメンラーの兄であり、かつては弟と王の座を争ったが敗れてしまった暴虐の限りを尽くす残酷な男。黄金の石板の力で大いなる力を手に入れようとし、悪の限りを尽くす。アクメンラー同様、エジプトの現地の言葉以外に英語やフランス語が話せる。
ちなみに、弟のアクメンラーが石板の魔法がかかっていない時はミイラの状態なのに対し、カームンラーは部下ともども人形のため、弟とは異なり歴史上のご本人ではない可能性が高い。
〇イワン雷帝(演:クリストファー・ゲスト、吹替:斎藤志郎)
カームンラーの協力者その1。正しくは「イワンあっぱれ帝」だとか。カームンラーの衣装を気にしていた。
歴史上では、16世紀のロシアで敵対者を次々と抑えて専政を敷き、雷帝と恐れられた人物。
〇アル・カポネ(演:ジョン・バーンサル、吹替:大川透)
カームンラーの協力者その2。元が彼の青年期に撮影された白黒写真を拡大した等身大パネルなために復活した時も白黒のまま。銃を持っているが作中一度も撃たない。
歴史上では、アメリカ禁酒法時代に酒の密造をはじめとした悪事と敵対組織との抗争で波乱万丈の人生を送った「暗黒街の顔役」の異名を持つギャング。
〇ナポレオン・ボナパルト(演:アラン・シャバ、吹替:佐々木睦)
カームンラーの協力者その3。背が小さく短気。本当アメリカ人はフランス嫌いだな。
歴史上ではフランス革命後の動乱の時代に英雄となってフランスを支配した軍人。英雄か独裁者かは人によって評価の分かれるところ。後述のアメリアを口説かんとする。
〇アメリア・イアハート(演:エイミー・アダムス、吹替:佐古真弓)
飛行服姿の世界初の女性パイロット……の蝋人形。活動的で勝ち気な性格の美尻の持ち主。
最後は自由を好み愛機ロッキード・ベガと共にどこかへ飛んでいくが…
演じているのは『魔法にかけられて』でジゼル姫を演じた人。
歴史上ではチャールズ・リンドバーグの大西洋単独横断飛行の成功が世間を沸かす中、女性として初めて同じ快挙を成し遂げた人物。実際チャーミングな性格だったらしく、生前も大人気だった。飛行中に失踪と最期まで人々の関心を集めつづけ、今ではアメリカの名ヒロインとしてスミソニアン博物館には彼女の飛行服がライト兄弟の展示の近くに展示されている。
〇アームストロング・カスター(演:ビル・ヘイダー、吹替:小森創介)
19世紀の南北戦争やインディアンとの戦いで指揮を取り活躍した将軍。最終階級は第七騎兵隊所属の陸軍中佐。史実ではインディアンを舐めてかかり、あっという間に返り討ちに遭った愚将だが、本作ではサカジャヴィアと普通に会話したり無謀な作戦で戦死したリトルビッグホーンの戦いの事を気にして加勢を恐れたりとかなりの変化が加わっている。スミソニアン博物館の展示物で最初に見ず知らずのラリーにバイクで駆けつけた好漢だが、逃亡中に頭を柱にぶつけて倒れた愛すべきバカ。
「突撃するつもりはない!今!!わあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
ガツンッ!
「ぜんぜんだいじょぶ!」
〇リンカーン大統領(声:ハンク・アザリア、吹替:石田圭祐)
ご存知リンカーン記念館にある巨大な大統領像。その巨体を生かし、カームンラーの軍を易々とやっつけた。
〇考える人(声:ハンク・アザリア、吹替:岩崎ひろし)
ビーナス像にマッチョを見せつけていた愛すべきバカその2。
「考えて」はいるが、別に賢くはなかった。最終決戦でも助っ人として登場。ナポレオン軍を軽い口を叩きながら倒した。
ちなみに、見ての通りリンカーンや考える人の声はカームンラー役の人が当てている。
○ビーナス像
考える人に筋肉を見せられていたビーナス像。台詞はないが考える人と共に決戦に助っ人として登場。最後に映るシーンではさらっと考える人とデキている。
〇ダースベイダー(演:トーマス・モーリー)
〇オスカー(声:キャロル・スピニー、吹替:大川透)
カメオ出演。ご存知『
スターウォーズ』と『セサミストリート』のキャラ。
カームンラーに悪役として協力を申し入れるが断られる。ダースベイダーは怒ってフォースの力を使おうとしたが、展示物なので何も起きなかった。オスカーだけでなく、エルモもドロシーの靴と共に博物館に展示されているらしいのがニッキーのパソコン画面で確認できる。
〇アルバート・アインシュタイン(演:ユージン・レヴィ、吹替:岩崎ひろし)
ご存知相対性理論とソーラーパネルで著名な科学者を模した航空館博物館の土産物の首振り人形。設定上何体も同じ物があり、登場シーンも複数名でのもの。最終決戦でも助っ人として登場。
〇ライト兄弟、ライトフライヤー号
皆さんご存知、初めて有人飛行を成し遂げた兄弟と彼らの木製複葉飛行機。アメリアを見て女性の飛行士の存在に仰天していたが、同じ空に惹かれる同志としてライトフライヤーで飛んでいくのを(土産物の宇宙チョコバーを食べつつ)見送った。
どちらも実際にスミソニアン航空博物館の目玉展示であり、ライトフライヤー号も実際に使われた本物が展示されている。
○タスキーギ航空部隊
タスキーギ航空部隊とはアメリカ初の黒人部隊。同じ偏見に立ち向かい、空を飛んだ先輩としてアメリア・イヤハートに敬礼をした(ちなみに彼らも実際にスミソニアンに展示がある)。
複数人いるが冷静な部隊長とやたら大声で報告する愛すべきバカの部下がメインとして登場。最終決戦でも登場。
○宇宙猿エイブル
初めて宇宙に行った猿の剥製。デクスターとは違い初対面のラリーに握手する礼儀正しい猿……かと思いきや、やっぱりラリーをビンタするエテ公。
○航空博物館の展示物達
危うく(アメリア含め)全員で飛び立つところだった展示物達。中央の実寸大管制塔の一部でカウントダウンや指示を行った職員のマネキン二人、旅客機用エンジン、ロケット、小型戦闘機の模型、戦闘機乗りのマネキン、月に降り立った宇宙飛行士アームストロングの人形と月面走行車、そのほかエンジニアのマネキンなどなど。離陸や発射を止めたラリーを非難したが、ライトフライヤー号の飛行を展示物全員で拍手喝采で見送った。
〇ダイオウイカ
イカではなくてタコだけど。
序盤に登場。水がないため大暴れしていたが、ラリーに海を描いた絵画から海水をかけられて落ち着きを取り戻し、ラリーに懐いた。本来は大人しい性格。最終決戦でも登場。
現実にはこれ程の大きさのタコ?はいないため、自然科学系の展示物ではなく映画に使われたセットなのかもしれない。
〇セオドア・ルーズベルトの胸像(演:ロビン・ウィリアムズ、吹替:岩崎ひろし)
ラリーの博物館の蝋人形の方とは別人。手が無いため鼻が掻けない。自然史博物館のルーズベルトを一方的にライバル視していた。
〇キューピッド達
噴水の像。ラップやタイタ○ック等、歌のレパートリーがやたら広い。最終決戦でも助っ人として登場。
○勝利のキス
日本のポツダム宣言受諾による終戦のニュースに沸くアメリカのタイムズスクエアをアイゼン・スタットが撮った一枚の白黒写真。
キスをしているのは長年不明だったが、研究の成果により男性は元海軍のジョージ・メンドンサ氏、女性は歯科助手のグレタ・フリードマン氏と判明した。
余談だが、写真の中で流れているのはベニー・グッドマンの名曲、“Bugle Call Rag”。
ちなみに、写真の中でラリーは携帯電話を落としているが、ブルックリン生まれの海軍、ジョセフ・モトローラなる青年がこれを拾う。実はモトローラとはアメリカにあった通信機器会社の名前。
○その他の展示物達
カメオ出演?として大量の生物、美術品、人物達がいる。
名前が分かる範囲でもカンガルー、カバ、ディメロドン、キリン、ペンギン、プテラノドン、ジャスパー・ジョーンズ作《三つの旗》、ロイ・リキテンスタイン作《泣いている女の子》、ジャクソン・ポロックのアクションペインティングシリーズ、ジェフ・クーンズ作《バルーンドッグ》、グラント・ウッド作《アメリカン・ゴシック》、エドワード・ホッパー作《ナイトホークス》、クロード・モネ作《睡蓮》、ドガ作《バレリーナの蝋人形》などがある。
「この石板どんな効果があるの?」
「これはね…追記・修正する力があるんだよ」
「嘘ばっかり…ただの飾りでしょ?」
- 色んな言語で話しかけた末におぬしアメリカ人か?と聞く、カームンラー博識だな。 -- 名無しさん (2014-02-07 22:37:38)
- 懐中電灯チャンバラにはシビれた ヘタに名刀とか聖剣とか(博物館ならありそうだし)使わないのがカッコ良すぎる -- 名無しさん (2014-03-22 09:50:17)
- ナポレオン軍をやっつけるリンカーンがすげぇ頼もしく見えた -- 名無しさん (2014-05-05 20:49:45)
- ↑アメリカ映画だからね -- 名無しさん (2014-09-29 22:00:11)
- ナイトミュージアムシリーズではこれが一番好き。カームンラー役のハンク・アザリアはマグロ食う怪獣にカメラマン役で出てたねー -- 名無しさん (2020-09-30 13:47:37)
- なんでアカマンラーはミイラなのにカーマンラーは人形なんだろう? -- 名無しさん (2023-03-31 04:35:09)
- 死の軍団よりリンカーン石像が圧倒的に強いの笑う。それとなぜ冥界から来たのにオシリス神じゃなくてホルス神なのか。 -- 名無しさん (2023-03-31 19:39:22)
最終更新:2024年10月22日 14:22