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シノノメサカタザメ

登録日:2012/06/02 Sat 11:04:16
更新日:2026/06/15 Mon 10:15:41
所要時間:約 2 分で読めます





「続いてはこちらのトリビアです」




No.1093
ゴールデンに戻ることを…
強いられているんだ!
…さん からのトリビア



















『サメのようなエイがいる』








実際にご覧ください。








出典:wikipedia



こちらが「サメのようなエイ」である『シノノメサカタザメ』である。




サメを彷彿とさせる獰猛なフォルム。



エイを彷彿とさせる雄大なエラ。



確かにサメっぽい。


サメとエイは共に軟骨魚綱板鰓亜綱(なんこつぎょこう・ばんさいあこう)に属し、分類上は同じ仲間である。
サメとエイのはっきりした区別点は鰓裂(さいれつ)とも呼ばれるエラの位置で、サメは頭部後方側面に開くのに対し、エイは腹面に開く。
シノノメサカタザメはエラが腹部で開いているため、エイの仲間ということになる。
実際、分類もノコギリエイ目シノノメサカタザメ科となっており、本当にエイなのである。



確かにサメのようなエイはいた




【補足トリビア…もとい生態や余談等々】
〇シノノメサカタザメは主にインド洋・西太平洋の熱帯から温帯海域に広く分布する大型のエイで、最大で全長300cm、体重135.0kgにもなる。日本だと鹿島灘から九州南岸の太平洋沿岸、男鹿半島から五島列島の日本海・東シナ海沿岸、沖縄諸島に生息しているとされ、青森県や秋田県、新潟県、山口県、愛媛県八幡浜の他に琉球列島、尖閣諸島なんかでも発見報告がある。
〇漢字で書くと「東雲坂田鮫」。
〇シノノメサカタザメ科に該当するのは、このシノノメサカタザメ1種類のみ。
〇他の多くのエイ類が大きく広がったエラで泳ぐのに対し、こちらは発達した尾を左右に振ることで泳ぐ。
〇他のエイのように海底でじっとしているのではなく常に海底付近を活発に泳ぎ回り、底にいる甲殻類や貝類、硬骨魚類を捕食する他、アジやイカなどの外遊する生物を捕食するサメのような食性を見せることも。…本当にこいつサメじゃないんでしょうね?
〇水深100m前後よりもさらに浅いところを好むとされており、実際に漁でかかることもあるという。日本でもごくまれに網にかかることがあるようだが、下記のように希少性が認知されているので基本的に即リリースされている。
〇肉は食用になり、特に大型のエラの部分は高値で取引される。そのことから密漁されて裏取引されていることもあるようだ。
〇胎生で繁殖するものの繁殖能力は低いらしく、加えて現在は生息環境の悪化やダイナマイトを用いた漁によって数が激減し、レッドリストの絶滅危惧Ⅱ類に指定されている。
〇水族館で飼われている個体もおり、積極的に動き回るので見る人を飽きさせない。見ることが出来る水族館を挙げると、葛西臨海水族園や九十九島水族館海きらら、沖縄美ら海水族館などがある。気になる人は自分の家の近くの水族館にいないかチェックしてみよう。
〇誤ってフグを吞み込んでその毒で死にかけてしまい、「希少エイ 九死に一生」なんて見出しがされて一時期ちょっとした話題になった名古屋港水族館にて飼育されていた(ドジっ子属性の付いていた)シノノメサカタザメがいたのだが、2024年秋に亡くなった。ご冥福をお祈りいたします。


◆大きく広がったエラ……いや、何でもありません

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最終更新:2026年06月15日 10:15