登録日:2011/08/21 Sun 09:27:41
更新日:2026/10/02 Fri 16:29:30
所要時間:約 2 分で読めます
『虎穴に入らずんば虎児を得ず』とは、故事成語の1つであり、出典は後漢書から。
その意味は、大きな成果をあげるためには、思い切って冒険をしなければならないこと。
ちなみにこんな言葉になった理由は、昔中国では
虎の子が高く売れるが、巣の穴から出てこず、
捕らえるためには親の虎もいるであろう虎の穴に入らねばならないから。
野生の虎って外に出て縄張りを移動しながら生活をしているのでは?と思うだろうが、出産と子育ての短い時期だけは巣穴のような安全な場所を使う。
虎のケツの穴ではない。つかそんなとこに入れても虎児は入ってない。
主な使用例
「背水の陣」と同じく、戦争の中で生まれた言葉なので、戦術論として、スポーツで使われる。
元となった故事においても、後漢の班超という武将が、自軍が圧倒的不利な状況で敵に夜襲を仕掛ける際に部下を鼓舞する言葉として使ったもの。
班超の夜襲は成功し見事「虎児」を得た。
故事成語の中では、結構存在・意味共によく知れた言葉なので、日常で使う機会は無くとも、知っている人は多い。
が、しかし、知れ渡った言葉ではあるものの、この言葉を使う人は少ない。
その理由はやはり長いからだろう。
正直な話、こんな長い言葉を使うなら、別に意味合いは少し違うが、「背水の陣」を使えばいいし、第一この言葉を使える状況がそうない。
使える状況も少なく、さらに使える状況でも使う必要が無いというのも不遇である。
あとなんか噛みやすい。
言う機会こそ少ないものの、言えばほぼ確実に伝わる言葉でもあるので、直情的な男に言わせるとより良い。
もし、危険に対して恐れを感じてしまったら、この言葉を自分に言い聞かせよう。
もちろん、この言葉を盾に信号無視なんかやっちゃいけない、それは「勇気」ではなく、犯罪だ。
あと、虎穴に入った後の行動も念入りに確認しとけよ!
さもないと「飛んで火に入る夏の虫」になります。
もしくは「カモがネギ背負ってやってくる」。
実際に使用された例
悪役レスラー養成機関「虎の穴」(タイガーマスク)
主人公「タイガーマスク(伊達直人)」をレスラーとして育て上げた機関であり、裏切り者の彼に幾度も刺客を送るこの作品の敵組織。
命名は原作者である梶原一騎によるものだが、その由来は「虎穴に入らずんば虎児を得ず」と、イギリスに実在するレスリングジム「ビリー・ライレージム」の通称「The Snake Pit (蛇の穴)」に由来するとされている。コミックとらのあなの由来もタイガーマスクの「虎の穴」であるため、間接的に同店舗の名前の由来でもある。
ちなみに「タイガーマスク二世」とのタイアップによって現実世界に誕生した新日本プロレスの「
タイガーマスク」には「虎の穴」出身という設定は無いが、初代タイガーマスクである佐山聡を指導した「カール・ゴッチ」や、初代タイガーの好敵手の一人であった「スティーブ・ライト」は先述した「蛇の穴」出身であり、佐山自身もカール・ゴッチやイギリス遠征を通じてそのスタイルを吸収している。
また、この「虎の穴」があまりにも有名になってしまったため虎の巣を指して「虎の穴」と呼ぶなど一般名詞化していることもあるが、これは本来の用法ではなく、虎の巣を指す言葉はあくまで「虎穴」である。
『TIGER&BUNNY』1期第24話のサブタイトル「Nothing ventured, nothing gained.」
最終回1話前のクライマックスのサブタイトルとして、この故事成語の英訳が使われている。最終話直前のクライマックスであり、H01との決戦という状況と、主人公「
鏑木・T・虎徹/ワイルドタイガー」の名前がかかっている。
その他サブタイトルとしては『犬とハサミは使いよう』のアニメ版等でもこの言葉のもじりが使われていたりする。
「タカさん」こと青学の3年生「河村隆」の座右の銘はこの言葉である。作中で披露されることはないが、自分を犠牲にしてでも勝利をもぎ取る姿勢は座右の銘にも表れている・・・かもしれない。
作中のセリフとして
『
機動戦士ガンダムSEED』の
ムルタ・アズラエルや『
名探偵コナン』の
沖矢昴などが作中でこの言葉を使用している。
アズラエルが使うのは意外と思うかもしれないが、ナタルに「軍人の失敗は死と同じです。我々に死ねというおつもりですか?」と返されたように
戦場なんだから軍人でもないお前が言うなというもの。立場も考えて言って欲しいものである。
アニヲタwikiに入らずんば、良項目を得ず。
追記、修正を行わずんば、良項目に成らず。
- この諺と「君子危うきに近寄らず」を組み合わせると、「ローリスクローリターンなお利口さん、ハイリスクハイリターンなバカ」ということになる。 -- 名無しさん (2013-12-19 19:53:05)
- ↑ 前者はともかく後者がバカになる要素がないぞ -- 名無しさん (2014-06-10 11:04:48)
- 虎の子いらんから平穏に暮らしたい人を君子と呼ぶのだろう -- 名無しさん (2014-06-10 17:27:16)
- ことわざの記事増やしてほしい -- 名無しさん (2020-08-11 23:13:01)
- だが虎穴に入って虎子は本当にいるのだろうか -- 名無しさん (2024-02-04 01:14:08)
- 肝心なところで噛まないように注意 「おケツに入らずんば」とかなったら目も当てられない -- 名無しさん (2024-02-04 01:22:31)
最終更新:2026年10月02日 16:29