煉獄弐 The Stairway to H.E.A.V.E.N.

登録日:2010/09/23 Thu 01:49:26
更新日:2024/12/02 Mon 01:42:34
所要時間:約 7 分で読めます





ペテロの門を押し開きし魂共よ。
淑女の許しを得、汝等の罪を浄化せよ。



2006年にハドソンソフトより発売されたPSP用ゲーム。
ジャンルはアクションRPG。
現在はダウンロード販売も行われている。シリーズ二作目。

概要

プレイヤーは人類によって創造されたロボット「ADAM」を操作し、機械によって埋め尽くされた八階層からなる「煉獄の搭」を、他のADAMを薙ぎ倒しながら登っていくこととなる。


シンプルな操作性と奥深いアクション性の両立、多種多様に渡る武装が魅力のゲーム。
特に武装の数はそんじゃそこらのアクションゲームの比ではなく
  • 小型ミサイル、機関銃、レールガン、量子圧縮砲といった重武装
  • ライフル、ハンドガン、デリンジャー、ビーム兵装といった軽武装
  • ハンマー、日本刀、レーザーソード、チェーンソー、ドリル、パイルバンカーといった近接武装
と非常に多岐に渡る。これでも一部というから驚き。
しかも上記の武器は「持つ」のではなく

生える

のである。
頭部から生えるドリル腕部と一体化した肉厚ソード胴体から突き出されたバルカンetcetc......
男のロマンの塊をあなたの手で造り出せるのだ。
更に一連の武器は連携が繋がるので、斧で打ち上げ→パイルバンカーでふっ飛ばし→レールガンで追い討ちといった流れるようなコンボを組むこともできる。可能性は無限大。


初期に造られたゲームにもかかわらず処理落ちはほとんどなく、非常にスピーディな戦闘を流麗なグラフィックと共に味わうことが出来るのも魅力。


そして独特の世界観も見逃せない。
機械によって覆われた搭を駆け抜け、自らの力を誇示するADAM。
貫き撃ち抜き破砕し破壊し燃やし抉り弾き斬り捨て―――――――――――溶かす。


ADAMが二体揃うだけでそこは戦場と化す。



ストーリーモード



目覚めなさい…
準備は整いました…
目覚めて…
取り戻すのです…
私は待っています…
あなたに逢えること…
それだけが私の望み…

ゲームの目的は煉獄の搭を踏破すること。
それと同時に、搭が建造された秘密、ADAMの存在理由、そして自らの正体を知っていくこととなる。
RPGと銘打っていることもあり、敵を溶かすと入手出来るエリクシルスキンを用いてADAM自身の耐久性、耐熱性、武装スロットの拡張などを強化することが可能。
先ずは耐熱性を強化することをお勧めする。


煉獄の搭は全八階層からなっており、各々にフロアマスターと呼ばれるボス級ADAMが存在する。
しかし、このフロアマスターと戦う為には順序がある。
具体的には
現階層を探索

複数のルームランカー(中ボス)を撃破

フロアマスターに挑戦

次階層へ
といった流れ。
階層は幾つもの部屋に仕切られており、迷宮の様相を呈している。マッピング機能が有るため迷うことはないが。


各階層及びフロアマスターは七つの大罪になぞらえて作られている。
あれ、八階層あるんじゃねーの?と思ったそこの貴方。
知りたければ登れ。


フロアマスターにはADAMにとって本来必要ないはずである自我が目覚めている。主人公もまた戦いを経ていく内に自我に目覚める。
フロアマスターたちの奇妙な口振り、主人公の存在理由、謎が謎を呼ぶ搭の中激化する戦闘を駆け抜けるGRAMの明日はどっちだ。



各階層のご案内

◆零階層〜primordium〜
主人公であるGRAMが目覚める階層。
階層と銘打っているものの、ここはスタート地点であるため別に大したものはなく、七つの大罪になぞらえているわけではない。

全ては此処から始まった。



◆第一階層 Superbia 〜高慢者〜

――生前、高慢の性を持ったものが重い石を背負い、腰を折り曲げる。

廃墟のマップ。天井が低く、陰鬱な印象を与える。



◆第二階層 Invidia 〜嫉妬者〜

――嫉妬に身を焦がした者が、瞼を縫い止められ、盲人のごとくなる。

通常より暗いマップ。
明暗が激しく、暗闇にいる敵は視覚では捕らえにくい。



◆第三階層 Ira 〜憤怒者〜

――憤怒を悔悟した者が、朦朦たる煙の中で祈りを発する。

炎と煙のマップ。 鉄工所を思わせる溶鉱炉が、絶えることなく活動を続けている。
ここら辺から難易度が上がる。ステージギミックや新たに登場する火炎放射器系のせいで熱暴走しやすいので冷却装置必須のフロア。


◆第四階層 Acedia 〜怠惰者〜

――怠惰に日々を過ごした者が、ひたすらにこの冠を走り回り、煉獄山を周回する。

巨大な実験施設の中、有無を言わせぬ強制力が今も働きつづけている。
自ら抜け出さねば永遠に回りつづけることになる。

巨大なリング状の舞台に環状レールのような足場が用意されており勝手に移動させられるギミックがある。
_ボスがVIPPER_



◆第五階層 Avalitia 〜貪欲者〜

――生前欲深かった者が、五体を地に伏して嘆き悲しみ、欲望を消滅させる。

動く柱のフロア。地にふすが如く上下に動く無数の柱が行く手を遮る。



◆第六階層 Gula 〜貧食者〜

――暴食に明け暮れた者が、決して口に入らぬ果実を前に食欲を節制する。

アイテムのドロップ率が極端に少ないフロア



◆第七階層 Luxuria 〜愛欲者〜

――不純な色欲に耽った者が互いに走りきたり、抱擁を交わして罪を悔い改める。

狭い部屋が要所に存在する。極端に近い距離での戦闘を強いられる。
古代ローマ風の外観で、全体的にオシャレ。また一方通行の扉が多く用意されている。


◆第八階層 Paradise 〜祝福者〜

――自らの罪を悔いた者の終着点。

GRAMが最後に辿り着く場所であり、搭の最上階。
ここであなたは自らの業の深さに嘆くこととなる



搭を登り終えた先に待つのは、天国か。はたまた―――――――地獄か。

あなたの目で確かめてほしい。





対戦モード

ゲームシェアリング可能で最大四人参加出来る。
敵ADAMを三体溶かすと勝利。

ストーリーで強化した武装、及びADAMは使用できず、全員未強化で戦うこととなる。
武装はフィールドに落ちているパックを拾うと同時に装備される。
武装パックは見た目が変わらないため、付けて使用するまではどんなものか分からない。
この仕様上、本編では日の目を見なかった武装でも大活躍することが出来るのだが……
対戦になると一部武装が非常に強力になる。ハイローラー、てめえのことだ。
一度その武装を手に入れられると暴走し放題。
もし暴れまわっているのを見付けたら逃げる or 最優先で撃破 しよう。
さもなくば、次に狙われるのはあなたである。
ただ、強力な武装を手に入れられても諦めてはならない。
煉獄は絶妙なゲームバランスの上で成り立っているため、弱武装でもコツさえ掴めば簡単に相手を溶かすことが出来るのだ。


さあ、Let's 煉獄!



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       三 <(^o^)> ヘェアアアァァァン!!
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 (/o^)  ジャジャンジャンジャンジャーン!!!
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ジャラジャランジャランジャランジャランジャラジャラジャラン
..三 <(^o^)> <(^o^)>  <(^o^)> 三
 .三 ( )  ( )  ( ) 三
  ..三 \\   \\   \\ 三
ジャラジャランジャランジャランジャランジャラジャラジャラン



…wiki籠り……終わったよ…
これでいいんだろう…?
もう………休ませてくれ……

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最終更新:2024年12月02日 01:42