拡張パック2「畏怖」(RCU)

登録日:2025/08/16 Sat 06:01:00
更新日:2025/08/16 Sat 08:48:55NEW!
所要時間:約 5 分で読めます





闇がエレベーターを飲み込んだ。
そこに何かがいたのだ。何かの存在だ。
ジェシー・フェイデンには聞こえていた。
呼び出しだ。
かすかなものだった。
闇の世界から彼女に届こうとしている。
フェイデンは何かの訪問に過敏になっていた。
彼女の前には常に何かが訪れていた。
彼女の恒星のポラリスや、前局長。
彼女は完全な受信体だ。
まるで、彼女はこのために作られた人物のようだ。
フェイデンは立ち止まって感じた。
ここに現れたエネルギー。
それは彼女の周りのものを変化させていた。
わずかなものだ。
彼女に行動を起こさせようとしていた。
フェイデンはそれを良く思わなかった。
彼女の案内役もそれを感じた。
ポラリスは、ヒスからフェイデンを守ろうとしたような燃え上がりを見せなかった。
だからそこまで悪い状況ではなかったのだ。
敵対的な伝達信号ではない。
それは強力だったが、遠くから来ているものだった。
その距離が、その信号を弱くしていた。
あれは遭難信号だったのだ。
フェイデンは溺れている男を見つけた。逃げたいと必死になっている男だ。
彼女は他の何かにも気付いた。
の中の枯渇。
敵対的な共鳴体とは違う。待っているのだ。
彼女は、その切実な行動が受け入れ難い結末を迎えることを予知していた。
それが、この男の絶望以上に、彼女による信号の追跡を促した。
エレベーターの電気が再び点灯した。闇は思い出のように遠ざかった。
エレベーターの操作盤には新しいボタンがあった。

「捜査セクター」

フェイデンはそのボタンを押した。
エレベーターの扉が、虚勢を持って閉まった。


──アラン・ウェイク


拡張パック「畏怖」(英題:AWE)は、『レメディー・コネクテッド・ユニバース(RCU)』の関連作品。

Control』のDLC第二弾である。

▼概要🌀

2020年、レメディー・エンターテイメントの作家サム・レイクによって『レメディー・コネクテッド・ユニバース』の概念が公式に発表されたのとほぼ同時期に配信開始された。

その内容は『Control』の世界観で『Alan Wake』の直接の続編を描くという衝撃的なものであった。
Quantum Break』や『Control』本編でも『Alan Wake』との世界観の繋がりは描かれていたが、『マーベル・シネマティック・ユニバース』レベルでの密接な繋がりはレメディー社作品史上初の試みである。

作品の時系列としては、DLC第一弾の『基盤』が本編後のエピローグであるのに対し、本作は中盤であるミッション「敵の顔」クリア後からプレイ可能となる。
また、ホラー要素が多く、逃げ隠れするしかない場面もあったりする他、本編以上にストーリー主導型であり、ムービーシーンも多い。

  • 舞台 
FBC本部オールデスト・ハウスの、閉鎖されていた捜査セクター*1が舞台となる。
多くの場所がシステムダウンによって暗闇に包まれており、ホラーな雰囲気になっている。
FBCの「捜査部門」は『Alan Wake Ⅱ』でも活躍するため、重要な伏線となっている。

また、『基盤』では一度も訪れなかった「オーシャンビュー・モーテルとカジノ」が再登場し、ここで重要イベントが起こる。

  • 新たな武器フォーム
ジェシーの武器「サービスウェポン」に新たな形態「サージ」が追加される。
粘着式時限爆弾を発射するグレネードランチャー型の形態で、スイッチで起爆することもできる。
近くのオブジェクトにくっつけて念力で射出することもでき、遊び方の幅が広がる。

  • 暗闇
一部のエリアでは、暗闇にいるとジェシーのエネルギーゲージが減少していく。
光に入ってエネルギーを回復させる必要がある。

▼ストーリー🌀

2019年10月29日、FBC本部オールデスト・ハウスはヒス禍の只中にあった。

そんな中、ジェシーはパワーオブジェクト「ホットライン(OOP3-PE)」を介し、9年前に失踪したはずのベストセラー作家アラン・ウェイクの救難信号を受け取る。

闇に閉ざされた捜査セクター。

そこへ誘うウェイクは、ジェシーにとって敵か味方か。
そしてジェシーは、世界の脅威がヒスだけでは無いと知るのだった…。

▼登場キャラクター🌀

演者:コートニー・ホープ

本編に引き続き主人公のFBC新局長。
『基盤』とは違い本編後では無いため困惑したり怯える場面が多い。
ホットラインを介して「ジェシーを主人公とした物語」を語るウェイクに導かれ、捜査セクターに足を踏み入れた。 

本作では『Alan Wake』のように作業用ライトで闇を焼き払えるが、身につけることはできず、わざわざ念動力で持ち運ぶしかないためツッコミどころとなっている。

  • フレデリック・ラングストン
演者:デレク・ハーゲン

変貌アイテムを収容するパノプティコンの監視者。
捜査セクターを監視し、ジェシーに助言をする…が、それ以上にとんでもなく長い雑談を一方的に延々と喋り続ける

演者:イルッカ・ヴィリ
声:マシュー・ポレッタ

失踪したベストセラー作家。
9年前にワシントン州ブライトフォールズで起きた変貌世界事象の当事者となって以来、闇の世界に囚われている。
本編ではパノプティコンのとある場所に収容された「原稿」から浮かび上がるビジョンとしてカメオ出演していた。

ホットラインを介して「ジェシーを主人公とした物語」を語り、その通りの出来事が起こる。
FBCからは現実を物語で改変する超常的ユーティリタリアンに分類されている。
次元の交差点「オーシャンビュー・モーテルとカジノ」の🌀のシンボルが記された部屋で、トーマス・ゼインと意味深な会話をしているところをジェシーに覗き見られた。

演者:イルッカ・ヴィリ

オーシャンビュー・モーテルの一室でウェイクと会話していた彼のドッペルゲンガー。
ウェイクとジェシーは彼を「詩人でダイバーのトーマス・ゼイン」として憶えていたが、実際の彼は映像作家であり、「詩人にしてダイバー」は彼の映画での役に過ぎないという。

ちなみに、ゼインの声はアランとゼインの外見モデル自身の声である。

演者:イルッカ・ヴィリ

ウェイクの悪のドッペルゲンガー。
シグナル』で示唆された通り、ウェイクの妻アリスの前に幻影として現れて苦しめていたことが判明する。
本作ではウェイクのフラッシュバックの中に怒りに満ちた表情で登場したり、アリスが撮影したスクラッチの写真が登場する。

演者:マシュー・ポレッタ

行方不明のFBC研究部門リーダー。
オーシャンビュー・モーテルでウェイクとゼインが会話しているところ、突然部屋のテレビがついて2人を監視するかのようにダーリングの映像が流れた。

因みにダーリング博士を実写で演じるポレッタ氏はウェイクの中の人でもあるため、この場面はイルッカ・ヴィリ×2とマシュー・ポレッタ×2が同時に登場する珍シーンである。

演者:マーティン・マクドゥーガル

元心理療法士。本作のキーパーソン
9年前、アーティスト専門のクリニック「コールドロンレイク・ロッジ」の院長をする傍らで、患者達を投薬と暴力で押さえつけ、操り、無理矢理創作をさせてコールドロンレイクに宿る「創作を現実にする力」の研究をしていた。
『Alan Wake』では悪役の一人であり、ロッジが闇の存在に襲撃されて中盤でフェードアウトしていた。
その後『Psycho Thriller(アメリカンコミック)』で二度目の闇の襲撃も退けていたが、本作ではその後の顛末が明かされる。
また、彼の独自研究のボイスログやFBCの取り調べを受けた時の音声記録なども登場する。
+ 『Psycho Thriller』のその後
ブライトフォールズに滞在していたFBCの現場エージェントと遭遇し、超常現象の悪用で「アッシュ法」に違反していたことから逮捕され、医師免許を永久剥奪された上で研究資料も全て持ち去られてしまった。

それでも湖に対する研究意欲を捨てきれず、自ら湖に飛び込んだ。
その結果、湖に恒常的に出現しているスレッショルド「闇の世界」に飲み込まれ、闇に支配され「影になったハートマン」と成り果てた。
その後、地上に帰還しコールドロンレイク・ロッジに戻っていたところをFBC捜査部門エージェントのキラン・エステベスに捕獲され、オールデスト・ハウス捜査セクターのブライトフォールズAWE部署に配置された収容装置に閉じ込められていた。

2017年、過去に闇の影響を受けたアリス・ウェイクがオールデスト・ハウスにやってきた際、力の交差点たるオーシャンビュー・モーテルを水路として闇の力がアリスからハートマンに流れ込み、力を増大させたハートマンは収容装置を破壊して逃走。
捜査部門のエージェント達を手当たり次第に殺戮し、セクター全体をシステムダウンさせた。
その後、捜査部門リーダーのウィリアム・カークランドにより捜査セクター全体が封鎖・放棄された。
こうして捜査セクターはハートマンのテリトリーになってしまったのである。

  • ウィリアム・カークランド
元FBC捜査部門リーダー。
「影になったハートマン」が捜査セクターを壊滅させ、局長ザカライア・トレンチの命令により捜査セクターを封鎖せざるを得なくなり、まだ生存者のいる捜査セクターの防火帯のシャッターを下ろしてロックダウンした。
そのことがトラウマとなり、2019年に辞職した。
因みに『Night Springs(アメリカンコミック)』にも名前のみ登場し、元FBCエージェントのフランク・ブレーカーからの応援要請に応えていた。 

  • レミー・デニス
声:マイク・ボディ

カークランドの後任の捜査部門リーダー。
ハートマンにアッシュ法違反と私物の没収、身柄の拘束を告げたボイスログが登場する。
現況は不明。

  • エージェント・フィッシャー
声:ブランコ・トモビッチ

捜査部門エージェント。
「オーシャンビュー・モーテルとカジノ」に長期滞在した音声記録を残していた。 
現況は不明。

  • エージェント・ガスリー
声:マイク・ボディ

超自然犯罪者の取り調べを行ったボイスログが登場する。
現況は不明。 

FBC捜査部門エージェント。
ワシントン州ブライトフォールズに滞在してコールドロンレイク・スレッショルドを監視している。
本作では名前のみ登場するが、『Alan Wake Ⅱ』で本格的に登場する。

  • ブライアン・ヘナーマン
声:グレン・レイジ

ポッドキャスト「ブライアンの書斎」で『デリバリー・ディザスター』という映画のレビューをしていた男。
『基盤』ではレビューの音声記録が登場していたが、本作ではFBCの取り調べのボイスログが登場する。

  • 超自然犯罪者
特急イーグルAWE(AWE-44)を引き起こし、62人の犠牲者と多数の負傷者を出した犯人グループの一人。
ボイスログの中でガスリーに取り調べを受け、最初は余裕の態度だったが、やがて弁護士と話すことすらできないと知り焦りを見せていた。

超常現象生命体/余剰次元生命体🌀

パワーオブジェクトだが、生きている銃なので便宜上ここに記述する。

本編から引き続きジェシー相棒にして局長の証の銃型アストラル生命体。
本作では新たにサージフォームが追加され、粘着式時限爆弾をグレネードランチャーのように発射できる。

ジェシーに宿る、電波型生命体。螺旋状の光。
引き続きジェシーを導く。

演者:マルティ・スオサロ

あらゆる汚染に対し無敵の耐性を持つ、オールデスト・ハウスの管理人。
本人は登場しないが、テレパシーで管理人として捜査セクターでやり残した仕事をジェシーに依頼する。

侵略的な共鳴体。現実を変貌させるガス漏れ音。
本編に引き続きメインの敵であり、捜査セクターをも侵略していた。

声:マイク・ボディ

月のフラ・マウロ層で発見された宇宙服型生命体。
辛うじてニュアンスが伝わる支離滅裂な言葉をはっする。
人々の記憶を操作でき、アポロ14号で史実の3人と共に帰還したがFBCに捕獲され、取り調べを受けた後独房に閉じ込められた。
自分の頭をさがしている。

  • ヒスレンジャー(空中浮遊) 
捜査セクターに現れた新たな敵。
空中浮遊能力と高速移動(ショートワープ)能力を兼ね備え、手にした銃火器と手榴弾で攻撃してくる。
ゲーム的には「汎用ザコ敵がふわふわ浮いてるだけ」なのだが、マシンガン持ってる奴が飛びまわるという状況は非常に厄介である。  

  • ヒスにより腐敗したフートン
レンジャー部隊フートン軍曹がヒスにより腐敗した姿。
中ボスとして立ちはだかる。

カビに似た異世界からの侵略者。
親玉のモールド-1は撃退したはずだが、捜査セクターに未だに蔓延っていた。
アーティから駆除を依頼される。

  • モールドホスト
モールドに支配された青カビ人間。
登場機会は少ない。

  • 植物
正式名称不明。
光を浴びせると開花する。
アーティから光を浴びせるように依頼される。

『Alan Wake』シリーズでは「闇の存在」と呼ばれている、次元間の知覚と音を持つ闇
本作では半固形状の障害物としてドアやパワーコアのコネクターを塞いでいる。
で焼き払える。
詳細は個別項目を参照。

  • 第三のモノ
演者:マーティン・マクドゥーガル

「影になったハートマン」が更にヒスにより腐敗し、引き伸ばされた姿。
歪な巨人と化しており、背中から肋骨が飛び出ている。

闇の中では無敵であり、暗闇の多い捜査セクターを我が物顔で徘徊している。

ジェシーの超能力者をもってしても闇の中にいるハートマンを傷付けることはできず、逃げ回りながら電力を復旧させて追い払うしかない。
また、追い詰めて光の下に晒しても強固な共鳴シールドを纏っているため、倒すには物理的にシールドを破壊しなければならない。

詳細はエミル・ハートマンを参照。

闇の存在を焼き払う光の生命体。
強い光の中にいる限り、第三のモノから身を隠しエネルギーを回復できる。
また、作業用ライトの光で闇を焼き払うことができる。

▼変貌アイテム🌀

  • ジャスパーの郵便箱(AI31-PE)
勝手にチェーンレターを送り、未知の基準に従って特定の生命体の運動機能を攻撃する郵便箱。
ヒスによる汚染でポルターガイストと化し、パノプティコンを脱走した。

  • 特急イーグル車両(AI78-UE)
かつて超自然犯罪グループによって事故を起こし、62人の犠牲者と多数の怪我人を生んだCZ10ヴィスタドーム車両。
内部空間は[削除済み]が有するトラウマと記憶に関連した仮想空間になっている。

  • タイプライターで打ったページ(AI83-KE)
書かれたことが現実になるアラン・ウェイクの原稿。
FBCは一枚しか収容していないが、ウェイクは量産し続けている。

  • 電気スイッチのヒモ
あちこちに突然現れる電気のヒモスイッチ。
3回引っ張ると「オーシャンビュー・モーテルとカジノ」を通って別の場所にワープできる。

▼真相🌀


この物語には多くの始まりが必要であった。
多くの泉、川になってゆく小川、洪水、そして、大海原。
これがそうだった。
ウェイクは、自分が持つ素材を使うことにした。
彼が持っていた繋がり。人々。場所。
ウェイクはそれらを組み合わせ、真実を作ろうとした。
彼の妻。精神科医。彼の街。
これらの繋がりは、磁石のように物ごとを動かした。
アリスは水路だったのだ。
彼女は闇の世界にいたのだ。
「かつてハートマンであったモノ」は、彼女が近くにいることを感知した。
ウェイクを通して、彼女を見つけたのだ。
奴は荒れ狂った。野放しになった。
ウェイクは、安全のため、それまでにアリスがいなくなっているようにした。
泉の数が多いほど、物語の現実味が増した。
もっと多くの人々が話を信じた。
要因と影響。
それは究極に繊細で、きつい仕事だ。
最も妨害の少ない道を通らなければならない。
最も成功率の高い道。既に繋がりのある道を。
ウェイクは、自分の頭の中で大きくなるプレッシャーを感じていた。
おかしくなり始めている。
ウェイクは逃げなければならなかった。
逃走計画を書くのだ。
「彼は既に逃げ出していた。」
彼はそれを、真実にしたかったのだ。
ウェイクには英雄が必要であった。
英雄には災難が必要だった。
政府機関についての物語の部分で、ウェイクは何か特別な物を必要としていた。
人間の知能を模倣できるエイリアンのエネルギーを伝達できる何かを。
変換させられない何か、変換させられないものを。
ウェイクはバローズとボウイを導いた。
彼は文章や言語を切り砕いた。
「オレンジの皮。」「お前は故郷だ。」「おかしい。」
彼はそれを靴箱に入れた。
彼は言葉を取り出した。
ウェイクはダダイズムの詩を作り上げた。
彼は何でも一度は試していた。
それとも、これは試していなかったか?

──アラン・ウェイク


つまり、「影になったハートマン」による殺戮や捜査セクターの閉鎖、ヒス禍といったオールデスト・ハウスでの数々の悲劇は、アラン・ウェイクの原稿により引き起こされたということであった。
それも、ウェイクを救い出す英雄=ジェシーの哀しき過去…をつくる為だけに、である。

また、オールデスト・ハウスを今後6年以上に渡り苦しめることになる「ヒス」を生み出したのもウェイクであった。
これは彼が生み出した「ダダイズムの詩」が、そのままヒスが自らを拡散するのに用いる「呪文」となって現実に現れていることからも明らかである。
ヒスと闇の存在が似ているのも当然である。
ウェイクは言った。

「自分が持つ素材を使うことにした」と

つまり、闇の存在をモデルにヒスを生み出したと考えられる(単なる偶然の可能性もあるが)。

更に、ヒス禍を起こした犯人であるザカライア・トレンチの行動も、本作でウェイクの原稿に操られていたことが示唆されている。
詳細はトレンチの個別項目に記してあるため省くが、かつてウェイクが執筆したドラマ『ナイトスプリングス』の『暗いスレッショルドを越えて』というエピソードの脚本と、トレンチがヒス禍直前に取った行動が酷似しているのである。

▼結末🌀

なんとか「第三のモノ」と化したハートマンを倒したジェシーだったが、ラングストンからある報告を受ける。
ワシントン州コールドロンレイクに滞在中のエージェント、キラン・エステベスから応援要請が来たのだが、なんと日付が数年先の未来だという。
はたして、数年後に一体何が起きるというのだろうか…。


Alan Wake Ⅱ』に続く



追記修正は捜査セクターを立て直してからお願いします。

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最終更新:2025年08月16日 08:48

*1 誤訳により「リサーチセクター」になっている。リサーチセクターを直訳すると「研究セクター」であるため、本当に酷い誤訳である