登録日:2009/05/26 Tue 20:12:11
更新日:2025/04/05 Sat 10:42:20
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テニスの王子様とは、
週刊少年ジャンプにて連載された漫画である。通称テニプリ。
全379話。単行本全42巻(ファンブックもあり)、完全版及び文庫版は全24巻。
作者は許斐剛。ファンからの愛称はたしけ。
■概要
タイトルの通りテニスを題材としている漫画だが、その中身はテニス漫画の一言ではとても説明できない。と言うかテニス漫画かどうかも怪しいレベル。
突飛な展開で知名度が高い一方、
古き良きジャンプ漫画の伝統を受け継いだ、泥臭くて熱い少年漫画としても評価されている。
イケメン大量発生に加え、
アニメ化、ミュージカル化によって
腐ったお姉さん方を中心に絶大な人気を得た。
ミュージカル テニスの王子様(通称テニミュ)は出演者の歌唱力がアレなこともあって、空耳がネットで大流行している。
ただし、とんでもないハマり役が現れることも。
一昔前はイケメンキャラの多さから一部で腐御用達作品呼ばわりされアレコレ言われていたが、後述の
超展開が増えるにつれて自然消滅していったとか。
現在、ジャンプスクエアにて続編の
新テニスの王子様が連載中。
いろんな意味で旧テニから進化している。
■テニヌ
連載初期では現実でも可能(結構怪しいのもあるが)な
テニスを展開していたが、話が進むにつれて物理法則やテニスのルールをぶち破るようなテニスが繰り広げられるようになった。
そのためファンは、「これはテニスではない、テニヌだ。」という見解を持つようになった。
以下例
- 弾まないボール
- 手塚ゾーン
- 超サイヤ人化
- レーザービーム
- 分身とダブルス
- 殺し屋
- 視認可能なオーラ
- 相手の死角が見える
- 人気投票1位のキャラが断髪
- プレイヤーが観客席まで吹っ飛ぶ
- ワシの波動球は108式まであるぞ
- 「勝負だぁーっ この命尽き待てるまでぇ!!」←テニス漫画の台詞です
- 竜巻発生
- 悪魔化
- 焼肉奉行
- 雷よりも早く移動
- モシャス
- 五感が奪われる
- ボールが真っ二つ
- テニスに逆転ホームランは無え!
- 真の最強は審判だともっぱらの噂
正直、下手なバトル漫画よりよっぽどバトルしている。
ファンの間ではどこからテニヌ化したのか度々議論がされている。
108式からでしょ説(一般人)
菊丸の分身説(有力)
柳生と仁王の入れ替わり説(公式)
1話からおかしい説(テニス経験者)
必殺技の名前も厨二全開のイタイものが多い…が、彼らはモノホンの中学生なのでしょうがない。
中学生でも
百腕巨人何て言わないって?気のせい気のせい。
原作でも大概だったが、アニメ版ではテニヌ演出が余計すごいことになっている。
映画では恐竜が滅んだ。
テニヌは所謂シュールギャグ、
シリアスな笑いと言えるものだが、本当のギャグ回はこんなレベルではない。
→詳しくは
こちら
実は読み切りの時は『テニスは格闘技だぜ!』とか言って人にラケットを投げて流血させたりしていた。
なので後半辺りからテニヌ化したとよく言われるが、インフレしただけで最初から変わっていない。
■アニメ
2001年10月から
テレビ東京系列にて放送。ゴールデンタイムに放送するという当時としては破格の待遇でスタートし、同日に始まった
ヒカルの碁とともにテレ東水曜ゴールデンアニメ枠を約20年ぶりに打ち立てることに成功した。
全日帯アニメでよくある一年契約は本作のアニメでも例外ではないが、熱心に見ていた少年やお姉さん方の応援もあってか最終的に3年半も放送される長期アニメへと成長した。
テレビ放送終了後はOVA形式で販売するようになり、本編外伝合わせて全33話とOVA史上稀に見る長期作品となっていた。
以下、特徴
TVシリーズ1年目
まだテニスしていた頃序盤の地区大会編・都大会編をじっくり描いている。流石に連載から間もないアニメ化なので春頃にキャラ掘り下げ単発話が僅かだが差し込まれた。
TVシリーズ2年目
テニスかどうか怪しくなってきた頃関東大会編を予選から準決勝までの範囲をアニメ化。予定になかった2年目なので引き伸ばしの宿命に遭うことに。
その結果、
城成湘南学園中学校というアニオリ要素を用いて関東大会の補完をしたり、
おい、テニスしろよといった日常回が増加したり、果てにはSDにデフォルメされたキャラを使って本編とは全く関係ない寸劇で繋いだりとアニメスタッフの苦肉の策が実に伝わってくる時期とも言える。
TVシリーズ3、4年目
もうテニヌと言ってもおかしくない頃関東大会決勝突入。原作に追いついてしまうことによほど焦っていたのか、大和部長が原作より先にリョーマと対面(新テニアニメでも反映)、柳生の元ゴルフ部員設定追加と技変更レーザービームはどうした!?、今となっては珍しい仁王の標準語描写など独自の路線へと進んでいた。
が、とうとう原作に追いついてしまったのか、ドーマ編・KCグランプリ編からバトンタッチするかのようなタイミングでジャンプ名物長期アニオリの一つとなるジュニア選抜編が始まった。
また、SDキャラ達が活躍する番外編「ゆかいなテニプリ一家」がシリーズ物になったりした。
一部キャラの描写に
賛否両論はあるものの、各キャラの意外な組み合わせや成長といった見所もあるほか、一番の真骨頂として計3話かけて行われた手塚VS不二があり、これが非常に見応えある内容なので興味がある人はぜひ見てほしい。
OVA
ほぼテニヌな頃スタッフが監督やら変わっているがそれ以外はいつものテニプリである。
とはいえアニオリをやり過ぎたことに反省したのか、なんとOVAでは大体原作通りに話が進むようになったのである。かわりにアニオリ部分は前述の手塚VS不二に触れる描写以外ほぼ激減した。
全く触れられなくなった城成湘南とアメリカ西海岸ジュニアと一回だけリョーマにそれっぽい使われ方してそれっきりとなったアニオリ技のサイクロンスマッシュは泣いていい。
全国大会篇を最後までアニメ化、焼肉の王子様もあるよ!。後日談と過去を合わせたANOTHER STORYも数か月後に展開された。
ちなみにビーチバレーの王子様はあまりにも本編との差がアレなせいかパラレルな扱いにされました。アニオリでしっかりビーチバレーをこなすテニス部員のリョーマとどこで差が付いたのか…
劇場版
どれもありえない位ぶっ飛んでる内容なので各項目参照。
■主な学校
東京都
東京都外
追記・修正はCOOLにお願いします。
- アンサイクロぺディアか何かですか? -- 名無しさん (2013-05-14 18:18:01)
- 白菜と試合してた頃はまだまともだったよな -- 名無しさん (2013-11-08 20:41:32)
- 初期は割とテニスしてたとは言うけど、最初のゲームの時点で越前がバウンドしない玉をライン上に打って「流石にそれはインだよね?」という不可能技やってたんだよなぁ。 -- 名無しさん (2013-12-28 22:05:52)
- 自分は体育の授業でしかテニスをやったことが無くて、ボールを打ち返すことくらいしか出来ませんけど、今作品を通してテニスってこんなに奥が深いんだな~(笑)と思いました -- 名無しさん (2014-02-08 11:11:28)
- よく他作品のキャラが遊びでテニスしてて人を怒らせるとかしてフェンスに穴開けるシーンあるんだけど、テニプリ見慣れると「この程度か」と思う不思議。 -- 名無しさん (2014-02-22 20:49:02)
- テニスという名の格闘技から殺し合いに進化した -- 名無しさん (2014-04-05 00:18:56)
- めちゃくちゃなんだけど、けっこう少年漫画してて面白いから困る -- 名無しさん (2014-04-05 00:30:57)
- スポーツで星矢やってる漫画 -- 名無しさん (2014-05-01 16:53:44)
- 数年ぶり 真になってからは初のヒロイン(?)がようやく出てきてヒロインっぽいことをしてたな -- 名無しさん (2014-07-03 18:47:59)
- この世界のウィンブルドンはどんだけコワイんだろうね -- 名無しさん (2014-08-06 18:47:51)
- 今度出る3DSのゲームでは恋愛シミュレーションらしい・・・テニスをタイトルから抜け!! -- 名無しさん (2014-08-06 21:03:27)
- 新テニの現状だと、高校生一軍上位>>強化後中学生>高校生一軍下位>>>高校生二軍>>>>強化前中学生、こんな感じか -- 名無しさん (2014-08-09 09:26:03)
- 乾と柳の実力はほぼ=だとして、柳にフルボッコにされる赤也。柳&赤也に負ける乾&海堂。つまり一番弱いのは海堂、ということでいいのか。 -- 名無しさん (2014-09-25 20:24:37)
- 海堂は下手にレーザーとかジャイロとかそういう方面に行かないで、初期のスタミナにあかせて相手の疲労を蓄積させてしとめるスタイルの方が良かったんじゃ… -- 名無しさん (2014-09-25 20:27:19)
- ↑そのスタイルは赤也相手だとタカさんVS銀さんの二の舞になる可能性がある。 -- 名無しさん (2014-09-25 20:33:08)
- 忘れがちだが登場人物は中学生なんだよな...。同じスポーツ漫画の黒子のバスケは高校生だが身体能力的にだいぶインフレが激しい。 -- 名無しさん (2014-10-27 17:46:46)
- この作品のせいで現実のライジングショットと不二弟の超ライジングが同じような扱いにされた。 -- 名無しさん (2014-12-04 19:15:48)
- 世界戦の相手がデュークホームランに驚愕しなかったのをみると流石に作中の国家を滅ぼせはしないか -- 名無しさん (2015-12-09 11:49:27)
- 中学生のクラブ活動で殺し合い寸前だったのが怖い。 つまり学校生活の延長(しかも義務教育)で殺し合いしてるんだよなあ -- 名無しさん (2015-12-26 12:30:41)
- この項目すっげえ読み辛いんだけど -- 名無しさん (2016-02-21 19:39:49)
- おもちゃで世界が破滅していく感があってジャンプというよりコロコロみたいな漫画だと思う -- 名無しさん (2017-08-03 20:01:54)
- 自称テニスのインストラクターだったたしけだが、テニスのルール知らねえだろとなる。 -- 名無しさん (2018-08-10 11:17:15)
- 一場面のシュールさやぶっ飛び過ぎてる試合などからちゃんと読んだことの無い人にギャグマンガ扱いされてるのは少しモヤモヤする。ギャグになってるのは否定出来ないけど -- 名無しさん (2020-10-04 17:27:08)
- 実は話の流れが魁!!男塾に似ているという・・・世界編終わったら次は裏テニス界編かな?(打ち切りフラグとか言わない) -- 名無しさん (2023-10-04 12:40:54)
- ↑2 ぶっ飛んだ技とかふざけたキャラとかでギャグシーンが目立つのは事実なんだけど、試合が終わって振り返ってみると「意外と少年漫画らしい熱い展開だったな…」と思うものも多いんだよな。無印もそうだし、新テニもそう。幸村vs手塚は個人的に無印含めてもBEST3に入る名勝負だったわ。 -- 名無しさん (2023-12-04 17:01:09)
- 新テニが完結したら、テニプリ三部作として3年後の高校生編を連載して欲しいな。許斐先生の体調不良の問題もあるから、作画は別の先生でも、シナリオやデザイン、監修は許斐先生にして欲しい。 -- 名無しさん (2025-04-05 10:42:20)
最終更新:2025年04月05日 10:42