鳥飼守

登録日:2011/06/27 Mon 00:48:34
更新日:2024/11/15 Fri 19:57:01
所要時間:約 4 分で読めます






俺、死にたくないよ……綾人!





ラーゼフォンの登場人物。朝比奈浩子と並び、東京ジュピター内での神名綾人の親友。

CV:野島裕史


よく軽口を叩く陽気な性格で、綾人にとっては数少ない本音を話せる親友。
綾人達と共に、模試の会場に向かう途中で電車事故に巻き込まれる。

その後はビバーチェが作り出した精神世界に登場するくらいで、しばらく出てくる事はなかった。



以下ネタバレ







その後「ブルーフレンド」で浩子を殺めてしまった綾人の前に突如として現れる。

TERRAに連れ出されたところを隙を見て脱出してきたらしく、とりあえず恵の家で匿われる事になった。

そこへ、2体のドーレムが襲撃してくる。

自分が自分でなくなる感覚に恐怖し、「死にたくない」と綾人にすがる守。
綾人も浩子のようにはさせまいと「今度こそ必ず守る」と言い残し、ラーゼフォンの元へと向かった。








……ふっ……よく言う……。








その正体はムーリアン「シノン・ベル・バラム」
綾人の監視者(ウォッチャー)として「MU」から派遣され、
彼に近づくために浩子と付き合っていたが、そのうちに本当に浩子を愛するようになっていた。

ニライカナイ島に訪れた時点で既に浩子の死を知っており、以後は浩子の心が自分になかった事への嫉妬と、
その彼女を(本意ではないとはいえ)殺した綾人に激しい憎悪を抱き、執拗に綾人を襲撃する。








自分がどれほどの存在か……教えてやるよ。


◆オブリガード&ブリランテ

守が使用するドーレム。
女性的なフォルムがほとんどなドーレムの中で、唯一男性的で最も人型に近い形をしている。

ドーレムの中では最強の戦闘能力を誇り、α小隊のヴァーミリオン3機をまとめて相手をしても圧倒し、
うちキャシー機を大破、ドニー機を彼もろとも破壊、殺害した。

ブリランテはオブリガードを乗せて飛行する台座型のドーレムで、登場して早々にラーゼフォンに撃破された。
なお、これを使わずとも、オブリガードには単体で飛行する能力がある。
武装はラーゼフォンと同じく特に所持しておらず、腕を振るって発する衝撃波と、爪による斬撃を主体とした接近戦を得意とする。
また、胸の中に第三の腕を仕込んでいる。

衝撃波は船団を一掃する威力を持ち、伸縮自在の爪は、ヴァーミリオンの装甲を容易く切り裂く。

瞬間移動のようなスピードで動き、運動性だけならばラーゼフォンを遥かに凌駕する。

このように中盤〜終盤にかけての最大のライバルともいえる機体。







嘘だ……! 俺は認めないぞ!!


お前など……お前など!!


浩子を殺したお前など!!





が、ヨロテオトルに至り真聖ラーゼフォンとなった綾人には全く歯が立たず。
最期は片腕を失いながらもラーゼフォンに特攻するも、音障壁によって上半身を粉々に吹き飛ばされる。


死の間際、守の脳裏を過ぎったのは、愛する浩子の笑顔であった……。


その後、調律を果たした世界では浩子と結ばれ、手紙で綾人に結婚を報告している。

中の人の関係から「黒ゲイナー」とも呼ばれる。
蒼穹幻想曲ではあるルートにおいて重要な役割を果たす。

このルートでは浩子が生存しており、守も味方なのだが、
終盤で何故か嫉妬に狂って真聖ラーゼフォンとなった綾人を襲撃。

やはり歯が立たず撃破されてしまうが、それは彼が望んでいたことだった。



嫉妬に狂ったと見せ掛けたのは、綾人が新しい世界を創造することが出来るのか、
そのために友である自分を殺す事が出来るかを試すためだった。


守が語るに、綾人が世界を創造する音を得るためには、
魂の悲痛な叫びが必要であり、それによって音が磨かれ、調律の時を迎えるのだと。






俺の命が……お前の音を磨く……。


俺……役目を果たせたかな……? でも……いい気分だ……。


浩子を……あいつを望んでやってくれ……。


頼むよ……綾人…………。





青い血を飛び散らせ、爆散するオブリガードと共に散った守。


全ては世界のため。

そして他ならぬ親友のために、彼は惜しまずにその身を捧げた。

そして、無二の親友を失った悲しみを乗り越えた綾人は、世界を創造する音を手に入れ、世界は調律の時へと向かう……。



鳥飼マジイケメンである。



が、結局このルートでもなんだかんだ浩子と結ばれるのだが。



【スパロボ】
スーパーロボット大戦MXにて、原作通り序盤は綾人の友人として登場するが、浩子が死亡した直後のステージから、
『???』名義で早速敵キャラとしての本性を現わし、DVEで綾人への怨念をブチ撒ける。

……のだが、

原作と異なり浩子がヴィブラートの同調者に選ばれた事を「黙認」している描写が有る為、原作以上にただの逆恨みである。

間接的にしろ、他作品の主要人気キャラを2も駆逐した事で、強烈な印象を残すスパロボデビューとなった。
この時は突如現れた渚カヲルの存在に怯え狼狽し、撤退した。

また、綾人や玲香同様に音声付きでライディーンに対する特殊台詞も用意されている。

続いて最終話手前にて、今まさに世界の調律が成されようとしているところへ、
三輪や塞臥と共に敵増援として登場(ちなみにこの三人、目的が殆ど誰かに対する私怨という共通点が)。

彼の頭には浩子の敵討ちという言葉しかないためか、
真聖ラーゼフォンだけに攻撃し続けた挙句、強烈な反撃を受け続けて死亡する。
このためこちらが手出しせずとも放っておけば勝手に撃墜される。
いろいろな意味で不憫。



もう終わりだ……追記も……お前達の修正も!!




この項目が面白かったなら……\ポチッと/

最終更新:2024年11月15日 19:57