登録日:2009/10/07 Wed 00:38:09
更新日:2024/04/21 Sun 03:41:02
所要時間:約 5 分で読めます
核は持ってりゃ嬉しいただのコレクションじゃあない、強力な兵器なんですよ!
兵器は使わなきゃ♪高い金掛けて作ったのは、使うためでしょ…?
さ?さっさと撃って、さっさと終わらせて下さい。こんな戦争は……
【概要】
C.E.41年生まれ。
反
コーディネイター団体『
ブルーコスモス』の盟主にして軍需産業に強いアズラエル財閥のボンボンであり、自らもいくつかの会社を経営している。
ついでに言えばロゴスの代表でもある。
その立場上、地球連合軍に強い発言権を持ち、オブザーバーという名目で
自ら戦艦に乗り込み、戦場へ首を突っ込み、時には直接軍事行動の命令を下すという斜め上の行動力を発揮する。
言うまでもなくシビリアンコントロールの逸脱であるが、ウィリアム・サザーランドのようなブルーコスモス派閥の軍人には
さも当然のように受け入れられ、彼等はさながらアズラエルを司令官として扱うが如く、アズラエルの指示を仰いでいた。
これに対して異議を唱えたのは
ナタル・バジルールのみだった。
視聴者からの愛称は「
盟主王」「
アズにゃん」等。
福田監督は「ムルタくん」と呼んだ
ちなみに、作中では一切出て来なかったが、設定上は
妻子持ちである。
【人物】
知識と洞察力には優れ、
フリーダムと
ジャスティスの戦闘を見ただけで核駆動の可能性を推察し、プラントの核解禁を早くから警戒していた。
また三馬鹿の体調管理(調教)も彼の役目。 といっても
生体CPUなどという呼称から分かる通り完全なる道具扱いであり、お仕置きと称して投薬をさせずに禁断症状で三人を苦しめ折檻するなど、そのやり方も非情そのもの。
スウェン・カル・バヤンがいた養成施設にも絡んでいたらしく、ムチャクチャなことを言っていたのか職員と口論になっている姿も目撃されている。
実はこの時に兵士の薬中化でモメていたらしく、職員はその考えに反対していた。生体CPU量産化する気満々。
普段は紳士的に振る舞うキザな性格だがメンタル面が弱く、自分の思い通りに行かないとすぐ癇癪を起こし、職権乱用してでも我儘を通そうとする。
重症なほどの
ジャイアニズムな考え方の持ち主でもあり、地球上の国家なら自分達の味方であって当然と考えており、要約すると「オーブは俺のモノ」といった発言もしている。
若くして地位や権力を得た者が陥りがちな負の全能感が、際限なく肥大化した人物とも言える。
当然人望はほとんど無く、ドミニオンから撤退する際には誰にも助けて貰えなかったが、
- 気取っていたかと思えば突発的にキレる落ち着きの無さ
- 普段のエキセントリックな言動から時折言い放つ正論(っぽい方便)
- ブルーコスモス特有の差別思想丸出しの、わかりやすい位にストレートな巨悪としての振る舞い
- 積極的に前線に出張るアグレッシブな行動力
- 恵まれた地位にありながらコンプレックスに塗れた人間臭さ
から普通に彼を気に入るファンも多く、SEED後半の物語を盛り上げた名悪役であった。
中の人もお気に入りの悪役らしく、「悪役の集大成」、「自分が演じた代表的な悪役」とまで語るほどである。
ビジネスに例えてクルーに無茶な要求をする、立場を盾にナタルの進言を撥ね退けて自分の意見を押し通すなど、自分勝手な面が目立つアズラエルだが、
- 核を躊躇なく使用する姿勢を咎められ「勝ち目のない戦いに部下を送る上官よりは自分の方が優しい」と返す
- 壊滅的な被害状況で救援を優先する対応に「そんなことより、また撃たれたら終わりなジェネシスの破壊が最優先」と強弁する
など、その主張自体はある一面では正しい見解であることも多く、また良くも悪くも決断力のある外道であるため「門外漢が軍事に出しゃばって足を引っ張る」という印象は薄い。
冒頭に記した核兵器に関する持論も、20世紀以降の現実の核抑止論に照らせば暴論に聞こえるが、C.E.は既に連合によって核が行使され、報復としてニュートロンジャマーを投入し核を無力化したプラントが、今度は先んじて核を解禁させ、さながら絶滅戦争の様相を呈していた時勢である。
抑止が破綻している以上、最大の戦力をもって敵の機先を制すべきである、というのは戦略の一面からは正しいと言える。
とはいえ先述した通り、いくら連合の有力なスポンサーであろうが、一民間人でしかないアズラエルが軍の指揮系統に割り込み、あまつさえ最前線で観戦しながら軍に対して横車を押す行為自体がとても褒められたものではない。
何より、ジェネシスの脅威を叫びながらも、件のジェネシスではなくプラントのコロニー群を核攻撃の標的にしているなど、反論しにくい正論をコーディネイター殲滅の方便として扱っている節も強い。
そもそもプラント側にジェネシスの使用を決意させた要因の一つは、アズラエルに背中を押される形で地球連合が行ったボアズへの核攻撃、そしてプラントへの核攻撃部隊の派遣であり、アズラエルが戦火の拡大につながる行動をいたずらに行ったとは言わざるを得まい。まあ律儀に倫理を守って戦えば向こうが大人しくジェネシスをお蔵入りさせてくれたかというと疑わしいが……
もっとも、当時の
ザラ議長やナチュラル憎しの強硬派たちも、件の核攻撃等をジェネシス使用、ないしナチュラル殲滅への大義名分として利用している節が見られ、
「自分の同胞や故郷が絶体絶命の窮地に立たされている」という名目で相手方の殲滅を正当化しているという点では、アズラエルを含めた両陣営の上層部の言動はどっこいどっこいと言える。
【劇中での活躍】
ザフトのパナマ侵攻によりマスドライバーを失ったため、保有するオーブへ侵攻。
カラミティ、
フォビドゥン、
レイダーの三機を出しオーブを攻めたが、フリーダムやジャスティスの抵抗に遭い、一時撤退。
あと一歩でマスドライバーが手に入りそうだったが、まさかの自爆によりマスドライバーは壊れたためオーブ侵攻は失敗。
その後ビクトリア基地を取り戻し、そこのマスドライバーで月に向かい
ナタル・バジルール艦長率いるドミニオンに乗艦。
自室のモニターでその情報を確認すると、発狂したかのように昂揚し、悪い笑顔を浮かべながら異様なハイテンションで高笑いを始める。そして最後に歓喜の雄叫びを上げた。
ハッハッハッハッハ!!ハッハッハッハッハ!!
ィやったァァァァっっ!!!
担当声優の檜山氏は元々熱いシャウトに定評のある人物であり、この狂喜の叫びはやたらに力がこもっている。
いくら戦争の趨勢を決定づけるほどの貴重な情報とはいえその悪の親玉とは思えない喜びようにより、このシーンをもってアズラエルの
ネタキャラ化は確固たるものとなった。
そのデータをもとに核攻撃部隊「ピースメーカー」部隊を編成。ザフトの軍事衛星「ボアズ」に
核ミサイルを撃ち込み、撃破に成功する。
連合側がためらいなく核攻撃を行ったことについてはプラントと三隻同盟に大きな衝撃を与えた。
最終決戦の第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦でも核攻撃を実施させるが、フリーダムやジャスティスらの活躍により核ミサイルを全弾撃墜され、失敗に終わる。
さらにパトリック・ザラ主導の元、大量破壊兵器である巨大なガンマ線レーザー砲
ジェネシスが発射される。これにより地球連合軍の艦隊は半数が消し飛ばされて壊滅、恐慌状態に陥る。
激情と恐怖に駆られた彼は、戦闘の継続すらままならないほど戦力を失ったにもかかわらず、残った戦力を集めてジェネシスの破壊を命じようとしていた。
あそこにィ!!あんなもの残していくわけにはいかないんだよ!!!
何がナチュラルの野蛮な核だ…!あそこからでも地球を撃てる奴らのこのとんでもない兵器の方が、遥かに野蛮じゃないか!
そしてもう、いつその照準が地球に向けられるかわからないんだぞ!撃たれてからじゃ遅い…!
自分たちが核攻撃を行った報復としてツケが回ってきたといえばそれまでだが、同胞もろとも地球からナチュラルを根絶することすら辞さないパトリック・ザラの暴挙を危惧するのはもっともであり、
事実としてエリカ・シモンズによる一射目の威力(出力約60%)を基にした試算では強烈なエネルギー輻射と着弾時の衝撃、気象変動等の影響で、地球上の全生物の80%を一掃できる威力のそれを、射線上にいる友軍のみならず地球に住まう同胞達に目もくれず撃とうとしていた。
この後の第二射を受けて月面のプトレマイオス基地から出立した増援艦隊の半数も消滅。更にその後方にあったプトレマイオス基地そのものも一撃で崩壊してしまう。
恐らくは命令系統すらも崩壊し、「いつ発射されるか分からない絶滅兵器」と「それを守るザフト宇宙軍総戦力」に対して破れかぶれの突撃が出来てもあと1度きり、という状況では生存者の救助よりも生存部隊をかき集めて補給と整備を済ませ、一刻も早いジェネシスの無力化を優先するのは自然かつ当然と言える。
だからといってプラント本土を優先して狙う必要性は全くないが。
さらにはヒーローの役を得意とする檜山氏の熱演も相まって、身勝手な悪役でありながら何となく彼に共感してしまった視聴者もいたことだろう。
奇しくも、「撃たれてからでは遅い」「一刻も早くジェネシスの無力化をしなければならない」という2点のみに於いては、三隻同盟と共通の目的であった。
そして、アークエンジェルとドミニオンが対峙した際、見切りをつけたナタルが彼に造反。クルーも我らが盟主王をおいてアークエンジェルに避難を開始した上、ナタルによってドミニオンのブリッジに閉じ込められてしまう。
僕にこんな事をして!どうなるか分かってるんだろうなぁッ!
貴方は、ここで死すべき人だ…私と共に!
この造反劇にはさしもの盟主も激昂し、ナタルに対して発砲。彼女に苦悶の声を上げさせた。
アズラエル!何を!?
僕は勝つんだ……そうさ……! いつだって……!
貴様ぁぁぁぁぁ!
そのまま狂乱しながら一人で、
- 艦の姿勢制御
- ローエングリンのチャージ
- 照準合わせ
- 発射
まで
あのノイマンですら回避が間に合わないほどのスピードでこなす離れ業を見せ付け、アークエンジェルを砲撃。
しかし、
ムウ・ラ・フラガが駆るストライクガンダムが割って入り、機体と引き換えにローエングリンの一撃を防がれ、アークエンジェルを撃沈し損ねる。
貴方の…負けです……!
撃てぇぇぇぇぇッ! マリュー・ラミアスゥゥゥッ!!
ア…アア……嗚呼アアアアアアアアアアアアッ!!??
ストライクは爆散するも、被弾を免れたアークエンジェルにローエングリンを撃ち込まれる。呆然とした表情のまま
断末魔の絶叫を上げ、彼を道連れにしたナタル諸共、狂気の死の商人は宇宙の塵となった。
【どうしてコーディネイターが嫌いなの?】
実は幼少期に、同年代のコーディネイターにどうしても敵わず、多人数で痛めつけようとして返り討ちに遭うという挫折を経験している。
さらにその後、母親に「どうして自分をコーディネイターにしてくれなかったのか」と訴えて頬を叩かれた。
恐らくこのことが、ムルタくんアズラエルがコーディネイターを憎むきっかけになったと思われる。
どう考えても逆恨みだしリンチを行おうとした時点で自業自得にしか見えないが。
しかしながら、ブルーコスモスにコーディネイターが所属するのを認めたり、自分の経営する会社にコーディネイターを採用するなどの柔軟性も持っていた。
本編での暴挙や凶行は、もともと前述の事情で抱えていたコーディネイターへのコンプレックスや悪感情が、戦争の狂気のなかで悪い方向へ爆発してしまったことによるようで、
もともとコーディネイターを憎んではいたものの、ブルーコスモスの中でも割と穏健派に属する人物であったようだ。
下記の発言や、ナチュラルに絶対服従するような戦闘用コーディネイターの開発に出資していたところを見るに、
自分たちで管理が出来るのなら脅威ではなくなるため、当初は存在してはいけないというほどには否定していなかったのだろう。
あるいは過去に母に止められたコーディネイターになりたいという夢を実現させる為に出資していたのかもしれない
【その後】
続編の『SEED DESTINY』の時期には
ロード・ジブリールがブルーコスモスの盟主及びロゴスの代表を引き継いでいる。
彼は彼で色々と画策しており、実際にかなりの規模の被害や犠牲を生み出している。だが、終始デュランダル議長に踊らされていたように見えたことでアズラエルよりも小物だと見られがちであった。
特に裏で手を引くばかりで表に現れず、都合が悪くなるとすぐ逃げ出す点は、よくも悪くも最前線にまで出張ってきていたアズラエルとは対照的。
コーディネイターへのコンプレックス以外あらゆる局面でアズラエルと正反対のダメっぷりを見せてしまったことで、評価は相対的に上がることになった。
というか、アズラエルはむやみに戦場に出たりしなければ、普通に優秀な経営者や政治家として大成していたかもしれない。
あのノイマンが「無理です!間に合いませんッ!!」と断言したレベルの砲撃を単独でやり遂げたので砲手としても大成したという説もある。
それと、ジブリールはジブリールでかなり人間臭いキャラなので、やはり彼には彼で一定のファンがついた。
【迷 名言集】
『だいたい我々は弱い生き物なんだからさ。強い牙を持つヤツは、ちゃんと閉じ込めておくか、繋いでおくかしないと危ないからさぁ』
『核は持ってりゃ嬉しいただのコレクションじゃあない、強力な兵器なんですよ。兵器は使わなきゃ。高い金掛けて作ったのは使うためでしょ?』
『無理を無理と言うことくらい誰にでも出来ますよ。それでもやり遂げるのが優秀な人物。コレ、ビジネス界じゃ常識なんですけど?』
『勝ち目の無い戦いに「死んで来い」って自分の部下を送る人達より、僕の方がよっぽど優しいと思うけど?』
『あそこにぃ! あんなもの残しとくワケにはいかないんだよ! なにが「ナチュラルの野蛮な核」だ! あそこからでも地球を撃てる! 奴らのこのとんでもない兵器の方がはるかに野蛮じゃないか!』
『さあ!今度こそケリにしましょう!』
『核攻撃隊を出せ! 目標はプラント群だ! あの忌々しい砂時計、一基残らず叩き落とすんだ!』
『撃てぇ!撃たなければ撃たれるぞぉ!!』
『僕は勝つんだ……そうさ……!いつだって……!!』
『ふざけるんじゃないよぉ……!ドアを開けろぉっ!!』
『YATTAAAA!!!』
【その他のメディア】
相変わらず、ブルーコスモス盟主。
戦闘時はサブパイロットに近い状態だが、
勇者王が参戦しているためついで録りも出来たのかDVEも複数用意されていたりと、様々な面でなかなか優遇された扱いを受けている。
ただ、シナプス艦長や、
三輪長官を配下に加えるものの、銀河クラスの抗争を前に
シナリオの都合で唐突に湧いて出たプラント憎しで行動する上、結局のところ
補完を目論む老人たちの手先でしかなかったりと小物感マシマシだが。
ちなみに、勇者王と戦うと……
アズラエル氏「おい! さっさとあの
ライオンロボを落とせよ!」
ナタル「落ち着いて下さい、理事!」
理事、それある意味自虐です。
ついでに冷静な時だと…
アズラエル氏「あのライオンロボ…何か気に入りませんねぇ」
どうやら理事は
精神コマンド『直感』が使えるようです。
他にも
中断メッセージで
アズラエル氏「敵に確実にダメージを与えたい時には、精神コマンドの
熱血と必中を使いましょう。
勇気などという不確かなものに頼っていてはいつか敗北しますよ」
なんて一言も。理事、勇気には熱血と必中含まれてます。
やっぱりブルーコスモス盟主。
ほぼ原作通りだが、真空管ハゲことコルベットと異様に仲が良いため、「SEEDにこんな人いたかな?」と勘違いさせることになった。(※
テッカマンブレードの人です)
デビルガンダム事件の黒幕だったようだが、失敗したためカワイク不貞寝しちゃいます。
ちなみに、
ナデシコと戦わせると熱くなるナタルにちょっと引いてる。
なお本作では勇者王は未参戦だったが、「オーブの獅子」ウズミをわざわざ「
オーブの獅子王」と呼んでいたりする場面も。
もちろん、ここでもブルーコスモス盟主。
今作でもコルベットとは仲良し。
デキムや
レナードとも組んでる。
フレイが持ったNJCには興味を示すも、自軍部隊に回収されてしまう。
これで
勝利のカギを逃した…と思いきや、核どころじゃないフェルミオンミサイルがあったので別に問題は無かった。さすがは我らの盟主王。
しかし、乗り込んできた
劾に追い詰められた上にドミニオンに一人取り残され、最期は真空管ハゲもろともフェルミオンミサイルで宇宙の塵と化した、原作以上に完全敗北な最期を迎える羽目に。
ちなみに、僕らの勇者王とは分岐の都合で戦えませんでした。
当然ながら、ブルーコスモス盟主。
色々ハジケたゲームとして有名だが、ぼくらの理事もなかなかハジケていらっしゃる。
平成ガンダムルートではOZ寄り、
宇宙世紀ルートでは
ティターンズ寄りになる。
宇宙世紀ルートでは
パプテマス・シロッコと良く行動を共にしており、終盤にちょっと出て来る程度。強いて言えば
ドゴス・ギアに乗ってくることくらいか。
カテ公に付き纏われたりこのゲームのシロッコは苦労人
平成ガンダムルートでは原作通りの暴れっぷりをしてくれる上、「良い兵器じゃん」と
モビルドールをガンガン投入してくる。そのため
トレーズ閣下には造反される羽目に。
今作では破滅変態仮面から貰ったものが
黒歴史のデータになっているため、核攻撃を行うピースメーカー隊の機体として
ガンダム試作2号機を量産したり、
デスアーミーをプラントに投入したりとやりたい放題でご満悦の理事が見れます。
しかし、OZの撤退命令にも従わずプラント攻撃を強要したため、事実上世界の敵になる我らの盟主王。
最期はほぼ原作通り、アークエンジェルに撃たれて入滅。
Gガンダムルートを通っている場合、デビルガンダムに乗って華麗な
復活を遂げる。『スパロボJ』では出来なかった野望をGジェネで果たす。
天使(アズラエル)の名を冠した人間が散々悪魔のような所業(しかも原作以上)を行った挙句に、最終的に悪魔の名を冠した機体(デビルガンダム)に乗り込んでしまうという、なかなか皮肉がこもった展開だったりする。
ちなみに「Gガンダム」本編でのウルベの代役としての登場。またIDコマンドは強くなってるがステータスは弱くなってたりする。しょせんDGレインの前哨戦程度の相手である。
ちなみに、本作には指揮技能というものがあるが我らが理事は
たったの1(最高5、平均的な艦長は3)しかない。ジャマイカンやキリングの2にも劣るが、理事は本職の指揮官ではないのであるだけマシとも言える。
ちなみに、隠しルートの「ライバルルート」では
デビルガンダムを侍従させている。こいつをドモンで撃破すると東方先生が加入する。
だがやっぱりトレーズ閣下に造反された上に、
それを見たジェリド・メサが真っ先に反旗を翻し、ナタルらもそれに同調。さらに条件次第では三馬鹿共も反旗を翻してしまう。
アズラエルには一切救済の余地は無かったのである……。
無論、ブルーコスモス盟主。
今回、SEEDの話が思いっきりすっ飛ばされまくりだったが、最終決戦には原作通り登場。
勇者王とデビルマンがドミニオンに乗り込む
クロスオーバー展開により無事ナタルは救出。
盟主王も生き残るかと思いきや、
人の体を持ちながらも悪魔のような所業を行ったとして悪魔であるデビルマンに殺されてしまった。
これまた、悪魔の所業をなさんとする
天使(アズラエル)の名を冠した人間が本物の悪魔(デビルマン)によって裁かれる、という皮肉な結末と言える。
あっはっはっは、いい反応ですねえ。言っておきますが、僕は幽霊でもなければ、ゾンビの類いでもありませんよ
そもそも、僕は“死んでないんです”から。そこのデビルマン君が最後の最後で仏心を出してくれたおかげで。悪魔なのにねえ
退場したかと思われたが、3章Part4にて突如次元を超えてドミニオンに乗って現れ、『ディスコード・ディフューザー』という部隊の指揮官として衝撃の復活を遂げたのである。
これにはデビルマンも含めた一同、プレイヤーも驚くしかなかった。
しかも、これまたアズラエルと共に死んでいたと思われた『
ボルテスV』のド・ズール、『
フルメタル・パニック!』の
ガウルン、『
獣神ライガー』のドル・アーミーなどといった他作品のメンバーを人間、人外関係なく構成しているという有り様。
まさかのスパロボ補正による救済&オリジナルの敵混成部隊を率いるという展開で、僕らの理事はまだまだ暴れてくれる。
明らかに死を確認した敵キャラが死亡時の記憶をなくして復活しているという状況の者もいる為、別次元から連れてきたのか、死亡前の時点から連れて来たのか、単純な蘇生とは違う方法をアズラエルの上位にいる物が持っている様子。
アズラエル自身についても「実際は捕まった後に殺されたがそのことを理解していないだけ」という疑惑ががあった。しかし後に『SEED DESTINY』が参戦しジブリールの口から「失脚してブルーコスモスで身柄を確保していたが、忽然と姿を消した」旨の説明があったため、状態はどうあれ生きてはいた模様。
彼が生存しているという状況で『SEED DESTINY』のシナリオが展開されるという事態となり、今後の盟主の活躍が期待されている。
案の定ナタルからは不快感を抱かれており、遭遇した際には怒りを露にしていた。
おやおや、かつて共に戦った仲なのに。僕らはあんなに熱くその艦…アークエンジェルを付け狙ったじゃないですか
Wiki篭りを出せ! 追記目標はこの項目だ! あの忌々しい誤字脱字、一字残らず修正するんだ!
画像出典:『機動戦士ガンダムSEED』HD デジタルリマスター
36.PHASE-38 2012年9月4日放映、44.PHASE-4610月30日放映
制作:サンライズ
最終更新:2024年04月21日 03:41